不老不死「無理無理、おじさん死なないから」(69)

戦場となった街中、路地裏にて

おさげ「……」

おさげ(傷の消毒は済みましたし、休憩したら行きますか)

おさげ(この戦況も、そろそろ変わってほしいですね……)

じゃりっ

おさげ(足音……敵兵だったら大変です……)よろめき、立ち上がる

おさげ「……心臓……狙えるようにしとこ」ぼそっ

「誰か居るの?」

おさげ「……」

「そっち行くよー?」

おさげ(来る……)


「あっ女の子だぁ」ひょこっ

おさげ「仲間じゃありませんね……敵兵ですか?民間人ですか?」ジャキッ

「えっ?まぁ民間人だけど」

おさげ「証拠は?」

「うーん……あ、おじさん武器携帯してないよ。それでいいかな?」

おさげ「……それだけでは信用出来ませんね」

「えー?まぁあれだよ、おじさんも話し相手欲しくてさ」じゃりっ

おさげ「来ないで。来ると撃ちますよ」ジャキッ

「撃てば?」ヘラヘラ

おさげ「は?」

「撃ちたかったら撃っちゃいよ」

おさげ「……」

「拳銃がおじさんに効かないはもう試してるからさ。別に良いよ」

おさげ(なるほど。シャブやってますね、これは……)

「黙ってるってことは、良いってことかなー?行くよ?」ザリッ

おさげ(今の内に撃っておきますか。足撃っとけば良いでしょう)ぱん

「あ」右足崩れる

おさげ(これで良し)銃収める

「……あ、右足撃たれたのか。気づかなかった」

おさげ「私は先に行きますよ。良い医者に見てもらったら多分治」

「まぁ歩けるけどさ」スクッ

おさげ「……!?」

「痛くも痒くもなーいよ!」ドヤ

おさげ(そ、そっか、薬中だから、痛覚が無いんですね……)

「何度も聞くけど、隣良いかなー?」スタスタ

おさげ「良いです、今殺してしまいます……!」ぱん

「ん」心臓付近から血が滲む

「……あ、心臓撃たれたのね」

おさげ(今の内に逃……!)

「やっぱ拳銃は生温いわー、避けられないけど、本当に痛くも痒くも無い」心臓に指突っ込む

おさげ「あ、わ……」がくがく

「ほれ、女の子がこんなもの使っちゃ駄目よー」銃弾を取り出すと、見せ付けた

おさげ「あわああ、あわあああっ!!」だっ

「あっ、ちょっと待ちなさいって!」

おさげ「な、何なんですか!何なんですか貴方はぁっ!」たたた

「だから、おじさんは拳銃じゃ死なない人なのー!」だだだ

おさげ「知りませんよ!化け物!来ないで!来ないでくださっ……!」

「あー、追い付いた!」ぜーぜーがしっ

おさげ「!」背中持ち上げられてぷらーん

「会う人会う人に逃げられたからねー、今度は逃がさな……」

おさげ「……」ぶくぶく

「あら、泡吹いて気絶しちゃった……」

おさげ「……ん」もぞ

「あ、起きた?」

おさげ「!」がばっ

「起きるなり銃構えないでよ……おじさん傷つくわ……」

おさげ「あ、貴方……何者なんですか……」がくがく

「……うーん、まずは自己紹介か」



不老不死「おじさん不老不死なの。よろしくね」

こんな感じの、不老不死のおじさんとおさげの女の子のSSです
一度休憩……

乙ありです
再開します

おさげ「不老不死?」

不老不死「そ、おじさん死なないの」

おさげ「……やっぱり頭がおかしいんですね……」睨む

不老不死「いやいや!まーったくおかしくないよ!馬鹿だけどおかしくはないさ」

おさげ「すぐに信じると思いますか?大体、どうしてこんな戦場に……」

不老不死「さっきのおじさんの姿見てもそう言えちゃうんだから、現代っ子は凄いなぁ……」おぉん……

おさげ「現代っ子関係無いですよ!」

不老不死「おじさんね、旅してるの。世界各国」

おさげ「……それこそ馬鹿馬鹿しい……どうやったら、閉鎖されたこの戦地に来れるんですか」

不老不死「いや、強行突破ね。撃たれながらずるずると塀のぼって」

おさげ「……呆れました」

おさげ「大体、不老不死って何ですか?貴方、何しても死なないって事ですか?」

不老不死「まぁね、確認してる限りは死んでないよー」

おさげ「……嘘おっしゃい。きっと何か秘密が……」

不老不死「いやいや」がばっ

おさげ「きゃ!いきなり脱がないでくださいよっ!」

不老不死「嫁入り前の娘におじさんの裸を見せるのは背徳的……って、おじさん変態とかじゃないから」

おさげ「……(心臓の部分……怪我が無い!)」びっくり

不老不死「な?」

おさげ「……き、きっと鉄板でも胸に敷いていたんでしょう」

不老不死「服に鉄板は縫いつけて無いし、血は血袋って訳でも無いぜ?」

おさげ「……」ドキドキ

不老不死「正真正銘の不老不死だ。羨ましいだろ?」

おさげ「……ここまでを。百歩譲って信じるとして」

不老不死「お、ありがたーい。おじさんそういう子好きよ」

おさげ「私を追いかけた理由は何ですか?」

不老不死「えーとねぇ……俺は旅してる訳」

おさげ「……」

不老不死「ここも飽きたから、次は日本ってとこに行こうと思ってんだけど、そろそろさぁ」

おさげ「そろそろ?」

不老不死「旅のツレが欲しいの」

今日の投下はここまでです
読んで下さった方ありがとうございます

感想ありがとうございます
投下

不老不死「て訳で、おじさんと一緒に日本に行こ?」にこ

おさげ「嫌です」きっぱり

不老不死「なんでさ!?」

おさげ「私、貴方が嫌いです。どうにも信じられません。胡散臭い」

おさげ「それに、私はこの戦争のために雇われたんです。終わらない限り、どこに行く気もありません」

不老不死「何だ、妙に若い子だと思ったら、傭兵だったのか」

おさげ「貴方に私の事情を話すのは、不本意ですけどね」

不老不死「そんなこと言われたら、おじさん悲しい」しくしく

不老不死「おじさん、でも君と一緒に行きたいんだよねー」うーん

おさげ「来ないでください!ストーカー!……っ!」ズキッ

不老不死「腕に怪我してるんでしよ?さっき見たよ」

おさげ「変態」

不老不死「ぐ、見ちゃったから否定は出来ないけれど……」

おさげ「だったら何だというんですか。私はもう行きますよ……」ふらっ

不老不死「あー、ストップ!」

おさげ「?」フラフラ

不老不死「そんなフラフラなんだから、歩かないの」よいしょ、と抱き上げて寝かせる

おさげ「なっ……離しなさい!」銃構える

不老不死「拳銃効かないって」

おさげ「……」じろ

不老不死「とりあえず、今日は寝てなさい?おじさん見守ってるからさ」うん

おさげ「……うるさいですよ……私は、一人でも多く……殺さないと……」うと

不老不死「はいはい、おやすみなさいね」

おさげ「……」すや

不老不死(疲れてたみたいだな……じゃ、おじさんはひと仕事するか)すくっ

「おさげちゃーん、朝だよー……」

おさげ「……」ぱち

不老不死「おはよう」にこ

おさげ「夢じゃなかった……」ずーん


不老不死「てな訳で、日本に行く準備は整ってるからさ、行こうよ」

おさげ「だから、私は行かないと言ってるでしょう」

不老不死「」にこにこしながらミニラジオを取り出す

おさげ「……?何ですか?」


アナウンサー「にゅ、ニュースです、ニュースです!」

アナウンサー「国王がたった今、反国王軍に降伏宣言をしました!」


おさげ「」←反国王軍

不老不死「誰が国王軍を倒したんだろうねー!」

不老不死「聞いていたよ、ここの国の王様は悪政で皆を困らせてたってさー」

不老不死「反国王軍の誰かが、王様を倒したのかな?凄いよねー」

不老不死「……」ドキドキチラッ

おさげ「……」ボーゼン

不老不死「? おさげちゃん?」

おさげ「……この先10年は終わらないと思われてた戦争を……こうも簡単に……」ぶつぶつ

おさげ「……あなた、何をしたんですか……?」

不老不死「えっ?え、まぁ、反国王軍だって名乗りながら、殴り込んだ」

おさげ「……ですよね……」ははっ

不老不死「さ、これで俺と一緒に行く気になったでしょ?」にこ

おさげ「行きません」すくっ

不老不死「ええー!……どこ行くの?」

おさげ「……少し風に当たってきます」

貧民街

少女「おさげちゃん!」

おさげ「少女ちゃん!大丈夫だった!?」

少女「ええ、私に怪我は無いわ。反国王軍の皆が避難誘導してくれたから」

おさげ「爆撃もあったんだよね?地雷処理の終わってない所には、行かないようにしてね」

少女「うふふ、心配しないでよ!……でもありがとう」

少女「それで……おさげちゃん、戦争も終わったし、また日本に戻るんだよね?」

おさげ「……うん。傭兵稼業もやめようと思ってる」

少女「でも、この国にも遊びに来てね!必ずよ!」

おさげ「分かってる。今まで一緒に居てくれて、ありがとう」

少女「うん!また会いましょう!……あ、お母さんが呼んでる!じゃあね!」

おさげ「うん、また……」


おさげ(……戦争が終わりました)

おさげ(私のやりたかったこと、これで全部です)

おさげ(……あの人と同じ行き先ですが……日本に帰りましょう)

おさげ(先に帰ったら、きっとまた会うことも無い筈……)

ピッ

おさげ「すみません、今日中に隣国行きのヘリコプターを出して下さい」

おさげ「内戦終了のパレードがありますよね?それに乗じれば良いです」

おさげ「はい……ありがとうございます」


ピッ

深夜、ヘリコプター内

おさげ「……」

おさげ(……このまま隣国に行けば、いくつか国を経由しなきゃいけないけど、最後に日本行きの飛行機に乗れば良い)

おさげ(あの人は流石に追ってきてませんよね?……これで私も、傭兵仕事は終わり)

おさげ(後は、ゆっくり余生を過ごして……)

がっ

おさげ「?」窓を見る

不老不死「」にこにこしながら張り付いてる

おさげ「」

おさげ「いやぁあああああ!」窓叩く

操縦士「えっ!?ど、どうしました!」

おさげ「ま、窓に!居るんですよおおおおお!振り落として下さいいいいい!」

操縦士「は、はいぃ!?」

おさげ「滅茶苦茶に!滅茶苦茶に動かして下さい!」パニック

操縦士「は、はぁ」がちゃがちゃ

おさげ「きゃっ!」ぐるぐるどしん

おさげ「……」恐る恐る窓を見る

イナーイ

おさげ「よ、良かったぁあ……」ドキドキ

日本

おさげ「……居ないですよね?」きょろきょろ

おさげ「ああ、あの時落としてからいくつかの国を警戒して歩きましたが、何とか会わずにすみましたね……」へにゃー

おさげ「意外ともう死んでたりするんですかね……」

「無理無理、おじさん死なないから」後ろから声

おさげ「」ぴたっ

おさげ「……」後ろを振り返る

不老不死「やっ!ここが日本ね。中々楽しそうだねぇ、おさげちゃん!」


不老不死「あ、倒れた」

レスありがとうございます!
とりあえずここまで

うおお、レス嬉しすぎる……
投下します

不老不死「だぁからー、おじさんおさげちゃんと一緒に行きたいの!分かる!?」

おさげ「分かりたくないです」

不老不死「そんなこと言われたらおじさん泣いちゃうよ!?」

おさげ「……泣けばいいです。大体、どうして私の名前を……」

不老不死「そりゃあの女の子との会話盗み聞きしたに決まってるじゃん。おさげちゃん、まだまだだね」

おさげ「はぁ……」

不老不死「♪」

おさげ(この人、どこまで私に着いていくのかしら……)

不老不死「あ!おじさんあれ食べたい!」

おさげ「勝手に食べてて下さい」すたすたすたすた

不老不死「おさげちゃん一緒に食べよ」たこ焼き

おさげ「何でですか!いりませんよ!(買うの早いな!)」

不老不死「はい、あーん」

おさげ「いりまむぐご」

不老不死「冷めてるやつだから大丈夫だよ」

おさげ「……」むぐむぐごくん

不老不死「美味しい!?」

おさげ「……」じろっ

おさげ「良いですか」

おさげ「貴方が私に執着する理由は知りません」

おさげ「だけど、私は貴方を気味が悪い化け物以上に思えません」

不老不死「ほんとはそんなこと、思ってないくせにぃ」にや

おさげ「……死ね」


すたすたすた


不老不死「……あーあ、行っちゃった」

不老不死「ま、おじさんとおさげちゃんはまた会うよ」

不老不死「そんな気がするから、ね」

がちゃ

おさげ「入ります」

ボス「あー、そっち手空いてる!?こっちゃ傭兵何人か貸してただろ!その恩義だよ!」電話に向けて怒鳴る

ボス「お前が貸した借り返さねぇなら、俺もそれまでだ!じゃあな!」がちゃ

おさげ「……あ、忙しかったですか。ボス……」へら

ボス「おお、おさげか。……お前もう辞めただろ?何だってこんな所に」

おさげ「傭兵のお仕事は辞めても、また会いに来るのは良いですよね?」にこ

ボス「勝手だねぇ、お前は」

ボス「お前はもうこっちの世界に片足突っ込む事はねぇんだよ」すぱー

おさげ「でも、この仕事で関わった皆には感謝してますし」お茶ふーふー

ボス「お前なぁ……」

おさげ「呆れないで下さいよ」

ボス「……これっきりだぞ。茶、飲んだら帰れよ」

おさげ「はい」

ボス「ここはもうお前の居場所じゃねえんだよ」

おさげ「……はい」

おさげ「傭兵の皆は、元気ですか?」

ボス「まぁな、ぼちぼちってとこだろ。死人も出てない」

おさげ「……良かった」ほっ

ボス「茶、飲んだか」

おさげ「……まだ、少し残って」

ボス「やっぱ帰れ」

おさげ「……え」

ボス「関わりの無くなった人間を心配するな。目障りだ」

おさげ「……」

ボス「何度も言うが、この傭兵組織にお前は必要無い」

おさげ「……は」

ボス「じゃあな」

がちゃ

ばたん

ボス「……」

ボス「ありがとうな、おさげ」

ボス「お前は、戦と縁の無い人生を歩んでくれ」

おさげ「……」ふら

(目障りだ)

(帰れ)

おさげ(……私の居場所じゃなくなることは……覚悟していました)

おさげ(……覚悟、していたんですよ)

おさげ(……切り替えましょう。私はもう、普通の女の子として……)

おさげ「……う」

おさげ「……っ!」路地裏に駆け込む

おさげ「う、うえ、え、ぁ……!」ひっく、ひっく


「おーさげちゃん」

おさげ「……!」ばっ

不老不死「どしたの?泣いちゃって」

おさげ「やっぱり貴方でしたか」すん

不老不死「如何にもおじさんよ。泣きたかったらおじさんの胸で泣きな?」両腕広げる

おさげ「いりません」

不老不死「そーかい」

おさげ「……私に関わらないで下さい」

不老不死「……本音かな?」

おさげ「本音ですよ」



不老不死「嫌だね」にっこり

おさげ「……」

おさげ「……目障りなんですよ」

不老不死「そう」

おさげ「……貴方はどうして、私に関わるんですか?」

不老不死「関わりたいから、じゃダメかね」

おさげ「……」

不老不死「……」

おさげ「……あっち向いてください」

不老不死「分かった」

おさげ「……く、ぐ」ぐすっ

おさげ「う、く、ぅ……」ぼろぼろ

不老不死「……」ふ

ストーカーおじさん
レスありがとうございます!
とりあえずここまで

少し投下

不老不死「それでさぁ、思う訳よ」

おさげ「……?何をですか?」

不老不死「おじさん、おさげちゃんと同棲したいなーって」

おさげ「はい?」

不老不死「おじさんとここで住んじゃおーよ、って」にこにこ

おさげ「そろそろ警察呼びますよ」

不老不死「駄目駄目。ていうか、今まで傭兵として生きて来たおさげちゃんはあんま警察を頼りたくないでしょ?」

おさげ「……」じろっ

不老不死「大丈夫。えっちなことはしないから」

おさげ「そうですね、黒髪もさもさのおじさんはとっくに枯れてそうですし」はー

不老不死「性欲はあるから。そういうこと言わんといて」

おさげ「だったらエロい事目的でしょう。見え見えですよ」

不老不死「ほんとにしないよー」ぶー

不老不死「ってか、お前と住みたくない!とは言わないの?」

おさげ「なんかもう、貴方はどこまでも追ってくる人だと分かったので、どうでもいいです」

不老不死「諦め速いねー」

おさげ「でも、私を犯そうとしたら遠慮なく出て行きますので」

不老不死「あい。そこはおじさんも了解するしかないしね」別に犯さないけど

おさげ「それで、住む場所は?」

不老不死「おう、んじゃ行こうか」

おさげ「……」

不老不死「はいはい、って訳で部屋とかはそっちだから」

おさげ「……(何ですか……このだだっ広いマンション……)」

不老不死「おじさんお金あるのよ。結婚する気になった?」にまにま

おさげ「死んでもしません」

不老不死「そう」ちぇー

おさげ「……(まぁ、生活には困らないでしょうし、暫く利用してやりますか)」

不老不死「おさげちゃーん、ご飯作ってー」

おさげ「はいはい」めんどくさー

話のテンポが早い
とりあえずここまで

レスありがとうございます
投下

おさげ「……」むくり

不老不死「……」すやすや

おさげ「……(寝てる。隣で)」

不老不死「むにゃ」

おさげ「よし、殺すか」拳構える

どかばきどかん



不老不死「おは……あれ、俺何で顔ボコボコなの?」ボッコー

おさげ「自分で考えて下さい」

不老不死「おじさん一緒に寝たかっただけなのに~」

おさげ「……してませんよね?」

不老不死「えっ、ああ、えっちなこと?」

おさげ「はい」

不老不死「してないしてない。ほっぺにキスはしたけど」

おさげ「あ?」

不老不死「唇じゃないからノーカン!」ね!

おさげ「出て行かせてください」

不老不死「えええええ!」どじゃー

おさげ「どじゃーじゃないですよ。ほっぺにキスもセクハラに入るでしょう」

不老不死「おじさん、おさげちゃんのことラーブラブだから、したかったんだけどなぁ」

おさげ「気持ち悪い」

不老不死「冷たいおさげちゃんも、か、わ、い、い!」にっこり

おさげ「……私の貞操を奪った日には、どうなるか分かってますよね」

不老不死「あれっ、今は出てかないってこと?やった!」キラキラ

おさげ「……(契約していたアパートに戻っても、良い暮らしは出来ませんからね)」

不老不死「うふふー、おじさんハッピー」るんるん

おさげ「今は耐えるんですよ、私……」

不老不死「?」へら

不老不死「おさげちゃんさぁ、お出かけしない?」

おさげ「は?」

不老不死「おじさんとデートってこと」

おさげ「殺されたいようですね、誰がしますか、誰が」じゃき

不老不死「あー、ナイフ出てるって。ま、あれだ、おさげちゃんの生活用品揃えないとじゃん?」

おさげ「……それもそうですね」ナイフ仕舞う

不老不死「じゃ、行こうか」腕で抱き寄せる

おさげ「そうですね」腕切り落とした

不老不死「腕がーっ!もう、くっつけないといけないじゃん!」ぷんすか

おさげ(くっつけてどうにかなるんですか、化け物)

一旦休憩

不老不死「はい、ここ」

スーパー 異形

おさげ「……何ですかここは」

不老不死「おじさんの知り合いのスーパー。ちょう安いよ?」

おさげ「ああ、だから異形……」納得

不老不死「?」

おさげ「こっちの話です。どうせ異形の人間が居るんですよね?」

不老不死「正解~」

がちゃ

「いらっしゃいませー」

おさげ「……?(見た目は普通の女の人ですね。ニット帽で目が隠れてますが)」

「あれ?おじさんじゃん。何してんの?」

不老不死「やぁやぁ単眼ちゃん」

おさげ「えっ」

「そっちの子は?初めて見る顔だねー」

不老不死「おじさんと同棲してるの。おじさん達がフツーじゃないって知ってるよん」

単眼「あ、じゃあお客も居ないし、出しちゃお」ズルッ

おさげ「ひっ」

不老不死「おや?怖いのかなー?」にま

おさげ「こ、怖くなんか」がくがく

単眼「あ、ニット帽取らない方が良かった?」ショボン

おさげ「いえ、そ、そんな」

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