ドラクエ5、安価です。
マーサ「パパス2号というのはどうかしら?」
パパス「パ、パパス2号?」
マーサ「ええ、いい名前だと思わない?」
パパス「いや、そのだな、親と同じ名前…それに2号って…」
マーサ「あなたの名前は今日からパパス2号よ!」
パパス「マーサ!?」
マーサ「ああ、可愛い可愛い我が息子、パパス2号!
元気にたくましく育つのよ、パパス2号!!」
パパス「やめてくれマーサ!何か恥ずかしい!」
マーサ「ほら、あなたも呼んであげて」
パパス「マーサ!頼むから考え直してくれ!」
マーサ「どうして?この子もこの名前凄く気に入っているのに……ね、パパス2号!」
パパス2号「バーブ!」ニコニコ
パパス「嘘だろ…」
マーサ「こんなにニコニコしちゃって…本当に可愛いわパパス2号!」
パパス「やめろマーサ…やめてくれぇぇぇ!!!」
パパス「はっ!!」ガバッ
パパス2号「おはよう父さん」
パパス「あ…おはよう………パパス2号」
パパス2号「随分うなされてたみたいだけど、大丈夫?」
パパス「大丈夫だ、心配かけたな」
パパス2号「まだ着かないみたいだから、もう少し寝たら?」
パパス「いや、起きる。目覚ましに船長にコーヒーでももらってくる」
パパス2号「分かった」
パパス「…」
パパス「なあ、パパス2号」
パパス2号「何?」
パパス「その…なんだ、自分の名前、気に入ってるか?」
パパス2号「>>10」
今世紀最高のベストネームだと思っているよコクン
パパス2号「今世紀最高のベストネームだと思っているよ」コクン
パパス「ほ、本当か!?」
パパス2号「?うん。父さんの名前が入ってるし、2号ていうのもロボットみたいでかっこいいから、僕は凄く気に入ってるよ!
素敵な名前つけてくれてありがとう、父さん!」
パパス「…!!!」
パパス「そうか…良かった…」
パパス2号「…父さん…泣いてるの?」
パパス「なっ!父さんが泣くわけないだろう!」
パパス2号「え?でも目から涙が出てるよ?」
パパス「気のせいだ!父さんはコーヒーもらってくるからおとなしくしてるんだぞ!」スタスタ ガチャ バタン
パパス2号「…変な父さん」
…
パパス「パパス2号がっ…素敵な名前つけてくれてありがとうって…」グスグス
船長「パパスさん、それはもう分かりましたから」
パパス「良かった…本当に良かった」
船長「良かったですね」
パパス「ずっと、私のことを恨んでるんじゃないかって不安だったんだ…」
ミナトニツイタゾーーー!!!
船長「あ、パパスさん、着いたようですよ」
パパス「マーサ…お前は間違ってなかったんだな…」
船長「早く部屋に戻って荷物まとめてきてください」
ミナトニツイタゾーー!!!
パパス2号「着いたみたいだ、荷物準備しよっと」
パパス2号「これと…これと…あ、タンスにも何か入れてたかな」
パパス2号「あ!薬草だ!…でも入れた覚えないけどな…」
パパス2号「多分父さんが入れたんだね。父さんはホイミ使えるし、僕がもっててもいいよね」
パパス2号「もう一つのタンスには…>>14か」
ミルドラース
パパス2号「もう一つのタンスには…ミルドラースか」
ミルドラース「…」
パパス2号「えと…確か、魔物の中でも凄く強くて、大魔王って呼ばれてるんだよね。
それが何故タンスの中に…」
ミルドラース「…」
パパス2号「…大魔王ってこんな小さいんだ。僕でも倒せそうだよ」
パパス2号「とりあえず話聞いてみよう」
パパス2号「こんにちは。どうしてタンスの中にいるの?」
ミルドラース「>>16」
魔界でクーデターが起きて亡命してきました…
ミルドラース「魔界でクーデターが起きて亡命してきました…」
パパス2号「え?魔界?クーデター?」
パパス「…その話、本当か?」
パパス2号「あ、父さん!遅いよもう。いつまでコーヒー…」
パパス「パパス2号。ちょっとそこのおじさんと二人で話したいから、外に出て待ってなさい」
パパス2号「え~?僕も話したいよ~」
パパス「大事な話なんだ。言うことを聞いてくれ」
パパス2号「…分かった……じゃあ船長さんとお話してるから早く来てね!」
パパス「ああ」
パパス「…ミルドラース、私はマーサの夫だ」
ミルドラース「マーサ…私が連れ去った者か」
パパス「亡命してきた、と言ってたが…マーサは無事なのか?」
ミルドラース「…分からない。クーデターが起きる前…私が魔界の王として君臨してる時はまだ生きていた」
パパス「そうか…」
ミルドラース「…殺すか?妻をさらった私が憎いだろう?今ならお前でもやれるぞ?」
パパス「お前を殺したところでマーサは戻ってこない」
ミルドラース「…」
ミルドラース「お前は魔界にいってマーサを助けようとしてるのか?」
パパス「ああ、そうだ」
ミルドラース「…魔界に行けたとしても、すぐに消されるぞ」
パパス「クーデターを起こした奴らがいるからか?」
ミルドラース「ああ…奴らには絶対に敵わない…」
ミルドラース「この私ですら、一撃でこの様だ」
パパス「…」
ミルドラース「クーデターの首謀者の名は>>21、その下に三人の強力な部下がいる」
勇者ロト
パパス「勇者…?人間なのか!?」
ミルドラース「人間だ」
パパス「な、なら、もしかしたら勇者ロトはマーサを助けるために魔界に乗り込んで…」
ミルドラース「残念ながらそれは無い」
パパス「ぬわっ!?」
ミルドラース「奴らの目的はただ一つ、>>23」
お前を殺すことだァー! グサッ
ミルドラース「奴らの目的はただ一つ、お前を殺すことだァー!」グサッ
パパス「グッ!?」
ミルドラース「馬鹿め!まんまと私の話を信じ込んで、すきを作るとは!!」
パパス「くっ!一体…どういうことだ…」
ミルドラース「敗れた私は…ロト様の手下になったのだ!!」
ミルドラース「ロト様は私に命令を下した…パパスを殺せと」
ミルドラース「そして、パパスを殺した暁には>>25してやると言ってくださった!!」
私を封印した神に復讐するための力と機会をくださるとおっしゃった
ミルドラース「私を封印した神に復讐するための力と機会をくださるとおっしゃった!!」
パパス「…何故っ、勇者ロトは…私…を…?」
ミルドラース「そんなこと私が知ったことではない!」
ミルドラース「これで…これで奴に復讐できる…奴を殺せる!!」
ミルドラース「…イヒッ、イヒヒヒヒ、イヒャッハッハッハッ!!!!」
パパス「!、ま…て!どこに…行く気だ…」
ミルドラース「そんなの決まっている。ロト様の所に力を貰いに行くんだよ!そして奴を…」
パパス「ふざけるっ…な!まだお前に……ぐっ!!ガハッ!!」
ミルドラース「ロト様!今、お戻りします!!」
パパス「待て…!」
パパス(く…そ…意識が…)
…
パパス2号「父さーん、まだ……父さん!?」
パパス「…」
パパス2号「父さん!父さん!どうしたの!起きてよ!」
船長「どうした!?」
パパス2号「船長さん!父さんが…!」
船長「!、パパスさん!一体何が…!」
パパス2号「父さん!起きて!死なないで!」
船長(息は…!)
パパス2号「船長さん…父さんは…父さんは死んじゃったの…?」
船長「>>28」
大丈夫だ、ちょっと出血多量なだけだ、一週間くらいで完全に
治るだろう
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