千早「己の限界」(59)

私は歌が全て

そんな私の元へやってきた好機…アイドルというお仕事

アイドルという職業は正直言って良いイメージがなかった

肌を晒す事でしか己を主張出来ないグラビアに、辱めを受けて必死に笑いを取りにいくだけのバラエティ番組

何よりも…歌を真剣に歌わないあの姿勢

私が目指す夢に似付かわしくない業務内容

私の歌を世界中の人に聞かせたい

真面目に歌った曲を聴いて欲しい

そんな夢

だけど…何故か今はアイドルをやっている

私が歌手になるという夢へ向かって登っていく階段の一部だと判断したから

そうして…私は片足をアイドルという名の段へ踏み込んだ

もう一度片足を動かせば私は次の段へ行ける

…だけど私はその場で足踏みを続けていた

何故?

だって……目の前にあの人が現れたから

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

初春「結果として面白くないのは許せます。許せるだけで面白くはないんですが」

初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」

初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」

初春「まあ、一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですが」

佐天「初春?」

初春「そうネットに書いてありました」

佐天「なんだネットか」

佐天「ところで最近初春元気?」

現れたその男性はプロデューサーと名乗って私に挨拶をしてきた

左手を差し出してきた男性の純粋な笑顔が憎らしく思えた

なんか…馬鹿にされている気がしたから

…けど、この人を使えば私はもっと早く次の段へ進めるんじゃないか?

一瞬の内に導き出したその答えが頭に浮かんだ瞬間、私は彼の左手を握っていた

それが私とプロデューサーとの出会い

歌しかなくてあの歌唱力
なぜあずささんに歌姫をやらせなかったのか

一言で纏めよう

プロデューサーは凄かった

私のレッスンにたいする姿勢を認めてくれた

ボーカルレッスンを主に動いてくれた

的確な助言をしてくれた

与えてくれる仕事も歌に関するものばかり

この人は私をちゃんと見てくれている

いつの間にか私は彼を利用しようとしていた事を忘れてアイドルとしての活動にのめり込んでいた

プロデューサーが言えばどんな仕事でも引き受けた

プロデューサーが申し訳なさそうな顔をしていたら、私は笑顔で 『大丈夫ですよ』 と答えた

あんなに忌み嫌っていたグラビアやバラエティ番組にも積極的に取り組んだ

全てはプロデューサーの笑顔が見たいがため

あの純粋な笑顔が見たいだけ

支援

…仕事の事だけではなく、プロデューサーは私のプライベートも支えてくれていた

食事をしっかり取らなきゃダメだと言ったかと思えば、私を食事に連れて行ってくれたり、私の家に食事を作りに来てくれた事もあった

そして……プロデューサーは私の過去をも受け入れてくれた

優を失った事

私のファン第一号だった弟を失った事を

この事を明かすつもりはなかった…だけど…いつの間にかプロデューサーを頼りきっていたのね

オーディションでの審査員の一言が原因だった

...



『君…もうちょっと歌勉強した方がいいよ』



オーディション後、私はオーディション会場横で一人泣いていた

自身のあった歌を否定された

優が好きだと言ってくれていた私の歌声を否定された

それが悔しくて…悲しくて……しゃがみ込んで泣いていた私は頭の上に誰かの気配を感じた

ゆっくりと顔を上げると…そこにはプロデューサーが居た

何時もの様に優しい笑顔

次の瞬間私はプロデューサーに抱き上げられ、お姫様だっこをされていた。

戸惑う私を尻目にプロデューサーは笑顔を崩さないまま私を駐車場まで連れて行った

そしてゆっくり車の後部座席へ降ろされた

プロデューサーの匂いが充満している車内

私は戸惑いながらも、その匂いから落ち着きを取り戻しかけていた

後部座席に腰掛ける私を見下ろすプロデューサー

そして…ゆっくり私を抱き締める…耳元からプロデューサーの嗚咽が聞こえる、どうやらプロデューサーは泣いているらしい

…私はそのままプロデューサーを抱き締め返した

そして私はゆっくりと自分の過去を話し始めた

優の事

おもちゃのマイクで歌を歌っていた事

それを優が笑顔で聴いてくれていた事

そんな大好きな弟が…死んでしまった事

私は涙を流しながら話し続けた

耳元ではプロデューサーの泣き声も聞こえる

心の内に鍵をかけて隠しておいた事を全て吐き出した

私の話しが終わってもプロデューサーは泣き続けている

私の涙はもう止まりかけているのに



『俺が…必ずお前を最高の歌手にしてやる…』



泣き声しか発していなかったプロデューサーが鼻声で言った言葉

しっかりと…聞こえました

...


『…弟さんが千早のファン第一号なら…俺は千早のファン第二号だ…俺は居なくならない…ずっとお前の傍に居てやる…だから安心しろ』



プロデューサーの言葉…しっかりと聞こえました。

鼻声で聞き取りにくくともしっかりと私の耳へ届きました

だからでしょうね…止まりかけた私の涙がまた溢れ出したのは

その時でしょうか…私がプロデューサーを好きなんだと気が付いたのは

支援

同じ事務所の中で友達が出来た

皆とも仲がいいけど…春香…彼女とは一番多くの時間を過ごした

最初は同い年という接点からの交友だったが、彼女の笑顔に勇気を貰い、真剣に悩みを聞いてくれる彼女に心惹かれていった

一緒に泣いて一緒に笑う

一緒に眠って…時には喧嘩もした

だけど何時も一緒にいた

私の親友…天海春香

そんな春香が一つの悩みを私に打ち明けてくれた

親友の悩みだもの、私は全力でそれを聞き入れるわ




…だけど……その悩みは私を苦しめた

...


『私ね…プロデューサーさんが好きなんだ…』



一瞬春香が何を言っているのか分からなかった

プロデューサーを好き?

それはどのプロデューサー?

律子?

春香の曲を作ってくれた音楽プロデューサー?

それとも…私が好きなプロデューサー…?

そこからは記憶が曖昧だ

春香はずっと、どうしたらいいかという悩みを私に投げかけ続けていたと思う

そんな言葉に私は自分でどう返したか覚えていない

けれど一つだけ覚えている。

無意識なのかどうなのか分からないけど…私の口からは本心とは全く真逆の言葉が出てきていた



『春香の想いをしっかり伝えてみなさい。 大丈夫、きっとプロデューサーは受け入れてくれるわ』



そんな事は思っていない

全て嘘偽りだ

だけど…なんで私は春香を応援しているのだろう?

……親友だから?

親友のために私は自分の気持ちを押し殺したの?

もう分からない

自分が分からない

気が付いた頃には目の前に春香の姿は無く、私は一人事務所のソファーに座っていた

さっきまでの会話が全て夢だったのではないかとも思える今の現状

仕切一つ挟んだ向こう側では小鳥さんが忙しそうに電話対応している

何時もの何も変わらない765プロ

…私は夢を見ていたんだ

そうだ夢だ

春香がプロデューサーを好きなわけがない

ありえない

だって……それは夢だから

私は家で音楽を聴いていた

今度発売予定のデモ音源

プロデューサーが嬉しそうにそのCDを持ってきた時を思い出して笑ってしまう

だって…凄くいい笑顔だったのだもの

クスクス笑う私の耳に、スピーカーから流れる曲とは違う別の音が飛び込んで来た

携帯の着信音

何時まで経っても慣れないその機械音

ディスプレイを見ると…春香からだった

その名前を見るとあの嫌な夢を思い出す

春香がプロデューサーを好きだというあの夢

私は恐る恐る携帯を手に取り、春香からの着信を受けた

「…もしもし?」

『…』


向こうからのレスポンスは返って来ない


「…春香…よね?」

『…ぐすっ…』


泣き声が聞こえた


「春香… どうしたのよ…」

『…千早ちゃん……私………フられちゃった……』

「……え?」


ふられた?

誰に?

私は混乱していた

『プロデューサーさんにね…告白したの……だけど…アイドルとプロデューサーは付き合えないって…』

『…』



プロデューサー?

何で今プロデューサーの名前が出てくるの?

わけがわからない



『へへ……やっぱりプロデューサーさんは優しいね…優しく断られちゃったよ……』

『…』



あぁ……やっと頭が追いついてきたわ

春香はプロデューサーに告白した…だけども断られた

……あれは夢じゃなかったのね

『…千早ちゃん…?』

「…大丈夫…聞こえてるわ…」



涙声の春香

だけども私はホッとしていた

この状況では思ってはいけない事なのだろうが…嬉しかった



『私ね…アイドル頑張るよ! そしてトップアイドルになるの! …プロデューサーさんに逃がした獲物は大きかったって思わせてやるんだ!』

「えぇ、そうね。 応援してるわ…春香」



その後は当たり障りのない会話が続いた

先程までの悲しそうな声は春香からは聞こえない

…もしかしたら空元気なのかもしれないけど

私はそんな春香の声をデモ音源に重ねて聴き続けた

^ ^  
(`・д・)  <シエン!
    

春香との長い通話が終わった

リピートされ続けたデモ音源はもう何週目かも分からなくなっていた

安心感からから、私はソファーに深く腰掛けた

頭の中を巡り続ける通話内容

春香がプロデューサーに告白

だけど…断られた

複雑な気持ちだ

だけど……なんて言って断られたんだっけ?

……思い出そう

きっとこれは大事な事

私にとって大事な事

プロデューサーを好きである以上必要な情報

…あ……思い出した…

...


 
『アイドルとプロデューサーは付き合えない』



思い出した…思い出した……思い…出さなきゃよかった…

春香の失恋は他人事では無かった

私にも関係している事

アイドル

私はアイドル

そして好きな人はプロデューサー

誰かスレ立て代行頼めないかな…?

>>25
どうした

もし私がプロデューサーに告白したら…?

もしアイドルの私がプロデューサーに告白したら?

付き合える?

無理?

だって……春香の前例がある…

この想いは伝えちゃいけないの…?

私は我慢しなくちゃいけないの…?

私はまた…一人になってしまうの?

その日から私はプロデューサーを避けるようになっていた

業務報告のみで終わる会話

挨拶のみですぐ逸らす視線

……私は怖かった

これ以上プロデューサーを好きになるのが怖かった

だけど……プロデューサーは私がどんなに離れても近付いてくる

どんなに逃げようとも私を探し出す

…・・・その時見せる純粋な笑顔

ダメだ…・・・逃げられない…嘘を付けない…私は……プロデューサーに完璧に依存していた

「春香……ちょっと話しがあるの…」



事務所で帰り支度をしている春香を捕まえて私はそう切り出した

それに笑顔で答える優しい春香



「いいよ?何処で話す?」

「…私の家……来てくれるかしら…?」

「う、うん…分かった!」



きっと私は暗い顔をしていたのだろう

春香の声が詰まるのも分かる

今鏡で自分の顔を見たら本人である私でも何も言えなくなるだろう

それだけ私は追い込まれていた

...


「わぁ?…久しぶりに来たよ千早ちゃんの家」



殺風景という言葉がぴったりな私の部屋

その部屋の真ん中で、こんなモノクロな部屋に華やかさを持たせる春香

こんな娘でもフられた……なんだか胸が苦しくなってきた

だけど…私は春香に相談しようと思って呼び出した

もう覚悟は決めていた



「ん…? どうしたの千早ちゃん…?」

俯いた私の顔を覗き込む春香

心配そうな顔を見せる春香

私の親友

そんな彼女の顔を曇らせてしまうかもしれない

そんな彼女を泣かせてしまうかもしれない

そんな彼女を裏切る形になってしまうかもしれない

辛くても伝えなきゃ……言わなきゃ……相談しなきゃ…



「千早ちゃん…大丈夫…? ……ねぇ…私はしっかり聞くから…千早ちゃん…悩んでるんでしょ? 私達親友だから…千早ちゃんが苦しんでの見るの…悲しいな…」



その言葉が私の背中を押してくれた

もう後戻りは出来ない

私を親友と言ってくれた春香を裏切ってしまうかもしれないけど…春香ならきっとそれを受け入れてくれる

そんな自分勝手な自己暗示が効いたのか、私はゆっくり口を開き…春香の思いの丈をぶつけた

...


千早「性欲の…限界…っ!」

春香「…え?」

千早「……ねぇ春香…今度プロデューサーを押し倒そうと思っているんだけど……協力してもらえるかしら?」

春香「いや、ちょっと落ち着いてね千早ちゃん」

千早「私分かったの…自分を押さえ付けたら次のステップへ進めない…春香の失恋という残念な前例がありながらも抑えきれないこの感情…逃げたらダメだと分かったの! だけど……アイドルとプロデューサーという巨大な壁が…」

春香「ねぇ、今残念って言った? ねぇ?」

千早「誰が壁よ!」ドンッ

春香「誰も言ってないよ。 落ち着いて」

千早「…だけどそのかb…障害を乗り越える方法を見つけたの」

春香「今壁って言いそうになったよね?」

千早「誰の胸が壁よ!」ドンッ

春香「うん、私が悪かったから落ち着いて」

P「ムラムラしてきたからぷちどるにちょっかいを出してみる」
もしよかったらこれで頼む

ん?

千早「はぁはぁ……でね、その方法っていうのがね」

春香「切り替え早くて春香さんびっくりですよ」

千早「既成事実を作ってしまえばいいと思ったの」

春香「へーすごいなーちはやちゃんはかしこいなー」

千早「はぁ…春香? 私は真剣な話をしてるのよ?」

春香「そんな呆れた顔して私を見ないでほしいな」

千早「けど…既成事実を作るにしてもプロデューサーのガードは硬いと思うのよ…」

春香「あー硬そうだよねプロデューサーさん」

千早「誰の胸が固くてひらべったいのよ!」ドンッ

春香「その怒り方は予想つかなかったな」

スレ立て代行ならアイマススレとかでやれ
他の人のSSでやるとかないわ

千早「だから…私は勇気を振り絞ってプロデューサーに告白したけど見事フられてしまった可哀想な春香に相談を持ちかけたの」

春香「ねぇ千早ちゃんって私の事嫌いなの? ねぇ嫌いなの?」

千早「親友だと思ってるからこういった相談をしてるのよ…」

春香「親友って言葉の暴力が許される関係の事だっけ?」

千早「ごめんなさい」

春香「素直に謝れる千早ちゃん大好きだよ」

千早「でね、プロデューサーとのセックスについてなんだけど」

春香「既成事実ってオブラートに包まれた言い方だって今初めて知ったよ」

千早「やっぱりナマがいいのかしら?」

春香「なに言ってんだこいつ」

千早「誰のバストサイズが72よ!」ドンッ

春香「ごーめーんーなーさーいー」

そうかさっきまでのは夢だったんだいいぞもっとやれ

マナーが有るならソースをくれ
アイマスSSに明文化された規定なんてなかったはずだが…

千早「まったく……でね…あの……押し倒す場所はどうしようか悩んでるの…////」

春香「恥じらいを持つ場面は今までにいっぱいあったと思うけどな?」

千早「やっぱり夜の事務所がいいかしら? なんかAVでもそんなのあったし」

春香「アイドルがAVって簡単に言っちゃダメだと思うな」

千早「あぁ…Adult Videoね」

春香「あ、うんそうだね英語にするといいかもね」

千早「けど……そこだと逃げられる可能性があるからやっぱり薬を盛るのがいいかしら?」

春香「いきなりのバイオレンスで私ビックリだよ」

千早「そしてプロデューサーを私の部屋に連れ込んで……丁度今春香が座ってるソファーの下に隠してある手錠とギャグボールを使ってプロデューサーを拘束しようと思うの」

春香「ねぇ、私座る場所変えていい? お尻の下からすっごい邪気を感じるから」

千早「ふふっ…邪気って……厨二なの?」

春香「普段なら抱き締めてあげたくなるその笑顔を今すっごい殴りたくなったよ」

千早「話が脱線したわね。 ごめんなさい」

春香「誤っている考えについても謝ってほしいな」

千早「他にも案があって、眠っているプロデューサーさんの家へ忍び込んで襲うってのも考えてるの」

春香「カムバック何時もの千早ちゃん」

千早「最近ピッキングの練習を始めたんだけど……難しいのね」

春香「あちゃー思った以上に取り返しがつかないところまで行っちゃってるんだねー」

千早「まぁ、成功してこの前下見に行ってきたんだけど」

春香「おまわりさーん」

千早「因みにその時に持って帰ってきたのがそのソファーの上で丸まってるワイシャツよ」

春香「わぁ、私普通に千早ちゃんの着替えかと思ってたよ」

千早「寝る時に欠かせない存在になってしまったわ…だって……プロデューサーの匂いがするんだもの…」

春香「そりゃプロデューサーさんのワイシャツだしね。 千早ちゃんが盗んだね」

支援

千早「私の寂しい気持ちを慰める重要なグッズとしても活用しているわ」

春香「もういいよ」

千早「どうやってやるかはまず股に挟んで」

春香「止めよ? それ以上はいけない」

千早「あ…また話脱線しちゃったわね……反省☆」

春香「あ、帰りたい」

千早「はぁ……どうするのが一番なのかしら…」

春香「すっごい絵になる憂いた表情のところ悪いけど私帰りたい」

千早「やっぱり春香は薬が一番だと思う?」

春香「何がやっぱりなのかがさっぱり分からない」

千早「ねぇ、フェラってどうやるのかしら?」

春香「AV観たら?」

千早「春香…冷たい…」

春香「私が加害者みたいな雰囲気にするの止めてね」

千早「もう…私は限界なの…我慢できそうにないの…」

春香「はぁ……ねぇ、千早ちゃんはプロデューサーさんの事好きなんでしょ? だったらまずその想いを伝えなきゃ。 そんな無理矢理みたいな方法だったらどの道幸せにはなれないよ?」

千早「……そうね…けど…告白しても春香のような哀れな結果で終わってしまう未来しか見えないのよ…」

春香「哀れは余計かなって」

千早「悩んで悩んで出した結論よ…こうしないと私はまた一人ぼっちになってしまう…」

春香「千早ちゃん…」

千早「だから先に私とプロデューサーの子供を作ってしまって絶対に離れられない関係にしてしまえばいいと思ったの」

春香「シリアスな展開に行くかと思って身構えてた私に謝ってほしいな」

千早「子は鎹って言うし」

春香「昔の人もその言葉がこういった場面で使われるとは思ってなかったと思うな」

千早「先人の知恵って有難いものね」

春香「謝ろ、ねぇ謝ろ」

>>39
ゴチャゴチャうるせえから立ててやったぞ

千早「次に作戦決行の日なんだけど」

春香「あ、そこまで話進んでたんだね」

千早「明日にしようかと思ってるの」

春香「その行動力には私は驚きを隠しきれないよ」

千早「ふふ、ありがとう」

春香「あれ? 私褒めたっけ?」

千早「じゃあ明日の夜に決行するわ」

春香「わー決断はやーい」

千早「方法は、仕事が終わりかけた時間を狙ってお疲れ様の意を込めてお茶を淹れてあげる。 事務所には私とプロデューサーだけ……高鳴る私の鼓動…」

春香「あ、トリップし始めた」

千早「……ハァハァ…ね、ねぇ…春香……そ…そこにあるワイシャツとってもらえるかしら…///」

春香「うん、私が帰るまで待ってね。 今急いで帰るからね」

千早「うん……ありがとうね春香…私……頑張るわ…ハァハァ…////」

春香「色々頑張ってほしいな千早ちゃんには」

千早「じゃあね……春香…///」

春香「うん、またね。 だからもうちょっとだけズボン脱ぐの待ってもらえるかな」

...


春香「はぁ…疲れた……あ、そうだ……プロデューサーさんに電話しなきゃ」


prrrprrrprrr


春香「…あ、もしもし」

春香「…はは、開口一番で謝らないでくださいよ。 もう…諦めましたから…」

春香「…それでなんですが……プロデューサーさんは明日にでも自分の気持ちを千早ちゃんに伝えてあげてください」

春香「…いえ、そうしないと取り返しのつかない事になります…はい…」

春香「…何をそんな弱気になってるんですか! …私の告白を断った理由を忘れましたか!?」

春香「…ごめんなさい大きな声出して……だけど…好きならしっかり伝えてあげてください…千早ちゃんが暴走する前に…」

春香「…はい…はい! じゃあ明日千早ちゃんの仕事が終わったらそこで伝えてあげてくださいね! 絶対ですからね!」

春香「……ふふ…良かったです……はい…それじゃあ、頑張ってくださいねプロデューサーさん…」



ピッ



春香「……あーあ……損な役回りだな私…」

春香「だけど……親友のためだもんね…ふふっ…」










おわりおわり

くっ…疲れましたw これにて完結です!
実は、千早ネタをやりたいがために始めました!
本当は痴早を書きたかっただけですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、千早達のみんなへのメッセジをどぞ

千早「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと痴早なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

千早「いやーありがと!
私のスレンダーさは二十分に伝わったかな?」

千早「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・ハァハァ…」

千早「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ! プロデューサー!」クンカクンカ

千早「・・・ありがと」ペターン

では、

千早、千早、千早、千早、千早、優「皆さんありがとうございました!」



千早、千早、千早、千早、千早「って、なんで優が!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

終わってた乙

Pが断ったらどうなるんだろうね!

乙でござった!


なかなか面白い展開だった

乙!

今北産業 乙

お前これ途中で飽きたろ

何がしたかったのか

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