モバP「アイドルにドッキリをしかけ隊!」(80)

P「いぇい!」

ちひろ「……」

P「どうしたんですかちひろさん」

ちひろ「いえ、今回のスタドリの配合バランス間違えたかなーって」

P「へぇ、なんだかすごく体が軽いのもそれでですかね?」

ちひろ「……頭も軽くなっちゃったかしら」

P「え?」

ちひろ「いえ。なんでもないんですよ……なんでも」

P「そうですか、ならいいです!」

ちひろ「……ドッキリって、どんなことをする気なんですか?」

P「え? そんなの>>4に決まってるでしょう!」

P「肇に決まってるでしょう?」

ちひろ「……プロデューサーさん?」

P「はい」

ちひろ「私が何を聞いたかは理解できてます?」

P「だから、俺は肇にするつもりですよ」

ちひろ「……どんなことを、する、つもりなんですか?」

P「肇です」

ちひろ「あぁ、手遅れ……」

P「?」

ちひろ「……どうやってするんですか?」

P「だから肇するんですよ」

ちひろ「誰に?」

P「じゃあ>>9に」

愛海

藤原肇(16)

棟方愛海(14)


P「愛海にですかね」

ちひろ「はぁ……うん、まぁ、がんばってくださいね」

P「はい」

ちひろ「……そういえば予定は次は愛海ちゃんですか。なるほどきちんと仕込んではあったんですね」

ちひろ「ねぇ、ぷろでゅっ」

肇「そうですね」

ちひろ「!?」

ちひろ「……!?」

肇「どうしたんですか?」

ちひろ「は、肇ちゃん……?」

肇「あぁ、いえ。私は――」ベリベリッ

P「プロデューサーですけど」

ちひろ「……!?」

P「どうしました?」

ちひろ「え、さっきの肇ちゃんは?」

P「俺ですよ」

ちひろ「……いや、どういうことですか」

P「ただの変装ですよ」

ちひろ「百歩譲っても変態です」

P「あぁ、そういう言い方もしますね!」

ちひろ「……ソウデスネ」

P「俺が――」バサッ

肇(P)「肇する、っていったじゃないですか。こういうことですよ?」

ちひろ「……うん、わかりました。まったくわかりませんがわかりました」

肇(P)「それじゃあ私が愛海ちゃんの相手をしますから」

ちひろ(……本人にしか見えない……うーん、スタドリの効果かしら……)

肇(P)「ちひろさん?」

ちひろ「あぁ、はい。じゃあ邪魔にならないように避けておきますね」

肇(P)「ありがとうございます」ニコッ

ちひろ(……なんだか背筋が寒くなってきたわ)

 ガチャッ

愛海「おっはよーございまーすっ!」

肇(P)「あっ、おはよう。愛海ちゃん」

愛海「肇さん、おはようございますっ!」ヒュオッ

肇(P)「きゃっ、ダメですよ!」

愛海「……むぅ、流石に正面からは無理か」

肇(P)「ふふっ、いつもオイタばっかりしてちゃダメですよー」

愛海「だんだんみんながあたしの対応に慣れてきているのが悔しい……ぐぬぬぅ」

肇(P)「その情熱をお仕事に向けたらいいのに……」

愛海「これがあたしのお仕事! 生き様! 生き甲斐なんですよ!」

肇(P)「……すごい、ね」

愛海「ありがとうございます、揉ませてください!」

肇(P)「だーめっ。ほら、お仕事の準備があるんじゃないのかな?」

愛海「……そうですね、では」

肇(P)「あっ、そうだ。愛海ちゃんは手先が器用……だったよね?」

愛海「えっ、はい! なんですか、肩とか凝ってるならまかせてくれたら……うひひ……」

肇(P)「そうじゃなくて……今度、いっしょに陶芸でもどうかなって」

愛海「とうげい……?」

肇(P)「うん。繊細なタッチとか、力強い揉み方とか……土が面白い味をだしてくれそうだと思って」

愛海「……うーん、土かぁ。あんまりやわらかくなさそう……」

肇(P)「そ、それは……女の子の胸に比べたら柔らかくないかもしれないけど、でもすごく……」シュン…


愛海「今こそ好機! はぁっ!」バァーンッ!

肇(P)「きゃっ……!?」

愛海「油断しましたね肇さん! あたしは、女の子の柔らかいところが好きですよ」

愛海「でもね、柔らかさだけを求めてなんかいないんです! あたしが欲しいのはそう、感情の爆発!」

愛海「これぞ愛の奔流! 芸術そのもの……ん?」


   ムニムニ  コネコネ


愛海「……ん、ん、んー?」

愛海「……おかしいな、こんなに弾力がなくて硬い胸は初めて」

肇(P)「………」

愛海「あ、いや。肇さん……悪い意味じゃないんですけど、でも」

   ドサドサッ

愛海「……!? な、こ、これは……粘土……!?」

P「フッ……かかったな、棟方愛海!」

愛海「えっ、プロデューサー!?」

P「そうだ。プロデューサーだ!」

愛海「そ、そんな……は、肇さんは……!?」

P「俺だ」

愛海「……まさか、あたしが女の子とプロデューサーを見間違えるなんて」ガクッ

P「まだまだお前は若い。精進するんだな」

愛海「うん……やるね、さすがプロデューサーだよ」

P「ははっ、だが隙をついての飛び込みはよかったぞ。俺もノータッチでいくつもりだったが破られるとは思わなかった」

愛海「あたしは一分一秒今この瞬間も進化し続けている……あたしのパイタッチは光よりも速いよ」

P「頼もしいな。それじゃあ、仕事いってこい!」

愛海「うん! 次は負けないから!」



ちひろ(なにこれ)

P「どうですか、うまくいったでしょう」

ちひろ「私には何がうまくいって何がうまくいってないのかわかりません」

P「そうですか? 愛海のモチベーションはあがって、驚かすこともできた。完璧でしょう」

ちひろ「はぁ……そう、ですね?」

P「そうですとも」

ちひろ「……じゃあ、お仕事しましょうか」

P「いえ、まだやりますけど」

ちひろ「はい?」

P「ハーイ!」

ちひろ「…………内容は?」

P「内容ですか? それはですね……>>32でいこうかなと」

>>5

P「結婚してほしいんですよ、ちひろさん」

ちひろ「……は?」

P「え?」

ちひろ「私と?」

P「はい」

ちひろ「プロデューサーさんが?」

P「はい」

ちひろ「……本格的におかしくなりました?」

P「あぁ、いや。違いますよ? 俺とちひろさんが結婚するじゃないですか」

ちひろ「まず前提がおかしいですね」

P「そうですか?」

ちひろ「えぇ……まぁ、突っ込んでも仕方ないんでしょうけど」

P「そうすると、報告しないといけなくなるでしょう」

ちひろ「誰にです?」

P「アイドルにです」

ちひろ「……あー、うん。なるほど。そういうドッキリですか」

P「びっくりしますかね」

ちひろ「するんじゃないですか……私を巻き込まないでほしいですけれど」

P「そういうことですよ。どうですかちひろさん!」

ちひろ「あー、もう。勝手にしてください」

P「そうですか! じゃあ、そろそろ>>40が来ますからね!」


ついでに信愛度判定
コンマ以下がでかいほどPに愛情持ち

わくわくさん

和久井留美(26)


P「そう、和久井さんが!」

ちひろ(あぁ、なるほど。これは私に対するどっきりかしら?)

P「ちひろさん?」

ちひろ「……あぁもう、どうぞご勝手に」

P「はい!!」

ちひろ「プロデューサーさん、あなた……」

  ガチャッ

留美「おはようございます」

ちなみに34:初登場Rの+マックス換算



P「あ、おはようございます」

留美「プロデューサー、ちひろさん……って、どうしたの?」

ちひろ「どうって……はうぁっ!?」

ちひろ(ぷ、プロデューサーさんたらいつのまに私の手を恋人つなぎして……!?)

P「いやぁ、恥ずかしいところを見られちゃいましたかね……」

留美「……?」

ちひろ「いや、あの、プロデューサーさん?」

P「……和久井さんには、言っておいたほうがいいですよ。ちひろさん」

ちひろ「いや、まっ……」

留美「……そういう、ことかしら」

ちひろ「え?」

留美「そう……いいわ。素直に、祝福させて」

ちひろ「え、あの」

P「和久井さん……」

留美「……私だって、大人よ。そんなところを見て、わからないはずがないでしょう?」

ちひろ(わかってませんよわくわくさぁん!)

P「……でも、言わせてください。俺は」

留美「ダメ! ……おねがい、待って」

P「……」

留美「あなたの、口からきいたら……耐えられない、かもしれないから……」

ちひろ「あの、留美さん」

留美「……おめでとう。ちひろさん」

ちひろ「いえ、私は――」

留美「……ふふっ。慰めの言葉ならいらないわよ」

ちひろ「そうじゃなくてっ」

P「ちひろさん」

留美「……今日の、お仕事は。1人でいったほうがいいかしら?」

P「和久井さん……大丈夫ですか?」

留美「平気、よ……大切なものをなくすのは、これで2度目ね。私、運がないのかしら?」

P「そんなことありません。和久井さんはとても魅力的な人ですよ!」

留美「……ふふっ、ずるい人。じゃあ、いってきます」


   ガチャッ   パタンッ


P「……和久井さん」

ちひろ「ちょ、ちょっとプロデューサーさん! 何やってるんですか!」

P「なにがですか?」

ちひろ「なにって……ドッキリ! 伝え忘れてますよ!」

P「あ……しまったな」

ちひろ「しまったですみますかこのばかちんがぁ!」

P「じゃあ次の子にいきましょう。今追いかけても逆効果ですし、他の子が来ますし」

ちひろ(……今度から新作ドリンクは万全を期してから使おう)

P「ちひろさん?」

ちひろ「え、はい?」

P「次なんですけれど、>>52しようかと思ってるんです」

ペロペロ

P「ペロペロしようかと思ってるんです」

ちひろ「……ペロペロ?」

P「はい、ペロペロ」

ちひろ「ははぁ……さては気でも狂いましたね?」

P「俺は正気ですよ」

ちひろ「みんなそういうんですよ」

P「えー?」

ちひろ「……で、一応聞いてあげますけど」

P「はい」

ちひろ「誰にですか?」

P「そんなの当然……>>58にですよ!!!」

輝子

星輝子(15)



P「輝子です」

ちひろ「……」

P「大丈夫ですよ。親友ですから」

ちひろ「そうですか、いいですね」

P「はい、親友ですから」

ちひろ「もうツッコミも疲れたのでちょっと仮眠室いってきますね……」

P「いってらっしゃーい」

    ガチャッ

ちひろ「きゃっ……!?」

輝子「わ、ぁ……!?」

輝子「フ、ヒ……あ、あの……す、すみません……ごめんなさい……」

ちひろ「いや、私こそ……大丈夫?」

輝子「あ、私は……平気、なので……フフ……か、身体は……じょうぶ、かも……」

ちひろ「それならいいんだけど……いい、何かあったらこれを押して、通報するのよ?」

輝子「あ、はい……わかりました……」

ちひろ「……それじゃあ、ちょっと寝てくるから」

輝子「……??」


  ガチャッ

輝子「お、おはよう……」

P「おぉ輝子、おはよう!」

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