エレン「オーダー!」(528)

SS速報vipでやっていましたが、移転させていただきます

これはエレン達がある漫画の能力を使う話です

東京レイヴンズやビストロSMAPではないのでご了承ください

「願い事」が一つ
何でも叶うとしたらどうする?

「幸せになりたい」
「お金が欲しい」
「永遠の命が欲しい」…

きっと色々あるだろう

でも俺は少し違った

五年前俺が願ったのは
“巨人の滅亡”だった

ーーーーーーーーーーーーーー

シガンシナ区壊滅から数年後ーー

アルミン「ミカサ…エレンの調子はどう?」

ミカサ「相変わらず何も話してくれない…」

アルミン「ここに来てから結構たったけどエレンはまだ何も話さないね…」

ミカサ「きっとカルラさんの死がショックなんだと思う…」

アルミン「ボクとしてはエレンだったらカルラさんの仇をとってやるぐらい言う人だと思っていたから…」

ミカサ「私もそう思ってた…だが実際は塞ぎ込んでしまうだけ…」

アルミン「もしかしたらあの日なにかエレンにあったのかな…」

エレン「…」

エレン(小さい頃は夢も希望もたくさんあった

エレン(ミカサが教えてくれた七夕の短冊という物にも幼い頃だった俺らしい無茶な願い事を書いたっけな

エレン(でもそれは幼い頃の話だ)

エレン「…」

「おい聞いたか…」

「何をだよ」

「また能力者がでたってよ」

「…また“オーダー”がでたのか」

エレン「…」

「今だいたい10人少し確認されてんだろ?能力者」

「今も増えているらしいな」

「ちなみにその新たにオーダーになった者は大量に食料を奪う事件を起こしたらしい」

「ああ、その事件か…確かそいつの願望はが『食べ物が欲しい』だったっけな」

エレン(!また…)

「『願い』を『能力』に変える者か…」

エレン「…」

「ん?おいどうしたそこのガキ」

エレン「…」

「気分が悪いので少し休みます…わざわざ土に書かなくても口で言えばいいのによ…まあそれなら休んでこい」

エレン「…」 ぺこり

「あいつ変わってるよな…」

「愛想が悪いっていうのか…幼馴染が頑張ってるらしいんだがな」

エレン(気分が悪いのは本当だ)

エレン(だってシガンシナ区の壁の破壊は )

エレン(幼かった俺「エレン・イェーガー」が )

エレン(“巨人の滅亡”を願ったのが原因なのだから)

エレン(『能力者は悪 恐ろしい存在』)

エレン(それが皆の思ってる事だ)

エレン(ああ、その通りだよ…)

エレン(だから俺はあれ以来力を使っていない)

エレン(…)

エレン「…おいDAISY!」

ばっ

DAISY「何だ『エレン・イェーガー』か…相変わらず景気の悪い顔をしておるな」

エレン「お前また能力者を増やしただろ」

DAISY「増やしただろとにらまれてもなぁ」

エレン(DAISY…)

エレン(こいつと出会ったのはあの日だ)

エレン(突然俺の周りを浮いていたコイツを俺は最初幻覚か何かだと思ったけどーーー)

エレン(違った)

DAISY「それが余の仕事だ」

エレン(わかっているのはただ一つ)


DAISY「余は願いを叶える『妖精』みたいなものサ」

エレン(DAISYは人の『願い』を元に一つだけ能力を与える存在だという事」


エレン「もうここに現れるなと言っただろ?」

DAISY「相変わらず力は使っていないようだの」

DAISY「…エレン一つ教えておくが… お前はあの日の事を記憶違いしているぞ」

エレン「?」

DAISY「正確には お前が願ったのは“巨人の滅亡”ではなかった」

エレン「…!」

DAISY「余は再びお前が力を使う時を楽しみにしているのサ」

次の日

エレン(“巨人の滅亡”じゃない…?)

エレン(…)

エレン(じゃあ俺の「願い」は何なんだ…?)

エレン(てっきり「巨人の滅亡」を願い、それを叶える力を手に入れたんだと思ってたけど…)

エレン(違った…?)

エレン(いや、壁の破壊をおこしたのは多分俺で間違いないだろう…)

エレン(確かあの時…)

アルミン「エレン!おはよう!」

エレン(アルミン…) すっ

アルミン「うん、今日は体調は大丈夫みただけど…昨日気分が悪かったんだって?無茶はしちゃダメだよ」

エレン(…) こく

アルミン「…」

「おいお前ら!」

アルミン「?どうしたんですか?」

「お前らといつも一緒にいるあの女の子が攫われた!」

エレン(!ミカサが!?)

アルミン「ミカサがですか!?誰が!」

「誰なのかはわからんが女の子を担いでいたから多分わかるだろう!俺は他の人を呼んでくる!」

エレン(!) だっ

アルミン「エレン!?待って!ボクも行く!」

エレン(くそ…なんでミカサが!)

エレン(!いた!)

アルミン「はあはあ…!ミカサ!」

ミカサ「!エレン!アルミン!」

「黙ってろ!」 ばきっ

ミカサ「う…」

アルミン「なんでミカサを攫ったんだ!」

「こいつはただの人質だ!俺が望んでんのは食料だよ!」

アルミン「食料…?」

「この開拓地にある食料ありったけ持ってこい!」

アルミン「そんなことしたらここの人達は飢え死にしてしまう!」

「関係ねえよ!オーダー!」

エレン(!能力者!?)

アルミン「あぐ…」

ミカサ「アルミン!」

「お前らが俺の食料が欲しいという願いを邪魔するのなら俺は能力を使えるぜ!さあ、黙ってもってこい!」

能力者「刃向かうだけ無駄だ!早く持ってこい!」

エレン(くそっ!何で!)

ばっ
デイジー「オーダーと出会ったか!」

エレン「!DAISY!」

デイジー「…」 ニヤリ

デイジー「奴は壁の破壊から食料がとれなくなり飢え死にしかける寸前だった」

デイジー「奴が死の淵で願ったのは『ありったけの食べものが欲しい』…!」

デイジー「それ故にその食料が欲しいという願いを邪魔すると能力を使えるようになるぞ」

エレン(昨日の話にでてきたあいつか!)

DAISY「どうする?今のお前に奴は倒せない」

エレン「…」

DAISY「大人しく食べ物を献上するか?」

エレン「デイジー…どうしてまた俺の前に現れた」

DAISY「言ったろ 力を使う時が楽しみだと」

エレン「!」

DAISY「お前の『願い』は忘れてしまうには惜しい!」

とりあえずここまで

あの話か、速報の時から読んでたから期待。

これ速報とまったく一緒?

>>16>>17
初めて見る人もいるかもしれないので、最初からやろうかと

既に読んでる人もいるかもしれませんが、お付き合いお願いします

少し改変しながら進めます

DAISY「エレン・イェーガー!お前の能力範囲を一万分の一に限定した!」

エレン「!」

DAISY「少なくともそれであの日みたいな暴発は防げるはず!」

DAISY「思い出せないなら実際に使ってみればいい!」

エレン(能力を…)

エレン「…っ、駄目だっ!俺はもう力は使わないっ!」 ざっ

DAISY「!」

エレン「そう決めたんだ…っ!」

能力者「なんだ?お前も邪魔をするか?オーダー!」

エレン「ぐあっ…!」

エレン(くそっ…!)

DAISY「思い出せ!」

エレン(俺はーーーーー)

エレン(あの日、俺はアルミンと壁の外側について話していた)

アルミン「いつか…外に行けるといいね」

エレン「ああ、そうだな!俺が倒してやるぜ!巨人を!」

アルミン「む、無理だよ!だって兵士が10人揃ってやっと倒せる存在なんだよ!」

エレン「じゃあ倒す以外の方法を見つければいい話だ!」

アルミン「倒す以外の方法…?」

エレン「巨人を“支配”してしまえばいいんだよ!」

エレン(そうだ…だからあの日願ったんだーーー)


エレン「俺は巨人を支配したい!」


エレン(…思い出した…)

能力者「殺してしまったか…?まあ問題はねえだろう」

ミカサ「エレン!エレン!」

能力者「うるせえな…お前も一緒に葬りさってやろうか…」 ぐっ

能力者「!何だ!力が使えない!」

エレン「力を使えないのは当たり前だ」

能力者「な…っ!?何故生きて…うっ!」

能力者「!?!?足が動かない…っ!?」

エレン「オーダー!」










『拘束する支配者』!!!



ーーーバインドドミネイター!!

能力者「!?何だこの地面は!」

エレン「これは『領土』だ」

ミカサ「エレン…?」

能力者「領土…だと!?」

エレン「これからお前を俺の支配下におく」

エレン「お前が俺を殺す気なら俺も力を使わざるをえない…」

エレン「俺の『能力』は“支配領土の拡大”!」

エレン「俺はこの残酷な世界を支配する!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

DAISY「ふむ、エレン・イェーガーが能力を使ったぞ」

???「…」

DAISY「能力範囲を限定してだからかなり弱まってるとはいえ、そこらへんの能力者は敵わないだろう」

???「…」

DAISY「どうしたのサ?黙って」

???「…いよいよか…」

DAISY「…?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

エレン(あの日壁を破壊したのは俺だとずっと思っていた…この能力を暴発させた俺の所為だと)

エレン(だが違った…思い出した)

エレン(あの日50mの壁を越す超大型巨人によって壁が破壊されたことを!)

エレン(母さんが食べられたショックで記憶が混雑していたのだろう…)

能力者「くそっ!俺以外の能力者がこの付近にいたとは…」

「早く立て!」

能力者「くそっくそっ!」

エレン(あいつは無事取り押さえられた…)

ミカサ「…」

アルミン「…」

エレン(だが、今俺はこいつらに能力者だったということを伝えなければならない)

エレン(能力者は悪と思われし存在だ…見ていた人がこの2人だけでよかったものの、俺はもうここにはいられないだろう)

エレン(…仕方のないことだ)

エレン「…お前ら…」

アルミン「久しぶりにエレンの声を聞いた気がするよ…」

ミカサ「ええ、本当…あの日以来ずっと喋ってくれなかったから…」

エレン「すまなかったな…」

アルミン「エレンは能力の事があってボク達と会話をしなかったんでしょ…?」

エレン(実際は壁を破壊したという罪に駆られてのことだったがな…)

エレン「ああ、そうだ。俺は能力者だったからな」

ミカサ「…エレンにそんな辛い思いをさせていることを知らなかった…ごめんなさい…」

エレン「…何でお前らが謝るんだよ」

アルミン「それはボク達が」


アルミン「エレンやあいつと同じ能力者だからだ」


エレン「…!?はぁ!?」

エレン「何でお前らが能力者なんて話が出てくるんだよ!」

ミカサ「エレンはデイジーを知っているでしょ?」

エレン「!なんでデイジーを…」

アルミン「ボクとミカサもデイジーに会って能力を与えられたらだ」

エレン「い、いつ…」

ミカサ「開拓地に来て間もない頃…突然現れたデイジーに能力を与えられた」

アルミン「ボクも同様だ」

エレン「嘘だろ…」

ミカサ「嘘ではない。真実」

アルミン「ボクとミカサはこの事をお互いに知ってたけど…エレンは1人でそれを抱え込んでいたんだね…ごめんね」

エレン「…マジかよ…」

ミカサ「私がデイジーに願ったことは」

ーーーーーーーーーーーーーーー

デイジー「お前の願い事はなんだ?言ってみよ」

ミカサ「私は…」

ミカサ「この身が滅びようとも…エレンを守りたい…」

デイジー(エレンの馴染みか…こいつ)

ミカサ「今エレンは多分精神が不安定。私が守らないとエレンは生きていけない」

デイジー「…ふむ、確かに聞き入れた」

ーーーーーーーーーーーーーー

デイジー「お前の願い事はなんだ?言ってみよ」

アルミン「ボクの願い事…ボクは」

アルミン「エレンを守りたい…」

デイジー(…こいつも馴染みか…)

デイジー(ん…?確かこいつ…)

アルミン「ボクはミカサみたいに体が強い訳でもない…だったらボクは体を使わなくても、この頭を使いたいんだ…」

アルミン「ボクはエレンを守りたい…」

デイジー「ふむ、確かに聞き入れた」

デイジー(…いや、今はいいか)

ミカサ「それで私が手に入れた能力は『再生の炎』」

ミカサ「傷があってもすぐに回復する。だから私は何度でもエレンを守ることができる」

アルミン「ボクの能力は『満天の星読み人』だ」

アルミン「これから起こることを占い、その占いは100%当たる…」

アルミン「先読みで物事を回避できるからエレンにとって危険な物事は占って避けよう」

エレン「お前ら…」

ミカサ「エレン…私達はこの能力を背負っていかなければならない…」

アルミン「エレン…キミが前に言っていた事を覚えているかい?」

エレン「前に…?」

アルミン「キミは巨人を支配するって言ったじゃないか。現にキミの能力は支配する能力だし」

エレン「ああ…」

アルミン「ボクはこの能力を人類の為に役立てるべきだと思う」

ミカサ「私も同意見」

アルミン「エレン、調査兵団に入ろう」

エレン「…!」

アルミン「この能力は巨人にも通用するはずだ…」

エレン「この能力が巨人に…」

アルミン「やってみようよ、エレン。折角DAISYがくれたこの能力を…」

エレン「…」

ミカサ「来年、訓練兵団に志望しよう…」

エレン「ああ…巨人を…」

エレン「…巨人を」

ーーーーーーーーーーーーーーー

言い忘れてた

ネタバレ注意

次の年

ライナー「行くぞ、ミカサ!」

ミカサ「えいっ」

ライナー「うわっとぉ!?」

ばたん

ベルトルト「危ない…何でライナーが降ってくるの…」

ユミル「この体格をぶっとばすとかミカサどうにかしてんだろ」

アルミン「行くよ、クリスタ」

クリスタ「とう!」

アルミン「あ、クリスタ!サシャにぶつかる…」

どんっ

サシャ「おっと、大丈夫ですか?」

クリスタ「あれ?サシャが目の前に…あ、ぶつかっちゃってごめんね」

コニー「問題ないぜ!」

アルミン「なんでコニーが答えるのさ」

ジャン「…」

クリスタ「ん?どうしたの?ジャン」

ジャン「コニー、いつまで俺の足踏んでるんだ?」

コニー「およ、悪りいな」

ジャン「まったく…あ、教官来るぞ、ちゃんとやんねえと」

アルミン「そうだねー、じゃあ戻ろうか、クリスタ」

クリスタ「うんっ!」

エレン「とりゃ!」

アニ「…」 げりっ

エレン「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

アニ「うるさいね…なんか良いことでもあったの?」

エレン「だってお前!お前!俺の足をげしっじゃなくてげりっって!」

アニ「はっ」

エレン「馬鹿にされた!?くそ、もう一回やるぞアニ!」

ミーナ「アニ容赦ないねぇ」

マルコ「いつ見ても容赦ないねぇ」

アニ「あんたらも蹴り飛ばそうか?」

エレン「俺がアニを蹴り飛ばすから無理だな、それは」

アニ「…言うじゃん、かかってきなよ」

エレン「おっしゃあ!」

ミーナ「元気だねぇ、エレン」

マルコ「いつ見ても元気だねぇ」

訓練終了後

アルミン「疲れたな…」

ベルトルト「大丈夫?」

ジャン「ああー明日休日だと考えると少し気が楽だな…」

エレン「そういえば明日休日か」

ライナー「久しぶりの休日だね」

マルコ「皆はどこかに行くの?」

アルミン「特に予定はないかな」

ジャン「俺もだ」

ライナー「明日はゆっくりしようと思ってな」

コニー「俺もゆっくりするかなー」

次の日



ジャン「ぎゃーぎゃー」

エレン「わーわー」

ミカサ「おはようアルミン…あの2人はまた喧嘩?」

アルミン「おはよう…うん、些細な理由でだけどね…」

ミカサ「エレンに傷が出来たら治すのは私なのに…」

アルミン「ミカサの能力も少し強くなったよね」

ミカサ「そう?」

アルミン「だって昔は治せるものは自分だけだったじゃないか。今は他人は疎か、物も直せるし」

ミカサ「それを言ったらアルミンだってそう。読める未来がより具体的になった」

アルミン「そうかな…」

エレン「くそ、あいつ!」

アルミン「あれ?今日は無傷だね」

エレン「今日は俺が引いてやったんだ!ふんっ」

ミカサ「痛いところは?」

エレン「特にねーよ…」

アルミン「程々にね…」

ーーーーーーーーーーーーー

エレン「オーダー!」

エレン「『缶よ浮け!』」 ふわ…

エレン「…領土内にあれば人や物を問わず自由に支配できるみたいだな…」

エレン「物理法則にも囚われない…」

エレン「今の内にこの力について知れることは知っておこう…」

エレン「オーダー!」

ーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「オーダー!」

アルミン「『満天の星読み人』!」

『ライナー・ブラウンに天災あり』

アルミン「…うん…しばらくは特に問題なさそうに訓練生活を送れそうだね…」

アルミン「ライナー以外は…」

アルミン「切り替えよう…ボク達以外の能力者はまだ増えている…」

アルミン「デイジーが増やしているんだろうな…」

アルミン「…デイジーは何者なんだろうか…」

ミカサ「オーダー」 ぼおおおっ

ミカサ「…傷は治った」

ミカサ「この能力がもっと上手く使えればエレンだけではなくアルミンも守れるはず…」

ミカサ「頑張ろう…」

ミカサ「ふと思ったけど、訓練兵の中には他の能力者はいないのだろうか…」

ミカサ「確かエレンの領土は能力者だと見えているはずなんだけど…」

ミカサ「まあ、今は何もないし、安心してはいいんだろう…」

ミカサ「…」

中断です

なにこれむっちゃおもしろそう
期待!

>>43ありがとうございます

夜ーーーーーーーー

エレン「ふう…」

アルミン「あ、おかえりエレン」

ライナー「遅かったな」

エレン「皆戻ってたのか」

※ちなみに部屋割りは
エレン、アルミン、ベルトルト、ライナー、ジャン、マルコ、コニーという大部屋かつご都合主義設定です

アルミン「エレン、ちょっと」

エレン「ん?」

マルコ「出かけるならなるべく早く戻ってきてねー」

アルミン「ただの散歩だよ」

コニー「いってらっしゃーい」

ばたん

アルミン「そこまで行こうか」

エレン「ああ」

ーーーーーーーーーーーー

アルミン「ここら辺でいいかな」

エレン「どうしたんだ?」

アルミン「エレンは最近DAISYを見た?」

エレン「そういえば見てないな…まだ能力者増やしてんのか?」

アルミン「うん、そうみたい…」

エレン「DAISYも懲りねえな…」

DAISY「なんじゃ?呼んだか?」

アルミン「うえええ!DAISY!?」

DAISY「久しぶりだの、お前ら」

エレン「まだ能力者を作ってるのか?」

DAISY「人聞きの悪いことを言うな、エレンよ…余は『願い』を聞き入れ、『能力』を与えてるだけサ」

アルミン「まあいいや…DAISY、聞きたいことがあるんだけど」

DAISY「聞きたいこと?」

アルミン「君はいつからこの世界にいたの?」

DAISY「…それはどういう意味で問うてる?」

アルミン「君の存在や力はまず人外そのものじゃないか、宙に浮いてる、願いを実現させることができる」

DAISY「余は実現させるじゃなくて力をかしているだけサ」

アルミン「…DAISYはいつからそんな力を与えるようになったのか、またいつ君は生まれた?」

DAISY「聞きたい事が増えておるぞ?」

エレン「…どうなんだ?」

デイジー「まあ軽いヒント程度で答えてやろう」

DAISY「余が初めて能力を与えたのはエレンじゃ」

エレン「そうなのか…?」

DAISY「そうじゃぞ。今も与えているが、初めてはエレン、お前だ」

アルミン「初めてがエレン…」

DAISY「後の質問には答えることはできんな」

アルミン「え…なんで?」

DAISY「ネタバレになるからサ!この質問の答えはお前らが探すとよい」

ひゅっ

エレン「消えたか…」

アルミン「DAISYが生まれた時とかは結構核心をついた質問だったみたいだね」

エレン「そうだな…多分その答えがDAISYの正体だろう」

アルミン「DAISYはボク達の会話も聞いてるみたいだし、エレンに言いたい事もDAISYに言っちゃったし、戻ろうか」

エレン「そうするか」

アルミン「ただいま」

ベルトルト「お帰り2人とも」

エレン「なにしてんだ?」

ジャン「ちょっと可愛い子とかの会話をな」

ライナー「クリスタだろう!」

ジャン「いや、ミカサだね!」

アルミン「なんでこんな深夜に…」

コニー「俺らはこの2人に巻き込まれただけだぞ」

ライナー「ほら、お前らも加われ!」

エレン「寝たい…」

ーーーーーーーーーー

ジャン「そうだ、ミカサについて話すにおいて、質問がある。エレン」

エレン「なんだ?」

ジャン「お前なんでミカサと家族なんだ?」

ベルトルト「なにその質問?」

ジャン「ミカサとエレンは血が繋がってないんだろ?なのにどうしてお前ら2人は家族なんだって思ってな」

マルコ「あー、それは僕も気になってた」

ジャン「だからこの機会にお前らの関係を教えて欲しいんだが」

エレン「…少し長くなるぜ」

エレン「ミカサは東洋人の血を母親からひいててな」

ジャン「東洋人…だからあんな綺麗な黒髪なんだな」

エレン「東洋人は今となってはもうミカサぐらいしかいないんじゃねーかな?まあ父親が東洋人ではなかったから純正の東洋人ではないんだけど」

アルミン「うん、多分東洋人の血をひいているのはミカサだけだと思うよ」

エレン「だから珍しかったんだよな…東洋人は。だかある日ミカサの家族は強盗に襲われた」

コニー「強盗…」

エレン「その時に父母は殺されてな…俺はその時にミカサの家に着いて父母が死んでるのを確認したんだ」

ライナー「その頃からミカサと知り合いだったのか?」

エレン「いや、知らない関係だった」


エレン「だから珍しかったんだよな…東洋人は。そして、ある日ミカサの家族は強盗に襲われた」

に訂正

ジャン「じゃあなんでミカサの家に行ったんだよ」

エレン「俺の父さんは医者でな…ミカサの家に診療しに行ってたんだよ」

ベルトルト「だからエレンは怪我とか手当てが早くて傷が早く治るんだね…」

アルミン(本当はミカサの能力で治してもらってるだけだけど)

エレン「…まあな。で、ミカサだけは攫われたんだよ」

マルコ「東洋人攫うなら純正のミカサの母親を攫った方がよかったんじゃないの?」

エレン「つい殺しちまったんだとさ…ミカサの家に着いた後に、ミカサを探し出して強盗をころ…倒して救った」

ジャン「じゃあミカサにとってお前はヒーローなんだな…」

ライナー「でもよくそんな体験してるのにその、精神とか安定してるな…多分俺だったら家族の死とかで色々もたねえよ」

エレン「なんかその出来事以来自分の体をコントロールできるようになったんだとさ」

マルコ「なにそれ怖い」

エレン「その後はミカサを俺の家に迎え入れて、家族になった」

ベルトルト「今のミカサにとってはエレンの父母とエレンが家族ってことか…」

コニー「ちなみにエレンの父母はどうしてるんだ?」

エレン「…母さんは食われ、父さんは行方不明だ…」

コニー「あ、なんかその…すまねぇ…」

エレン「いや、大丈夫だ」

ジャン「でも父さんが行方不明ってことは生きてる可能性もあるんだろ?」

エレン「俺は父さんの安否を信じてる…」

マルコ「でもお母さんがその、食べられたのにお父さんは無事だったんでしょ?」

エレン「いや、父さんは巨人に侵攻される前に隣町に医者の仕事があったから出かけていたんだ」

コニー「それなら助かってる見込みあるじゃねえか!」

エレン「だといいけどな…」

アルミン「皆、そろそろ寝ないと…」

ベルトルト「…」

ライナー「ああ、明日は訓練だからな」

ジャン「辛い話させて悪かったな、エレン」

エレン「気にすんな…お休み」

また数ヶ月後

ジャン「数ヶ月ぶりの休日だ!」

アルミン「ここ最近休日なかったから助かったよ…」

ライナー「明日はどっか出かけんのか?」

コニー「ふっふっふ…」

ベルトルト「どうしたの?コニー」

コニー「明日は皆遊びに行こうぜ!」

エレン「明日か…」

ジャン「この7人でか?」

コニー「聞いて驚くなよ!なんと女子も呼んだぜ!」

ライナー「なに!?」 がたっ

コニー「ああ、ミカサ、サシャ、アニ、ミーナ、クリスタ、ユミルを呼んだぜ!筋肉ダルマ!」

ライナー「誰が筋肉ダルマだ!」

ベルトルト「アニとユミルがこういうのに参加するって珍しいね」

アルミン「本当だね」

ジャン「よっしゃ!でかしたコニー!今から念入りに体洗ってくる!行くぞマルコ!」

マルコ「ええ?僕も?」

ライナー「俺たちも行くぞ!」

ベルトルト「しょうがないなー」

コニー「俺も行くか!アルミンとエレンも後ででいいから来いよ!」

アルミン「皆はしゃいでるね…明日は行く?エレン」

エレン「行きたいのはやまやまだが…俺はもっと強くなるために能力を使いこなす練習をしたいからな」

アルミン「言うと思ったよ、エレンなら…でも明日は練習禁止」

エレン「え?なんでだ?」

アルミン「キミは連日練習に明け暮れて全然休めていないだろう?明日ぐらい休もうよ」

エレン「いや、でも俺は…」

アルミン「いいから!ほらボクたちもお風呂行くよ!」

エレン「昔から変わらずアルミンは強引だな…」

女子部屋

*女子部屋も都合良くミカサ、アニ、ミーナ、クリスタ、ユミルの部屋です…

ミカサ「明日?遊びに行くの?」

ユミル「そーだぜ、準備しとけよ」

クリスタ「いきなりだねぇ…どうしてそうなったの?」

ユミル「コニーからかってたらよ、流れ的に遊ぶことになってな」

ミーナ「いーじゃんーいこーよ!」

アニ「めんどくさい…」

ミカサ「エレンとアルミンは行くの?」

ユミル「ああ、来るぜ」

ミカサ「じゃあ行こう」

ユミル「お前の行動基準はエレンとアルミンなのかよ…」

ミーナ「アニも行くでしょ?」

アニ「寝てたいんだけど…」

クリスタ「折角なんだから行こうよー」

サシャ「アニはこのようなことに参加したことないですよね?」

アニ「だってめんどくさいんだもん…」

ユミル「いーじゃんいこーよー」

アニ「あんたがそんなことやるなんて…」

ユミル「悪かったから引くな!すみません!」

ミカサ「行こう、アニ」

アニ「はあ…仕方ない」

男子部屋

ジャン「体洗ったな!」

コニー「イエッサー!」

ライナー「歯ァ磨いたな!」

コニー「イエッサー!」

ジャン「じゃあ後は明日に備えて寝るだけだぁぁぁぁあ!」

ライナー「うおらぁぁぁぁぁぁ!」

コニー「お休みぃぃぃぃぃぃ!」

マルコ「うるさいわ!」

ベルトルト「もう日にち変わっちゃってるよ!」

アルミン「そんなに楽しみなのね…」

エレン「もう寝ようぜ…」

ジャン「消灯ーーーーーー!」

皆が寝静まった頃…

エレン「…」

エレン「…寝れねえな…」

エレン「少し夜風に当たりに行くか…」



エレン「…」

エレン(そういえばデイジーは俺らの会話を聞いてるんだっけな…)

エレン「デイジー!」

ふわっ

デイジー「…なんだ、エレンか…こんな時間に何の用じゃ?」

エレン「…少しつっかかってることを聞いておきたくてよ」

デイジー「ふむ、なんだ?」

エレン「俺はあの日に能力を暴走させて壁を破壊したと思っていたが違った。超大型巨人によって壁は破壊されたんだ」

デイジー「そうだの」

エレン「だがその時俺が暴走させた能力はなんだったんだ?」

エレン「本当に俺は壁を破壊していないのか?」

デイジー「ふむ…そこらへんの記憶が曖昧なようじゃな…」

エレン「なら教えてくれ」

デイジー「そうだの…言うならばお前自身は壁を破壊してないということだな」

エレン「俺自身…が?」

デイジー「あの日、超大型巨人が出現し、壁を壊しただろう?」

デイジー「だが、その巨人は実は操られておっての」

エレン「操られて…!」

デイジー「それにより壁を破壊したのじゃ…」

エレン「お、おい…操っていたのって…」

デイジー「そう、お前だ。エレンイェーガーよ」

エレン「!」

デイジー「あの外にいた超大型巨人は急に自分の思う通りに体を動かせなくってびっくりしただろうの」

エレン「お、俺が…」

デイジー「なに、暴走させたからあんな馬鹿でかい巨人を操ることが出来たのじゃ」

デイジー「別に今は能力範囲を限定しておるのだから能力を使っても問題ないだろう…」

エレン「…」

デイジー「なんじゃ?ショックで言葉もでないか?」

デイジー「そんな気に病むことはないだろうに…」

エレン「間接的にとはいえ俺が壁を破壊した…」

デイジー「ああ、誤解のないように言うとな、あの巨人は元々壁を破壊するという意志があったからお前が操ろうと操ってなかろうと結果は同じだったはずじゃ」

エレン「巨人が目的意識を持ってたのか!?」

デイジー「おっと、これ以上はネタバレじゃ、口を噤むとしよう」

エレン「…」

デイジー「そろそろ寝た方が良いのではないか?明日は街に出るのだろう?」

エレン「…聞いていたのか」

デイジー「まあの、そこでお前に忠告しておきたいことがある」

エレン「なんだ?」

デイジー「お前らが明日行く予定の街に 能力者がいる」

エレン「!」

デイジー「精々無駄な争いはせんようにな…余も眠いしもう去るぞ…またなエレン」

すーっ

エレン「…」

エレン「お前寝るのかよ…」

次の日

ライナー「貴様は何者だ!」

ジャン「トロスト区出身!ジャン・キルシュタインです!」

ライナー「何しにここに来た!」

ジャン(今なら迷わず言えるーーー!)

ジャン「ここの可愛い女の子達と遊ぶためです!」

ライナー「それは素晴らしいな!貴様は私と同じ志をもつ者のようだ!」

ジャン「まじすか!」

ライナー「そうだ!さあ、行こう!」

ジャン「ついていきます!」

コニー「ハイテンションすぎねえか?」

マルコ「朝からうるさいね…」

ベルトルト「最悪の目覚めだ…」

アルミン「おはよ…エレン」

エレン「おはよう…」

寝落ちすいません

ライナー・ジャン「ふははははは!」

マルコ「とりあえず朝ごはん取りに行くよ!」

ベルトルト「行こうか」

エレン「アルミン」

アルミン「んー?どうしたのエレン?」

エレン「能力を使ってくれないか」

アルミン「…なにかあったみたいだね…分かった、先行ってて」

エレン「待ってるぞ」

ーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「お待たせ」

エレン「悪いな、急に」

アルミン「…なにがあったんだい?」

エレン「昨日デイジーと話してな…今日俺らが行く街に能力者がいることが分かった」

アルミン「!能力者…」

エレン「だから占ってほしい」

アルミン「分かった…」

アルミン「『満天の星読み人』!」

ぱさっ

アルミン「“ヘヴィロックスターとの交戦あり。これは回避不可能のものとなる”」

アルミン「?!なんだこの占いは!こんな変なことが書いてあるなんて…こんなの初めてだ!」

エレン「戦闘は避けられないってことか…」

アルミン「どうするエレン…ミカサにも伝えておく?」

エレン「いや、ミカサには伝えない…ここは2人でなんとか対処しよう」

アルミン「分かった…戦闘準備はしておこう…」

エレン(能力者か…)

※この後今コラボさせて書いているビッグオーダーの漫画からキャラを出します

進撃の巨人のキャラクターにヘヴィロックスターが使えそうな奴いなかったんだ…

これを機にビッグオーダーを知ってくれれば…

食堂

コニー「お、遅かったなエレン、アルミン」

マルコ「先食べさせてもらってるよ」

エレン「おーう」

ミカサ「おはよう」

アルミン「おはよ、ミカサ」

ミカサ「…なにかあったの?」

アルミン「!ど、どうしてそう思うんだい?」

ミカサ「…怪しい」

アルミン「う…」

アルミン(ミカサは変に鋭い…)

ミカサ「なんて、答えはもう分かっている」

アルミン「ん?どういうこと?」

ミカサ「昨日久しぶりにDAISYと会った」

アルミン「え…」

ミカサ「今日向かう街に能力者がいるんでしょう?」

アルミン「う、うん…」

アルミン(あれ?なんかミカサ怒ってる?)

ミカサ「なら私も戦う…」

アルミン「え、えっとミカサ…怒ってる?」

ミカサ「ええ、とっても」

アルミン(なにしたっけ…)

ミカサ「あなた達が私を気遣っているの知らないけど、そういった事を私に言わないのはダメ」

アルミン(…ヘヴィロックスターのことを内緒にしようとしたことについて怒ってるのか…)

ミカサ「今日は私達だけならともかく、皆も一緒に行くので、準備はちゃんとしないと犠牲者を出しかねない…」

アルミン「うん…そうだね、準備はしとかないと…」

続きは昼頃

出発時間

ユミル「待たせたなーお前ら」

クリスタ「ごめんね!遅れちゃった!」

ライナー「私服!?」

ミーナ「ほら、アニ隠れてないではやく出てきなよ」

アニ「…ん」

ベルトルト(アニかわいい)

ミカサ「…」

ジャン(うおおおおお!綺麗すぎるだろ!)

アルミン「へえ、女子皆私服なんだね」

ユミル「折角だからってな」

クリスタ「じゃあ行こっか!」 れっつごー!

ライナー(結婚する)

ライナー(いや、してたか)

サシャ「どこ行くんですか?」

コニー「え、ああ、まずはこの街を見て回ろうぜ」

ミーナ「確かにここの街全然知らないしね」

ミカサ「あ、風船」

マルコ「風船?」

ミカサ「ほら、あれ」

エレン「へぇ…聞いたことはあったけど実際に見るのは初めてだな、風船」

アニ「おお…」

ベルトルト「どうせなら貰ってくるよ」

ユミル「気が利くなぁベルトルさん」

アニ「ふわふわしてる…」

ミーナ「アニ風船に興味津々だねぇ」

ジャン「以外だな…」

歩き回り中

サシャ「!あそこに美味しそうなパンが売ってますよ!」

アルミン「どれどれ…ん、メロンパンじゃないか」

ライナー「メロンパンか…多分それなりの値はあるぜ?サシャ」

サシャ「今食べないでいつ食べるんですか!」

ユミル「もういいから買って来いよ」

エレン「食べ物のことになるとサシャはすげえな…」

歩き回り中

クリスタ「うわぁ…綺麗なアクセサリー」

ライナー(目キラキラさせてる!やべえ可愛い)

アニ「…」 もふもふ

ジャン「…なんでお前はぬいぐるみを抱きしめているんだ?」

アニ「!渡さないよ!」

ジャン「いや取らねえよ」

歩き回り中

ミカサ「なんだろう、あれ」

マルコ「ジャンプ計測器…なんだろうね?」

ミーナ「横に説明が書いてあるよ…ジャンプして板のどこに手がつけるかを測る物です…あ、最高記録出した人には景品ありだってよ?」

ユミル「これベルトルさん跳んだら間違いなく最高記録じゃねえか?」

ベルトルト「跳びたくないよ」

ライナー「あ、ミカサがやってるぞ」

コニー「うわ、すげえ跳んだ!」

ミカサ「景品貰えた」

エレン「なに貰ったんだ?」

ミカサ「靴が入ってる」

クリスタ「良かったじゃないミカサ!前に靴がボロボロになってきたって言ってたでしょ!」

ミカサ「ええ、確かにこれはいいもの」

ーーーーーーーーーーーーーー

サシャ「歩き回ってたらいつの間にか昼になってしまいましたね」

ユミル「どっかそこらへんの店に入るか」

コニー「どこに入るんだ?」

ジャン「どうせならちょっと高いもの食べてくか?」

ミーナ「高いものって?」

ジャン「魚とかだよ」

ーーーーーーーーーーーーーー

昼食後

サシャ「ふう…お腹いっぱいです!」

アルミン「すごい食べたね…」

コニー「さて、次はどうする?」

ジャン「じゃあ次は…」

???「見つけた」

アニ「誰あんた?」

???「いやいや、この変な道を歩いて辿り着いた者さ、シシシッ」

アルミン(道ってエレンの領土の事かな…いや、おかしいぞ…このエレンの領土は誰にも見れないはずだ…ボクとミカサ以外…)

???「シシシシシ」

アルミン(ボクとミカサ以外はエレンの他に見れない…)

アルミン(そういえばなんでだろう…3人に共通してる点でもあるのかな…)

アルミン「…」

アルミン(はっ!共通してる点なんてあれしかないじゃないか!どうしてもっと早くーーーーーーー)

???「オーダー!」

ズドォンッ

アルミン(遅かった!)

ユミル「うおっ、なんだ!」

ミカサ「あれはなに!」

???「あれは石神と言ってね…僕の能力による願いさ」 シシシ

アルミン(3人共オーダーだからエレンの領土が見えたんだ!だからこの道が見えるのはオーダーだけーーーー迂闊だった!戦闘回避不能とはこれか!)

マルコ「まさか能力者!?」

サシャ「誰ですか貴方!私達のところにいきなり来てあんなでかい石の塊みたいなのを出して!」

???「石の塊じゃなくて石神だっての…僕の名前は「平景清」だ」

ライナー「なんだその字!読めねえぞ!」

景清「あ、じゃあ君たちに合わせた名前にしようか」

カゲキヨ「僕の名前は「カゲキヨ・タイラノ」だ!」

コニー「わざわざありがとう!」

※口調から誤解を招きやすいですが、カゲキヨは女の子です

紐パン穿いてます

ミーナ「なにが目的なのよ!」

カゲキヨ「目的…か、僕の目的は」


カゲキヨ「壁の破壊者を潰しに来たことかな!」

ベルトルト「ーーーーーーーーー!」

ライナー「な…」

カゲキヨ「そうだろ?」


カゲキヨ「エレン・イェーガー君」

エレン「…!」

ベルトルト「は…?エレンが?」

カゲキヨ「昨日の夜に突然今いる全能力者達に知らされてね」

カゲキヨ「壁の破壊者はエレン・イェーガーだ、と!」

エレン「はぁ!?」

ミカサ「…聞いてない」

ジャン「おい!あの石の塊街の人を襲ってるぞ!」

カゲキヨ「おやおや…暴れん坊だなぁ石神は」 シシシシシ

アニ「エレンが…?」

エレン(くそっ、DAISYの仕業か!?)

アルミン「違う!エレンは壁を破壊していない!破壊したのは超大型巨人だ!」

ミカサ「私も見た、その場で!」

カゲキヨ「うん、エレンは壁を壊してないもんね」

サシャ「言ってることが支離滅裂ですよ!」

カゲキヨ「僕はこう言いたいんだよ」


カゲキヨ「エレンが超大型巨人を操って壁を壊した、とね!」

エレン(なぜそれをーーーーーー!)

カゲキヨ「だから僕は壁を破壊に導いたエレン・イェーガーを殺す!」

ベルトルト(だからあの時僕の意に反して体が動いたのか…)

クリスタ「エ、エレンが…超大型巨人を操っていたの…?」

エレン「…」

ジャン「お、お前が…黒幕か…」

コニー「おいエレン…何とか言えよ…」

カゲキヨ「残念ながら何とかも言わせる暇も与えるつもりはないよっ!いけ、石神!」



アルミン「オーダー!」

アルミン『満天の星読み人』!」

カゲキヨ「なに!別の能力者!?」

アルミン「皆!そこのトンネルに逃げろ!」

ライナー「ア、アルミン?」

アルミン「早く逃げろ!」

ユミル「くそっ、どうなってやがんだ!」 だっ

カゲキヨ「!逃げる気か!」

ーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「くそっ…もっとはやく気付いていれば…!」

マルコ「アルミン…能力者だったの…?」

アルミン「…」

アルミン「ああ、ボクは能力者だ」

中断です

深夜に寝落ちしてなければ来ます

面白いです!
続きが気になる

>>91ありがとうございます。
これからも続きが気になるような物語にしたいと思います

クリスタ「アルミンも…」

アニ「なんで黙ってたんだい?」

アルミン「逆に聞くけどボクが今能力者だと知って君達はボクをどう思ってる?」

ジャン「…」

アルミン「能力者は一般的に見れば、悪そのものだからね…」

ベルトルト「アルミン、聞きたいことがある」

アルミン「なんだい?」

ベルトルト「エレンが超大型巨人を操っていたというのは本当かい?」

アルミン「それはボクも知らない…エレン」

エレン「…ああ、本当らしい」

マルコ「やっぱりエレンが…」


カゲキヨ「いつまでそんなとこでいるのかな?」

ミカサ「!」

カゲキヨ「トンネルごと破壊してしまおうかな…石神!」

ずんっ

クリスタ「トンネルが崩壊しちゃう!」

アルミン「くっ、オーダー!」

はらり

アルミン「“暗き洞穴 天より災禍あり 端を避け 中央を進み 右を抜け 光の先へ 駆け抜けるべし”…真ん中を通りながら中央へ進む!」

サシャ「え、ええ?」

ミカサ「いいから今は黙ってアルミンについていって!」

だっだっだっ

ユミル「なんだよあの石の塊は!」

アルミン「あれは能力が具現化した『化身』だ!近くであいつが操っているんだろう!次は右に曲がって!」

アルミン「あの光が見える方向に走って!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ライナー「アルミン…お前の能力は…」

アルミン「100%当たる占いだ…どうする…どうやってあの石神をかわしてカゲキヨを倒す…!」

ミカサ「私が行く」

ジャン「ミカサ!?ダメだお前じゃ危険だ!」

ミカサ「大丈夫、私は頑丈だから…!」

コニー「おい!ミカサ!」

ミーナ「ミカサ!」

カゲキヨ「おや?君が来たのかい?残念だけど僕が用あるのはエレン・イェーガーだけだよ」

ミカサ「これ以上街を壊さないで!」

カゲキヨ「!いきなりブレードで!」

ミカサ「はっ!」

カゲキヨ「!くそっコイツ!」

ミカサ「あなたの持ってるその槌で」

どんっ

ミカサ「超硬質ブレードに勝てるわけがないだろう…」

カゲキヨ「…シシシシシ、甘いね」

ミカサ「!?」

カゲキヨ「オーダー!」

カゲキヨ「『猛々しき石神』!」

ミカサ「石化…っ!?」

カゲキヨ「なかなかいい刀筋だったね…だけど僕はさっきも言ったとおりエレン・イェーガーに用があるんだ」

ミカサ「グ…ッ」 パキパキ

クリスタ「ミカサ!」

エレン「用があるのは俺だけだろ!ミカサは関係ない!石化を解け!」

カゲキヨ「それは僕を倒してからにして欲しい台詞だね!やられる気は毛頭ないけど!石神!」

アニ「!こっちに来た!」

エレン「オーダー!」

エレン「『空気抵抗を操作!』」

がんっ

カゲキヨ「ン?見えない壁?」

エレン「空気抵抗の『壁』だ!これで簡単には入ってこれねえだろ!お前らはミカサのとこへ行ってくれ!俺はこいつをここで食い止める!」

カゲキヨ「…」

ベルトルト「っ…」

エレン「早く行け!」

ジャン「わかったよ!くっ、ミカサ!」

ライナー「くっ、石化が首近くまで進行しちまってる!」

ミカサ「誰か私の体の石化してる部分を切って!」

ジャン「!?なにいってんだミカサ!そんなことしたらお前が死んじまうだろうが!」

ミカサ「問題ない!お願い!早くして!」

ジャン「…ッ!もう訳がわからねぇ!すまねぇミカサ!」 ざぐっ

マルコ「ジャン!」

ぼとり

ミカサ「」

ライナー「ミカサ!おいジャン!何てことを!」

しゅううううううううううううう

アニ「なっ…ミカサの体が元どおりに…」

ミカサ「…ぁく!」

コニー「ミ、ミカサ…?」

ミカサ「早く!治れっ…!」

サシャ「ど、どうなってるんですか!?ミカサの体が…!再生していって!」

ミカサ「…ぐっ、はぁ、はぁ…完治した…!」

ジャン「ま、まさか…!」

能力者ーーーーーーーー!

ミカサ「ジャン、あなたはさっき私の体を切った時に怪我をしたはず」

ジャン「え?あ、ああ…少し指を…いや、こんなのなんてことねえよ。それよりミカサ…」

ミカサ「オーダー」

『再生の炎』!

ジャン「うわっ!?け、怪我が治った!?」

ミカサ「…これが私の能力」

マルコ「ミカサも…能力者!」

ミカサ「私はエレンを助けに行く!皆はここでいて!」

コニー「お、おいミカサ!どういう…それにお前が能力者って!」

ミカサ「それはまた今度話す!」

だっ

ミーナ「ミカサ!」

ミカサ「ジャン、あなたはさっき私の体を切った時に怪我をしたはず」

ジャン「え?あ、ああ…少し指を…いや、こんなのなんてことねえよ。それよりミカサ…」

ミカサ「オーダー」

『再生の炎』!

ジャン「うわっ!?け、怪我が治った!?」

ミカサ「…これが私の能力」

マルコ「ミカサも…能力者!」

ミカサ「私はエレンを助けに行く!皆はここでいて!」

コニー「お、おいミカサ!どういう…それにお前が能力者って!」

ミカサ「それはまた今度話す!」

だっ

ミーナ「ミカサ!」

一方のエレン達

エレン「く…」

カゲキヨ「…なかなかしぶとい壁だね」

…イ……ニ……イ…
エレン(…?何か聞こえる…)

石神「イタイイタイ…ニクイ…イタイ…ニクイニクイ…イタイ…」

エレン(これは…っ!?)

二重ごめんなさい

カゲキヨ「僕は元『墓守り』でね」

エレン(墓守り…)

カゲキヨ「この石神はお前を恨んで死んだ者達の『墓石』の集合体なのさ!」

石神「イタイ…ニクイ…イタイ…」

カゲキヨ「僕の『願い』はコイツらの“無念を晴らす事だっ!」

エレン(まずい…作った壁が突破される…っ!)


カゲキヨ「死ね!エレン・イェーガー!」


ミカサ「させない!オーダー!」

『再生の炎』!

カゲキヨ「なっ…!壁が修復された!?馬鹿な、空気の壁だぞ!?」

ミカサ「私のこの能力で治せないものは古傷や病気だけ!」

エレン「助かる!ミカサ!」

カゲキヨ「お前も能力者だったのか!だが関係ない!押し切れ石神!」

エレン「さっきより…強い!」 ぐぐぐ

エレン「くそっ!壁がまた!」 びきびき

ミカサ「!また!オーダー…」

カゲキヨ「2度目はないよ!」

どんっ

ミカサ「うぐっ…」

エレン(チキショウ…土下座してでも頼みてえ!)

エレン「誰でもいいっ、俺を全力で助けろっ!」


エレン「オーダーーーッ!」

ジャン「そんなの命令されなくてもやってやんよ!感謝しろ、死に急ぎ野郎!」

エレン「!ジャン!?」

ジャン「お前らは石神の行動を防ぐんだ!」

コニー「わ、分かった!」

エレン「皆…」

アルミン「皆聞いて!石神は大きな石の塊だ!大きな衝撃で崩れる!」

アニ「大きな衝撃ったってなにすればいいの!」

アルミン「あのでかい建物を石神にぶつける!エレン!能力であれを石神にぶつけてくれ!皆はその間足止めを頼む!」

ユミル「踏み潰されないようにするのがやっとだがな!危ねえ!」

アルミン「エレン!」

エレン「オーダー!」

エレン「『拘束する支配者』!」

カゲキヨ「余計なことしやがって!」

がっ

ミカサ「あなたの相手は私!」

カゲキヨ「邪魔をするんじゃない!」

エレン「建物を石神に!」

どがぁぁぁぁん!

アルミン「オーダー!『満天の星読み人』!」

アルミン「“天より石の集合体及び建物の残骸散らすなり 右方へ進み 中央へ集まり そのまま駆け抜けるべし”」

アルミン「今言ったとおりに!」

アニ「すごい降ってくる!」

カゲキヨ「石神が!」

ミカサ「隙!」

カゲキヨ「ぐっ…」 ばたり

ミカサ「…気絶させただけ。オーダー!『再生の炎』」

ミカサ「…カゲキヨの傷は治った…」

エレン「は、はぁ…っ、やったか?」

アルミン「エレン!それに皆!一時撤退だ!宿舎まで戻るよ!」

ライナー「な、なぜ?街の人を…」

アルミン「すぐ憲兵団達が来てこの場を収めるはずだ!街の人は憲兵団に任そう!」

エレン「わ、わかった!」

ミカサ「アルミン!カゲキヨはどうするの!」

アルミン「そこに寝かせておこう…撤退するよ!」

エレン「おう!」

だっだっだっ!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

???「…」

???「随分派手にやってくれたものだな…」

???「死傷者がでているじゃないか…」

???「オーダー!」

???「『鷽替え神事』!」

???「この街で能力者が争ったことを『嘘』とする!」

???「…この能力者は私が預かろうか…」

カゲキヨ「…」

???「それにしても…一刻も早くエレン・イェーガー君を保護しなければ…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「ここまで来れば大丈夫だろう…」

サシャ「!見てください!さっきの街が直ってますよ!?」

ミーナ「え!?本当だ!何で…」

ミカサ「能力者だろうか…」

ベルトルト「能力者はまだいるもんね…」

ライナー「さて、助かった所で俺らには聞きたいことがたくさんあるんだ…」

エレン「…分かってる…だから今日はもう宿舎に帰って明日話す…」

コニー「明日訓練じゃなかったか?」

エレン「俺が教官に頼んでおく…」

ライナー「わかった…じゃあ今日はもう帰ろう…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

今日はここまでです。

明日来ます

元ネタ知らない俺はオーダーと聞くと中居くんが思い浮かぶが面白い!
続き楽しみにしてます
乙!

>>112ありがとうございます。

次の日

エレン「待たせたな」

ユミル「教官を説得できたのか?」

エレン「13人で本当に大事な話があるので今日はその13人の訓練を休ませてください的な事言ったら許可くれたぞ」

サシャ「話が分かる教官ですねぇ…私の時も話が分かる人でいてくれたらいいのに…」

ジャン「自業自得だ」

ベルトルト「で、エレン。話してくれるんだよね」

エレン「ああ、俺が能力を手に入れた時の状況と壁の破壊があった日なにがあったかをな」

コニー「頼むぜ」

エレン「ミカサとアルミンの能力の経由も話す。いいな?二人とも」

アルミン「大丈夫だよ」

ミカサ「構わない」

エレン「じゃあ壁が破壊された日のことだなーーーーー」

壁破壊日

アルミン「なんでだろう…外に出ることがダメだなんて…王政の考えてることがわからないよ…」

エレン「外に行きてえよなぁ…アルミンが言う炎の海とか氷の大地とか見たいんだよ…」

アルミン「ボクもだよ…」

ミカサ「でも外には巨人がいるのでしょう?」

エレン「ああ…巨人の所為で外に出れないのも同然だよな」

アルミン「巨人は人間にとって驚異だから…」

ミカサ「…」

アルミン「いつか…外に行けるといいね」

エレン「ああ、そうだな!俺が倒してやるぜ!巨人を!」

アルミン「む、無理だよ!だって兵士が10人揃ってやっと倒せる存在なんだよ!」

エレン「じゃあ倒す以外の方法を見つければいい話だ!」

アルミン「倒す以外の方法…?」

エレン「巨人を支配してしまえばいいんだよ!」

どおおおおおおおおん!

ミカサ「な、なに!?」

アルミン「あ、あ…きょ、巨人だ…」




エレン「誰だ…お前は…なんで空に…」

DAISY「余が誰かとはそんなに関係ないぞ!余はお前の『願い』を叶えにきたのサ!」

エレン「願いを…?」

DAISY「そうじゃ!人には誰でも願いがあるだろう?」

エレン「そ、そりゃあ…」

DAISY「余はその『願い』を叶える妖精みたいなものサ」

エレン「願いを…叶える?」

DAISY「そうじゃよ。ほれ言ってみよ…お前の願い事はなんだ?」

エレン「ね、願い事…」

DAISY「…」

エレン「俺は…」

エレン「…アルミンと外へ…」

エレン「いや、自分の力で行く!」



エレン「俺は巨人を支配したい!」

DAISY「…」 ニヤ

DAISY「ふむ、確かに聞き入れたぞ…」

現在

エレン「そこで俺は能力を得たんだ…しかし、その時使ったら」

アニ「暴走してしまったっていうこと?」

エレン「ああ…能力が暴走して超大型巨人を操ってしまった…」

ユミル「皮肉な話だな…巨人を支配したいという願いがまさか超大型巨人を操っちまうなんてな」

コニー「…じゃあエレンが壁を壊したわけではないんだな…だとするとよ」

エレン「ん?」

コニー「昨日の能力者が言ってたことはなんだ?カゲキヨっていったっけ…あいつがエレンが壁を壊した犯人だってよ」

ライナー「言ってたな…」

エレン「あれは誰が広めたかが分からない…なんで…」

アルミン「ただ、エレンは自分の意志で壁を破壊したわけじゃない」

クリスタ「…うん」

アルミン「じゃあ次はボクとミカサの能力の経緯かな」

ミーナ「あ、お願いするね」

ミカサ「ん。私が能力

途中送信ごめーん!

ミカサ「ん。私が能力を手に入れた経緯はーーーーーーーーーーーーー」

壁破壊から少し経った頃

開拓地

ミカサ(開拓地に移ってまだ間もないけど…)

ミカサ(だいぶここにも慣れてきた)

ミカサ(周りの人も自分たちの境遇を同情してくれて、優しい…)

ミカサ(アルミンも祖父と一緒にここに慣れてきてる)

ミカサ(ただ…)

ミカサ(私の家族で大事な人、エレンが…)

ミカサ(あの日からずっと元気がなくて、塞ぎ込んでいる)

ミカサ(…どうしたものだろうか)

DAISY「これが俗に言う『引きこもり』だな」

ミカサ「うん…」

ミカサ「うん?」

DAISY「やあ」

ミカサ「!?人が…宙に浮かんでる!?」

DAISY「あれ?驚く箇所そこ?」

ミカサ「え?だって…人は空を飛べない…」

DAISY「そうだけどもっと他に目に付くところはあるだろうに」

ミカサ「…瞳の形が星型のところ?」

DAISY「うむ、それも余の『ちゃーむぽいんと』だな」

ミカサ「…」

DAISY「つれないなぁ…さて、余はお前の願いを叶えにきた」

ミカサ「願いを…?」

DAISY「人というのは誰だって願いを持ってるものだろう?」

ミカサ「…人というのは?」

DAISY「…余は願いを叶えることができるのサ」

ミカサ「それが本当だったら…凄いけど…」

DAISY「本当じゃよ。物は試しようだ。ほれ、願いを言ってみろ」

ミカサ「私の願い…」

ミカサ「家族を守ること…それが私の願い」

DAISY「家族の中の1人に限定しろ。そしてどんな能力を得たいかは自分で決めろ」

ミカサ「…」

ミカサ「私は…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

デイジー「お前の願い事はなんだ?言ってみよ」

ミカサ「私は…」

ミカサ「この身が滅びようとも…エレンを守りたい…」

デイジー(…!エレンの馴染みか…こいつ)

ミカサ「今エレンは多分精神が不安定。私が守らないとエレンは生きていけない」

デイジー「…ふむ、確かに聞き入れた」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ミカサ「そして私が手に入れた能力は『再生の炎』。」

ミカサ「これは無尽蔵の再生力を持つことができる能力で、つまり私は不死身」

ライナー「だからあの時ミカサの体が元どおりになっていったのか…」

ユミル「なかなかグロテスクな光景ではあったな」

ミカサ「…」

アルミン「じゃあ次はボクかな」

ベルトルト「…お願いするよ」

アルミン「うん。ボクが能力を手に入れた経緯はーーーーーーー」

開拓地

アルミン「どうしようミカサ…エレンが…」

ミカサ「…今私たちができることはそっとしてあげること…なにもできない…」

アルミン「くっ…エレンになにが…」

アルミン(シガンシナ区崩壊から数ヶ月たった…)

アルミン(その中でボクもミカサとエレンとボクのお祖父ちゃんは開拓地に移って生活していた…)

アルミン(だけど…)

エレン「…」

アルミン(エレンはあの壁の破壊日以来一言も声をだしてくれない…)

アルミン(いったいなにがあったんだ…)

アルミン「エレン…大丈夫?」

エレン「…」 こく

アルミン「…そっか」

アルミン(返事を言葉で返してくれない…)

アルミン「…ボクに何かできることはないのかな…」

DAISY「その何かできることを自分で探すのサ」

アルミン「わかっているんだけど…」

DAISY「ならあとは自分次第だぞ?」

アルミン「うん…」


アルミン「うん?」

DAISY「やあ」

アルミン「ひ、人が浮いてる!?」

DAISY「…そのリアクションも結構とられるの…そんなに人が浮いてるのがおかしいかの?」

アルミン「十分おかしいよ!」

DAISY「まあ余が浮いてる浮いてないなど今は関係ない話じゃ」

アルミン「結構重大な話だと…」

DAISY「関係ない話じゃ」

アルミン「はい」

DAISY「余がお前のところに現れた理由はの、お前の願いを聞き、能力を与えようと思ったからだ」

アルミン「願い…能力…」

DAISY「人は誰だって願いをもつものだろう?余はその願いを一つだけ叶える妖精みたいなものサ!」

アルミン「一つだけ…」

DAISY「だから言うがよい、アルレルトよ」

アルミン「…ボクの名前を…」

DAISY「もちろん把握済みだ」

DAISY「さて…」

アルミン「…」

DAISY「お前の願い事はなんだ?言ってみよ」

アルミン「ボクの願い事…ボクは」

アルミン「エレンを守りたい…」

DAISY(…こいつも馴染みか…)

DAISY(ん…?確かこいつ…)

アルミン「ボクはミカサみたいに体が強い訳でもない…だったらボクは体を使わなくても、この頭を使いたいんだ…」

アルミン「ボクはエレンを守りたい…」

DAISY「ふむ、確かに聞き入れた」

DAISY(…いや、今はいいか)

現在

アルミン「そうしてボクはこの能力を手に入れた…」

ミカサ「私の方がアルミンより1日前にもらっていた」

アルミン「だからボクが能力のことについてミカサに言ったときミカサも能力者だってことには驚いたよ」

アニ「ねえ…そのDAISYって奴はさ、どうやって能力を与えてる奴を選んでるの?聞くところによると全部の能力者はDAISYによってつくられたものだろう?」

アルミン「ボクもそれは知らない…」

ユミル「謎ばっかだな…」

ベルトルト「…」

ライナー「…」

ちなみに

エレン「俺の能力は『拘束する支配者』と書いて“バインドドミネイター”と読む」

アルミン「ボクの能力は『満天の星読み人』と書いて“スターシーカー”と読む」

ミカサ「私の能力は『再生の炎』と書いて“リバースファイア”と読む」

アルミン「補足でカゲキヨの能力は『猛々しき石神』と書いて“ヘヴィロックスター”と読むよ」

ジャン「随分かっこいい別名だな」

ミカサ「私も再生の炎と言うよりはリバースファイアと言いたい」

マルコ「何この会話」

ふぅ…

ではまた夜に

レスくれた方ありがとうございましたー

再生の炎では体の器官などしか治せないんですよねー

アルミンはウサ耳みたいなリボン着用して…なかったぁぁぁぁぁあ!


だが今から付ける。アルミンだったら可愛くなるはずだ

設定考えてこないとな…

リボン着用させるのでしばらく更新できません

夜に~

ダメだ…今日は更新できません

いないと思いますが、期待してくれてた方いたら申し訳ありません

明日ちゃんと来ます

見てくれる人いないと思ってたら待ってくれてる人がいてびっくり

マイペースにかかせてもらいます~

アルミンにウサ耳リボンつけますが、そのリボンはビッグオーダーの壱与というキャラを参考していただけるとありがたい

エレン「そういやアルミン、お前あのリボンどうした?」

サシャ「リボン?」

ミカサ「そういえば…ちっちゃい頃付けてた以来見てない」

アルミン「…だって恥ずかしいんだもん」

ミーナ「どんなリボン?」

エレン「えっと、こう…ウサ耳リボンでな」

皆「ウサ耳リボン…?」

ミカサ「見た方が早いと思う。アルミン、つけて」

アルミン「ええ!?やだよ!恥ずかしい!いやっ!」

クリスタ「ウサ耳リボン…似合いそうじゃない!アルミン!」

アルミン「え?クリスタ?」

ユミル「クリスタが頼み込んでんだから付けてきてくれよ」

エレン「行くぜ、アルミン」

アルミン「うえ~」

エレンとアルミン以外の皆

アニ「なんでアルミンは小さい頃リボンなんか付けてたの?」

ミカサ「アルミンが付けるリボンは、敵を察知したり…とかあるらしい」

コニー「なにそれつええ」

ミカサ「実際は本人じゃないとわからないけど…でも可愛い」

サシャ「アルミンがリボン付けたらなんか可愛いような気がするんですよね」

ミカサ「とても可愛い。あれはエレンよりも可愛いと思う」

ライナー「エレンを可愛いと思えるお前の感覚もどうかと」

中断

少なくて申し訳ない

また来る

クリスタ「でもなんでそんな便利なものなのにつけてなかったの?」

ミカサ「…ウサ耳だからとても目立つ上に、アルミンは中性的な顔」

ベルトルト「まあ…そうだね」

ミカサ「おかげで変なオヤジどもや、同じ年代の子に目を付けられて」

ジャン「そこまでか?」

ミカサ「ええ。その度に私とエレンが追っ払ってたけど…」

ミーナ「そんなに可愛いのね…見てみたい」

エレン「アルミンお前なんで大事な本の栞に使ってるんだよ!」

アルミン「恥ずかしいから永久保存したかったの!」

ミカサ「来た」

オーダー!でついレイヴンズのあくせん

ウサミン「…こんな耳見たって誰もいい思いしないよ」

エレン「俺は今にでもアルミンに頬ずりしたい気分なんだが」

アルミン「!?」

クリスタ「か…かわいいいいいい!」

ユミル「…クリスタに次ぐ可愛さか?」

エレン「な?勿体無いよな」

アルミン「…複雑」

>>143レイヴンズと間違えますよね。なにしろ掛け声が同じなわけですし

レイヴンズのSS書きたいなー

ライナー「…で、で、その耳を付けると危機察知能力が向上すると」

アルミン「そうだね」 ピクピク

クリスタ「…」

マルコ「耳が良くなって、周りの音が聞こえやすくなるとかは?」

アルミン「うーん、ちょっと違うかな…」 ピクピク

クリスタ「…」 うずうず

アニ「てか恥ずかしくないの?それ」

アルミン「恥ずかしいから付けてなかったのに…」 ピクピク

クリスタ「もう我慢できなーい!」

どすんっ

クリスタ「なんでさっきからピクピク動いてるの!?可愛い!」

アルミン「え?ちょっ、クリスタ!」

クリスタ「きゃー!」


エレン「…なんだあれ?」

ユミル「クリスタはどうやら動物好きらしいな」

ライナー(なら今度俺もなにか動物に関するものを身につけて…)

ユミル(させねーよ?) どごっ

ライナー(こいつ脳内に直接…!というか無言で蹴ってきやがった!)

ミカサ「…なんでライナーを蹴ったの?」

ユミル「制裁だ。気にすんな」

クリスタ「なんでさっきからピクピク動いてるの!?可愛い!」

アルミン「え?ちょっ、クリスタ!」

クリスタ「きゃー!」


エレン「…なんだあれ?」

ユミル「クリスタはどうやら動物好きらしいな」

ライナー(なら今度俺もなにか動物に関するものを身につけて…)

ユミル(させねーよ?) どごっ

ライナー(こいつ脳内に直接…!というか無言で蹴ってきやがった!)

ミカサ「…なんでライナーを蹴ったの?」

ユミル「制裁だ。気にすんな」

>>145 是非見たい

アルミン「…」

クリスタ「あー、可愛い!」

ジャン「アルミンが羨ましいけど羨ましくない」

マルコ「わかんないけどわかる」

サシャ「…なに言ってんですか?」

アニ「まあ慣れれば大丈夫でしょ、アルミン」

アルミン「慣れます…」

エレン「これで戦力UPだな」

アルミン「あんまり関係ない…」

アルミン「!」 ビクッ

コニー「ど、どうした!いきなり震えて!」

アルミン「誰か来る…それに…能力者!?」

ユミル「な、なに!?」

訓練兵「大変だ、お前ら!侵入者が来て攻撃してきやがった!」

サシャ「アルミンの言ってた能力者ですか…?」

訓練兵「そいつはしきりにエレンを出せっていってくるんだよ!」

エレン「俺を…?分かった、行く」

ーーーーーーーーーーーーーー

能力者「来たかエレン・イェーガー!」

アルミン「あいつはエレンが初めて能力を使った時の…」

エレン「…能力者だな」

能力者「お前の名前を探すのに苦労はたいしていらなかったな!今お前は能力者の間では悪魔と思われても仕方ねえ存在だからよ!」

ミカサ「…」

エレン「用はなんだ」

能力者「用?用はお前への復讐だよ」

ミーナ「復讐…」

能力者「俺はお前にしてやられたことを今日まで忘れずに過ごしてきたんだ!」

エレン「だからと言って他の訓練兵まで巻き込む必要はねえだろ!」

能力者「周りなんかどうだっていいんだよ!」

キース「おい!何事だ!」

コニー「教官!能力者が!」

キース「能力者だと…」

能力者「教官さんも邪魔するんじゃねーぞ?邪魔をしてくるのなら能力を使うぜ?」

キース「…脅し文句にもならん低能な言葉だな」

能力者「…!うるせぇ!ごちゃごちゃ御託並べるんじゃねえ!オーダ…」

ミカサ「!まずい、能力を使われる!」

キース「能力者だからといって随分自惚れてるようだな!貴様は能力者失格だ!」

能力者「うるせぇ!オーダー!」

ベルトルト「!使ってきた!」

キース「使いたくなかったが…」

キース「オーダー!」

アルミン「え…?教官?」

>>148任せろ
このスレ終わったらすぐ書く



キース「オーダー!」

キース「『荒御魂』!」

どごぉぉぉん!

能力者「ぐああっ!」

キース「本気で使ったら貴様を原子レベルまで粉砕しかねないからな…手は抜いた…」

クリスタ「きょ、教官が…能力者」

キース「ああ、私は能力者だ…イェーガーよ、貴様が言う話は終わったか?」

エレン「は、はい…」

キース「…ちょうどいい頃合いだろう…お前に会わせたい奴がいる。今からそいつに来てもらう」

エレン「俺に…会わせたい奴?」

キース「貴様ら11人も同様だ…しばらく待ってろ」

アルミン「り、了解です…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ライナー「まさか教官が能力者だとはな…」

ミカサ「私も知らなかった…」

ユミル「教官が私らに会わせたい奴って誰なんだろうな」

クリスタ「誰だろうね…」

ジャン「最近怒涛の展開すぎだろ…」

サシャ「私達の周りに結構能力者っていたんですね…」

がちゃ

キース「連れて来たぞ」

???「この子達が…」

コニー「…誰だ?」

???「失礼、名乗らせてもらうよ。私の名はエルヴィン・スミスという。よろしく」

エレン「あ、こちらこそ…」

キース「エルヴィンは調査兵団の団長だ」

エレン「え!?団長!?し、失敬な態度をとってしまい申し訳ございません!」

エルヴィン「そんなに気にしなくていいよ…皆もだ」

マルコ「は、はい」

アルミン「団長…」

エルヴィン「今団長に呼ばれて来てみたが…能力者に襲われるとは…」

キース「今はお前が団長だろう…」

エルヴィン「あはは…まだ慣れてなくて」

ミーナ「え!?教官は調査兵団団長だったんですか!?」

キース「恥ずかしながらな…あの頃の私は何も考えてないも同然だったからな…能力もその頃の影響だ」

アルミン「力を使う能力ですよね」

キース「『荒御魂』と言ってな…私はその頃ただ純粋に力があればいいと思っていたからな…それ故にたくさんの部下を死なせてしまったし、デイジーに願った事も『最強であること』だ」

キース「それよりも早速本題に入ろうと思う」

エルヴィン「そうですね…私は君たちに話したいことがあるんだ」

ミカサ「話したいこと…」

エルヴィン「エレン君、君が1番よく知ってる人物の話だ…そして、話したいこととはDAISYが生まれた経由と本当の敵だ」

アルミン「生まれた経由と…本当の敵?」

エルヴィン「エレン君は本当の敵は何だと思う?」

エレン「…俺は超大型巨人だと思います…」

エルヴィン「その答えは半分正解で半分間違いだな…」

アニ「間違い…?」

エルヴィン「そのことについても話すよ…長くなる話だ」

エルヴィン「私が調査兵団になりたての頃の話だ…そして壁の破壊より前の話でもあるな」

エルヴィン「私が調査兵団に入った時によく慕った人物がいた」

エルヴィン「エレン君の父、グリシャ・イェーガーだ」

エレン「父さんが…調査兵団に…」

エルヴィン「グリシャさんは調査兵団の医療班でもあり、また科学班でもある優秀な人だったーーーーーーーー」

ーーーーーーーーーーーーーー

グリシャ「エルヴィン!」

エルヴィン「グリシャさん…」

グリシャ「…よく帰ってきてくれたな…」

エルヴィン「私は…でも私の仲間が何人も巨人に…」

グリシャ「私は君が帰ってきてくれたことが嬉しいんだ…仲間は死んだ。じゃあ君はどうする?君なら仲間の仇を打つことができる人間だ…」

エルヴィン「グリシャさん…」

ーーーーーーーーーーーーーー

エルヴィン「私にとってグリシャさんは尊敬の意を超えて拝んでいたぐらいの存在だ…何度も助けられてきた」

キース「無論私も助けられた…」

エルヴィン「ちなみにグリシャさんは医療班とともに科学班もやってると言ったな」

エルヴィン「グリシャさんはある目的をもって科学班に手を貸していた」

エルヴィン「目的とは『人の意思を無限のエネルギーに変換する』という正に人類にとって夢のプロジェクトだった」

ーーーーーーーーーーーーーー

エルヴィン「グリシャさん」

グリシャ「ん?エルヴィンと…キースか」

キース「研究はどうだ?進んでいるのか?」

グリシャ「ああ、科学班の皆が頑張ってくれてるおかげで順調に事が進んでいる」

エルヴィン「あれは…?」

グリシャ「ああ、事故で両腕と声帯を失ってしまった人だ…だから私はあの人にある試作機をつけてみた」

キース「試作機?」

グリシャ「あの人の義手に組み込んでみたんだ。念じた通りに動き、動力源も他に不要で軽量だ。言ったとおり試作機だがね」

エルヴィン「文字を書いているんですか?」

グリシャ「今日が息子さんの誕生日なんだそうだ。いつも世話になってる息子に、と」

キース「…相変わらず凄いな…お前は」

グリシャ「なに、日々の研鑽の先にはこういうこともある。研究者冥利だと思わないか?」

ーーーーーーーーーーーーーーー

エルヴィン「『尊敬すべき人間がいる事は人生を二度生きる程価値のある事だ』」

エルヴィン「ある時グリシャさんは私にそう言ったが」

エルヴィン「私にとってそれはグリシャさんだった」

エルヴィン「自分のなすべき事、生きる意味を教えてくれた人だった…生きる意味を教えてくれなかったら私は巨人に食われていたかもしれない。それほどグリシャさんのことを尊敬していたんだ」

エレン「父さんがそんな事を…」

エルヴィン「だが、問題はここからだエレン君」

エルヴィン「それは突然の事だった」

エルヴィン「理由はわからない…」

エルヴィン「グリシャさんは急に人が変わってしまったんだ…」

エルヴィン「研究は突然異様な方向へ走り出した」

エルヴィン「グリシャさんは科学班が血の滲むような努力の末産み出した研究成果を、全て破棄した」

エルヴィン「逆に手にしたのは調査兵団全員の誰も見たことのない、未知のテクノロジーだったーーーーーーーーー」

グリシャ研究部屋

オオオオオオオオオ

キース「…何だこれは!?何が起きている!?」

エルヴィン(数値がおかしい…ダイレクトにエネルギーに変換されている…)

キース「グリシャ!」

エルヴィン「グリシャさんーーっ!何ですかこれはっ!?」

グリシャ「…エルヴィンにキースか…いいところに来た」

グリシャ「見たまえ、我々の宿願の完成だっ!」










グリシャ「人の願いを実現し管理するシステム」












Desire
Accessible
Information
SYstem
























グリシャ「“DAISY”だ」

DAISYの造られた経緯です…

フフフ

今日はここまで。

明日以降、だいぶ物語のスピードが上がりますのでご了承を

エレン(父さんがDAISYを作った…!?)

エルヴィン「その後は君も知ってる通りだ」

エルヴィン「DAISYは解き放たれ、能力を暴走させた君は超大型巨人を操り、壁を破壊させた」

キース「言わば壁の破壊のトリガーを引いたのがグリシャで、その実弾がイェーガー、貴様だ」

ーーーーーーーーーーーー

グリシャ「…エレンめ…失敗したか…」

グリシャ「だがこれからだ…失敗と研鑽こそ成功への道程」

エルヴィン「う…」

グリシャ「次で成功すれば良い!」

ーーーーーーーーーーーーー

エレン「父さんは…また巨人を街に引き入れようとしてるのか!?」

エルヴィン「…ああ」

エレン「そ、そんな…」

エルヴィン「あと私が君たちに伝えたいことは…」

エルヴィン「グリシャさんは『シガンシナ区に超大型巨人が来ることを』を知ってたことが分かった」

ベルトルト「!?」

エルヴィン「最後にグリシャさんはこんなことを言っていたーーーーーーーー」

ーーーーーーーーーーーー

グリシャ「さて…超大型巨人はどうやらちゃんと出現したようだな…エレンが失敗さえしなければ…」

キース「な…んだと…」

グリシャ「さあ、次の研究へと移ろうか!あの子たちにもまだしてもらわなければならないことがある!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ライナー「知っていたのかよ…」

エルヴィン「それに私たちはある仮説を立てた」

エルヴィン「人が巨人になることだ」

アニ「…」

ミカサ「人が…巨人に」

エルヴィン「ああ、だがこの仮説はおおかた間違っていないだろう。それにより派生して考えられた仮説の方が重要だ」


エルヴィン「『グリシャさんは能力を使って巨人になることができる人間の意志を操っている。例えば超大型巨人はまず間違いなく操られてると見て問題ないだろう』」

ベルトルト「操られて…!?」

エルヴィン「DAISYを作ったグリシャさんならそんなことたわいもないんだろう…」

ベルトルト「そ、そんな…」

エルヴィン「…どうしたのかね?」

ライナー「俺もか…?」

ジャン「なに言ってんだよお前ら…」

ベルトルト「それは…」

夜に一気に

ベルトルト「僕が超大型巨人だからだ」

エルヴィン「ーー!君が…」

エレン「…は?どういうことだよ…」

ベルトルト「僕はシガンシナ区の壁を破壊した超大型巨人だ…僕が壁を破壊したのは故郷に戻るため…なんだけど」

ライナー「そういや今思うと故郷に帰るってことがいつのまにか俺らの中で一番となっていたな…」

エルヴィン「その発言からするに君も巨人だな?」

ライナー「はい、『鎧の巨人』と人には呼ばれているんでしたっけ」

エルヴィン「なるほど…そうなると君たちは多分今自分の意志で行動していないだろう…全ての行動を操られているんだ」

キース「…無論壁を破壊したりしたのも元々のお前の意志ではないんだろう…」

アルミン「…」

wktk

エルヴィン「他には…いないか?」

アニ「私もです…」

ミカサ「アニも…」

キース「ちなみに言っておくが壁云々の話をこいつらにぶつけるのは見当違いな質問だからな…こいつらは操られている完全な被害者だ」

コニー「…気付いてやれなくてすまなかった」

ライナー「お前らが気に病むことじゃねえよ…今はそれよりおおきな敵がでたんだからそいつを優先すべきだ」

エルヴィン「…さて、粗方話は済んだがこれからのことについても話そう」

サシャ「…私たちはどうなるんでしょうか…」

エルヴィン「心配はいらない。君たちは私たち調査兵団が保護する。そこでもう一度確認しておきたい…この中で巨人かオーダー(能力者)はもう一回名乗ってくれ」

エレン「まず俺だな…俺は能力者です」

ミカサ「私も能力者です」

アルミン「ボクもです…」

ライナー「…巨人です」

ベルトルト「僕もです…」

アニ「…同じく」

エルヴィン「わかった…他には?」

皆「…」

エルヴィン「よし…まずは今日はこのまま休んでいてくれ…明日また来る。その時にこれからの説明をする」

クリスタ「わ、わかりました…」

キース「じゃあ今日は解散だ」

ーーーーーーーーーーーーーー

コニー「なんか…わけわかんなくなってきたな…」

ユミル「それはお前が馬鹿だからだ」

クリスタ「ユミル!」

アルミン「ちょうどいいや…一回これまでのことをまとめておこう」

ジャン「そうだな…」

アニ「私たちが巨人になれるようになったのはあの日より前なのは確実なんだけど…さっぱり覚えてない…」

アルミン「じゃあ、まずあの日だ」

ベルトルト「僕が壁を破壊した日だ」

エレン「俺はその日にDAISYと会った」

ライナー「そこでエレンは能力者になったわけだ」

アルミン「次は開拓地に移って間もない頃のボクとミカサだ」

ミカサ「そこで私たちは能力者になった」

マルコ「そして訓練兵団に僕達は志願したんだね」

サシャ「まだ入団して1年たってませんしねぇ」

エレン「ちなみに俺らはDAISYとちょくちょく遭遇していた」

ミーナ「話してたんだ…」

アルミン「そして、この前の休日だ」

クリスタ「カゲキヨがエレンを殺しにきたんだね…」

ジャン「そこで俺らはお前ら3人が能力者だと知ったんだな」

コニー「そういやカゲキヨと争った街がすぐ直ってたのはなんでだ?」

ミカサ「多分能力者が直したんだと思う…」

アルミン「街一個直せる能力者は多分とても強い…」

ユミル「そして今日はまたエレンに因縁があるらしい能力者が襲ってきたな」

アニ「そこで教官が能力者だと知った…」

エレン「そのあとエルヴィン団長がここに来て色々話してくれたな」

ベルトルト「DAISYを作った人がそこで判明して、僕たちを操ってる人でもあった」

ライナー「グリシャさんって言うらしいな…」

エレン「…」

ミーナ「グリシャさんがDAISYを作ったのは壁が破壊される直前みたいね」

サシャ「その前にもグリシャさんは調査兵団にいたんですよね」

ミカサ「全く知らなかった」

エレン「エルヴィン団長に聞いて初めて知った…」

ジャン「そういえばエレンの父さんは今行方不明なんだよな?なら探せばいいじゃねえか」

マルコ「多分見つからないと思うな…」

アルミン「エルヴィン団長も知らないはずだし…行方を知ってる人はいないね」

エレン「…いや!いるぞ!」

ライナー「誰かいるのか?」

エレン「DAISYだ!あいつなら知ってるはずだ!」

アルミン「そうか!DAISYがいたか!」

フッ

DAISY「呼んだか?」

ミカサ「…随分タイミングがいい」

DAISY「余には全部聞こえておるぞ?」

マルコ「これが…DAISY」

ベルトルト「目の瞳が星型だね」

DAISY「ふんっ、羨ましいじゃろ」

ライナー「いや全然」

エレン「…DAISY」

DAISY「ああ、お前らが聞いた通りお前の『父』」

DAISY「『グリシャ・イェーガー』が余を作った」

クリスタ「本人から言われたら逃れようのない事実になっちゃうね…」

DAISY「まあ強いて言うならラスボスみたいなもんじゃな」

DAISY「というかアルミン…なんだ、可愛くなったなぁ」

アルミン「ふぎゅっ」

ミカサ「ショックうけてる…」

アルミン「男らしくなりたい…」

ジャン「おい、ラスボスって言うくらいならエレンの父さんを倒したら全て終わるんだな?」

DAISY「それはお前ら自身で確認することじゃ…余が口出しすることではないぞ」

エレン「…お前は父さんがどこにいるのか知っているのか?」

DAISY「それも言えんな。自分たちで自分たちの手で頑張って終わらせてみよ。あと余はまだ気になることがあるのじゃが」

ミカサ「あなたが質問してくるなんて珍しい」

DAISY「余をなんだと思ってるのサ…聞くぞ、本当に巨人になれる人間はそこの3人だけだな?」

ライナー「どういうことだ?」

DAISY「さっきエルヴィンから聞かされたろう?巨人になることができる人間をグリシャ・イェーガーは操ってると」

ベルトルト「…それがどうかした?」

DAISY「余は実は人と巨人と能力者の見分けがつくのでの、お前らが巨人だ人間だ能力者だの全部分かるのサ」

アルミン「便利な目だね」

DAISY「ここを見渡しても巨人組3人、能力者組3人、後は人間の5人いることが分かるの」

ミーナ「…?私たちは今12人でいるけど…1人足りないよ?」

DAISY「それは余が最も聞きたいことじゃ」

ミカサ「どういうこと?」

DAISY「お前らの中に巨人でも人間でもましてや能力者とも余の目で見れない奴がおる」

エレン「そんな奴いんのか…?」

DAISY「ああ」

DAISY「お前だ」

きりがいいところで終わり

明日に続く

では今日も

227 : 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします saga 2014年01月25日 (土) 16:31:44 ID: 8jyKbYBaO
DAISY「そこの高身長女だ」

ミカサ「…私?」

DAISY「ミカサじゃないほうだ」

クリスタ「ユミルのこと?」

DAISY「ユミルと言うのか…おいユミルよ。お前は何者じゃ?」

ユミル「なんでそんなこと私に聞くんだ?あんたの目には私が何者かなんてすぐ分かる性質があるんだろ?」

DAISY「そのはずなんだが、お前だけ能力者でも巨人でも人間とも見れない」

ユミル「…なんだそりゃ」

DAISY「だから聞いておる。何者だ、お前は」

ユミル「じゃあ謎のままにしておいてくれ…もしかしたら私はキーパーソンかもしれねえからな」

エレン「え?そうなのか?」

DAISY「…言う気はないか」

ユミル「ああ、ない」

DAISY「じゃあ余が直々に調べさせてもらうぞ…またなお前ら」

フッ

クリスタ「消えた…」

アルミン「…実際どうなの?」

ユミル「さあな…正直なんで私だけあいつの目には見えないのか知らないけど」

マルコ「もしかしたら…本当にキーパーソンかもしれないね」

ユミル「私にはとても向いてない役だな」

がちゃ

キース「いるか?」

ライナー「教官」

キース「明日12人は調査兵団本部に向かってもらうことになった…急だが準備をしといてくれ」

アルミン「…わかりました」

キース「用件はそれだけだ…休めよ」

ばたん

アニ「…もう寝るにはいい時間だ」

コニー「眠くなってきたしな」

アルミン「じゃあ各自準備をしてまた明日集まろう」

エレン「そうだな。おやすみ」

ミカサ「おやすみ」

ーーーーーーーーーーーーー

応援してくれるレスくると嬉しいね

次の日

エルヴィン「急ですまないがこれから君達は調査兵団本部でかくまらせてもらう…向こうが何をしてくるかわからない」

キース「それにより貴様らは一回別れてもらう…巨人組と能力者組とその他だ」

エルヴィン「しばらく会えないだろうから挨拶はしといてくれ」

ーーーーーーーーーーーーーー

エレン「もう一回謝っとくが…関係ないのにすまなかった」

マルコ「もうここまできちゃったら関係もなにもないよ」

サシャ「エレンが気に病むことじゃないですよ」

コニー「逆に俺はお前らの幸運を祈るぜ!」 ぎゅっ

エレン「…ああ、任せろ!」 ぎゅっ

クリスタ「これが男の友情ってものだね」

エレン「ライナー」

ライナー「ああ、わかってる。俺らは俺らで出来ることをする」

エレン「すまねぇな…頼んだ」

ライナー「頼まれた…エレン、俺は別に巨人の力を持ってることに対して反感なんか持ってない」

エレン「え…」

ライナー「この力は人をも守れる力だからな」

エレン「!ライナー…」

ライナー「だからお前がそんな顔すんな」

エレン「ありがとうライナー…アニとベルトルトにもよろしく言ってくれ」

ライナー「ああ」

ジャン「ライナー本人がああ言ってるんだから大丈夫だろーよ」

エレン「…ジャン」

ジャン「…頑張れよ、エレン」

エレン「!」

ジャン「こんだけ激励受けてんだ、全てケリつけてこいよ」

エレン「ああ…!」

ジャン「俺らは俺らで出来ることはライナー達と同じくするつもりだ」

エレン「気をつけてな」

ジャン「そっちこそ」

ーーーーーーーーーーーーー

エルヴィン「いいかな?」

アルミン「はい」

エルヴィン「ではこれより君たちはある程度の人数で別れる」

ユミル「…」

エルヴィン「私はライナー達の方に着くが…各自、やれることはやってほしい」

ミカサ「…」

エルヴィン「では行くぞ」

エレン「…やってやる!」

馬車で移動中

ガタガタ

アルミン「ちなみに他の皆はどこにかくまるんですか?」

エルヴィン「あの巨人の3人は調査兵団の本部で預かることにした…操られてるということで向こうがいつ何をしてくるかわからないからな。私達がたくさんいれば抑えることもできるかもしれない」

エルヴィン「あとの皆は調査兵団の宿舎にいてもらう。ちゃんと護衛はいるが…」

ミカサ「多分皆なら大丈夫だと思う」

アルミン「そうだね」

エレン「…エルヴィン団長」

エルヴィン「ん?どうした?」

エレン「団長は能力者ですか?それとも巨人ですか?それとも…」

エルヴィン「私は能力者だな」

アルミン「団長も…」

エルヴィン「グリシャさんの裏切り同様の行為は私に衝撃を与えてな…DAISYに願ったことは『この世界の否定』だ」

ミカサ「団長にとってグリシャさんは…」

エルヴィン「世界に等しい存在だったな…それ故にだ。絶対グリシャさんの目を覚まさせる」

エレン「どんな能力なんですか?」

エルヴィン「それは見てのお楽しみにしてもらおうか」

アルミン「重ねて質問させてもらいます」

エルヴィン「なんだね?」

アルミン「みんなの行く先はわかりましたがボク達はどこへ…?」

エルヴィン「君達は調査兵団の特別班に任せるつもりだ。特別班はリヴァイ班と言ってな」

エレン「あの人類最強のリヴァイ兵長ですか!?」

エルヴィン「おや、知っていたか。そのリヴァイと部下の四人で特別班なんだが君達はそこで能力のレベルアップを図ってもらう」

ミカサ「レベルアップ…」

エルヴィン「安心したまえ、特別班のリヴァイ含めた5人とも…」

エルヴィン「能力者だ」

アルミン「…能力者だったんですか」

エルヴィン「ああ…調査兵団には数少ない能力者の集団だ…君達はそこで能力を見てもらう」

エレン「…わかりました」

エルヴィン「さて、そろそろ着く」

ミカサ「…見えてきた」

ーーーーーーーーーーーーーー

調査兵団本部

エルヴィン「ただいま」

ハンジ「おお、おかえりエルヴィン…その子たちは昨日言っていた?」

エルヴィン「ああ、エレンとアルミンとミカサだ」

ハンジ「よろしくねー3人とも。私は調査兵団分隊長のハンジといいまーす。こっちは同じく分隊長のミケって言うんだよー」

ミケ「…よろしく」

ハンジ「元々寡黙で口数少ないからそこらへんよろしく!」

ミカサ「よろしくお願いします」

エルヴィン「ハンジ、早速だが彼らをリヴァイ班のところへ連れて行ってくれ」

ハンジ「ん、りょーかい。じゃあ私についてきてね」

アルミン「はい」

ーーーーーーーーーーーーーー

ハンジ「3人とも大変だったでしょ…能力者に襲われて」

エレン「はい…」

ハンジ「ちなみに3人はどんな能力を?」

アルミン「えっと…ボクが100%当たる占いで…」

ミカサ「私は再生能力を手に入れた…ので、不死身みたいなもの」

エレン「俺は支配する能力です」

ハンジ「アルミンは分かったけど…聞いていいかな?」

ハンジ「ミカサ…はオーダーって言わなければ能力は使えないよね?もし言う前に死んでしまったら不死身じゃないんじゃ…?」

ミカサ「オーダーと唱えると物や人の怪我を治せるようになるだけです。私の能力は唱えなくても常時発動しているので再生は無限に出来ます」

ハンジ「ふむ…ある意味最強だね…次はエレン」

ハンジ「支配するってのはどういうこと?」

エレン「俺は領土というものを持っていて、その領土の中に入った者を支配することができるんです。領土の中に入った者ならば浮かせることなども出来ます」

ハンジ「どうやって領土に入れるの?」

エレン「オーダーと唱えた後命令を下すと命令を下したものに領土が行き届き、命令に従わなければならなくなる…ですかね」

ハンジ「エレンの能力は領土内に入れてしまえば最強なんだね…ていうかだからさっきからエレンの足元に変な地面が見えてたのか」

アルミン「このエレンの地面は能力者しか見えませんよ」

ハンジ「じゃあこれで私が能力者だってことが分かったわけだね」

エレン「ハンジさんの能力は?」

ハンジ「んっふっふーまだ秘密だよん」

ミカサ「調査兵団は秘密にする人が多い…」

ハンジ「あはははは…さてそろそろ着くよ」

旧調査兵団本部

ばたん!

ハンジ「やっほー!リヴァイいる?」

ペトラ「あ、ハンジさん…リヴァイ兵長なら今は買い出しに出かけてますよ」

ハンジ「リヴァイが?珍しい」

エルド「新兵が来るそうなので歓迎くらいはしてやろう…と。俺たちは掃除を任されてました」

ハンジ「じゃあその新兵を挨拶させるね」

エレアルミカ「よろしくお願いします」

グンタ「おお、よろしくな」

ハンジ「あれ?オルオもいなくね?」

ペトラ「オルオはまだ掃除してますよ…兵長から任されたなら完璧にやるべきだって…」

ハンジ「はっはー…さすがオルオだね」

続きやってきます

オルオ「はぁー…終わったぜ」

エルド「お、終わったか。新兵達はもう来てるぞ」

エレン「よろしくお願いします」

オルオ「ほお…なかなか良さそうな奴らじゃねえか…俺の思惑通りだな…」

ペトラ「ねえ…オルオ…死んでくれない?」

オルオ「酷いな!?兵長に言われた以上の掃除を行ってきた俺に失礼だ!」

ペトラ「それはあんたが勝手に解釈してやっただけでしょ…しかもなんか兵長に似せた言葉喋ってるつもりなんだろうけど…やっぱ死んでくれない?」

オルオ「隙あらば俺の死を望むんじゃない…それに俺は兵長を尊敬してるだけだぜ…ペトラ」

ペトラ「尊敬しているから真似るとか…それに私の方があんたより兵長を尊敬してますから」

オルオ「はっ、笑わせる…兵長を尊敬しているのは誰から見ても俺が1番だと言えるな」

ペトラ「うわ死ね」

オルオ「くそ辛辣過ぎて泣けるぜ!」

アルミン「えっと…あれは?」

楽しんでみてるよ

あー、寝落ち…

>>205ありがとう。見てくれる人がいると嬉しい

夜…らへんに来ます

来ました

断片的に

グンタ「ああ…あれはな」

エルド「夫婦喧嘩とでも見てやってくれ…たまにあるんだよ。どちらが兵長を尊敬しているかとかな」

ミカサ「そんな理由で…」

ハンジ「まあ無理はないと思うな…あの2人がリヴァイを尊敬するってのも」

エレン「なんかあったんですか?」

ハンジ「いやぁ、そんな大したことをリヴァイはしてないんだけど…」

ハンジ「3人はここのリヴァイ班が能力者の集まりだって事は知ってるかな?」

アルミン「団長から聞きましたけど…」

ハンジ「エルドとグンタは違うけどね、あの2人は訓練兵時代の頃に能力者になってしまったんだよね」

ミカサ「私たちと同じ…」

ハンジ「ただ、君たちと違ってあの2人は受け入れてはくれなかった」

エレン「受け入れてくれなかった?」

ハンジ「能力者は悪。よく聞くだろう?だからあの2人は悪と見られて酷かったもんさ」

アルミン「ボク達は幸運だったのか…あんな仲間がいてくれて」

ハンジ「うん、感謝するべきだね。それで2人は心を閉ざしかけてしまったんだよね…自分が望んで能力を手に入れたわけじゃないのにねぇ…」

エレン「2人の能力は?」

ハンジ「あの2人は本当に平和な願いだよ。オルオは『悪を倒したい』」

ミカサ「悪を倒したいって…」

ハンジ「ま、まあそこはね…ペトラは『平和』だよ。さすがリヴァイ班の紅一点でもある願いだね」

エレン「なら能力を見せれば多少は受け入れてくれたんじゃ?」

やべえ…素で勘違いしてた…


ミカサ「私たちと同じ…」

ミカサ達は訓練兵になる前にはもう能力を手に入れてるので脳内変換お願いします

というかミカサのそのセリフは無かったことにしてください

ハンジ「それだったらどれだけ良かったことだか…あの2人は能力者というだけで全てを拒絶された」

アルミン「え…」

ハンジ「だけどそこにリヴァイが来てね。『お前らの能力には価値がある。俺の元でその力を役立てろ』とか言ってねぇ…それ以来リヴァイの事を尊敬しまくりさ」

グンタ「俺らも俺らで兵長のことは尊敬してるぞ」

ペトラ「まあなんだかんだあるかもしれないけど、よろしくね!3人とも!」

エレン「はい!」

ハンジ「リヴァイはいつ頃帰ってくるのかな?」

エルド「まだかかると思いますが」

ハンジ「じゃあ待ってようか…ちょうどいいから3人が能力者になった経由も教えてもらおうかな」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ハンジ「へえ…3人とも能力を得た時期が早かったのか」

オルオ「お前らも大変だったのな…同情するぜ」

ペトラ「ここでは別に能力者だからって邪険にされることもないから安心してね」

アルミン「ありがとうございます」

ハンジ「ただエルヴィンに昨日聞いたことと照らし合わせるとね…」

ミカサ「?」

ハンジ「DAISYが造られた後すぐエレンに能力を与えたってことでいいんだよね?」

エレン「DAISY本人も俺が能力を与えた最初の人だと言っていましたが…」

ハンジ「DAISYは造られた直後すぐエレンのところへ向かったということはエレンの父さんはDAISYに『エレンに1番に能力を与える』事を伝えてたんだよね?」

ミカサ「多分そうかと」

ハンジ「じゃあエレンの父さんはエレンが何を願うのか知っててDAISYをエレンの元へ向かわせたのかな?」

エレン「…いや、俺が願い事を決めたのはアルミンとその関連の話をしていたからです」

ハンジ「じゃあエレンが壁を破壊に導く能力を手に入れるかはわからなかったわけだ」

アルミン「…でもどちらにしろ超大型巨人が来るのをグリシャさんは知っていたから壁は破壊できたのでは?」

ハンジ「それにしてもだよ。だってエレンの父さんはこんなことを言ったらしいじゃん?」

『…エレンめ…失敗したか…』

アルミン「ーーー!」

ハンジ「これで紛れもなくエレンの父さんがエレンに壁を破壊させようと促してたのはわかるね。まるでエレンが壁を破壊することが分かってたような口振りだし」

エレン「父さんが…」

ハンジ「それに私の元にも届いたエレンが壁を破壊したという情報ももしかしたらエレンの父さんが流したものかもしれない」

ミカサ「何のために…」

ハンジ「多分エレンと能力者を争わせたいんだろうね。多分争わせることがエレンの父さんにはなにか意味があるのかもしれない」

エルド「意味?」

ハンジ「これは私の推測だけど、エレンの父さんはこんなことも言ってたそうじゃないか」

『次で成功すれば良い!』

ハンジ「これはもう一度今度は別の壁を破壊するつもりで言っているんだろう。そして多分また破壊するのはエレンだ」

グンタ「またエレンが…」

ハンジ「そしてここからは推測だけど能力者とエレンを争わせることでエレンの能力を強める目的があるのかもしれない。能力者と戦えばそれなりに経験値は得るだろうしね。今エレンは普通に使えてるみたいだけど」

エレン「あ、えっと…それはDAISYによって制限されたからです」

アルミン「DAISYに制限されてたの?」

ハンジ「…?だとするとなんの目的だろう…エレンに能力を慣らすためとかかなぁ…」

リヴァイ「戻った…なんだ新兵はもう来てたのか…」

オルオ「あ、兵長」

エレン「あ、えっとよろしくお願いします」

ミカサ(ちっちゃい)

リヴァイ「…ああ。おいオルオ、ペトラ…買ってきたものを揃えてくれ」

オルペト「了解です!」

ハンジ「私が紹介しとくね。こちらの黒髪の男の子がエレンで、金髪の子がアルミン。そしてこの黒髪の女の子がミカサ」

リヴァイ「…話はエルヴィンから聞いている…お前らはここで能力をもっと強くさせる訓練を行ってもらう」

アルミン「あの…どのような訓練をするのですか?」

リヴァイ「そう弁えなくてもいい…強くさせるというよりは重ねて強化するみたいなもんだな」

エレン「重ねて…?」

リヴァイ「明日になればわかる」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

はよよ

なんだろう、寝落ち癖でもついたかな?

いやはやすまない。今日は頑張る

>>216待たせてすまない

頑張る

では

歓迎会中

ハンジ「誰か私の話を黙って聞く奴はいねえかあ!」

オルオ「うわっこっちきた!ペトラ!」

ペトラ「私に押し付けないでよ!エルド!」

エルド「だからってこっち逃げてくるんじゃない!」

グンタ「お前ら落ち着け!」

リヴァイ「あのクソメガネが元凶か…チッ」

エレン「そういえばリヴァイ兵長の能力はどんなものなんですか?」

リヴァイ「そうだな…明日のためにも今見せとくべきだろう。エレン、アルミン、ミカサ。お前ら庭に来い」

アルミン「庭ですか?」

リヴァイ「おいお前ら…お前たちも庭へ来い。こいつに能力を見せる」

ハンジ「へえ?自分から進んで見せるなんて珍しいじゃん」

リヴァイ「いいから来い」

エレン「オーーー…」

リヴァイ「オーダー!」

『絶対時計』!

だっ!どかっ

エレン「うぐ…」

エレン(なっ…領土内に一瞬で侵入してきた…っ!?)

リヴァイ「…これが俺の能力だ。また明日訓練する時にも使うだろう。エレンよ、まずは俺の能力に勝ってもらう」

エレン「勝って…」

リヴァイ「ヒントを与える。俺の能力は『時間停止』だ」

アルミン「だから一瞬でエレンの領土内に踏み込むことができたのか…」

リヴァイ「もっとも、止められる対象は“三つ”までだがな」

リヴァイ「これを糧に3人で俺に勝て」

ーーーーーーーーーーーーー



アルミン「リヴァイ班の人たち皆いい人だね」

エレン「そうだな…」

ミカサ「ハンジ分隊長もいい人」

エレン「そういやアルミンさっきなんでハンジさんに呼ばれてたんだ?」

アルミン「別に教えてもいいんだけど、ハンジさんは言うなって…」

エレン「なんだそりゃ」

ミカサ「明日から訓練が始まる」

アルミン「頑張ってついていかないと」

エレン「そうだな…だがまずは兵長に勝たないと」

アルミン「時間停止の止める対象は三つまでらしいから、それをなんとか上手く使えいかな…」

ミカサ「先に三つ止めさせて、その隙をつけば?」

エレン「ああ、ミカサの案いいかもな」

アルミン「じゃあなにかを他の三つのものを止めさせておこう…なにがいいかな…」

ーーーーーーーーーーーーー

次の日

アルミン「エレン!ミカサが!」

エレン「ミカサ…?そこらへんで寝てんじゃないのか?」

アルミン「違う!兵長がミカサを!」

エレン「…は?」



エレン「ミカサああああっ!」

リヴァイ「来たか…俺の予想より一分遅いな」

エレン「なんでミカサを!」

リヴァイ「知ってるかエレン。巨人になることができる人間は強力な再生能力があることがお前の同期からわかった」

エレン「なにをーーーー」

リヴァイ「こいつも再生能力を持っている1人だよな?」

アルミン「ーーーーーーー!」

リヴァイ「…今こいつは巨人疑惑がかけられている。だから無理矢理だがここに連れてきた」

ミカサ「…」

エレン「そんなんで…攫っていいわけあるか!ミカサは能力者の能力で再生能力があるだけだ!」

リヴァイ「ならかかってこいエレン…能力者同士争おうじゃねえか」

エレン「望むところだぁぁぁぁ!」

アルミン「エレン!」

エレン「なんだよ!」

アルミン「ボクは昨日ハンジさんと『手榴弾』を作った!」

エレン「手榴弾?」

アルミン「この栓を抜いてしばらくすると爆発する!」

エレン「…!三つある理由は!」

アルミン「兵長の能力が効くのは三つまでと昨日言ってたろ?」

エレン「…そうだったな」

アルミン「だが失敗したら爆発する…どうする?」

エレン「失敗させるつもりなんかねぇ!アルミン!それを兵長の方に投げろ!」

アルミン「えいっ!」

アルミン(兵長の方に投げろってボクに殺人を犯せと言ってるようなもんなんだけど…)

リヴァイ「…三つか」

エレン(これで兵長は能力を手榴弾の停止で使い切る!)

エレン(俺はこのまま突っ込んで、奴を領土内に捕らえればいい!)

リヴァイ「いい『判断』と『行動力』だな…」

リヴァイ「だが!お前たちには圧倒的に足りないものがある!」

エレン(向こうも突っ込んできた!?)

リヴァイ「『経験』だ!」バシッ

ひゅんっ

エレン(な…全部受け止めて上に放った!?)

アルミン(マズイ…もう爆発する!)

アルミン(エレンが手榴弾を領土内に捉え、化学反応を止めれば爆発も止まる…)

アルミン(でもそれだと、次の瞬間にリヴァイ兵長がエレンの時間を止める!)

アルミン(爆発をエレンが止めるか、リヴァイ兵長が止めるかの…チキンゲーム!)

エレン「く…っ」

ダッ

リヴァイ(止めない…だと)

アルミン(死ぬ気かエレン!?)

エレン(こっちにゃ他に作戦もねえ!元より必死!)

エレン(構うものか!)

リヴァイ(…いい度胸だ)

オーダー!

『休戦調停』!

???「双方そこまでっ!戦闘続行を“禁止”致す!」

エレン「なっ……」

アルミン「ペトラさん…?」

ペトラ「これが私の能力よ。戦闘行為を中止するというね」

エレン「え…いや止めないでくださいよ!ミカサが!」

オルオ「馬鹿だなぁ?新兵は。こんなのお前の適性試験みたいなもんだよ」

エルド「ミカサにも事情を言って手伝ってもらったんだよ」

アルミン「え?ミカサ?」

ミカサ「いぇい」

グンタ「まあアルミンが手榴弾使うって言った時は流石にビビったがな」

ハンジ「それに危険を顧みず突っ込むエレンにもビックリだね!」

エレン「え…」

リヴァイ「だが、お前ら。なかなか俺の目には良く見えた」

アルミン「へ?はあ…」

リヴァイ「手榴弾を三つ投げる『判断』とその手榴弾を使い攻める『行動力』は特に評価すべき点だ」

ハンジ「リヴァイが人を褒めるなんてこりゃ明日は巨人が降るね」

リヴァイ「黙ってろ…しかもお前らは同時に信頼し合ってるとも見えた。そこで昨日言った能力を重ねて強化する方法をお前らに教える」

エレン「重ねる…?」

リヴァイ「重ねると言うよりは合体の方がいいな」

アルミン「合体…?能力を合体することができるのですか?」

リヴァイ「能力者同士のシンクロ率が高ければの話だ…お前ら2人には能力を合体する力を身につけてもらう」

ミカサ「…私は」

グンタ「ミカサは俺とエルドと能力者の戦闘をして、能力者同士の戦いに慣れてもらう」

エルド「能力的にもミカサはその2人と違って肉弾戦になりやすいからな」

リヴァイ「お前ら2人はまずオルオと戦闘を行ってもらう」

エレン「オルオさんと…?」

リヴァイ「オルオは巨人とも戦える力を持ってる兵士だ…お前らが訓練するのに最適な人物だろう」

オルオ「こ、光栄でふ」 がちっ

舌から血がーーーー!

ペトラ「こんなの日常茶飯事だから気にしなくていいわよ」

エレン「日常茶飯事って…口内炎が多そうだな…」

ハンジ「リヴァイー私は?」

リヴァイ「お前は頭数に入ってねえよ…大人しく考察でもしてろ」

ハンジ「まあ色々思うところもあるからね…アルミンは私の話についてける頭脳を持ってるようだしもしかしたら借りるかも」

ペトラ「自分の話が厄介なのを自覚してるんですね…」

ハンジ「厄介ってどういうことだ!」

リヴァイ「とりあえずお前ら…朝飯の後に掃除をしてから訓練開始だ」

アルミン「え?掃除?」

リヴァイ「…掃除だが?」

アルミン「いや、今でも綺麗なのに…と思いまして…」

ハンジ(アルミンがリヴァイ地雷原に行ってしまった!)

リヴァイ「ほう…なら教えてやろう。掃除とはどんなもので綺麗とはどんなものかを!」

アルミン「え?あ、ちょ!エレーン!ミカサー!」

ミカサ「私たちは他の人に聞くのでアルミンは兵長から聞いて欲しい」

エレン「なんで掃除をこんな綺麗なのにするんですか?」

アルミン「この裏切りもんがぁぁぁぁ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「…」 ツーン

エレン「悪かったってアルミン…」

ミカサ「見捨ててごめんなさい」

グンタ「見捨ててごめんなさいって初めて聞いた謝り方だな」

エルド「普段そんなの聞かないだろう」

ペトラ「ていうか新しい合体能力にはアルミンとエレンの信頼度が重要なんだけど…」

オルオ「アルミンのエレンに対する信頼度ガタ落ちじゃねーか」



オルオ「さてガキンチョども。いつでもかかってきていいぜ?」

ペトラ「もしなんかあったら私がオルオをボコして戦闘止めるから安心してね」

オルオ「いや能力使って止めろよ!」

アルミン「さていいかい?エレン」

エレン「はい」

アルミン「まずボクが能力使ってエレンに行動を指図しつつ戦うからエレンはオルオさんの支配を」

エレン「おし、わかった」

アルミン「支配してしまえば勝ちも同然だからね…支配することが勝利の鍵だ」

オルオ「話は終わったか?」

エレン「はい!行きますよ!」

ペトラ「じゃあ始め!」

アルミン「オーダー!」

『満天の星読み人』!

アルミン「…よし!エレン!オルオさんがいる反対方向を走って!」

エレン「ああ!」 だっだっだっ

オルオ「確かにいい行動しやがるなこのガキンチョども…」

アルミン「今だ!」

エレン「オーダー!」

『拘束する支配者』!

オルオ「オーダー!」

『百鬼夜行』!

アルミン「…!?なんだあの無数の小鬼は!」

エレン「くそ!オルオさんにまで支配が行き届かねえ!」

オルオ「隙ありぃ!」

エレン「!くっ!」

ペトラ「はいそこまでー」

アルミン「あ…」

ペトラ「うーん…途中まで良かったけどねぇ」

エレン「あの小鬼のせいでオルオさんに支配が届かなかったんですよ…」

オルオ「こんな感じでこれからお前らの能力にとって天敵が現れるかもしれないからな…」

ペトラ「アルミンの能力も能力者相手だと少し弱まっちゃうみたいだしね」

アルミン「はい…」

ハンジ「こりゃ壁外調査までにできるかな?」

アルミン「ハンジさん…え?壁外調査?」

ハンジ「ん?そうだよ?どうしたの?」

エレン「え…俺たちも参加してよろしいんですか?」

オルオ「普通逆の質問なんだけどな…参加したくないってのが皆の本音だがな」

ペトラ「この2人は巨人に並々ならぬ執着を持ってるからね…」

ハンジ「ああ、君達が参加するのにエルヴィンも反対はしないだろうね」

エレン「巨人と…」

アルミン「能力は通用するかな…」

ペトラ「弱気になっちゃだめよアルミン。弱気になる前に早くエレンとの合体能力を身につけなきゃね」

オルオ「合体能力はまだ俺らも見た事がないからな」

エレン「よし、頑張ろうぜアルミン!」

アルミン「うん!」

ペトラ「ちなみに次の壁外調査の日にちは決まったんですか?」

ハンジ「うん、今日から丁度1ヶ月後だよ」

ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー

半月後

アルミン「くっ…」

エレン「うーん…まだできねえなぁ」

アルミン「ごめんねエレン…」

エレン「アルミンの所為じゃないだろ。こんなとこで嘆いてる暇あったらもっと練習しようぜ」

アルミン「そうだね…」

エレン「…?」

オルオ「よし、もう一度こいガキンチョども」

エレン「ガキンチョって歳じゃないですってば!」

ペトラ「じゃあ始め!」

ばたっ

アルミン「くぅ…」

エレン「くそ…なんでだ?」

オルオ「俺の目から見てもお前らの外見上は相性いいんだがな…内面…つまり精神面でなんかあんのか?」

エレン「特にはないですけど…」

アルミン「ボクも…」

オルオ「まあそんなのは練習していけば分かる事だしな…そら始めるぞ」

ペトラ「…」

次の日

エレン「はぁっ…」

オルオ「休憩するか」

エレン「ええ…」

ハンジ「やっほー…エルドとミカサとグンタは?」

エレン「いつも通り3人での訓練です」

ハンジ「ミカサに二対一でやっと互角の勝負ができるって前に言ってたしねぇ」

オルオ「下手すりゃ兵長にも匹敵するかもしれませんね…まあ兵長は負けませんけど!」

ハンジ「はいはい」

ペトラ「アルミンちょっと」

アルミン「…?どうしたんですか?」

ペトラ「ちょっと向こうまで行かない?」

アルミン「はあ…」

ペトラ「ここら辺でいいかな…座ろっか」

アルミン「…」 ぺたん

ペトラ「ここのところ合体能力はどう?」

アルミン「エレンとのシンクロ率は悪くないんですが、いざやるとなると…」

ペトラ「それが今までの結果だね」

アルミン「はい…」

ペトラ「で、私は私でね、なにが原因でできてないのかなって思って探ってたのよ」

アルミン「探ってた…」

ペトラ「そこから私はね、前にオルオがいった原因の予想覚えてる?」

アルミン「えっと…内面…精神面でなにか問題があるかないかってことですか?」

ペトラ「ここら辺でいいかな…座ろっか」

アルミン「…」 ぺたん

ペトラ「ここのところ合体能力はどう?」

アルミン「エレンとのシンクロ率は悪くないんですが、いざやるとなると…」

ペトラ「それが今までの結果だね」

アルミン「はい…」

ペトラ「で、私は私でね、なにが原因でできてないのかなって思って探ってたのよ」

アルミン「探ってた…」

ペトラ「そこから私はね、前にオルオがいった原因の予想覚えてる?」

アルミン「えっと…内面…精神面でなにか問題があるかないかってことですか?」

ペトラ「そうそれ。アルミンを見てて思ったんだけど…」

アルミン「…」

ペトラ「あなた自分の事を卑下してない?」

アルミン「え…卑下ですか?」

ペトラ「そうよ…シンクロ率はあんなに完璧でお互い信頼しあっている…なのに成功しない。なんでだろうと思ったけど、アルミン。あなたがエレンに信頼されることがありえないこととか思ってない?」

アルミン「…ボクはシガンシナ区にいた頃、外に出たいと夢見てたんです」

ペトラ「でも外に出るって…違反じゃなかった?」

アルミン「そう、違反でした。だからボクはシガンシナの子達から異端者として見られて苛められていました」

ペトラ「いじめ…」

アルミン「だけどそこにいつもエレンが助けに来てくれました…ミカサが来たあとはミカサがエレン以上に助けてくれました…」

ペトラ「ミカサ…」

アルミン「ボクは情けなかった…いつも助けられてばかりでボク自身はエレンとミカサをなにも助けてあげられない…」

ペトラ「アルミン…」

アルミン「嫌だった…助けられっぱなしは…でもボクは何もできなかった」

ペトラ「…」

アルミン「友達を救いたいという気持ちだけで何もできない傀儡」

アルミン「兵長も言っていたけど判断したのはボクだけど実際に行動するのはまずエレンだった…」

アルミン「ボクはただ見てるだけ。何もできない。そんなボクがエレンに釣り合うとはとても考えられなくて…」

エレン「それは違うぞ!」

ペトラ「あ、エレン」

アルミン「え?なんでエレンが?」

エレン「休憩中にたまたま通りかかってな…おいアルミン。もし俺とお前が不釣り合いだと思ってんならそれは全然違うぞ」

アルミン「え…」

エレン「俺とミカサはお前に助けてもらった数は図りきれない」

アルミン「う、ううん。ボクは何も助けてすらあげれなくて…」

エレン「じゃあそれは思い込みだな。アルミン、俺がお前に本当に助けてもらってないなんて思ってんのか?」

アルミン「だって…そのはずじゃ…」

エレン「じゃあ巨人が襲来した時俺とミカサの為にハンネスさん呼んだのは誰だ?カゲキヨに襲われた時真っ先に皆の安全を危惧して自分が能力者だと知られる危険を犯してまで助けたのは誰だ?その後も…」

アルミン「わ、わかった!わかったから!」

エレン「本当にわかったか?」

アルミン「う…ん」

エレン「怪しい返事だな…だが覚えとけよ。エレン・イェーガーは親友のアルミン・アルレルトを誰よりも尊敬して誰よりも頼りになる奴だと思ってる」

アルミン「!」

エレン「頼むぜ親友。こんなとこでへばっちゃいられない」

アルミン「…ありがとうエレン」

エレン「俺はただ事実を言ったまでだ…後で練習再開するぞ」

ペトラ「青春だねぇ…アルミン。エレンはアルミンと不釣り合いなんて微塵も思ってないみたいよ」

アルミン「ボクの一方的な思い込みだったみたいですね…ペトラさんもありがとうございます」

ペトラ「私は何もしてはいないわよ…頑張ってね、アルミン」

アルミン「はい…では練習に行きましょうか」

ペトラ「そうだね!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

数日後

ペトラ(それから練習は続いた)

ペトラ(僅かにシンクロ率も高まってる感じもした)

エレン「くそ…あと少しでできそうなのによ!」

アルミン「うん、あとちょっとだ。頑張ろうエレン!」

リヴァイ「意気込んでるところワリいがお前ら、明日の準備はしたのか」

エレン「え?明日なにかありましたでしょうか…?」

リヴァイ「…練習に意気込むのもいいがその練習は何のための練習なのか目的を見失うんじゃない。明日は壁外調査だろうが」

アルミン「うそ!?明日!?」

ペトラ「そうよ?気づかなかったの?」

エレン「えっ、ミカサもか!」

ミカサ「いや、私はもう準備は済ませている」

アルミン「なんで教えてくれなかったんだ!エレン!」

エレン「今すぐ準備してきます!」

だっだっだ

オルオ「壁外調査で使うための練習なのにその壁外調査を忘れてしまうなんてマヌケな奴らだな」

エルド「というかミカサも今さっき俺らが明日のこと言ったから気づいたんだろ?」

グンタ「準備終わってるのか?」

ミカサ「…行ってきます」

ペトラ「ミカサは見栄張ってただけだったね」

リヴァイ「アホかあいつら」

そして

リヴァイ「おい気になってたんだが、お前ら能力の合体のやり方わかってんのか?」

エレン「シンクロ率高めれば合体するのでは?」

リヴァイ「…」

アルミン「え?違いました?」

ペトラ「ち、違うわよ?」

リヴァイ「…合体はお前らの願いを合わせなきゃおきねえよ」

エレン「」

アルミン「」

エルド「ショック受けてるぞ」

グンタ「ていうか兵長教えたんじゃないんですか?」

リヴァイ「こいつらが勝手にやり方ならしってます!とか言うからほっといたらこの有様だ」

オルオ「なにやってんだか」

リヴァイ「だがシンクロ率は十分だしぶっつけ本番でもできるだろう」

エレン「ほ、本当ですか?」

リヴァイ「多分な」

ミカサ「不安…」

ペトラ「大丈夫かな…巨人相手に」

ちなみにpart2

リヴァイ「俺の能力は『絶対時計』と書いて」

エレン「書いて…?」

リヴァイ『クロノグラフキャリバー』と読む」

アルミン「無駄にかっこいい…」

ペトラ「私は『休戦調停』と書いて」

ミカサ「書いて」

ペトラ「『スリーピングシープ』と読むのよ」

オルオ「俺は『百鬼夜行』と書いて」

エレン「…」

オルオ「『オーガドライブ』と読むぜ…フッ」

キース「『荒御魂』!」

オルオ「うおおおおおおおお!?キースさん!?」

キース「私のはバトルーオンと読む!」

オルオ「俺の小鬼がぁぁぁぁぁあ!」

ペトラ「うるさい…」

エレン「てかオルオさんの能力は実際どんなのなんですか?」

アルミン「兵長のは時間を止める。ペトラさんのは戦闘行為の中止。教官は相手を原子レベルに砕く。オルオさんは…小鬼の飼育?」

オルオ「ふざけんな!教えてやるよ!」

「百鬼夜行」
百の鬼を体内に住まわせる能力。百の鬼の力と魂を持つ。

オルオ「俺は百の鬼の力と百の魂を持ってんだ!」

ミカサ「ふーん」

オルオ「くそ!お前ら感動薄いな!」

実際はオルオの能力はかなり強いことがわかりました

そんなことも分かるビッグオーダー5巻発売中!是非!

夜に

何故か宣伝www
続き楽しみに待ってます

>>256楽しみに待ってくれてありがとう

いや、嬉しいね

よし、やろう

もし更新が途絶えてたらそれは寝落ちという解釈でよろしくです

次の日

アルミン「うわぁ…緊張するなぁ」

エルド「初陣だからな。無理もないだろう」

グンタ「何よりそいつらは史上最年少で調査兵団に入ってるからな。巨人と遭遇するだけでも足がすくんでしまうかもしれない」

エレン「まあ異例なのは承知ですけど…三年間の訓練生活を終えて入ることができるこの兵団に俺たちはいていいのかと考えることも…」

オルオ「特別だから仕方ないんだろ」

ペトラ「ほら、あと15分少しで門が開くだから緊張感持ちなさいよ」

ミカサ「…」

エレン「そういえば兵長。俺の同期たちはどうなっているのでしょうか」

リヴァイ「…お前の同期も出陣だ」

アルミン「やっぱり皆も出陣するんだ…」

リヴァイ「訓練はしてあるからすぐ巨人に喰われるようなことはないだろう」

ミカサ「…アニたちは?」

リヴァイ「巨人になれるお前らの同期は自らの志願で出陣しないそうだ」

エレン「元気にしてるかな…」

ハンジ「ほいほい~もう門開くよ~」

アルミン「いよいよだ…」

進めーーーー!

エレン「よし…行くぞ!」

壁外

アルミン「うわぁ…広い」

オルオ「おい見惚れてる場合じゃねえぞ」

前方より巨人2体出現!

エレン「!巨人だ!」

エルド「戦うのは俺らじゃない。俺らは前に進むだけだ!」

ペトラ「私らの目的は巨人を討伐することじゃないでしょ?」

ミカサ「…グリシャさんが潜んでいる可能性があるところを探し出すこと」

グンタ「そう、それが今回の俺らの目的だ」

オルオ「あとわかってるとは思うが、能力は極限使うなよ?」

アルミン「大丈夫です…本当に危険な時になったら、ですよね」

リヴァイ「そこでお前らが合体能力を使えるようになることも今回の壁外調査の目的でもあるからな…自覚しとけ」

エレン「はい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミカサ「…巨人が少ない?」

ペトラ「うん…なんかおかしいね。ここまで巨人と一匹も遭遇せずに来れたし…」

オルオ「妙だな…俺の第六感がなにか危険だと叫んでいる…」

ペトラ「早く巨人来てオルオ食い千切ってくれないかなー」

オルオ「残虐だな!」

エレン「これだと父さんがいるかもしれない場所は探しだせるかもしれないけど…」

アルミン「ボク達の合体能力の目的は達成できないね」

リヴァイ「…流石にここまで巨人がいないのはおかしいな…」

だーん!

ミカサ「黒の煙弾…」

エルド「お前ら気をつけとけよ!奇行種が出たみたいだ」

エレン「奇行種!」

リヴァイ「ようやく巨人と巡り合わせたらしいな」

グンタ「なんか今回の壁外調査…変だな」

ミカサ「変とは?」

エルド「俺らも何回かは壁外調査をしてきたが、巨人に見つかってすぐ殺されるってのは当たり前みたいなもんなんだ」

ペトラ「だけど今回は巨人と遭遇すらしてなかったみたいだし…巨人側になにかあったのかも」

オルオ「なんだ?知性がある巨人がその他の巨人を操って俺らを待ち伏せしてたりしてんのか?」

エレン「知性持ちの巨人…そういえばアニ達は巨人になった後も自我は残ってるとか言ってたな」

だっだっだっ

通達班「申し上げます!」

リヴァイ「なんだ」

通達班「右翼側にて…人類の仇とも言える巨人が出現!」

エレン「…え?」

通達班「よ…鎧の巨人が出現したばかりか、その肩に少女が乗っていた模様!鎧の巨人は巨人達を虐殺しながらここに向かってきています!」

リヴァイ「なんだと…おいペトラ!聞こえたな?通達を頼む」

ペトラ「はい!」

ミカサ「鎧の巨人って…ライナー?」

リヴァイ「いやおかしい…あいつらは自らの意思で壁外には出ないと言っていたが…」

アルミン「…そっか」

オルオ「なんかわかったのかよ」

アルミン「あの3人は自分の意思関係なく操られているそうです」

リヴァイ「…あいつが鎧の巨人ともう1人の女を操っているのか」

エレン「父さんが…」

ペトラ「通達完了… !兵長!」

どんどんどんどんどんどん

エルド「なんだこのでかい地響きは!」

ミカサ「…後ろの方から音がする」

どんどんどんどんどんどん

エレン「ち、近くなってきた!」

どんどんどんどんどん

リヴァイ「お前ら!戦闘準備に入れ!」

鎧の巨人「…」 どんどんどん!

アルミン「鎧の巨人と…アニ!?」

エレン「なんであいつが肩に乗ってるんだよ!」

グンタ「来たぞ!」

オルオ「くそ!オーダー!」

『百鬼夜行』!

オルオ「足止めします!」

ペトラ「!前方から巨人が!」

エルド「なんで今になって!」

アルミン「どうすれば…!」

鎧の巨人「…」

ガァアアアアアアアアアアアア

ミカサ「くっ…咆哮!」

エレン「う…ぐ」

リヴァイ「うるせえ咆哮だな…ぐ…」

ペトラ「仕方ない…オーダー!」

『休戦調停』!

ペトラ「巨人との戦闘を中止致す!」

巨人「」 ぴたっ

アルミン「動きが止まった…」

鎧の巨人「…」 ずっ

オルオ「!おい!こいつだけ動いてる!」

ペトラ「能力はかけたはず!」

鎧の巨人「…」 だっ

エルド「…!おいエレン!」

エレン「へ…」

鎧の巨人「…」 ひょいっ

エルヴィン「エレン!」

リヴァイ「…なんでここにいんだ」

エルヴィン「緊急事態だからだ!総員!エレンをから奪い返せ!」

ミカサ「エレンを…返せ!ライナー!アニ!」

鎧の巨人「…」 ぴたっ

アルミン「なんだ…?動きが止まった…」

アニ「…返せとは変だね」

ミカサ「…アニ?」



アニ「今も昔もエレンは壁の破壊のために必要な私の『部品』だ」


エルヴィン「…貴方がここででてくるとは思いもしませんでしたよ…!」


エルヴィン「グリシャさん!」

寝ないうちにやっとかないとなー

アルミン「グ、グリシャさん…?」

ミカサ「アニ…じゃないの?」

アニ「なんだ?久しぶりに会っただけで親友の父の声を忘れてしまうなんてアルミンとミカサは酷いなあ」

アルミン「…親友の父でもその親友を壁の破壊に導いた父はボクにとって敵です」

ミカサ「…貴方には恩もありますが…エレンのこととなると話は別です。返してください、エレンを」

アニ「残念ながらエレンはまだ壁の破壊に使えるカードなんでな。それに返せとも変な問いかけだね」

エルヴィン「…」

アニ「この子は私にとって息子でもあり部品でもあるんだ。邪魔はさせない」

エルヴィン「いいえ。エレンは返してもらいます、グリシャさん」

アニ「エルヴィンまで私に楯突くか…昔はあんな物分りのいい奴だと思ってたんだがな…だが私には今巨人体となったライナー・ブラウンがいる」

エルヴィン「私も舐められたものですね。私は能力者ですよ」

アニ「…」

アニ「君の願いは把握済みだ…この世界の否定とは随分すごい願いをするものだな」

エルヴィン「私にとって貴方は世界の中心でしたから。その貴方に裏切られたら否定もしたくなりますよ」

アニ「そんな尊敬してた人物に対して君は刃向かうのかね?」

エルヴィン「今となっては懐かしい記憶です。今は私の敵ですグリシャさん」

アニ「…」

エルヴィン「まずはエレンを返してもらいます」

アニ「君の能力には敵いそうにないな」

エルヴィン「どうも…オーダー!」

『鷽替え神事』

エルヴィン「エレン・イェーガーが捕らわれたことを『嘘』とする!」

鎧の巨人「…!」 するり

エレン「…」 ぱたん

アルミン「エレン!」

エレン「…う」

ミカサ「エレン!」

エレン「…ミカサ?確か俺は…」

アニ「さて、これからどうするのかな?」

エルヴィン「…貴方と会話できただけでも収穫です。このまま帰還し、次に備えます」

アニ「ふむ…だが私もすごすご引き下がるわけにはいかなくてな」

エレン「で、引き下がらないならなにするつもりなんだ?父さん」

アニ「…お前を連れて行く」

エレン「連れてかれるつもりはないぞ父さん」

アニ「だろうな」

アルミン「エレン…」

エレン「父さん。いっぱい話したいことがあったのに今は二つしか話したいことがなくなったよ」

アニ「時間短縮ができていい話じゃないか」

エレン「一つ。なぜ俺を壁の破壊者に選んだ」

アニ「…あえて話してしまおうか。私はアルミンかエレンのどちらかを壁の破壊者にするつもりだった」

アルミン「ボクも…?」

アニ「だが私としてはどちらでもよかったんだがな。だからそこらへんはDAISYに任せた」

エレン「…」

アニ「理由はまだ教えることはできないがな…」

エレン「答えに殆どなってないぞ…」

アニ「全部晒して話すつもりなど毛頭ないさ」

エレン「…」

アニ「私としてはエレンが私に対する話し方が変わって残念だな。昔は父さんと呼ぶ声も今は憎しみの篭った声だ」

能力者の対巨人戦かっけーな
オルオの百鬼夜行、いい!
続き期待!乙!

>>274おお…そんな風に言われたのは初めてかも…

応援されるとやる気が出るしょーもない性格なもんで

少し更新していきます

エレン「実際憎んでいるからな」

アニ「まあどうとでも思えばいい」

エレン「変わったな父さん…二つ」

アニ「…」

エレン「俺と父さんは母さんを殺した。そのことをわかってんのか?」

アニ「っ…」

エレン「…その反応を見て確信したよ」

アニ「…何をだ」

エレン「何も家族のことを考えてないと思ってたから…まあ意外だな」

エレン「父さんは母さんを殺すつもりなんかなかったんだろう?」

アニ「…」

エレン「だが俺が壁の破壊に『失敗』した結果、シガンシナ区だけに巨人が集中して集まり、母さんは食べられてしまった」

エレン「もし俺が超大型巨人を操るどころか他の巨人までも操る事に『成功』していたら巨人は満遍なく全ての区に散らばっただろうな」

エレン「超大型巨人は壁の中には入ってこない。正確には入って来れない。あまりにデカいあまりにな」

エレン「だから父さんは伏兵を用意した。そう、鎧の巨人だ」

エレン「だが俺は能力では超大型巨人までしか操れなかった。失敗したんだ。だからシガンシナ区に巨人は集中して来た」

エレン「もし成功してたら鎧の巨人を使って壁の全てを破壊してたかもな。鎧は体当たりだけでも壁を破壊できるしな…事実破壊もした」

エレン「その俺の失敗で母さんは食べられた…今の反応からして予定には入ってなかったみたいだしな」

アニ「的を射る正確な考察だなエレン。そう、私はカルラを巨人の餌にするつもりはなかった」

アニ「だが食べられた」

エレン「…人の心を失っていたかと疑っていたが別に大丈夫みたいだな」

アニ「…流石にお前らにヒントを与えすぎたな。話は終わりだエレン。鎧の巨人!」

鎧の巨人「…」 ずんっ

エレン「アルミン!?」

鎧の巨人「ウォオォォォオォォォオ!」

エレン「くっ!?」

アルミン「無事かエレン!」

エレン「あ、ああ…ライナーは…」

ミカサ「完璧に操られている…ライナーを止めるのは至難の技だと思う」

アルミン「事実他の巨人に効いたペトラさんの能力がなぜか鎧の巨人には効かなかった」

エレン「!そういえば他の皆は!」

ミカサ「エルヴィン団長が私たちと距離を開けさせた…周りに巨人もいないし無事のはず」

アルミン「来たよミカサ、エレン!」

鎧の巨人「ウォオォォォオォォォオ!」

エレン「オーダー!『拘束する支配者』!」

鎧の巨人「…!」 ざっ

アルミン「速い…!それにエレンの支配もやはり効かない!」

エレン「くそ!なんでこんな時に能力範囲を限定されてんだ!」

ミカサ「私が行く!」

アルミン「待ってミカサ!鎧の巨人がおかしい!」

ミカサ「!?なんで巨人を持って…」

鎧の巨人「…」 ぶんっ

エレン「ミカサ!巨人が投げられてる!早くこっちにこい!」

ミカサ「エレ…うっ!?」 どがっ

アルミン「ミ、ミカサ!しっかりして!」

エレン「オーダー!空気抵抗を操作!」

がんっがんっ

エレン「気休めにすぎないが、壁を作った!ミカサ!能力で回復しろ!」

ミカサ「オ、オーダー…『再生の炎』」

しゅうううううううつう

ミカサ「…う、もう大丈夫」

エレン「まずい!ライナーも突っ込んで来た!」

ばきっ

アルミン「空気の壁が壊れた…!来るぞ!」

リヴァイ「エレン、アルミン!合体能力だ!」

アルミン「兵長!?」

リヴァイ「時間がねえ早くしろ!鎧が巨人を投げてくる!ミカサと違ってお前らは不死身じゃねえんだから当たったら間違いなくヤバイ!」

エレン「アルミン!」

アルミン「エレン…!」

アルミン(眼を見ただけで分かった。エレンの今の願いが)

エレン(俺はーーーー)
アルミン(ボクはーーーー)

エレン(ミカサとアルミンを守る!)
アルミン(エレンとミカサを守る!)

エレン「オーダーっっ!」
アルミン「オーダーっっ!」

ミカサ「来る!エレン、アルミン!」

ヴォオォオオオオオオオオ!

支配者+霊視エンジン!

どんっ

リヴァイ「…巨人を受け止めただと…」

リヴァイ(巨人が投げられる方向を予知してその先に空気の壁を集中して減速…か)

エレン(脳内にアルミンの思考が流れ込んでくる…!)

アルミン(エレン!次は死角を狙って右後方!グリシャさんの考えだ!)

エレン(アルミンの予知のお陰で次鎧の巨人が父さんに命じられて巨人を投げてくる方向がわかる!)

意味がわからないと思うので、公式の合体能力の説明書いときますね

「支配者+霊視エンジン」

一手先をラグなしで予知する支配者の追加効果。
※「一手」の定義は「敵の直接攻撃」とする。
(例えば逃亡や間接攻撃は含めない)
同時攻撃は複数の対象となり
時間差攻撃はその一手ずつが対象となる。


自分はこの説明みてもわけわかりませんでしたけど…

ここまでです

乙!初見で今読み終わった
ずっと仲居くんだと思っていたけれど…凄く良かった!めっちゃ好みだ

追いついた
オーダーの元ネタは知らなかったけど面白い…!
支援だ

未だに小鬼が強いと思えないんだけど...
ビッグオーダー見るべき?

>>284よく皆ビストロSMAPと間違えるんですよねww

>>285元ネタ知らないのに読んでくれるとか感謝の極み

>>286小鬼は強いというよりは…便利…?かな?ビッグオーダーは読むのを推奨しますぜ

ビッグオーダー60万部売れたらしいっすね

こんなにも見てくれてる人がいると嬉しいです。ありがとうございます

また明日来ます

どん

エレン(よし、巨人を止めた…だがこのままじゃ巨人を投げて受け止めての無限ループだ…どうする?アルミン)

アルミン(…そうだ、目には目を、歯には歯を、巨人には巨人を、だ)

エレン(え?)

アルミン(投げられて、しかもペトラさんの能力で動けなくなっている巨人をライナーにぶつける)

エレン(なるほど…でもだとすると肩に乗ってるアニが危なくないか?)

アルミン(それは君がアニを支配すればいい話だ。さあ、エレン!投げるよ!)

エレン「オーダー!巨人を鎧の方へ!」

どんどんどんどんどんどん

エレン(アルミン!ライナーに当たらなかった巨人がすげえ地響き起こしてる!)

アルミン(気にしなくていいから!エレン!アニの支配!)

エレン「オーダー!アニを空中で捕らえろ!」

ふわっ…

エレン(アニは空中に留めることができた…)

アルミン「鎧の巨人がまた動き出す!」

リヴァイ「任せろ…」

ひゅんっ

エレン「…あれ?兵長の声が聞こえた気が…」

ズドン!

アルミン「鎧の巨人が倒れた!」

エレン「なんでだ…?」

アルミン「うなじに誰かいる…あれ…兵長?」

エレン「そうか…兵長の声が聞こえたと思ってたら兵長はもう時間を止めて鎧のうなじを削いだのか」

アルミン「兵長の能力最強すぎない?」

エレン「あれ?兵長が…ライナーを抱えてる?」

アルミン「え…!?うなじからライナーを引きずりだしてる!?」

エレン「巨人化した人間は巨人のうなじにいるのか…」

アルミン「でもなんで兵長はそんなこと知ってたんだろう…」

エレン「あ、ミカサが兵長を助けてる」

エルヴィン「エレン!アルミン!帰還するぞ!戻って来い!」

アルミン「団長」

エルヴィン「ライナーはリヴァイとミカサに任せておけ…あとエレン」

エレン「はい?」

エルヴィン「アニを空中に留めたまま放置するつもりか?」

エレン「アニィィィィィィィィ!すまねぇぇぇぇぇぇぇぇ!今行く!」

ガシャン!

アルミン「うわぁ!?」

エレン「…!?なんだ!?合体が崩れた!」

エルヴィン「どうやら願いが変わったら合体も解けるようだな」

アルミン「なるほど…」

エレン「じゃあ今度から注意しないとな」

アルミン「いいから早くアニを」

エレン「そうだった!」

アルミン(こうしてボク達にとっての初めての壁外調査は死傷者0という驚異的な実績を残して終わった)

アルミン(グリシャさんは鎧の巨人にボク達が投げた巨人が当たる前にアニの操りを解いたみたいだ)

アルミン(だがボクは思いもしなかった)

アルミン(この後、物語は異様な方向へ進むことになることをーーーーーー)

朝はキツイ…

ので、朝はここまでです

ええ、ここから物語の核心へといきます

途中で自分の趣味な出来事がありますが、まあ温かい目で見てくれればと

支援や乙ありがとうございます

次の日

エレン「どうして皆で集まることになったんだ?」

アルミン「これまでのことを全て整理するために皆で確認し合うためだよ」

ミカサ「主催はアルミン?」

アルミン「んーん。ハンジさん中心にやってくつもり。ミカサもエレンもなんかあったらよろしくね」

エレン「ちなみに皆ってどれくらいだ?」

アルミン「今回の件について深く関わってる人たちだ。具体的には104期現上位10名とミーナ、ユミルとリヴァイ班の皆さんと、エルヴィン団長、ハンジさんだ」

エレン「お、またみんなと会えるのか」

ミカサ「そうこうしてるうちに呼ばれた場所についた」

エレン「ていうか旧調査兵団本部じゃねーか」

がちゃり

アルミン「失礼します」

リヴァイ「遅えぞお前ら…他の奴はもうとっくに来てる」

サシャ「お久しぶりです、皆さん!」

ミカサ「久しぶり」

クリスタ「皆昨日の壁外調査とかで怪我しなくてホントよかったね…」

マルコ「全くだね」

ハンジ「集まったかな?」

エルド「ハンジさんが呼んだ人は全員集まりましたよ」

ハンジ「じゃあもう早速始めようか?」

アルミン「そうしましょう」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ハンジ「さて、集まってもらったのは他でもない、今回の壁外調査の結果と今までのことを整理するためだ」

アルミン「なんか思うところがあったら遠慮なく言ってくださいね」

ハンジ「じゃあまず昨日の壁外調査の結果についてだ。これは現場にいた人や上層部しか知らない結果なんだけどね」

ハンジ「我々は壁外にて、アニを通して今回の件、能力者の発端でもあるグリシャ・イェーガーと接触に成功した」

ジャン「…?おいエレン、お前の父さんは行方不明だったんじゃねえのか?」

エレン「それはな、父さんがアニを操って、アニを使って俺らと会話していたんだ」

コニー「じゃあエレンの父さんは生きてたんだな」

グンタ「ちなみに、アニとライナーは昨日の記憶がないらしい」

アニ「操られたどころか壁外にいたことすら覚えてません」

ライナー「同じく…身体の疲労は残ってるんですが」

ベルトルト「僕は眠らされてただけだけどね…」

エルヴィン「すまないな…こんな疲れている時に呼び出して」

ライナー「いえ、大丈夫です」

ハンジ「そこで、エレンとエルヴィンはグリシャ・イェーガーと会話をした。その会話の内容は側にいたアルミンを通して私も聞いた…そこで色々なことが推測できたよ」

エレン「あの会話から…」

ハンジ「早速その推測を話したいところなんだけど…」

ペトラ「どうしたんですか?」

ハンジ「鼠が入り込んでるようだ!オーダー!」

『歪曲する怪光線』!

ユミル「うおっ!レーザー!?」

ハンジ「誰かな?そんな遠くで話に聞き耳立ててる人は」

DAISY「全く…余が与えた能力なのにその与えた者に能力をぶつけるとは何事じゃ『ハンジ・ゾエ』」

オルオ「え?あんな遠くにいたのにDAISYを見つけられたんですか?」

ハンジ「私の能力の影響でね。遠くも視えるんだよ」

アルミン「なんでDAISYがいるの…?」

DAISY「なに、余もお前たちの話を聞いて整理しようと思ってただけなのサ」

ハンジ「嘘つけ…本当の理由は?」

DAISY「お前たちの考察の時間を邪魔はしたくないしの、聞きたいことだけ聞くぞ」

ユミル「またか?」

DAISY「また、だ。まあユミルにした質問と似ているかもの」

ユミル「私に?」

DAISY「余は元々能力者の情報を収集し、また逆に開示するための『情報管理システム』だ」

346:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
エレン「知らなかったな…」

DAISY「言ってないしの。だから余は余が与えた能力者の情報を管理していてな。余が誰にどんな能力を与えたかもバッチリだ」

ミカサ「…」

DAISY「で、昨日の壁外調査。余は隠れてながら見ておった」

エルヴィン「いたのか…」

DAISY「姿は消してたがの…そこで質問じゃ」

DAISY「リヴァイとやらにだ」

リヴァイ「…俺か?」

DAISY「お前はなぜ能力者なんだ」

リヴァイ「…何が言いたい」

DAISY「余の情報管理システム通りだとリヴァイ、お前に能力を与えた覚えなんぞない」

エレン「は…?」










DAISY「お前は誰に能力を与えられた」

DAISY「余以外の誰かというのか?」




リヴァイ「…く」

少ないですけどここまで

明日はまあ多めに更新しようかと

乙をしてくれた人乙
気になった方は是非ビッグオーダー読んでくだされ

昨日言ったとおり、少し多めに更新します


リヴァイ「…直にわかる」

DAISY「ほう?時間がたてば分かるとな?」

リヴァイ「ああ…それまで待ってろ」

DAISY「…じゃあ聞きたいことは聞けたし余は退散するとするかの」

DAISY「あとユミルよ」

ユミル「…なんだよ?」

DAISY「お前の正体が暴かれるのも時間の問題じゃ。じゃあの」

ユミル「おい!どういうことーーーー」

フッ

ベルトルト「消えた…」

ハンジ「うーん…これは考察することが増えてしまったねぇ」

アルミン「どうします?」

ハンジ「とりあえず整理だけはしておこう。皆も今のでより訳が分からなくなってしまっただろうし」

ミカサ「了解」

ハンジ「さて、話を途中で区切られたが本題に戻るとしようか…過去から順に」

アルミン「まず何らかの…いや、多分グリシャさんによってライナー、アニ、ベルトルト巨人になることができる能力を持った」

ハンジ「そしてベルトルトの巨人体、超大型巨人がシガンシナ区の壁を破壊しに来た」

ハンジ「だがそこで、エレンの父さんが作った謎に満ちた『DAISY』という存在がエレンのもとを訪れた」

ハンジ「そこでエレンは能力者になった。DAISYが始めて能力者にした人はエレンだったみたいだね」

ハンジ「エレンは能力を暴発させてしまった。それにより操られた超大型巨人は壁を破壊した」

アルミン「そしてそれから数年後、能力者はどんどん増えていった」

ハンジ「その時期に私たちも能力者になった」

ハンジ「エレンにとってはその時期は始めて能力者と戦った時期でもある」

ハンジ「だがエレンは能力を使うのを拒んだみたいだ。再び暴発する恐れがあったからね」

ハンジ「ここで最初の謎だ」

アルミン「エレンは能力者と戦った時、DAISYによって能力範囲を制限された」

ハンジ「これだけ聞くとエレンが安全に能力を使えるようになっただけなんだけど、実際はこの行動はおかしいんだ」

ハンジ「エレンの父さんはエレンがシガンシナの壁しか壊せなかったことを失敗と呼び、また壁を破壊することをエルヴィンに言っている」

ハンジ「壁の破壊を行える能力を持った能力者は私の知る限りではエレンだけだ」

ハンジ「だからこそ壁の破壊にエレンは必須のはずなんだ」

ハンジ「なのにそのエレンの能力をDAISYは制限した」

ハンジ「この制限はDAISY達にとって無益な行動だからね。私はこの行動の意味がわからない」

ハンジ「次はアルミン達の入団後だ」

アルミン「最初の頃は本当に楽しかった…ベルトルトの寝相やジャンとエレンの喧嘩、ライナーの筋肉が見掛け倒しだったこと…」

ライナー「今言う必要ないだろおい」

ハンジ「まあ充実した兵士生活を送れてたみたいだね?」

ハンジ「カゲキヨに襲われるまでは」

エレン「…カゲキヨか」

エルヴィン「彼女は我々が保護した。事情も説明してある」

ハンジ「さて、なぜカゲキヨはエレン達を襲いに来たのかな?」

ジャン「エレンが…壁を壊した犯人だからだっけな…」

ハンジ「正解。これはエレン達が襲われる前日に今いる全能力者によって伝えられたものだ」

ハンジ「そしてカゲキヨは犯人のエレンを探してエレン達と戦ったわけだ」

ハンジ「実は能力者はシガンシナの破壊の生き残りに多いんだよね…私たちみたいな例外もあるんだけれども」

アルミン「カゲキヨも多分シガンシナ区の墓守りだったと思います」

エルヴィン「うん、彼女の口からもそう聞いているよ」

ハンジ「ここで謎2」

ハンジ「さっきも言ったとおり、エレンの父さんにとってエレンは壁の破壊に必須の人物だ」

ハンジ「なのに壁の破壊はエレンが起こしたなんて言ってね…本当に訳が分からないよ」

ハンジ「そんなこと言ったらシガンシナ区から避難してきた人は間違いなくエレンを恨む」

ハンジ「それ故に死ぬ可能性だってある」

ハンジ「そして話は昨日の壁外調査だ」

アルミン「アニ越しとは言え、グリシャさんと話すことができたのは大きかった」

ハンジ「私はその場にはいなかったから聞いただけだけどね…私は私で結果も残せたんだし」

エルヴィン「最近は治まってたのにまたハンジの自己中がでた日でもあったな」

ハンジ「過去のことなんか忘れたよーだ…まあそこでエレンはエレンの父さんに質問したみたいじゃない?」

エレン「…はい」

ハンジ「そこでエレンの母さんのことについて聞いたみたいだね。それに対してエレンの父さんの反応は意外なものだった」

エレン「…母さんを殺すつもりはなかったと言ってました」

ハンジ「らしいね。それどころか聞いたところ本気で悲しんでたみたいじゃないか」

ミカサ「…はい」

ハンジ「そこで二つの謎を合わせて考えてある推測に至った」

マルコ「推測…?」

ハンジ「推測だから事実じゃないけどね。昨日私とアルミンとでだした推測だ」

クリスタ「どんな推測…なんですか?」

ハンジ「『グリシャ・イェーガーはカルラ・イェーガーを生き返らせようとしている』」

エレン「…!?」

ハンジ「『そのためには何らかの理由でエレンの戦闘が必要だった。だからDAISYが能力の制御をしたり、グリシャ・イェーガーがエレンが襲われるような事を能力者達に伝えた』」

ミカサ「カルラさんを生き返らせるって…そんなのできるはずがない!」

ハンジ「私だって普段ならこんな推測しないよ…相手がDAISYを創り上げた人じゃなければね」

ハンジ「本当だったらこのままエレンに壁の破壊をさせるつもりだったんだろうけど、その過程でカルラ・イェーガーが死んでしまった。だから生き返らせたかったんだろうね…」

ハンジ「しかもDAISYを創り上げる人なら、人を生み出した人なら人の蘇生も不可能じゃない」

エレン「母さんを生き返らせるために…俺を争わせてたってのか!?」

ハンジ「エレン。あくまで推測だ」

エレン「でも…っ!」

アルミン「そこまでだエレン。今はあれこれ言うための時間ではない」

エレン「う…わかった」

ハンジ「後で話すよ…ちなみに本当だったらエレンの話を聞く余裕もあったんだけどもね…」

サシャ「…?どういうことですか?」

ハンジ「さっきのやり取りでまた謎が出来てしまっただろう?」

ハンジ「なあーーーーーーーーーーー











リヴァイ、ユミルよ」

リヴァイ「…」

ユミル「私もかよ…けっ」

ハンジ「DAISYとのやり取りを聞いて逆にこっちが聞かないとでも思ったかい?」

ハンジ「質問するよ。リヴァイ。あなたは『いつ』能力を手に入れたの?」

ハンジ「ユミル。あなたは何でDAISYに正体を問い詰められてるの?」


リヴァイ「…能力を手に入れたのが『いつ』と聞いてくるとは思わなかったな、クソメガネ」

ユミル「…」

途中中断挟みながらやります

リヴァイ「だが今は答える『時』じゃない」

ユミル「私もそんなもんすよ」

ハンジ「まあ深くは探らないけどね…だけどユミル、もうひとつ質問があるんだ」

ユミル「なんでしょ?」

ハンジ「私は昨日君たちがグリシャ・イェーガーと会話していた時巨大樹の森付近を探索していたんだよ」

ハンジ「そしたらある記録書を見つけた…『イルゼ・ラングナー』という人の記録書だ」

リヴァイ「…!イルゼ!」

ハンジ「その記録書には」

ハンジ「『ユミルと言葉を発する巨人を確認』 」

ハンジ「『ユミルの民とも言っていた』 」

ハンジ「こんな感じのことが書いてあったんだよ、ユミル」

ユミル「…まだ生き残りがいたのか」

ハンジ「これはどういうこと?」

ユミル「…それはーーーーーーー」

エルヴィン「待て皆…動くな」

クリスタ「ど、どうかしたんですか?」

エルヴィン「…囲まれてる。旧調査兵団本部の周り一面にか?」

ばたん!

カゲキヨ「団長!能力者がこの周りにいっぱいいる!」

アルミン「!カゲキヨ!」

カゲキヨ「おや、久しぶりだね」
ハンジ「考察タイムを邪魔されちゃったな…どうするの?エルヴィン」

エルヴィン「どうもなにも一旦ここから離れる以外なかろう…」

カゲキヨ「それと集まった能力者達は口を揃えてエレンがどうたらとか言ってたけど」

エレン「目的は俺か…父さんの差し金か?」

エルヴィン「能力者達は迎撃体制をとれ…ジャン達は私たちの後ろに!」

ジャン「任せます!」

エルヴィン「用意はいいな!行くぞ!」

ばたん!

能力者達「来たぞ!」「あいつらだ!」「エレンって奴はどいつだ!」「どうするんですかグリシャさん!」「早くやろうぜ!シガンシナの仇をとるんだ!」

リヴァイ「…ざっと見て15.6人か」

カゲキヨ「リーダー格はあれだよ…あの大男。さっきから指揮をとってた」

ハンジ「おおおとこ…ミケ!?」

エルヴィン「…多分ミケは操られてるな」

ミケ「来たか」

エレン「なんのつもりだよ父さん」

ミケ「簡単な話だ。エレンよ。私の元へこい」

エレン「いいや、俺はもう父さんの所へ行かねえ。そう決めた」

ミケ「行かない来ないの話じゃないぞエレン。私は来いと言っている」

エレン「…は?」

ミケ「例えば私を倒せば能力者が増え続けているこの世界を終わらせるといったらエレンは来るか?」

エレン「な!?」

ミケ「最終段階に入った。私とお前達の最終決戦とでもしようじゃないか」

ミカサ「その能力者達の意味は…?」

ミケ「エレンが断った場合の強硬手段用だが、エレンは断る様子もないみたいだ、必要ない」

ミケ「さて、私がいる場所を示そう」

ミケ「ーーーーーーーーーーーーーだ」

エルヴィン「…そこへ来いと?」

ミケ「無論全員で来い。今そこにいる全員だ。私の目的もそこへ来ればわかるだろう」

ハンジ「なに?目的を私たちに話したいわけ?」

ミケ「知りたいのはそっちだろう?ただし、来るのは明日でいい」

ミケ「待っている」

ふっ

ハンジ「ミケ!」

ミケ「…俺は」

ハンジ「操りは解除されたみたい…」

リヴァイ「最終決戦か…まだそこの段階にいってる時期じゃねえはずなんだがな…」

アルミン「エレン…」

エレン「止めるなよ、アルミン。父さんと蹴りをつけてくる」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

夕方

ジャン「で?なんで今度は104期だけで集まることになったんだ?」

エレン「この一ヶ月話してなかったからよ…また明日から離れると思うからな。今日は104期で楽しもうと」

ミーナ「だからって…鍋って…高かったでしょうに」

アルミン「これはリヴァイ班の皆から贈られた鍋だからお金の方は問題ないよ」

ライナー「だが肉まで…」

ミカサ「それは団長が譲ってくれた。なんでも今日は存分に楽しめと」

ユミル「豪華だな…肉もそうだが野菜もあるし」

ベルトルト「まあ折角だしいいんじゃない?」

エレン「あと」 ごとっ

クリスタ「それは…お酒?」

マルコ「え?お酒?もしかしてそれも譲ってくれたとか?」

エレン「ああ、ハンジさんにな」

アニ「…だと思ったよ」

アルミン「じゃあ始めよっか。はい、皆コップ渡った?」

ジャン「すげえな…」

ミカサ「エレン。合図とって」

エレン「ん。じゃあ皆乾杯」

「乾杯」

サシャ「さて、早く鍋に入れて食材を私の胃に消しましょうか」

ライナー「おいエレン!サシャは人選ミスだろ!」

エレン「だってサシャも104期の仲間の一員だからな」

コニー「酒ってこんな味なのか…」

ベルトルト「結構美味しいね」

アルミン「食材はボクが煮ておいとくからみんなはまず飲みなよ」

ユミル「お言葉に甘えて」

クリスタ「わぁ…わぁ」

ミーナ「どしたの?クリスタ」

クリスタ「なんか感激…皆ともう集まれないかと思ってたから…」

ジャン「馬鹿言え…今後も絶対また集まるだろ?」

マルコ「そうだね」

アルミン「肉が煮えたよ「いただき!」

アルミン「うわ!もう取られた!サシャ!」

アニ「こいつ縛る?」

ミカサ「やめてあげて…」

アルミン「…よし、野菜も煮えたよ。取ってっていいよー」

コニー「お!じゃあいただくぜ」

ライナー「久しぶりに肉を食ったな…うん、美味い」

サシャ「本当ですねぇ」

マルコ「うん、サシャは箸の動き止めようよ。僕の目にはサシャの箸が早すぎて見えない錯覚が起きてるみたいなんだ」

ユミル「多分それ錯覚じゃねーぞ」

ミカサ「お酒もあるから」

アニ「サシャをまず酔い潰した方がいいんじゃないの?」

ベルトルト「そうだね…サシャ、お酒飲む?」

サシャ「はい、飲みますー!」

ミーナ「うーん!こんな日が来るとは思わなかったなぁ!幸せー」

クリスタ「ありがとうね、アルミン、エレン、ミカサ」

エレン「なんの…俺らも食うぜ」

ライナー「それにしてもよくこんな豪華なものを調査兵団は用意してくれたな」

エレン「ああ、それはこの前の壁外調査で結果がでたからな。予算が上がったそうだ」

アルミン「まあどんな結果が出たかは一部の人しか知らないことだから他の調査兵団の人は謎しか残らないだろうね」

ミカサ「巨人もいなかったことだし」

アニ「私が無様に乗っ取られたから…」

ライナー「俺も操られてたな…」

コニー「いやいや、実は聞いた話だが、鎧の巨人が他の巨人をなぎ倒していたから人には害がなかったんだぜ」

ベルトルト「まあ鎧の巨人は他の巨人とはポテンシャルが違うからね…」

クリスタ「逆に言えばお手柄だよ?ライナー」

ライナー「…そうか」

アルミン「ほい、話してる間にもどんどん煮えてるよ」

エレン「まあ今は飲んで食おうぜ」

ジャン「そうだな…遠慮なくいただくぜ」

サシャ「ばたんきゅぅ~」

アニ「やったぁ!」

ジャン「誰だそこの金髪女」

コニー「サシャが酔い潰れた!今のうちに鍋を!」

アルミン「はい!」

エレン「サシャは起きてんのか?」

サシャ「きゅぅきゅぅ」

ベルトルト「起きてはいるみたい」

ミカサ「南無阿弥陀仏…」

クリスタ「なにその言葉?」

ミカサ「これを唱えるといいらしい」

クリスタ「そうなんだぁ」

エレン「間違えた知識を教えるんじゃない」

ユミル「おい酒はどこだよー」

ミーナ「…ユミルも酔い始めたよ?」

20分後

ユミル「ゆぁ~」 ばたん

クリスタ「ユミルが!」

ベルトルト「あ、僕も…」

ライナー「ユミルに付き合わされて酒結構飲んだもんなベルトルト…寝たきゃ寝ていいぞ?」

アルミン「皆はまだ大丈夫なの?」

ジャン「…まだ大丈夫だな」

マルコ「僕もかな」

ミーナ「わらひもらいようぶらよ」

アニ「…ごめん、人が聞き取れる言葉でお願い」

エレン「あぁ…ミーナも酔ってるな」

コニー「炎だぁぁぁぁぁ!」

ミカサ「コニー、鍋の下で燃えているのは炎とは言えないほどちっちゃい…」

30分後

ミーナ「…」

アニ「寝たよぉ」

ライナー「寝た…俺も寝る」 ばたん

アニ「らいにゃー!」

ミカサ「アニが人格崩壊してるのだけれども」

コニー「…」

マルコ「おや、コニーも寝たかね」

ジャン「あと残ってんの誰だ…?」

サシャ「わたしがのこってましゅねー」

ジャン「復活しやがったなテメェ」

クリスタ「んー…私も眠く…」

エレン「俺も飲み過ぎたか…?」

アルミン「うぅ…少し目眩がぁ」

30分弱後

104期「…」 すーすー

全滅

ミカサ「いや、私が残っているのだけど」

ミカサ「どうしよう…起こすべきだろうか」

ミカサ「…後ででいいだろう」

ミカサ「というかアルミン…ウサ耳を動かすのをやめてほしい…」

ミカサ「触りたいっ…」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

それから1時間後

エレン「よし、片付け終わったぜ」

ライナー「おぉ、ありがとな」

ベルトルト「…よく寝たなぁ」

ユミル「起きた時ベルトルさんが倒立しかけてるの見たときすげえ驚いたぞ」

コニー「ベルトルトの寝相は最早芸術の域だからな」

ジャン「コニーそんな難しい言葉いつ覚えたんだ…無理しなくていいんだぞ?」

マルコ「ジャンはなにを言ってるのかな?」

アルミン「さて、皆スッキリは…してない人もいるだろうけど集合」

ミーナ「ん…なにするの?」

アニ「…」 どよーん

クリスタ「だ、大丈夫だよアニ…さっきの酔ったアニ良かったから」

アニ「誰か私の存在を消してはくれないだろうか」

クリスタ「アニ!?」

それから1時間後

エレン「よし、片付け終わったぜ」

ライナー「おぉ、ありがとな」

ベルトルト「…よく寝たなぁ」

ユミル「起きた時ベルトルさんが倒立しかけてるの見たときすげえ驚いたぞ」

コニー「ベルトルトの寝相は最早芸術の域だからな」

ジャン「コニーそんな難しい言葉いつ覚えたんだ…無理しなくていいんだぞ?」

マルコ「ジャンはなにを言ってるのかな?」

アルミン「さて、皆スッキリは…してない人もいるだろうけど集合」

ミーナ「ん…なにするの?」

アニ「…」 どよーん

クリスタ「だ、大丈夫だよアニ…さっきの酔ったアニ良かったから」

アニ「誰か私の存在を消してはくれないだろうか」

クリスタ「アニ!?」

アルミン「集まったね。食後のトーキングタイムだよ」

サシャ「とーきんぐたいむ?」

エレン「皆でわいわいと話そうという会だ。なんか悩みがあったらそれを打ち明けるのでもいいし、面白い話があったらそれを話すのでもいい」

アルミン「題材はなんでもいいよ。誰か1番に話す人ー」

ミカサ「じゃあ私が」

ジャン「題材はなににすんだ?」

ミカサ「私の悩みを聞いてもらおうかと」

エレン「どんな悩みだ?」

ミカサ「私のヤンデレ扱いが当然となってる風潮について」

マルコ「えっ」

離席

最後ミスりました

離席しません、まだやります

ミカサ「ヤンデレ」

エレン「そうなのか?」

ミカサ「そう、例えるなら…あのヤンデレクイーン「我妻由○」を凌駕するレベルの…」

マルコ「おいそれメタ発言やで!」

ミカサ「そう?実際我妻○乃はとても名高いけど」

マルコ「そうだけど!」

ジャン「なに焦ってんだ?マルコ」

ユミル「たかが未来○記の○妻由乃で」

マルコ「だぁ!ユミル!」

クリスタ「ミカサはヤンデレなんかじゃないよねぇ」

ミカサ「……えぇ」

アルミン「ためを作ってるじゃないか」

ライナー「でもこんなこともあったよな」

ーーーーーーーーーーーーーー

ミカサ「ライナー、ベルトルト。エレンを見た?」

ライナー「エレン?エレンならアルミンとクリスタとユミルで出かけたけど」

ミカサ「えっ」

ベルトルト「なんでもアルミンに本の話を聞くって。参考にしたいんだって」

ミカサ「で、でも…エレンは関係ないんじゃ…」

ライナー「俺はアルミンの親友だからどこまでもついてってやるぜ!」

ベルトルト「うん、確かそんなこと言ってたね」

ミカサ「…仕方ない」 すちゃっ

ライナー「仕方ないと判断したらミカサはブレード出すのか?」

ミカサ「ライナーには私の踏み台になってもらう」

ライナー「なんで!?」

ミカサ「さあ、言おうライナー!『俺の屍を越えてゆけ』と!」

ライナー「言わないし、もし言ったら本当にお前に屍にされて踏み台にされかれない!」

ベルトルト「ひええええ」

ミカサ「じゃあ私はライナーになにをすればいいの!」

ライナー「大人しくエレンとアルミンの帰りを待てばいいだろうが!」

ミカサ「待~て~な~い!」 ぶんっぶんっ

ベルトルト「うわミカサ!ブレード振らないで!」

すぱっ

ミカサ「あっ」

ベルトルト「あっ」

ライナー「あれ?俺の髪の毛が目の前を通り過ぎて行く…」

ベルトルト「ライナーが半分ハゲにぃぁぃぃぃいいぃぁぃぁぁぁ!」

ミカサ「おちちゅけベルトリュト」

ベルトルト「ミカサの方こそ落ち着けよ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ライナー「エレンがいないからって何で俺の髪の毛が根こそぎ切られないとならなかったんだ」

ミカサ「つい」

ライナー「ついじゃねえ!」

アルミン「でもその割りにはライナーがそんな変な髪型になったことボクは見たことないけど」

ライナー「巨人の再生能力でなんとかなったんだよ…髪の毛にまで再生が及ぶとは思わなかったな」

コニー「ヤンデレじゃないか!」

サシャ「ヤンデレですね…ミカサは認めましょう」

ミカサ「そんな…」

アルミン「まあまあ」

ミカサ「私が尊敬しているえす○サカ○さんの漫画の中のキャラクター、未来日○の○妻由乃のヤンデレ度を越してるだなんて…」

マルコ「ミカサぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

※ビッグオーダー書いてる人の作品です。未来日記、全12巻、番外編含めて発売中!

ビッグオーダーもいいけど…未来日記もなかなかええで!

後半は自分の趣味全開ですわ

まああともう少しで終わるので、その間奏みたいな感じで書いてます

ではまた明日です。

見てくれてる人、いつもありがとうございます

乙でした、ユミルの民も関係してくるのかぁ…うーん、ドキドキしてる
こう言う小説最近読んでなかったから本当に更新が嬉しいよ

>>345更新嬉しいと言ってくれることが嬉しいです。レスありがとうございます

とりあえずこの余興だけ終わらせたいと思います

アルミン「じゃあミカサの話題は終わりでいいか…」

エレン「なんかあるやつー」

ミーナ「んー、急に言われてもなぁ…」

アルミン「じゃあボクからで行こうかな」

アニ「題材は?」

アルミン「ボクが女の子としても見られる風潮について」

コニー「また変な題材を…」

アルミン「だって実際そうなんだもん」

ユミル「そうかぁ?」

アルミン「うん、本当だよ。確かーーーー」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ユミル「クリス…あ、ちげえ、アルミンか」

アルミン「…おはようユミル。ボクは残念ながらクリスタじゃないよ」

ユミル「だって朝は寝ぼけてるし、お前とクリスタなんか似てるからな~」

アルミン「えぇ…」

ユミル「金髪碧眼だし、女らしいし」

アルミン「聞き捨てならないなその言葉!」

ユミル「お?なんだ?」

アルミン「ボクは女々しいらしい!男に見られたいんだ!」

ユミル「男に見られるったってどうすんだよ」

アルミン「…どうしよう?」

ユミル「なぜ私に聞く」

アルミン「だってぇ…」

ユミル「じゃあそうだな…キャラから変えろよ」

アルミン「キャラを?」

ユミル「なんていうかなぁ…もっとクールになってみろよ」

アルミン「クール?」

ユミル「女でクールなアニは男らしくも見えるからな。お前もクールになって男らしくなってみろよ。体を鍛えたりするのはその後でもいいんじゃねえか?」

アルミン「クール…クール。よし、やってみよう!」

ユミル「おし、じゃあ頑張れよ。私はクリスタ拾ってくる」

アルミン「クリスタを拾うって…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルミン「クリスタに間違われたことがあったね」

エレン「そういやこの前の日アルミン変だったもんな…原因はそれか」

ミカサ「というかクールの意味を履き違えてた」

アニ「確か『俺に近寄るとボクの眼が緋く染まり、貴様を襲いかねない…気をつけろ』とか言ってた気がする」

マルコ「俺とかボクとか一人称があやふやだし」

ライナー「あの日のアルミンは見るに堪えなかった」

アルミン「うぐぅ…」

ユミル「それに目を眼って言ったり、赤を緋って言ったりな」

ミーナ「そんなに間違われるの嫌?男の娘も一種のステータスよ?」

アニ「…ミーナ?」

アルミン「ボクは男の子でいたいんだ。女の子なんか御免だ!」

エレン「でもそのウサ耳でさらに女の子ぽく見えるが」

アルミン「えっ」

ミカサ「うん、可愛い、アルミン」

クリスタ「危険を察知した時?かな?耳が動くのがまた可愛い!」

アルミン「きゅ」

ライナー「だからって耳外しちゃダメだぞ?お前のもう一つの能力みたいなもんだからな」

アルミン「外したいよ…」

アルミン「…」

エレン「拗ねるなよーアルミンー」

ミカサ「司会役がいないと始まらない」

アルミン「まったく…じゃあ次の題材ーーーーーーーーーーーー」

ユミル「よし、私が出そう」

マルコ「お、珍しい」

ユミル「なんでクリスタは天使なのか」

マルコ「やりやがったな!」

クリスタ「えっえ、ふふふぇ?!」

アニ「なんでそんな焦ってるの」

クリスタ「わ、私は天使なんかじゃにゃいよっ!」

クリスタ「噛んじゃったぁ…」

エレン(おっ

途中送信やってもうた

エレン(おっふ)

アルミン(可愛い)

ジャン(可愛い)

ベルトルト(可愛い)

マルコ(可愛い)

コニー(可愛い)

ライナー(婚姻届が懐に)

ジャン「なんでそんなもん懐にあるんだよライナー!」

ライナー「いつでも式挙げる準備は出来ている!」

エレン「ほい」

ライナー「あっ、とるな!」

エレン「コニー!」

コニー「おいしょー!」 びりり

ライナー「うほおおおおおおお!?」

こうして夜を迎えた…

アルミン「…エレン?」

エレン「なんだ?」

アルミン「…いよいよ明日決着がつくね」

エレン「…決着がつけばいいけどな」

アルミン「着かせないと。他でもない、エレンが」

エレン「そうだな…」

アルミン「明日に備えてもう寝ようか?」

エレン「…そうするか。おやすみ」

アルミン「お休み。ミカサー片付けさせちゃって悪いね」

ミカサ「大丈夫。エレン、お休み」

エレン「ああ…」

エレン(…)

エレン(父さんと直々に明日会うのか…)

エレン(能力を得てから色んなことがあったな…)

エレン(…明日全てを終わらせよう)

エレン(そしてまた皆で今日みたいに騒ごう)

エレン(決着をつける…!)

エレン(…)

ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーーー

(…なんでだろうな、こんな時に限って昨日の104期の鍋が浮かぶ)

(随分楽しかったし、鍋も美味かったな)

(そんな奴らと今は敵対してるわけで…)

(走馬灯かな…これは)

(104期の皆、本当にすまなかった。特にエレンとミカサはーーーを恨んでいるだろうな)

お、おい…な、なにやってんだよ!

おい!ーーーーーーーー!

エレン「うわぁっ!」

エレン「は、はぁ、…ゆ、夢か」

エレン「何だ今の夢…妙に現実味を帯びてるような…」

エレン「…走馬灯とか聞こえた気がするな」

エレン「それに鍋とか104期とか…」

エレン「まさか…」

エレン「いや、誰も死なせはしない!」

エレン「…やってやる」

ここまで。
章で言うなら次からは最終章ですかね

応援してくれた人ありがとうございます。

では今日来れたら来て、更新します

乙乙!超待って期待している

ハンカチ持って待ってる
乙!

>>359>>360
ありがとう…ただハンカチ必要な程感動は起こせないんだ…堪忍やで

さて、少し更新します

次の日

エレン「皆…集まったな」

エルヴィン「みたいだ」

ハンジ「皆来たけどいつ来るんだろうね?エレンの父さん」

オルオ「というか集合場所からしておかしいような」

エルド「ああ、こんなところでエレンの父さんと対面できるとは思わないな」

アルミン「どうやってここに来るんだろう…」

ライナー「普通にそこのドアからじゃないのか?」

リヴァイ「…」

ベルトルト「やっぱりこの指定場所が謎だね」

ジャン「まあな…」

エレン「なにせ地下の審議所だぜ?どうやって父さんは入ってくるやら」

クリスタ「やっぱりドアじゃない?」

マルコ「かれこれ15分くらい経つね」

サシャ「…!なにか気配が!」

グンタ「え…?そんな気配感じられないぞ?」

コニー「サシャも気付いたか!なんか気配がする!」

ミカサ「2人とも狩猟民族だからこういうことには敏感…」

ごおおおおおおおおおおおおおおお

ミーナ「きゃっ!」

アルミン「な、なんだ…この空に浮かぶ穴は…」

グリシャ「待たせたな、皆」

エレン「なにせ地下の審議所だぜ?どうやって父さんは入ってくるやら」

クリスタ「やっぱりドアじゃない?」

マルコ「かれこれ15分くらい経つね」

サシャ「…!なにか気配が!」

グンタ「え…?そんな気配感じられないぞ?」

コニー「サシャも気付いたか!なんか気配がする!」

ミカサ「2人とも狩猟民族だからこういうことには敏感…」

ごおおおおおおおおおおおおおおお

ミーナ「きゃっ!」

アルミン「な、なんだ…この空に浮かぶ穴は…」

グリシャ「待たせたな、皆」

キース「グリシャ…!」

グリシャ「おや?キースもいるのか」

キース「…見送りだ」

グリシャ「そんなのは必要ない。キースにも来てもらおう」

リヴァイ「なんだその穴は」

グリシャ「穴というよりはゲートと言って欲しいな。これは私が持っているゲートだ」

アルミン「ゲート…ボク達はここに入ればいいの?」

グリシャ「物分りがいいな、アルミン。昔と変わらず」

グリシャ「君たちにはこの穴に入ってこちらへ来てもらう」

ハンジ

途中送信?何それ?知らないな

ハンジ「その穴になにか細工が施してあるとかは?」

グリシャ「ない、安心したまえ」

グリシャ「1人1人来てくれ…」

エルヴィン「…」

エレン「行くぞ…父さん」

グリシャ「待っている」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アニ「いたた…ここは?」

リヴァイ「なんだ…この異様な部屋は」

ミーナ「薬とかいっぱい…」

ジャン「目まであるぞ…気持ちわりい」

ベルトルト「だけどそれより目につくものが…」

エルヴィン「…あの真ん中にある馬鹿でかい装置のようなものか」

コニー「…気のせいのはずだけど…あの装置の中に人が入ってないか?」

クリスタ「ええ!?こ、怖いこと言わないでよ…」

サシャ「いえ、本当です。人が…入っています。ですが…」

エルド「ですが…?」

サシャ「あそこ多分息ができないと思います。周りに水が見えますし…」

アルミン「となると…死んでる人が…?」

DAISY「安心せい、あれは生きてもないし、死んでもおらん」

エレン「…!?DAISY!」

DAISY「挨拶だけさせてもらおうかの」

DAISY「ようこそ」










DAISY「余の生まれし部屋へ」

キース「生まれし部屋…なるほど、ここは昔グリシャが研究してた部屋か」

エルヴィン「通りで見覚えがあると…」

ミカサ「DAISY…なんでここにいるの?」

DAISY「元々余は度々ここに戻ってきておるんだぞ?別にいてもおかしくなかろう」

ライナー「いつもここで住んでいるのか…?」

DAISY「そうだ。ここは元余の生まれし部屋で、現余の部屋みたいなものサ」

アルミン「ねえDAISY…あの装置に入っている人についてなんだけど」

DAISY「ん?」

アルミン「生きてもないし、死んでもいないってどういうこと?」

DAISY「そのまんまの意味だ」

ハンジ「抽象的すぎるよ…」

エレン「なあDAISY。ここはどこなんだ?」

DAISY「だから余の部屋エレン「違う、ここはゲートの中のどこなんだ?」

ユミル「…そういや私達はゲートに入った後ここに着いたんだっけな」

DAISY「…余の口からは言えない」

オルオ「じゃあこっからどうすりゃいいんだよ」

DAISY「待っておれ…直にあやつも来る」

ペトラ「待ってろって…」

DAISY「どうせならこの部屋を探索してみるとよい。探索許可を出すぞ」

エルヴィン「…探索してみよう、皆」

ハンジ「うん、わかった。ちょっと興味あるしね~この部屋」

DAISY「じゃあ余は少し消えるとするのサ」

ふっ

ジャン「探索ってよぉ…」

エルヴィン「まずは思い思いの所を探索しよう。その後集まり、報告し合う方向でいこう」

グンタ「了解です」

エルヴィン「じゃあ…開始!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少しですが…まあここまでで

毎回のように言いますが、見てくれている方、応援をしてくれた方ありがとうございました

朝少し更新

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ジャン「おいマルコ、ミーナ」

マルコ「どうしたんだい?」

ミーナ「なになに?」

ジャン「この目玉…よく目を凝らして見ると、本物じゃないことがわかった」

マルコ「そうなの?…というかよくこんなおぞましいものじっと見れたね」

ミーナ「私は見つめるのは無理そう…」

ジャン「まあ発見報告で後で言おう」

マルコ「そうだね」

ユミル「うわ…こんなに薬品あんのかよ」

クリスタ「凄い…変な色のがある」

サシャ「どんな薬品かはわからないんですか?」

ユミル「残念ながらこの薬品のビンからはなにもわからない…確かめる方法は舐めるぐらいしかないな」

クリスタ「や、やめてよ?ユミル?そんな見るからに危ない色の薬を…」

サシャ「流石の私でもそれは…」

ユミル「冗談だよ…本気にすんな」

ユミル「…ん?これ…」

クリスタ「どうしたの?」

ユミル「あぁ、そういうことか…」

サシャ「?」

ユミル「いや、なんでもない」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ペトラ「なにこれ…?骨?」

グンタ「ここに説明がある…なになに?人体模型…?」

オルオ「確かに人の骨の形はしているが…」

エルド「随分悪趣味なものだな…」

ペトラ「こんなの初めて見た…」

オルオ「人の骨ってこんな形だったのか…」

グンタ「?オルオだって…その、言い方が、悪いが、巨人に食われる人の骨ぐらいは見たことあるだろう?」

エルド「確かにそうだな」

オルオ「いや、食われる人の骨は俺の目には砕けて見えたことしかない。生憎な」

ペトラ「あ…そっか」

エルド「それにしてもよくこんな正確に骨を造形できたな…多分これ本物の人の骨の形だろ?」

グンタ「死んだ人の解剖でもやったのか…?」

ペトラ「うわあ…いや…」

オルオ「ホント、悪趣味だな」

オルオ「ん?なんでここにも…?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ライナー「なんだこれ…腕か?」

コニー「右腕、左腕…」

ベルトルト「2人とも普通に触ってるけど…それ誰かの腕なんだよ…?」

アニ「多分切断された腕じゃない…?切断面もくっきりだし」

コニー「いやいや、触ってわかったけど、これは人のじゃねえぞ?」

ベルトルト「へ?」

ライナー「ああ、これはダミーだな」

アニ「なんでわかんのさ」

コニー「触ればわかるぜ、ほら」

アニ「きゃっ…ってあれ…なにこの質感…」

ライナー「な?昨日のコップより軽いだろ?」

ベルトルト「なんでこんな偽装腕が…」

コニー「なんにせよ悪趣味なのは間違いないな」

アニ「全くだね…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

入試終わったー

エレン「これは…腕と首がない体…?」

アルミン「足と胴体だけあるね…それもいっぱい」

ミカサ「…見ていてあまり気分のいいものじゃない」

エレン「こんなの作って…なんの意味があるんだよ」

アルミン「?これ作ったものなの?」

エレン「えっ?だって肌触りが人のと違うぞ?」

ミカサ「ホントだ…なんか違う」

アルミン「作ったものか…てっきり首と腕切られた死体かと…」

エレン「怖いこと考えすぎだ、アルミン」

ミカサ「…あ、この胴体の中になにか入ってる…」

アルミン「この胴体の中は空洞なんだね」

ミカサ「んーっ…とれた」

エレン「なんだそれ…紙?」

アルミン「読んでみようか。貸して、ミカサ」

ミカサ「はい」

アルミン「えっと、なになに?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

エレン「…?どういうことだ?」

アルミン「…この紙に書いてあることは何を指してるんだろう」

アルミン「というかこれは…DAISYとグリシャさんの…?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リヴァイ「…これは?」

ハンジ「…歯かな?」

リヴァイ「気色悪いな」

ハンジ「んー、もう少し近くで見てみよう」

リヴァイ「てめえだけで見ろ」

ハンジ「全く、つれないな~」

リヴァイ「この部屋は…」

リヴァイ「…?そこの床…」

ハンジ「なんだよ、偽物じゃん」

リヴァイ「早いな…偽物?」

ハンジ「なんか欠けた歯の代わりにするやつ…入れ歯?かな」

リヴァイ「なんでそんなのがあるんだよ」

ハンジ「製作者じゃないからわかりませーん」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キース「…この装置は」

エルヴィン「見覚えがありますね…」

キース「ああ、これは…」

エルヴィン「…DAISYを生み出した装置、ですね」

キース「そして今、また使われているのか…」

エルヴィン「この中に入っている人は…誰なんでしょうか?」

キース「さあな、わからん…しかし何のために入れられているのか…」

エルヴィン「…」

キース「…。エルヴィン、皆集合するようだ。私たちも行こう」

エルヴィン「はい…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エルヴィン「集まったな、皆」

ハンジ「みたいだね」

エルヴィン「これから、各自発見したものを報告しあってもらう。まずは…」

ペトラ「じゃあ、私たちから」

オルオ「俺たちは人の骨格を発見しました」

エルド「確か、人体模型?っていう名称だそうです」

グンタ「しかも、妙にリアルだった」

サシャ「骨格…」

エルヴィン「骨格か…次は」

ライナー「じゃあ俺たちから…」

アニ「腕がありました」

エレン「腕…?」

コニー「右腕と左腕のセットでありました」

アルミン「じゃあ…」

リヴァイ「腕か…」

ライナー「ですが、ダミーだということが分かりました」

ハンジ「ん?そうなの?」

ベルトルト「とても軽くて。人の腕の質量とは全く違いました」

キース「ふむ…アルレルト、さっき何か言いかけてなかったか?」

アルミン「あ、はい。実はボク達が発見したのは、腕と首がない人の体で…」

クリスタ「腕と首がない…」

ミカサ「でもそれもダミーでした。やはり、軽かったし、手触りの感触も違うものだった」

エレン「聞くとダミーが多いな…この部屋」

ジャン「ちなみに俺らが見つけた目玉も偽物でした」

ペトラ「え…目玉を確認したの?」

マルコ「ジャンは…」

ミーナ「私たちではとても無理でした…」

サシャ「えっと…私たちは薬…?を発見しましたが…」

ハンジ「なんで疑問形なのさ」

ユミル「薬みたいなビンに入ってたからですかね?」

アルミン「え…それだけで?」

クリスタ「う、ううん…」

クリスタ「色があったから…てっきり薬かな?と」

サシャ「その液体が入ってたビンにもなんも書いてなかったから、それが本当に薬かはわからないままですけど…」

エルヴィン「そうか…」

キース「私とエルヴィンはあの装置を見てきた」

コニー「あの装置か…」

エルヴィン「実はあれは、DAISYが生まれた装置でもあるんだ」

エレン「…!そうなんですか!?」

キース「私とエルヴィンがあの時、確認した。だから、紛れもなく本物だ」

エレン「…あ、そういえば」

エルド「どうしたんだ?」

エレン「俺らが探索してた場所で変な紙見つけたんですよ」

アルミン「…」

オルオ「変な紙?」

エレン「な、アルミン」

アルミン「…」

エレン「ん?考え込んでるのか?」

アルミン「…」

エレン「こんな状況で…まあいいや。これです。変な紙というのは」

ハンジ「なになにーーーーー」

『この

途中送信?だから知らないよ?

『おかえり、DAISY。エレンに能力を与えることは出来ただろう。結果は知っている。どうやら失敗のようだな…だが、これで終わりじゃない。君にはもっと能力者を増やしてもらわなければならないからな。さて、その前に君の身体検査を行う。具体的には“目”の検査だ。君は能力者と巨人化人間を見分けるとともに、偽物と本物の見分けもできるはずだ。まずは私の研究室から本物を探し出して欲しい。分かったら君の目は完成されてるということだ。では早速やってみてくれーーー』

グリシャ

朝の更新終わり

また午後に~

いいね!
待ってる

更新かと思ったら…残念
でも待ってる!!

お久しぶりです
>>391>>394お待たせしました

始めます

キース「だが、やはりここは実験室だったか…」

エルヴィン「それも、グリシャさんのですね」

アルミン「そうか…そういうことか…!」

ハンジ「ん?どうしたんだい?アルミン。なにか悟った顔して」

アルミン「その紙に書いてあることと、この部屋のことです」

ミーナ「なにかわかったの?」

アルミン「あくまで推測だけど…団長、教官。あの装置はDAISYが創り出された装置ですよね?」

キース「ああ、間違いはないだろう」

アルミン「もし、あの装置が今も同じ用途で使われるとしたら…」







アルミン「あの装置では、またDAISYと同じように人が作られている」

エレン「…!」

ライナー「な…」

ハンジ「だとするとだよ?アルミン。あの装置の中に入ってる人は…」

アルミン「人に創られている人間ですね…もしかしたらDAISYみたいな『能力者の元凶』かもしれません…」

オルオ「だったら…第二のDAISYでも創ってるとでも言うのかよ…」

アルミン「…多分」

コニー「んな…馬鹿な」

ハンジ「…エレン。昨日私とアルミンとで出した推測を覚えているかい?」

エレン「推測…?」

ハンジ「…君の母親のことだ」

エレン「母さんを生き返らせるという推測のことですか…?」

ハンジ「そうだ。その推測だ。もし、その推測が当たってるとすると…」

エレン「ま、まさか!」

エレン「あの装置に入ってる人は『第二のDAISY』じゃなくて…なくて…!」

エレン「『母さん…カルラ・イェーガー』だというんですか!?」

ミカサ「…カルラさんが!?」

ハンジ「昨日も言った通り、ただの推測でしかない…それに今、アルミンが出した、第二のDAISYという推測の方かもしれない…」

リヴァイ「おい…だとするとだ。そこらへんにいっぱいある人体のパーツは…」

リヴァイ「あの装置に入ってる奴のパーツの失敗作か?」

マルコ「…!まさか!」

エルド「…そうとしか考えられませんね」

サシャ「じゃあ…皆が報告しあった腕、足、胴体、薬、骨格、目などもパーツの成り果て…なんですか?」

ハンジ「…ちなみに、私とリヴァイは、巨人の生態という資料を発見した」

ベルトルト「じゃあ…残りのパーツは?」

リヴァイ「恐らく、そこの床にある部屋だ。そこの筋肉の下にあるだろ」

ライナー「うお!?よく見たら…ここだけ他の床と色が違う!」

ハンジ「よく見つけたね…」

リヴァイ「てめえが偽の歯を調べてるとき、たまたま見つけたんだよ…行くぞ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリスタ「けほ…暗いし、煙たいね…」

キース「む?そこに窓がある…開けてみるぞ?」

アルミン「…?壁…?光ってる…」

コニー「…光る壁?」

ジャン「おい…この部屋は…」

エレン「!耳、鼻、爪、毛…全部体のパーツ!」

ペトラ「そこの光る壁が明かりとして使われてたのね…」

グンタ「しかし…見てるだけでおぞましいな…」

エルヴィン「…どうやらここには上にはなかった体のパーツがあるようだな」

ジャン「…やっぱりこの耳も偽物ですよ」

ハンジ「多分殆ど偽物だと思うな…」

アルミン「…じゃああの紙に書いてあることは…」

アニ「…上に戻りたい。あまり見たくない」

キース「そうだな…一旦、上に戻るぞ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リヴァイ「…思いの外、ここは凄まじい部屋だな」

オルオ「ですね…」

アルミン「エレン、さっきの紙を見せてくれない?」

エレン「これか?はい」

アルミン「…やっぱり」

ユミル「…なにかわかったのか?」

アルミン「この紙に書いてある、偽物と本物…多分これは体のパーツの偽物と本物の事だと思う」

ペトラ「じゃあ…あの骨格は本物…?」

オルオ「いや、多分違うな」

エルド「…なんでそう思うんだ?」

オルオ「よく見てたか?あの骨格には普通ありないところに骨があっただろ」

グンタ「あったか?」

オルオ「…人間には3本目の腕の骨格はない」

ペトラ「…3本目の腕なんてなかったよ?」

オルオ「だからちゃんと見てねえんだ。右腕の骨格の裏にあっただろうが」

エルド「あったのか…よく気づいたな」

ハンジ「お手柄だね、オルオ。これで骨格は偽物だとわかった」

クリスタ「えと…あの薬品も偽のものかな?」

サシャ「緑色の薬品なんて私見たことありませんしね…」

ミカサ「それにもはや体のパーツでもない」

ミーナ「そういえばなんでそれだけパーツじゃないんだろ?」

ユミル「なるほどな…偽物本物検査か」

クリスタ「どうしたの?ユミル」

ユミル「…それが偽物なら本物の薬品もあるだろ?」

サシャ「そうなりますね」

ユミル「で、薬品…即ち液体の本物は体のパーツだ」

ベルトルト「そうだと思うけど…」

ユミル「んなもん血しかないだろ」

クリスタ「あぁ…ユミル凄い!」

ユミル「よせやい」

アルミン「よく気づいたねユミル。ボクは全然分からなかったよ…薬品という先入観を持って考えてたからかな?」

ユミル「偶然だよそんなの」

アルミン「そっか」

ユミル「クリスター」

クリスタ「どうしたの?」

アルミン「…」

アルミン「本当に偶然で気づくかな?」

ジャン「さっきも言った通り、目玉は偽物だ」

コニー「じゃあ腕もだな」

エレン「胴体と足もだ」

ハンジ「そして、私たちが見つけた歯も偽物だ」

ミカサ「地下のパーツも全部偽物だと確認できた」

キース「あと残るのは…」

エルヴィン「装置ですね」

ペトラ「装置は本物なんですよね?」

エルヴィン「ああ、間違いなく本物だ。あれでDAISYが造られていたのを私はこの目で見たからな」

アルミン「なるほど…」

エレン「そうなると本物は装置と血だけじゃねーか」

グリシャ「正解だ。本物は血液とあの装置だ。あとの本物の腕や胴体のパーツはあよ装置の中で既に組み込まれている」

エルヴィン「来ましたか…グリシャさん」

グリシャ「待たせてしまい申し訳ないな。だが、これからやることと比べれば大した事はないだろう」

エレン「…どういう意味だよ」

グリシャ「今から装置に入れられた人…もといカルラを蘇生させる」

DAISY「…」

ミカサ「それは蘇生とは言わない…人を造ってるだけ」

グリシャ「私がカルラと認めればそれはカルラだ。関係ない」

エレン「関係なくねえよ!それは人造人間だ!母さんじゃない!」

グリシャ「なんだとエレン…元はと言えば、お前が能力を暴走させたのがきっかけでカルラは!」

エレン「その発言がおかしいんだよ!なんで壁の破壊は絶対なんだよ!逆に考えなかったか!俺が失敗したら母さんも死ぬってことを!」

グリシャ「考えてなかった。私の中の計画ではカルラは死ぬ予定ですらなかったのだからな」

エレン「父さんは…どうしちまったんだよ…あの頃の父さんに戻ってくれよ…」

グリシャ「…あの頃なんぞ知らん」

エルヴィン「あなたが知らなくても私たちは知っています!」

キース「なあグリシャよ、教えてくれ…なにがお前を変えてしまったんだ…」

グリシャ「…お前たちは何も知らないのに私には刃向かうのだな」

DAISY「待て、なぜお前が変わったのかという質問には余が答える」

グリシャ「…お前を造る前の過去の話だ…お前が知るわけないだろう」

DAISY「余を誰だと思ってるのサ。お前が造った能力者の元凶だろ?そんな過去の事を知るくらい余には造作もない」

グリシャ「…」

DAISY「質問に答えるなんぞ言ったが、ここからは独り言として余は喋るからの」

DAISY「グリシャが調査兵団の医療班にいた頃の話だ」

DAISY「グリシャは腕のいい医師でな…街を移りつつ、暮らしていた」

DAISY「そんな時に、心惹かれる女性と出会った」

DAISY「カルラ・イェーガーのことだ」

DAISY「グリシャはその時からシガンシナ区に滞在することを決め、また後にカルラ・イェーガーと結婚。子も授かった」

DAISY「言わずもがな、その子とはエレン・イェーガーのことサ」

DAISY「そして、グリシャの医師の活動は調査兵団の目に止まった」

DAISY「調査兵団はグリシャに人類の為に調査兵団へ入って欲しいと勧誘した」

DAISY「グリシャは調査兵団へ入団した」

DAISY「そして医師として活動をしていたが、科学班にも足を運んでいた」

DAISY「そうして医師として、科学班として過ごす日々は続いた」

DAISY「途中、ミカサ・アッカーマンの両親が殺され、ミカサはグリシャの家に住むことにもなったな」

DAISY「また、エルヴィンとキースも中々グリシャを信頼してたらしい、仲の良かった三人であった」

DAISY「だが、そんな幸せの日常を崩壊させる奴が現れた」

DAISY「そいつはグリシャの科学班としての腕を見て、グリシャに近寄ったそうだ」

DAISY「その時グリシャはそいつに『能力』を魅せられた」

DAISY「余が生まれる前からも能力者はいたのサ」

DAISY「そしてそいつはDAISYを造ることをグリシャに促した」

DAISY「グリシャは願った。あんな能力は私も欲しいと」

DAISY「能力があれば何でもできるようになるとも考えた」

DAISY「非現実な能力を突然やられたら誰でもその考えに陥る」

DAISY「そうして出来たのが、余。DAISYだ」

DAISY「だが、余は造られるべきじゃなかった」

DAISY「余はこの世界の常識を覆してしまってるからサ」

DAISY「命じられるままに能力を与える」

DAISY「それが余の存在意義だと思ってた」

DAISY「しかし、気になった」

DAISY「姿を隠してグリシャに接して、能力を魅せたのは誰かと」

DAISY「本来ならこの世界は余によってしか能力者になることができないはずなのサ」

DAISY「探した」

DAISY「そして見つけた」

DAISY「今回の黒幕…グリシャに余を造らせる元凶ともなった存在」

DAISY「お前だーーーーーーーーーーー」















DAISY「ユミル!」

何人かはお気づきの方もいたでしょうか?

黒幕登場です

では今日はここまで

人間じゃない能力者じゃない巨人じゃない
残るはDAISYと同じ生命体…?とは思っていたが
ユミル様、よくぞ

ぜんぜん気づかなかった…ッ
元ネタ知らないから尚更ワクワクする
続き楽しみにしてる!

>>414そこまで推測されてましたか…

>>415ありがとうございます。元ネタの部分がほとんどなくなってきてますけど…DAISYと能力者しか

朝更新

アルミン「…は?」

クリスタ「な、何言ってるのよ!DAISY!ユミルは黒幕なんかじゃーーー」

DAISY「たった数ヶ月の付き合いで人の本質が見抜けるとでも?不可能に決まってるのサ。そんなこと」

クリスタ「で、でも…!」

DAISY「否定材料なんぞなかろう。この事実は余が突き止めた結果にでたものじゃ」

ジャン「なあ、ユミル。お前なら言えるだろ?黒幕なんかじゃねえってよ」

DAISY「…いいや、そいつが黒幕だ」

クリスタ「ユ、ユミル…」

ユミル「…は」

ユミル「はは!「ははは!「はははは!「ははははは!「はははははは!「ははははははは!「はははははははは「ははははははははは「はははははははははは!」

ユミル「とうとう辿り着いちまったかよ?ええ?」

DAISY「逆に余が辿り着けんとでも思ったか」

ユミル「いや、驚いてんだよ…予想以上にいい出来のDAISYが出来たようで…」

ユミル「1人目のDAISYと比べて格段に出来がよくて驚きだよホント!」

DAISY「…?1人目の…余だと?」

ユミル「あれ?知らねえのか?グリシャさんも知らねえのかよ?」

グリシャ「…初耳だぞそんなの…それにお前があの時の能力者ってのも初耳だ」

ユミル「なんだよ…辿り着いたのは浅い部分だけかよ…まだまだだな」

DAISY「何が言いたい!」

ユミル「皆にも質問だ。私が言った1人目のDAISYに心当たりのある奴はいるか?」

エレン「そ、そんなの…いるはずねえだろ…能力者は…出てきたのは近年だぞ?」

ライナー「それ以前に…DAISYがいたとは考えられないな…それにお前が黒幕だってのも…考えられない」

ユミル「いーや、私が黒幕なのは間違いないな…誰もいねえのかよ、心当たりがある奴」

ユミル「まあ、いるわけねえか。いたとしても既に死んでるもんな」

キース「…どういう意味だ」

ユミル「だから1人目のDAISYを知ってる奴はとうの昔に死んでるってことだよ」

リヴァイ「死んでねえよ…勝手に殺すんじゃねえ」

ユミル「…あ?」

リヴァイ「お前は1人目に心当たりがある奴聞いてたんだろ?」

リヴァイ「なら答えてやる」






リヴァイ「1人目のDAISYの正体を…俺は知ってる」

ユミル「…嘘くせぇな」

リヴァイ「なぜそう思う?」

ユミル「さっきも言ったとおり、死んでるのが普通だからだよ、1人目のDAISYを知ってる奴は」

リヴァイ「じゃあ、こう言えば分かるのか…」

リヴァイ「1人目のDAISYは巨人を率いていたってな」

ユミル「なっーーーーーーーー」

リヴァイ「図星だろ?当然だ」

ユミル「てめえどこから聞いたんだよ!言え!」

リヴァイ「聞いたんじゃなくてその場にいたがその質問の答えだ、ユミルよ」

ユミル「嘘だ…!だってその率いて戦ったってのは100年前の出来事だぞ!」

リヴァイ「だから俺はその100年前から今まで生きてきたんだよ」

エルヴィン「…お前は何者なんだ、リヴァイ」

リヴァイ「俺か?調査兵団の兵士長で」

リヴァイ「100年以上生きてる長寿の人間だ」

ハンジ「…ありえないよ、リヴァイ」

ハンジ「100年前と言えば…巨人が突如大量に出現し、人類を滅亡に追いやった時期だよ?そんな中で生きてるとはいいがたい…しかも100年以上だよ?ありえない」

リヴァイ「別にありえないことじゃねえだろうが…てめえら俺の能力忘れたかよ?」

ペトラ「じ、時間を…三つの対象の時間を止める能力…」

リヴァイ「そう、それだ」

リヴァイ「俺は三つの対象の内、一つを自分自身に使っている」

リヴァイ「成長という時間を止めている」

ミカサ「そんな…」

リヴァイ「ていうかユミル。お前変な質問するんだな」

リヴァイ「1人目のDAISY?」




リヴァイ「それはお前だろうが」

DAISY複数人設定です

これにて朝の更新を終えます

あぁ、推測やり過ぎてた
ごめんなさい

>>423いえ、推測がほとんど当たってたので凄いと思っただけですよw

後で始めます

すげぇ…
全く推測もなんも出来ない
物語がどんどん思わぬ方へ向かっていくから面白くてたまらないよ
続き期待!

>>425おお…ありがとうございます
なるべく面白いように心がけて書いていますが…
嬉しいですね

よし、やります!

クリスタ「え…?」

リヴァイ「だからこいつが1人目…」

ユミル「リヴァイッ!てめえいつ生きてた!いや違う!」

ユミル「その成長を止めた時からお前はずっとそのままか!」

リヴァイ「そうだが」

ユミル「なっ…」

リヴァイ「あとDAISYよ。さっきの説明は限りなく正解に近いが、補足が必要だ」

DAISY「なに…?」

リヴァイ「ユミルは巨人の力…即ち、『巨人化できる力』もグリシャに渡してる」

ユミル「てめえは…なんでそこまで知ってるんだよ…」

リヴァイ「ずっとお前の後を追っていたからだ」

リヴァイ「だからライナーとベルトルトとアニが巨人になれる力を持ったのは、グリシャのせいで間違いないだろう」

アニ「…この力が」

クリスタ「ねえ…ユミル?あなたと…兵長との間になにがあったの?」

ユミル「んなもん私が知るかよ…私だってこいつにここまでかき乱されるとは思ってもなかったよ」

リヴァイ「じゃあお前がなぜ黒幕なのか…」

リヴァイ「その理由と100年前に突然巨人が大量に出現した理由をお前の口から言え。そのあと俺の正体を教えてやるよ」

ユミル「…」

DAISY「待った、リヴァイ」

リヴァイ「なんだよ…こんな時に」

DAISY「こんな時だからこそサ。お前が能力を貰ったのは、余…2人目のDAISYではなく」

DAISY「1人目のDAISY…お前が言うところのユミルに貰ったのか?」

リヴァイ「そうだ。俺はこいつから能力を与えられてる」

DAISY「…なるほど、だから余の目にはユミルが人間としても能力者としても巨人としても映らなかったわけか…」

リヴァイ「厳密に言えばお前の同類だがな…さて、ユミルよ。話せ。お前が100年前に何をやったかを」

ユミル「…私は…とある研究者によって造られたーーーーーーーーーーー」

アルミン(ユミルは渋々な感じだけど正直に話してくれた)

ユミル「その研究者には娘がいてな…病弱で外も歩かせてもらえなかった」

ユミル「娘はずっと言っていた。友達が欲しいと」

ユミル「研究者は娘を哀れんだのかな、人を、娘にとっての友達を造ったんだ」

ユミル「だが、なかなか上手くはいかない。当然だ。世の中そう簡単にいくようじゃ巨人なんていねえだろ」

ユミル「研究者はー私は博士と呼んでいたから次から博士と呼ぶぞー苦労の末にやっと人を造ることに成功した」

ユミル「だが、同時にその造った人には特別な副作用が宿ってしまった」

ユミル「普通の人間を造るのを失敗したんだ…その副作用が普通の人間でないことを語っている」

ユミル「そう、願いを元に一つだけ能力を与えることができるというーー」

ユミル「そいつは」

D esire
A ccessible
I nformation
SY stem

ユミル「頭文字をとって」

ユミル「DAISYと名付けられた」

ユミル「そう、その100年前とある研究者によって偶然の産物であるーーーーーー
















私、『DAISY』が造りだされた」

今回は極端に少なめですがここまでです

ユミルがデイジーと一緒?と言う疑問が浮かんで、更にリヴァイも特殊な能力者って事だから繋がるかとは思っていたけれど…!
二人同時に口をつぐんでいたし、てっきりデイジーができる前にユミル様が対抗手段で人類最強に能力を与えて共同戦線引いていたのかと思っていた

これ以上の予想はまだ出来てないなぁ、うーん続き楽しみ

>>433ありがとうございます
ユミルとリヴァイは少し拗れた関係でして…

ユミルの過去をやろうかと
後に

始めます

ユミル「ただ、副作用がついたとはいえ、人間としては上出来だったらしい」

ユミル「感情とかも表せるのは凄いことらしいぜ?人造人間にとっては」

ユミル「そして博士は私に娘と友達になってくれないかと頼まれた」

ユミル「最初は仕方なくだったんだけどよ、次第に話していくうちにその子と話すのが楽しくなってな」

ユミル「だんだん打ち解けていき、ホント楽しかった」

ユミル「ここまでは」

ユミル「…ここまではな」

ユミル「博士は私を造った技術が改めて認められ、ある研究員に勧誘されたんだ」

ユミル「とある研究所に入らないか、と」

ユミル「ホントだったら行かないとか言うと思ってたら、私がいたから安心して研究所に行けるとか言い出してな」

ユミル「私を造った時点で凄い研究者だってことは目に見えてわかってたからな」

ユミル「博士は娘を1人にはさせてはいけないと思い、そんな勧誘もずっと断ってたそうだ」

ユミル「ああ、博士の妻は私が出来る少し前に死んじまってな、余計1人には出来なかったんだ」

ユミル「だが、私が出来たことで、安心して外出もできるようになったと喜んでな」

ユミル「ずっと断ってた勧誘も受け入れた」

ユミル「そして博士はあるテーマを元に研究を続けた」

ユミル「そのテーマは『巨人』だ」

ユミル「巨人なんて架空の存在に過ぎなかったんだがな」

ユミル「博士は架空の存在を調べる物好きでな」

ユミル「娘の友達に人造人間を選ぶような人だしな」

ユミル「架空の存在である、巨人を博士は熱心に研究した」

ユミル「巨人は本当はどこかで潜み、暮らしいているとか推測もたててな」

ユミル「私もたまにお邪魔してたよ」

ユミル「まだここまでは楽しかった部類だ」

ユミル「ここからだ、私の残虐劇は」

ユミル「博士に副作用付きとはいえ造られた私が壊れる、もしくは力に溺れる時だな」

ユミル「私はふとある時、その副作用が覚醒した」

ユミル「覚醒したというよりは、思い出したの方が正しいか」

ユミル「なんせ私は造られてからその時まで副作用が自分にあるなんて知らなかった」

ユミル「さっきそこのDAISYが過去をかなり繊細に調べて発表してたろ?」

ユミル「しかもその発表の大半は正解だった。リヴァイに指摘された巨人の力以外はな」

ユミル「ようするに、DAISYは自分の造られる前の記憶も引きずりだすことができる人造人間なんだよ」

ユミル「そこで、私は願いを元に能力を与えられる存在であることを知った」

ユミル「最初、全く知らない人に能力を与えてみたんだよ」

ユミル「あの頃の人間は些細な願いしかしない善人ばかりだった」

ユミル「好きな子と付き合いたいだの、頭が良くなりたいだの」

ユミル「そこまではよかった」

ユミル「さっきから言っていたが、この能力を与えて少し過ぎた頃からおかしくなった。私は」

ユミル「私は次第に信仰されるような存在にまでなってしまったんだ」

ユミル「それで図に乗ってな…どんな願いでも一つだけ叶えるみたいなことを堂々と公表したんだよ」

ユミル「だが、100年前だろうと善人ばかりいたわけじゃない。悪人もいたさ」

ユミル「だが、私は誰であろうと能力を与え続けていた」

ユミル「だから気付かなかったんだよな…」

ユミル「ある男が私を造った博士を妬んで博士を超えたいという願いを言ったが、私は気にせず与えてしまった」

ユミル「そしてその男は博士の研究成果を塗り替えるまでなった」

ユミル「そしてそれをきっかけに、平和な願いはなくなり、『あいつを殺したい』だの『あいつを見返したい』だの、果ては『私以外のDAISYを造りたい』と願う奴まででてきた」

ユミル「だが、皆の願いが全て叶う世界などどこにもない」

ユミル「そんな夢のような世界があるわけない」

ユミル「自分の願いを叶えたいが為、能力者同士の争いが起きるようになった」

ユミル「私は心底後悔したよ。私は何を調子に乗ってたんだって」

ユミル「そのあと必死で博士にも謝った。こんな酷いことした私を博士は許してくれたんだぜ?」

ユミル「それよか『お前に副作用を付けた俺の責任だ』とまで言い出してな」

ユミル「その日から博士の研究は能力者の能力を外すことに変わった」

ユミル「だが、それを聞いた能力者達は博士の邪魔をした」

ユミル「当然だよな、自分の願いが叶いそうなのに能力を外されちゃなんも出来なくなるからな」

ユミル「だが、博士は研究を続けた」

ユミル「私も出来る限り能力を外すように呼びかけたが、効果はなかったな…」

ユミル「それどころか能力者になりたいと志願してくる奴も出て来た」

ユミル「私は心底疲れた。何も変えられないし、何も変わらなかった…」



そして100年前に起こった巨人の虐殺劇が始まるーーーーーーーー

ユミル「博士は元々巨人の研究をしてたからな。ある程度成果もでてた」

ユミル「だが、博士は私の時同様とんでもないものを創ってしまった」

ユミル「そう『巨人の力』だ…」

ユミル「巨人の研究をしてたのに人が巨人になることができる成果をあげてしまったんだ」

ユミル「ある意味すげえ博士だったよ…」

ユミル「博士はそれを破棄してから能力者の能力を外す研究に移ったんだが、私はそれを博士からこっそり奪ってた」

ユミル「その時は興味津々だったんだよな。巨人の力に」

ユミル「だが、使おうとは思わなかった」

ユミル「だけど、能力者同士の争いが激しくなると、次第に私に変な考えが浮かぶようになった」

ユミル「巨人になってしまえば能力者も争えなくなるかもしれないなとかな」

ユミル「巨人は人より何十倍もでかいから能力だって効かないとか考えた」

ユミル「最初はただの空想だったんだが、能力者の争いが激化を増して、私も耐えられなくなっていた」

ユミル「そして実行に移したーーーーー」

ユミル「私を信仰していた1人の人に巨人の力を投与したんだ」

ユミル「するとそいつは自我を持ったまま、能力者の争いを止めに行ったんだ」

ユミル「結果は大成功。能力者は怪我しただけだし、その巨人化した奴も戻れることが判明した」

ユミル「私は喜々として博士にこの事を博士に伝えた」

ユミル「そしたらーーーーーー」

『お前は何も分かってない!あれは人に投与しては絶対ダメだ!能力者同士の争いよりも更にとんでもない事態になり得る!なんてことをしてくれたんだ!』

ユミル「私は初めて博士に拒絶された」

ユミル「だが、私も意地になって、巨人化を使えば、能力者の争いは収まると反論した」

ユミル「だが博士は聞き入れてくれなかった」

ユミル「私は今まで自分を肯定してくれた博士が私を否定したことに驚いたと共に、イラついた」

ユミル「そして私は博士の忠告も無視して、私を信仰する奴ら、それも能力にそこまで執着してなかった奴らに力を投与し続けた」

ユミル「能力者は半分くらいまで減って行った。実際は減ったんじゃなくて、動けなくなったんだが」

ユミル「私は博士に私の考えが当たっていたことを伝えたかった」

ユミル「私の方が正しかったろ!とな」

ユミル「だがそんな報告もするに叶わなかった」

ユミル「最初に巨人化をできるようにした奴に異変が起き始めた」

ユミル「能力者と争ってる最中に、我を忘れて、味方である他の巨人化した奴を襲い始めた」

ユミル「私が慌てて止めにいくとそいつは収まったが、私がいなくなると途端に暴れ出した」

ユミル「そこで初めて気づいた」

ユミル「博士が言っていたとんでもないこと」

ユミル「巨人化した人間は巨人化に慣れるにつれて、自我をなくしていくことに」

ユミル「だが、もう遅かった」

ユミル「私が力を投与していった奴らは自我を失くして巨人同士で、そして能力者に向かって襲いかかり、もう手がつけられなかった」

ユミル「すると、驚くことに能力者達は巨人と戦うことを決めたらしい」

ユミル「今まで争ってたのが嘘みたいに、連携して巨人と戦っていた」

寝落ちすいません

ユミル「今まで争ってたのが嘘みたいに、連携して巨人と戦っていた」

ユミル「そんな戦いが続く中で私は巨人を制御しなくてはいけない状態が続いた」

ユミル「能力者達はそんな私の行動を巨人を支配して操っている行動だと勘違いしてな」

ユミル「私は巨人たちのリーダーとして命を奪われるぐらいまで襲われた」

ユミル「辛うじて生き残りはしたが、私はとても全てに耐えられなかった」

ユミル「博士の娘と友達になるだけが私の存在意義だったのになんでこんなことにと」

ユミル「そして私を批判し続け攻撃してくる能力者達についにキレた」

ユミル「私の中で何かが壊れた」

ユミル「私は自分も混じえて巨人達と戦うことを決めた」

ユミル「能力者達を潰さないと気がすまなかった」

ユミル「そしてお前らが言う100年前に巨人を大量発生させて能力者どころか、全ての人を襲わせた」

ユミル「もう私の耳にはなにも聞こえなかった」

ユミル「その過程で博士も襲ったよ」

ユミル「私を肯定しなかった博士が悪いと言って攻撃したのを今にも覚えてる」

ユミル「その時博士はなんと言ったと思う?」

『お前なんか造らなければよかった!お前さえいなければ今も平和に生きていけたのに!お前のせいだ!』

ユミル「私はその時を持って全てを失くし、全てを壊した」

ユミル「生みの親を殺すって凄いことだよな…」

ユミル「生憎博士の娘…いや、『イルゼ・ラングナー』は行方を眩ましていて、殺すことはできなかった」

ユミル「そして人類を滅亡に追い込んだ後は巨人の王として生きていった」

ユミル「私も巨人の力を受け入れ巨人にもなった」

ユミル「そこから何年巨人として過ごしたか」

ユミル「私は巨人になっている時何を考えていたか分かるか?」

ユミル「『お前なんか造らなければよかった!』」

ユミル「その言葉がずっと私の根に残り消えなかった」

ユミル「そう、私が巨人化した理由はその言葉を拒むためだ」

ユミル「巨人になれば何も考えなくていいなんて考えを持ってな」

ユミル「既に私の周りの巨人は自我を失って、何も考えてない同然だったからな」

ユミル「私も何も考えたくなかった」

ユミル「だが消えねえんだよ…」

ユミル「巨人になってもDAISYに戻っても今こうして話してても!」

『お前なんか造らなければよかった!』

『お前なんか造らなければよかった!』

『お前なんか造らなければよかった!』

『お前なんか造らなければよかった!』

『お前なんか造らなければよかった!』

ユミル「『お前なんか造らなければよかった!』」


『お前なんか造らなければよかった!』

ユミル「いつかハンジさんが聞いてきた質問があったなぁ!」

ユミル「ユミルの民とか言ってた巨人がイルゼの手帳から分かったとかだっけな!」

ユミル「その質問に今答えてやるよ!」

ユミル「巨人の王として存在していたユミルの部下と言ってもいいかもな!」

ユミル「ユミルの民とは昔私が創った巨人共の生き残りだ!」

ユミル「んでイルゼがその言葉を言われたんだって!」

ユミル「当然だよな!イルゼは博士の娘で、私の友達でもあったからな!」

ユミル「私はイルゼを元に造られた存在だから民が私と間違えるのも無理はねえだろ!」

ユミル「そしてそのイルゼも食われたんだろ!?巨人に!」

ユミル「私が創った巨人に!」

ユミル「…これが100年前に巨人が出現した理由と第一のDAISYが造られた理由だよ」

ユミル「ちなみに私はそのあと60年くらい巨人として過ごしてな、気がつくと、DAISYとしての体に戻ってたよ」

ユミル「巨人化できる人間は人を食えば人に戻れるらしいからな」

ユミル「そしてその後、グリシャと接してDAISY、第二のDAISYを造らせたってことだよ」

ユミル「巨人の力もその時渡した」

ユミル「巨人の力は私が改良して連続で使いさえしなければ自我は失くならないようにしてるがな」

途中寝落ちすいませんでした

今日もまた来ます

乙!今回も見所満載で良かった

>>453ありがとうございます
見所満載ひゃっほぉぉぉぉおお

つぎ、リヴァイの過去

リヴァイ「…洗いざらい話してくれたな」

リヴァイ「なら俺も答えよう」

リヴァイ「俺は能力者達の争いがあった最中に必死で生き残ってた人間だ」

リヴァイ「巻き込まれないようにするのが必死で必死で辛かったな」

リヴァイ「だが、そんな時、疲弊した表情で俺の前にある奴が現れた」

リヴァイ「第一のDAISY…即ち、ユミルだ」

リヴァイ「ユミルはなにか探し回っていたみたいでな、声をかけた」

リヴァイ「すると、ユミルは急にこっちに飛びついてきて、イルゼを守って欲しいとか言い出した」

リヴァイ「意味は分からなかったが、なにか共感ができた」

リヴァイ「多分似てたんだろう、俺はユミルに」

リヴァイ「俺はその頃親も死んでたし、友達と呼べるような奴もいなかった」

リヴァイ「だが、俺とユミルの決定的な違いは守るものがあるのとないのとだった」

リヴァイ「ユミルはずっとイルゼを守ってくれる奴を探し回ってたらしい」

リヴァイ「休憩もせずただひたすらに」

リヴァイ「俺はなにがユミルをそこまで動かしてるのかが気になった」

リヴァイ「だからまずユミルの事を聞いた」

リヴァイ「ユミルは自分がなんの為に生まれたか、また自分がなにをやってしまったかなどを全て話してきた」

リヴァイ「普段同情なんかしねえが、その時ばかりはユミルに同情しちまった」

リヴァイ「同情とともに感嘆もした」

リヴァイ「そして、俺は心からこいつを守りたいと思った」

リヴァイ「何がそう思わせたかは知らねえが、確かにそう思った」

リヴァイ「そこから何回か会って話すようになった」

リヴァイ「ユミルは俺と話すときは落ち着けるとかいってたな…」

リヴァイ「精神安定剤だなとか…」

リヴァイ「楽しい時間だった…友も親もいなかった俺にとっては…」

リヴァイ「そうして俺はイルゼを守ろうという約束をユミルとした」

リヴァイ「…これが俺とユミルの関係だが、俺にとっては最高の関係だった」

リヴァイ「今でも覚えてる…」

リヴァイ「だが、なぜか俺は能力をいつ貰ったのかを覚えてねえ」

リヴァイ「…ユミルに貰ったことは確かなんだがな」

リヴァイ「願いも覚えてるのに…このモヤモヤがうぜえな」

リヴァイ「だが、その手に入れた能力でイルゼの病の侵攻の時を止めた」

リヴァイ「そして…程なくして、ユミルは忽然と姿を消した」

リヴァイ「俺とイルゼに何も告げずに、だ」

リヴァイ「周りからは巨人の王だのなにかそんな噂が流れていたが…」

リヴァイ「俺とイルゼは信じなかった」

リヴァイ「信じられるか…突然ユミルがいなくなっただなんて」

リヴァイ「巨人の王だなんて」

リヴァイ「ユミルと話したいことがまだたくさんあったんだ」

リヴァイ「ユミルの口から何があって巨人の王となってしまつまたのかを聞かなきゃいけなかった」

リヴァイ「…ユミルと会うまで俺は死ねなかった」

リヴァイ「聞きたいことがありすぎて死ぬわけにはいかなかったんだ」

例え何年経とうと俺はユミルを待ち続けることを

生き残ってユミルと話すことを

そして俺は能力を使って

100年間…生きてきた…!

成長を100年前から止めて…この100年間を生きてきた!

リヴァイ「イルゼは時を止めた時間が長過ぎたのか知らねえが、すっかり病が治った」

リヴァイ「そして、あいつもユミルの事を覚えていた」

リヴァイ「俺と共にユミルとまた会うことを夢見て調査兵団に入団した」

リヴァイ「ユミルは巨人になっている可能性が高いと過程してな」

リヴァイ「俺は止めたが、どうしてもあいつは行くといって止まらなかった」

リヴァイ「そして…」

リヴァイ「イルゼは手帳を残して、お前の巨人に殺されたんだ。ユミル」

リヴァイ「俺は知らなかった…ハンジに聞くまでなにもな」

リヴァイ「俺は俺でエルヴィンに勧誘されて調査兵団に入ってイルゼを探してたりしたのにな…」

リヴァイ「だが、イルゼと共には叶わなかったが、今、俺は100年の時を超えてお前と対面して話している」

リヴァイ「100年待ち続けた意味があった」

エレン「ユミル…兵長」

ユミル「…わりいが私は生憎覚えてないみたいだな、お前と話したことを」

リヴァイ「覚えてなくても今知っただろう…ユミル。もう終わりにしろ。100年前の惨劇を繰り返す必要なんてない」

ユミル「てめえになにが分かるってんだ!私がなにを思ってここにいるかも何年…何年苦しみ続けてきたかもよ!」

リヴァイ「なにを思ってるかはわかってやれないが、何年苦しみ続けてきたかは俺にも分かる。なにせ俺はお前よりも年上だ。待ち始めたのは100年前からだが、生まれて過ごしてきた年月はお前より長い」

ユミル「んな屁理屈がきくかってんだ!私がDAISYじゃなかったら願いは間違いなくエルヴィンと同じ世界の否定だ!」

リヴァイ「ユミル!」

ユミル「…始める」

ユミル「まずお前は用済みだ、グリシャ」

どすっ

ぼとっ

エレン「は…?」

ユミル「お前が造った第三のDAISYに期待だな。じゃあな」

エレン「お、おい…ユミル」

ユミル「なんだよエレン」

エレン「お、お前…!父さんを…!父さんを!なんで殺したんだぁぁぁぁ!」

ユミル「用済みだったからだ」

エレン「あ…うあ…てめええええええ!」

ジャン「エレン!」

エレン「離せえええ!許さねええええ!
オーダーァァァァァァァ!」

『拘束する支配者』!

エレン「ユミルをその場で拘束して潰せ!」

ペトラ「エレン!落ち着いて!」

ユミル「この場で争う気なんか私にはねえんだよ!」

ひゅんっ

ミカサ「新しいゲートに逃げた!」

エレン「逃がすかぁぁぁあ!」

マルコ「エレン!少し落ち着かないと…!」

ひゅんっ

コニー「何も聞こえてねえぞエレン!まずい!」

リヴァイ「俺らも行くぞ!てめえらも早く来い!」

ひゅんっ

エルヴィン「…グリシャさん」

キース「…グリシャは完全な…被害者だ」

DAISY「…」

キース「エルヴィン…」

エルヴィン「私は…ユミルを許せません…」

キース「私もだ…こんなとこで這いつくばってないで私達もユミルが逃げたゲートへ向かうぞ」

エルヴィン「はい…」

DAISY「…グリシャは余が埋めとく。早く行け」

エルヴィン「頼んだ…!」

DAISY「…」

DAISY「全く…悲惨な奴だな」

DAISY「…余はお前に造られたことを少しも恨んどらん…」

DAISY「感謝してるほどだ…」

DAISY「お前とは…まだ話し足りない気しかしないの…」

DAISY「余も…ユミルに決着をつけてくるのサ」

DAISY「安らかに眠れ。グリシャ・イェーガー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゲート内

エレン「くそ!どこ行きやがったあいつ!」

オルオ「上を見ろ!あそこにいる!」

エルヴィン「遅れてすまない!」

グンタ「団長!」

エルヴィン「ユミルを追うぞ!」

アルミン「ダメだ…皆冷静さを欠いている…」

アルミン「このままじゃ…なにも…」

アルミン「ボク達が助かる道はなんだ…?」

アルミン「ユミルを上手く説得して全員でここを出る方法はなんだ…?」

アルミン「なんだ…なんだ…」

アルミン「…?あれは…」

アルミン「…!これは!」

アルミン「…こんなのだったのか」

アルミン「…これはボクが持っておこう…」

アルミン「これは…禁断だ」

ゲート内屋上

ユミル「…来たか」

クリスタ「ユミル…今ならまだ戻れるよ…やり直そう?」

ユミル「残念だが私の人生にはやり直しなんて効かないんだよクリスタ」

リヴァイ「ユミル…!」

ユミル「リヴァイも100年も追ってもらって悪いが私はもう戻れない。あるのは暗黒の未来だ」

ユミル「私はまた王にならせてもらう」

ユミル「巨人なんかじゃない、生きとし生けるもの全ての王にだ」

キース「そんなことになればどれだけ大変な事になるのか貴様はわかっているのか!」

ユミル「生憎私は大変な事は経験済みだぜ、教官…!エレン!」

エレン「オーダー!ユミルを『捕らえろ!』」

ゲート内屋上

ユミル「…来たか」

クリスタ「ユミル…今ならまだ戻れるよ…やり直そう?」

ユミル「残念だが私の人生にはやり直しなんて効かないんだよクリスタ」

リヴァイ「ユミル…!」

ユミル「リヴァイも100年も追ってもらって悪いが私はもう戻れない。あるのは暗黒の未来だ」

ユミル「私はまた王にならせてもらう」

ユミル「巨人なんかじゃない、生きとし生けるもの全ての王にだ」

キース「そんなことになればどれだけ大変な事になるのか貴様はわかっているのか!」

ユミル「生憎私は大変な事は経験済みだぜ、教官…!エレン!」

エレン「オーダー!ユミルを『捕らえろ!』」

ユミル「おっと、危ねえ…」

エレン「父さんを…父さんを返せええええ!」

ユミル「あんだけ憎んでた父さんが死んでくれて逆に清々しいだろ!エレン!」

エレン「憎むきっかけも巨人に母さんが食われたのも全てお前のせいだっ!」

ユミル「DAISYを舐めてかかってくるんじゃねえぞ?エレン」

ユミル「例えば!オーダー!」

『拘束する支配者』!

ユミル「エレンの行動を封じろ!」

がしぃっ

エレン「な…!能力を!」

ユミル「与える能力を自分が使えないDAISYなんかいえねよ!オーダー!『ここにいる全ての人間の行動を封じろ!』」

エルヴィン「オーダー!」

『鷽替え神事!』

エルヴィン「たった今ユミルに能力をかけられたことを嘘とする!」

ユミル「うぜえ!」

ユミル(第三のDAISYの解放まで…あと少し!)

終章です

物語はもう残すところわずかなので、応援よろしくお願いします

明日…一通り完結します

では

ユミルは東洋の諺、自業自得を100回紙に書いて提出
乙です!続き楽しみ

完結はおしい、もっと読みたい

>>474新しいタイプの謝罪方法ですねwww自業自得を書いて提出…

>>475こんな拙い文章ですのに…ありがとうございます

今から半分やり、深夜に残った最後をやります

エルヴィン「能力者達は全員ユミルとの戦闘を開始しろ!」

アルミン「ジャン達は下がって!」

DAISY「厄介なことになったな!オーダー!」

『再生の炎』!

ミカサ「私の…!」

DAISY「ミカサ!余らは肉弾戦だ!」

ユミル「歯向かうか!DAISY!」

DAISY「お前の思想に同意した覚えはない!」

リヴァイ「ペトラは能力者じゃねえ奴らの戦闘が始まった時の為に向こうに着いてろ!」

ペトラ「了解です!」

エルド「オーダー!」

ユミル「うおっとぉ!危ねえ!」

キース「オーダー!」

どぉおおおおん!

ユミル「すごい力だな!教官!だがこの場はなにがあっても壊れねえぜ!」

エルヴィン「地形は壊れないらしい!床も使ってでもなんでもいいからユミルの行動を阻止しろ!」

ユミル「…!来たか!」

どがぁぁぁぁぁぁぁぁん!

グンタ「なっ!爆風!?」

エルヴィン「オーダー!全ての者が吹き飛ばされたことを…!嘘とする!」

ハンジ「オーダー!」

『歪曲する怪光線!』

ハンジ「爆風の元を撃て!」

どぉぉぉぉぉぉぉぉぉおん!

サシャ「爆風が晴れました!」

コニー「気をつけろ!人が…ユミル以外の人が増えてる!」

オルオ「なんだと!?」

ユミル「ようやくお目覚めだよ…第三のDAISY」

ミカサ「え…」

エレン「か…母さん…?」

ユミル「やっぱりモデルはエレンとミカサの母さんか…ふん、出来がよさそうだな。さすが元調査兵団科学班」

第三のDAISY「…」

キース「…カルラの見た目を…」

ユミル「こいつが出来た時点で私の勝利は確定だな!ははははははははっ!」

第三のDAISY「…我…は」

ユミル「よう、第三のDAISYさんよ。長ったらしいから三番目と呼ばさせてもらうぜ」

三番目「…お前は一番目…第一のDAISYかの?」

ユミル「ん?もう生まれる前の過去を引きずりだしたのか?こりゃ想像以上に高性能だな。何者なんだよ、グリシャ」

DAISY「くそ…惑わされるな、みな!こいつはDAISYだ!より人の姿をしているが人じゃない!」

三番目「第二のDAISYか…なかなか面白いことになっているみたいじゃが、どうするとするかの」

ユミル「お前には私の手伝いをして欲しい」

三番目「手伝い…?」

ユミル「私は王になる。この世のな」

三番目「ほう…」

ユミル「手伝え。三番…」ひゅんっ

リヴァイ「させるかよ…手伝いなんか。お前みたいな奴が増えるだけ面倒になるだけだ…おとなしくしろ、ユミル」

ユミル「ぐっ…能力で一瞬でここまで…」

リヴァイ「どうやら俺に能力を与えたことがお前の不運だったようだな、ユミルよ」

三番目「ふん…手伝えとか言っていたが、一番目よ。我は我の思うようにやらせてもらう。お前の王になるという目的もなかなか面白い。その目的は我の目的に変えさせてもらうぞ」

ユミル「な…!」

三番目「そしてさらばだ、一番目。この世に我は二人、ましてや三人もいらん」

リヴァイ「危ねえ!オーダー!」

『絶対時計!』

三番目「ふむ?もうあんなところまで行ったのか…面白い能力だな」

ユミル「…20%の確率にかけたんだか…やっぱダメだったか」

リヴァイ「…何を言ってるんだ」

ユミル「三番目のDAISYはこれまでのDAISYより知的、かつ何もかも上回ってるはずだ。そんな奴が私の行動に従うとは思えなかったが…20%程かけてたんだがな」

リヴァイ「…それで?お前はどうするつもりだ?」

ユミル「もう飽きた。この世に」

リヴァイ「は…っ?」

ユミル「これから三番目、二番目もろとも自爆をはかる」

リヴァイ「何言ってんだてめえ!」

ユミル「DAISYはこの世にいてはいけない」

リヴァイ「…!」

ユミル「それは100年前からずっと考えていたことだ。DAISYはこの世にはいらない」

リヴァイ「お前…」

ユミル「私の自爆は多分この場は壊れないとはいえ、少なくともミカサ以外耐えれるとは思えねえ。そこらへんはエルヴィンが能力で皆を防いでくれるはずだ」

リヴァイ「…」

ユミル「すまねえな…100年待たせといてよ…勝手で…じゃあな!リヴァイ!」

ユミル(なぜ…!?◯◯◯が効かない!?この場において…!)

ユミル(◯◯◯の◯◯は…死んだはずじゃ…!)

ユミル(くっ…と、解ける…!)

ユミル(せめてっ!)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

三番目「む…?」

ユミル(私の自爆でここの奴らは全員死ぬ可能性が高い)

ユミル(だがその時はエルヴィンが能力で私の自爆で皆が吹き飛ぶことも嘘にしてくれるはずだ)

クリスタ「ユミル…?何で第三のDAISYに向かって…」

ユミル(…なんでだろうな、こんな時に限って昨日の104期の鍋が浮かぶ)

ユミル(随分楽しかったし、鍋も美味かったな)

ユミル(そんな奴らと今は敵対してるわけで…)

ユミル(走馬灯かな…これは)

ユミル(104期の皆、本当にすまなかった。特にエレンとミカサは私を恨んでいるだろうな)

ユミル(イルゼ。私と友達になってくれてありがとうな。最期は私が創った巨人に殺されたみたいだが)

ユミル(しかし、死ぬ前まで手帳に必死に記録を残してたんだろ?全く、強くなったもんだな)

ユミル(あんな病弱だったのによ…ごめんな、イルゼ)

ユミル(リヴァイはイルゼを守ってくれて、しかも私を100年も待ち続けてくれたんだっけな)

ユミル(さっきまではどうとも思わなかったが、今は少し悪いな…)

ユミル「…リヴァイには申し訳ねえな」

リヴァイ「申し訳ねえと思うんだったら勝手に行くんじゃねえ」

ユミル「は…?何でお前が…」

リヴァイ「俺はお前を100年待ってたんだぞ?お前が死ぬなら俺も死のう」

ユミル「は…!?何言ってんだ!」

リヴァイ「お前が今日死ぬなら、俺も今日死のう。お前の命が明日までなら俺の命も明日まででいい」

ユミル「な…」

リヴァイ「俺が三番目の不意をついて能力で一気に接近する。そこで自爆を使え」

ユミル「…おい、いいのかよ」

リヴァイ「ああ、構わねえ…悔いなんかねえ」

ユミル「…最期まで付き合わせて悪いな!リヴァイ!」

リヴァイ「行くぞ!オーダー!」

アルミン「ユミルと兵長が…三番目のとこに瞬間移動した!」

ハンジ「なにをするつもりだあの二人!」

DAISY「…自爆か」

エルヴィン「なんだと!?」

DAISY「ユミルは自爆で第三のDAISYもろとも死ぬつもりらしいの。リヴァイも同様だ」

クリスタ「うそ…ユミル!」

ペトラ「兵長おおおおおおおっ!」

三番目「…!」

ユミル「終わりだ三番目!」

DAISY「余も加勢しよう!」

リヴァイ「DAISY…」

DAISY「お前らの目的は余にも分かる!早くやれ!ユミル!」

ユミル「うぁぁぁぁぁぁああああああっ!」

どすっ

どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!

エレン「へ…兵長!ユミル!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三番目「…初期の自爆装置か…だが」

三番目「我らには効かないようだの?のう、第二のDAISYよ」

DAISY「う…ぐ」

オルオ「お、おい…兵長と…ユミルは!」

三番目「自爆しおったぞ…我を殺そうとしたのだろうが、生憎我は初期の自爆は効かない。第二のDAISYのなら多少まずかったかもしれないが」

DAISY「う…」

ライナー「おい!しっかりしろDAISY!」

三番目「ご覧の有様。自爆なんて出来そうにもないな。変に時間を食ったが、そろそろ我も目的を遂げさせてもらおう」

ペトラ「へ…兵長…が」

エルド「…お前よくも!」

三番目「我に当たるのは筋違いだぞ?自爆の意思は向こうが勝手に持ってただけだ」

エレン「…兵長。ユミル…」

三番目「…なるほど、そこのお前は我の元となる人格の息子か…だが、容赦はしない主義にしたんでな」

三番目「ここにいるお前らは我にとって驚異かもしれん。今ここで全員殺させてもらおう」

ハンジ「させるか!オーダー!」

ぎゅんっ

三番目「おっと」

エルヴィン「皆…戦闘態勢をとれ!彼らの死を無駄にするな!」

三番目「無駄死になのは決定じゃろうが」

オルオ「口を噤め!オーダー!」

『百鬼夜行!』

三番目「邪魔だ、この鬼ども」

DAISY「が…う…」

ベルトルト「DAISY!」

エレン「もう…これ以上誰も死なせてたまるか!例えお前が母さんの見た目だろうと関係ない!オーダー!『三番目を地に叩きつけろ!』」

三番目「させるか!オーダー!エレン・イェーガーを拘束!」

エレン「うぐっ…!」

エルヴィン「コピーばかりの能力だな!オーダー!エレンが能力をかけられたことを嘘とする!」

キース「オーダー!」

三番目「おっと、すごいパワーじゃの!」

ライナー「アニ!ベルトルト!俺らも加勢するぞ!」

アニ「バカ!ベルトルトは出来ない!」

ベルトルト「分かってる!僕は104期の皆を避難させる!」

ライナー「任せた!」 がりっ

アニ「行くよライナー!」 がりっ

どおおおおおおん!

鎧の巨人「ウオオオオオオオオオオ!」

女型の巨人「…」

三番目「なんと!巨人化できる奴もおったか!素晴らしい限りじゃな!」

マルコ「…くっ、皆は戦ってるのに僕達は眺めてるだけか!」

コニー「せ、せめて能力があれば…」

クリスタ「…」

サシャ「クリスタ…しっかりしてください…」

ベルトルト「…ユミルとクリスタは親しい仲だったもんね…仕方ないよ…」

ジャン「…くそっ、俺らはここで指咥えてるだけか!」

DAISY「お、おい…お前ら」

ジャン「DAISY!?お前は大人しくしてろ!怪我が酷いんだから!」

DAISY「…大丈夫だ。余は…死なん…お前ら…余が今からお前らに能力を与える…願いを言え…」

マルコ「そ、そんな状態で大丈夫なの!?」

DAISY「気にするな…!早く…!」

クリスタ「…皆」

サシャ「クリスタ…」

クリスタ「皆、守ろうよ。私たちもユミル達が残してくれた死は無駄にしてはいけない!戦ってる皆を守ろうよ!」

ベルトルト「…そうだね、僕達の願いは『皆を守ること』だ…いいね?」

コニー「ああ、俺もその願いだ!DAISY、できるか!」

DAISY「余に任せとけば…問題はないはずだ…」

DAISY「そして、…お前らの願いしかと聞いた…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エレン「あぐっ…!」

ミカサ「エレン!」

三番目「隙だらけじゃな!オーダー!全員を支配だ!」

ハンジ「させるか!オーダー!」

びゅんっ!

三番目「ふんっ、当たるか!そしてお前の能力使わせてもらおう!オーダー!」

エルヴィン「!エレン!ミカサ!」

エレン「なっ…」

ジャン「オーダー!」

『守護する王!』

三番目「むっ、新しい能力者か!」

ミカサ「ジャン…!?」

マルコ「大丈夫!?エレン!ミカサ!」

エレン「なんで!お前らが能力を!」

コニー「DAISYに与えて貰ったんだ!ジャン!交代だ!オーダー!」

三番目「同じ能力!く、この壁厚い!」

クリスタ「私達の能力は守ること専用の能力だから皆はどんどん攻めて!私達は皆を守る!」

エレン「助かる…皆!」

三番目「小癪な!」

ばきぃん!

コニー「うがっ、壁が!」

サシャ「オーダー!」

『守護する女王!』

ベルトルト「助かった、サシャ!」

エレン「くそ!どうやって第三のDAISYを!」

アルミン「エレン!」

エレン「アルミン!」

アルミン「合体能力だ!それで第三のDAISYを退ける!」

エレン「そうか…!よし、アルミン!」

合体能力!

『支配者+霊視エンジン!』

三番目「!合体だと!」

アルミン(エレン!ハンジさんの能力のレーザーが右方向から!)

エレン「オーダー!空気抵抗を操作!」

三番目「!読まれてる!」

キース「隙ができたな!オーダー!」

三番目「ぐっ!おのれ!」

エレン(アルミン!このままじゃ退けることはできても倒すことが出来ない!)

アルミン(アニとライナーに協力してもらう!)

鎧の巨人「ウオオオオオオオオオオ!」

三番目「ぐっぅ…!」

エレン(どうするんだよ!)

アルミン(ボク達でライナーとアニの体当たりを加速させる!ボクが第三のDAISYが避ける方向を言うからエレンはそこへ向けてライナーとアニを加速させて!)

エレン(わ、わかった!)

アルミン(エレン!アニをライナーと反対側に加速させて!)

エレン「オーダー!アニの体当たりを加速させろ!」

女型の巨人「…!」

どんどんどんどんどんどん!

三番目「…!なんてスピード…がふぁっ!」

エレン(当たったぞ!)

エルヴィン「気を抜くな!」

三番目「ぐっ…お前らぁぁぁぁ!」

アルミン「皆しゃがんで!爆風を起こす気だ!」

どおおおおおおおおおおおおおおおん!

クリスタ「オーダー!」

サシャ「オーダー!」

ジャン「俺らもだ!ベルトルト!コニー!マルコ!」

コニー「オーダー!」

マルコ「オーダー!」

ベルトルト「オーダー!」

ハンジ「今だ!オーダー!」

びしっ

三番目「いっ…!」

ハンジ「当たった!」

三番目「くそッ!オーダー…」

DAISY「隙あり、だ!」 がっ!

三番目「なっ!第二のDAISY!」

エレン「おい!DAISY!危ねえぞ!」

DAISY「問題ない!余が今からこいつもろとも自爆する!」

アルミン「よせ!DAISY!」

DAISY「こいつの息の根を止めるにはこれしかないのサ!」

三番目「離せっ…!」

エレン「DAISY!」

DAISY「さらばだ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???「うぐっあっ…」

???「あ、がはっ…」

???「な、なんとか…よけれた…爆風を…」

???「み、みんなは…」

???「ぜ、全員が全員…あ、倒れてる…」

???「気絶…してるのか…?」

???「…気絶みたいだ…と、とりあえず、他のみんなも確認しない…と」

???「…団長も大丈夫だ」

???「…皆も…」

???「あ、あれ…◯◯◯?」

???「ね、ねえ…◯◯◯?ど、う…し、た、の…?」

???「気絶だ…よね、…?」

???「み、脈が、が…な、ない」

???「あ、あ、う、うああ」

???「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

???「…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここで終了です

続きは深夜に

寝落ちしないように…頑張りますが

いいところで…!
寝落ちは絶対に駄目ですよ!?

巨人化した時に鳥肌たったぞ!
鎧、女型とも巨人がかこんなに頼もしく思ったことはない
はぁ本当に面白い
続き楽しみすぎる!

ユミルとリヴァイが…うわーん!やっぱりあの夢はユミル様だったか、余計に悲しくなるじゃないか!
あ、ユミルとリヴァイの生存の希望は捨てなくてもいいですか?

>>501なるべく頑張ります…

>>502ありがとうございます。超大型は役に立たない

>>503ユミルとリヴァイは…

第一部ラスト!

ーーレン!

ーレン!

エレン!

エレン「はっ!」

ミカサ「大丈夫!?」

エレン「ミ、ミカサ?…ここは?」

ミカサ「記憶が…混雑してる?」

エレン「あ、いや、大丈夫…だ」

ミカサ「そう…DAISY達は…消滅した」

エレン「…そ、そうか」

ミカサ「エレン…」

ジャン「大丈夫かよ…エレン」

エレン「…ジャン」

ジャン「皆目を覚ましたみたいだ」

ベルトルト「ライナー、アニ。大丈夫?」

ライナー「…ああ、無事だ」

アニ「同じく」

ペトラ「皆助かったみたいね…DAISYとユミルと、兵長を除いて…」

エルヴィン「…ん?第三のDAISYが出て来た装置の奥に…なにかある?…がッ!?」

エレン「ぐぁぁぁぁっ!?か、体が…痛い!」

コニー「いてえええっ!」

ライナー「お、おい!皆どうしたんだ!なんでいきなり苦しんで!?」

エルヴィン「だ、第三のDAISYの置き土産だ!やられた!…ッ、能力を奪われている!」

アルミン「な、なんだって…ぐっ!?」

アニ「私とライナーだけ能力を持ってないから…!」

エレン「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

ライナー「しっかりしろ!お前ら!」

エレン(い、意識が…!遠く…)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数ヶ月後

エレン「今日はいよいよ壁外…しかも海を見に行くんだろ!」

アルミン「落ち着いてよ…エレン」

エレン「だって子どもの頃からの夢だったじゃねえか!俺とアルミンの!」

アルミン「ふふっ、そうだね」

エレン「あぁ、皆早く来ねえかな!」

アルミン「待ち合わせまであと3時間はあるけれど?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エレン(DAISY達が全員消滅してしまった後の話だ)

エレン(俺らはいつのまにか調査兵団の本部の地下にある審議所)

エレン(俺らが父さんの作ったゲートに入った場所にいた)

エレン(全員無事に帰ってこれたんだ)

エレン(…兵長とユミルと父さんを除いて)



エレン(俺らは第三のDAISYの置き土産によって無理やり能力を奪われた)

エレン(俺らがゲートから戻ると、俺らだけでなく、全ての能力者は能力を使えなくなっていた)

エレン(そして何よりも)

エレン(第三のDAISYは壁もろとも巨人を消していた)

エレン(これには流石にビックリしたが…)

エレン(調査兵団はまず元能力者達を集め、能力が消えたことを説明した)

エレン(中には不満だったのか暴れ出す奴もいたけどな)

エレン(とにかく俺らはDAISYやユミル、兵長、父さんを失ってしまったが、それと同時に巨人も能力も失っだというわけだ)

エレン(それから数ヶ月は大変だった)

エレン(憲兵団…王政などにも事情の説明に走り回り、大変だった)

エレン(実に約9ヶ月経った今、ようやく事が収まっているところだ)

エレン(壁を拝んでいた宗教達の説得が特に大変だったな…)

エレン(なんにせよ全て終わったんだ)

エレン(もう巨人に怯えることはない)

エレン(もうDAISYは造り出されない)

エレン(俺たちは勝ったんだーーーー)

エレン(そして今日)

エレン(俺らは巨人や能力者などを消した功績者として1番に壁外に出させてもらえることになった)

エレン「回想だけで2時間30分もたったぞ」

アルミン「…エレン?」

エレン「…なあ、アルミン。これでよかったのかな?DAISYや父さんの事も…これでよかったのか?」

アルミン「…一概には言えないけど…ボクはこれでよかったと思ってる。よかったんだよ、これが」

エレン「…そうか」

アルミン「うん」

エレン「…実はまた能力が使いたくなったとかは?」

アルミン「…あるけど…でももう能力のことは引きずらないよ」

エレン「そうだな。いつまでウジウジしてても意味ないもんな」

アルミン「そうだよ。能力や巨人はきっと祭りだったんだよ」

エレン「祭り?」

アルミン「そう、とても大きなね。その大きな祭りは終わったんだ。ボク達は次の祭りに向けて準備しないといけない。前の祭りを振り返る暇なんかないんだ」

エレン「…なんか無理矢理まとめた感じだな」

アルミン「そんなの気にしなくていいの!」

ジャン「お?お前ら早いなー」

エレン「おう、ジャン」

エレン(…そう、もう能力や巨人は昔のことなんだ。今はただ、前に向かって進んで行くだけーーーーーーー)

エレン「…能力を出す時の掛け声は…」





エレン「オーダー」

エレン「ジャンの動きを封じろ」

エレン「…なんて使ってた時期も懐かしい記憶としてなっていくんだろうな」

エレン「だけど俺は絶対にこの先も忘れないと思うな…こんな大きな出来事」

アルミン「あの…エレン。非常に申し上げにくいんだけれども」

エレン「ん?」

寝落ちしやがったな!

放置プレイかぁ…(゜Q゜,)

>>513>>514あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!




申し訳ございませんでしたーーー!orz


朝にやるべきとこだけやります!

ひゃあああああああ

アルミン「ボクの目にはありえない事に、ジャンがエレンの能力で動きを封じられてるように見えるんだけど」

エレン「…ええええええええ!?」

アルミン「勘弁してよ…もう次の祭り?」

エレン「俺はずっとこの能力と向き合わなきゃいけねえのかよ!くそ!第三のDAISYが俺の能力中途半端にしやがったんだな!」

アルミン「んなアホな…」

エレン(俺の能力はまだ健在みたいだ…)

エレン「あれ?じゃあもしかして俺って世界で1人能力が使える人間?」

アルミン「…今はそうなんじゃない?」

エレン「世界で1人…」

アルミン「なにニヤニヤしてるの。気持ち悪いよ」

エレン「…オーダー。アルミンの行動を封じろ」

アルミン「うわぁっ!ちょっと、エレン!」

エレン「ざまあみやがれ!」

ジャン「おい、エレン!どういうことだ!なんでまた能力が!」

エレン「さあな!」

ジャン「しかもなんでお前に…!」

エレン「安心しろ、ジャン。俺は悪用したりしねえから。例えばそこで浮いてる風船を能力でとることぐらいしかしねえよ」

ジャン「…本当かよ」

エレン「じゃあとるか!」











エレン「オーダー!」

終わり

アルミン「いや、ボクのことを離してから終わらせてよ」

エレン「なぜいいところで突っ込んでくるんだアルミン」

アルミン「ボクと約束をしてまで夢に見てきた壁外に出る寸前に拘束されるなんて…」

エレン「ごめんなさい」

アルミン「全く…」

エレン「…ん?壁がイ?やクソク?」

アルミン「ーーーーーーーーー!」

エレン「アれ?」






エレン「オれ、アル み ン と どん ナ やく ソク した ン だ ッ ケ ?」






や クそ く ?

エレン「オーダー!」はひとまず完結です

エレン「オーダー!」は

この話は二部構成でもう少し続きます

ここはひとまず完結で、二部作目は別のスレでやることとなります

なんせスレタイが内容と合ってないですからねぇ

もう少しお付き合いください

といっても内容ほとんど構成中ですが…

スレ立ては近日に

それではーーーーーー


寝落ちすいませんでしたぁぁぁぁorz

乙。面白かったよ。
続き待ってる。

てか完結まとめスレにURLを載せる方法を知らないんですが、お知りの方いますでしょうか?

>>520ありがとうございます

普通にスレに書き込めば大丈夫ですよ
パソコンからの放がURL的にやり易いです

ここ最近個のスレの更新がとても楽しみでした
続きも超期待して待ってますので是非是非お願いします!!

>>522ありがとうございます!ご丁寧に!

少しだけ書きたいことがあるのでまた後で来ます

DAISY達消滅から2ヶ月後

グンタ「なあエレン」

エレン「はい?」

グンタ「どうして俺とエルドは能力が明記されてないんだ?」

エルド「俺もそれは気になったな…俺なんかオーダーって言ってるのにどんな能力か分からずじまいだぞ?」

エレン「あぁ、えっとですね」

エレン「お2人に合う能力無くて…」

グンタ「えっ」

エレン「2人ともあまり目立った特徴ないんで…能力決めづらくて…」

エルド「え」

エレン「で、考えついた結果が、もう能力いらなくね?って」

グンタ「」

エレン「まあ能力無くても大丈夫ですよ」

エルド「」

エレン「あれ?エルドさん?グンタさん?」

DAISY達消滅後から1ヶ月後の事

ジャン「おい、ミーナの機嫌はなおったかよ?」

サシャ「全然ですー…でも流石に酷いことしたから何も言えないんですよ…」

マルコ「まあね…」

コニー「いつ機嫌がなおるのやら」

ジャン(俺たちがミーナに対してした酷いこと)

ジャン(…ゲート内でユミルがエレンの父さんを殺した時に、ショックで気絶してたらしい)

ジャン(そして、気がついたら周りに皆いないし、俺たちのところへ向かうところで爆風の巻き添え食らったりで…)

ジャン(何も分かってないままゲート内から出ることになったんだよな)

ジャン(仕方ないこととは言え、流石に悪いことした)

ミーナ「次放って置いたりしたら私のおさげが火を吹くよ?」

コニー「そのまま髪燃え散るだろ」

ミーナ「ふんだ」

サシャ「ご、ごめんなさ~い」

マルコ「はぁ…」

オルオ「…」

ペトラ「どうしたの?そんな不機嫌そうに」

オルオ「俺の能力が…かませ犬のポジションなんだが」

ペトラ「ああ、そうよね。確か…」

百の鬼を体内に住まわせる能力。百の鬼の力と魂を持つ。 (笑)

ペトラ「こんなのよね」

オルオ「何が(笑)だ!見くびってるな!俺の能力!」

ペトラ「だって…ねぇ」

オルオ「なんだよ」

ペトラ「使う人があれだから…」

オルオ「うおおおおおおおおおお!」

※二部作目では少し強く見せます

裏設定…ですかね?

スレ立ては明日します

立てるだけですが

ではでは

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月26日 (水) 04:05:15   ID: n92xYghH

これってパクリですか
このサイトに全く同じものがあるのですが

2 :  SS好きの774さん   2014年02月26日 (水) 23:58:01   ID: TrS4UnXS

移転って言ってるし、作者は同じじゃね?

3 :  SS好きの774さん   2014年02月28日 (金) 05:15:01   ID: ZZ5lNWiw

2>>作者が同じなら続き書くと思うし少し進んでいるけど全く同じです
まぁもとからあるほうの続きが気になっているのではよ進んでくれたらうれしいです

4 :  SS好きの774さん   2014年03月01日 (土) 07:28:58   ID: 21zDjTuF

>>3同感
俺も続き読みたいしはやく進んで欲しいわ

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