響「泊まりにくるのか!?貴音が?」貴音「はい」(72)

響「そ、それは以外だったぞ」

貴音「流石に今日は都合が悪かったでしょうか?」

響「いや、自分一人暮らしだからいつでも歓迎さー」

貴音「響は優しいのですね」

貴音「お邪魔致します」

響「貴音動物は平気なのかー?うちは一杯いるけど」

貴音「もちろん平気です。響の家族とあらば、皆可愛いです」

響「もちろん可愛いぞ!ほらみんな!友達の貴音だぞ!」ギュギュッ

貴音「ハム蔵以外にも、いろんな種類の動物がいるのですね」

響「ご飯はどうする?食べに行くのが面倒なら、自分が作ってご馳走するぞ」

貴音「そうですね、今日はあまりお腹が減っていないので、軽めなものを」

響「ええ!?貴音が…お腹減っていないのか?」

貴音「響、私にもそのような時はあるのですよ」

響「珍しい…」

畜生共「ギィーギュギュッニャー」

響「ほらほら、みんな分も作るから」

貴音「ご馳走さま。中々に美味でした」

響「ご馳走さま!この後どうする?」

貴音「少し水を頂きますね」ジャー

響「あ、ついでにみんなの分の水もお願いしていい?」

貴音「お安いご用です…」ジャー

畜生共「ビービー」

畜生共「zzz…」

響「みんな貴音が来てあれだけ騒いでたのに、もう寝ちゃったぞ…ふあぁ…」

貴音「響も眠そうですね、もう着替えて床に就きましょうか?」

響「そうだなー、明日もレッスンだし」

貴音「……」

響「Zzz…」

貴音「もう寝てしまいましたか…響」

響「ん…にゃ…」

貴音「さすが、小鳥嬢に頂いた睡眠薬は万能なようですね。動物たちも眠るとは」

畜生共「Zzz…」

貴音「あとは響に耳栓をして…」ゴソゴソ

貴音「さて、小鳥嬢の言うことが本当ならば…」

貴音「響の家のペット達は、またとない面妖で美味な食材になるということですが……」

貴音「響には申し訳ありませんが、せめて悔いの残らぬよう完食してみせましょう…」

貴音「まずは、はむすたーの丸焼き…。名前からして、美味ですね」

ハム蔵「zzz…」

ハム蔵「zzz…」

貴音「まずは動脈部分を開き、血抜き」

ハム蔵「…ギュ……ギギギギッ……」ベチャ

貴音「内臓を取り出し、皮を剥ぎ、コンロにて丸焼きに……。ハム蔵はオスでしたね、精巣部分も切り取りましょう」グチャア

ハム蔵であったもの「」

貴音「小型哺乳類であれば解体は簡単かと思いましたが、いかにも難儀するものですね…」グチャ

貴音「さあ完成ですか、ハム蔵の丸焼き」

貴音「ふむ…」パクッ

貴音「固くはありますが、不味くはありませんね…」

貴音「いわゆる珍味というものでしょうか。しかしもっとうまく解体して煮込んだりすれば、もっと美味になったのでしょうか…」

貴音「次はペースをあげていきましょう」

貴音「ワニのワニ子。首を切って四肢を解体し肉を取り出して……、ワニ肉はなかなか血色がよいのですね」

貴音「ネコ吉……ネコ肉は昔はあったようですね。これも解体し血抜きし…もも肉を肉団子にしましょう」

貴音「シマリスのシマ男…、これは可食部分が少ないようですね、なんとか煮込んでみましょうか」

貴音「ヘビ香は美味しそうですね。開きにしてあぶり焼きにしましょう」

貴音「モモンガのモモ次郎は…、これも可食部が少ないでしょうね、刻んで炙ってみましょう」

貴音「ブタ太、うさ江、イヌ美、オウ助も、中々の珍味、美味でした」

貴音「さて、もう明け方ですか…」

貴音「ではそろそろ完了しておりますかな、響」

響「」ポトポト

貴音「やはり人間の血抜きとなると、多大な時間がかかるものですね。動脈を切って逆さに吊るして置いてもまだ血がでるものですね」

響「」ポト…

貴音「人肉はもも肉がおすすめだといんたーねっとで伺いましたが…」

貴音「早速切り取って、ふらいぱんで焼いてみましょう」ギコギコ

貴音「ふむ…さすが響の太ももは、焼いても美しいのですね。では、頂きます…」パクッ

貴音「これは……!!なんと!!」

貴音「こんな美味なものが……この世に存在するとは…」

貴音「……」パクッパクッ

貴音「……これは…病みつきになりますね…」モグモグ

貴音「しかし、もう響を食べ終わってしまいましたか……ご馳走さまです」

響「」

貴音「しかし、これは…是非とも他にも食べてみたい…」ゴクリ

貴音「……」

貴音「他にも、765プロで一人暮らしは……」

貴音「如月千早…………」

貴音「……しかしあまり良い肉付きではありませんね…」シュン

貴音「ほかは…」

翌日

あずさ「あらー、貴音ちゃんがうちに?」

貴音「はい、是非あずさの家を拝見してみたいと」

あずさ「あらーもちろんいいわよ。今日で良かったかしら」

貴音「はい、ありがとうございます」


小鳥「あら、今日響ちゃんは?」

貴音「家で体調を崩し寝ております」

小鳥「(昨日の夜は激しかったのね!!)」

貴音「(はい、それはもう小鳥嬢から頂いた睡眠薬で…)」

小鳥「ピヨオオオ……///」

貴音「」ニヤリ



俺も貴音に食べられたいお

響食べたいお




正直すまんかった

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