兄「」グーグー 妹「ふふ、兄さん寝顔かわいい」(117)

 

妹「あと30分で兄さん起きるから戻らないと…」

妹「また明日ね。兄さん」キィーパタン


姉「ふあ~今日は早起きしちゃった。顔洗お」ガチャキィー

姉(あれ弟の部屋から妹ちゃんがでてきた?なにしてたんだろう)

姉(一緒に寝るような年でもないし)

姉(まさか弟と妹ちゃん何かいけないことをしてたんじゃ…)

姉「確かめないと!」



姉「よし、弟のクロゼットに隠れて見張ろう」

姉「せまいなぁ。でも我慢我慢」

深夜2時
姉(うーん。一向に妹ちゃん来ないなあ)

深夜3時
姉(来ないし、すっごく眠い…)

深夜4時
姉「」スースー

深夜5時
キィー
妹「兄さん、今日も来ましたよー」(ボソッ

妹「ふふ、やっぱり兄さんの寝顔かわいい//」

妹「チューしたいけどさすがにダメだよね」ナデナデ

朝6時
妹「それじゃあ兄さんまた明日…」キィーパタン

朝6時10分
姉「…ハッ!寝ちゃってた。妹ちゃんは」キョロキョロ

姉「あれ?いないなぁ。あ、まずいそろそろ弟起きちゃう撤収撤収」

~姉の部屋~
姉「うーん。やっぱりコソコソ調べるのは性に合わないから直接聞こう」

姉「うん、それがいい!」

姉「よーし、今日学校から帰ったら妹ちゃんに何してたか聞くぞー!」

~帰宅後姉の部屋~
姉「はあ、部活疲れた」

姉「ちょっと仮眠取ろうかなー…」スピー

深夜0時
姉「……ハッ!寝すぎちゃった」

姉(お腹すいた…。とりあえず居間に行こう)

姉「あ、冷蔵庫にご飯ある。食べよ」

姉「おいしいー。やっぱり妹ちゃんのご飯はおいしいなあ」

姉「……」モグモグ

姉「うーん。何か忘れてるような?」

姉「あ、そうだ妹ちゃんに昨日の朝のこと聞くの忘れてた!」

姉「どうしよう…」

姉「仕方ないからまたクローゼットで見張ろう」

~クローゼットの中~
姉「よーし、今日はちゃんと見張るぞ!」

深夜4時
姉「」スースー


深夜5時
キィー
妹「また来ましたー。兄さん」(ボソッ

妹「ふふ、毎日見てて飽きないかわいい寝顔ですね」ナデナデ

妹「いろいろ我慢するのが大変ですよ。兄さん」

妹「昨日はあんなこと言いましたけど、ほっぺにチューなら大丈夫ですよね」

チュ

妹「…///」

ムニャムニャ>クローゼット

妹「!?」

妹「…?」

妹「なんかクローゼットの方から音が…なんでしょう」ソロリソロリ

ムニャムニャ…オトウトーギュウニュウカッテキテー>クローゼット

妹「この声はもしかして姉さん?」

妹「なんでこんなところにいるんでしょう」

妹「いくら姉さんが頭弱いとはいえベットと間違えるわけないですし」

妹「夢遊病でもなかったはず」

妹「もしかして兄さんの部屋に来てたのがバレて、監視しようとしたのかな」

妹「あ、それよりそろそろ部屋に戻らないと」キィーパタン

~妹の部屋~
妹(姉さんいつから監視してたんだろう)

妹(というかなぜ監視してたんでしょう。姉さんなら直接何か言ってきそうな気がするし)

妹(うーん。よくわかりません)

妹(とりあえず少しの間兄さんの部屋に行くのは控えてみましょう)

妹(ちょっと寂しいですが…)

妹「兄さん…」

~クローゼットの中~
朝6時20分
姉「……ハッ!!あれまた寝ちゃってた…」

姉「妹ちゃんは~」キョロキョロ

姉「今日もいない。うーんこの前のは見間違いだったのかな?」

姉「やっぱり妹ちゃんに聞いてみるしかない」

姉「今日こそは帰ったら絶対聞こう!うん!」

ジリリリリリッ!!>目覚まし

姉「!?」ビクッ

カチン
男「ふあ~よく寝た~」

姉(まずい、弟起きちゃった、どうしよう)

姉(ヤバいよ、ヤバいよ)

姉(ここは飛び出してドッキリみたいにして誤魔化そうか…)

男「顔洗いに行くかー」ガチャ


姉(よしそれでいこう!誤魔化せるし、弟のビックリ顔も見れて一石二鳥だ)

姉(ふぅー…3…2…1…エイ!)バタン

姉「おっはよー!弟!ドッキリだよおぉぉ…お?」

姉「あれ?いない?」

姉「どっかいっちゃった?」

姉「弟の驚いた顔見たかったのに!もう!」

姉「しょうがないから部屋に戻ろー」

夜、食事後
姉(昨日はちょっと寝すぎたから今眠くないし、妹ちゃんにちゃんと話を聞こう)

姉「妹ちゃん今ちょっといいー?」

妹「いいですよ。なに?姉さん」

姉(あ、でもどう聞けばいいんだろう。いきなり直接的に聞くのはおかしいかな)

姉(まずは他の話をしてから自然に会話の流れを変えよう)

姉「昨日はご飯一緒に食べれなくてごめんね」

妹「いいですよ。姉さんも部活で疲れていたんでしょ?」

妹(それに兄さんと二人っきりで食事取れましたし)

姉「うん。ありがと。あと今日のご飯もおいしかったよ」

妹「それはよかったです。じゃあ明日は何が食べたいですか?」

姉「ハンバーグ!!」

妹「わかりました。明日はとっておきのハンバーグを作りますね」

姉「ありがとう!楽しみだな~♪」

妹「それじゃあそろそろ私は寝ますね。姉さんも早く寝てくださいよ」

姉「はーい、おやすみー」

姉「フンフンフーン♪」

姉「あ…また聞けなかった…どうしよう…」

姉「よし、眠くないし明日聞く前にまたクローゼットで見張ろう!」

深夜0時
~クローゼットの中~
姉「今日こそは頑張るぞー」

深夜2時
姉(来ないなー)

深夜4時
姉(来ないし、お腹減った…お菓子持ってきとけばよかった…)

朝6時すぎ
姉(結局、妹ちゃん来なかった…)

姉(弟もそろそろ起きるだろうし撤退しないと)ソロリソロリ

姉「あっ」ツルッドシン

男「!?」

男「え、姉ちゃん何してんの!?」

姉「」

男「黙ってちゃわからないだろ」

姉「ええ~っと…」(どうしよう、どうしよう)

姉「ききき、昨日学校で性についての授業があってね」

男「は?」

姉「男の人って朝アレが大きくなるって聞いてちょっと確かめたくて…」(汗

姉「でも彼氏なんていないし」

男「だからって弟ので確かめるのはおかしいだろ」

姉「そ、そうだよねー。もうしないから今日のことは忘れて、それじゃ!」

男「おい!…行っちまった。全く何考えてんだか…」

~姉の部屋~
姉「ふぅー危なかった。今度からは足元も気をつけないと」

姉「言い訳ちょっとまずかったかなあ。もしかしたら変態って思われたかも」

姉「うぅ~」

姉「…」

姉「うん。やっちゃったもんは仕方ない。現実を受け入れよう」

姉「さーて、お腹減ったしご飯ご飯」

~妹の部屋~
妹(様子見する必要があるとはいえ兄さんの寝顔が見れないのは寂しいなあ)

妹(頭ナデナデもしたい…)

妹(それにまたチ、チューもしたいな//)

妹(どうしよう。これじゃ今後この気持ちを抑えきれなくなりそう)

妹「兄さん…」

ネエチャンナニシテンノ!?>兄の部屋

妹「…?何か騒がしいですね。姉さんと兄さんの声が聞こえます」

オイ!>兄の部屋
ダッダッダッバタン

妹「何があったんでしょうか。夕食の時にでもゆっくり聞いてみましょう」

~朝食~
姉(そういえば妹今日も来なかったなあ)モグモグ

姉(昨日はテンション上がっちゃって聞きそびれちゃったし)モグモグ

姉(昨日の失敗を繰り返さないように一気に聞こう!うん!)モグモグ

姉(でも、本当に弟と妹ちゃんがいけないことしてたとしたらどうしよう…)モグモグ

姉「弟…」モグモグ

どうやら迎えが来たようだよパトラッシュ

まだ残ってる…

~夕食~
妹「今日は姉さんたっての希望の特製ハンバーグです!」

姉「やったー!」

男「お、おう」

妹「さあ食べましょう」

「「「いただきます」」」

姉「うーおいしい。妹ちゃんのハンバーグ」

男「うん。本当に妹は料理が上手いよ」

妹「ありがとう、姉さん、兄さん」

妹「ところで今日の朝騒いでたようですけど何かあったのですか?」

姉「」ギクッ

男「ああ、気づいてたのか。あれはな…」

姉「ちょ、ちょっと弟こっち来て!」グイッ

男「え、おい姉ちゃんなんだよ!」ドテドテ

妹「…」

姉「あのことは忘れてって言ったでしょ」

男「そんなこと言ったってそう簡単に記憶消せない」

姉「だからってあのこと普通に言おうとしないでよ」

姉「弟で確かめようとしたなんて恥ずかしいし、妹ちゃん真面目だから私のこと軽蔑しちゃうかもしれないでしょ」

男「じゃあ妹にどう説明するんだよ」

姉「う、う~ん…」

姉「とにかくあのことは言わないで!適当に誤魔化して!」

男「はいはい。わかったよ」

妹「兄さん?姉さん?」

男「ああ、妹ごめんごめん」

男「えっと、朝のことはな…本…漫画を姉さんが返しに来てたんだよ」

男「でも漫画が破けてて、問い詰めたらなぜか姉ちゃん逆ギレしちゃってちょっと言い合いに」

姉「そ、そうなのよ~」

姉(もっとマシな理由考えなさいよ…それじゃ私ただのアホじゃない)

妹「事情はわかりました。姉さん」

姉「はい…」

妹「人から借りたものはきちんと大切に扱わないとだめですよ」

妹「あと悪いことをしてしまったなら正直に謝ること!」

姉「はい、ごめんなさい…」

男「」ニヤニヤ

姉(弟のやつ~)グヌヌ

妹「わかったならいいです。それじゃあご飯食べましょう」

姉・男「「はーい」」

~妹の部屋~
妹(さっきは納得したものの、少し怪しいですね)

妹(何か示し合わせていたようにも見えましたし、言い訳も妙です)

妹(姉さんは元から結構素直ですし、いきなり逆ギレするとも思えない)

妹(もし嘘だとすると何か秘密にしないといけないことをしていたのでしょうか…)

妹(この前クローゼットの中に隠れてたことが関係あるのかな)

妹(それとも兄さんと姉さんが…)

妹(兄さんを取られてしまったのかな)ジワッ

妹(いや、でも今日を除いてあの時間帯は毎日私が兄さんの寝顔を見てましたし、そんな素振りも見たことない)

妹「……」

妹(ごちゃごちゃ考えてても仕方ありません)

妹「よし。いつものように兄さんの部屋に行って確かめましょう!」

~姉の部屋~
姉「もう!弟のせいで妹ちゃんに怒られた」

姉「それにこの前のことも妹ちゃんに聞きそびれた~」

姉「弟のやつめ~」

姉「どうしよう。またクローゼットで見張ろうか」

姉「でもやっぱりベッドで寝ないと疲れがいまいち取れないんだよねー」

姉「まあ仕方ないか、またまたクローゼットで見張ろう!」

~クローゼットの中~
深夜0時
(妹ちゃん来るかな?そういえばここ弟の匂いがたくさんする…)

深夜2時
(昨日学校での昼寝以外寝てないからとっても眠い…)ウトウト

深夜4時
姉「」スースー

深夜5時
キィー
妹「一日ぶりに来ましたよー。兄さん」

妹「ふふ、相変わらず兄さんの寝顔はかわいいです」ナデナデ

妹「さて、クローゼットにはー…」ソロリソロリ チラッ

姉「」スースー

妹「姉さんがいる。でも寝ているようです」

妹「これならもう少し兄さんの寝顔を見ていられそうですね」ソロリソロリ

40分後
姉「……ハッ!弟の匂いが心地よくて寝ちゃってた…」

ニイサン…>クローゼットの外

姉(あ、妹ちゃんがいる。やっぱりこの前のは見間違いじゃなかったんだ)

姉(弟の頭ナデナデしてる。うらやましい…)

ニイサンマタチューシテモイイデスヨネ>クローゼットの外

姉(い、妹ちゃんが、弟にキキキ、キスしてる!?)

姉(なんで…)

サテトソロソロデナイト>クローゼットの外

姉(あ、妹ちゃん出て行っちゃった)

姉(私も出ないと…)ソロリソロリ キィーパタン

行き詰まり中

~姉の部屋~
姉(どうやら弟と妹ちゃんはいけないことをしてたわけじゃないみたい)

姉(でも妹ちゃん弟をナデナデして、キスもしてた…)

姉(よく見えなかったけど唇にしてたのかな…)

姉「ずるい」(ボソッ

姉「えっ!?」(なんで私ずるいなんて言ったの?)

姉「…」

姉(まあいいや。それより妹ちゃんはキスしたってことは弟が好きなのかな)

姉(昔からお兄ちゃんっ子だったし)

姉(でも『きょうだい』なのに…)

姉「弟…」

~妹の部屋~
妹(一日ぶりに兄さんの寝顔が見れて満足です)

妹「ほっぺにチューもできたし///」

妹「今度は唇にしてみようかな…えへへ」

妹(そういえばまた姉さんがクローゼットで寝てました)

妹(2回目となるとあれは監視じゃなくてただクローゼットで寝たかっただけなのでしょうか)

妹(姉さん少し頭弱いし寝心地のいい場所を探していたのかもしれません)

妹(そして兄さんのクローゼットにたどり着いた)

妹(それにあそこなら兄さんの匂いがたくさんして気持ちよく寝られそうです)

妹(姉さんは私と同じで兄さんの匂い好きなのかな?)

妹(まさか姉さんも兄さんのことを…)

妹「いや、そんなことを考えるのはやめましょう」

妹「姉さんに限ってそんなこと…」

妹「それに『きょうだい』…ですし」

妹「…」

妹(それは置いといて昨日の朝の騒動は結局何だったのでしょうか)

妹(大方、クローゼットにいるのがバレて下手な言い訳でもしてしまったのでしょう)

妹(それで私に言うのは恥ずかしくて兄さんと示し合わせた)

妹「こんなところでしょう」

妹「どちらにしても怪しいことをしていたわけではないですね」

妹「よかったです。変な疑いが晴れて」

妹(でも姉さんの気持ちがどこにあるのかちょっと気になります…)

~朝食~
男「ん?なんか今日二人とも元気なくない?」モグモグ

姉「えっ?そんなことないよ…」モグモグ

妹「私もいつもと変わりませんよ」モグモグ

男「そうか?それならいいんだけど」モグモグ

姉(モヤモヤが晴れない。妹ちゃんの気持ちを聞いたら晴れるかな?それとも……)モグモグ

姉(よし、妹ちゃんに夜それとなく聞いてみよう)モグモグ

妹(姉さんの気持ちについて聞きたいけど怖い。何かきっかけがあれば…)モグモグ

>>22
スレタイの兄とこの男は同じキャラなの?

~夕食後~
姉「妹ちゃ~ん、ちょっと今いい~?」

妹「いいですよ。なんですか」

姉「あのさ、4日ぐらい前に朝弟の部屋にいた?」

妹「え?」

姉(あ、まずい…直接的にいきすぎた)

姉「いや、たまたまその日早起きして、更にたまたま妹ちゃんが弟の部屋から出てくるのが見えてね」

妹「…」

妹(じゃあやっぱりクローゼットにいたのは良い寝場所を探してたわけじゃなくて監視をするつもりだったんだ)

妹(でも2回ともクローゼットで寝てたし、たぶん何したかは気づいてないはず。誤魔化そう)

>>64
そうです
書いてる途中で兄か弟どっちにしようか迷った結果男にした

妹「…はい。いましたよ」

妹「その日は朝勉強してて、少し上の勉強もしてみたくて参考書を勝手に借りたんです」

姉(嘘…っぽい。それに朝のこともあるし嘘っぽい)

姉「本当に?」

妹「ええ」

姉「…でも今日キスしてた」(ボソッ

妹「えっ!?」

姉「あっ!」

妹「姉さん起きてたんですか!?」

妹「あっ!…」

姉「起きてたって私がいたの気づいてたの!?」

妹「…は、はい。姉さん寝言言ってましたし」

姉「」

姉(ミスったあ、まさか寝言を言ってたなんて…こうなったら直球で聞くしかない)

姉「妹ちゃんは弟の部屋に行って頭なでてたよね?なんで?」

妹「それは兄さんは兄ですけど弟みたいなのでナデナデしてただけでただの家族スキンシップです」

姉「それじゃあ、キ、キスしてたのはなんで?」

妹「…それも同じ理由です」

姉「で、でも唇に…」

妹「!?ほっぺたです!口にチューはまだしていません!」

姉「…まだ?」

妹「…」

姉「まだってことは将来する予定なの?やっぱ妹ちゃん弟のこと…」

妹(…もう言うしか)

妹「はい。私は兄さんのことが好きです。家族として、男性として」

姉(やっぱりそうだったんだ)

見てる人いたらすみません
2、3時間所用で出かけます

遅くなりましたすみません

姉「そう…なんだ。ちなみになんで好きになったの?」

妹「理由を聞かれると困りますけど、兄さんはちょっとぶっきらぼうだけどいつも心配してくれて」

妹「私を守ってくれるんです。それが家族としては普通かもしれないですが私にはとても魅力的に映ります」

妹「だから自然と好きになってしまいました」

姉「…でも二人は兄妹だよ?」

妹「それは重々承知してます。」

妹「でも毎日兄さんの優しさに触れたり、兄さんの寝顔を見てたりしてたらもう気持ちを抑えることができなくなりました」

妹「兄さんがこの気持ちを受け止めてくれるならどんなことがあろうと覚悟をしています」

姉「…」

妹「私の気持ちはこれで全部です。それで、姉さんはどうなんですか?」

妹「たぶんですけど私が朝兄さんの部屋から出てきたから私達の関係が気になってあんな監視したんですよね」

妹「兄さんが好きなんですか?」

姉「か、監視じゃないよ!二人がいけないことをしてるんじゃないかと思ってただ二人が心配で…」

姉「それに私は弟のことを好きじゃないよ!あっもちろん家族としては好きだけど!」

姉(そう。私は二人を心配しただけ家族なんだから…)

姉(でもモヤモヤは消えてくれない…)

妹「そうですか。じゃあ私の恋の応援をしてもらませんか」

姉「えっ…」

姉(それは…ちょっと嫌かも…)

姉「家族だから今は応援出来ないけど弟が妹を受け入れて二人とも本気だったら応援するよ…たぶん」

妹「…」

妹「わかりました。それで十分です。ありがとう姉さん」

姉「うん、それじゃあそろそろ寝よっか、妹ちゃん」

妹「はい、お休みなさい姉さん」

~姉の部屋~
姉「妹ちゃんはずっと弟のこと好きだったのかあ~」

姉「予想してたとはいえちょっとびっくり」

姉「う~ん…」

姉(さっきは、ああ言ったけど最近弟のことが気になって仕方ない…)

姉(どうすればこのモヤモヤが晴れるんだろう?)

姉(また妹ちゃんのしてることを見ればはっきりするかな…)

姉「またクローゼットに入って見てみようか」

姉「うん!そうしよう!」

~妹の部屋~
妹「ついに姉さんに私の兄さんへの気持ち言っちゃった」

妹「正直に言ったしその気持ちを姉さんは否定しなかった」

妹「…」

妹(姉さんは、ああ言ってたけど)

妹(兄さんへの恋心を否定した時と応援を頼んでみたときの姉さんの顔の曇り具合)

妹「ふふ、やっぱり姉さんはちょっと強情ですけど素直です」

妹(姉さんは自分の心に素直になりきれてないですし、もしかしたら明日も…)

妹「朝が楽しみです。兄さん、姉さん」

~クローゼットの中~
深夜0時
姉(相変わらず弟の匂いがいっぱいで心地いい)

深夜2時
姉(なんか改めてドキドキしてきた、全然眠くない)ギラギラ

深夜4時
姉「」スースー

深夜5時
キィー
妹「寝顔を拝見しに来ましたよー。兄さん」(ボソッ

妹(さっき姉さんの部屋に行ったけどいなかったからきっとクローゼットの中にいるはず)チラッ

妹(やっぱりちょっと扉が開いてる)

妹(見られてると思うとちょっとドキドキします)

妹「兄さんかわいい」ナデナデ

妹「ギューってしたいですけど起きちゃうので我慢です」ナデナデ

妹「でもチューはいいですよね」

妹「……」

妹「姉さんが恋心に気づいてしまうとまずいので先手を打たせてもらいます」

チュッ

妹「ふふ、私ファーストキスですよ。兄さん///」

妹「さてと」ソロリソロリ

~クローゼットの中~
深夜5時
姉「……ハッ!また弟の匂いが気持ちよくてつい…妹ちゃんは」キョロキョロ

姉「あ、ちょうど弟の近くにいる」

姉(寝顔を見てる。そういえばしっかり弟の寝顔見たことないかも。かわいいんだろうなあ)

姉(ナデナデしてる。いいな私も弟の頭ナデナデしたいなあ)

40分後
チューハイイデスヨネ>クローゼットの外

姉(あ、妹ちゃんが弟の顔に自分の顔を近づけてる。キスしちゃうんだ)グッ

姉(一瞬だけどキスした。どこにしたかは見えなかったけど昨日言ってたみたいにほっぺかな?)

姉(それでも羨ましいな)ジワッ

姉(もしかして私嫉妬してるのかな?)

姉(昨日は二人を心配してるなんて言ったけど弟を取られたくなくてこんな監視みたいなことを…)

パタンッ

姉「!?」

姉「い、妹ちゃん!?」

妹「シーッ!兄さんが起きてしまいます。とりあえず外へ」

姉「う、うん…」

~妹の部屋~
妹「…」

姉「…」

妹「姉さん」

姉「は、はい」

妹「昨日姉さんは弟は家族として好きなだけって言いましたね」

姉「はい」

妹「じゃあなんでまたクローゼットの中にいたんですか?」

姉「そ、それは…あそこで寝るととっても気持ちいいいことに気づいたの!」

妹「でも起きてましたよね?」

姉「う、物音がしたから何かなっと思って」(汗

妹「泣きそうな顔でしたよね」

姉「あれは寝起きだから…」

妹「今日は結構強情ですね、姉さん。素直な姉さんが一番かわいいですよ」

妹「素直じゃない姉さんなんてきっと兄さんも好きじゃありません」

姉「…」

姉「でも私達は姉弟でこんな気持ち本当は持っちゃいけない…」

姉「弟にもお父さんにもお母さんにも親戚にも皆に迷惑をかけちゃう」

姉「私は妹ちゃんみたいに強くない。皆に迷惑をかけるのは耐えられない…と思う」

妹「…そうですか。でも姉さんは想いも伝えずに諦めきれますか?」

妹「私には絶対無理です」

妹「兄さんの重荷になってしまうかもしれませんが気持ちを押し殺し続けるのは私には出来ません」

妹「せめて気持ちだけでも伝えたいです」

妹「そして認められるなら兄さんと…」

姉「…」

姉「私だって諦めたくは…ないよ」

姉「さっき妹ちゃんがほっぺにキスした時もものすごく悲しかったし、嫉妬から監視みたいなことをしてたんだと思う」

姉「弟は昔はお姉ちゃんっ子だったし、離れて行っちゃうのは寂しい」

姉「弟が誰かのものになるのも…嫌」

妹「…じゃあ、ちゃんと伝えましょうよ。気持ちを押し殺し続けるのはきっと辛いし、後悔します」

妹「辛そうに生活する姉さんなんて私は見たくありません」

妹「元気な姉さんが私も兄さんも大好きです!」

妹「悩むのは兄さんに認めてもらってからにしましょう?」

姉「…」

姉(私は弟が好き…今はこの気持ちに向き合わないと後悔する気がする…)

姉「そう…そうだよね。私なんでこんなに弱気になってたんだろう。元気だけが取り柄なのに」

姉「ありがとう。妹ちゃん私も弟を諦めないよ!」

妹「ふふ、どういたしまして姉さん」

~朝食~
姉「でもよかったの?妹ちゃん」

妹「?」

姉「強敵を増やしちゃったよ」ニヤニヤ

妹「大丈夫ですよ。先手は打ってありますから」ニヤッ

姉「えっ?」

妹(それに私はずっと兄さんのそばにいられれば二番でも構いません)

妹(まあ一番になれるに越したことはないですが)

姉「どういうことー、妹ちゃ~ん」

男「さっきからなんの話してんの?」モグモグ

姉・妹「「なんでもないよ!」」

男「お、おう、そうか…」モグモグ

男(俺だけのけ者で寂しい)モグモグ

~翌朝5時~
キィー
姉・妹「「お邪魔しま~す」」(ボソッ

ソロリソロリ

姉「あ、確かに弟の寝顔かわいい」

妹「そうでしょう?」ナデナデ

姉「いいな、私もするー」ナデナデ

50分後
妹「そろそろ出ないと姉さん」

姉「そ、そうだね」ナデナデ

妹「最後に兄さんにチューがしたいです。姉さん」

姉「う、うんわかった。」スッ

妹「兄さん…//」

姉「…」

姉「ちょっとまって妹ちゃん」

妹「…なんです?」

姉「いつも妹ちゃんしてるから、今日は私に先にキスさせて?」

妹「…ええいいですよ」スッ

姉「弟…//」ドキドキ

姉(弟の顔がこんなに近くに…)エイッ

チュッ

妹(あ、姉さん唇に)

姉「へへ、兄もファーストキスだといいな。大好きだよ弟///」

妹「姉さん…」

姉「ごめんね妹ちゃん」

妹「ふふ、構いませんよ」

妹「次は私ですね兄さん…」ドキドキ

チュッ

姉(あ、妹ちゃんも唇に)

妹「私も姉さんに負けないぐらい大好きです。兄さん//」

妹「それじゃあ出ましょうか、姉さん」

姉「う、うん、妹ちゃん」
キィーパタン

~廊下~
姉「妹ちゃんごめんね。弟ファーストキスだったかもしれないのに」

姉「顔を近づけるにつれて気持ちが強くなっちゃって、それでつい…」

妹「ふふ、いいんですよ。姉さん」

姉「本当!?よかったぁ~」

妹「そういえば、昨日姉さん私がほっぺにキスしたって言ってましたけどそれは勘違いですよ」

姉「えっ?そ、それじゃあ弟のファーストキスって…」

妹「じゃあ顔洗ってきますね、姉さん」

姉「本当なの!?あ、ちょっと待ってよぉ~妹ちゃーん」トテトテ



~男の部屋~
ジリリリリリッ!!>目覚まし

カチン ガバッ
男「はあ、あれだけ騒がれれば嫌でも起きるよ」

男「妹だけじゃなく姉ちゃんまでか、親になんて言おう…」



~おわり~

終わりです
長々とごめんなさい

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