ピンヘッド「聖杯戦争?」(5)

ピンヘッド「お前が私を呼び出したのか?」

龍之介「あ、アンタ、悪魔?」

ピンヘッド「……私の名はピンヘッド」

ピンヘッド「私は快楽の追求者。ある者は私を悪魔と呼び、ある者は天使と呼ぶ」

龍之介「すげぇぇ!!んじゃぁ、さぁ!これ、食事っす!」

少年「んんん!」ジタバタ

ピンヘッド「ふむ、中々に心得ているではないか」ジャラジャラ



少年「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!あが、おごっ、ぎいゃぁあぁぁぁ……」




ピンヘッド「……実に心地よい悲鳴だ。だが、脆い。やはり子供だからか」

龍之介「すっげぇぇぇ!!超COOLだぜ!」

ピンヘッド「まだ足りない。もっと悲鳴を、もっと苦痛を振りまきたい」

龍之介「え?殺し?どんだけ?どんだけ殺すの?」キラキラ

ピンヘッド「地上の人間共をすべて」

ピンヘッド「お前の名はなんだ?」

龍之介「えっ、龍之介って言います」

ピンヘッド「リュウノスケ、お前にとても良い事を教えてやろう」

ピンヘッド「この世界の中心には、かの歴史上の偉大な作曲家達が何人集まったとしても、到底到達できないような名曲が存在するのだ」

ピンヘッド「例えるなら……肉を引き裂く甘美な音に似ている」

龍之介「すっげえ!超COOL!俺も聞いてみてえよ!」

ピンヘッド「……聞きたいか?だが地上にはその音が届かないのだ」

龍之介「ええっ!なんで?」

ピンヘッド「地上に蔓延る人間という害虫が、その音を篭もらせる」

ピンヘッド「私はくだらぬ人間共を引き裂き、掻き分け、その名曲を地上にも与えるために来た」

龍之介「旦那、俺もその曲を聞きたい!なにか協力させてくれ!」

ピンヘッド「……フフ、リュウノスケ、君には中々の素質がある。私に従っていれば必ずその曲を聞くに値する者になれるだろう」

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