ミケ「三毛猫にされた」(53)



ミケ猫『…………』

ハンジ「うひゃひゃひゃ!! あはははは!!」ゲラゲラ

ミケ猫『これはどういう事なんだ? ハンジ』ニャー

ハンジ「どういうって猫化する薬だよ。医療班にこっそり作ってもらったんだ」アハハ

ミケ猫『言葉が分かるのか?』


ハンジ「ああ、この薬を飲んで元に戻ると暫く猫語が分かるようになるんだ」

ミケ猫『つまりハンジは飲んだ事があるのか』

ハンジ「まずは自分で試したいからねー」

ミケ猫『何故俺にまで』

ハンジ「何猫になんのかな、と思って」

ミケ猫『なんだそれは……』ハァー

ハンジ「でも三毛猫て!」ゲラゲラ

ミケ猫『もういいだろ? 戻してくれ』


ハンジ「あー……」

ミケ猫『ハンジ?』

ハンジ「1日で戻るからさぁ……元に戻る薬が……」ポリポリ

ミケ猫『はぁー』

ハンジ「ため息つかないで。医療班に作ってもらうから、暫く自由にしてなよ」

ミケ猫『まだ仕事が残っている』

ハンジ「ああ、お詫びに私がやっておくよ」

ハンジ「薬、出来るまで多分2、3時間掛かると思う。ミケ、最近疲れてるみたいだしゆっくりしてなよ」


ミケ猫『……そうか』

ハンジ「うん!」

ミケ猫『……』

ハンジ「ミケ?」

ミケ猫『ちょっと出てくる』

ハンジ「え?」

ミケ猫『じゃあな』ヒョイッ

ハンジ「あ、ちょっと、ミケ!!」


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ミケ猫『……いい天気だ』スタスタ

ミケ猫『いつもとは随分と目線が違う……』

ミケ猫『これはいい気分転換になりそうだ』

女調査兵1「きゃーかわいい! 猫だぁ!」

ミケ猫『!』

女調査兵2「本当だ! かわいい!」ナデナデ

ミケ猫『む……』

女調査兵2「ふわふわだー」

女調査兵1「私もなでたい!」…ナデナデ

ミケ猫『むむ……』スルッ


女調査兵1「あ! 行っちゃったぁ」

ミケ猫『ふぅ……逃げられた』

ミケ猫『……知り合いに撫でられるのは勘弁だな。あまりウロウロするとまずいか……?』

商人1「毎度どうもー!」

ミケ猫『!』

ミケ猫(……馬車か。街まで戻るな……)

商人1「さって、帰るか」

ミケ猫(行ってみるか)ヒョイッ

商人1「はいよっ!」ピシッ

ガラガラガラガラ……


.

パクリだろ


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――街――


ガラガラ……ガタンッ

ミケ猫(着いたか)ストッ

ミケ猫(次に調査兵団に荷が運ばれるまで時間がある……)

ミケ猫(それまで街を見て回るか)スタスタ


町人1「これください」

商人2「へい、らっしゃい!」

町人2「こんにちは」

町人3「まあ、お久しぶり!」

ワイワイガヤガヤ


ミケ猫(下から見上げるとまた違って見えて面白いな……)


ウェェェン
アハハ! コイツナイタゾ!
ウワッ! キッタネェー


ミケ猫『?』ヒョイッ



女の子「うぇぇ!  違うもん! お兄ちゃんは変じゃないもん!!」

悪ガキ1「変だろー! 調査兵団なんかに入るだなんて!」

悪ガキ2「変な兄貴がいるお前も変だ!」

女の子「違うもん! うぇぇん!!」


ミケ猫(むぅ……小さな女の子に二人掛かりで……見過ごせん)スタスタ

悪ガキ1「調査兵団に入るっつーなら避けてみろよ」ドンッ

女の子「あっ!」ドサッ

悪ガキ2「とれぇー!」ゲラゲラ

女の子「うぅぅ……」ポロポロ

悪ガキ1「次は蹴りな」スッ


――ヒュッ――

悪ガキ1・2「「!?」」

スタッ

女の子「!?」

ミケ猫「ヴゥーニ゙ャーオ」

悪ガキ1「なんだ、この猫」

悪ガキ2「邪魔すんなよ」スッ

ミケ猫「シャーッ!!」

悪ガキ2「うわっ!」ビクッ!

悪ガキ1「お前、猫ごときに何ビビってんだよ」


悪ガキ2「いや、だって迫力が他の猫と違う気が……」

ミケ猫「ニ゙ャーゴ……」ゴゴ…

悪ガキ1「何言ってんだ! ただの野良猫だろ」スッ

ミケ猫「フギャァーシャー!!」

悪ガキ1「ひっ!!」ビクッ!!

ミケ猫「グルルル……」ゴゴゴゴ

悪ガキ1「な、なんだこの猫!?」

悪ガキ2「な? なんか変だろ? この猫!!」

ミケ猫「シャーッ!!!」ゴォ!!

悪ガキ1・2「「うわぁぁぁ!!」」

ダダダダダダ……!!


女の子「……」ポカーン

ミケ猫『ふんっ! なんという子供だ。けしからん』ニャンッ!

女の子「……」

ミケ猫『お嬢ちゃん、大丈夫か?』ニャーン

女の子「……猫ちゃん強いね」

ミケ猫『今は猫だが、これでも調査兵団の分隊長だからな』ニャンッ

女の子「助けてくれてありがとう、猫ちゃん。私、エリーだよ。よろしくね」ナデ

ミケ猫『エリーか。良い名前だ』ニャー

エリー「猫ちゃんは……三毛猫だからミケちゃんね」ニコッ

ミケ猫『……まぁ、そうなるか……』ニャ


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――
――



エリー「あのね、お兄ちゃんは調査兵団が好きでね、大きくなったら調査兵団に入るんだって」ナデナデ

ミケ猫(……抱きかかえられて動けない)

エリー「でもそれは変人だってさっきの子達は言うの……違うのに」ウルッ

ミケ猫『……』

エリー「お兄ちゃんが教えてくれたの。調査兵団はみんなの為に戦ってくれてるんだって」ゴシゴシ

エリー「巨人ってね、すごくおっきくてすごく怖いんだよ」


エリー「なのにそんなのと戦ってる調査兵団はもっとすごいよね? お兄ちゃんは英雄だって」

ミケ猫『……』

エリー「なのに変人だとか、調査兵団なんかいらないとか酷いこと言うの」ジワッ

エリー「だから私……」グスッ

ミケ猫『……』ピトッ

エリー「ミケちゃん?」

ミケ猫『泣くなとは言わんが……』ミャープニプニ

エリー「あはは! 涙拭いてくれてるの? ぷにぷに気持ちいいね」

ミケ猫『むぅ……拭くというより顔に肉球を押し付けてるだけになったな』ニャー

エリー「ありがとう、ミケちゃん」

ミケ猫『こちらこそだ、エリー。兄の名誉の為でもあるだろうが、調査兵団を庇ってくれたんだな』ニャウ


ミケ猫『まぁ、英雄と言うのはこそばゆいが』ミャー

エリー「私もね、大きくなったら調査兵団になるの! ……お母さんたちには反対されるんだけどね」エヘヘ

ミケ猫『俺も……推奨はせんがな』ニャー…

エリー「ミケちゃんも反対?」

ミケ猫『いや、目指すのなら応援はしよう』ニャッ

エリー「大変なのは知ってるんだ。いつも怪我してるし……」

エリー「怖いけど……でもね! みんながすごく頑張ってるのも知ってるの!」

ミケ猫『……』

エリー「あんなに怪我してるのにまた行くんだよ! すごいよね!!」


エリー「私も強くなってみんなを助けるの!」

ミケ猫『……それは頼もしいな』ミャー

エリー「あ」

ミケ猫『どうした?』ニャッ?

エリー「強くならなきゃいけないのにさっきの子達に負けちゃいけないよね」

ミケ猫『君はまだ小さいし、あの子達は君より大きくて二人もいたのだから仕方ない』ミャー

エリー「こんな小さなミケちゃんだって戦ったんだもん! 私も頑張る!」

ミケ猫『小さい……久しく言われなかった言葉だな』ミャウ

エリー「あれ? 今ミケちゃん笑った?」


ミケ猫『応援している、エリー』ニャー

エリー「なんだろう、不思議だね。今ミケちゃんに頑張れって言われた気がするよ」フフ

ミケ猫『ああ、頑張れ、エリー』ニャッ

エリー「うふふ、私頑張るね! ありがとうミケちゃん」

ミケ猫『いやいや、楽しかったよ』ニャッ、ストッ

エリー「あ、行っちゃうの?」

ミケ猫『また会えたらいいな、エリー』ミャー

エリー「またね! ミケちゃん!!」フリフリ


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ミケ猫『良い出会いだったな……』スタスタ

商人3「ん? あの三毛猫……」

商人4「どうした?」

商人3「ほら! あの三毛猫! 珍しいヤツだ! 貴族に高く売れるぞ!!」

商人4「おお! 本当だ! 捕まえるぞ!!」

ミケ猫『ん? 何か騒がしいな……』

商人3「逃げんじゃねぇぞ!!」グワッ


ミケ猫『!?』スターンッ!

商人3「ちっ! 気づかれたか!!」

商人4「何してんだ!」グワッ

ミケ猫『遅いな』タッ、トンッ

商人4「ぶへっ!」ズザー

商人3「ぶははは! お前こかされてんじゃねぇか!」

ミケ猫『一体何なんだ?』ミャウ

商人4「ちっ! 塀の上から高みの見物かよ、くそ猫が!!」

商人3「絶対に逃がすな!」


商人4「網だ! 網持ってこい!!」

ミケ猫『俺を捕まえようとしてるのか』ニャー

ミケ猫(まぁ、無理だろうな)スンッ

商人4「なんか今すげぇ見下された気がするぞ!?」

商人3「ムカつく猫だな! 絶対捕まえてやる!!」

ミケ猫『やれるものならやってみるといい』ニャッ、タンッ

商人4「あ! 反対側から逃げやがった」

商人3「追いかけろ!!」

.

>>7
猫化系は結構書いたが、別のと被ったか。すまん。よかったらそれ教えてほしい


今日はここまでで。今日は猫の日
でも明日に終わせる

ではまたーノシ

猫化久し振りにキター
104期のやつ以来か?
シリーズ読み返してこようと思うんだが104期の以降に書いたのってないよな?

レスありがとう

>>25
猫化はないっす。ありがとう。読み返してくれるのか。でも長いぞww


では投下


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ミケ猫『……』ヒョコッ


商人3「どこ行きやがった!?」

商人4「オスの三毛猫なんざ滅多にいねぇぞ! なんとしても捕まえてやる!!」

商人3「ああ、貴族は珍しいモン好きだからな……言い値で買うだろうな! あっちを探してみよう」


ミケ猫『……』スッ

ミケ猫(……猫は耳がいいのか聞こえがいいな)ピクピク

ミケ猫(しかしなるほど、オスだと珍しい品種なのか)

ミケ猫(なんだってそんな猫になってしまったか……)ハァ

ミケ猫(これは早々に帰った方がよさそうだが……兵団に向かう馬車はまだ出ない)


ミケ猫(暫く身を潜めた方がいいな)スンッ

ミケ猫(む、こちらから商人が来るな……あっちへ行くか)スタスタ

商人部下「あ! いましたよ!! こっちです!」

ミケ猫『む、しまった。部下か』タッ

商人3「待て!!」

ミケ猫『と言われて待たれた事があるんだろうか?』タタタ

ミケ猫『!』スンッ

壁|商人4「……」

ミケ猫(……いるな……うーん)キョロキョロ


「ミケちゃん、こっち」ヒソッ

ミケ猫『!』タッ

商人4「ちっ! 路地に!」ザッ

商人3「あの先は袋小路だ! 塀も高い! 行くぞ!!」

ズダダダタ!!

「……」
『……』


「うふふ、通り過ぎちゃった」


ミケ猫『助かったよ、エリー』ニャー

エリー「またすぐ会ったね、ミケちゃん」フフ

ミケ猫『ここはエリーの家か?』ニャ?

エリー「今誰もいないから大丈夫だよ。あの人達怖いね。なんでミケちゃん追いかけてるんだろ?」

ミケ猫『追いかけてる暇があるなら働けばいいのにな』ミャー

エリー「あ、ゆっくりしてっていいよ。ここ、私のお家だから」

ミケ猫『そうだな……』スンッ ピクピク



ウソダロ!? イネェゾ!!
ドコイキヤガッタ!!


ミケ猫(まだいるし、暫くはここにいた方がいいか)

エリー「今度は私が助けたね。良かったぁ」ウフフ

ミケ猫『ありがとう、エリー』ニャー


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――
――



ミケ猫『』クークー
エリー「」スヤスヤ


ミケ猫『……む……』ムクッ

ミケ猫『いつの間にか寝てしまっていた』ノビー

エリー「みけちゃん……」ゴシゴシ

ミケ猫『起こしてしまったか』ミャー

エリー「行っちゃうの?」


ミケ猫『そうだな、そろそろ行かねば、兵団に戻れなくなるかもしれない』ニャーオ

エリー「またあの怖い人達がいたらいけないからちょっとだけついていくね」

ミケ猫『そうだな、その方が助かる』ニャ

ガチャッ

エリー「……」キョロキョロ

ミケ猫『……』スンッスンッ

エリー「いないみたいだね」

ミケ猫『ふむ、匂いもしない。大丈夫そうだ』ニャー

エリー「じゃあ、ちょっとだけ一緒にお散歩だね?」ウフフ


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

エリー「ミケちゃんのお家ってどこなのかな?」

ミケ猫『兵団……になるかな』ニャ

エリー「多分見つからないところだね」

ミケ猫『ここからだと子供の足では見つからないところになるな』ミャー



悪ガキ1「あ、おい」

悪ガキ2「あ、エリーだ。しかもあの猫連れてやがる」

悪ガキ1「あれ野良猫だろ? どうせすぐいなくなる」

悪ガキ2「じゃあ、ちょっと待ってみるか……」


.


――ヒョイッ

エリー「あ、そこから行っちゃうの? じゃあもう一緒に行けないね。塀は登れないから……」

ミケ猫『ああ、商人に近づかなければならないからな。隠れて行かねば』

エリー「じゃあね、ミケちゃん。また会おうね!」フリフリ

ミケ『この姿で会うことはもうないかもしれんが……まぁいいか。またな、エリー』ニャーオ

スタスタスタスタ……

エリー「行っちゃった……」


悪ガキ2「おい! エリー!」

エリー「!」ビクッ!

悪ガキ1「よう! 変人ー!」

エリー「……変人じゃないよ」


悪ガキ2「なんだよ、その態度。生意気だな!」ドンッ

エリー「あぅ!」ドサッ

悪ガキ1「泣き虫エリー! 泣けよ!!」

エリー「うぅ……」グッ

悪ガキ2「泣ーけ泣ーけ!」

エリー「うぅ……」


ミケ猫『……匂いがしたから戻ってみたら……また……』ハァー

ミケ猫『追っ払うか』スッ



エリー「……泣かないもん!!」


ミケ猫『!』


悪ガキ1「ああ?」

悪ガキ2「何言ってんだ、泣き虫エリー」

エリー「泣き虫じゃないよ!」キッ!

エリー「泣かない! 強くなって調査兵団になるの!! ミケちゃんと約束したんだもん!!」ザッ

悪ガキ1「な、なんだよ、コイツ」

悪ガキ2「エリーのくせに!!」

エリー「あんた達なんてただ巨人が怖いだけでしょ! 弱虫!!」

悪ガキ1「弱虫じゃねぇよ!!」ザッ!

エリー「~~!」ギュッ


――ヒュンッ――

ミケ猫『よく頑張ったな、エリー』スタッ

エリー「ミケちゃん!!」

悪ガキ1「げっ!」

悪ガキ2「またあの猫!!」

ミケ猫『もうその辺にしておけよ、子供達』ニ゙ャーオ

悪ガキ1「ね、猫ごときに守られてる奴が調査兵団に入れるかよ!!」

悪ガキ2「そーだそーだ!!」

ミケ猫『この子達は……』ハァー

――ザッ!

ミケ猫『!』


エリー「私も一緒にやる!!」

ミケ猫『エリー』ニャー

悪ガキ1「なっ……」

悪ガキ2「エ、エリーのくせに」

エリー「むぅー」キッ

ミケ猫『くっ、はは! じゃあ、一緒にやるか』ニャッ!

悪ガキ1「この……」

エリー「こんな小さなミケちゃんに負けたくせに!」

悪ガキ2「ぐっ!」

ミケ猫『まぁ、実際は人間の大人だけどな』ニャー


悪ガキ1「――っうっせぇな!」ガシッ

エリー「触んないで!!」ガブッ!!

悪ガキ1「いってぇぇ!!」

悪ガキ2「てめぇ!!」

ミケ猫『む、いかん……ん?』スンッ

エリー兄「こらぁ!! お前ら!! エリーに何してんだ!!」

悪ガキ2「うわっ! エリーの兄貴が来やがった!!」

悪ガキ1「くっそーいてぇ!!」

エリー「お兄ちゃん!!」

ミケ猫『あの子がエリーの兄か』


エリー兄「お前ら! エリーに何かしたら許さねぇからな!!」キッ!

悪ガキ1「うっ……この……」

ミケ猫「フギャーオー」グルル

悪ガキ1「……っ!!」

悪ガキ2「い、行こうぜ」

悪ガキ1「くそっ! お前ら覚えてろよ!!」

タタタタタ……!

ミケ猫『捨て台詞が悪役のそれだな』ニャー

エリー兄「大丈夫か? エリー」

エリー「大丈夫! ミケちゃんと一緒に頑張ったんだよ!」


エリー兄「ミケちゃん?」

エリー「うん、あそこの……あ!」


ミケ猫『もう行かねば間に合わんのでな。またな、エリーとその兄』ニャーン


エリー兄「あの塀の上にいる三毛猫か?」

エリー「うん! 助けてくれたの!!」

エリー兄「そうなのか。そこの三毛猫! ありがとうなー!!」

エリー「ミケちゃん、ありがとう!! 私頑張るよー!!!」フリフリ


ミケ『ああ、二人とも頑張れ』ニャー

スタスタスタ……



エリー兄「……なんか不思議な猫だな。頑張れって言われた気がする」

エリー「うふふ、多分頑張れって言ったんだよ!」

エリー兄「ははは、そうかもな。……泣かなかったんだな、エリー。偉いぞ」ナデナデ

エリー「うん!」エヘヘ


.


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
―――
――



ガラガラガラ……ガタンッ

ミケ猫『戻ってきたな……』ヒョイッ

ミケ猫『少し遅くなったか?』スタスタスタ


ミケー! ドコニイルンダー!?


ミケ猫『ハンジか。ハンジ!!』ニャー!!

ハンジ「ああ、ミケ。良かった。どこに行ったのかと」

ミケ猫『すまん。ちょっと街までな』


ハンジ「はぁ? 休みなよ、せっかく時間が出来たのに」

ミケ猫『いやいや、なかなかいい気分転換にはなった。……まぁ、体力的には疲れたが』

ハンジ「ミケがいいってんならいいけどさ。薬出来たよ。部屋に戻ろう?」

ミケ猫『そうか。やっと戻れる』

ハンジ「仕事も大体終わってるから」

ミケ猫『それはありがたい。結構溜まってただろ』

ハンジ「ミケが疲れてる訳だよねー」アハハ

ミケ猫『ありがとうな、ハンジ』

ハンジ「あはは! どういたしましてー」


ミケ猫『さて、行くか』スンッ

ハンジ「……なんだか気分良さそうだね?」

ミケ猫『ん? ああ……』フッ

ハンジ「ふぅん?  まぁ、楽しんでもらえたのなら良かったよ」

ミケ猫『まぁ……な』フフ



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


エリー「ねぇ、お兄ちゃん」

エリー兄「んー?」

エリー「……またあのミケちゃんに会えるといいね」フフフ

エリー兄「そうだな。今度はお礼もしたいな」ニカッ
エリー「うん!」


.


【おまけ】


――夜――


商人3「くっそぅ!! あの猫どこ行きやがったんだ!!」

商人部下「もう諦めましょうよぉー」

商人4「いいから探せ!!」

商人部下「はぁー……」



おしまい

まともなミケさん書こうと思ったら最後までミケ猫のままでした
残念

レスくださった方、読んでくださった方ありがとうございましたー!

乙!
ミケは猫になってもイケメンだな

ナナバとかケイジが猫化したときの話も書いていいのよ

今さらながら22日も23日も22:22に投稿を始めていることに気づいて感動した
22日は数秒早かったようだがこだわりがすごい

レスありがとうございます

>>49
ナナバ、ケイジか。まぁ、思いつけば……?

>>52
すげぇ、気づいてくれた。3秒早過ぎたんだよ、悔しかったwwありがとう

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