P「律子に余命半年と嘘を付いたら大変なことに」(207)

 

ホワイトスペースはスウィート

今日から姓を秋月に変更して生まれ変わります

律子「あなたを殺して私も死ぬ」

>>5
それで続きはよ

はやくしろ

誰か

P「あの、律子……?」

律子「……」

P(思った以上に重たい反応をされてしまったことに驚きを隠せないが)

P(何より律子が、泣いてしまったことが俺の中で衝撃だった)

――

P(きっかけは定期健康診断。その結果を医者から今日聞いた)

医者「……今回の結果ですが」

P(やたら神妙な顔をしながら勿体ぶる医者に、少々不安になった)

P(何しろ最近忙しく、まともに寝ない日すらあったため、まさか。とは思いながらも心の何処かで心配はしていたのだが)

P「やっぱりどこか悪いんでしょうか?」

医者「……半年です」

P「え?」

医者「あと、半年の命でしょうな……」

P「はい?」

P(はじめは意味がわからなかった。でも、なんとか理解しようとして、つい声を荒げた)

P「ちょ、ちょっと! どういうことなんですか? 俺があと半年? いや、まさかそんな」

医者「……」

P「い、いやいや……原因は何ですか? やっぱり過労がいけないんですか!」

医者「落ち着いてください……」

P「先生!!」

看護師「どうされました?」

P「あ、いや……」

看護師「もしかして、またですか先生?」

医者「……あぁ」

P「あの、またって何ですか? 説明してもらわないと……」

看護師「もしかしてまだ……ごめんなさい。多分余命を宣告されたんですよね?」

P「そう、ですけど……」

看護師「それは冗談です、安心してください。全くもう、先生?」

医者「……ふふ」

P「……えっと」

看護師「先生は働きすぎている方に余命を宣告するんです。もちろん冗談ですが、それだけ自分のことを見て欲しいと」

P「いや、だからって……でもまあ、確かに……」

医者「君は職業的にも特に大変そうだ。だから、これを気に少し休むと良い。なかなか言い出せず、すまなかったね」

P「あ、いえ……」

P(そんなことでまさかの余命宣告は冗談ですんだのだが。なかなか趣味の悪い人もいるものだ)

P(と思いつつも。俺は、騙された腹いせのつもりなのかその冗談をそっくりそのまま事務所で試してしまった)


P「おはよう」

律子「あ、おはようございますプロデューサー」

P「あぁおはよう律子。まだ誰も来てないのか?」

律子「そうみたいです。あっ、そういえば今日は健康診断でしたっけ。どうでした?」

P「え? あー……」

見てるぞ

律子「どこか悪いところでも見つかったんですか? プロデューサー、頑張ってますし」

P「……」

律子「……って、私何言って。今のは聞かなかったことにして下さい。みんなそれなりに頑張ってますし、流石にそんなこと」

P「……」

律子「……プロデューサー?」

P「律子……」

律子「はい?」

P「……半年、だって」

律子「え?」

P「……ごめん」

律子「ちょ、ちょっと意味わかんないですって。何が半年で」

P「余命半年だって、言われたんだ」

律子「……は?」

P「……」

律子「あ、は……あはは! 何を言いだすかと思えば、そうなんですか。それはそれは、お大事にしてもらわないと」

P「……そうだな」

律子「さてと、あとはあれを終わらせないと」

P「律子」

律子「なんですかー?」

P「いや……」

P(本当はこの流れで嘘、って言うつもりだった。でも、あまりに素っ気ない反応でなんとなく、悔しくて)

P「……いままでありがとな」

律子「いえいえ」

P「……あいつらは、なんていうだろうな」

律子「さぁ、悲しむんじゃないですか?」

P「……律子?」

律子「もーなんですか?」

P「律子は……何とも思わないのか?」

律子「……うーん」

いいぞこれ

P(律子は素っ気ない返事で、パソコンに向かったまま。もう、諦めようと思った。どうせ気づいてるんだ)

P「……まあ、ただの同僚だしな」

律子「……」

P「仕事残しちゃって、ごめんな」

律子「いいですよ、別に」

P「……いや、やっぱり最期くらいはきっちり終わらせてから」

律子「大丈夫です。私、やっておきますから」

P「どうしてそんな、律子。なんか冷たくないか? ほら、仕事貸して」

律子「いいですって」

P「ほら律―――」

P(思わず律子のデスクに手をかけて、それを遮ろうと律子がこちらを見たとき)

P(律子の目には、涙が溢れていた)

律子「……」

P「……あ、いや」

支援は紳士のつとめ

期待

リッチャン!!

おら早くしろや

愛してるよ律子





デュフフ

律子「……どうせ嘘なんですよね。タチの悪い冗談なんですよね」

P「……」

律子「わかってますよ私。別に、こんなことしょっちゅうありましたから」

P「……」

律子「なのに、なんで何ですか。面白くもなんともない、くだらない嘘なのに」

律子「貴方はそういう嘘をつく人じゃないって思うと、涙が止まらないんですよ」

P「ぁ―――」

律子「でも、嘘なんですよね? プロデューサー?」

P(どうしてここまで意地を張って嘘を突き通してしまったのかとか。律子に言われたことに対する罪悪感とか)

P(どうしてこのタイミングで……言えるわけない。あの律子が、目を真っ赤にして目の前で泣いているんだ。何故?)

P「り、律子……」

最近りっちゃんSS多くてオレ歓喜です

最近りっちゃんのSS増えて嬉しいよぼかぁ

まーだ時間かかりそうですかね?

超支援

パイナップルりっちゃんかわいい

――

P(そして、今に至る。事務所には相変わらず俺たち二人だけ。パソコンを叩く音は何と無く小さくなった気がする)

P(何も答えなかった、これでは肯定になってしまう。とんでもないことをしてしまったという思いが、時間と共に俺を焦らせる)

P(だからと言って、この空気で言えるか? 言えない、でも言わなければ……)

ガチャッ

P「ち、千早か」

千早「おはようございます。プロデューサー、律子」

P「あぁ、おはよう」

律子「……」

千早「律子?」

律子「え? あ、あぁ千早! おはよう、少しボーッとしちゃってたわ」

P(律子の目は赤いままだ。千早がそのことを尋ねたら、律子は話すだろうか)

千早「……ねぇ律子」

律子「何、千早?」

まったくりっちゃんはかわいいな

やはりメインヒロインは律子

いい妻になりそう

律子!!!

とりあえずオチはPを正座させて小一時間説教(でもホッとしたよう)でよろしく

これは責任とんなきゃ

律子とPが真面目に仕事してるのにアラフォー事務員はなにやってるんですかねぇ・・・

>>35
SS書いてんだよ、きっと

りっちゃんSS増えてうれしいです

んー

しえん

もう待ち切れないや!はやく出して

お願いします!

押し倒してキスしても土下座しまくれば律子ならゆるしてくれそう

>>43 でも涙目なんだろ?


ふぅ・・・

はよ

りっちゃああああああああああ

はよ

千早「目が赤いようだけど……」

律子「あぁ、これ? 昨日珍しく徹夜しちゃって」

千早「律子が?」

律子「私だってそりゃ、たまには追いつかないことだってあるわよ」

千早「まあ、そうよね」

律子「千早はこれから収録でしょう?」

千早「えぇ、先に行って練習してようと思うから、そろそろ行くわね」

律子「頑張ってね」

P「……」

P(律子はなんなく千早との会話をこなした。俺が意識しすぎているだけなのかもしれないが)

P(それでも……律子はどことなく、さみしそうにして。千早が事務所から出て行ったあと、俺の方を一瞬見たような気がした)

P(また、二人きりになった事務所。もう、言わなければ)

P「……あのさ、律子」

律子「なんですか?」

P「その……どうして千早に、言わなかったんだ?」

末尾Pだしどうせ投げるんだろうなあ

律子「何がですか?」

P「だから……さ」

P(なんで俺はわざわざ言いにくいように展開するんだ……こんな時の不器用さに腹が立つ)

律子「……プロデューサーは何をして欲しいんですか?」

P「えっ?」

律子「私に、私たちに慰めて欲しいんですか?」

P「あ、い、いやそういうことじゃなくて……」

律子「第一、私まだ認めてませんから」

P「律子……」

律子「……」

P(律子の眼は真剣そのものだった。いつもの、少し怖いくらいのキッとした眼差しで俺をにらみつける)

P(でも……やはりその目は少しうるんでいて、俺の方が直視していられなくなるくらい、真剣な律子は)

律子「……プロデューサーが、望むなら。私に、できることであれば、それくらいは」

P「……」

律子「……」

P(俺はこのまま慰めて欲しいのかもしれない。律子から同情をかけられたいのかもしれない)

P(でもそんなの、ダメに決まってるじゃないか。ただ仕事をさぼりたいためにタチの悪い嘘をついてるだけじゃないか)

P(……でも、一つだけ確かめたかった。もうここまで来たんだし、これだけ聞いて、終わりにしよう)

P「なぁ、律子」

律子「……何ですか」

P「俺がいなくなったら、どうする?」

律子「……」

P「そんなに変わらないよな。あの社長のことだ、すぐ変わりになる人を連れてきてくれる」

P「いや、今の俺よりずっと使える人間を連れて来てくれるよな」

律子「……」

P「だから、俺がいなくても大丈夫だよな」

律子「――っ!!!」

――パチン

P(心地よいくらいの音が事務所に響いた。俺は、その場に立ち尽くした)

P(そして律子はもう、決壊したかのように涙を流しながら俺を睨みつけていた)

うらやましい

支援

やめなよ(´・ω・`)

律子「どこまで、どこまで……プロデューサー、貴方って人は……」

P「……」

律子「私の気持ちも、知らないで……」

P「律子……」

律子「もう、忘れようとしてたんです! そうしたら、いつのまにか嘘だった、夢だったなんて忘れちゃえるかもしれないのに」

律子「そうすればプロデューサーだって、きっと静かに……いなくなってくれるって思ったから……」

P「どうして……俺はやっぱりいない方が……」

律子「この事務所に貴方を必要としない人なんていません!!!!」

P「なっ……」

律子「それなのに……それなのにどうして私なんですか……どうして私だけにそんなこと言うんですか……」

P「……」

律子「皆、きっと皆同じ気持ちです。私以外の人が聞いたら、もっともっと苦しむかもしれない。だから私がこうやって……」

律子「……貴方だけのことだなんて、思わないでください」

P「……律子」

P(そう言い放つと、律子は崩れ落ちた)

抱きしめたい

P(律子に言われたこと、まだすべて理解できていない)

P(でも、痛いくらい律子の気持ちはわかった……気がする)

P(そしてその気持ちは……今の俺にとっては余りにも不釣り合いなくらい、重くありがたいもので)

P(これほどまでに取り乱した律子を見たことがない俺は、その後ろめたさから声一つかけることができなかった)

P(律子が一人でに立ち上がるまで、俺は手を差し伸べることすら……)


律子「……誰にもしゃべらなくていいですよね」

P「え?」

律子「あんな話したら……きっと。貴方は他の人にも話しちゃうでしょう?」

P「……」

律子「それは、やめてください。悲しむとかそれ以前に、仕事に支障がでちゃいますから」

律子「残酷かもしれませんけど、半年なんてあっという間なんです。あの子たちにとっては、今が大切ですし」

P「あ、あぁ……」

律子「それじゃあ私は少し外に」

P「あ、うん」

バタン

これは半年後に自殺ですね

     ∧∧    /
*~'´ ̄(''・∀・) _ノ うむ
  UU ̄U U   `ヽ.

P(一人になった事務所で、俺はただ自己嫌悪に陥っていた)

P(嘘を誤魔化すための嘘をつくと、取り返しのつかないことになるとはよく言ったものだ)

P(今回の場合はただ俺の意気地が足りなかっただけの話なんだが)


P「……あの医者のせいにしたら、罰が当たるかな」

P(もういっそ、これが本当のことになってくれた方が……)

P(そうしたら俺は、後半年で死ぬのか。アイドルプロデュースだって、中途半端なまま)

『律子「あの子たちにとっては、今が大切ですし」』

P(当たり前だ。律子の言う通り、今あいつらの未来を壊すわけには……なら猶更ここで死ぬわけにはいかない)

P「……となれば、やるべきことはただひとつ。それも、いたってシンプル……なのだが」


P(律子は絶対に俺の余命のことを誰にも話すことはないだろう)

P(だからこそ律子はただ一人、俺がいなくなった後の事務所のことを考え、苦しむことになる)

P(そんなこと、絶対に許されない……やはり今すぐ律子に……)

千早「あの、プロデューサー?」

P「え? ち、千早!?」

嫁に欲しいのー

尻に敷かれたいわ

千早「さっき帰ってきて……どうかしましたか?」

P「い、いやなんでもないんだ」

千早「その……相談というか」

P「あ、あぁ。どうした?」

千早「……プロデューサー、律子と何かあったんですか?」

P「……いや」

千早「律子の目、明らかに腫れてました。あれは徹夜明けという感じじゃありませんでしたし」

P「……」

千早「それに……プロデューサーも。律子とあまり話していなかったような」

P「……」

千早「何かあるなら、教えてはもらえないでしょうか」

P「いや……その」

P(千早はこういうところに敏感というか……それとも単に気になったことに興味があるだけなのか……)

P(嘘をついてもすぐに見抜かれそうだし、かと言ってあの話を出すわけにも……そうだ!!)

律子の泣き顔はそそる

P「いや、大したことじゃないんだ。にしても俺が悪いんだけどさ」

千早「プロデューサーが……ですか?」

P「うん。一応なりゆきで……その、律子を泣かせてしまったというか」

P「でも誤解はするなよ! 手を出したりはしてない。ただ、ちょっとな」

千早「……話してもらえますか?」

P「あぁ、もちろん」

P(千早に話すことである程度の反感はかうだろうが、律子への説明が比較的楽になる)

P(なんとも情けない話だが、俺にはもうこれしかない!)

P「それでだな、帰ってきて俺が律子に話したんだ。俺は……」



律子「プロデューサー」

P「余命……え?」

千早「律子……」

律子「……何を、話していたんですか」

千早「え? その……律子の様子が変だったから、プロデューサーに聞いていたところなんだけれど」

バッドエンドが近い

あっ・・・

律子「……」

P「ち、違うんだ律子! わかった、そういうことならもう話すがさっきの……」

律子「私が話します」

P「話は……」

律子「……千早なら、わかってくれるはず」

P「……え、っと」

千早「……?」



P(無言の圧力によって沈黙せざるを得なかったため、律子により俺の”嘘”は千早にとてもまずい状態で伝わってしまった)

千早「……」

律子「千早だから話したの。特に年少組には絶対に言わないで」

千早「……えぇ」

P「あ、えっと……」

律子「……どうして話したりなんか」

P「えっ? い、いやそれはだな!」

律子「私のことならいいんです……でも、プロデューサーが思ってるほど貴方の存在は軽くないんですよ?」

P「……」

律子「お願いですから、もう……」

千早「待って律子。その話は、私がプロデューサーに聞いたの」

律子「千早……?」

千早「さっきも言ったけれど、プロデューサーに律子のことを聞こうと思って。そうしたら……」

律子「……」

P「……ち、千早」

千早「……最低です」

P「え?」

千早「……でも、嬉しかった、です。律子も、私に話してくれて」

律子「千早……」

千早「律子が私たちのことを考えて、そうしたこと。でも、私はきっと……正直その日になったら、何をするかわからない」

P「……」

千早「……大切な人がいなくなるってことが前からわかっていたのに、それを知らずに……お別れなんてこと」

これ嘘だってバレたら総スカン食らうだろ
半年後Pやめる展開でお願いします

もはやカミングアウトできない雰囲気

りっちゃんならプロレス技くらいで許してくれるはず

千早「……もしかしたら律子が隠してたってこと知って、私は律子を恨んでいたかもしれないもの」

P「……」

律子「でも、千早……」

千早「わかってるわ律子。だからって皆にこの話をするのは確かに無理があると思う」

千早「美希なんて知った日には……ううん、やっぱり皆それくらい……」

千早「……でも、だから嬉しかったんですよ。プロデューサー」

P「嬉しかった……?」

千早「私のこと、信じてもらえたって思ったからです。もちろん、他の人のことだって信じてるとは思います」

千早「でも……皆には皆、今のまま過ごして行ってほしいって、思うんです。自分勝手かもしれませんけど」

律子「千早……」

千早「ごめんなさい律子……勝手に詮索して、こんな辛いことまでさせて……」

律子「いいの……私こそ、ごめんなさい」

P「……」

千早「……それじゃあ、私はそろそろ」

P「あ、あぁ。気を付けてな」

俺がやったわけじゃないのに胸が痛むのはなぜなのか

P(そして律子もそのまま帰ってしまった。入れ替わるように他のアイドルが来て、それらとはなんら今までと変わりない生活をした)

P(千早にまで知れ渡ってしまった、嘘。正直、あんな風に思われていたなんて、思いもしなかった)

P(確かに、嬉しい。でも、心の中にもやもやするものが残っている。それはやっぱり、後ろめたさなんだろう)

P(嘘であんな普段聞けないようなことを聞きだすことなんて、法で裁かれなくともきっと重罪だ)

P(嫌われることになってもいい。一刻も早くあの嘘を嘘だと知らせたい)

P(しかし、神様はそんなに甘くないらしい)


春香「あの、プロデューサーさん……?」

P「……春香。どうかしたか?」

春香「ちょっと……お話したいことがあって」

P(急に腹が痛くなったりしないものか。なんて、最低なことを考えながら重い足取りで春香についていく)

春香「……千早ちゃんから、聞いたんですけど」

P「……」

春香「いえ、その……まだ、詳しいことは聞いてなくて。千早ちゃんも、話してくれなくて」

P「……あぁ」

春香「だから、辞めた方がいいかな……って思ったんですけど、千早ちゃん……電話越しで、泣いてたみたいで」

あの場で一発ゲザっとけばこんなことには……

P(もはや気持ちが悪くなってくる。自分のしたことに、押しつぶされそうになる)

P(吐きだすなら早い方が絶対楽だってわかっているのに、どうしてもその一言がでない)

P(気になるのはただ、目の前で俯き涙ぐんでいる春香)

春香「千早ちゃんが、言ってくれたんです。プロデューサーと、もっと仲良くしておかないと、って」

春香「どうして、って聞いても何も言ってくれなくて。もう一回聞いたら、千早ちゃん泣きだしちゃって」

春香「ごめんね、って言っても大丈夫だから。って、言うんです。私、何か悪いことしたかな、って思ったんですけど」

春香「他の誰にも言わないで、って。だから……プロデューサーさんに相談しようと思ったんですけど……」

P「……そうか」

春香「……プロデューサーさん」

P「……なんだ」


春香「……事務所、辞めちゃうんですか?」

P「……」

春香「その、千早ちゃんから聞いたわけじゃないんです! でも、でも……そういうことなのかな、って」

P「……いや」

春香「本当、ですか……?」

誰かを想っての涙は重い

P(今ここで春香に事のすべてを話して、全てが解決するのだろうか)

P(一人一人に回って話すより、その方が楽だから。でも、そんなことをして最低な別れ方をすることが、正解なのだろうか)

P(もう逃げられないところまで来ている。だから、俺は今度こそ)

P「……それは、大丈夫だ。春香」

春香「プロデューサーさん……」

P「千早には、ちょっといろいろ話してな。うん、ごめんななんか心配させちゃって。でも、大丈夫だからさ」

春香「……」

P「何かあったら、春香にも話すよ。だから、それでいいか?」

春香「……はい」

P「うん。ありがとうな」



P(これだけじゃ終わらなかった)

P(律子と千早の様子に気が付いた何人かが、やはり俺を訪ねてくる)

P(それがまた、春香や律子、また過去に訪ねてきた人の不安を煽り知らないうちに事務所全体が雲に覆われていくような)

P(”嘘”をついてから、1か月ほど経った朝。もう1か月も経ったか、なんて思いながら、律子を呼び出した)

よし、過労死しよう

律子「……どうかしましたか?」

P「最近事務所の空気が重いな」

律子「……私のせいですね」

P「おいおい、どうしてそうなるんだ」

律子「やっぱり、千早にだって話さなかった方が……」

P「そんなことない。あれは律子の選択が正しかったよ」

律子「……」

P「むしろここ最近、俺は全員に話すべきかとも思った。少しずつ皆が皆、不安を抱いてしまっている」

律子「……」

P「……だから、先に謝っておこうと思う。本当、申し訳なかった律子」

律子「……え?」

P「俺のことをクビにするのはもちろん、好きなだけ殴るなり蹴るなり、してくれてかまわない」

律子「ちょ、ちょっと何を言い出すんですか急に」



P「……余命半年っていうの、嘘なんだ」

死亡確定

話続けるためと分かっているがもどかしすぎるwwwwwwww

これは…

ここだけの話はここだけの話にならない

律子「え?」

P「何を今更、って言うのはわかってる!! それもいろんなタイミングが、とかいろいろあるが全部言い訳にしかならないと思う」

P「でも……もう、ちゃんと言っておこうと思って」

律子「……」

P「……ごめん。今まで苦しかったと思う。本当、最低なやつだと思う。だから、軽蔑してくれても構わない」

P「でも俺は!! このままでいるなんてできなかった!! 最低でいいから、これをちゃんと伝えておきたかった」

律子「……」

P「そして、律子の口から千早にも……皆に、ちゃんと説明して不安を払拭して上げてほしい。俺からの頼みだ」

律子「……」

P「そのかわりどんな処分でも受ける……だから」

律子「いいですよ」

P「……え?」

律子「プロデューサーが、そこまで考えてくれてたなら、大丈夫です。怒ったりなんて、しませんよ」

P「り、律子……」

律子「ちょっと、なんですか? その私は怒って当たり前、みたいな反応は」

なんか壮絶な勘違いをしている気がする

P「い、いやそんなことは! でも、俺……あんなひどいことして……」

律子「いいんです、大丈夫ですよ。ほら、仕事戻りましょう?」

P「……律子」

律子「……大丈夫」



P(あの律子が……なんて言ったら失礼だが。全く怒らずに、許してくれた)

P(そしてその後、千早も少し怒り気味で、話をしてくれた)

P(本当に俺は恵まれている。こんな環境で仕事ができて、あんな馬鹿みたいな嘘で、人間関係が終わりそうになったにもかかわらずこうして)

P(素晴らしい職場で、働けているということが何より幸せだった)








P(と思っていたのは、俺だけだったようで)

P「律子はあの話を、俺が皆に心配をかけないようについた”嘘”だと思っている」

P「律子だけじゃなく、皆が。きっともう、皆が知っている。だから皆、俺に優しい」

最悪の状況だ

俺まで不安になってきた

ですよねー

水瀬の病院で診察受けろよ…


財閥だから病院ぐらいあるよね?

どんどん悪い方へと

こりゃプロデューサー死ぬしかありませんね

P「春香は両手で抱えきれないくらいのクッキーを毎日焼いてきてくれる」

P「千早はボイスレッスンと称して、毎日俺の前でフルコーラスを歌ってくれる。デュエットだってした」

P「亜美や真美、やよいと遊ぶ時間もなんとなく増えた。律子や小鳥さんが何も言わず、俺の分の仕事も終わらせてくれていたり」

P「貴音や響も今まで以上に頑張っている。雪歩も真も、伊織やあずささんも、皆皆、俺のところにくると、笑顔」

P「そして、美希。最近、なかなか会う機会がない。でも、元気でやってると聞く。今の俺に、それを確かめる術はない」


P「最悪の状況だ」

P「自分から作り出した状況とはいえ……このことに気が付くまでに、時間がかかり過ぎた」

P「そして、気が付いたときにはもう、遅かった。頭が真っ白になって、そのまま眠ってしまった」

P「……俺にはもう、あの”嘘”を撤回する手段はないのだろうか」

P「ないことはないだろう。でも、今そんなことをして、何になる」

P「あの子たちが見せる最高の笑顔を、これ以上ないくらいの侮蔑の表情と涙に変えろというのか」

P「……だからもう俺ができることはただひとつ」

P「残り1か月を過ごして、俺は……」



P「この事務所から、消える」

うむ

それしかないよなあ……

――
P(6か月過ぎて生きていてくれた! 神様ありがとう! アイドルが皆、泣きながら駆け寄ってくる)

P(そんな可能性も、あり得ないことはない。でも、どちらにしろ俺が踏みにじったものだ)

P(6か月前に嘘をついていなければ、こんなことにはならなかった。ただそれだけの話だ)

P(なら潔く、この場からいなくなることが俺に残された最後の仕事だろう)




P(そして、最後の業務が終了した)

P(余命半年と言われてきっかり6か月で死ぬ人間なんてなかなかいないだろう)

P(それでも俺は、これを区切りとして出ていく)

P(今日のアイドルたちの笑顔も、最高に輝いていた)

P(誰ひとつ暗い顔見せず、涙一つ見せず。俺も彼女たちに応えるように、笑顔で。最後に一言だけ、ありがとうと)

P(暗くなった事務所には、もう俺の荷物はない)


P「……よし」


律子「どこに行くんですか?」

どこに逃げてもいおりんに見つかるような気がする
財力的な力で

P「どこって……帰るんだよ」

律子「荷物は、どうしたんですか?」

P「……」

律子「……今日で半年、ですか」

P「……あはは、幸いまだ生きてるよ。こっからどこまで生きられるか、チキンレースだ」

律子「そうですね」

P「……なんていうか、律子」

律子「はい?」

P「今までいろいろ迷惑かけて、ごめん」

律子「……いえ」

P「でも俺、この仕事に悔いないよ。それに、誇りもある」

律子「そうですか」

P「……うん」

律子「……ふふっ」

P「何がおかしいんだ?」

>>99
水瀬グループの(ry

律子「だってそれ、別れの挨拶みたいですよ? 半年だから、ですか?」

P「……いや、実はさ。誰にも言ってなかったけど、今日から入院するんだ。ほら、半年って言われてたから、どっちにしろ」

律子「あぁ、それで。でも、だったら言ってくれればよかったのに」

P「そうも思ったけど……いや」

律子「アイドルのみんな、心配しますよ?」

P「……いいんだ。もう俺には、これ以上……」

律子「これ以上、なんですか?」

P「……これ以上あの笑顔をもらうわけにはいかない」

律子「……そう、ですか」

P「あぁ……」

律子「……」

P「……えっと、それじゃあ、また」

律子「……」

P「……」


――ギュッ

P「え? り、律子?」

律子「あ、メガネ落としちゃって……暗くてよく見えないので、ごめんなさい……」

P「メガネ? それは大変だろ、一回電気付けて……」

律子「いいんです」

P「え? いやでも……」

律子「プロデューサー!!!」

P「……」

律子「……私って、どんな女ですか」

P「えっ?」

律子「……」

P「いや、普通に……い、いい女……だと思うけど」

律子「……」

P「り、律子……?」

律子「……う、う……ぐすっ……」

P「えっ!? ちょ、り、律子!?」

ここからの○○。○○に期待

うわあ……これもう結婚するしかないな……

律子「私は!!!」

P「うお……」

律子「私は……最低の女なんです……」

P「……」

律子「……プロデューサー」

P「……はい」

律子「私、今……プロデューサーに抱きついちゃってます」

P「……」

律子「ドキドキして、止まらないんですよ……」

P「……よ、酔ってるんじゃないか?」


律子「……好き」

P「え?」

律子「酔ってるってことでもいいです!! だから、だから今は……」

P「……律子」

律子「……私は」

りっちゃんかわええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | ドッキリ大成功!! |
 |_________|

    ∧∧ ||
    ( ゚∀゚)||
    / づΦ

こんないい子を心配させたPは責任を取って結婚するべき

だな

律子「……プロデューサーのこと、ずっと見てました」

律子「プロデューサーとしても、男性としても……」

P「……」

律子「私はあんなキャラですから? 自分から何かしようなんて、思うことなんてなくて」

律子「でも……あの話の時、本気で……”嫌だ”って思ったんです」

P「……」

律子「だから、必死に追求しました。それで、わかったんです」

P「何が……?」

律子「”嘘”だって」

P「え?」

律子「わかるものなんですよ、そんなことくらい……でも、そんな冗談を言った貴方が許せなかった。私は死ぬほど、怖かったのに」

律子「……それで私は、その嘘を私だけのモノにしたんです」

P「……律子だけの」

律子「他の人に迷惑をかけたくないなんて、口から出まかせです。本当は、嘘をついたことに苦しむ貴方を見ていたかったから」

P「そんな……」

逆ドッキリ成功ー!
律子かわいいよ律子

りっちゃんは小悪魔かわいい

律子「私にだけ、相談して欲しい。最初はそんな軽い気持ちで思ってたんです」

律子「でも、千早に言われて、だんだんその嘘を野放しにしてたら、ダメだって気が付いて」

律子「……気が付いたら、貴方をこの事務所から追い出すことになってた」

P「……」

律子「”嘘”だって話してくれましたよね? でも、あれは事務所皆のためのプロデューサーの気持ちだって知って……」

律子「……私は、本当に最低な女なんです。自分で行動もできない癖に、裏でそんなことだけして、一時の優越感に浸って……」

P「……」

律子「だから貴方が辞める必要なんてないです!!」

P「……でも」

律子「……今日、話しました。このこと、全部」

P「……え?」

律子「私が、悪いってこと。アイドルの皆に。もちろん、いろんなことを言われました」

P「ど、どうして……だって悪いのは俺で……」

律子「いいえ、悪いのは私です!!! あの時、あの時嘘だって気が付いてる私がプロデューサーを問いただせばこんなことには……」

律子「……今更、好きだなんて言う資格だってないのに」

春香「765プロが倒産してもう1年かぁ……」

ハッピーエンドになることを祈る

かーなーしーみのー

ふたりで逃避行やな

P「……」

律子「とにかく、プロデューサーは戻ってください。必要なんです、貴方は」

P「……」

律子「言ったでしょう? 貴方だけの問題じゃない。って。皆、プロデューサーのことを、心から信頼してます」

律子「きっと明日になれば、それはわかるはずですよ」

P「……」

P(あれだけのことをしてきながら……でも、律子が……いや、でも……)

P(頭が空回りするばかりで答えが導き出せない。でも、一つ気になったことがある)

P「……律子は」

律子「……私は、辞めますよ」

P「え? ど、どうして……」

律子「あの話をしたら……やっぱり、言われちゃうんですよ。特に悪意のないあの子たちの正直な意見っていうか」

律子「きっと私には皆をアイドルにする資格なんて……」

P「……ないはずないだろ」

律子「えっ……?」

P「少なくとも俺は、あの時律子が言っていたこと、本当にアイドル達のことを想ってのことだと思った」

律子「だ、だからそれは……」

P「どう考えたって元凶は俺だ。なのに、必死にかばってくれたのも、律子。何か意図があったとしても、俺は律子の励ましに救われた」

P「……その優しさが辛い時もあったけど。お前のせいなんかじゃない。事務所を辞めるなんて、あり得ないさ」

律子「……」

P「……お前が辞めるくらいなら、俺が辞める。それが正しい」

律子「それはダメ!! ダメです……それは」

P「……」

律子「嘘は、やっぱりよくないですよ……でも、心のこもった嘘なら、つかれても気持ちがいいですから」

律子「プロデューサーが悪い人なら、最後の最後であんな、わざとらしい嘘、つきませんよ」

P「そんなこと……」

律子「もう、大丈夫ですから……安心してください。私はちゃんと、償いますから」

P「償うなんてそんな……俺だって……ダメだよ律子、ダメだ」

律子「いいんです、私が悪いんですから! だから私に任せてプロデューサーは……」

P「だったら俺と付き合えばいい!!」

えんだあああああああああああああああああああああああああ

えんだああああああたたああああああああああああああああ

いやあああああああああああああああ

いやあああああああああ

いやああああああああ…あれ?どうしてそうなった?

では僕はやよいをば頂く

律子「……え?」

P「……知らないさ。お前がどんな風に考えてきたかなんて、正直わからない」

P「でも、今の俺は確かに律子と、それにアイドルたちに支えられてここにいるんだ」

律子「で、でも今……プロデューサー……」

P「……どうしてもっていうなら、共犯にしてやる」

P「そのかわり……その、俺なりの責任として!」

P「……お前の気持ちを受け入れようと思うんだ」

律子「……」

P「い、いやならお前は事務所に残れ!! そのかわり俺は事務所を辞める!」

律子「だ、だからそれは!」

P「だったら……」

律子「あ……」

P「……好きだ。律子」

律子「あ、う……うぁ……」

P「まだ、頭が混乱して……そんな時に言うもんじゃないとは思うんだけど……ダメだ。俺にはお前が必要みたいだ」

スレタイの無茶振りからここまでもっていった8N10zCrsPにアイドルマスター劇場版チケットを購入する権利を与えよう

律子「……嘘、じゃ、ない、ですよね……」

P「あ、あぁ。もちろんだ」

律子「これが嘘だったら……余命半年じゃ、すまないですから……」

P「はは、やっと律子らしい言葉が聞けたよ」

律子「……バカ」

P「……ごめんな、律子」

律子「……いえ」

P「……ありがとう」

律子「私こそ、ごめんなさい。……ありがとうございます、プロデューサー」

P「……あぁ」

――

アラフォー事務員はまた売れ残ると

ギッシギッシ

支援


個人的には前半の会話だけをりっちゃんに聞かれてそこからアンジャッシュ展開するのがよかったな

P(俺はアイドル達に謝罪した。律子の話にはやっぱり大げさな部分が合ったようで)

P(律子が悪者になるような話に仕立て上げられていた。その辺の誤解もといて、なんとか事務所は正常に)

P(怪訝そうな顔をしていた千早も、ボイスレッスンに付き合えと言ってくれた。前みたいな笑顔はないが、千早らしい)

P(春香のクッキーは食べられなくなったが、最近ようやく食べたいかどうか聞いてきてくれるようになった。もちろん、食べたいさ)

P(その他皆も、少しずつあのバカみたいな嘘から始まった事件を許して、忘れていった頃)

P(またもや事務所には事件が起こる)


律子「プロデューサー」

P「ん? どうかしたか、律子?」

律子「実は……その」

P「ん?」

律子「……こ、子供が出来たと」

P「……はい?」

P(幸か不幸か、この話はアイドル数人にも聞かれていたようで、すぐに広まってしまった。でも、気がかりなのは担当医が例の冗談好きのじじいってこと)

P(まあこんなことが嘘だったら、まだいい。いくらでもやり直しは効くんだから。でも、もう二度とあんな夢みたいな”嘘”は起こらないだろう)

P(でも、冗談だろ? なんて聞いたら何をされるかわからないから、今日はそんな冗談は控えておくけどな)   終わり

おつ

律子とPの子供なら、ピーコだな

乙ピヨ……

子作りしたことは事実なんだよなあ……

綺麗に終わったな・・・
よくやった

http://viploader.net/pic2d/src/viploader2d741123.jpg

乙。

おつぱい

乙である

P「余命半年って言われたよ・・・はは」

律子「・・・そうですか」

律子は一言だけそういうと、そのまま仕事に戻った。やはり律子に下らない冗談は通じないようだ。

しかし二日後、健康診断をやった病院から連絡があり、病院を訪ねると

医者「検査結果に気になる点がありましたので、精密検査を受けてください」

P「えっ・・・精密検査ですか?」



医者「一週間後に結果が出ますので、またいらしてください」

P「は、はい。ありがとうございました」


一週間後

P「嘘だろ・・・冗談で言ってみただけなのに・・・」

パラレルワールド キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!

数年後

P「あの時は大変でした。まさか冗談で言ったことが本当になるなんて」

P「運良く世界的な名医に巡り会えたおかげで今は元気にしてますが、健康管理の重要さを痛感しましたね」

P「それで、やっぱり健康管理の基本といったら食生活じゃないですか」

P「でも男の一人暮らしじゃなかなか・・・そこで僕が出会ったのがこれ」

『大麦若葉とケールの青汁』

P「同僚に進められたんですが、最初はやっぱり青汁に抵抗があるじゃないですか」

P「でもこの青汁はとても飲みやすくて、毎日欠かさず飲んでます」

P「今もこうして元気にプロデューサーが出来るのはこの青汁のおかげですね!」

あなたの健康な身体の為に
大麦若葉とケールの青汁
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~水瀬健康食品グループ~

>>145
お前には失望した、もう何も期待はしない

大層乙であった

>>145
貴様だけは許さない
バットエンド大好きな俺の期待返せよ

わかったわかったバットフルスイングでメガネパリーンすればいいんだろ

P(…嘘から出た真、ってやつか)

P(はははっ…。どうしちまったんだろうな、俺。こんな事になってんのに、まるで実感が沸かない)

P(………困った顔が見たい、なんて思ったから、バチが当たったのかもな)

千早「あの……、プロデューサー……」

P「んあっ!?ああ、悪い悪い千早。何の用だ?」

千早「いえ…、
やっぱり、何でも…。……違う!その、今日は、少し確認があって…来ました」

P「ん?この前のオーディションの結果ならまだだが…」

千早「その…。プロデューサーの、事なんですが……」

千早「前に、律子さんと話をしているの、聞いてしまったんです」

P「!!」

千早「本当…、なんですか…?プロデューサーが、もう…半年の命だって…」

P「………」



P「…はっはっはっ、そんなわけ無いだろう千早」

千早「!?」

P「あれはちょっと律子をからかおうとしただけだよ。この通り俺は至って健康、病気も怪我も無しだ」

千早「からかおうとしただけ…、ですか。最低ですね、プロデューサー」

P「う、そう言われると俺の良心が…。んで、それだけか?」

千早「もういいです。失礼しました、それでは」

P「お、おう。気をつけて帰るんだぞー」


P「………やっちまったかな、こりゃ」

>>152
尊敬に値する

呼称間違ってる時点で期待できない

>>156
書いてくれるだけありがたく思っておこう
文句は完結、打ち切りの時な

>>156
え、間違ってたか?あやふやな所あるから一応呼称表見ながら書いてたつもりだがその辺は許してくれ




~数日後~


社長「君たちに集まって貰ったのは他でもない。Pくんの事についてだが…。律子くんは、もう知っているんだね?」

律子「………はい」

小鳥「ピヨ?私は何も聞いてませんけど、一体」

社長「…キミ、言ってしまってもいいかね?なんならキミの口から…」

P「いえ…。お願いします」

社長「そうか…。……実は、Pくんの余命は…。もって後半年、という所らしい」

小鳥「!!??」

律子「ッ……………」

P「…………」

別に俺も乗っ取りだからいいんだけど一旦完結してるから書くなら別にスレ建ててくれよ

>>152
なんでや!まこりん関係ないやろ!

>>159
末尾Pは黙ってろよ。そんなにまとめに載りたいんか

>>159
パラレルワールド的な感じだけどだめなん?

なんでID:Gj4qxA4nOはそんなに末尾Pを目の敵にするんだか
>>162はいいよ別に俺は終わったスレだし
ただ呼称違いのパラレルワールドってことなら一からスレ立てた方がいいかなって思っただけで

社長「真に沈痛な事だが、Pくんのこなしていた仕事の量を顧みれば仕方なかったのかもしれない。
…すまない、全ては私の責任だ。キミとキミのご家族には、何とお詫びをすればよいものやら…」

P「いえ…。気にしないで、下さい。それよりも…」

小鳥「え?え?冗談…、ですよね…?」

社長「………本来ならば、私は辞任という形で責任を果たすべきなのだろう。だが、正直な所この事務所はまだ駆け出しの最中だ。ここで私が765事務所を離れれば…」

P「ここにいるアイドル達も、当然これからの活動が厳しくなる。…それだけはやめてくれって、俺から社長に頼んだんです」

P「ここのアイドル達は間違いなく本物だ。せっかくトップアイドルへの道が見えかけてきたのに…。こんな所で、あいつらは終わっていい器じゃない」

P「だからまず、俺の担当だったアイドルの引き継ぎを…」

小鳥「本気で…、言ってるんですか」

とりあえず>>164は最後まで読みたいな

>>163
>>1でもそういうの微妙な感じなのにのっとりに言われても

ただ千早→律子の呼称は間違えても仕方ない部分はある
あと春香→響とかな

社長「音無君…?」

小鳥「泣きますよ、あの子達。絶対。美希ちゃんなんて精神をおかしくしても不思議じゃありません。そうじゃなくても、まず間違いなくアイドル活動なんて無理です」

小鳥「美希ちゃんだけじゃありません。春香ちゃんだって、千早ちゃんだって、やよいちゃんだって、亜美ちゃんだって真美ちゃんだって、律子さんだって私だって!みんなみんなみんな、どれだけプロデューサーさんが大きな存在なのか分かってるんですか!?
あの子たちにはプロデューサーさんじゃなくちゃ駄目なんです!私でも、律子さんでもない、プロデューサーさんだからこそっ…」

P「お…音無さん、落ち着いて…」

律子「…………」

小鳥「な…んで、そんな…。嘘だって、言って下さいよ、プロデューサーさぁん…」

社長「…うぉっほん、すまない。この事を知らない音無君には少々ショッキングだったようだね。少し私は席を外すよ。…後で、もう一度話をしよう」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


小鳥「取り乱したりして…、すみませんでした」

P「いえ…。その、こちらこそ黙ってたりして…」

小鳥「事実、なんですね」

P「はい」

小鳥「…もう、どうしようもないんですね」

P「…………はい」

支援

支援させてもらう
完結させてくれ

小鳥「分かりました、この音無小鳥、全力でプロデューサーさんのバックアップに回りましょう!」

P「え?」

律子「ちょ…、小鳥さん!?」

小鳥「765プロからトップアイドルを出すんでしょう?それならばプロデューサーさんの力が必要不可欠です。スレチェックも妄想もひとまずはお休み、このピヨちゃんも本気でトップアイドルを目指せるよう、最大限サポートいたします!」

P「音無さん…。ありがとう、ござっ…」

小鳥「ちょちょちょっと、なんでプロデューサーさんが泣くんですか。涙を武器にしていいのは女性だけですよ?」

P「…はい!これから、よろしくお願いします!」






律子(それからプロデューサーは、吹っ切れたように更にプロデュース活動に精を出していた)

律子(それに呼応するようにアイドル達もオーディションを次々と制覇、765プロの名前は信じられない程のスピードで業界を震撼させていった)

律子(プロデューサーが動けば動くほど、アイドル達はプロデューサーに応えようと努力する。皮肉なことに、プロデューサー自身のせいでプロデューサーが考える「自分がいずともアイドル達が仕事を続けられる765事務所」からはどんどん遠ざかっていく)

律子(あの宣告から四ヶ月。無理矢理はめ込んで回していた歯車が…、限界を迎えようとしていた)

支援

響「ハニー!ミキのステージ、どうだった?」

P「ああ、すごくキラキラしてたぞ。…早いもんだな。もう…、お前も…。………!!」

美希「ハ、ハニー!?大丈夫なの?」

P「あ、ああ…。…悪いが美希、次の撮影一人で行ってもらえるか?少しまだ、打ち合わせがあるみたいでな…」

美希「ヤなの!こんなになってるハニー、放っておけないよ!今…」

P「大丈夫、少し立ちくらみがしただけだ」

美希「で、でも…。ハニー、なんだか最近…」

P「お前だけじゃなく他のアイドル達のプロデュースもあるからな、これ位でへこたれてられないさ。…な。行ってくれ、美希」

美希「う…、うん。ミキ、行ってくるの……」






P「…ッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ、ハアッ………」

P(ここまで…、なのか…)

P(頼むよ…。あと少し、あとほんの少しなんだ…。ここまでよくやってくれたと思う、だから、あと少し、あと少しだけ…)

P(どう、か…)

響が壊れた

そりゃPも参るわ

寝ていい?これ以上続けたらまた下らないタイプミス起こしそうだし

は?

つづきはよ

>>163
やっぱ末尾Pはキモイから早く死ねよ

てs

ほす

はよ

はよ

おはよう

続きはよ

ほしゅ

行ってきます

はよ

保守

ほっしゅ

まだ残ってたとは

あげ

ほし

ほっほ

末尾Pで終わらせておけば…

末尾Pを末尾大文字が叩く
時代が変わりましたなぁ

age

まだ残ってたのか

保守

保守

ほっしゅ

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