男「キモ男のテンプレな青春」 (52)

ジリリリリリ

カチャッ

男「…」ムクッ

男「…」

男(今日から、ついに高校生か…)

男(アララギ君とか、朔ちゃんみたいになれるのかな…)

男(…天パゲジ眉ニキビ面タラコ唇な俺が?)

男「…期待するだけ虚しいな、起きよう」バサッ

キモいからもう書き込まなくていいよ

まあ様子見

男じゃなくて俺にしとけよ

ガタンゴトン

男(高校まで、電車とバスを乗り継いで一時間か)

男(はぁ…無駄な時間だなぁ)

男「…」シャカシャカ

ガタンゴトン…

美人「…」

男(おっ、同じ高校か…可愛いな)

男(てことはバスも同じだな)

ツギワー…エキー

>>4分かった

俺(バス並んでんなぁ)

美人「…」

俺(…まぁ、さっきの美人の後ろ取れたからいいか)

俺(肌綺麗だな…俺とは大違いだ)

俺(一生話すこともないだろうし、視姦しとくか)

俺(これから毎朝ストーキングしてやる)

やっぱ男に戻すわ

男(バス並んでんなぁ)

美人「…」

男(…まぁ、さっきの美人の後ろ取れたからいいか)

男(肌綺麗だな…俺とは大違いだ)

男(一生話すこともないだろうし、視姦しとくか)

男(これから毎朝ストーキングしてやる)

男(こいつも、あと一年もすれば彼氏とか出来てセックスしまくるんだろうな)

男(…でもお前の肌を最初に楽しんだのは、俺なんだぜ)ニヤニヤ

教室

ワイワイガヤガヤ

男(うるせーな)

男(ああ…こいつらは中学からの友達が居るのか)

男(…中学で運動音痴、成績下位で見た目も気持ち悪くて、虐められて誰も居ない高校選んだ俺とは違うんだ)

男(机に伏せて音楽でも聴いとこう)

男「…」シャカシャカ

ワイワイガヤガヤ…

担任「えー、部活動と言うのはですね」

担任「社会に出て、必要なものをたくさん得られますから」

担任「入らないともったいないですよ」

担任「なので、部活動見学頑張ってくださいね」

担任「では1番の人、号令を…」

キリーツ キヲツケー レーイ

アリアシター

ガタガタ ワイワイガヤガヤ…

男(はぁ…やっと終わったか)

男(部活動とか、リア充のもんだろ)

男(かといって漫研とか入る程馬鹿でもねぇ)

男(…見学するまでもないな)

男「はぁー、帰ろ」ボソッ

男(アニメみたいな青春の為には入った方がいいんだろうが)

男(コミュ障な俺が馴染める訳ねぇし)

男(いいとこモブか見切れだな)

男(…運動部は運動音痴だからパス)

男(…軽音とかも、どうせDQNばっかだろ)

男(それ以外の文化部なんてブスばっかだろうな、アニメとは程遠い)

正門前

男(帰るか…)

男(てかもう皆誰かと帰ってんだな)

男(ぼっち俺だけかよ)

男「…もうカーストは決まったのか」

男(恐らく、二年生になるまではこのまま固定だろうな)

男(結局1人か、アララギ君や朔ちゃんにはなれないんだな…)

男(当たり前だけど)



ガチャッ

男「…ただいま」

男(…カーチャンは居ないのか)

男(…はぁ)

男「疲れた…」ボソッ

男(何が疲れただ…今日何もしてねぇだろうが…)

男(…毎日このままか…)

男「…アニメ観よ」カチッ

~数日後

男(ふぁぁ…やっと今日も終わったか)

男(朝起きて、登校して、誰とも話さずに帰宅する…)

男(…そんな日々が二週間)

男(…アニメとは程遠いどころか、いくらなんでも)

男「…つまらな過ぎるだろ」

男(これが俺の青春か?)

男(身の丈に合ってるってか?)

男「…死ね死ね」ボソッ

書き溜めてるなら全部出してくれ。
ssまとめがまとめてくれる

キョウワバスケイクワー

ケイオンノライブカッコヨカッター

男(あ…)

男(そう言えば部活動見学って、もう今日と明日だけか)

男「…」

男(…いや、俺なんか、行くだけ無駄だ)

男「…」

男「……」

男「……どんな部活があったかな」

>>16
書き溜めてないわ、ごめん
暇潰し

ペラッ

男(…やっぱりどこか期待していて、捨てなかった部活紹介のプリント)

男(…使う日が来るとはな)

男(…どれどれ)

男(バスケ部…中学はリア充になるためにバスケやってたけど)

男(万年補欠で、あだ名が木偶の坊だったからパス)

男(…それ以外の運動部は論外だな)

男(…文化部を見てみよう)

ペラッ

男(軽音か…青春っぽくて憧れるけど、DQNの巣窟だろう)

男(茶道…女子ばっかで俺みたいなキモ男はハブられるな、パス)

男(…漫研は、入るだけで虐められるな)

男(美術か…絵を描くのは得意だが、青春っぽくはないな)

男(男子が美術やっても、アニメのようには万一にもならないだろう)

男(図書…は本読まないからパスだな)

男(残るは…)

男「……天文部」

男(そう言えば、宙のまにまにってアニメ、面白かったな)

男(原作も買ったし)

男(朔ちゃんみたいな青春が出来たら楽しいだろうなぁ…)

男(…いや、アレは二次元だから)

男(…でも)

『天文部に興味のある人は、仮校舎一階の物理第二教室まで!』

男(あれ…?天文部室ってないのか?)

男(校舎にドームがあったような気がしたが)

男(…まぁ、書いてあることから察するに、小さい部活なんだろう)

男(…………)

男(…ブスばっかだったら帰る)

男(…もう青春はこれにかけるしかない)

ほう

物理第二教室前

男(つ、ついに来てしまった)

男(この俺が…)

男(…宙のまにまにみたいな青春なんて、あるはずないのに)

男(…)

男「…」ゴクリ

男「朔ちゃん、俺に勇気を」

男「…」スゥッ

男「シ、シツレィシマァァッス」

ガラッ

俺「まんこ」

おわり

美人先輩「!」

女先輩「!?」

生徒会長「!、!、????!?、」

男「!?」ビクッ

男(な、なんだこの反応)

男(…てか、え?美人先輩と生徒会長、クッソ美人)

男「…ビンゴ!」グッ

美人先輩「えっ!?」ビクッ

女先輩「…」

生徒会長「…」

男「…」

男(あ、あぁ…マズイな、何か話さなければ)

冒頭の美人と美人先輩は別人

男「…」

男「…ウ、ウィース」

男「ケッケンガクニキタッ」

男「ッス…」

男「…」

美人先輩「…」

女先輩「…」

生徒会長「…」

男(あ、あれ…?部屋間違えたか…?)

女先輩「おお…始めて来た」ボソッ

男「えっ?」

美人先輩「うおお!後輩だ!」

美人先輩「お、女!おもてなし!」

女先輩「とりあえずお菓子食べる?」

生徒会長「こんにちは~」

男「あ、ああ…どうも…」

男(えっこれどういう状況?)

女先輩「しかし、天文部にくるとはねぇ~」

男「ハ、ハハ…」

美人先輩「どうしよう…何か部長らしいことしなきゃ」

男(あ、あの人部長なんだ)

生徒会長「あっ、女、うちそろそろ生徒会行って来る」

女先輩「あーはいはい」

生徒会長「新部長困らせんなよぉ~、じゃ」ガラッ

女先輩「いってらっしゃい」

男(…ん?新部長?)

いい感じにそれっぽいな

支援

美人先輩「」アワアワ

女先輩「いや~でも助かるわ~」

男「へ?」

女先輩「いや、うちの高校って5人居ないと部活出来ないのね」

女先輩「でも今3年の私たち3人しか居ないし」

女先輩「見学、仮入部期間あと2日だってのに君以外誰も来ないしさぁ」

女先輩「廃部するところだったわ」ゲラゲラ

男「ハ、ハハマジスカ」

男(マジかよ…)

女先輩「ま、それでも1人足りないけど」ケラケラ

男「ソッスネ…ハハ」

女先輩「で?どう?天文部に入ってくれる?」

男「ア…エト…」

女先輩「あ…も、もしかして他の部活で入りたいとことかあった…?」

男「まぁバスケ部は見学しましたね」キリッ

男(カッコつけちまったぜ…)

美人先輩「あ…そうなんだ…」シュン

女先輩「あー、背おっきいもんね…」シュン

男「アッ、エッ、チョッ」

支援する

男(こ、これは入らなきゃいけない流れだ…!)

男「」ゴホッゲフンッゲフッゲフッンッンン

美人先輩「」ビクッ

女先輩「」ビクッ

男「…」

美人先輩「…」

女先輩「…」

男「ンッンンッ」

女先輩(咳き込み過ぎだろ…)

男「…」

男「……ニュ、」

美人先輩「…」

女先輩「…」

男「…入部、します」

美人先輩「…!」パァァ

女先輩「っしゃ!」グッ

男(ついに…言ってしまった…)

男(これで、青春の第一歩を踏み出せたのかな…)

でぃーふらぐ

何か書いてて悲しくなって来たな(´;ω;`)

元気出せよ!!!

面白いからはよ

何がテンプレだラノベかよ

暇潰し()で書いてるんじゃなかったの?
構ってちゃんかよくっさ

女先輩「生徒会長ちゃんに連絡しなきゃ…!」アワアワ

女先輩「ふぅ、良かった…」

男「ア、フヒヒ…」

女先輩「多分あんた、部長になるから」

男「マ、マジスカ、ウィッス」

女先輩「うちら3年だし、もうすぐいなくなるけど…」

女先輩「ま、これからよろしくぅ!」

美人先輩「よ、よろしくね!」

男「ア、コチラコソ、ヨロシクス」


こうして、男の天文部入部が決まったー

部活動見学、仮入部期間最終日

男(ふぁぁ…今日もやっと放課後か…)

男(相変わらず、登校しては誰とも話さず一日が終わるな)

男(…今日で、少なくとも1人は入れないと廃部か)

男(今のところ俺以外の部員が美少女っていうアニメ展開だから、美少女に入って欲しいなぁ)

男「なーんて」ニヤニヤ

エ、ナニアイツキモイ… ヒソヒソ…

男(…部活行こ)

物理第二教室

男「チワー」ガラッ

デブ「あっ見学に来てまーす」

デブ女「こんにちは…」ペコ

モブ1「どうもー!」

モブ2「…」ペコ

美人先輩「」アワアワ

女先輩「まぁ座りなよ」

男「は????????」

男(ちょっと待て)

男(あれ?二週間あって今まで見学来なかったんだよな?)

男(もうちょっとで俺美人ハーレムだったんだよな?)

デブ「いやー、いきなり顧問に連れて来られてさぁー」

デブ「廃部がどうとかで」

デブ女「私は…ちょっと興味があって…」

モブ1「私も」

モブ2「ウチは、兼部目的かな~」

男「oh…」

男(現実ってこういうことか…)

男(何で最終日にこんな醜い美男美女が揃うんだよ…!)

男(…俺もだけど)

男(朔ちゃん…俺、あんたみたいにはなれなそうだよ)

デブ「男、何で泣いてんだよ」ブヒッ

男「は?泣いてねぇよ死ね、青春の邪魔しやがってデブが」

女先輩「まぁまぁ…」

男「あっ!」

男(おっといけねぇ、俺としたことが冷静さを欠いてたようだな…)

男(まだ大事なことを聞いてなかったじゃねぇか…!)

ブヒブヒ

男「み、皆…入部するのかな?」

デブ「あーうん、思ったより楽しそうだし」

デブ女「…私も多分入る」

モブ1「ブラバンと兼部出来るみたいだし入ろうかな」

モブ2「うちも、星とか綺麗だし」

男「は???????????」

寒気がする
こんな寒い話かけるのはある意味すごいわ

小学生の作文かと思った

ワロタ

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