ミカサ「今のクリスタは発情した雌犬」(870)

クリスタ「ね、ねぇミカサ?こんなところに呼び出して何の用?」

ミカサ「……単刀直入に聞く」

ミカサ「いや、これは質問じゃない。ただの確認事項。あなたはただ頷けばいいだけ」

ミカサ「クリスタはアルミンのことが好き。そうでしょ?」

クリスタ「ッ!?ど、どうしてそれを!?……じゃなくてどうして急に!?」

ミカサ「私はアルミンと小さい頃からの友達。いつも一緒。そんな私がいつもどこからかアルミンに向けられている視線に気付かないわけがない」

クリスタ「……うぅ、参ったなぁ」

ミカサ「そして、ここからは私の提案」

ミカサ「もしあなたが私とエレンの仲を取り持ってくれると言うのなら、私はあなたとアルミンの仲を取り持とう」

クリスタ「うーん……」

ミカサ「よく考えて。これはあなたにとっても悪くない提案のはず」

クリスタ「でもさ、ミカサとエレンの間なんてもう取り持つ必要なんてないよね?それぐらい二人はお似合いだよ?」

ミカサ「……」

ミカサ「……クリスタ。私はあなたへの協力を惜しまない。全力であなたをサポートする」ガシッ

クリスタ「え?えええっ!?」

クリスタ「うぅっ……まさかミカサにバレてたなんて……」

ミカサ「安心して。おそらく気付いているのは私だけ」

クリスタ「ほっ、ほんと!?」

ミカサ「間違いない。アルミンとの付き合いが長い私だからこそ気付いた。あとエレンは問題外」

クリスタ「良かったぁ……」

ミカサ「正直アルミンはモテる要素がたくさんある。今はまだ周りがそれに気付いていないだけ」

クリスタ「う、うん!そうだよね!」

ミカサ「だからこそ今がチャンス」

ミカサ「みんながアルミンの魅力に気付く前に、クリスタがアルミンと仲良くなってしまえばいい」

ミカサ「私とエレンのように、もう入り込む余地がないということをアピールするの」

クリスタ「お、おお!」

クリスタ「でも……私なんかがアルミンと仲良くなれるのかな」

ミカサ「クリスタ、あなたは自分のことを過小評価し過ぎるきらいがある」

ミカサ「あなたはとても綺麗」

ミカサ「そしてとても心優しい」

ミカサ「真面目で慎み深いアルミンとはお似合い」

クリスタ「え?そ、そうかな……えへへ」

ミカサ「さっきも言ったけど、私はあなたへの協力を惜しまない。私にできることなら何でも言って」

クリスタ「うん!ありがとうミカサ!」

ミカサ「お礼を言われるようなことじゃない」

クリスタ「……もし私がアルミンと付き合うことができたらさ」

クリスタ「ミカサとエレンと私たちでダブルデートとかしてみたいね!」

ミカサ「……」

ミカサ「……いい、すごくいい。それは、とてもいい案だと思う」

ミカサ「というわけで作戦会議を始める」

クリスタ「おー!」

ミカサ「今の私はミカサ・アッカーマン参謀長」

クリスタ「なんかそれっぽい肩書ききた!」

ミカサ「これより私のことを参謀長と呼ぶこと」

ミカサ「わかった?クリスタ・レンズ訓練兵」

クリスタ「了解であります参謀長!」

ミカサ「では本題に入る」

ミカサ「まず、私とクリスタはとてもとても仲が良い」

ミカサ「はい、復唱」

クリスタ「はっ!参謀長殿と私はとても仲が良いであります!」

ミカサ「そう。私とクリスタはとても仲が良い」

ミカサ「ので、私とクリスタがいつも一緒に行動してても何らおかしいところはない」

ミカサ「復唱」

クリスタ「はっ!参謀長殿と私がいつも一緒に行動しててもなんらおかしいところはありませんっ!」

休憩

次の日

ミカサ「おはようアルミン」

アルミン「ああ、おはようミカサ。ごめんね、まだエレン起きてないんだ」

ミカサ「そう」

アルミン「今起こしてくるからちょっと待っててね」

ミカサ「その必要はない」

アルミン「え?」

ミカサ「エレンは私が起こす。だから……」

クリスタ「お、おはようアルミン」コソッ

ミカサ「アルミンはクリスタと一緒に食堂の席を確保しておいて欲しい」

アルミン「え!?ク、クリスタ!?どうしてここに!?」

クリスタ「あはは……、たまたまね。たまたま」

ミカサ「私とクリスタは仲良し。だからこれはとても自然なこと」

アルミン「……?……??」

アルミン「エレンとミカサ遅いね」

クリスタ「ふふっ、そうだね。エレンはいつも寝坊気味なの?」

アルミン「うん。毎日誰よりも真剣に訓練に取り組んでるからね」

クリスタ「なるほど、人一倍頑張ったらそりゃあ人一倍疲れちゃうよね」

アルミン「そういうこと」

クリスタ「ミカサもエレンもすごいなぁ」

アルミン「本当だよね。それに比べて僕は……」

クリスタ「あー。またそうやって卑屈になってる。ダメだよアルミン」

アルミン「あはは。クリスタの言う通りだ。ごめんね」

クリスタ「ううん、気にしないで」

アルミン「……ん?そういえば今クリスタ『また』って……。僕前にもクリスタに弱音を吐いたことあったっけ……?うぅん」

クリスタ「あっ!その、そ、それはねっ!」ワタワタ

ミカサ「遅くなった」

クリスタ「(このタイミングで!?ミカサ素敵!!)」

ミカサ「(途中から話を聞いていたけど、とてもとてもいい感じだった。その調子で会話を続けるといいと思う)」ヒソヒソ

クリスタ「(うん!)」ヒソヒソ

ミカサ「(ただ失言にはよく気をつけて)」ヒソヒソ

クリスタ「(わ、わかった)」ヒソヒソ

ミカサ「(ところで……)」ヒソヒソ

クリスタ「(ん?)」ヒソヒソ

ミカサ「(どうしてクリスタはアルミンの対面に座っているの?)」ヒソヒソ

クリスタ「(どうしてって……空いているテーブルに二人が座ったら向かい合う形になるのが普通でしょ?)」

ミカサ「……ハァ」ヤレヤレ

クリスタ「溜息つかれたっ!?」

エレン「あいつらさっきから何話してんだ?」

アルミン「……さぁ?」

エレン「なにしてんだお前ら、さっさと座れよ」スッ

ミカサ「!?」

ミカサ「(エレンがアルミンの隣に座ってしまった。クリスタはそれでいいの?)」ヒソヒソ

クリスタ「(え?別に構わないけど?むしろアルミンの顔が正面にあってドキドキしちゃう)」ヒソヒソ

ミカサ「(わかってない。クリスタはなにもわかってない)」ヒソヒソ

ミカサ「(隣。今すぐクリスタはアルミンの隣に座るべき)」ヒソヒソ

ミカサ「(そして積極的ボディタッチを狙うべき)」ヒソヒソ

クリスタ「(でももうエレンがアルミンの隣に座っちゃったよ?)」ヒソヒソ

ミカサ「(大丈夫、私に任せて。さりげなく席を交換させてみせるから)」ヒソヒソ

ミカサ「エレン」

クリスタ「(なんだかミカサが頼もしい……!)」

エレン「ん?どうした?」

ミカサ「クリスタがアルミンの隣に座りたいと言っている。席をクリスタと変わって欲しい」

アルミン「えっ?」

クリスタ「!?!?」

エレン「おう、別にいいぜ」ガタッ

クリスタ「(全然さりげなくない!!)」

クリスタ「うぅ……ミカサのばか……」ガタッ

ミカサ「(と言いながらもしっかり席を移動するあたり実にしたたか)」

アルミン「まったく……いくらエレンの隣に座りたいからってクリスタをだしに使っちゃダメだよミカサ」

クリスタ「(そっか!)」

ミカサ「そんなつもりはない。クリスタがアルミンの隣に座りたいと言った。ただそれだけ」

アルミン「はいはい。ごめんねクリスタ、ミカサに付き合わせちゃって」

クリスタ「ううん!全然!」

クリスタ「(ミカサはこうなるのをわかっててわざとストレートに言ったんだ!すごい!)」

ミカサ「ところでアルミン」モグモグ

アルミン「ん?なんだい?」

ミカサ「今日の朝食は両手を使わないで食べて欲しい」

アルミン「……ごめんミカサ。言ってる意味がわからないんだけど」

ミカサ「言葉通りの意味。アルミンは両手を使ってはダメ」

アルミン「じゃあ僕はどうやって食べればいいのさ」

ミカサ「クリスタが食べさせてくれると言っている」

クリスタ「(……やっぱり何も考えていないのかもしれない)」

クリスタ「はい、アルミン。サラダよ」

アルミン「く、クリスタ……。無理にミカサの言うことに付き合わなくても……」

クリスタ「ふふっ、こういうのもたまにはいいじゃない。次は何を食べる?パン?それともスープ」

アルミン「み、水が飲みたいかな」

クリスタ「うんわかった。はい、あーん」

アルミン「あーんは恥ずかしいからやめてよクリスタ……」

ミカサ「(さすがクリスタ。私はクリスタはやればできる子だとずっと前からわかっていた)」シミジミ



ライナー「……おい、俺はまだ寝ぼけて夢を見ているのか」

ベルトルト「奇遇だねライナー。僕も睡眠不足で寝ぼけているみたいだ」

アニ「……馬鹿みたい」

その日の夜

ユミル「おいクリスタ」

クリスタ「んん……なぁにユミルぅ……」

ユミル「寝る前に少し私の話を聞け」

クリスタ「もぉ……なによぉ……」

ユミル「布団をかぶるな、こっち向け。ああもうわかった、そのままでいいから聞け」

ユミル「お前……好きな男でもできたのか?」

クリスタ「ッ!?!?」ガバッ

ユミル「……うわーマジかよ」

クリスタ「ねぇなんで?どうしてそう思ったの?ねぇ?なんで?なんで?」

ユミル「その必死さが痛々しいな」

ユミル「……で?誰なんだよ」

クリスタ「言わない」

ユミル「大方の予想はついてんだけどな。私の口から言わせる気か?」

クリスタ「絶対に言わない」

ユミル「エレンか?」

クリスタ「言わない」

ユミル「アルミンか?」

クリスタ「」ビクッ

ユミル「だよなぁ」

クリスタ「……い、言わないもん」

ユミル「消去法でいけば内通者はミカサか」

クリスタ「ゆ、ユミルが何の話をしてるのかわからないなー」

ユミル「ってことは朝の茶番はミカサの入れ知恵か」

クリスタ「も、もう消灯時間も過ぎてるしユミルも寝た方がいいよー?」

ユミル「しかし……ありゃねぇだろ。もうちょっとやりようはあったろうに」

クリスタ「やっぱり!?」

ユミル「手の平返すのはえーな」

ユミル「……まぁ、いいんじゃねーの」

クリスタ「……え?」

ユミル「どっかの死に急ぎ野郎はポジティブな死に急ぎだからまだいいけどよ」

ユミル「うちの死に急ぎ姫はネガティブな死に急ぎだったからな」

ユミル「どんな理由にせよ、てめぇの人生に執着できるような何かができるってのはまぁ健全なことだろうよ」

クリスタ「ユミル……」

ユミル「……あ?なに笑ってんだコラ」

クリスタ「笑ってないよ、ふふっ」

ユミル「今声出して笑ってたじゃねぇか」

ユミル「しっかしまぁ、あんなもやし野郎の一体どこがいいんだか」

クリスタ「あ、聞きたい?」

ユミル「いや別に」

クリスタ「もうしょうがないなぁユミルは。まずね、初めていいなぁって思ったのは……」ペラペラ

ユミル「お、おい……」





チュンチュン

クリスタ「……集中してる時の横顔がすっごくかっこよくって!!……」ペラペラ

ユミル「……あぁ、そいつはすげぇや」

クリスタ「普段のほんわかした印象とのギャップがもう!!それでいてすっごく気遣い上手で……」ペラペラ

明日は仕事だった

疲れた。お風呂

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

ヨロシクニキー、小並感wwwンゴンゴニキー、ぐう震え声www
ンゴンゴwwゴンゴンww(ぐう畜ぐうかわ)アンド(ぐう聖)
日ハム内川「(川ンゴ児ゥ)いかんの茶?!?」wwwwwww
臭い!うんこやんけ! (その顔は優しかった)
う?んこのホッモなカッス(お、察し)(あ、察し)あっ…(迫真)
なおわいはイライラの模様・・・(ニッコリニキ
ポロチーン(大合唱) ←チーンwwwwwwwwwwww
大松「お!(お客様ニキンゴ)?よろしくニキファル川GG児WWWW?????W」
お茶茶茶茶茶ッ茶wwwwwwwwwwww(オカン)
あのさぁぁ!あくホリデイ(憤怒)←(適当ニキ)
↑ああ?^^これは教育開始だろなあ^^(指圧)
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次の朝

ミカサ「おはようエレン、アルミン」

クリスタ「おはよう!二人とも!」

エレン「おう、おはよう」

アルミン「おはよう。今日もミカサはクリスタと一緒なんだね」

ミカサ「当然。私とクリスタはいつも一緒」

クリスタ「あ、あはは……。き、今日もご飯一緒していいかな?」

アルミン「うん、もちろんさ」

クリスタ「やったっ!じゃあ早く食堂行こっ!……って、あ」

ユミル「おいおいクリスタ、私を置いていくなんてひどいじゃないか」

ミカサ「!?」

ユミル「当然私も一緒でいいんだよな?あ?」

アルミン「う、うん。いいんじゃないかな」

ミカサ「(ユミル……)」キッ!!

ユミル「(……フフン)」チラッ

ミカサ「(……!!)」

ミカサ「(あの目……ユミルはなにかをたくらんでいる)」

ユミル「」ニヤニヤ

ミカサ「(……絶対にクリスタの邪魔はさせない!!)」

食堂

ミカサ「(戦いはもう始まっている)」

ミカサ「(テーブルの外側からエレン、私、ユミル)」

ミカサ「対面にはクリスタ、アルミン」

エミユ
(テーブル)
クア

ミカサ「(あえて私の隣に座るなんてなかなかいい度胸をしている)」

ミカサ「(ユミルが何を考えているのかはわからない。それ自体はさして重要なことではない)」

ミカサ「(少しでもおかしなそぶりを見せるのならばすぐさま削ぎおとす)」

ミカサ「(それだけのこと)」ゴゴゴ

ミカサ「アルミン、今日もあなたは手を使って食べてはだめ」

アルミン「ええっ!昨日からなんなのさ一体!?」

ミカサ「それはアルミンが気にすることではない。とにかくダメ」

アルミン「いや、でも手が使えないと……」

ミカサ「またクリスタが食べさせてくれるから問題ない」

ユミル「……いや、おかしいだろそりゃ」

ミカサ「ッ!?」

ユミル「アルミンもこいつの言うこと真に受けないでさっさと食っちまえ。なに馬鹿正直に従ってんだよお前は」

アルミン「た、確かに……」

ユミル「そういうわけだ。ほら、さっさと食え食え」

クリスタ「……」ションボリ

ミカサ「(クリスタ……)」

ユミル「……バーカ」ボソッ

ミカサ「!?」

ミカサ「(ユミル……)」

クリスタ「……」モグモグ

アルミン「……」モグモグ

ミカサ「(ユミル……どうやって排除してやろうか)」モグモグ

ユミル「……おっ?」モグモグ

ユミル「エレン、コップの水がもう空じゃねぇか」

エレン「おぉ、そうだな」モグモグ

ユミル「アルミン、お前の脇にある水差しをエレンに渡してやれ」

アルミン「うん、わかったよ」

ユミル「ついでにクリスタ。そこのマーガリンを取ってくれ」

クリスタ「これね」

アルミン「はい、エレン」

クリスタ「どうぞ、ユミル」

ピトッ

アルミン&クリスタ「ッ!?」

ミカサ「!?」

アルミン「ごっ、ごめんねクリスタ!!」

クリスタ「い、いいの!謝るようなことじゃないもの!!」

アルミン「でででも今っ……!!」カァッ

クリスタ「大丈夫!大丈夫だから!」カァァッ

ミカサ「(エレンとアルミン、クリスタとユミル)」

ミカサ「(仲の良い二人を対角線が交差するように配置し、それぞれを的確な指示のもと動かす)」

ミカサ「(そして意図的に引き起こされる接触事故)」

ミカサ「(ユミル……なんという策士っ!!)」

ユミル「(ちょっとは頭を使え、ばーか)」ボソッ

ミカサ「!?」

ミカサ「(……)」

ミカサ「(……く、くやしい)」

ユミル「なんかさ」モグモグ

エレン「あ?どうしたユミル」モグモグ

ユミル「クリスタとアルミンがこうして並んでると様になるな。二人とも金髪で小柄だし」

ユミル「こうして見ると仲の良い兄妹みたいだ」

ユミル「いや、恋人か?わはははは!!」

クリスタ「は、はぁぁっ!?」

アルミン「ぶふっ!!」

クリスタ「ユ、ユミル!!急になんてこと言うのよ!!」

アルミン「そ、そうだよ!!」

ユミル「おーおー、二人して仲良く似たような反応しちゃってまぁ!おしどり夫婦ってやつか?」

ユミル「……ってふざけるな!クリスタは私の嫁だ!!」ドンッ

エレン「結局それかよ」モグモグ

ミカサ「(核心に触れる発言をしつつ、冗談で締めてその場を濁す……なんて高度な策)」

アルミン「ミ、ミカサもユミルに何か言ってあげてよ!!」

ミカサ「!?」

ユミル「(……ぶち込め)」ボソッ

ミカサ「確かに二人はお似合い。とても仲睦まじく見える」

アルミン「な、なぁっ!?」カァッ

クリスタ「もう、ミカサったら……」テレテレ

ユミル「……」グッ

ミカサ「……」グッ

ミカサ「(くやしいけれど、これも二人のため)」

ミカサ「(ユミルと手を組むことにしよう)」

ミカサ「(それにしてもなぜユミルは目におおきなくまを作っているのだろうか)」



クリスタ「二人とも今日はありがとう!おかげで座学や実技でもたくさんアルミンとお話しできちゃったよ!」

ミカサ「お礼は必要ない。私たちはアシストをしているだけ。クリスタの頑張りが結果に繋がっている」

ユミル「まぁそうだな。今日のお前らは結構いい感じに見えたぞ」

ミカサ「わかっていると思うけど、アルミンは真面目で奥手。変に奇をてらわず正攻法を続けていくべき」

ユミル「ミカサの口からそんなまともな言葉が出るとは思わなかった。エレン一筋の変態じゃなかったんだなお前」

ミカサ「ユミル、それはとてもとても私に失礼。心外だ」

クリスタ「そうだよユミル!ミカサだって普通の女の子なんだから!」

ユミル「普通の女の子ねぇ……くくくっ」

ミカサ「……私の心は深く深く傷ついた」

クリスタ「もう!ユミル!」

ユミル「あぁ、悪い悪い」

ユミル「……しっかし、まさかこの面子で恋バナなんてすることになるなんてな。夢にも思わなかったよ」

ミカサ「でも、楽しい。とても楽しい」

クリスタ「……うん、私もすごく楽しい」

クリスタ「……こんなに楽しい毎日、生まれて初めてかもしれない」

ユミル「……そうか」

ユミル「良かったなクリスタ」ワシャワシャ

クリスタ「きゃっ!やめてよユミルー!!」

ミカサ「ユミル、私もクリスタの頭をわしゃわしゃしたい」

クリスタ「もうっ!ミカサはユミルの頭でもわしゃわしゃしてなよ!!」

ミカサ「ユミルの頭はわしゃわしゃしたくない。私はクリスタの頭をわしゃわしゃしたい」

ユミル「おうミカサてめぇどういうことだコラ」

\キャッキャッ/

ミカサ「……そういえば」

ユミル「?」

クリスタ「?」

ミカサ「私はまだ、クリスタがアルミンに惹かれた経緯を詳しく聞いていない」

ユミル「……ちょっ」

クリスタ「えぇ?聞きたいの?でも恥ずかしいなぁ……」

ユミル「な、なぁミカサ、クリスタも恥ずかしがってるみたいだしこの話はやめに……」

クリスタ「はじめはなんとも思ってなかったんだよ?でもね……」





チュンチュン

クリスタ「……なんてことがあったりして!もう気が付いたらいつもアルミンのことを目で追うようになってたの!!」

ミカサ「それはとてもよくわかる。私も小さい頃はエレンに……」

ユミル「……お前らお互いの話全く聞かずに自分の喋りたいこと垂れ流してんのな」

二週間後

ミカサ「そろそろ次の段階に進んでもよいと思う」

ユミル「同感だな」

クリスタ「つ、次の段階って?」

ミカサ「二人きりでお出かけ」

ユミル「俗に言うデートってやつだな」

クリスタ「え、ええぇぇぇっ!?」

ミカサ「決行は次の休暇」

ユミル「つまり三日後だ」

クリスタ「き、急過ぎるよっ!!」

ミカサ「私がアルミンを誘って買い物にでかける」

ミカサ「私は適当なタイミングで消える」

ミカサ「そこを見計らって、さも偶然見かけたかのようにクリスタが声をかける」

ミカサ「完璧な作戦」

クリスタ「全然完璧じゃないよ!!」

ユミル「まぁ……少し消極的な気もするがしょうがないか。クリスタが誘えるわけもないし」

クリスタ「ふ、二人で勝手に決めないでよ!!」

ミカサ「と言いつつも、実は満更でもないクリスタ」

ユミル「お前だって本音を言えばあいつとデートしたいんだろ?」

クリスタ「……う、うん」

ユミル「なら決まりだ。アルミンの方は頼んだぞミカサ」

ミカサ「任せて」

ユミル「よし。話がまとまったところでそろそろ寝るとするか!」

ユミル「……今から寝れば2時間は眠れるな」

立体機動訓練

ミカサ「……」パシュッ

クリスタ「……えいっ!」パシュッ

ユミル「ふぁぁ……」ギュルルルッ


ユミル「ここ二週間ろくに寝てねぇ」パシュッ

ユミル「よくまぁミカサもクリスタもあんなに元気なもんだ」ギュルルルッ

ユミル「さっすが恋する乙女は違うねぇ」パシュッ

ユミル「って言っても、疲労自体は確実に溜まってんだろうな」ギュルルルッ

ユミル「今は気分がハイになってて疲れを感じてないみたいだけど、いつか一気にしわ寄せが来るんじゃないのか?」パシュッ

クリスタ「……えいっ」パシュッ

カシュッ

ユミル「(あの馬鹿……ッ!!アンカーの刺さりが甘いッ!!)」

クリスタ「……あっ!?」

ユミル「クリスタ!!」

ユミル「(片方のアンカーが抜けた!?バランスを崩すぞ!!)」

クリスタ「きゃっ!?」ガクン

ユミル「アンカーを抜いて巻き直せ!!すぐに姿勢を戻すんだ!!」

クリスタ「くっ!!」ギュルルルッ

ユミル「(遅い!地面に叩きつけられる!!)」

ユミル「クリスッ……」

アルミン「クリスタぁぁぁぁぁ」ゴォォッ

クリスタ「アルミ……!?」

ガシッ

ズシャァァァ

アルミン「っつぅ……」

クリスタ「アルミン!大丈夫!?アルミン!!」

ユミル「クリスタ!アルミン!大丈夫か!?」スタッ

ミカサ「アルミン!」スタッ

クリスタ「アルミン!アルミン!!」

ユミル「おい……落ち着けクリスタ!」

アルミン「あはは……大丈夫だよクリスタ。いてて……」

クリスタ「怪我はない?本当に大丈夫なの!?」

クリスタ「ごめん、ごめんねアルミン。私のせいで……」

エレン「大丈夫だよ。アルミンはちゃんと受け身をとってたからさ」スタッ

アルミン「うん、エレンの言う通り受け身はしっかりとれたから大丈夫だと思う」

クリスタ「でも……血が出てるよ!!」

エレン「ただの擦り傷だ、慌てるなクリスタ」

クリスタ「でもっ……!!」

エレン「……騒ぎ過ぎだぞクリスタ!!」

クリスタ「ッ!?」

ミカサ「エレン……」

エレン「だいたいなんだよあのくだらないミスは。一体なに考えてたらあんな適当な射出ができんだ」

クリスタ「……」

ユミル「おいエレン、てめぇ……」

エレン「これが訓練じゃなく実戦だったらどうすんだ?」

エレン「クリスタが一番はじめにするべきことは何だ?アルミンに謝ることか?違うだろ」

エレン「アルミンの怪我の状態を確認して、すぐにこの場からの離脱を試みるべきだろ」

エレン「じゃないとお前ら二人揃って巨人の餌だぞ!?」

クリスタ「……」

アルミン「エレン、もうそのぐらいに……」

エレン「……アルミンもアルミンだ」

アルミン「えっ?」

エレン「クリスタだけでなくお前も死ぬところだったんだぞ?」

エレン「出来もしないことをしようとして死ぬぐらいなら、いっそのことクリスタ一人を切り捨てるべきだったはずだ」

ミカサ「エレン、さすがにそれは言い過ぎ」

エレン「だが俺は何も間違っていないだろミカサ」

ミカサ「……っ」

ユミル「……正しかろうが間違ってようが関係ねぇ。それ以上喋るな、黙れよエレン……」

「いいや、黙るのは貴様だ」

キース「イェーガーの言っていることは至極まっとうだ」

キース「無能な兵士は戦場で味方をも殺す」

キース「レンズ、アルレルトの両名は結果としてイェーガーら三名をも命の危険に晒したのだ」

ユミル「くっ……」

クリスタ「……はい」

アルミン「……申し訳ありません」

キース「レンズ、アルレルトの両名には罰として訓練後の倉庫の清掃を命ずる!!」

クリスタ「は、はいっ!」

アルミン「はっ!」

キース「全員ただちに訓練にもどれ!!」

ミカサ「アルミン、クリスタ、余り気を落とさないで」

クリスタ「……うん。ごめんねみんな」

アルミン「これからは気をつける」

クリスタ「……私先に行ってるね」パシュッ

アルミン「……僕も行くよ」パシュッ

ミカサ「……」

ユミル「……」

エレン「……」

エレン「……というわけで、あいつらは訓練後に二人っきりになるわけだ」

エレン「だがまぁそりゃあ訓練中のミスによる罰則だからな。仕方ないよな」

ミカサ「!?!?」

ユミル「……なっ!?」

ユミル「お前……まさかわざと」

エレン「あぁー、少しきつく言い過ぎたかもな。悪い」

ミカサ「エレン……私は今、すごく感動している」ウルウル

ミカサ「エレン……あなたは大人になった」ウルウル

エレン「はぁっ!?なんだそりゃ!?」

ユミル「ふっ……ふひっ……あのエレンがあんな気の利いたことを……」

ユミル「やべぇ……今年一番の衝撃だ……ふひひっ」

エレン「おいユミルてめぇどういうことだ!!」

その日の夜

クリスタ「今度のお休みなんだけど……」

クリスタ「その……アルミンと二人でお出かけすることになっちゃった」

ユミル「いや、今更確認しなくてもいいからな」

ミカサ「うん、明日の朝にでもアルミンを誘ってみる」

クリスタ「いや、そうじゃなくて……」

クリスタ「さっきアルミンとお出かけする約束をしてきたの」

ユミル「……はっ、はぁぁぁぁぁぁ!?」

ユミル「さっき!?さっきっていつだよ!?」ユサユサ

クリスタ「や、やめてよユミル!さっきの倉庫の掃除の時だってば!!」ガクガク

ミカサ「……理解した」

ユミル「あ!?どういうことだミカサ?」

ミカサ「そう、それはわかってしまえばとても簡単なこと」

ミカサ「クリスタとアルミンは大人になってしまった」

ミカサ「ただそれだけのこと」ハァ

ユミル「……お、おぅ。なるほどな」

クリスタ「ちっ、違うよ!!そんなんじゃないもん!!」

ユミル「おう、クリスタ。とりあえず座れ」

クリスタ「え?もう座ってるけど……」

ミカサ「正座。尋問をされる時は正座だと昔から決まっている」

クリスタ「ええぇぇ……」

ユミル「……さて。それじゃあ詳しく話してもらおうか」

ミカサ「アルミンとの密会の詳細を」

クリスタ「全然密会じゃないんだけど……」

クリスタ『はぁ……』ゴトッ

アルミン『よいしょっと』ゴトッ

クリスタ『……』ジー

アルミン『この箱はこっちの棚に、この教材は奥に立てかけてっと』ゴトッ

クリスタ『……』ジー

アルミン『……ん?どうしたのクリスタ?』

クリスタ『……さっきは本当にごめんね』

アルミン『あはは……クリスタが気にすることじゃないよ』

クリスタ『でも……』

アルミン『大丈夫だよ。僕もクリスタも大きな怪我はしてないんだから』

アルミン『エレンに言われたことを忘れないようにして、今回の経験を次に生かせばいいんだよ』ニコッ

クリスタ『……うっ、うん』

アルミン『そんなことより僕はクリスタの方が気になるな』

クリスタ『ッ!?』

クリスタ『あ、あのっアルミン、それはどういう……』ワタワタ

アルミン『最近のクリスタはちょっと注意力が散漫な感じがあったからね』

クリスタ『……あぁ、そういう』

アルミン『もしかして何かあった?』

クリスタ『うぅん……。あったと言えばあったんだけど』

アルミン『もしかしてそれって人には言いづらい話?』

アルミン『クリスタさえ良ければ聞かせて欲しいんだけど……どうかな?』ニコッ

クリスタ『うっ……』ドキッ

クリスタ『実は最近夜更かしをすることが増えてて……』

アルミン『へぇ、なんだか意外だなぁ』

クリスタ『疲れとかは感じていなかったんだけど、やっぱり身体に疲労は溜まっていたみたい』

アルミン『そうだね。毎日あれだけ過酷な訓練をしてるわけだし、夜はしっかりと身体を休めなきゃダメだよ』

クリスタ『うぅ……。わかってるんだけど楽しくってついつい……』

アルミン『楽しい?何をしてるの?』

クリスタ『お喋りだよ』

アルミン『あ、なんだか女の子っぽいね。いつも誰と話をしてるの?』

クリスタ『ユミルとミカサだよ』

アルミン『ユミルはまぁわかるけど……へぇ、ミカサかぁ』

アルミン『そういうことだったんだね。ふふっ』

クリスタ『?』

アルミン『最近のミカサ、なんだかすごくイキイキとしてたからさ』

クリスタ『あー』

アルミン『エレンと何があったんだろうって話をしてたんだけど、クリスタたちのおかげだったんだね』

アルミン『ミカサはずっとエレンにべったりだったから、同性の友達が少ないんだ』

アルミン『そんなミカサにクリスタみたいな女の子の友達ができて僕は本当に嬉しいよ』

アルミン『ミカサと友達になってくれてありがとう、クリスタ』

クリスタ『お、お礼を言われるようなことじゃないよ』

アルミン『いいの。僕が勝手にお礼を言いたいと思っただけなんだから』ニコッ

クリスタ『もうっ……』

アルミン『さて!少しお喋りし過ぎちゃったし掃除の続きをしよっか!』

クリスタ『うんっ!』

アルミン『よいしょっ……っつっ!!』ガタッ

クリスタ『アルミン!?大丈夫!?』

アルミン『うん、切ったところが痛んだだけだから大丈夫。あははは』

クリスタ『……ごめんなさい』

アルミン『だからクリスタが気にすることじゃないってば』

クリスタ『でも……』

クリスタ『……あっ』

アルミン『え?』

クリスタ『……アルミン、私にお詫びをさせて』

アルミン『いや、だから……』
クリスタ『私にお詫びをさせてってば!!』

クリスタ「……っていうことがあったの」

ユミル「……?」

ミカサ「……?」

クリスタ「あー早く休暇にならないかなぁー!!」

ユミル「なぜお詫びが休日のデートに繋がるのだろうか」

ミカサ「確かに。私も理解することができない」

ユミル「今の話を聞く限りけっこういい感じだったのはわかるんだが」

ミカサ「デートの約束の取り付けがあまりに無理矢理過ぎる気がする」

ユミル「きっと勢いだったんだろうな」

ミカサ「もう少し丁寧にいっても良かったのかもしれない」

クリスタ「れ、冷静に分析しないでよ!!」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

初春「結果として面白くないのは許せます」

初春「パクリ二匹目のドジョウ百番煎じは許せませんね。書いてて恥ずかしくないんですか?」

初春「ドヤ顔してる暇があればとっとと首吊って死ねよ」

初春「そうネットに書いてありました」

佐天「なあんだネットかあ」

初春「一番の害悪はそういったSSを持ち上げてる人たちなんですけどね」

佐天「ふーん」

あー結構有名な製作所なんだわ

最新号読んだんだけどなにあれ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

まかせろ

もう650だしな…

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

うめ

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  02:00-04:00 20分以内  
  04:00-09:00 40分以内  
  09:00-16:00 15分以内  
  16:00-19:00 10分以内  
  19:00-00:00 5分以内  
  新・保守時間の目安 (平日用)  
  00:00-02:00 15分以内  
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  09:00-16:00 25分以内  
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うめ

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保守

保守

休日 市街地噴水前

クリスタ「……」キョロキョロ

ユミル「(クリスタのヤツ……もう少し落ち着け)」コソコソ

ミカサ「(しょうがない。初デートの待ち合わせで冷静でいろという方が無理な話)」コソコソ

ユミル「(それにしたって待ち合わせ時刻の一時間前行動はさすがにどうなんだよ)」

ミカサ「(私たちが少し目を離して隙に一人で出掛けてしまった。不覚)」

ユミル「(あいつはてめぇの可愛さを自覚していないんだ)」

ユミル「(こんな所で一時間も突っ立っていたら一体何人の男に声をかけられると思ってんだ……)」

ミカサ「(早速一人目)」

ユミル「(上手くあしらえよクリスタ……ってあれエレンじゃねーか!?)」

ミカサ「(!?)」

ユミル「(なに考えてんだあの馬鹿は!?回収してこいミカサ!!)」

ミカサ「(わかった)」ダッ

エレン「もがもが」ジタバタ

ユミル「ミカサ、離してやれ」

ミカサ「わかった」パッ

エレン「げほっげほっ……ったく、本気で拉致るヤツがいるかバカ」

ミカサ「今回ばかりはエレンが悪い」

ユミル「ミカサの言う通りだ。なに考えてやがんだお前」

エレン「いつつ……いや、朝のランニングをしてたらクリスタが出掛けてくのが見えたからさ」

エレン「おおかたこんな事だろうってのはわかってたからクリスタを尾けてきたんだよ」

ユミル「尾けてきたって言うが、じゃあなんでクリスタに声かけたんだお前は」

エレン「お前らも尾けてるのは目に見えてたからな。クリスタに声をかければお前らの方から接触してくると思ったんだよ」

ユミル「な……」

ミカサ「エレン……」ウルウル

エレン「……で?待ち合わせの時間まであとどれくらいだ?」

ユミル「一時間だ」

エレン「……はっ?」

ミカサ「正確にはあと51分」

エレン「……おい」

ユミル「言うな。こっちだって同じ気持ちだ」

ミカサ「おそらくクリスタは『ごめんね、待った?』『ううん、今来たところ』のやりとりに憧れていたのだと思う」

ユミル「クリスタのことだ、確かに有り得そうだが……」

エレン「……それにしたって早すぎるだろ」

クリスタ「(うぅん……やっぱりちょっと早すぎたかな)」

クリスタ「(でもしょうがないよ。昨日からずーっと胸がドキドキしておかしくなっちゃいそうだったし、じっとしていられなかったんだもん)」

クリスタ「(それにしても、やっぱりユミルとミカサはついて来てるんだね)」

クリスタ「(なんだか恥ずかしいなぁ……)」チラッ

ユミルエレンミカサ「……」ジーッ

クリスタ「(……なにあのトーテムポール)」

30分後

エレン「おいまだか」

ユミル「あれからクリスタに声をかけてきた男は6人か」

ミカサ「5分に1人のペース」

エレン「しかしクリスタも上手くあしらってたな。男慣れしてんなあいつ」

ユミル「おい」

ミカサ「とてもとても誤解を与える表現。訂正すべき」

エレン「あ、あぁ……悪い悪い」

ユミル「……っと、まーたナンパ野郎がクリスタを口説きに来たみたいだぞ」

エレン「……いや、あれは違う」

ミカサ「……アルミン!!」

アルミン「あ、あれ?クリスタ!?」

クリスタ「おっ、おおおはようアルミン!!」

アルミン「結構早く出たつもりだったんだけど……あ、僕もしかして時間間違えてた!?」

クリスタ「う、うぅん!違うの!私がちょっと早く来過ぎちゃっただけだから!」

アルミン「ちょっとってどれくらい?」

クリスタ「い、一時間くらい!」

アルミン「ってことは30分以上待たせちゃったんだ。ごめんね、クリスタ」

クリスタ「だ、大丈夫!私も今来たところだから!」


エレン「(クリスタのヤツ慌て過ぎだぞ)」

ミカサ「(言っていることが支離滅裂)」

ユミル「(やっぱりクリスタは可愛いな)」





アルミン「クリスタは普段休日は何してるの?」

クリスタ「うーん、私は……」

アルミン「へぇ……」

クリスタ「アルミンは……」

クリスタ「僕は……」


ユミル「(なかなかいい感じじゃないか)」

ミカサ「(クリスタもすごく楽しそう)」

ユミル「(この調子でいけばアルミンを落とすのもすぐだろうな)」

エレン「(……だといいんだけどな)」

ユミル「(は?どういうことだエレン)」

エレン「(小さい頃からずっと一緒だったからわかる。ミカサも知っているはずだ)」

ミカサ「(……)」

エレン「(あいつは……)」

クリスタ「あっ!」

アルミン「ん?どうしたのクリスタ?」

クリスタ「アルミン、ちょっと来て!」グイッ

アルミン「わっ、ど、どうしたのさクリスタ!」

アルミン「ここは……雑貨屋?」

クリスタ「うぅん……どれがいいかな?」

アルミン「クリスタ?何か探しものかい?」

クリスタ「……決めた!これください!」

「まいどー」

クリスタ「はい、アルミン!」

アルミン「綺麗だね。これは……栞かな?」

クリスタ「うん。ア、アルミンにプレゼントしたくって……」

アルミン「??」

クリスタ「こ、この前……」

クリスタ「私が立体機動の訓練でミスをした時、アルミンは身体をはって助けてくれたでしょ?」

クリスタ「私、スッゴく嬉しかったんだ……」

クリスタ「だから、あの時のお礼」

クリスタ「アルミンに受け取って欲しいなぁ……って」

アルミン「クリスタ……」

アルミン「……うん、ありがとう。すごく嬉しいよ」

クリスタ「アルミン……!!」

アルミン「でもさ」

クリスタ「??」

アルミン「僕たちは仲間なんだから、助け合うのは当たり前だろ?」

アルミン「気持ちはすごく嬉しいけど、わざわざお礼なんてしてくれなくてもいいんだよ?」

クリスタ「……」


ユミル「(……)」

エレン「(アルミンは頭がいい上に視野も広い。だから周りへの細かな気配りも利く)」

エレン「(ただ、その反動なのかなんなのかは知らないけど……)」

エレン「(自分のことに関しては極端に無頓着……鈍感なんだよ)」

ユミル「(……)」

ユミル「(ミカサ……なんでこんな大事なことを隠してたんだ)」キリキリ

ミカサ「(い、痛い……それはすごく痛いユミル……)」

アルミン「そうだ」

アルミン「クリスタからこんなに素敵なプレゼントを貰っちゃったわけだし、僕も何かお返ししなくっちゃね」

クリスタ「えっ?わ、私はそんなつもりじゃ……」ワタワタ

アルミン「うーん、そうだなぁ……」

アルミン「よし!行こうクリスタ!!」グイッ

クリスタ「きゃっ!ア、アルミン!!」


エレン「(そういえばさっきから普通にお互いの手を握りあってるな)」

ユミル「(……言われてみれば確かに)」

ミカサ「(それもアルミンの鈍感さがあってこそ。アルミンが鈍感さが事態を好転させることもある)」

ミカサ「(……だからユミルは今すぐ私を解放するべき)」

アルミン「おじさん!ちょっと見せてもらうよ!」

「あいよー」

クリスタ「あ、アルミン?その……」

アルミン「うーん、たくさんあって迷うなぁ」

「これなんかどうだい。見たところお前訓練兵だろ?これならあまり華美じゃないしお咎めをうけることも無いだろうよ」

アルミン「なるほど、確かにね。じゃあおじさんこれ頂戴!」

「へいへい」

アルミン「うん!我ながらなかなかいい選択だ!はいクリスタ!!」

クリスタ「えっ?」

アルミン「栞のお礼さ。受け取って欲しい。クリスタならきっと似合うよ」

クリスタ「でもこれって……ゆ、指輪……」


ユミル「(鈍感って怖ぇぇぇ!!)」

クリスタ「……」

クリスタ「……あ、ありがとう」

クリスタ「わ、私一生大切にするね」スッ

アルミン「一生だなんて……クリスタは大袈裟だなぁ」

「へぇ……」


エレン「(気付けよアルミン……クリスタが指輪を嵌めた指は左手の薬指だぞ)」

ユミル「アァルゥゥミィィンンン……」ミシミシ

ミカサ「ユ、ユミル……貴女はユミルであってキース教官ではない……。私はミカサであってコニーでない……」ガクガク

「なぁお嬢ちゃん」

クリスタ「えっ?わ、私!?」

「お嬢ちゃんも指輪買わないか?そこの『お友達』のお礼としてよ」

「ほら、同じ指輪だ。今なら半値でいいぞ?」

クリスタ「……か、買うっ!買いますっ!!」

「へへっ、毎度!頑張れよお嬢ちゃん」

アルミン「だ、だめだよクリスタ!僕は栞のお礼で買ったのに……」

クリスタ「い、いいのっ!受け取って!」

アルミン「もうっ……!!」

クリスタ「もうお返しはいらないからねっ!!」

アルミン「そ、そういうわけはいかないよ!立派な栞と指輪を貰っちゃったんだし……」

クリスタ「そんなこと言ってたらキリがなくなっちゃうよ!」

アルミン「いや、でも……」

クリスタ「……じ、じゃあ、、今度お出かけした時にまた何かプレゼントを頂戴?それでチャラにするからさ……」

アルミン「……ははは、わかったよ。それで手を打とう」

夜 女子僚

クリスタ「はぁーあ」ボフッ

クリスタ「……ふふっ」ナデナデ

クリスタ「~~ッ」ジタバタ

ユミル「……さっきから大丈夫かクリスタのヤツ」

ミカサ「帰ってきてからずっとあの調子。よほどあの指輪が嬉しかったんだろう」

ユミル「まぁ気持ちはわからんでもないか」

ミカサ「さりげなく次回のデートの約束も取り付けたし、今後の見通しも明るい」

ユミル「そういえばミカサ、お前よくもあんな大事なこと黙ってたな」

ミカサ「……!?黙っていたことの罰はさっき受けたはず!?」

ユミル「お前あれで許されると思ってんのか……?」

ミカサ「ユミル……争いは悲しみしか生まない。過去のことは水に流すべき……!!」

クリスタ「うふふ……」

クリスタ「二人とも今日はありがとねっ!!」

ユミル「あ?礼なんて言われる筋合いねーだろ」

ミカサ「ユミルの言う通り。全てはクリスタの頑張りのおかげ」

ユミル「まぁあのアルミンが超のつく鈍感野郎だってのは予想外だったけどな」

ミカサ「うっ……」

ユミル「まぁそれを考慮した上でも今日はかなりいい感じだったと思うぞ」

クリスタ「ありがとう……ユミル、ミカサ」

クリスタ「うん、私頑張るよ!!」

後日

ミカサ「……ん?」


ユミル「……!」
エレン「……!」


ミカサ「(あれは……エレンとユミル)」

ミカサ「エレ……」ザッ


ユミル「しっかしまぁあのアルミンがあそこまで鈍感だったとはなぁ」

エレン「うーん、自分で言っておいてなんだが、鈍感ってのはちょっと違うかもしれないな」

ユミル「あ?どういうことだ?」

エレン「あいつはいじめられっこだったからな。自分に自信がないんだよ」

エレン「だから、自分が誰かから好意を寄せられることなんて有り得ないと考えてるのかもしれない」

ユミル「へぇ、勿体ない話だな。あいつは顔も悪くないし性格もいい。なかなかいい男だと思うんだがな」

エレン「……お前がそんなこと言うなんて意外だな」

ユミル「てめぇ!!」

ユミル「そうそう。意外と言えばお前もだな」

エレン「……あ?」

ユミル「お前があんなに気の回るヤツだとは思わなかったよ」

エレン「それも随分と失礼な話だなオイ」

ユミル「お前は巨人を駆逐すること以外に興味がないのかと思ってたからな」

エレン「んなわけねーだろ」

ユミル「ってことはよ、気付いてんだろ?ミカサのこと」


ミカサ「(!?)」

エレン「……」

ユミル「気付いてんのにどうして何もしないんだ?まさか迷惑だってことはないだろうに」

ミカサ「(……)」

エレン「……いや、その、なんだ」

エレン「小さい頃からずっと一緒だったからよ。今更何か言うのはこう……は、恥ずかしいんだよ」

ユミル「くくく……、あのエレンが『は、恥ずかしいんだよ』とか……くくく」

エレン「てめぇ!!」

ユミル「悪い悪い。冗談だって。けどよ」

ユミル「このご時世だ。いつ死んじまうかなんてわかったもんじゃない」

ユミル「そういう気持ちはさっさと伝えちまった方がいいと思うぞ。クリスタみたいにな」

エレン「……そうかな?」

ユミル「ああ、そうだよ」

ユミル「きっと喜ぶと思うぜ、ミカサもよ」チラッ

ミカサ「!?!?」

(おわり)

疲れた
軽い気持ちでスレ立てた
長々とスマンコ


キャラが極端に崩壊してなくて良いSSだった
他に書いた作品があったら教えてくれ

タイトルは適当に考えただけ

>>848
エレン「アニが可愛いだと」
エレン「アニにキスされたんだが」
アニ「もしさ、もしもの話だよ」ライナー「おう」

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