紅莉栖「そんな大金払えるわけないじゃない・・・」(228)

紅莉栖「はぁ、ようやく一区切りついた。ホテルに帰るか」

岡部「遅くまで付き合わせて悪かったな」

ダル「この時間って終電大丈夫なん?」

紅莉栖「大丈夫大丈夫。私マイカー買ったから」

岡部「そうか。なら安心だ」

ダル「じゃあ牧瀬氏お気をつけて」

紅莉栖「うん。じゃあまた」

紅莉栖「周りも暗いし・・・随分遅くなっちゃったな」

カチャブロンブロン

ブロロロロ

紅莉栖「ふわぁぁ・・ねむ・・・」

紅莉栖(最近疲れがたまって眠たいわね・・・今日は帰ったらすぐに寝なきゃ)

ブゥゥゥン

紅莉栖(しかし終電を気にせずに帰れるっていいものね)

紅莉栖(やっぱ車買って良かったな)

紅莉栖「左折左折っと・・・」

ブゥゥゥ

バイク『ブロロロ」』

紅莉栖「えっ!ちょ!?ま」

キキィィィィィッ

ガシャーン!!

よし金の準備してくるか

紅莉栖「し、しまったっ・・・!!」

紅莉栖「すみません!大丈夫ですか!?もしもし!?」

バイク乗り「」

紅莉栖「うそ・・・」

紅莉栖「き、救急車!救急車呼ばなきゃっ!!」ピポパ

紅莉栖「もしもし?119ですか!?実は・・・」



ピーポーピーポー

-病院-

医師「外傷だけのようですね。詳しくは明日検査してみましょう」

バイク母「よかった・・・」

医師「また何かあれば呼んでください。では失礼します」

バタン

紅莉栖「あの・・・本当に済みませんでしたっ!」バッ

バイク父「あ、あなたは・・・?」

バイク妹「お兄ちゃんを轢いた人だよっ!!」

バイク母「ちょっと妹!」

紅莉栖「・・・」

珍しくこういう手のSSにしては両親がまともだな。妹はクソッタレな展開か?
場合だな

次の日

-ラボ-

まゆり「今日は紅莉栖ちゃんおそいね~」

岡部「だな。何かあったのかもしれん。もしや、機関からの攻撃をっ!?」

ダル「厨二病乙!」

ガチャ

まゆり「あ、紅莉栖ちゃん、トゥットゥルー!」

紅莉栖「と、トゥットゥルー・・・」

岡部「・・・助手よ、どうかしたのか?」

-----------------
--------
---

紅莉栖「・・・というわけなの」

ダル「人轢いちゃったってマジすか・・・」

まゆり「でも死人が出なくて本当によかったのです」

紅莉栖「本当そうよね・・・」

岡部「しかし気をつけるのだぞ紅莉栖。一つ間違ってたら・・・」

紅莉栖「えぇ、わかってるわよ・・・」

プルルルルルル

プルルルルルル

岡部「着信音・・・?誰のケータイだ?」

ダル「僕のじゃないお」

まゆり「まゆしいのでも無いのです」

紅莉栖「あ、私だ・・・」ピッ

紅莉栖「はい、もしもし・・・はい、はい・・・えぇっ!?」

岡部「おい・・・まさか・・・」

おいおい・・・・なんてこった・・・。

-病院-

ガチャ

紅莉栖「はぁ・・・はぁ・・・!」

母「うっ・・・うぁぁああああ・・・!息子ぉぉ!!息子おおおお!!」

妹「お兄ちゃぁぁぁぁん!動いて!動いてよぉっ!」

紅莉栖「あの・・・バイク乗りさんは・・・」

医師「それが・・・バイクから飛ばされたときに頭を強く打っていたらしく・・・」

紅莉栖「えっ・・・」

医師「もう一生、植物状態かもしれません」

紅莉栖「そ、そんな・・・」

妹「この人がお兄ちゃんをこんなにしたんだ!お兄ちゃんをっ!元気なお兄ちゃんを返してよっ!!うわああぁぁぁ!!!」

紅莉栖「・・・」

よし。構えるか

このバイク乗りがお前らだったとしたら…

ご冥福(ry (AA略

-ラボ-

岡部「損害賠償・・・?」

紅莉栖「うん・・・事故の被害者に払わなきゃいけないんだって・・・」

ダル「・・・い、いくらぐらい掛かるん?」

紅莉栖「その・・・話によると・・・」

紅莉栖「2億円くらい・・・掛かるって・・・」

岡部「に、二億っ!?」

>>30
紅莉栖「あの・・・ごめんなさい・・・」

俺「気にするな嬢ちゃん。俺は平気さ。宿題やテストならキースにやらせるさ。」

俺「ただし・・・・」

紅莉栖「?」

俺「これからずっと一緒に暮らしてもらうぜ」

紅莉栖「////」

となるな

岡部「二億って・・・いくらなんでも高すぎではないか?」

ダル「こういう時って自動車保険が下りるんじゃねーの?」

紅莉栖「下りるには下りるけど全然足らないのよ・・・任意保険入ってないし・・・」

岡部「なん・・・だと・・・」

紅莉栖「2億なんてお金無いよ・・・どうしよう・・・」

紅莉栖「あぁ・・・こんなことなら任意保険入っておけばよかった・・・」

岡部「な、なんで・・・なんで任意保険に入っておかなかったんだっ!?」

岡部「任意保険に入っていれば二億全額下りたというのにっ・・・!なんで」

紅莉栖「そんなの今さら言っても仕方ないでしょっ!!」

ダル「牧瀬氏・・・」

紅莉栖「あぁ・・・もう・・・どうすれば・・・」

岡部「車のローンもまだ残っているんだろ・・・それに結婚したら子供もできるというのに・・・」

紅莉栖「・・・ごめんなさい」

岡部「紅莉栖、なんで・・・なんで事故なんか起こしたのだ・・・」

紅莉栖「・・・」

紅莉栖「はぁ・・・」

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー♪」

岡部「まゆり・・・」

まゆり「あれ、もしかして皆お話してたの?」

岡部「あ、あぁ・・・機関を倒すための円卓会議を行っているのだ」

紅莉栖「・・・」

まゆり「すごいねぇ。こういう時まゆしいは何も役に立てないから少し悲しいのです。えへへ」

ダル「まゆ氏・・・」

よしチェーンソー構えようぜ

岡部「・・・そんなことは無い。まゆりはまゆりなりにできることをすればいいんだ」

まゆり「そうだよね。ありがとうオカリン」

岡部「いや・・・」

まゆり「紅莉栖ちゃんも研究ばっかで最近疲れてるって言ってたよね?肩もんであげるねー」

紅莉栖「・・・」

まゆり「どう?凝りほぐれてるかな?」 モミモミ

紅莉栖「やめてよっ!!」

バシッ!

岡部「おい、紅莉栖!?」

紅莉栖「まゆりには関係ないでしょ!漆原さんやフェイリスさんのところに行って来たら!?」

ダル「ちょ、牧瀬氏!落ち着けって!!」

まゆり「く、紅莉栖ちゃん・・・・?」

紅莉栖「はぁ・・・はぁ・・・」

まあ俺のチンポでもシャブって落ち着けよ

>>55
今のアンタの頭はシャブでおかしくなってると見たぜ

紅莉栖「橋田でも岡部でもいいからどっか遊びに行かせてよ!」

まゆり「ご、ごめんね・・・紅莉栖ちゃん・・・」 ウルウル

紅莉栖「はぁ・・・はぁ・・・」

岡部「紅莉栖・・・」

ダル「・・・ほら、まゆ氏行こ?」

まゆり「う、うぅっ・・・うん・・・」ポロポロ

バタン

紅莉栖「うぅっ・・・うぅぅぅぅ・・・うわぁぁぁぁぁぁっ・・・」ポロポロ

次の日

-ラボ-

紅莉栖「保険会社に行って損害賠償について色々話聞いてきたわ」

岡部「で、どうだった・・・?」

紅莉栖「まずは謝ってるって誠意を見せること。誠意を見せれば示談して貰えるかもしれないって」

岡部「そうか・・・」

紅莉栖「あと損害賠償の前に、“借渡金”ってのを渡さなくちゃいけないらしいの」

岡部「借渡金・・・?」

紅莉栖「うん。賠償する前にとりあえず先に支払うお金のことみたい」

岡部「それはいくらくらい掛かるんだ?」

紅莉栖「今回の場合だと・・・300万はいるって・・・」

岡部「300万・・・」

紅莉栖「今いろんな人にお金借りれるか聞いてるところなんだけど・・・結構厳しくて・・・」

岡部「そうか・・・」

紅莉栖「ごめん・・・」

岡部「・・・300万と言ったか?」

紅莉栖「うん・・・」

岡部「・・・俺の金だ。使うと言い」スッ

紅莉栖「岡部・・・」

岡部「今までラボのみんなで貯めてきた金と合わせて大体300万ある」

紅莉栖「ごめん・・・」

岡部「結婚する時のことを考えて貯めてきた金だが・・・こんなことに使うことになろうとは・・・」ウル

紅莉栖「岡部・・・ごめん・・・!本当に・・・ごめんねっ・・・うっ・・・うぅぅっ・・・」ポロポロ

岡部「で、その借渡金はいつくらいに渡す?」

紅莉栖「明日近くの喫茶店でバイク乗りさんの父親に合う予定なの・・・その時に渡すつもり」

岡部「そうか。示談が上手くいくといいんだがな・・・何時くらいに合うんだ?」

紅莉栖「お昼休みの時間帯。向こうの仕事の都合でね。私も午後は大学で講義があるからその前に合う予定」

岡部「そうか・・・頑張れよ」

紅莉栖「うん・・・ありがとう、岡部」

貸渡金なんてあるんだな。金なんて俺が払ってやるのによ・・・・。
俺なら貸渡金を渡す代わりに家族がクソだったら金の代わりに鉛を
プレゼントしてやるぜ

次の日

-喫茶店-

紅莉栖「ど、どうも・・・」

父「牧瀬さん・・・まぁ席に着いてください」

紅莉栖「失礼します・・・」

父「・・・」

紅莉栖「あの、これ・・・少ないですけど・・・よかったら・・・」

父「・・・そうか。気持ちとして受け取っておくよ」

紅莉栖「ありがとうございます・・・」

紅莉栖「では、私はこれで・・・」

父「あの・・・息子に一目会っていっては貰えませんか?」

紅莉栖「えっ・・・?」

父「息子は今・・・一人で闘っているんです。一目だけでも・・・お願いします」

紅莉栖「わ、私が行っても何もできないし・・・」

父「それでも会ってやってください」

紅莉栖「でも私・・・今から大学で講義が・・・」

言わなきゃいいことを言っちまったか・・・

父「大学で講義って・・・あなた、息子と講義どっちが大切なんですか!?」

紅莉栖「・・・えっ?」

父「私があなたの立場ならね、毎日被害者のところにお見舞いに行きますよ!!」

紅莉栖「・・・じゃあ行きます」

父「じゃあ?じゃあってなんですか!?もう来てもらわなくても結構ですよ!!」

紅莉栖「え、えっと・・・」

父「もういいですよ!ほら、講義でもなんでも行ってきてくださいよ!!」

紅莉栖「え、でも・・・」

父「このお金もお返しします!!」

紅莉栖「え、なんでですか?」

父「牧瀬さん!私は保険会社とではなく、あなたととことん戦いますからね!!」

ガチャッ!!バタン!!
カランカラン


紅莉栖「・・・」

次の日

-ラボ-

岡部「そうか・・・借渡金受け取ってもらえなかったか・・・」

紅莉栖「ごめん・・・私の応対のせいで・・・」

岡部「そう言われてしまったら仕方無いかもしれんな・・・・」

ダル「もう無理っぽいかもね・・・」

紅莉栖「そんな・・・」ウルウル

さてとそろそろ公式指令を達成する時間か?

ダル「気休めかもしれないけど・・・その300万は持ってていいからさ・・・」

岡部「別に返そうとか思わなくていいぞ。二億には全然足らないかもしれんが・・・」

紅莉栖「ごめん・・・ありがと・・・」

まゆり「まゆしいもちょっとはお金あげられると思うから」

紅莉栖「みんな・・・ごめんね・・・」ポロポロ

岡部「・・・」

一週間後

-メイクイーン-

フェイリス「お帰りなさいませご主人様だニャーン!」

紅莉栖「・・・」

フェイリス「ク、クーニャン!」

紅莉栖「あの・・・例の件なんだけど・・・」

フェイリス「うん、ちょっとは貸してあげれるから・・・元気出すニャン・・・」

紅莉栖「・・・ごめん」

フェイリス「とりあえず席に座るニャ。飲み物一杯くらい奢るニャン」

紅莉栖「・・・」ゴクゴク

フェイリス「お金の方はどうだニャ・・・?」

紅莉栖「少しづつは集めてるけど・・・二億には全然・・・」

フェイリス「クーニャン・・・」

紅莉栖「500万にすら届かない状態だし・・・あぁぁぁ、二億なんて大金どうしたら・・・」

フェイリス「・・・」

紅莉栖「はぁ・・・」

フェイリス「クーニャン・・・あの、もし・・・」



プルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルル


紅莉栖「ケータイ・・・私だ」

紅莉栖「はい、牧瀬です。・・・はい・・・はい」

紅莉栖「・・・わかりました。はい・・・失礼します」

プツ

フェイリス「どうしたニャ?」

紅莉栖「バイク乗りさんの父親が話があるから喫茶店で待ってるって・・・」

フェイリス「そ、そうかニャ」

紅莉栖「はぁ・・・また怒られるのかな・・・」

フェイリス「・・・またいつでも来るニャ。メイクイーンはいつでもクーニャンを待ってるニャ」

紅莉栖「・・・ありがと。また来るわね」

怖いな・・・ここからどうなるんだ・・・?まさかな。

フェイリスの全財産でも辛いだろ・・・・。その金額は

-喫茶店入口-

紅莉栖「もう来てるのかな・・・」

紅莉栖「店に入る前にちょっと覗いてみてから・・・」

チラッ

父「・・・」

紅莉栖(いた・・・それになんか・・・机の上に書類があんなに・・・)

紅莉栖(もしあの書類で今すぐ二億払うことになったら・・・)

紅莉栖(あぁ・・・駄目だよ・・・会えないよ・・・帰ろう・・・)

そこで帰ったらヤバイぜ嬢ちゃん・・・。

紅莉栖(でもどこに行こう・・・ホテルは今はもうチェックアウトしてるから帰れない)

紅莉栖(メイクイーンもさっき出てきたばっかだし・・・)

紅莉栖(ラボに帰ろうかな・・・でも今ラボには行きづらいし・・・)

紅莉栖(それにラボに帰ったとしてもきっと研究に集中できない・・・)

モゾッ

紅莉栖(・・・ん?これ・・・借渡金で渡すはずだった300万・・・・)

紅莉栖(300万・・・大金だけどこの程度じゃどうせ二億には届かないのよね・・・)

紅莉栖(・・・気晴らしでもしなきゃ。パチンコ行ってから帰ろう・・・)

不憫すぎるぜ

その夜

-ラボ-

紅莉栖「・・・ただいま」

まゆり「あ、紅莉栖ちゃんおかえり」

岡部「紅莉栖、フェイリスから聞いたのだがバイク乗りさんのお父上に会ったらしいじゃないか」

紅莉栖「う、うん・・・まあ・・・」

ダル「お父さん、借渡金受け取ってくれた?」

紅莉栖「・・・ごめん。寝るから」

シャーパシャン

まゆり「紅莉栖ちゃん・・・」

深夜

グビグビグビ
ハァ

紅莉栖「はぁ・・・」

パチンッ

紅莉栖「んん・・・眩しっ・・・」

岡部「・・・まだ起きていたのか、紅莉栖」

紅莉栖「岡部・・・」

岡部「こんな夜中に酒とはあまり感心できんな」

紅莉栖「なんで・・・帰ったんじゃ・・・」

岡部「今日は俺も泊まりだ。そんな状態のお前を放っておけるわけがないだろう」

紅莉栖「岡部・・・」

岡部「ったく・・・こんな大量に飲むとは・・・体に悪いぞ」

紅莉栖「だって・・・お酒飲まなきゃやってられなかったんだもん・・・」

岡部「はぁ・・・」

欝にはならないでくれよ・・・

岡部「紅莉栖。辛いのはわかるが現実と向き合わなきゃ駄目だ」

紅莉栖「現実?はっ、2億なんてお金、現実問題どこにあるってのよ・・・」カランチョビチョビ

岡部「しかし・・・」

紅莉栖「二億の負債を背負った私の気持ちなんて・・・岡部にはわからないわよ」

岡部「・・・」

紅莉栖「考えたところでどうしようもないし、二億円が道に落ちてるなんてことあるわけもないし」

紅莉栖「とりあえずお酒飲んで気を紛らしてただけ。心配してもらわなくても一人で大丈夫だから」

岡部「紅莉栖・・・」

紅莉栖「ほら、岡部も飲みなよ」スッ

岡部「・・・」

数日後

-ラボ-

紅莉栖「・・・ただいま」

紅莉栖「真っ暗・・・いつもなら誰かしらいる時間なのに珍しいわね」 パチッ

シーン
スッキリ

紅莉栖「家具が・・・消えてる・・・パソコンも・・・」

紅莉栖「岡部・・・?まゆり・・・?どこに行ったの!?」

ブラウン「お、嬢ちゃんじゃねーか。岡部たちならいねーぞ」

紅莉栖「えっ・・・」

ブラウン「この手紙を嬢ちゃんに渡すよう頼んでどっか行っちまったよ。ほれ」

紅莉栖「手書きの・・・手紙・・・?」



      このたび、未来ガジェット研究所は解散することになった。

      距離をおいて皆色々それぞれ考えるのもいいだろうと思い考えた結果このような結果に至った。

      ラボの家賃になるはずだったお金は紅莉栖の講座に振り込んでおいたから使ってくれて構わない。

      お互い落ち着いたらまた会おう。

                                エル・プサイ・コングルゥ



紅莉栖「・・・」

ブラウン「あれだけ騒がしくされりゃあ、いざ居なくなると寂しいもんだって・・・おい、嬢ちゃん!?」

紅莉栖「そんな・・・みんなぁ・・・うっ・・・うぅぅっ・・・」ポロポロ

その後の調べにより、バイク側が制限速度10キロオーバーで走っていたことが判明。

紅莉栖も巻き込みを確認していなかったものの、被害者側にも過失があることが認められたのである。


二年後、東京地裁にて牧瀬紅莉栖に損害賠償を求める民事裁判が行われた。

その結果、過失相殺により損害賠償総額は1億5000万円となった。

-2年前-


紅莉栖『ついに私もマイカーかぁ・・・岡部たちを乗せてどこかにお出かけとか・・・』

店員『いいですねぇ~。あと、保険の説明の方をさせていただきますね』

紅莉栖『保険ですか?』

店員『はい。自賠責保険は強制なので入っていただくのですが任意保険というものがありまして・・・』

紅莉栖『任意保険ですか?』

店員『はい。大体皆様入っておられますね。自賠責保険だけだと事故を起こした時に下りる保険料が少なくてもしもの時に全然足りないんですよね』

紅莉栖『でも事故を起こさなきゃ問題無いんでしょ?』

店員『ま、まぁそうですけど・・・入ってない人は限りなく0%に近いと思いますよ・・・?』

紅莉栖『大丈夫だ、問題ないっ』


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 まさか私が事故を起こすはずがない。そう思っていた時期が私にもありました・・・

 私もあの時、任意保険に入っておけば・・・未来は変わっていたのかな・・・?

 これも、シュタインズゲートの選択なのかもしれない・・・


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重すぎて泣いた

とりあえずスポーツカーだったらもっとやばかっただろうな

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岡部「・・・という自動車学校の教習ビデオを作ろうと思うんだがどうだろう?」

紅莉栖「あの内容を見て私がいいと言うとでも思ったのかっ!?」

岡部「名付けて、未来ガジェット0号機!強襲ビデオ!!」

紅莉栖「却下だ却下!!」

岡部「ええい!あのドラマの何がいけないというのだっ!?」

紅莉栖「全部だ全部!!!全部作り直せっ!!岡部のアホおおおおおおお!!!」

まゆり「みんなも車を運転する時は人の命を預かってるっていう自覚を持って安全運転するのです♪」



-完-

教習ビデオです。支援ありがとうございました。
運転する時は任意保険に入ったほうがいいかもです。というか入ってない奴いるのか・・・?

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