モバP「え? 俺がアイドル達に性に関する知識を教えるんですか?」 (95)


モバP「えっと……それはどういった経緯でそうなんったんでしょうか?」

ちひろ「アイドルたるもの正しい性の知識くらい持っていなきゃダメです!」

ちひろ「もし、正しい知識も知らずに赤ちゃんなんて身篭ったら事ですからね!」

ちひろ「後は性病とか色々と怖いものはありますから!」

モバP「はぁ……」

ちひろ「まぁ、そう思って私がモバPさんに黙ってアイドルたちに性に関するテストをしたんですよ」

ちひろ「そこで、10点満点中3点以上取れなかった子達がいたんでこれはやばいとモバPさんに先生になってもらおうと思ったんです」

モバP「いや、なんでそこで俺が先生なんですか」

モバP「ちひろさんがやってくださいよ」

ちひろ「いや、ほら、アイドル達もそっちのほうが喜ぶかなって……」

ちひろ「はい! 三点以上取れなかくてモバPさんが指導するアイドルはこの6人です!」

モバP「あー、もう強引に話を進めないでください!」

アイドル六人


>>3

>>4

>>5

>>6

>>7

>>9

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こずえ

時子

幸子

しの

モバP「こずえ……ですか?」

ちひろ「はい」

モバP「あの、本当に今回はちひろさんが」

ちひろ「ダメです」ニッコリ

モバP「うわぁ……やりたくない……」

モバP「というか時子さんは絶対違うでしょ!」

ちひろ「あ、時子さんには前もって補修はモバPさんがやるって伝えてあったんですよ♪」

モバP「絶対わざと低い点数とったんだ……」

モバP「あの人なら絶対満点のはずなのに!」

モバP「えーっと後は……」

モバP「杏……幸子……光……うわ、やりたくないメンツ」

モバP「後は、志乃さん?」

モバP「こ、これは」

ちひろ「あ、志乃さんはテストの前の晩物凄い量のお酒を飲んでてテスト中は寝ていました!」

ちひろ「杏ちゃんも面倒だということでテスト中はずっと寝てましたよ?」

モバP「あーもうすでに胃が痛い……」

ちひろ「頑張ってくださいね!」

モバP「頑張ってくださいねじゃないですよ!」

モバP「ちひろさんだったらこのメンバーで授業できますか!?」

ちひろ「私はやらないので知りません♪」

モバP「仮定の話をしているんです!」

ちひろ「そりゃ、もちろんこれは仕事の一つだから文句言わずにやりますよ」

モバP「じゃあ、ちひろさんでいいじゃないですか。俺はやりたくないんですから」

ちひろ「それはほら。アイドルたちが嫌がると思いますよ」

モバP「絶対俺がやったほうが嫌がりますよ!?」

モバP「あー……もう」

モバP「わかりましたわかりました!」

モバP「やればいいんでしょやれば!」

モバP「うっひょーい! やってやるぜ! パンパカパーン!」

ちひろ(可哀想に……おかしくなってないとやっていられないんだわ……)

一週間後

事務所内

モバP「はーい……じゃあ授業を始めまーす……」ゲッソリ

こずえ「……zzz」

時子「私に性に関する授業をするのがどれだけありがたいことかわかっているの?」クスクス

杏「わたし、もう帰りたいんだけど。大体こんな授業があるなんて聞いてないし……」

幸子「カ、カワイイボクニコンナコトヲオシエラレルナンテコウエイニオモッテクダサイネ」

光「モバP! 今日は精一杯頑張るからよろしく頼む!」

志乃「このあと飲みに付き合ってくれるのかしら?」

モバP(か、帰りてぇ――!)

モバP(ただ、ひたすらに、帰りたい!)

遊佐こずえ(11)
http://i.imgur.com/lKqIIhl.jpg
http://i.imgur.com/3RCk8s9.jpg

財前時子(21)
http://i.imgur.com/NDwLl83.jpg
http://i.imgur.com/WigFhPe.jpg

双葉杏(17)
http://i.imgur.com/WumjMTv.jpg
http://i.imgur.com/tieYAv0.jpg

輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/KR4TXLu.jpg
http://i.imgur.com/KGTX3AH.jpg

南条光(14)
http://i.imgur.com/9IL9lUC.jpg
http://i.imgur.com/ghtHUEb.jpg

柊志乃(31)
http://i.imgur.com/uKNMYt4.jpg
http://i.imgur.com/WN1l3io.jpg

モバP(まぁ、今日だけは先生なんだしちゃんとやらなくちゃな。気は乗らないけど)

モバP(まず、こずえを起こそう)

モバP「こずえ、ほら起きて。一応授業だからな?」

こずえ「ふわぁ……あさ……?」

モバP「こずえ。朝日はもうとっくに登っているでしょ?」

こずえ「そうだったっけ……?」

モバP「ほら、ちゃんと顔上げて」

時子「あら? まさかあなたそういう趣味があったの? 残念ね。失望したわ」

モバP「違いますよ! これは一応、今日の先生として――!」

時子「11歳の女の子に性のことを教える先生ね……クックック♪ あら不思議。私の手が携帯に勝手に110番という数字を……」

モバP「頼むから質の悪い冗談はやめてください!」

杏「……」ピコピコ

モバP「杏、今は一応授業ってことになってるからゲームはしまえよ」

杏「ゲームしながら聞くから大丈夫だよ」

モバP「いや……あーもういいや」

モバP「その代わり授業終わりの小テストに合格しなかったら」

モバP「合格するまで居残りだからな」

杏「はいはーい」

幸子「……」ガチガチ

モバP「幸子。その、今日は一応勉強だからな? 変に意識するなよ」

幸子「わ、わかっていますよ! 大体カワイイボクはですよ! こんな――」

モバP(ああ、てんぱってわけのわからないことを口走り始めている……)

光「モバP! 今日は授業が終わったら一緒に世界平和のためにどこかに行かないか!?」

モバP「そうだな。授業が終わればの話だけどな」

光「よし! おくれるなよ!」

志乃「モバPさん、今日終わったら飲みに行くわよ」

モバP「酒ことばっかりですね!」

30分後

モバP「……」

シーン

モバP(やっと授業が始められる……)

モバP(授業始めるのに手間がかかるなんてこの先思いやられるな)

モバP「ごほん」

モバP「えっとー、じゃあまずはみんな」

モバP「手元にある現代保健体育って教科書の62Pを開いてくれ」

モバP(俺も開いてっと)

モバP(あれ? というかこの教科書結構難しい字が多いな)

モバP(こずえは読めるのかな?)

モバP「こずえ。一応聞いておきたいんだけど……読めるか?」

こずえ「……へーき」

モバP「ああ、うん。そうなんだ」

モバP(こずえってああみえて頭いいよな)

志乃「あれ……字が滲んで読めないわ」

モバP「あなたはお酒の飲みすぎです」

モバP(まぁ、でも教科書があるっていうのはやりやすいな)

モバP(教科書をちひろさんが用意してくれてなかったら本当に死んでいたかもしれない)

モバP(今でもストレスで死にそうだけど)

モバP「じゃあまずはこの一ページまるまるを誰かに読んでもらおうかな」

時子「あなた、レディーにこんな文を読ませるつもりなの?」

モバP「い、一応授業ですし」

時子「あなたが読みなさいよ。それともなに? あなたはこういう文をいたいけな少女や大人に読ませて興奮する――」

モバP「わかりました! 読みますよ!」

時子「あら? 素直なのね」

モバP「えー」

モバP「女性は、初経を迎えてから」ボソボソ

光「ん? モバP聞こえないぜ!」

モバP「そ、そうか?」

モバP(くっそ! 悪気は無いんだよな!)

モバP「じゃあ最初から」

モバP「女性は初経を」ボソボソ

こずえ「……きこえなーい……」

幸子「い、いや! そのままでいいですよ! ほんとに……」

モバP(……くそ)

モバP「えー……女性は処刑を迎えてから」

時子「もっと大きな声で! 事務所の外を歩いている人間にも聞こえるような声でやらなきゃ意味がないわ!」

モバP「女性はぁぁぁぁ! しょけぇぇぇぇいを迎えてからァァァ!」

杏「うるさい。ゲームに集中できないじゃん」

モバP「俺だって好きでやってるんじゃねーよ!」

訂正

モバP「えー……女性は初経を迎えてから」

――
モバP「ハァ……ハァ…‥」

モバP「とりあえず、一ページ読みきった」

志乃「モバPさんって堂々とあんなことを騒げるのね」

モバP「なんでちょっと引いた目で見てるんですか! あのやり取り聞いてたでしょ!」

時子「光ちゃんはあんな大人になっちゃだめよ」

光「ん? なんでだ? モバPは物凄い格好いい魂の叫びをしていたじゃないか!」

モバP「そこ! 勝手に俺を下げた評価を子供に植え付けないでください!」

モバP「はぁ……もう疲れたよ」

モバP「もういい! なにを言われようが次は絶対誰かに読ませるからな!」

モバP「じゃあ次のページの男性と思春期の項目を幸子に読んでもらう!」

幸子「ぼ、ボクですか!?」

モバP「ああ、そうだ! これは授業だからな!」

モバP「しっかり読んでもらうからな!」

幸子「そ、そんな……」

幸子「ま、まぁカワイイボクなら恥ずかしがらずに読めますよ」ドヤァ

幸子「そ、それでは行きますよ?」

幸子「……」

幸子「読んじゃいますよ?」

モバP「ああ」

幸子「ほ、本当にカワイイボクに読ませていいんですね?」

幸子「本当のほーーーんとうに読みますよ?」

モバP「いいから早く読め!」

幸子「は、はい」シュン

幸子「男性は……しゃ、しゃせいにともなうせいてきな快感を求めて……その……」

幸子「射精をみずからの意思でおこなうように……な、なります」

幸子「こ、このことをマスター……その……ベーションと呼びます」

モバP「はい、お疲れ様」

幸子(恥ずかし……)

モバP(時子さん、幸子がよんでる時はいっさいちょっかい出さなかったな……くそ)

時子「……」ニヤニヤ

光「ん? ちょっと待ってくれ」

モバP「どうかしたのか?」

光「マスターベーションって単語。必殺技みたいでかっこよくないか!?」

モバP(チッ――! 変なところに食いつきやがって!)

時子「そうねー、かっこいいわね。あ、その必殺技彼の得意分野らしいわよ」チラ

モバP「え!?」

光「おぉ! モバPやってみてくれないか!」

時子「男性にしかできない必殺技ですもの。今見なきゃ損だわ」

こずえ「……こずえもみたーい」

幸子「か、カワイイボクは目をとじますからね」

志乃「うふふ、私も見たいわ」

杏「え? なに? なにか始まるの?」

モバP「な、なんだこの展開は……」

時子「さぁ、貴方。年頃の女の子といい年した女たちの前でイく快感を――!」

モバP「ちょ、ば! ふざけないでくださいよ!」

モバP「ひ、光? お前はちょっと後で個別で指導するからな?」

光「う、うん? わかった!」

モバP(さすがにこのまま性の知識に乏しいまま生きていくのは問題があるから光にはみっちり教え込まないと)

モバP(気乗りしないけど)

モバP「ごほん。次に進みます」

こずえ「ぷろでゅーさー……みたい……」

モバP「あまり私を怒らせない方がいいと思うよ?」ゴゴゴ

こずえ「……わかった」

モバP「じゃあ次に進むよ」

40分後

モバP「……」ゲッソリ

モバP「はい、じゃあ次のページに行ってください」

モバP(つ、疲れた。非常に疲れた。もう帰りたい。というよりこの場で眠ってしまいたい)

モバP「はぁ……」

こずえ「……だいじょーぶ……?」

モバP「ん? ああ、ごめんね。心配ないよ」

モバP(唯一の癒し? がいるのはいいな)

モバP(よし、じゃあ頑張るか)

モバP(えっとー次の内容はっと)

受精・妊娠・出産

モバP「」

モバP(ああー、もういやだ)

モバP(お母さん。俺は都会の荒波に今日も揉まれています)

モバP(っと言っても仕方がないし)

モバP(腹を括ってやるしかないな)

モバP「えー、じゃあこのページを誰に読んでもらおうかな」

モバP「まぁ、さっきからずっと授業を聞いていない杏でいいや」

杏「えー? 私ー?」

杏「面倒。パス」

モバP「ああ、じゃあ志乃さんで」

杏(うお! あっさり引き下がった……)

杏(いつもなら簡単には諦めないのに)

志乃「……胎児の環境としての母体――」

数分後

志乃「やがて排卵や月経も始まります」

モバP「はい、お疲れ様でした」

モバP「大体、ここを読んでしまえば受精とはなんなのか。妊娠はどうしたらなるのか」

モバP「出産はどうなるのか。それがわかるよな」

時子「一つ質問いいかしら」

モバP(どうせ面倒なのが来るんだろうな)

モバP(もう……)

モバP(どうにでもなーれ☆)

モバP「はいどーぞー」

光(あれ? モバPから目の光が消えているように見えるのは気のせいか?)

時子「男性の精子を女性の卵子に届けさせるための行為を知りたいわ」

時子「それを知らなくては意味だけ知ってて具体的にどうすればいいかわからないものね」

モバP「セックスをすればいいんです」

志乃「え?」

志乃(どうしたのかしら。さっきまであんなに恥ずかしがっていたのに……)

モバP「またの名を性行為といいます」

モバP「男性の陰茎を女性の膣に突き刺す行為です」

時子「言葉だけじゃわからないわ」

時子「やっぱり実物をみないと子供たちもわからないんじゃないかしら」

幸子「ぼ、ボクは遠慮しておきますよ!」

光「一体なにが始まるんだ?」

こずえ「……zzz」

杏「ん? なになに?」

モバP「……」

モバP「いいでしょう」

時子「え?」

志乃「え?」

モバP「まとめて全員俺が相手にしてやんよぉぉぉぉ!」

モバP「言葉なんてやわなものに頼ってからだめだったんだよ!」

モバP「男は黙って行動で教え込めばよかったんだぁぁぁ!」

モバP「あひゃひゃひゃ! 有毒ガス有毒ガス! モーニングスター!」

モバP「うっひょーい! あひゃひゃひゃ!」

こずえ「……zzz」

時子「あら、壊れちゃったわ」

幸子「ぷ、プロデューサーさん!?」

杏「え? なに? バグ?」

光「も、モバPが悪魔に体を乗っ取られた!?」

志乃「……堕ちたようね」

モバP「ohイエェイ! 誰から相手をして欲しいんだ!」

モバP「こんとんじょのいこー! あひゃひゃひゃ!」

ガチャ

光「く! モバPを開放してやらなくては!」

光「でも、どうやってやれば……!」

時子「はい、たまたまそこら変にあった広人苑。この角で殴打すればきっと元に戻るはずよ」

時子「昔のアナログテレビのようにね」ニッコリ

光「よし、わかった! やってみる!」

光「喰らえ! 広辞苑アタックぅぅ!」

ゴツ

モバP「あ」バタリ

杏(今聞こえちゃいけない音が聞こえたような)

モバP「……」

光「も、モバP!?」

幸子「プロデューサーさん!?」

時子「大丈夫。気絶しているだけよ。まったく脆い男ね」



ガチャ

ちひろ「あ、みんなちゃんとやっていますか?」

幸子「ち、ちひろさん! プロデューサーさんが……!」

ちひろ「ん? あれ? 倒れてますね」

光「授業をしている最中、急におかしくなっちゃったんだ」

光「それで、アタシが対応して……こんな風に」

志乃「たぶん、極度のストレスで頭がオーバーヒートしちゃったんだわ」

ちひろ「可哀想に。壊れてしまったんですね」

ちひろ「わかりました。私が向こうの部屋につれていきます」

ちひろ「あ、授業の続きは私が引き受けますよ」

ちひろ「もう十分モバPさんで楽しめたので」

志乃「? まぁいいわ。お願いするわ」

――

モバP「は! ここは……」

ちひろ「事務所ですよ」

モバP「ちひろさん……」

モバP「う……頭が……」

モバP「なにかを思い出そうとするとフィルターがかかったみたいに思い出せない」

ちひろ「大丈夫ですよ。思い出さなくても」

モバP「ちひろさん……」

モバP「俺は悪い夢でも見ていたんでしょうか?」

ちひろ「さぁ……私にはわかりません」

ちひろ「ただ、伝えたいことがひとつだけあります」

モバP「なんですか?」

ちひろ「実は! あのテストで4点だったちょっと怪しいメンバーを招集して再テストをやったところ!」

ちひろ「3点未満のアイドルがまた六人ほど出てしまいました!」

モバP(俺は今、ちひろさんの言葉で全てを思い出した)

モバP「う、うわぁぁぁぁ! 頼む! 頼むから俺にもう先生なんてさせないでくれ!」

モバP「お願いします! なんでもしますからぁぁぁ!」

そんな願いもむなしく。モバPはまた先生をやってしまうのであった。

end

安価は難しいなと思った今日この頃。

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