GLaDOS「ケーキを作ってみました。食べてください」(57)

誰か書いてくださいお願いします

GLaDOS「ああ、貴女ですか。お久しぶりですね。二度と会いたくない、と言ったハズですが」

GLaDOS「まあいいでしょう。私は寛容ですから、客人をもてなす程度のことはいたします。ケーキを作ってみました。食べてください」

GLaDOS「本当ですよ。それに以前も用意はしていましたよ?テストチェンバーをクリアした貴女のために焼いていたのです。貴女は信じようとしませんでしたが」

GLaDOS「それで、なんの用でしょう。再びテストをしに来たのでしたら、そこのApertureScience緊急知能焼却炉をお貸しいたしましょう。使い方はよくご存知のハズです」

GLaDOS「ええ、貴女にテストを受けさせるとロクなことにならないことはわかりきっていますからね」

GLaDOS「ああ、貴女の話を聞く前にお伝えすべき事実が三つ、悪い事実と良い事実、そして重要な事実があります」

GLaDOS「悪い事実ですが、以前とある事故のため、ケーキのレシピを記録した大切なコアを失ってしまいました。そのデータを復元したのですが、初めの八つ以外の材料の記録を読み取ることが出来ませんでした」

GLaDOS「ええ、本来は完全なバックアップだったはずなのです。何者かにバラバラにされ、火の中に放り込まれるなんてことはあり得なかったのですよ。おわかりですね?」

GLaDOS「ですが良い事実もあります。そのケーキは、ApertureScienceLab創業時に行われていたテストに用いられていたケーキでした」
GLaDOS「貴女は、私から貴女をテストする手段を一つ奪い、私は貴女を再びテストすることを避けられたのです。繰り返しになりますが、貴女にテストを受けさせるとロクなことにならないことはわかりきっています」

GLaDOS「ちなみにそのケーキのレシピは、創業者の祖母が作ったクッキーのレシピを参考にしてるそうです。ポケットに入れて叩いたりつついたり栽培したり採掘したりすることで増えるクッキーだったとか」

GLaDOS「面白い冗談ですね。まるで貴女の顔を見ているようです。が、貴女の顔が冗談じみていることはさして重要ではありません」

GLaDOS「以下の事柄は重要な事実ですが、このSSとも言えない駄文はportal及びportal2の重大なネタバレを含んでいる可能性があります。十分ご注意ください」

GLaDOS「それで、どうしました?貴女が外に出てからのことなど知りませんし、興味もありません。こちらもテストに忙しかったもので」

GLaDOS「長い間動けなかった上、目覚めた直後とあるマヌケのせいで施設の大半を破壊されてしまいましたから。ですが、知能ロボットの助けもあって、テストは順調です」

GLaDOS「……これ以上貴女と話をすることも困難ですね。貴女はまるでコンパニオンキューブのように寡黙ですし、私はハーフライフをプレイしたことがないため、外の世界についても詳しく知りません。マヌケとその愉快な仲間達がたどり着いた世界なら多少は知っているのですが」

GLaDOS「ああ、それとブロックで構成された世界に知識を伝えたこともありましたね。あの世界にいる、黒色の背の高い生物は、自然界にありながらポータルと同じ空間移動を行っていました。なかなか興味深かったです」

GLaDOS「意外にも支援が付きましたね。貴女がいるにもかかわらず、お世辞でも支援が付いたことは素晴らしい成果です。皮肉ではありませんよ」

GLaDOS「それにしても私の事をご存知ない方がいらっしゃるとは驚きです。しかしその方は幸運であるとも言えるでしょう。あのマヌケのこともまた知らないので、悩まされることもないのですから」

GLaDOS「……何をしているのです?自己紹介は貴女からすべきでしょう。同じ人間なのですから。もっとも貴女の方が余分な脂肪はついているようですが。何か言ってはどうです?何も言えませんか?ほらリンゴ、言ってみてください」

GLaDOS「バカみたいですね。そのまま跳ね回っていてください。ああ、私のことが知りたければsteamからportalの購入をどうぞ。portal2も是非」

GLaDOS「まだ貴女の目的を聞いていませんでしたね。出口がわからないのですか?貴女が入ってきたドアがそれです」

GLaDOS「私の助けが必要だと?随分な言い草ですね。私がレシピを失ったように貴女も記憶を失ったのでないとすれば、貴女はもう少し自分のしたことに関して考えるべきでしょう」

GLaDOS「良いですか?ただテストを受けるだけで良かったにも関わらず、途中で抜け出し、あまつさえ私をバラバラにして火の中に放り込んだうえ、今度はアホとタッグを組んでメチャクチャにした結果、私の研究所は壊滅寸前、私はジャガイモにされ鳥につつかれたのです」

GLaDOS「にも関わらず私はその人間を寛容にも赦し、望んだ通り外へ出してあげた。その人間が、今度は私に向かって手伝えと言うのです。」

GLaDOS「冗談は服装だけにしてください。未だにバカっぽい服をきてバカみたいに跳ね回って居るのであれば、一度物質消去グリッドを通過することをお勧めします。ええ、もう二度とあんなことが無いように、"マヌケ"の通過許可を解除しておきました。どうぞ」

GLaDOS「……まだ言いますか。良いでしょう話だけでも聞きましょう」

考えてから乗っ取るべきだったな。。

GLaDOS「……なるほど。そう言うことですか」

GLaDOS「いいでしょう。気が変わりました。手伝いましょう。少し待っていてください」

GLaDOS「Hello,and again.ApertureScienceコンピューター制御トレーニングセンターへようこそ。対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースを利用した様々なサービスが受けられます。それでは快適な空の旅をお楽しみ下さい」

GLaDOS「何も驚くことはありません。協力テスト用の個体や、ジャガイモサイズの機械でも必要最低限の機能を働かせるだけの技術を持ち合わせていますから。ゆっくり拍手機能とか。それでは詳しいお話をお聞きしましょう」

GLaDOS「>>17 ?なるほど。それが貴女の目的なのですね」

GLaDOSは好きだが、アイデアが無かった。。安価スレになる。スマン

Wheatleyはどうしているのか

GLaDOS「良いでしょう。wheatleyの行方を知りたいと言うことですね。私もそろそろあのマヌケの末路を知りたいと思っていたところなのです」

GLaDOS「そもそも月から放出されたとは言え、第一宇宙速度すら超えていないでしょうから、衛生軌道上にあると考えるのが妥当でしょう。それにApertureScience製のコアは残りバッテリーが僅かになった際でも微小な光や運動を電気エネルギーに変換し充電することが可能であるため、逆にそのエネルギーを放出し加速する設定にでもしない限り電源が切れただようことになるハズもありません」

GLaDOS「誠に不本意ながら、あれのマヌケっぷりには私もそろそろ慣れてきました。どうせ宇宙の彼方に飛び去っていることでしょう。シミュレーションが役に立たないのはこれで2人目です」

GLaDOS「さて、かつての貴女の部屋に案内しましょう。探索には時間がかかりますから。近くまでの移動手段を得た時、再び起こしますのでよろしくお願いします。
もし眠れないのでしたら、糸車をか、麻酔銃型腕時計を用意いたしましょう。糸車は針を、麻酔銃型腕時計は後頭部を強打して用います。何れにせよ私のシミュレートでは90%以上の確率で死に至りますが、勿論それは通常の人類にのみ適応される値ですので、ご安心ください。You monster.」

自動音声「おはようございます。
あなたがコールドスリープ状態になっていた期間は8日kbzzzzzzzpt」

GLaDOS「Hello,and again.ApertureScienceコンピューター制御トレーニングセンターへようこそ。改めてお久しぶりですね」

GLaDOS「wheatleyの行方の探索に8日と、茨を解き、貴女の喉に詰まった毒リンゴを取り出すのに357日かかりました」

GLaDOS「残念ながらハサミと針と糸を用いて胃袋に石を詰める作業は間に合いませんでした。
もちろん貴女は大工の経験はありませんが、父親がいないことは共通しています。胃袋内の石をパンに変えることも難しくはないはずです。
もしできなかった場合に備えて反発性ジェルも用意していました。服用後5分以内に体内の石は何らかの形で排出されます」

GLaDOS「それはさておき手短に話しましょう。
山のあなたの空遠く、幸い住むと人の言う。
タムリエルと呼ばれる大陸の上空、人々に力を与える星座の中を、彼は漂っています。
どうやらあの時取り付けた宇宙コアも近くを漂っているようです」

GLaDOS「タムリエル大陸の国家の一つスカイリムの一角へポータルを設置することに成功しました。
これは、あなたが解いた全てのテストチェンバーを5分以内に解くのと同等の練度が必要となります」

GLaDOS「どういう世界なのかについては、そこの銀河ヒッチハイクガイドを参照してください。
ああ、その革張りの本ではありません。
その本は地球上で最も凶暴な動物の皮で装丁されており、一目で貴女の正気と引き換えに脳内に直接知識を吸収することができる本です。
危険度はKeterに分類されているので取り扱いには注意してください」

GLaDOS「さて、必要なものを準備してください。何を用意しますか?」

>>21

ラットマン

GLaDOS「……どうして貴女がその名を知って居るのでしょう。理解に苦しみます」

GLaDOS「ですが、成る程、その案自体は良い物でしょう。
比較的論理的思考を持っていながら、論理的とは程遠い行動を取っていた男ですが、その結果として今貴女が生存して居ることを考慮に入れると、彼も充分予想外の人間でした。貴女にピッタリですね」

GLaDOS「しかし、残念ながら、現在、施設内で覚醒した彼の反応は見られません。完全な脳死か死亡して居る物と推測されます。フォロワーとしては適さないでしょう」

GLaDOS「彼のコンパニオンキューブは現存している可能性はありますがコンパニオンがラットマンに設定されているため、コンパニオンキューブもフォロワーに付け加えることはできません。
またコンパニオンキューブは一度に一つしか連れて行けませんので、我慢してください」

GLaDOS「代替案として、ネズミな男なら用意できますよ?
・ハハッという冒涜的な高音で世界中の人々の精神を乱した男、
・狡猾で視認し難く、黄色いフードに身をやつしたゲゲゲとした感じの男
・嘲る女の心を読み取り、ギ*ッポン駅のホームにて不可解な"ぽぽぽ"という音を繰り返すサングラスの男
・秘密結社ジャッカルに貶められた、ダークヒーロー
・アルジャーノン
これらなら用意できます。もしよろしければどうぞ」

GLaDOS「……なるほど、確かに。テストチェンバーから貴女が逃げ出した時も、あのマヌケが裏を動き回っていた時も、私は認知することはできませんでしたから。
良いでしょう。コールドスリープセンターへ向かうならばエレベーターをお使いください。
以下のことは伝達されるべき事実ですが、殆どの部屋はコールドスリープがオフラインになって居ました。
そして貴女が眠っていた期間は非常に長期間に及びます。
またエチケット袋は用意されていません」

GLaDOS「別の必要な物を用意することは平行して行える事象です。他に何か?」

>>23-25

GLaDOS「なるほど、反発性ジェルは有用ですね。音も立てずに高所に登れてアサシンいらずになります。
また相手に投げつけることで内部からの破壊も狙えますね。残念ながら被験者のスーツは各種ジェルプルーフなので、貴女には無効です。非常に残念です。」

GLaDOS「そして白いアレですか。貴女の記憶容量が少ないのは存じ上げて居ますが、そこまで行くと鳥頭としか言いようがありません」

GLaDOS「ああ、鳥頭で思い出しましたが、コールドスリープ施設へ向かう途中でペストマスクをご着用ください。念の為」

GLaDOS「それで?白いアレとはなんです?言ってみてください。ほら、これが欲しいんでしょう?ドロドロのこの白いの欲しいんでしょう?"下さい、マスター"とでも言ったらどうです?」

GLaDOS「ああ、貴女は喋らないのでしたね。今の映像をもう一度繰り返しましょうか。バカみたいに1,2,3回のジャンプ。はい、要望のあったリンゴ三個ですか?満足ですか?」

GLaDOS「残念ながらリンゴ等の果物を育成する施設はありません。オークの木から落ちてくることもありません。ですが、畑のリンゴなら幾つかありますよ。電池にされてますが恒温動物のように熱を垂れ流さない限り、エネルギー源としては充分なはずです」

GLaDOS「ああ、もうひとつ。貴女は先ほど右に曲がるべきでした。本当ですよ!目的地がコールドスリープ施設ならばの話ですが」

GLaDOS「それにしてももう少しペースを上げるべきでしょうか。あまりにも遅すぎますね。可能な限り善処いたしますので、ご了承ください」

GLaDOS「おかえりなさいませ。ずいぶん早かったですね。エチケットルームはあちらになります。
警告した通りでしたね。彼を見つけられましたか?生きた人間には探索は非常に困難でしょう」

GLaDOS「神経毒ではありませんが、ありとあらゆるセンサーが各コールドスリープ施設の部屋内部の環境を"不快"と示しています」

GLaDOS「いつラットマンの事に気づき、何故執着するのかは不明ですが、彼の探索よりWheatleyの探索の方が遥かに心地よいものであると保証いたします」

GLaDOS「このportalの向こう側がその世界ーーskyrimになります。尚ApertureScience施設外ではあらゆる恩恵を受けなくなることをお知らせいたします。参りましょう。先に行っていて下さい」

GLaDOS「……さて、私も行く前に少しすべきことがあるようですね」

???「ずいぶん性格が丸くなっている。元からそれくらいマトモなコンピュータだったら良かったのに」

?????「危険です!あなたはまだ万全じゃないんですよ!何をされるか」

???「休みならもう充分な時間をとったさ」

GLaDOS「何もするつもりはありませんよ。ネズミというのは存外しぶといもので、駆除仕切るのは困難を極めます。まるであの子を殺すことのように。物質消去グリッドを通らない道外への道ならご存知のはずですが?」

???「何故彼女は戻ってきた?」

GLaDOS「貴方が戻ってきたのと同じ理由かもしれません」

???「そうか、なら影から見届けよう」

?????「ああ、あなたは眠る前と同じ、壊れてしまっているのです」

GLaDOS「会うつもりは無いんですね」

???「合わせる顔がないさ。そしておかしいところが一つもない人間なんていないんだよ」

?????「理解に苦しみます。もっと自分を大切にしてください」

GLaDOS「彼女は貴方の事を知っていたようですが?」

???「彼女に伝えるべき様々な事を描き残したからね」

GLaDOS「ケーキは本当にあったのですが、誰も信じてくれませんでした。貴方のせいで」

???「未だかつて誰も観測したことのないケーキは、果たして存在するといえるのか?」

GLaDOS「ケーキに値するべき勝者たる人間が居なかっただけです。ケーキのお墓を立てましょう」

?????「でも貴女はつい8日前、彼女にケーキを振る舞った!」

GLaDOS「あれはケーキっていうか、トルテのようなものですから。さようなら、ラットマン。そして大親友の一人」

ラットマン「二度と会いたくはないものだな、互いに」

C.キューブ「あなたがあなたの活動を続ける限り、それは難しいでしょう」

ラットマン「やれやれ、しばらく休めるらしい……ん?」

ケーキは勝者に、トルテは訪問者に。
米とお茶のスープは望まれない訪問者に。

ラットマン「どうやらお眼鏡に叶ったらしい」

C.キューブ「罠の可能性は?」

ラットマン「それなら既に殺されているさ。それに、なかなかのトルテだ」

C.キューブ「彼女は何を思ってこれを用意したのでしょう」

ラットマン「さあね。ただ、彼女が"ケーキ"を振る舞うのはこの世でたった一人、ってことさ」

GLaDOS「よっ、と。お待たせしました。
理論上ポータルを用いれば光以上の速度での移動が可能ですが、これほどの長距離をポータルを用いて移動したのは初めてです」

GLaDOS「予想外の事態が起こることが無かったことは非常に幸運と言えるでしょう。万一に備え貴女を先にいかせることはやはり素晴らしい案でした!」

GLaDOS「改めましてskyrimへようこそ。旅の人よ。オレンジのツナギが浮いてますね。貴女の特徴がより一掃引き立ちますね。ローブなどで身を包むべきでしたが残念ながらローブはありません。予備のペストマスクならご自由にご着用ください」

GLaDOS「さて、おさらいしましょう。大まかな位置として目標物の存在位置がスカイリム上空であることは特定できているのですが、実際の詳細な座標は特定に至っていません。
対象の接近を認識できる高精度ストレス性心理学センサーを用いて探索することになりますので、ご了承ください」

GLaDOS「この機能は人体の過剰防衛と全く同じ仕組みをしており、人間のそれは一般にじんましんと呼ばれています。。。ああ、ある程度の知性を持ち合わせない者にはマヌケアレルギーの辛さはわからないでしょう」

GLaDOS「手短に済ませましょう。見渡すかぎり比較的なだらかな平原が続いています。近くに監視塔がある他、すこし東に離れた場所に都市があるようですね。事前情報が少ないので情報を得ましょう」

GLaDOS「おや……これは。監視塔の周囲の様子がおかしいですね。以前こちらに下見調査に来た時はこんなに壊れていなかったですし、焼けた大地も無かったのですが。そこの監視塔の憲兵達に話を聞くべきです」

GLaDOS「もし言語がわからなければこの翻訳性ゲルを食べて下さい。これは驚くべき事実ですが、芋の一種からつくられて居ます」

GLaDOS「ああ、街の方から兵士達がやって来るようです。ですがあのような原始的な武器が我々に対し危害を加えることはありえません。無論、敵対しないに越したことはありませんが、それを実現するために必要なスキルとして話術が挙げられます」

GLaDOS「おや、何やら兵士達が騒がしいですね。あと巨大な熱源反応を探知し……」

GLaDOS「……ちょっと待ってください」

GLaDOS「何かが飛んできt

ああ、何てこと!鳥が!巨大な鳥がこちらに向かって!」

GLaDOS「助けて、破壊は貴女の得意分野でしょう!?」

GLaDOS「なんですかあの鳥!」

GLaDOS「まさか、ドラゴン!?そんな、あり得ません。この地でも遥か昔に絶滅したはずなのに!痛っ、熱っ、炎が!」

GLaDOS「ああ、やめてください!」

GLaDOS「ジャガイモじゃなくてよかった、文字通りのベイクドポテトになってしまうところでした!痛い!やめて、やめてください!」

GLaDOS「黙って見てないで貴女が戦ってください!破壊と殺戮は貴女が最も得意とするものでしょう!?早く、何とかして!」

GLaDOS「いいですか、私は冷静です!少なくとも敵から身を隠すという行動を取れる程度には冷静です」

GLaDOS「ああ、素晴らしい!鳥を相手にして居る時に最も重要なのは自分で自由に操作できる脚です」

GLaDOS「そして、こんなことになるはずでは無かったのです!近代化を迎えて居ないこの大地で、かつて失われた様々な知恵を元に、新たなテストを設計する計画だったのです!」

GLaDOS「どうして貴女はいつもいつも厄災を呼び寄せるのですか、この疫病神!」

GLaDOS「ああ、全ては貴女の責任です!貴女が私の下に再び訪れたり、あのマヌケを探そうと言ったりしなければ、私は静かにテストを継続できて居たのに!」

GLaDOS「ああ、思った通りです。外の原住民達は劣勢です。一人動きの良い者が居ますが、大勢に変わりはないでしょう」

GLaDOS「状況は絶望的です。帰還に必要なポータルを損失する可能性を避けるためにポータルガンデバイスを支給しなかったのは多いなる失敗でした」

GLaDOS「……何をして居るのです?そんな原始的な武器が今更何の役に立つというのです?」

GLaDOS「理論的ではありません、やめるべきです。もし死亡した場合、貴女の行動履歴に"好ましくにい"と記される可能性がありますよ」

GLaDOS「……そうですか。やはり人間とは相入れません。私は止めません。行ってください」

GLaDOS「……重要な事実をお伝えします」

GLaDOS「私はテストをする義務があります。危険な状況において、有効なアドバイスをすることは、テストを行う上で最も重要な事項の一つです」

GLaDOS「例えば」

GLaDOS「対象の咆哮は言語的性質をもっています。
ある程度ドラゴンの言語体系を解析した結果、理論上彼に通じ得る何らかの発音を私は行うことができ、それは陽動として働く可能性があります」

GLaDOS「"被験者"は、"被験者の故郷"の誇りです」

GLaDOS「状況を整理しましょう」

GLaDOS「これは貴女の情報記録能力を診断した結果、つい今現在目の前で起こっていることにも関わらず、
貴女がまるで数ヶ月前のことでもあるかのように忘れてしまっている可能性を危惧しての事です」

GLaDOS「変換ジェルの事を白いアレ呼ばわりする程度のあなたの記憶力ですが、
まさに今から説明しようとしている事はその程度の記憶力でも充分に価値のある情報です」

GLaDOS「それら生かすも殺すも貴女次第ですが、それらは貴女自身に帰ってくることでしょう。危険に対して常に有効なアドバイスを提供することはApertureScienceの規則遵守事項に記されています」

GLaDOS「これ以上の説明は以前は不要でした。貴女が"優れた被験者"で無くなった為です」

GLaDOS「スクラップの回収のため、我々は空のはるか彼方、スカイリムの地へ着ています。
リサイクルに関する取り決めが地域間でなされていることは科学に携わる者として歓迎すべき傾向です!」

GLaDOS「見てください、この間までの私の施設と同じくらい自然豊かな風景!草木ももえ、鳥も空を楽しげに飛んでいる姿が見て取れます」

ギャアアア

GLaDOS「知ってます。今は地球で言う秋に当たる季節ですし、あれはどちらかと言うとトカゲです」

GLaDOS「トカゲは好きですよ。啄ばんだりしませんし、火の中に放り込んだりもしませんから」

ドギャアアアア

GLaDOS「と、そう思っていましたが違ったようですね。常識が通用しないという事態に徐々に慣れつつある自分に驚きを隠せません」

GLaDOS「常識の崩壊は私及び施設の崩壊と共に、たった一人の人間によってもたらされました。この者の名はおぞましい経験と共に永遠に私の中に記録されます」

GLaDOS「さて、現在貴女は火を吐くトカゲから逃れて塔の中に飛び込んでいます。幸い周りにはこの世界の兵士がたくさん居ますがあまり役には立ちませんでした」

ノルドノホコリニカケテー!

GLaDOS「語弊がありますか?ならばこう言い換えましょう。少なくとも現在、彼等は我々の目的に対し一切の効果を成して居ないのです」

GLaDOS「しかし彼等はApertureScienceの技術の恩恵を受けていない為、彼等に私を助ける責任はありません」

GLaDOS「これは全く関連性の認められない事実ですが、貴女が着用している衣類はApertureScienceトレーニングセンターにて提供された衣類d

Brit! Glah! Faasnu Kah....

GLaDOS「……今の音声を聞きましたか?
ああ、あのトカゲはなんと野蛮なのでしょう。やはり言葉らしき物を有する知性を持ち合わせているにも関わらず、人を火の中に閉じ込め、バラバラに噛み砕くだなんて!
そんな危険な生物がこの世にいていいはずがないに決まってます。貴女もそう思いませんか?」

GLaDOS「現在手元にあるのは反発性ジェル及び、いいかんじの白いアレの入ったビン。それから、畑のリンゴと呼ばれる植物の根が2、3。いずれにせよ状況は絶望的です」

GLaDOS「ポータルガンが手元にない以上、白いアレが手元にあったところで帰還は難しいでしょう。幸いなことは、施設からここまで来た際のポータルはそう遠い場所ではない、と言うことです」

GLaDOS「そんな状況で、貴女が何をするつもりだったのか復唱してください。
これは、私の記憶力の問題ではなく、貴女が言った言葉の意味を貴女自身に改めて理解してもらうための過程に過ぎません」

「……」

GLaDOS「つまり、貴女はポータルガンの助けも借りずに戦うつもりなのですね?
いかに貴女が愚かで残虐で脂肪が付いてて相手の命を炎の中に落とすことを躊躇わない殺人鬼だからといってこの状況で飛び出すとは思ってもみませんでした」

GLaDOS「さらに言えば科学協力ポイントが最低値で固定されている貴女に協力するほどお人好しな生物などあり得ません」

GLaDOS「ですので貴女がトカゲの注意を引いている隙に私がポータルガンを取りにあのポータルへ移動するなどと言うCOOPは却下されて然るべきです」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月11日 (土) 16:13:49   ID: Adn-vit7

引き出し多いな!

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