妹「お兄ちゃん? お兄ちゃんなんでしょ…?」(219)

妹「すぅ、すぅ……」

 「う~ん……ふみゅ?」パチ

 「何これ、真っ暗……何も見えないよ」

 「私、自分のベッドで寝てたはずなのに……あれ?」ガシャガシャ

 「嘘!? 何よこれ…!」

 「手錠? なんで私後ろ手に縛られてるの!?」

 「この何も見えないのも、目隠しされてるから?」

はぁ・・・はぁ・・・!

妹「ひっ!?」

妹(だ、誰かいる…!)

妹「誰ですか…? 私を拉致した犯人さんですか…?」

?「……」

妹「お願い、家に返して! うちは裕福じゃないし私なんかさらっても、むぐっ」

 「モゴモゴモゴ……」

妹(何よこれ、ボール?)

 (穴が空いてて呼吸はできるけど、喋れなくなっちゃった……)

妹「モゴゴ……」グスン

ぽろぽろ・・・ぺろっ!

妹「っ!」

妹(この人、私の涙舐めてる…!)

 (いやっ、気持ち悪い…! 誰か助けてよ…!)

妹「ううぅぅぅ……」ジタバタ

?「ッ!」ガシッ

妹「んーっ!」

ひた・・・

妹「!!」

妹(首に何か当てられた……)

 (冷たい金属みたいな……な、ナイフ!?)ビクン

妹(動いたり騒いだらコロされるんだ……)ピタ

ぎゅぅ・・・

妹(抱きしめられた……、きっと犯されちゃうんだ)ジワッ

 (お願い、出来るだけ痛くしないで下さい……)フルフル

?「……」

妹「……」

?「……」

妹「…?」

妹(何もしてこない…?)

 (さっきから私のこと、ずっと抱きしめてるだけ……)

 (……助かった、のかな)ホッ

妹「……」ウツラウツラ

妹(ほっとしたら、なんだか眠く、なって……)

妹「すぅ、すぅ……」スヤー

?「……」

妹「はっ!」ガバッ

チュンチュン・・・

妹「あ、さ…?」

 「私の部屋だ……」

コンコン。

妹「!!」ビクン

兄「妹ー? そろそろ起きないと遅刻するぞー?」

妹「お、お兄ちゃんの声だ……」ストン

たたたっ、ガチャ!

妹「お兄ちゃんっ!」ダキッ

兄「おっと、どうした妹? まだ寝ぼけてるのか?」

妹「う、うぅぅ……」グスッ

兄「おいおい、何泣いてるんだ? 悪い夢でも見たのか?」ヨシヨシ

妹「悪い、夢…?」

妹「……」ボー

妹(ほんとに昨日のあれは夢だったの…?)

兄「そろそろ目は覚めたか?」ナデナデ

妹「う、うん……おはよう、お兄ちゃん」

兄「おはよう」ナデナデ

妹「って、いつまで頭撫でてるのよっ!」ペシッ

兄「あぁっ、寝ぼけてる妹は可愛かったのにぃ……」

妹「何よそれ、シスコンとかマジきもい!」タタタッ

兄「……」

おなかいたいお・・・

その日の夜――。

妹「……」ゴクゴク

兄「妹、寝る前にジュース飲むと夜中にトイレに起きることになるぞ」

妹「うるさい」スタスタ

兄「はぁ……、今朝の妹は可愛かったのになぁ」

妹「なっ、今朝のことは忘れろ、馬鹿!」ゲシッ

兄「あだァッ!」

ガチャ、パタン。

妹「……」ギシ

妹(昨日のは夢、昨日のは夢、昨日のは夢……よし!)

妹「おやすみー」スヤー

 「……」

 「すぅ、すぅ……」

?「……」ニヤリ

妹「う~ん……」

妹(トイレ行きたくなっちゃった……)

妹「モゴッ……モガモゴ!?」ガチャガチャ

妹(えっ? 嘘でしょ、またなの…!?)

はぁ・・・はぁ・・・!

妹(これは夢、夢なのっ! 目を覚ませ私!)

?「……」ダキッ

妹(ひっ!)

妹(やっぱり夢じゃないの…?)

妹「…!」ブルッ

妹(そうだ、トイレ! 私トイレに行きたかったんだ!)

妹「モゴ、モゴモゴ」

?「……」

妹(何言ってるか伝わってないだろうし、こいつが助けてくれるわけなんてないよね……)

 (朝までか夢が覚めるまでかわからないけど、耐えるしか……)

?「……」ギュゥ

妹「っ!」

妹(ちょっ、動かないでよ!)

 (っていうか、お腹に手を回さないで!)フルフル

 (圧されたら、で、出ちゃうよぅ…!)

?「……」サスサス

妹「んーっ!」ビクビク

?「…?」

妹「フゥフゥ……」フルフル

妹(無理! むりむりムリムリ!)ブンブン

 (我慢なんて絶対できない!)

 (お願いだからトイレに行かせてよぅ…!)ジタバタ

ひた・・・

妹(またナイフ…! コロされるのもイヤ!)

 (でも漏らすのもイヤ!!)グスン

妹「うぅ……」ポロポロ

?「……」ペロペロ

妹「……」フルフル

?「……」パッ

妹(あれ? 離してくれた……)

 (もしかして逃がしてくれ、)

スルッ。

妹「っ!!」ビクン

妹(嘘っ、パジャマのズボン脱がされた…!)

スルスル。

妹(パンツまで…!)

 (足は縛られてないけど、怖くて身体が動かない……)

 (私今日こそ犯されるんだ……)

?「……」ペロペロ

妹「……っ!」

妹(私の大事なところ、舐められてる……)

妹(今、そんなとこ刺激されたら……)ブルッ

 (ぁ……あぁっ!)チョロロ

チョロチョロチョロ・・・!

?「…!」ゴクゴク

妹「~~っ!!」

妹(飲まれてる!?)

 (私のおしっこ、この人に飲まれてる!)

妹「うぅ……」フルル…

?「ぷはっ」

妹(おしっこ、全部飲まれちゃった……)クタッ

?「……」ペロペロ

妹(なんで、どうして私がこんな目に合わなくちゃいけないの…?)

スルスル。

妹「?」

妹(脱がしたパンツとズボン、履かせてくれた?)

ぎゅぅ・・・

妹(また抱きしめられた……)

 (こいつ何がしたいのよ……)

妹「……」ウツラウツラ

妹(ぁ……、また眠くなってきちゃった……)

妹「すぅ、すぅ……」

?「……」ナデナデ

妹「うぅん……、おにい、ちゃ」

?「っ!」ビクッ

妹「……くぅ」

?「……」ホッ

 「……」ナデナデ

妹「ふみゅ……」スヤー

やってみたらわかる

PC移動した

妹「はっ!」ガバッ

チュンチュン・・・

妹「また……。やっぱり夢なの…?」

 「ベッドは……少なくともお漏らしはしてないわね」ホッ

 「いっそ、ベッドが濡れてたら……」

妹(あれは夢だったって思えたのに……)

コンコン。

兄「妹ー? 今朝も寝坊かー?」

ガチャ。

妹「……」

兄「あぁ、起きてたか。おはよう、妹」

妹「ねぇ、夜中に妙な物音とか聞いてない?」

兄「物音?」

兄「いや、俺、いつも夜はぐっすりだし……」

 「なんかあったのか?」

妹「そう……。別になんでもない」スタスタ

兄「? 変な妹だな」

そして夜――。

妹「今日は朝まで眠らない」

 「もしも夢じゃないなら、きっと今日も私を攫いにくるはず……」

 「あっ、電気は消しとかないとね」パチン

 「電気が点いてたら起きてると思って今日は来ないかもしれないし」

 「……」ウツラウツラ

妹(あぅ……、暗くなったら眠く、なって、きちゃ)

妹「くぅ……」スヤー

妹「ん……」

 「……はぁ」

妹(まただ……)

妹「あれ? 喋れる……」

妹(今日はあのボールみたいの、口に入れられてないんだ)

妹「……近くにいるの?」

?「……」ナデリ

妹「ひゃぅっ」

妹(やっぱりいた……)

 (今日は喋れるけど、叫んだら誰か助けにきてくれるかな……)

 (喋れるってことは、叫んでも絶対誰にも届かないってことなのかな)

 (どちらにしても、逆上してコロされちゃうか……)

妹「ねぇ、あなたは誰なの?」

?「……」

妹「どうしてこんなことするの?」

?「……」

妹「私、今すごく怖いし、悲しいよ」

 「誰か知らないけどもうこんなことやめてよ……ね?」

?「……」ナデナデ

妹「子どもみたいな扱いやめてよ……」

 「まるであなた、私の……」ピクッ

妹(この優しい撫で方、お兄ちゃんの撫で方にそっくり…!)

 (そんな、もしかしてこいつ……)

妹「お兄ちゃん?」

?「……」ピタッ

妹「お兄ちゃんなんでしょ…?」

?「……」

妹「やっぱりだ! やっぱりお兄ちゃんなんだ!」

 「どうしてこんなことす、むぐっ」

 「モゴモゴモゴ……」

妹(また変なボールみたいなの!)

妹(手は後ろでに手錠をかけられてるし)

 (足は動くけど目が見えないんじゃ……)

がしっ。

妹「!!」

妹(両肩を掴まれた…! お兄ちゃん、私に何する気なの…!?)

ごろん。

妹(うつ伏せにされた……)

ずしっ。

妹(さらに背中に乗られた?)

ぐいーっ。

妹「~っ!!」ビクン

妹(背中を圧されてるっ!)

 (ま、まさか……マッサージ!?)

ぐっ、ぐっ。

妹(くっ…! き、気持ちいい……)

 (こんなことされたら私……ねむ、く……)

妹「くぅ……」スヤー

?「……」ナデナデ

妹「はっ!」ガバッ

チュンチュン・・・

妹「……っ!」ダッ

ガチャッ、バタン。

兄「うわっ、い、妹!」

妹「お兄ちゃん!」ガシッ

兄「ど、どうしたんだ妹? 朝からそんな怖い顔して……」

妹「お兄ちゃんが犯人だったんでしょ! そうなんでしょ!?」

兄「は、犯人って一体何のことを」

母「朝から何騒いでるの、あんたたちは」

兄「あ、母さん。妹が起きてきたと思ったらいきなり俺が犯人なんだろって」

母「犯人?」

妹「そうなの! お母さん、こいつってば」

母「あぁ、それあたしだわ」

妹「えっ…?」

プリン食べたのはって事だろ

母「あんたのプリン食べたの」

妹「ぷ、プリン…?」

母「冷蔵庫にあったプリン、あんたのでしょ?」

 「賞味期限昨日までだったから」

妹「なーっ! ひどいお母さん!」

 「別に一日ぐらい過ぎたって平気なのに!」

母「でも、プリンだってより美味しく食べられた方がシアワセじゃない?」

妹「何よそれ、わけわかんない!」

兄「いってきまーす!」ガチャッ

妹「あっ! お兄ちゃんが逃げたぁ!」

>>72
わかってても言わないのがハナだろう・・・

夜が来る――。

妹「……」ヒシッ

兄「あの……これはどういう、」

妹「一緒に寝る」

兄「俺と?」

妹「うん」

兄「お前が?」

妹「そう」

兄「な、なんで……」

妹「なんでも」

妹(結局、お兄ちゃんが犯人かどうかは分からなかった)

 (だから私は考えた。お兄ちゃんと一緒に寝ればいんだって!)

 (私が攫われそうになったら、横にいるお兄ちゃんが助けてくれるはず)

 (そして、いつもみたいに攫われてたら犯人はお兄ちゃんしかありえない)

 (私って頭いい!)

兄「そこまで言うなら俺はいいけど」

妹「お兄ちゃんが嫌とか関係ないから。拒否権なんてないの」

兄「はいはい、わかりました」

 「電気消すぞー」

妹「うん」

パチン。

兄「妹はあったかいなぁ」

妹「ちょっと、あんまりくっつかないでよ」

兄「仕方ないだろ。このベッド、一人用なんだから」

 「こうやってくっつかないとベッドから落ちる」

妹「落ちればいいのに」

兄「とか言いながらくっついてくる妹は可愛いなぁ」ナデナデ

妹「またそうやって撫でる……ふあぁ」

兄「おやすみ、妹」

妹「おやすみ……、お兄ちゃん」

妹「ん……」

 「あれ? ここ私の部屋じゃない……」

兄「ぐぅ……」スヤスヤ

妹「そっか、今日はお兄ちゃんと一緒だったんだ……」

 「えへへ、お兄ちゃんがいたから今日は攫われてないや」

 「お兄ちゃんのおかげー」ギュー

 「……ってあれ?」

 「これじゃお兄ちゃんが犯人かどうか分からない……」

 「……寝よう」スヤー

着地点がわからない。……風呂に入ろう(スヤー

「……うと、いもうと!」

妹「ふぇ…?」

兄「妹! やっと起きたか……」

妹「はれ? なんで……うそ、でしょ…?」ガチャガチャ

 「また、だなんて……」

兄「目が覚めたら手足を縛られた上に目隠しされてたんだ」

 「お前の方はどうだ?」

妹「私は手に手錠をかけられてるのと目隠しだけ……だけど」

妹(そんな……お兄ちゃんは犯人じゃなかったんだ!)

?「……」ガサッ

兄「だ、誰だ…?」

?「……」

兄「お前が俺と妹を拉致したのか!? 答えろ!」

?「……」スッ

妹「きゃっ」

兄「!! 妹!? お前! 妹に何をした!!」バタバタ

妹「大丈夫だよ、お兄ちゃん。この人何もしないか、ら……んっ」

兄「おい! やめろ! 俺の妹に手を、」

ドン!

兄「ぐはっ!」

妹「お兄ちゃん!? ねぇ、お兄ちゃん、何があったの!?」

兄「ぐ、ぁあ……」

妹「やめて! なんでも言うこと聞くから、お兄ちゃんにひどいことしないで!」

ドン!

兄「あがっ……」

妹「お兄ちゃん!」

兄「……」

妹「お兄ちゃん? ねえ、返事してよ! おに、むぐぅっ!」

 「モゴモゴモゴモー!」

ぎゅぅ・・・

妹(ヤダヤダヤダ、離してよ! お兄ちゃんが、お兄ちゃんが!)ブンブンジタバタ

ゴンッ。

?「あだァッ!」

妹「えっ…?」

もうお前らやめてくれよマジで・・・
こっちも必死で考えてんだからさ・・・

妹「……」

?「……」

妹「お兄ちゃんだよね、今の声」

?「……」

ひた・・・

妹「そういうのいいから。早くこれ、外してよ」

兄「はい……」

しゅる。

妹「そこに正座」

兄「はい」スッ

妹「……」

兄「……」

妹「……何か言うことは?」

兄「結婚して下さい」フカブカ

妹「死ねッ!」ガッ

兄「ぐふっ…!」

ことん。

妹「これ……スプーン?」

 「もしかして、私の首に当ててたのってこれ?」

兄「は、はい……」

妹「はぁ……で、なんでこんなことしたの?」

兄「イモウティウムの不足を補うためにやむおえず」

妹「いもうてぃうむ?」

兄「妹を抱きしめると補充されます」

妹「きもい死ね」

妹「要するに私を抱いて眠りたかったけど」

 「直接言っても断られるに決まってるし」

 「寝てる間にこっそりもぐりこんでも、目を覚まされたら嫌われると思ったから」

 「目隠しして手錠までして、それにこれ……なんだっけ?」

兄「ギャグボールです」

妹「そう、それ。そんなものまで用意して……ド変態」

兄「ごめんなさい」

妹「謝って許されると思ってんの?」

兄「許さなくていいんで抱きしめさせて下さい」

妹「まじきもい」

妹「私、めちゃくちゃ怖かったんだよ?」

 「犯されるんじゃないかって、最悪コロされるんじゃないかって思った」

兄「怯える姿も可愛かったです」

妹「……」ガッ

兄「ぐふっ…!」

妹「しかも、私のおし、おし、……おしっこ飲むし///」

兄「おいしかったです」

妹「死ねぇッ!」ガッ

兄「うぐっ、ありがとうございますっ!」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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      /_/

妹「はぁ、はぁ……マジありえない」

 「こんな変態が私のお兄ちゃんだなんて……」

兄「……が悪いんだ」

妹「何? 今なんか言った?」

兄「お前が悪いんだ。妹が可愛すぎるから…!」

妹「いや、まじきもいから」

兄「可愛すぎるお前が悪いんだよっ!」ガバッ

妹「はっ!? な、ちょっと!」ドサッ

兄「妹……、妹ー!」ガシッ

妹「ちょっ、やめて…! お願いだから…!」

兄「妹ぉ…!」ギュー

妹「うぅ……」フルフル

妹(きもいって言い過ぎた?)

 (まさか逆上して襲い掛かってくるなんて……)

 (今度こそ私、お兄ちゃんに犯され……)

兄「妹は可愛いなあ……」ナデナデ

妹「抱きしめるだけ!?」

兄「はぁ……妹が可愛すぎて生きるのが辛い」ナデナデ

妹「なら死ねばいいよ。っていうか、はーなーしーてー!」

兄「もうちょっと、もうちょっとだけこのままで……」

妹「もうちょっとってどのくらいよ!」

兄「えっと……たくさん!」

妹「ちょっとじゃないじゃん!」

兄「じょ、冗談だから! あと、5分! 5分だけ!」

妹「3分」

兄「わ、わかった……3分でどうにか寝かしつけて朝まで抱いて眠ります」

妹「せめて心の中で言え」

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ




| ミ  ピャッ!
|    ④

兄「……」ギュー

妹「……」

兄「……」ナデナデ

妹「……ねぇ、どうしてお兄ちゃんは私のことそんなに好きなの?」

兄「ん? 人が人を好きになるのに理由が必要か?」

妹「ちゃんと答えて」

兄「……あれはお前が幼稚園の頃の話だ」

兄「お前は、休みの日に友だちを家に連れてきておままごとをしていた」

 「そこに俺が母さんに言われておやつを持っていってやったら」

 「お前の友だちが、一緒におままごとやろーって言ってきたんだ」

 「俺の答えを聞く前に、その友だちが」

妹友『おにいさんはわたしのだんなさまねー』

兄「って言ったんだよ」

 「そしたらお前が」

妹『だめー! おにいちゃんはわたしのおにいちゃんだからだめなの!』

 『しょうらいはわたしのおむこさんになるんだもん!』

兄「って言ったんだ。俺はこいつのお婿さんになろうってその時誓ったんだよ」

妹「うん、きもい。マジできもい」

これでまだ半分って言ったらどうする?

ちょっと深夜徘徊してくる(スヤー

イモウティウム補充完了

兄「……すまん」

妹「でも……」

妹(ちゃんと覚えててくれたんだ……)

妹「えへへ…///」

兄「?」

兄「そろそろ3分だな……」

妹「えっ?」

妹(やばい、私、今、絶対顔赤くなってるのに……)

妹「…!」ギュッ

兄「妹? もう3分経って……」

妹「3分で寝かしつけたら朝まで抱いて眠るんでしょっ!」

 「私、もう寝てるから。起こさないでよね!///」

兄「え? あ、あぁ……」ナデナデ

兄(よくわからんがこの幸運を大事にしよう、そうしよう)

兄「……」パチッ

チュンチュン・・・

兄「朝か……」

妹「うぅん……むにゃ」

兄「今朝も妹は可愛いな」ナデリ

 「……はぁ、けどばれちゃったなぁ……」

 「俺どうなるんだろ……」

 「母さんに怒られて、父さんに怒られて、その後は一人暮らしさせられるのかなあ」ハァ

兄「案外、昨日のことも夢だったってことにできないもんだろうか……」ブツブツ

妹「ぅん……あ、お兄ちゃんおはよー」

兄「お、おう……おはよう、妹。よく眠れたか?」

妹「まぁまぁ」

兄「き、昨日は、その……」

妹「?」

兄「変な夢は見ずに済んだか?!」

妹「……」

妹「夢……、そういえばなんか変な夢見たかも」

兄「へ、へー、そうかー」

妹「お兄ちゃんに手錠されて嘗め回されたりおしっこ飲まれたりする夢」ジト

兄「うっ…!」

妹「でも夢だよねー、お兄ちゃんがそんなことるわけないよねー」

兄「あ、あはは……」

妹「私、顔洗ってくるね」トタタ、ガチャ

兄「……はぁ、終わった」

妹「……」モグモグ

兄「……」モソモソ

妹「あっ」

兄「!」ビクッ

妹「お兄ちゃん、お醤油とって」

兄「あ、あぁ」ハイ

妹「ありがと」

兄「……」

妹「それじゃ、いってきまーす」

兄「おう、いってらっしゃい……」

ガチャ、バタン。

兄「……どういうことだ」

 「あいつ、何も話してないみたいだけど……」

母「あら、兄?」

兄「あ、母さん」

母「どうしたの玄関でぼーっとして、あんたも学校でしょ」

兄「うん……いってきます」

母「はい、いってらっしゃい」

夜ーん――。

兄「何事もなく一日が終わってしまった……」

 「ってことは妹は俺のこと許してくれたのか…?」

 「なら今日も妹のところに……」

 「……」スッ、パチン

 「寝よう。せっかく許してくれたんだ」

 「イモウティムの補充はもう諦めよう」

 「……ぐぅ」

?「……」

「ん……ちゅっ、ちゅぱ……」

兄「ん…?」パチッ

妹「んー? ちゅぅ」

兄「!?」バッ

妹「ふみゅっ!」コロン

兄「なっ、妹! お前何を……」

妹「何って、キスだよ? 大人のキス」

兄「そうじゃねえ、俺とお前は、その、兄妹で…!」

妹「お兄ちゃんもしてたじゃん」

兄「俺は抱きしめてただけだ!」

妹「大事なとこ見られたし、おしっこ飲まれた」

兄「それは、お前にお漏らしなんかさせるわけにはいかなかったし」

 「だからってトイレに連れて行ったら絶対ばれるから仕方なく……」

妹「別になんだっていいよ。どうせ夢だし」

兄「ゆ、め…?」

妹「そう、夢」

妹「これは夢だから大丈夫」

 「夢だから兄と妹がキスしてても大丈夫なの……んー」チュッ

兄「ん……」チュッ

妹「お兄ちゃん、ほんとは私にもっといろんなことしたかったんじゃないの?」

 「お兄ちゃんは優しいから抱きしめるだけで我慢してたんだよね」

 「でも、これは夢だから私に好きなことしていいの。ほら……」

スルッ・・・ぱさっ。

妹「可愛い? この下着、私の一番のお気に入りなんだ」

兄「……」ゴクリ

妹「我慢してたのはお兄ちゃんだけじゃないよ……」

薄ぼんやりとした部屋に、妹の白い肌が浮かび上がる。
心臓は今にも破裂しそうなほど昂ぶっている。
それは、兄と妹という背徳的な関係だからか、
それとも相手が世界で一番愛するものだからか、
はたまたその両方だからかは分からない。

妹「お兄ちゃん、早く……」

妹は両肩の下着の紐の部分に指をかけするりと外す。
凹凸は乏しいが、幼いながらも女性らしさ秘めた妹の裸体を前に
兄の最後の倫理観がプツリと焼き切れる。

兄「妹っ!」

妹「きゃっ、んん……」

兄は妹をぎゅぅと抱きしめ、妹の唇に喰らいつかんばかりの勢いでキスをする。
唇と唇が触れると同時に、舌を妹の口内へと滑り込ませる荒々しいキス。

兄「ん……ちゅっ、ちゅるる、ちゅぱ」

奥歯から前歯まで、上も下も丹念に嘗め回す。
妹は、口の中で暴れまわる兄の舌に、ビクビクと身を震わせ息を荒くしていく。

妹「ぷはっ……お兄ちゃん、いきなり激しすぎ……」

兄「ごめん、あんまりにもお前が可愛かったからつい……」

妹「今度はもっと優しく……でも、やっぱり大人のキスがいいかな」

兄「わかった」

兄「ん……ちゅ、ぢゅっ、ぢゅぷ……ぢゅるる」

兄妹は再び唇を合わせると、今度は互いに貪りあう。

妹「ぢゅっ、ぢゅるる、ん……ちゅー」

互いに互いの舌を絡ませて、相手の舌からエキスでも搾り取ろうとするように、
音を立てて激しいキスを繰り返す。

息が苦しくなるとどちらからともなく唇を離すが、
一呼吸置いてはすぐに次の長いキスが始まる。

艶かしくイヤらしい音だけが兄の部屋を埋めていく。

妹「はぁ、はぁ……もうムリ、唇ふやけて……」

兄「子どもがこんなエッチなキス、どこで覚えてくるんだよ」

妹「お兄ちゃんの引き出しの一番奥に隠してある、」

兄「皆まで言うな……」

妹「全部妹モノだったね。ちょっと嬉しかったよ?」

兄「あ、あぁ……あんまり人の部屋勝手に入ってガサイレするのはよくないぞ、妹よ……」

妹「妹の部屋に勝手に入って、こっそり妹を抱きしめるのはいいのに?」

兄「ごめんなさい」

妹「素直でよろしい」

妹「お兄ちゃんが隠してたDVD、キスよりもっとすごいことしてたよね……」

兄「あぁ、そうだな……」

妹「お兄ちゃんもああいうことしたい? 私と」

兄「それは……」ゴクリ

妹「私は、したいよ…?」

兄「っ!」

妹「私の心も、身体も、中も外も、全部お兄ちゃんのものにして欲しい」

兄「妹……」

どんな顔してこんな文章書いてんだろ

兄「初めては痛いんだぞ…?」

妹「うん、知ってる」

兄「俺が初めてでいいのか…?」

妹「初めてはお兄ちゃんがいいの」

兄「妹は……どうしようもなく可愛いな」ギュー

妹「えへへ、ちょっと苦しいかも……」

>>190
       / ̄ ̄ ̄ ̄\
      /;;::       ::;ヽ
      |;;:: ィ●ァ  ィ●ァ::;;|
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>>190
>>192こんな顔

妹「脱がせっこしよっか」

妹はそう言うと兄のズボンへと手を伸ばす。
そのままパンツもまとめてストンと下まで下ろそうとするが
上の方で何かに引っかかり指が止まってしまう。

兄「あ、あはは……」

妹「えぇっ、こんなに大きいんだ……」

苦笑いで返す兄に、妹は自身の想像と比較し驚嘆の声を上げる。
そこを注視したまま、指をゆっくりとズボンの引っ掛かりへと直接指を伸ばし、
そっと隠れていた部分を顕にする。

妹「うぅ……やっぱり大きい」

兄「これがお前のここに……」サスッ

妹「ひゃんっ」

兄「入るんだぞ? やっぱりやめた方が……」

妹「だ、大丈夫だよ。夢だもん」

兄「くくっ、そっか、夢だもんな」

妹「そう、夢だから」

兄「なら激しくしても大丈夫だな」

妹「そ、それはちょっと……」ビクッ

兄「冗談だよ」

兄は悪戯っぽく笑うと、妹に短いキスをする。

兄「ズボンとパンツ、下ろすぞ」

妹「うん……」

今度は兄が妹のズボンに指をかけ、スムーズに脱がせていく。
妹と違い、ズボンのみを脱がせた後、一度手を止め
下着一枚の状態の妹の姿をゆっくりと下から舐めるように視姦する。

妹「そんな風にじっくり見られたら恥ずかしいよ……」

妹は恥じらいから頬を染め、身体をくねらせる。

兄「ん?」

妹「え?」

兄「妹のここ、湿ってるな……」

兄がそっと触れたのは妹の秘部。
くちゅっ、と水っぽい音が小さく響く。

妹「私が、お兄ちゃんを好きな証拠、だよ」

妹はより一層に頬を染めながら、搾り出すような声で告白する。
その可愛らしい仕草で、兄の下腹部はさらに硬さを増すこととなる。

兄「もう、我慢の限界だ……」

パンツを一気に脱がせると、兄は妹に覆いかぶさるような体勢をとる。

妹「私も……できれば優しくしてね」

兄「無理そうだけど、できるだけ頑張るよ」

最後に一言だけ交わし、兄は腰を一気に突き出し
妹を文字通り串刺しにする。

――――
――

兄「はっ…!」ガバッ

チュンチュン・・・

兄「い、妹は……いない!?」

 「えっ、やっぱり昨日のは夢……か」ハァ…

 「ほっとしたような、惜しかったような……」

コンコン。

妹「お兄ちゃーん、そろそろ起きないと遅刻するんじゃないのー?」

兄「い、妹!?」

兄「あぁ、すぐ行くよ!」

妹「早くねー」パタパタ

兄「はぁ、あんな夢見たあとだから心臓が止まるかと思った……ん?」

 「これは……血痕?」ザワッ


妹『えへへ、やっぱり初めてって血が出るんだ……くっ!』

兄『大丈夫か? やっぱりやめた方が……』

妹『やだ……お兄ちゃんが射精するまでやめない……』

兄『変なところで頑固だなお前、わかったよ……もう少しだけ我慢しろ』

妹『うん……』


兄「……夢じゃ、なかった…?」

妹「あっ、お兄ちゃん!」ガチャッ

兄「妹っ!」

妹「言い忘れてたけど、私まだ生理きてないから安心していいよ」

兄「っ!!」ムクリ

妹「それだけ、じゃあね。そろそろご飯食べないとほんとに遅刻するよー?」バタン

兄「は……ははっ……」

 「あははははははは!」ドサッ

 「あはは、はぁっ……」

 「…………」


兄「妹さいこー!」グッ


~END~

妹「このSSはフィクションだよ、お兄ちゃん!」

 「登場する事物、団体、地名、職業など、ぜ~んぶ架空のものなの」

 「だから、実際のものとはな~んにも関係ないんだよ!」

 「それと、このSSの登場人物はみーんな18歳以上だからね」

 「兄妹でのエッチもぜーったいに真似しちゃダメだよ!」

 「わかった? お兄ちゃん」

兄「あぁ、わかったからエッチしようぜ、妹」

妹「あー、ぜんぜんわかってないー。そんなお兄ちゃんには……」

   ヽ`
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妹「妹爆発の刑だー!」

男「い、妹ーっ!!」

妹は爆発した。

GOOD NIGHT.

スレタイplz

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