一夏「守り続ける」 第2部(28)

前作 一夏「守り続ける」(52)

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一夏が52歳なのか

>>2

その発想は無かった

というわけで、SS速報VIPがあれなのでこっちで再開するわ

一夏「それじゃ行こうぜ。セシリア」

セシリア「ええ! 参りましょう!」

一夏「どこへ行こうか?」

セシリア「街でショッピングでもいかかでしょう?」

一夏「ショッピングか……よし行こうぜ」

セシリア「はい!」

~街にて~

一夏「人がいっぱいいるなぁ……」

セシリア「そうですわね……家族、友達、それに……恋人同士の方も……」

一夏「楽しそうだな」

セシリア「ええ……」

一夏「俺たちもそう思われてるのかな?」

セシリア「い、一夏さん///」


一夏「なあ、セシリア……」

セシリア「はい?」

一夏「手繋いでも……いいかな……」

セシリア「ダメですわ」

一夏「……え……」

セシリア「手を繋ぐだけなんて嫌ですわ! 一夏さん腕を出してください」

一夏「ああ」ス

ギュ

セシリア「うふふ、これでよろしくてよ」

一夏「セシリア……(む、胸が……)」

セシリア「(一夏さんの腕……暖かい……)」

______


セシリア「ねぇ一夏さん。このお洋服なんてどうですの?」

一夏「え? ああ、凄く似合ってる。可愛いぞ」

セシリア「かかかかかかか可愛い!?」

一夏「あははは」

一夏「(セシリア……凄く楽しそうだな……)」

______

セシリア「(一夏さん……とても綺麗な眼……キラキラしてますわ……今まで見てきた
 
どの宝石よりも綺麗で、輝いて……)」

一夏「お、おいどうしたんだよ。俺の顔に何かついてるか?」

セシリア「い、いえ、何でもありませんの!」

一夏「(セシリア……きれいな眼だあ……)」

>>1

______


一夏「ああ、もうこんな時間か……」

セシリア「あら、ほんとですわね」

一夏「そろそろ帰らないとな」

セシリア「えぇーもっとご一緒したいですわー」

一夏「でも千冬姉におこられちゃうから……」

セシリア「まあ、それもそうですわね」

一夏「……」


セシリア「……」


セシリア「(今日は楽しかったですわ……一夏さんと二人っきりで……)



一夏「(セシリア……ありがとう……一緒にデートできて良かった……)





一夏「(もう卒業か……)」

一夏「(あれからもう3年になるのか……)」




一夏「(あっという間だったな……)」




一夏「(色々あったな……本当に……)」

セシリア「(早いものですわね……)」



セシリア「(あれは3年前でしたね……)」



セシリア「(箒さんに鈴さん、シャルロットさんにラウラさん……皆さんと初めて出会った……)」




セシリア「(そして……







わたくしの一番大切な……かけがえのない……)」

一夏「ん?」


セシリア「あら?」









箒鈴シラ「……」







一夏「あ……」


セシリア「みなさん……」

>>1

俺とセシリアは、箒たちに問い詰められた。



俺とセシリアは打ち明けた……




俺がセシリアに告白したこと……



俺がセシリアを愛していること……



セシリアも俺を愛していること……



俺たちが付き合っていること……

一夏「……というわけなんだ……」

箒「……」

鈴「……」

シャル「……」

ラウラ「……」


シャル「一夏、セシリア……」


一夏「ん?」



シャル「……おめでとう」


一夏「……え……?」

鈴「悔しいな……先越されちゃって……でも……仕方ないわよね……」

ラウラ「私はセシリアに負けた。負けを認めよう……」

一夏「み、みんな……」

箒「一夏……セシリア……幸せにな……」

いつもだったら間違いなく、俺は殺されかけているはず

でも違った……

みんなは俺とセシリアを祝福してくれた……

明るい笑顔で……

だけど……

どこか悲しげな……そんな雰囲気が浮かんでいた。

セシリア「おほほほほほほほほ! ついにこのわたくし、セシリア・オルコットが
     一夏さんの恋人にふさわしいということが証明されましたわ!」

一夏「!? ちょ! セセセセセシリア! それは!」


それだけはヤバイ……修羅場


シャル「そうだねーそれは認めるよ。でもさーセシリアは料理がアレだからねー」

セシリア「アレって何ですの?」

シャル「旦那さんが仕事からやっと帰ってきた後のごはんがあの味じゃねー」

セシリア「なっ!? ちょっと!? どういう意味ですの!?」

シャル「一夏、セシリアの料理に飽きたり具合悪くなったりでもしたら、いつでも僕のところに来てね!」

セシリア「なななななななな何ですってぇぇぇぇぇぇ!」

ラウラ「一夏よ心配するな。セシリアの毒殺から守るためにいつでも傍にいるぞ」

セシリア「なっ……!」

鈴「一夏ぁ、セシリアに飽きたら私の所に来て! バツイチでも構わないから!」

セシリア「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

一夏「みんな……」

みんなは必死にこの場を明るく盛り上げてくれた……



勿論、悲しみを紛らわせるためでもあっただろう……



でも祝福してくれたこと……



明るく盛り上げてくれたこと……



嬉しかった……



ありがとう……



弾「蘭の奴遅いな……」

ガチャ

蘭「……お兄、ただいま……」

弾「……お、おう、お帰り……」

蘭「……」

弾「……おい……ど、どうした?」

蘭「ううん。何でもないの……もう寝るね……」

弾「おい蘭!」

蘭「おやすみ」

ガチャ

弾「どうしたんだあいつ?」

蘭「……」


今日私は友人と街へショッピングへ出かけた。


そこで私は見た。


腕を組んで歩いている一夏さんとセシリアさん……


とても楽しそうだった……


その時の会話の内容で私は真実を知った……


2人が付き合っているということ……

蘭「……はぁ……」


蘭「付き合ってたんだね。一夏さん……」


蘭「落ち込んでもしょうがないか。また明日から頑張ろう!」


蘭「……」



蘭「……ぅ」



蘭「……うぅぅぅ……ぐす……」



蘭「うぅぅぅぅぅぅぅ……うわぁぁぁぁぁ……」




蘭「……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! ううううぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」

>>1

シャル「……」

シャルロットは自室の窓から夜空を見上げていた。

その眼差しはどこか悲しげに満ちている……


シャル「一夏……」


一夏がセシリアと交際していた……

その時、頭の中が真っ白になった……



僕は……


一夏のことが好きだった……


いや……今も好き……


一夏は僕が初めて、心の底から好きになった男の人……

僕はスパイとしてIS学園に転入してきた……



だけど一夏は僕を受け入れてくれた……



僕を守るって言ってくれた……



だけど一夏はセシリアを選んだ……



シャル「一夏ぁ……一夏ぁ……」


ガチャ



ラウラ「シャルロット……」


シャル「ラウラ……」

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