紅莉栖「お、ぼっち厨二病の岡部と私が釣り合うわけないだろ!」(408)

岡部「なあ、ダルよ」

ダル「ん?」

岡部「ちょっと真面目な相談があるのだが」

ダル「どしたん、改まって。気持ち悪いんだが」

岡部「茶化すな!いや、その、ええとだな」

ダル「……」

ダル「どうせ牧瀬氏のことっしょ」

岡部「き、貴様!何故それを!さてはお前、ついに『選ばれし第六感(ギフトセンス)』を!」

ダル「鳳凰院で逃げるなよ」

岡部「むう」

ダル「で、なんだお?」

岡部「いや、実は、俺もはっきり自分の気持ちを紅莉栖に伝えようと思ってだな」

ダル「……」

岡部「ダル?」

ダル「オカリン、正直ちょっと見直したわ」

岡部「え?」

ダル「僕はずっとこのままなあなあのリア充ラブコメを横で見させられるのかと思ってたわ」

岡部「なっ!じょ、助手とラブコメなどした覚えはない!」

ダル「はいはい、鈍感主人公乙」

岡部「くっ」

ダル「でも、いい心がけだお」

岡部「俺だって、モヤモヤしたまま毎日顔をつきあわせるのは嫌なのだ」

岡部「ただ、うまくきっかけがつかめなくてな」

岡部「断られて、それがきっかけでラボ全体が気まずくなるのは避けたい」

ダル「それは都合よすぎだろjk」

岡部「わかっている!だから相談してるんだろう、こうして」

ダル「ふむ。まあ、牧瀬氏が断ることなんかないと思うけど」

ダル「きっかけなんかいらない件。下手に雰囲気作りとかシチュエーションなんか考えないで、普通に告白しちゃえばいいと思う」

ダル「あと、鳳凰院で逃げたり、照れ隠しで憎まれ口叩いたり、そういうのはNGっしょ」

岡部「そこがいちばん不安だな……」

岡部「一応、プレゼントも用意した」

ダル「マジ!?」

ダル「わっ、タイピンとラペルピンのセット?シャレオツすなあ」

岡部「そんなに高いものではないぞ?ただ、自分の気持ちをうまく言葉だけで伝えられるかどうか心配だったのでな」

ダル「オカリン、ちゃんとしてるじゃん」

岡部「恥ずかしく、情けない話ではあるが、俺は助手、いや、紅莉栖のことを本気で好きになってしまった」

岡部「だから命を賭けてでも守ろうと思ったし、これからもずっと一緒にいたいと思う」

ダル「それをそのまんま牧瀬氏に言ってあげれば何の問題もない件」

ダル「っていうかリア充星になれ」

岡部「そうか……すまんな、ダルよ」

ダル「弱気なオカリンなんか初めて見たお。僕も影ながら応援してる」

岡部「ああ、明日紅莉栖がラボに来たら、これを渡そう」

ダル「明日の壁殴り代行、先に予約しとくわ」

~翌日~

紅莉栖「はろー、まゆり」

まゆり「トゥットゥルー☆クリスちゃん」

ダル「お、今日の主役がきたお」

紅莉栖「はあ、なにそれ。……あれ?岡部は?」

ダル「今ちょっとコンビニ行ってる」

紅莉栖「あ、そ」

まゆり「(ねえねえ、ダルくん。まゆしいたち、席外さなくていいのかなあ)」

ダル「(オカリンがここにいてくれって言ってたんだお、一人だと心細いんだと思われ)」

まゆり「(そっかあ……まゆしいちゃんとフォローできるかな、なんだかこっちまでドキドキしちゃうねえ)」

ダル「(とりあえずこの部屋の至る所に隠しカメラを設置したので、一生オカリンをいじれるお)」

紅莉栖「ちょっと、なに二人でニヤニヤしてんのよ」

ダル「な、なんでもないですしおすし」

紅莉栖「?」

~未来ガジェット研究所・外~

岡部「はあ、鬱だ」

岡部「別に今日でなくてもいいのでは?」

岡部「……」

岡部「ええい!何を弱気になっているんだ!たかが助手の分際にちょっと!」

岡部「す、すすす、すすすすす……」

岡部「言えるかあああああああああ!」

<ウルセーゾオカベ!ミセサキデサワイデンジャネー!

岡部「す、すいません」

岡部「……」

岡部「はあ」

岡部「本当に情けないな、『岡部倫太郎』という男は」

岡部「……そろそろ、鳳凰院凶真の力を借りずに、一人の男として成長しなくてはならないのかもしれん」

岡部「……よし、行くか」

ガチャ

岡部「戻ったぞ」

まゆり「おかえりん☆」

岡部「うむ」

ダル「(お?オカリン案外平常心じゃね?)」

岡部「ダルよ、コーラを買ってきてやったぞ」

ダル「サンキュー、って、うわっ」

岡部「ど、どうしたというのだ」

ダル「なんでもないお……」

ダル「(オカリンが超小刻みに振動しまくっている件……)」

まゆり「(これはオカリンそうとう緊張してるねえ)」

岡部「と、ととと、時に助手よ」

紅莉栖「だから助手じゃない、何回言わせれば気が済むわけ?」

岡部「む、むう」ガタガタ

紅莉栖「?」

岡部「いや、そのだな、ええと」

紅莉栖「なに?ていうかなんでアンタそんなに汗かいてるんだ」

岡部「最近暑くなってきたからな」

紅莉栖「ついに神経までおかしくなったか、今日の最高気温17℃だぞ」

岡部「ええい!天気の話などどうでもいいのだ!」

紅莉栖「だーかーら!一体何の用かと聞いてるのよ!」

ダル「あれ?これ見慣れた景色じゃね?」

まゆり「まゆしい、ロマンスの匂いを感じないのです」

岡部「ふ、ふ、フゥー……」

ダル「あ、いつものでるわ」

岡部「……ふぅーっ」

ダル「鳳凰院キャンセル!?」

ダル「今ので確実に必殺技ゲージ一本分はエネルギー消費したはず」

まゆり「オカリン無理しすぎはよくないよ……」

岡部「(覚悟を決めろ、岡部倫太郎)」

紅莉栖「な、なに?岡部、今日ちょっとおかしいわよ?」

岡部「(何も難しいことはない。ただ、素直に好きだと言えばいいのだ)」

岡部「(自分のありのままの気持ちを伝える。それ以外は何も考えるな……)」

紅莉栖「お、岡部?」

岡部「助手」

紅莉栖「だーかーら」

岡部「クリスティーナ、セレセブ、ザ・ゾンビ、栗御飯とカメハメ波」

紅莉栖「いちいち突っ込まなきゃならんのか、私は!」

岡部「……そして、紅莉栖」

紅莉栖「えっ」

岡部「今日はお前に伝えたいことがある」

紅莉栖「な、なに?え?これなに?」

岡部「牧瀬紅莉栖、俺はお前のことが好きだ」

紅莉栖「」

岡部「お前と出会い、Dメールとそれに関わる騒動に巻き込まれ」

岡部「数え切れないほどの困難に俺はうちひしがれた」

岡部「今まで、正直何度も何度もくじけそうになった」

岡部「その度にもう何もかもを投げ出してしまいたくなった」

岡部「だが、そんな時に限ってお前はいつも」

岡部「俺を助け、俺を支えてくれた。何度も立ち上がらせてくれた」

岡部「世界線の違いもある、覚えていないことがほとんどだというのもわかっている」

岡部「お前にとっては理解できないことかもしれないが」

岡部「それでもお前という存在に俺が救われてきたのは紛れもない事実なのだ」

岡部「そして、俺はどの世界線にいても、牧瀬紅莉栖、お前を思う気持ちは変わらない」

岡部「もう一度言う、お前のことが好きだ。付き合って欲しい」

紅莉栖「」

ダル「(無茶しやがって……)」

まゆり「(いいなあ、紅莉栖ちゃん……)」

紅莉栖「」

紅莉栖「」

紅莉栖「……え?」

岡部「……い、以上だ」

紅莉栖「え!?」

ダル「うへへ」ニタァ

まゆり「えへへ」ニヤニヤ

紅莉栖「ちょっ、まっ、ウェイウェイウェイ!」

紅莉栖「……」

紅莉栖「え?」

ダル「狼狽えてる狼狽えてるwwwwww」

岡部「ど、どうなのだ、お前は……?」

紅莉栖「岡部が……私のことが好き?で、橋田とまゆりがニヤニヤしてる……?」

紅莉栖「はっ!」

紅莉栖「そういうことね!」

紅莉栖「岡部!あんたもみみっちい男ね!」

岡部「えっ」

紅莉栖「昨日、冷蔵庫にあったプリンを食べられた腹いせに、ラボメンを巻き込んでドッキリをしかけようなんて!」

まゆり「えっ」

紅莉栖「隠しカメラ!あるのもわかってるわよ!」

ダル「えっ」

紅莉栖「慌てふためく私を映像に残して笑いものにしようとしたんですね、わかります」

岡部「いや」

紅莉栖「……た、ただ、あんたの演技がリアルすぎて、ちょ、ちょっと動揺したけど」

岡部「あの」

紅莉栖「この私を騙そうなんて100年早いわ!」

紅莉栖「あんたが私に告白するって言うシチュエーションがリアリティに欠けるのがいちばんの敗因よ」

紅莉栖「大体ね!ぼ、ぼっち厨二病患者のアンタと、天才美少女科学者の私が釣り合うわけないだろ!」

ダル「それ以上、いけない」

岡部「……」

まゆり「お、オカリン……」

岡部「そうか」

紅莉栖「どう?完全に論破してやったわよ?あんたの目論見は失敗に終わったわね鳳凰院さん?」

ダル「ちょっ、牧瀬氏マジでいったんストップ!」

岡部「……」

紅莉栖「おい、岡部……?」

岡部「……」

岡部「……フフフ」

岡部「フゥーハハハ!この程度の仕返しで済んだと思うなよ!クリスティーナよ!」

ダル「!」

岡部「この告白ドッキリはドッキリ四天王の中で最弱……第二、第三のドッキリがお前を待ち受けるであろう!」

紅莉栖「ソードマスター乙!」

岡部「さて、一段落したところでドクペでも買いに出かけるかな」

紅莉栖「あれ?さっきコンビニ行ってきたんじゃなかったの?」

~ミニストップ~

ダル「はあ、はあ」

岡部「なんだ、ダル。走って追いかけてこなくても、必要な物があればメールしてくれれば一緒に買って帰ったぞ」

ダル「そんな話じゃないだろ、jk」

岡部「……すまんな」

ダル「ていうか、なんなん?あんなオチ、認められないんだが!」

岡部「最後の最後でビビってしまった、やはりああいうのは苦手だ」

ダル「嘘乙!」

岡部「!」

ダル「牧瀬氏に釣り合わないって言われて、振られるのがわかったから、僕らに気を遣ったんだろ!」

岡部「……言ったはずだ、俺は今のラボが好きだと」

岡部「ラボの雰囲気を壊してまで、自分のわがままを貫き通すつもりはない」

ダル「オカリン、それでいいん?」

岡部「……」

岡部「いいんだ……これも、運命石の扉の選択なのだろう」

岡部「それに、紅莉栖の言っていたこともあながち間違っていないだろう?」

ダル「え?」

岡部「世界的に有名な天才科学者と、何の取り柄もない、一介の学生だ」

岡部「住む世界がもともと違う、それは紛れもない事実なのだからな」

ダル「そ、そんなことないっしょ!」

岡部「ちょっと短い間にいろいろなことが起こりすぎたな、ダル」

ダル「オカリン……」

岡部「あの夏の出来事……あの三週間、どこか自分を中心に世界が回っている気にでもなっていたのかもしれんな」

岡部「俺は、世界の支配構造を根本から覆す男、鳳凰院凶真にあこがれたただの大学生だ」

岡部「ちょっと頭を冷やさなければなるまい」

ダル「何言ってんだ!あんまりワケわからんこと言ってると、いくらオカリンでも殴るお!」

グイッ

岡部「ぐっ!?」

ダル「お、オカリン……泣いてる?」

岡部「ドクペが、目にしみたのだ……ちょっとだけな」

紅莉栖「はあ、まったくなんだったのよ一体」

まゆり「……」

紅莉栖「まゆりもまゆりよ!あの二人の策略にのっかっちゃって」

まゆり「……紅莉栖ちゃん」

紅莉栖「なに?まゆり」

まゆり「まゆしい、とってもとっても悲しいのです」

紅莉栖「え?」

まゆり「紅莉栖ちゃんは、いっつもオカリンとケンカしてばっかりだけど、本当はお互いのこと、よくわかってると思ってたのに」

紅莉栖「ど、どうしたの、まゆり?」

まゆり「ぐすっ……オカリンは頑張ったのに、勇気出して紅莉栖ちゃんに気持ち伝えたのに……ひっく」

まゆり「いっぱいバイトして、お金貯めて、紅莉栖ちゃん喜んでくれるかなって、真剣だったのに……ぐすっ」

まゆり「うぇぇ……ひっく……」

紅莉栖「ちょっ!?な、なんで泣いてるのよまゆり!」

紅莉栖「泣き止んでよ、お願い」

まゆり「うん……ごめんね……あと、これ……」

紅莉栖「何?さっき岡部がポケットから落とした箱?」

まゆり「これ、紅莉栖ちゃんへのプレゼントだったのです……」

紅莉栖「えっ」

まゆり「オカリン、今日のこの日のために、ずっと準備してたのです」

紅莉栖「プレゼントって……え?」

まゆり「さっきの好きだよ、っていうのは、オカリンの本当の気持ちだったのに」

紅莉栖「は、はああああっ!?」

紅莉栖「そんな岡部に限って、でも確かに様子がおかしかったし、でも、自分でドッキリだって言ってて……ああ、もう!」

まゆり「それはきっと、まゆしいたちに気を遣ったんだと思うな」

まゆり「オカリン優しいから、ラボの楽しい空気を壊したくなかったんだよ」

紅莉栖「で、でも、それじゃ!……あっ!?」

紅莉栖「だ、だめだ……わ、わわ、私、岡部にいっぱいひどいこと言っちゃった……?」

紅莉栖「あああああ!やばい、やばいって!?ど、どうしよ、どうしよ……!!」

紅莉栖「こんなの、こんなのって」

まゆり「いつもネクタイしてるからって、似合うといいなって」

紅莉栖「岡部……岡部ぇ……」

まゆり「みんなに感づかれないようにって、夜遅くに働いて、ヘトヘトになって、でもほーほー院さんでごまかして……ううっ」

まゆり「それくらい、紅莉栖ちゃんのことが大好きだったんだよ……?」

紅莉栖「あ……あ……」


紅莉栖『この私を騙そうなんて100年早いわ!』

紅莉栖『あんたが私に告白するって言うシチュエーションがリアリティに欠けるのがいちばんの敗因よ』

紅莉栖『大体ね!ぼ、ぼっち厨二病患者のアンタと、天才美少女科学者の私が釣り合うわけないだろ!』

紅莉栖『どう?完全に論破してやったわよ?あんたの目論見は失敗に終わったわね鳳凰院さん?』


紅莉栖「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
      あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ちょっと休憩

まゆり「く、紅莉栖ちゃん、落ち着いて……」

紅莉栖「ああ……あああ……」

ガチャ

紅莉栖「!」

岡部「……」

紅莉栖「お、おか」

岡部「フゥーハハハ!鳳凰院凶真、ただいま帰った!」

ダル「……」

紅莉栖「あ、あのっ……あのっ……」

岡部「んんー?どうしたのだクリスティーナよ、さては次なるサープラァイズに怯えているな?」

紅莉栖「……お、岡部?」

岡部「言ったであろう、第二、第三のドッキリが貴様を待ち受けるとなぁ!フゥーッハッハッハ!」

岡部「さぁて、俺はさっき買ってきたプリンを食べるとしよう……クックック、貴様の分はないぞ!わかっているだろうな!」

紅莉栖「ど、どうして……」

ダル「(オカリン……)」

紅莉栖「岡部!!」

岡部「な、なんだ助手よ。急に大きな声を出すな、ミスターブラウンにまた家賃を上げられたらどうする!」

紅莉栖「ごめん、私、私……」

岡部「……まゆり、このセレセブに何か余計なことを言ったか」

まゆり「ま、まゆしいは本当のことを紅莉栖ちゃんに教えてあげただけ!」

岡部「……」

岡部「本当のこと、か」

紅莉栖「ねえ、岡部、私、さっき……さっき、とんでもないことを、あなたに、あの、ああっ、あの」

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「あのっ、私本当はっ……」

カシャッ

紅莉栖「!?」

岡部「ふむ、憔悴しきったいい表情だ。なかなか良い画が撮れたぞ!フゥーハハハ!騙されたな!このHENTAI処女よ!このマッドサイエンティストの鳳凰院凶真様が女子に告白だと?」

岡部「そんなことがあるわけなかろう!まゆりは貴様の友人である以前に俺の人質なのだぞ!嘘かと思ったら本当で、というのが嘘という」

岡部「この二段構え構造こそが、我がサァープラァイズの神髄なのだ!恐れ入ったか!どうだ!」

紅莉栖「なんで……違う……だって」

岡部「いつまでそんな顔をしているつもりだ。まあ、ザ・ゾンビの称号を持つ貴様にはふさわしいのかも知れんがな、フゥーハハ!」

紅莉栖「岡部!」

岡部「……感謝している」

紅莉栖「え……?」

岡部「ああやってすっぱり一蹴してくれたことで、目が覚めた」

岡部「冷静になって考えてみれば、貴様のあの反応が当たり前だ。俺たちの関係性ならば」

岡部「……過去にまたいで来た世界線の思い出を、ずっと引きずっていたんだ、俺は」

岡部「でも、それは自分の心の中だけに残すべきものであって、今の世界線を生きる皆に押しつけることではない」

岡部「それがわかってスッキリしたのだ」

岡部「だから、ありがとう、紅莉栖」

紅莉栖「ねえ!違うの、私、私はっ!」

岡部「もういいんだ、そこから先、貴様の吐く言葉は俺への慰めの言葉であり、真実からはかけ離れることだろう」

岡部「そんないらぬ気を遣わせるほど、このラボのリーダーは無粋ではぬぁい!」

紅莉栖「違う……違う……」

初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

佐天「初春?」

すいません今帰りました

紅莉栖「私は…」

岡部「大体この鳳凰院凶真様が…」

紅莉栖「私の話を最後まで聴いてっ!」

岡部「……」

紅莉栖「す、素直に、素直に……」ボソッ

岡部「ん?」

紅莉栖「私を、き、嫌いに、ならないで……」

紅莉栖「パパに嫌われて、岡部にまで嫌われたら、私もう……」

岡部「……お前」

岡部「(まさか、俺が怒っただけで、ここまで悩んでいたのか?)」

岡部「(俺に嫌われたと思って、泣いて、必死に悩んで……)」

岡部「(……俺は、最低だ)」

岡部「(紅莉栖の心に土足で踏み込んだだけではなく、その触れてはならない弱い部分に触れてしまった。)」

岡部「(…………)」

岡部「お、おい泣くな助手」

紅莉栖「助手じゃ、ない」ポロポロ

岡部「く、紅莉栖、泣くな、泣くんじゃない! お前の泣き顔は……見たくない」

紅莉栖「!……うん……わ、私もその、岡部のコト、好きっ!」ピトッ

岡部「!?」

岡部(よ、寄りかかってきた~!? や、柔らかいし良い香りがする……いかん! 流されそうだ)

岡部(うう、まずいぞ。紅莉栖の奴まさか本気なのか? 嘘だと言ってよ●ーニィ!などと言える雰囲気でも無い……)

紅莉栖「……」スリスリ

岡部(紅莉栖がやたらと擦り寄ってくる。そういえば最近よく似たようなコトがあったが、まさかあれは紅莉栖なりのアプローチだったのか?)

紅莉栖「岡部? どうかした?」

岡部「あ、いや……」

紅莉栖「もしかして無理してる?」ビクビク

岡部「?」

紅莉栖「ほ、本当は私に気を使って合わせてるだけで岡部は私を嫌ってるんじゃ……」

岡部「!? 馬鹿な、そんなことは無い! もともとお前はラボメンであるし何より初めて会った時から俺の憧れ……ハッ!?」

紅莉栖「……憧れ?」

岡部「あ、いやこれは、その……くっ!」カパッ

岡部「俺だ! 今機関によって最大レベルの精神攻撃を受けている回避・防御は不可能だ! 恐らく俺はやられる、後は頼む! エル・プサイ・コングルゥ!」

紅莉栖「やられるの?」

岡部「ああ、やられる。無理だ」

紅莉栖「狂喜のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真ともあろう人が?」クスクス

岡部「しょうがないだろう、いくら鳳凰院凶真と言えど勝てないものはあるのだ」

紅莉栖「ふぅん、そうなんだ、いばってた割りに大したことないのね鳳凰院」

岡部「……ふん、誇るがいい。その鳳凰院を無力化できることに成功したお前自身を」

紅莉栖「はいはいワロスワロ……ふぇぇぇっ!?」

岡部「フゥーハハハ! しかし俺は勝てないなら別の道を作る! お前はこちらの陣営につくのだからな! いやお前はそもそもラボメン! はじめからこちらの陣営なのだ!」

紅莉栖「ふぇっ、ふぇっ、ふぇぇぇぇ!!」ポロポロ

え?

岡部「な、何故泣く!?」アセアセ

紅莉栖「な、泣いてないわよぉ」ボロボロ

岡部「どこからどう見ても泣いているではないかっ」

紅莉栖「う、嬉しかっただけなんだから! 本当に泣いてなんかないんだから! ふぇぇぇっ」ポロポロ

岡部「う……く、紅莉栖」ソーッ

紅莉栖「?」ポロポロ

岡部「……っ!!」ダキッ

紅莉栖「!!」ビクン ポーッ

岡部「泣くな、お前が泣く顔は見たくないと言っただろう。お前は不機嫌そうにムスッしてるくらいが丁度良い」

紅莉栖「な、何よそれ……」シュン

>>141

紅莉栖「・・・違うって言ってんでしょ。・・・だから私の話を聞け!!」


岡部「!!」

紅莉栖「私はあんたの気持ちを聞けて嬉しかったの・・・でもいつもいつも厨二病馬鹿にしてくるし、まゆりたちの様子も変だったから信じられなかったの。」

岡部「なっ!?ではあれは本心ではないのか?」

紅莉栖「その・・・あんたがまゆり達の前であんなこと言えるなんて思っても見なかったし。ラボにカメラもあったし・・・」

岡部「ふっ、お互いに勘違いをしてしまっていた様だな。」

岡部「不満か?」

紅莉栖「……不満よ」ギュッ

岡部「なら、笑ってくれ」

紅莉栖「!……う、うん」ニ、ニコ、リ

岡部「まだぎこちないな、俺の為には笑えないか」

紅莉栖「!? う、ううんそんなこと……!」アセアセ

岡部「プッ……」

紅莉栖「あ、笑った……むぅ」プクーッ

岡部「ハッハッハ、可愛いな紅莉栖」

紅莉栖「! 今普通に笑った、それに可愛いって……」テレテレ

紅莉栖「お、おかべぇ」チュ

岡部「く、紅莉栖」チュウ

紅莉栖「んっ、あっ、んんっ、ぷはっ、んぅ」

岡部(貪欲にキスを求められる……紅莉栖がなんだかめちゃくちゃエロいぞ……)

紅莉栖「んっ、んふふぅ♪」

岡部「おい、俺の首筋にまでキスを……くすぐったい……ってこれは!?」

紅莉栖「キスマーク」

岡部(く、紅莉栖が照れてる姿がいつもの三倍増しで可愛い気がする……)

紅莉栖「ねぇ岡部……そろそろ……」

岡部「い、いいのか?」

紅莉栖「……うん」

岡部「アレもつけなくても?」

紅莉栖「……うん、そのままでして欲しい。そのままの岡部を感じたい」

岡部「じゃ、じゃあ行くぞ」

紅莉栖「ん、来て……」

岡部「紅莉栖お前に勘違いをさせてしまったのは俺の普段の行動がいつもふがいないせいだ。」

紅莉栖「ふぇっ!?岡部??」

岡部「お前の言葉に俺は動揺してしまった。さっき言った言葉は嘘ではない。俺は他のお前と世界線のお前とを混同してしまっていた。ここにいるお前は俺が知らないお前なのにな。すまなかった紅莉栖。」

紅莉栖「・・・そ、そんな。岡部はそれでいいの?本当に?」

岡部「あぁ。他の世界線の記憶は俺の中にだけしまっておく。鈴羽やルカ子、フェイリスの思いと一緒にな。」

紅莉栖「・・・嫌、・・・私はそんなの嫌認めない。何が俺の中にしまっとくよ。何カッコつけてんの?今まで私にした事は違う世界線の私に対してのものだから私には忘れろって言うの?何でそんな自分勝手なこと言うのよ?」

岡部「俺は今までお前の気持ちを分かっているつもりでいた。俺はお前に理解されていると思っていた。だがそれは他の世界線の記憶でありなかったことなのだ!紅莉栖何故わからないんだ。俺はお前をみていない。」

岡部(く、紅莉栖が照れてる姿がいつもの三倍増しで可愛い気がする……)

紅莉栖「ねぇ岡部……そろそろ……」

岡部「い、いいのか?」

紅莉栖「……うん」

岡部「アレもつけなくても?」

紅莉栖「……うん、そのままでして欲しい。そのままの岡部を感じたい」

岡部「じゃ、じゃあ行くぞ」

紅莉栖「ん、来て……」

紅莉栖「あ、はあああああっ! あんっ、ああ! ああああんっ!」

岡部「くっ! きつい!」

岡部(ヤバイまじでこれヤバイ!)

紅莉栖「あんっ! ああ岡部ぇ、おかべぇ! おかべをかんじるぅ、からだのなかっ、おかべ、が、いるっ、あんっ!」

岡部「くっ、で、出る!」

岡部(紅莉栖の膣内ヤバイマジヤバイ)

紅莉栖「あああああああああああああああっ!」

岡部「うわああああああああああっ!!」

紅莉栖「はぁ、はぁ、はぁ……ん、おかべぇ、良かったよぉ」

紅莉栖「おかべ、もうねてる……?」

岡部「……起きている」

紅莉栖「そっか、あのね、今日はこのまま動かないで寝ていい?」

岡部「? し、しかしまだ入ったま……」

紅莉栖「いいの、おかべをより強く感じたまま寝たいの」

岡部「……」テレテレ

紅莉栖「おかべのむねからおかべのにおいがするぅ」

岡部「あ、あたりまえだろう」

紅莉栖「んぅ、いいにおい♪ あんしんする……」

岡部「……紅莉栖?」

紅莉栖「……スースー」

岡部(やれやれ、可愛いじゃないか、クソ。ダル、悪いな、先に童貞は捨てさせてもらったぞ)

紅莉栖「ねぇねぇ岡部」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「えへへ、呼んでみただけよ」

岡部「そうか」

紅莉栖「ねぇねぇ岡部」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「昨日と違ってすんなり手を握ってくれたし、ひっついても文句言わないね?」

岡部「それは……まぁ、お前だからな」

紅莉栖「え、えへへ? て、照れるね」

岡部(紅莉栖……お前が傍でそうやってずっと笑ってくれるなら、俺はもう何もいらないのかもしれない)

紅莉栖「どうしたの?」

岡部「いや、可愛いなと思っただけさ」

紅莉栖「っ! も、もう! エヘヘ」

岡部(そうさ、紅莉栖が居る限りずっとこういう時間が続くんだきっと、そんなのも悪くない……)



キキォーーーッ! ドンッ!!



岡部「えっ!?」

ドシャッ!!

岡部「え?おい?紅莉栖!?紅莉栖ーーーーっ!?」

>>370

紅莉栖「ふざけるな!何が分かってる?勝手に思いこんで思考停止してるだけじゃない。他の世界線とか私にはあったことなのかあんたの妄想なのかわからない。
でも私が知ってる岡部は私に優しくしてくれた。自分の身を差し出してまで私の命を助けてくれた。私にはそれで十分。なのに何でそんなこというの?私も岡部が好きなの。ねぇ、なんでなの・・・うぅ」

岡部「!!・・・く、紅莉栖今の言葉は本当なのか?」

紅莉栖「本当よ!私は私の知ってる岡部が好き。ネクタイピンをくれた厨二病で優しくて空気を読まなくて話を聞かない岡部がいいの!」

岡部「しかし俺は今まで・・・」

まゆり「オカリン!!何で素直に紅莉栖ちゃんの話を聞かないの。オカリンも紅莉栖ちゃんのために頑張ったんでしょ?」

岡部「なっ!?・・・まゆり。」

ダル「そうだおオカリン。遅くまでバイトして気づかれない様に頑張って僕らに背中押してもらってここまできて諦めるん?そんなの意味わかんないお!」

紅莉栖「まゆり・・・橋田・・・。ありがとう。」

岡部「ふざけるなよ! なんでだよなんでだよ!? なんで紅莉栖が死ななくちゃいけないんだよ!?」

岡部「こんな結末俺は認めない!」

岡部「紅莉栖がいない世界を俺は認めない!」

岡部「紅莉栖、お前が傍にいないとだめなんだ」

岡部「だから!!」

カンカンカン!

岡部「はぁはぁはぁ……ラボに着いたか」

岡部「タイムリープマシンで過去へ!」

岡部「跳べよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

岡部「ハッ!?」

紅莉栖「どうしたの岡部?」

岡部「く、紅莉栖、聞いてくれ!!」

岡部(紅莉栖はまゆりとは違う、多少の不安もあるが話しておくべきだろう)

紅莉栖「……ふむん」

岡部「俺はお前を失いたくない、今すぐ遠くへいかないか?」

紅莉栖「っ!! それもいいけど……でも私が死ぬ事が収束とみるのはまだ早計よ」

岡部「くっ・・・ダル、まゆりお前達は何故わからない。俺はこの紅莉栖じゃなくて・・・」

パンッ

まゆり「オカリンそれ以上言ったらまゆしぃは許しません。オカリンは紅莉栖ちゃんに好きって言われて嬉しくないの?」

岡部「紅莉栖・・・お前はそれでいいのか?俺は今までお前をお前として見ていなかったのだぞ。」

紅莉栖「岡部は私にフォークをくれた。それで分かったの他の世界線だろうがなんだろうが私は私。勉強はできてもねらーで論破厨で箸が使えないちっとも女の子らしくない私。でも私は私なの。」

ダル「牧瀬氏・・・」

岡部「すまなかったな紅莉栖。俺はお前が好きだ。どこにいてもどんな世界線でも。もう一度俺の気持ちを聞いてくれるか?」

紅莉栖「お、岡部//橋田もまゆりも見てるから・・・//その離して・・・//」

岡部「ダメか?」

紅莉栖「ダメじゃないけど・・・」

岡部「紅莉栖俺はお前が好きなんだもう何回でも言ってやる。」

紅莉栖「わ、わかったから岡部//私も岡部が好・・んっ」

まゆり「はわわわわーオカリン大胆なのです。紅莉栖ちゃんもよかったねー。」

ダル「さっきまで修羅場だと思ってたのに目の前でキスとかリア充爆発しろ。」

岡部「そ、それはそうだが」

紅莉栖「だから変えるにしても変えないにしても、様子見をしておくべきね。車には気をつけるわ」

岡部「しかし!」

紅莉栖「大丈夫、岡部の言う事が本当で仮に私が死ぬ収束率があったとしても岡部は死なない事が既に実証されてる」

岡部「……」

紅莉栖「それならきっと岡部がなんとかしてくれる。私は岡部を信じてる」

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「だから今夜はこのまま予定通り……」

紅莉栖(だいたいここから出たら次いつチャンスが来るかわからないし未来の私だけ岡部とヤったなんてズルイじゃない!)

岡部「あ、ああ……」

紅莉栖「ねぇ確認するけど前の私とは一回入れて、終わったのよね? それだけだったのよね?」

岡部「ああ、それだけでも最高だった」

紅莉栖「そ、そう」テレテレ

岡部「まぁその前に何度もキスをしたが」

紅莉栖「じゃ、じゃあまずはそこから……んっ」

岡部「んんっ?」

紅莉栖「あっ、んんっ、んぅ♪」

岡部(何か紅莉栖が前よりも乱れてる気がする……)

紅莉栖「ぷはっ」

岡部「お気に召したか?」

紅莉栖「……うん」ポーッ

岡部「じゃ、じゃあ今度は中に……」

紅莉栖「待って」

岡部「どうした? やっぱりやめたくなったか?」

紅莉栖「ううん、ただ前の私とはこのままヤッて終わったんでしょう?」

岡部「そうだが」

紅莉栖「じゃ、じゃあ今の私は貴方のを、その、咥えてあげる」

岡部「っ!?」

紅莉栖「んっ、んにゅっ」

じゅぼっ、じゅるじゅるじゅる、きゅぽんっ、ぺろぺろ

岡部「あうっ? あ、ああああああ?」

紅莉栖「あむっ、んっ、んぅんぅっ」

岡部「く、紅莉栖っ! そろそろ出るっ……!」

紅莉栖(……出して良いよ)

岡部「うっ!」

紅莉栖「!?」ゴクゴク

岡部「はぁはぁはぁ……」

紅莉栖「……」トローン

岡部「く、紅莉栖っ!!」

紅莉栖「あっあっあっ! あんっ!、キてる! おかべがなかにっ、キてるっ!」

岡部「ま、また出るっ!」

紅莉栖「ひゃあああああああああんっ!」

岡部「はぁ、はぁ、大丈夫か、紅莉栖」

紅莉栖「ら、らいじょうびゅ……」

岡部「よ、良かったのか、その、咥えてもらった後に本番までして」

紅莉栖「うん……これで少なくとも前とは違うでしょ?」

紅莉栖(それに前の私よりも岡部に奉仕したことになるし。同じ自分でも岡部への奉仕で負けるのは何かイヤだわ)

紅莉栖「わ、私どうだった……?」

岡部「さ、最高だった……」ポヤーン

紅莉栖「……」テレテレ

岡部(大丈夫だ、車にさえ気をつけていれば紅莉栖は死なない。紅莉栖が死ぬなんて収束があってたまるものか)

紅莉栖「えへへ、ねぇ岡部」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「呼んでみただけ、でもなんかいいね、こういうの」

岡部「そうだな」

紅莉栖「えへへ……」

?「どけっ!」

紅莉栖「キャッ!? アッ……」

岡部「!? 紅莉栖ーっ!?」

?「チッ、ついてねぇ、強盗ついでに本当に人を刺しちまった」

紅莉栖「あ、ああ……」

岡部「きぃぃぃさまぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

岡部(くそっ、結局あの後強盗には逃げられタイムリープしてきた)

紅莉栖「大丈夫、岡部?」

岡部「あ、ああ。だが今言った通りだ。収束している可能性を考慮した方がいいのかもしれない」

紅莉栖「……」

岡部「なんとか回避しないと……絶対に紅莉栖を死なせてたまるものか」ブツブ

紅莉栖「ねぇ岡部」ダキッ

岡部「何だ?うわっ」バサッ

紅莉栖「私にちょっと考えがあるの。うまくいくかはわからないけど」

岡部「考え? 何だそれは? お前が助かるならなんでもする! 教えてくれ!」

紅莉栖「それは……まだちょっと教えられない」

岡部「どういうことだ?」

紅莉栖「ごめん、確証が無いから言えない。でも、信じて」

岡部「……」

岡部(こいつの目は嘘を言ってる目では無い)

岡部「わかった、俺は何をすればいい?」

紅莉栖「!……ありがとう」ギュッ

岡部「ちょっ、お前今はだ、はだ、はだか……」

紅莉栖「もう何回か見てるんでしょ?」

岡部「そういう問題じゃない! お前の裸綺麗過ぎてその……」

紅莉栖「あうう……」

岡部「うっ!? お、お前初めてなのになんでそんなに咥えるの上手いんだ?」

紅莉栖「岡部のだから、できるだけ気持ちよくなってもらいたくてがんばったんらけど、もしかしたら前の私の記憶が少しあるのかも?」

岡部「いや世界線は移動してないぞ」

紅莉栖「あ、そっか、じゃあ純粋にあんたを思う気持ちが為した技よ」ペロペロゴクゴク

岡部「そ、そうか……」テレテレ

紅莉栖「さて、確認するけど前の私と前々回の私とは本番は一回ずつしかヤってないのよね?」

岡部「へ? ああそうだが」

紅莉栖「さっき言った考えなんだけど今度は限界まで私を抱いて」

岡部「は、はぁぁぁぁぁ!?」

紅莉栖「お願い」

紅莉栖(それぐらいしてもらわないと前の私に勝てないし、それに今日は……)

岡部「お、お前……」

紅莉栖「お願い岡部、私を信じて」

岡部「そ、それはいいがしかし……」

紅莉栖「それに私だって、前の私みたいにもっともっと岡部を感じたいの」

岡部「っ! わかった……んっ」チュゥ

紅莉栖「あっんっ」チュゥチュゥ

岡部(今度はこっちから……うお?舌を入れてきた!? 前はこんなに早く無かったぞ!?)

紅莉栖「んっ、あむっ、んんっ、はぁ、あんっああっ」

紅莉栖(ああ、岡部の身体だ岡部の身体だ岡部の身体だ)

岡部「はぁ、はぁ行くぞっ!!」

紅莉栖「あんっ、いい、イイッ、キテッ、おかべきてっ! あ、中、あたって、るっ!! ああっ!!」

岡部「はぁ、はぁ、くっ!!」

紅莉栖「はあ、あああああああああっ! でてる、おかべの、でてるぅ」

岡部「はぁはぁはぁ」

紅莉栖「はぁ、はぁ……三回もでたね……」

岡部「あ、ああ、紅莉栖が良すぎるか、ら……?」

岡部(何だ? 頭が……!? これは、リーディングシュタイナーが発動している!?)

紅莉栖「岡部? どうかした?」

岡部「今、リーディングシュタイナーが発動した……と思う」

紅莉栖「そう、やっぱり」

岡部「やっぱり?」

紅莉栖「うん、えへへ」ナデナデ

岡部「どうした、何故お腹をなでているのだ?」

紅莉栖「んーん、秘密。でももう世界戦は変わったから大丈夫だと思う」

岡部「し、しかし小さな移動では、んっ?」

紅莉栖「大丈夫だよ、おか……倫太郎」

岡部「り、りんた……」

紅莉栖「ダ、ダメ……?」

岡部「いやダメではないが」

紅莉栖「よかった……ねぇ倫太郎、いつ青森いこっか?」

岡部「ああ、お前の父親に会いに行くんだったな」

紅莉栖「うん……」

岡部「いつでも付き合う、お前の好きにするがいい。お前の父親との仲直りを全力で支援してやる」

紅莉栖「うん、でもパパには報告することが予定より増えたんだけどね」ナデナデ

岡部「?」



岡部がその本当の意味を知るのは三ヶ月後、紅莉栖の姓が変わるのは半年後のことだった。完

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、岡部達のみんなへのメッセジをどぞ

岡部「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えたけど・・・気にすなよな!」

まゆり「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

ダル「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいお・・・」

鈴羽「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

紅莉栖「・・・ありがと」ファサ

では、

岡部、まゆり、ダル、鈴羽、紅莉栖、俺「皆さんありがとうございました!」



岡部、まゆり、ダル、鈴羽、紅莉栖「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom