佐天「男性の大切な部分を潰す能力かぁ…」(93)

佐天「……精巣ってなんだろう?」キョトン

佐天「…このレポートによると、精巣とは睾丸のことである」

佐天「……睾丸ってなんだろう?」キョトン

佐天「私の能力はまだレベルが低いから、自分の手のひらの範囲までしか移動できなくて手のひらでのみ握ることができ…」

佐天「一般に人間の睾丸は60kgの圧力がかかれば破裂するが、あなたの握力は60kgもないので破裂するには至らず……」

佐天「…うん、よくわかんない!」フンス

佐天「…けど…これでようやく私も能力者かぁ!やったぁ!今日は自分にご褒美でいっぱい買い物しちゃうぞ!!」

佐天「こっちの小道が近道で……」テクテク

佐天「…ひっ…。……なんか…嫌な予感…」ピタッ

佐天「……」ジーーー

佐天「……やっぱり向こうにスキルアウトがいるよ。…静かに元の道に戻って…」

佐天「……」ソロソロ

スキルアウトA「…あれぇ?お嬢ちゃん俺らのこと見てたぁ?」

佐天「…うっ…。バレちゃったよ…」ドキッ

スキルアウトB「お嬢ちゃーん?聞こえてるー?」スタスタ

佐天「……どうしよう…。相手は3人もいるし…走っても逃げれないよね…」ビクビク

佐天「……ど、どうし…」

スキルアウトC「あぁ!?無視してんじゃねぞ!?」スタスタ

佐天「は、はい!!」ビク

佐天「俺君♪今日はわたしとデートしてくれるんだよね♪」

俺 「おう
   でも良かったの?
   今日は初春さんたちと遊ぶ約束じゃなかったの?」

佐天 「う~んそうだけど・・・無理言って日にち変えてもらったの
    俺君とデートしたかったから//」

俺  「そっか・・・何か悪いことしたな・・・」

涙子 「ううん気にしないで
    私がそうしたくてしたんだから俺君はきにすることないよ」

俺  「そっか優しいな涙子は
    俺はこうやってそんな優しい涙子とデートできてうれしいよ」

涙子 「よかった♪
    それじゃどこいこっか?」

佐天「すごい近づいてきた…」ビクビク

スキルアウトA「お、かなり可愛い子じゃーん。こんなとこでなーにやってんのー?」

佐天「……」ビクビク

スキルアウトA「あぁ!?」ガシッ

佐天「…はい!…そのー、服でも買いに行きたいなぁ…なんて…」ビクビク

スキルアウトA「あぁ!?」

佐天「はいぃ!」ビクッ

スキルアウトB「それより俺らと楽しいことしない?」ニタァ

佐天「…い、嫌です!」

スキルアウトA「あぁあ!?」

佐天「ひっ…」ビクッ

佐天(どうしよう…どうしよう…)

佐天(この人たち日本語通じないよ…)

佐天(だからといって…)

スキルアウトC「なぁ、聞いてんの?」

佐天(……ごめんなさい、なんだかよくわかんないけど…私の能力の実験台になってください!)

佐天(右手の手のひらに力を込めて…握る!!)

佐天「…はっ!」ギュッ

スキルアウトA「ふぁァゃっ!?」ズキッ

佐天(あ、手のひらにうずらの卵くらいの玉の感覚がある。これが私の能力かぁ…)グリグリ

スキルアウトA「ゔ…ううぅ…?」ビクビクビク

佐天(…なんかしょぼいなぁ…効果あるのかな?)ギューーーー

スキルアウトA「ぁぁぁ」ブクブク

スキルアウトB「なっ、なにしやがった!?」

スキルアウトC「てめぇ能力者か!?」

佐天(ひっ…。右手の対象をBに、左手の対象をCに…)

佐天「はっ!!」ギュッ

スキルアウトB「ぴッ!?」ズキッ

スキルアウトC「ぐぁっ!?」ズキッ


佐天「…今だ、逃げる!」ダッ

両津「なるほど部長」

部長「ん?なにがだ両津」

両津「いやね、部長の言ったとおり寺井はアナルが弱いみたいで」

寺井「はあぁ…両さんやめ…あぁん///」

部長「おーおーそうかそうかやっと素直になれたな寺井」

寺井「な…なんで…どうしてこんな…」

部長「おい両津!奥にあれがあっただろ!あの…あれだ…アロンアルファ!」

両津「え?それが一体…」

部長「ええい黙って持ってこんか!」

部長「持ってきたらそれを寺井の肛門に注入するのだ」

佐天「…ふー、危なかったぁ…」ハァハァ

佐天「……それにしても…。…私能力使えた!!」

佐天「なんかうずらの卵みたいなのが手のひらにある感覚になってそれを握っただけだったけど…それでさっきの人たちを倒せたし…」

佐天「私、もう無能力者なんかじゃないんだ!」

佐天「やったぁ!!」ピャー

佐天「さて、買い物しよっと」テクテク

初春「あっ!おはようございます!佐天さん!!」

佐天「初春おはよー。今日は妙に元気だねー」

初春「聞きましたよ!佐天さんがとうとう能力者になったって!」

佐天「…へ。…ふふふ、そうなのだ初春よ!私も…とうとう能力者だよ!!」

初春「おめでとうございます!!」

初春「…ところで、どんな能力か聞いていいですか?」

佐天「うん!あのね、私の能力は…」

初春「はい!」

佐天「手のひらにうずらの卵を移動して…」

初春「…はい?」

佐天「それをギュッとすることで相手にダメージを与えるのだ!」グッ

初春「…あの…なんかすごい能力ですね」

佐天「うん。研究者曰く、「男性の大切な部分を潰す能力」だよ」

初春「……へ、へぇ…そうですか……」

初春「その能力ってどうやって鍛えるんですか?」

佐天「これも私は使ってるうちに伸びると思うんだけどなぁ…」

初春「使うって言ったって…」

佐天「授業中に適当な男子生徒を対象にしてギュッてやればいいんだよね?」

初春「その人に迷惑がかかりますよ…」

佐天「…確かにそうだけどさ…。…なら回数が偏らないようにするから」

初春「…そういう問題じゃ…」

佐天「…私ね、この能力を極めてみたいんだ。…初春にも応援してほしかった」キリリ

初春「……うーん…」

初春「…まぁいいですよ、応援します!」

佐天「そうこなきゃ!じゃ、これから毎日授業中も放課後もニギニギ作戦開始!!」

初春「おー!」

女子校だろwww

>>21
常盤台じゃなくて柵川だよ
男子の鴻野江遥希も居たよね?

こうして私は授業中、暇な時は必ず誰かの睾丸を握り潰し続けた。能力を使った男子生徒はお腹を抑えて苦しんでいるので、おそらくは内臓の一つなんじゃないかなって思う。
内臓にダメージを与えるとは我ながらすごい能力だ。


男子生徒「…ひぎゅ!」ビクッ

佐天「…ごめんね…」ギュッ


何割かの人はそのまま保健室に行っちゃった。

数ヶ月後

初春「佐天さん、能力はどうなってました?」

佐天「……初春」

初春「…はい」ゴクリ

佐天「…レベルが上がったよ!!」ピャー

初春「…!おめでとうございます佐天さん!」

佐天「…いやぁ、長かったね。これで…私も…」

初春「佐天さん!どういう風に能力が変わったんですか?」

佐天「…そうだね、私も初めて使うから初春にも見せてあげよう!」

初春「はい、お願いします!」

佐天「今回の対象は…あの道路で膝をついてる人にするよ。動かない方が楽だし」

初春「…あの人顔は見えないのですが。なにをやってるんですかね?」

佐天「…さぁ?」

「……こんなところで特売の卵を落としてしまうとは…。…不幸だ」ズーン

佐天「初春。今までの私は、手のひらでしか圧力を掛けれなかったよね?」

初春「はい、確かに手をニギニギしてましたね」

佐天「それが今では好きな場所で力を与えることができるようになったのだ!」キラーン

初春「…というと?」

佐天「例えば対象をあの人にして力のかかる場所を私のかかとに」

初春「はい」

佐天「お、なんかぷにぷにした感覚が足の裏にきたぞ。…そして体重をかけると…」グググ

「……!?」

「……ぉぉお!?」

佐天「体重かけていくよー」グググ

「…な、なんだ!?潰れ…」

初春「す、すごいです!なんの罪もない人が苦しがってます!」

佐天「どんどん体重かけていくよー!!」グググ

「……なっ、なっ…!!!!」

「…魔術師かっ!はっ!!!」チンコタッチ

佐天「…あれ?」ガクッ

初春「…どうかしたんですか?佐天さん」

佐天「……あの人を能力の対象に取れなくなっちゃった」

初春「…なんですか、それ…」

佐天「…さぁ?…ま、こんな感じの能力だよ」

初春「なるほど…。でも能力が途中で無効になるってことはまだまだ練習する必要があるってことですかね?」

佐天「うーん、そうかもしれない…。よし、今日も一緒に修行頑張ろう!」

初春「…はいっ!」


「…くそっ……おのれ魔術師…」プルプル

初春「…あの生まれたての子鹿のような人はどうしますか?」

佐天「放っておいて早く行くよー!」ダッ

初春「あ、待ってください佐天さん!」ダッ

初春「…そういえば佐天さん」

佐天「どうしたの初春」

初春「私は今日は非番とはいえジャッジメントですから、相手との合意の上ででもないと…能力の使用は見逃すわけには…」

佐天「……えー、そんな…」

初春「…ごめんなさい」

佐天「……わかったよ、交渉すればいいんだね?」

初春「…合意の上なら…」

佐天「…わかったよ。……さ、時間も惜しいし……あの人にしよっ」

佐天「すみませーん!」フリフリ

「…もしかしてボクのことを呼んでくれとるんか?」

佐天「はい、そうです!」

「わぁ、放課後も散歩してみるもんやなぁ!こんな可愛い子に話し掛けられるなんて…」ウルウル

佐天(…いける!)

佐天「…あの…初めまして。突然で申し訳ありません、男子の方ですよね?」

「うん、ボクぁ男子やでー」

佐天「単刀直入に、私の能力の練習に付き合ってください!!」

「うひょー、意味は違えどこんなに可愛い子に付き合ってって言われたわぁ!
ええよ、なんでも付き合ったる!どんな能力なん?」

佐天「はい!男性の大切な部分を潰す能力です!」

「 」

佐天「能力の対象にください、お願いします!!」

「…あー、痛く…あらへんよね?」

佐天「…痛いと思います。……ダメですか?」ウルッ

「…!ええよええよ!どんどんボクで能力の練習したって!!」

佐天「ありがとうございますっ!!」

初春「…うわぁ…」

佐天(演算開始…よし、今回は土踏まずのところで…)

「…準備できたん?」

佐天「はい!…では…」グググ

「おッ…」

佐天(…足の裏だとやっぱり全然感覚が違う…。それに…)グリグリ

「おぉ…ッ…」

佐天(…体重の掛け方も難しい…)グググ

「いっ……」

佐天(ぐりぐりと…)グリグリ

「おぉッ…」

佐天(……今度はかかとで……)ググググ

「あぁぁぁぁッ」

佐天(…もっと…もっと…)ググググ

「……もッ…む……」

佐天(強弱をつけて…)グッグッ

「ぉッ…ぉッ……」

佐天(グイッと…)グイッ

「おぉぉ…」

佐天(…あれ…なんか…もしかして…このまま…勢い良くジャンプしてかかとで踏みつければ…)ググググ

「……ぉぉ…」

佐天(…よーし)グリグリ

「…………」

初春「佐天さん!」

佐天「ひゃっ!?なに初春、急に話しかけないでよ!」ビクッ

初春「彼を見てください!」

佐天「…へ?」

初春「恍惚の笑みで泡を吹きながら倒れちゃったんですよ!!」

佐天「……あっちゃー、やりすぎちゃったか…」

初春「そうですよ、やりすぎです!」

佐天「…ジャンプしなくてもこの痛みかぁ…すごいなぁ…」

初春「なに独り言言ってるんですか!早く能力解除して病院に運びますよ!!」

佐天「はーい」

次の日

佐天「昨日はあのあと少し初春に怒られて能力の練習できなかったし…今日は自主練するぞ!」フンス

佐天「…っていっても…あてが……」

佐天「…あっ!あの人たちがいるじゃん!」ピコーン

佐天「この辺りに…」コソコソ

スキルアウトA「…あんたは」

佐天「…あはは…」

佐天(みーっけ!練習させてもらうよー!)

スキルアウトB「前回はよくわかんねぇ能力を使われて逃げられたが…」

スキルアウトC「俺らももう気は抜かねぇからな!」

佐天(うわっ、めっちゃ怒ってるよ…!)

佐天(演算をして…)

スキルアウトA「おらぁ!」ガシッ

佐天(うわっ!…ごめんっ!かかとで思いっきり踏みつける!!)グシャッ

スキルアウトA「ぉぉおぉお゛ぉ!?」ビクッ

佐天(まだっ!)グシャッ

佐天(まだ!!)グシャッ

スキルアウトA「…やめ…ッ」ビクッ

佐天(まだっ…!!!)

グチャッ

佐天(あれ?…足の裏から…消えた…)

スキルアウトA「………」


スキルアウトB「て、てめぇ…バケモンか!!なんだ!なにをしてやがる!!」

スキルアウトC「ひっ…!」ダッ

佐天「……ぁ、逃がさないよ、実験台」

佐天(先にCかな。演算をして…ジャンプして踏みつける!!!)グシャッ

スキルアウトC「ぎッ……!!!」プルプル

佐天(このっ!もう一回!!!)

グチャッ

スキルアウトC「………」

佐天(…ん?)スカッ

佐天(……また消えた…。……どうして演算できなくなったんだろう…。対象が取れない……)キョトン

スキルアウトB「……ひっ…ひぃっ……!!」ビクビク

スキルアウトB「わ、悪かった!!」

佐天「……へ?」

スキルアウトB「あ、あんた、俺らスキルアウトを狩りにきた大能力者か強能力者だろ…!?こ、この通り反省してる!!許してくれ!!!」ビクビク

佐天「……」

スキルアウトB「もう悪さはしない!なんでもするから許してくれ!!頼む!!」ガタガタ

佐天「……あー、なんでもするって言ったね?」

スキルアウトB「……あ……」

佐天「じゃ、実験台になってね!」

スキルアウトB「い、嫌だぁぁぁあ!!!!」

佐天「今日の収穫!」

佐天「どうやら負荷をかけすぎると対象がなくなるのか分からないけど、演算できなくなる!」

佐天「私は頭いいねー」フン

佐天「最後の人でじっくり試してみたら、演算ができなくなる直前に、プチッっていってたね」

佐天「こう…例えるならば、小さな小さな風船を踏み割る感じ」

佐天「極限まで張り詰めて、パンって」

佐天「潰れる何かだったってことだよね!」ウンウン

佐天「潰す前でも充分効果があるみたいだし、私これを極めてみよっかな…!!」

佐天「最後の人が潰れる瞬間、股間から白いの飛ばしてきて私にかかったのは驚きだったな…あれなんだったんだろ…」

佐天「…だんだん演算も慣れてきたし、これからも頑張ろうっと!!」フンス

初春「…んさん!佐天さん!!」

佐天「…ふぁぁ…おはよう、初春ー」ムニャムニャ

初春「おはようじゃないですよ!今日中にあのスキルアウトを一掃するって言ったじゃないですか!!」

佐天「…んー…そうだっけ?」ボーーー

初春「そうですよ!」プンスカ

次の年、私はジャッジメントに入った。初春と共に活動することが多い。
スキルアウトによる女子への暴行は減った。なぜなら、初春が暴行事件をカメラなどで裏を取り私が前科のある人を確実に潰しているからだ。
…勿論極秘裏に。
二度と自分の大切なものが使えなくなると知ると多くの人は消極的になる。
私は学園都市の治安維持のためにもこの活動を続けたいと思っている。

……そして、足の裏で潰れる、プチッという感触が気に入ってしまった。
プチプチつぶしにハマったことがある人ならなんとなく分かるよね?

さ、今日も潰すよ!!



佐天さんジャッジメントEND

昨日同じようなスレを見たかもしれませんがそれも私が作ったので許してください。


おやすみなさい。

あ、思い出した
割れる時の音はパンッに近いはずだった
間違えて申し訳ありません

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom