のび太「これがシュタインズゲートの選択・・・?」(100)

「うわああああああああん」
今日も住宅街の一角にそんな泣き声が響き渡る。
その小学生をまたかというような目で見る青色のロボットが言う。
「のび太君、今日はどうしたの?」
「ぐすん・・・ドラえもん聞いてよ。今日空き地でみんなと遊ぶ約束してたんだけど
みんなが全然来ないから仕方なくスネオの家に呼びに行ってみたんだ。
そしたらみんなもうスネオの家に集まっててさ・・・」
「それはひどい、なんでそんなことになったのさ?」
「僕も怒って、集合場所が変わったなら教えてよ!って言ったのさ。
そしたらスネオのやつこんなこと言うんだ。
『あれ~、みんなにはメールで今日の集合場所を僕の家にするって連絡したはずなんだけどな~。
あっれ~、そういえばのび太ってまだ携帯電話持ってないんだっけ?ハハッ』なんて言うんだよ!」

見辛いから一行ごとに改行したらいいよ

読みづらすぎ

「そういえば、ジャイアンやしずかちゃんも最近携帯電話買ってもらったって言ってたね」
「そうなんだよ!だから僕さっきママに携帯買ってってお願いしたんだけど『家にはそんなお金ありません!』なんて言うんだよ。
ドラえもん・・・なんとかしてよ~」
やれやれと言う顔をするドラえもん。
それでもドラえもんはいつものことだと言うようにポケットに手を伸ばし
「電話レンジ(完成形)~」
といつもの調子で未来の道具を取り出すのだった。
「電話レンジ(完成形)?変な名前だね」
「僕の時代から言うとだいぶ昔に作られた未来型携帯電話の基礎になったものなんだけどね。
それを作る過程で電子レンジを使ったとかいうのでこんな名前付けられてるらしいよ。
変な名前だけど見た目は普通の携帯電話と同じだから僕らはタイム電話って呼んでるけどね。
この携帯電話は現代にメールを送れるだけじゃなくて過去や未来にだってメッセージを送ることができるんだよ」
目の前の少年はそんな機能がなんの役に立つのかと思ったが憧れの携帯電話と言うことで説明も聞き流してその携帯電話を持って一目散に家を飛び出していった。
「あ、のび太君まだ説明は・・・まぁいいか。さて続きの漫画読みながらどら焼きでも食べよう」

静かになったのをいいことに青い猫型ロボットは呑気にゴロリと横になった。
この時まだ彼はこの先どのような事が起きるのかわかってはいなかった。

これは期待

>>2>>3
おk、1行毎に改行してみる



それからしばらくはいつもの日常が過ぎ去っていった。

未来電話は過去や未来にメールを飛ばすこと無くほぼ仲間内での現代の携帯電話と同じような使われ方をしていた。

そんなある日のこと、学校ではいつものように先生がテストを返却を行なっていた。

「野比!野比君!・・・君ねぇ、テストの出来が悪いのはいつもの通りだけど名前くらいきちんと書きなさい。0点!」

こともあろうに、のび太はテストの答案用紙に名前を書き忘れるというおっちょこちょいをしてしまっていた。

キーンコーン


「おいのび太!あ、名無しの権兵衛君だっけ?わはは」

「いくら点数悪いからって自分の名前もかけないなんてのび太らしいや。ハハッ」

ジャイアンとスネオがここぞとばかりにのび太に絡んでくる。

「うるさいうるさーい!」

恥ずかしさのあまり教室を飛び出しくのび太。

走っていった先はいつもの空き地の土管だった。

「はぁ・・・僕はどうしてこんなにおっちょこちょいなんだ・・・。

過去の僕と話せるならテストの答案用紙にちゃんと名前を書くように!って注意してあげたいよ・・・」

過去の自分に注意・・・

はっ!

「そうだ!この未来電話を使えば過去の自分にメールを送って名前を書かせるようにもできるんじゃないか?」

それに気づいたのび太はさっそく自分に向けてメールを送る。

「えーっと、メールの送信日時をテストの1時間前にしてと・・・。

-------------------------------------------
件名::
date: 19XX/5/19 8:00
本文: テスロの名前欄を忘らないように
-------------------------------------------

--送信

まだ携帯電話に慣れていないのび太は持ち前のおっちょこちょいさで打ち間違えをしたのにも気づかずメールを送信する。

「あ、打ち間違えしてる・・・まぁ内容は伝わるだろうからいいか。さてどうなる・・・?」


ドクン


心臓の鼓動が1つだけ大きくなった。

何これ・・・。

しかしそれは直ぐ様収まったのであまり気にはしなかった。

「そうだ!テストはどうなったかな」

のび太はカバンからテスト用紙を取り出す。

そこには25点と書かれたテスト用紙が出てきた。

「本当に変わってる・・・けど、25点って結局だめじゃないかよ~」

そんな情けない声が土管に木霊した。

見やすくなった
見てるぞ

携帯持ってないんじゃなかったの?

打ち間違えって>>1が本当に間違えたのかそれも物語に関わってるのか

すいません>>1ですが
ちょっと飯買いに行くので19時から再開します

立て直した方が良いんじゃね

その日、家に帰ったのび太は過去にメールを送ったことなんかを忘れていつものように夕食後のひとときを過ごした。

寝る前にドラえもんがのび太に話しかける。

「そうそうのび太君、未来電話なんだけど普通に使う分はいいんだけど
過去にメールを送ったりすると未来が変わったりして大変なことになることもあるから気をつけてね」

そんなことを言った。

「・・・」

返事はかえってこない。

「・・・zzZ」

「のび太君、寝付き良すぎ・・・まぁ普通にしか使ってないみたいだしまた今度でいっか」

夜は更けていく。

次の日のことだった

退屈な授業を聞いていつものように帰り際みんなで空き地で遊ぶことになった。

一旦家に帰った後で空き地へ行くとスネオを中心にみんなが集まっていた。


「・・・でさ~、この電話、パパに頼んで今度発売される最新機種をもらっちゃったんだ~。

カメラはみんなが使ってる数倍の性能!ゲームだってこんなに動くんだよ」

周りからすごーいとか触らせてくれとかワイワイ言われていた。

どうも、スネオは新しい携帯電話をみんなに自慢しているようだった。

のび太はニヤリと笑って

「僕の電話なんてドラえもんにもらった未来の電話なんだぞ~。スネオのやつなんかより何倍も凄いんだ!」

小学生の多感な時期、のび太も例に漏れず自分の持っている貴重な未来の電話というものをみんなに自慢したいという気持ちを抑えることは出来なかった。

それまでスネオの周りに集まっていた人がみんなのび太に寄ってくる。

ジャイアンが

「おい、のび太本当かよ!そういえば急に携帯電話なんて持つから珍しいなと思ってたけどドラえもんの物だったのか。ちょっと貸してみろよ」

そういうとのび太から電話を取り上げる。

「ちょ、ちょっと!勝手にいじらないでよ!」

「いいから触らせろよ!」

勝手にいじりはじめるジャイアン。

「もうダメだってば」

「うっせーのび太!おまえのものは俺のもの俺のものは俺のもの!」

そこにメールの着信が来る。

「もう返してったら!」

のび太は無理矢理ジャイアンから携帯を取り返す。

「あ、ドラえもんからのメールだ。

『みぃちゃんのデートで少し帰るの遅くなるね☆』だって。

もうあんまり遅くなるんじゃないぞ・・・」

といいながら返信を打つ。

「『早く帰れ』と、送信」

のび太は知らなかった。

未来電話は限りない未来までメールを送れるものではなかった。

それは本来、現在及び過去にしかメールを飛ばせないものだということに。

しかしその携帯はドラえもんがいた未来のサーバーを経由してメールを送るので、22世紀以前には送ることができるのだ。

つまり便宜的に未来(22世紀)にまで送れるということなのでドラえもんは過去にも未来にも送れると説明していたのだ。

あれ?もしかして見てる人いないかな?
>>14の通り別の機会に立て直したほうがいいかな・・・?

面白い
最近女の子が可愛いだけのSSばかりだからたまには良いな

見てるから黙って書いてけ

最初の方読み辛くて見るの諦めた

これまで未来モード(実際には現在モード)を利用したことはなかったが

ドラえもんが未来で所持していた際に設定していた時間情報がそのまま残っていたのだ。

それは最後に未来で時間同期を行った瞬間の時間。

そう、ドラえもんがのび太に初めて会いに行くその瞬間の時間になっていた。


のび太は気づかなかった。

ジャイアンがいじっていた時にメールモードが現在モード、つまりその瞬間に設定されていたことに。

『早く帰れ』

そのメールはのび太に会いに行く直前のドラえもんの元に届けられることになった。


ドクン


世界線は変わる。

誰にも悪意はなくとも変わってしまう。

誰もそれに気づいていないとしても。


--
---
----あ・・・れ・・・

のび太はこの心臓の鼓動が未来電話によるものだと気づいた。

そして周辺が一変してしまったことにも。

そこには今まで騒がしかったみんながいなかった。

そしてつい先程まで握られていた未来電話も元から無かったもののように忽然と消え去っていた。



------------ダイバージェンス5.20% 【無青世界の漂流透鏡】

胸騒ぎがして家に急いで帰る。

「ドラえもん!!」

呼んでも返事はなかった。

まだミィちゃんとデートしてるだけかもと思い

探しに行くべく押入れにあるスペアポケットからタケコプターを取り出そうとする。


「あれ・・・?スペアポケットがない・・・?」

枕の下にいつも置いてあるポケットがそこにはなかった。

いや、それどころかいつもドラえもんの為に敷いていた布団がまるで使われていない客人の布団であるかのように

クリーニングに出して返ってきたままの状態でしまってあった。

「そ・・・んな・・・」

動揺した。

「そうだ、タイムマシンなら・・・」

そこにいつもあった机の中のタイムマシン。

ガラ

引き出しを開けるとそこには、そこにあるのが当然のように0点の答案用紙や文房具が収まっていた。

「そんな・・・馬鹿な・・・」


僕は家を飛び出す。

みんなに相談しよう、いつだってみんなと力を合わせれば異常な事態を乗り越えられたじゃないか。

「スネオー!」

家から出てきたスネオは不審そうに一瞥して声をかける。

「なんだよ愚図野比?」

「愚図野比って急に酷い呼び方するなよスネオ。それよりドラえもんが大変なんだ!道具だってないし、わけがわかんないよ!」

「スネオって馴れ馴れしく呼び捨てなんかにするなよ。お前みたいな愚図でノロマなやつなんかにあんまり関わりたくないんだけど。

それにドラえもんってなんだよ?またお得意の嘘と妄想か?帰ってくれ!」

そう言うとドアを乱暴に閉じた。

「どういうことなんだ・・・?まるでドラえもんがもともといなかったみたいな・・・

も、もしかして!」

僕は記憶を辿る。

そういえばあのメールを送った時、時刻の設定が未来に送るモードに変わっていたような・・・。

だとしたら未来から来るはずだったドラえもんは「帰れ」というメールに不審に思い

現代に来るのをやめたんじゃないか・・・?

ドラえもんが来なかった世界

ドラえもんが来なかった世界を想像したのび太は身震いをした。

大冒険を仲間と一緒に乗り越えていくうちに育んだ友情は無かったものになり
小学校高学年として不釣り合いなほど勉強もスポーツもできず、それを助けてくれるドラえもんもいない世界で

みんなと仲良くなったりすることは本当にできただろうかと。

僕は全てを悟り絶望した足で家へと帰っていった。

-----小学生編完

おいコラ
めっちゃ面白いぞ
是非続けろ下さい

ドラえもんはあれから帰って来なかった

僕は平凡などこにでもいる小学生としてそれからを過ごすことになった

まるで漫画のようだった日々は消え去り

大冒険など起こらず

ただ時間だけが過ぎていった


はじめこそドラえもんがいないことの絶望から

いるはずのない彼を探し回ったりする日々を送っていたが

それも1ヶ月、半年、1年と経つうちにすることもなくなり

もともとドラえもんなんてものが夢の中のものだったかのように思えるようになった

ドラえもんがいなくなってから僕に少しだけ変化が起きた

悲しみを隠すためか

みんなと遊んだりする時間が少なくなったからかそれはわからないが

あの頃より机の前に座る時間が多くなりテストの度に先生に怒られるようなことはなくなった


出来杉のような大天才とまではいかないが

人並みの成績を取れるようになり、そのことをのび太のママはとても喜んだ

出来杉の話をしたついでに他のみんなとの関係も言っておこう

しずかちゃん
ジャイアン
スネオ

はじめこそ愚図な僕と距離をとっていた彼らも

僕が勉強をするようになってから次第に普通に接してくれるようになってくれた

かけがえのない仲間はどこにでもいる普通の友だちとなった

はじめこそ愚図な僕と距離をとっていた彼らも

僕が勉強をするようになってから次第に普通に接してくれるようになってくれた

かけがえのない仲間はどこにでもいる普通の友だちとなった


中学をお馴染みのメンバーで過ごした僕は高校へと進学した

ジャイアンは中学の頃の野球部での成績が認められ高校へはスポーツ推薦で名門野球部のある私立高校へ

スネオは別の私立高校へ

出来杉もみんなとは別の日本有数の一流私立高校へと

しずかちゃんと僕は同じ公立高校へと進学することになった


あの頃の友達はもうしずかちゃんだけとなった

そのしずかちゃんとも学校であったら少し話す程度の仲となった


ドラえもんのいない日々は光のように過ぎ去っていった

どうぞ続けてください

もしかしてVIPでSSかくのはじめてですか

一流とまでは言わないが僕は普通の人が辿る人生のレールに乗ったかのように

特に目的意識があるわけでもなく国立大学の工学部へと進学を決めた

大学生活が始まってから少し経ってから

僕の人生の二度目の転機が訪れた

期待 頑張れ

>>38
ごめん。実はスレ立て規制でずっとスレ立てれてなかったから立つとは思わなくて
書き溜めほとんどない状態からリアルタイムで書きながらだから少し遅くなってるんだ。

VIPでSSは昔書いてたけど数年ぶりなんだ・・・
昔の作品だけどよかったら暇つぶしに読んでてくれ

出木杉英才のなく頃に
アカギ「ここが雛見沢村か・・・」
http://blog.livedoor.jp/date_o/archives/51022441.html

それは出来杉からの電話がきっかけだった

「あ、のび太君?久しぶり。

実は今度、ある大学に弱冠17歳でアメリカの科学誌に学術論文が掲載された天才が講師にやってくるんだけど
もしよかったら一緒に聴きに行かないかな?」

「講義・・・ねぇ。なんで僕なんかに?」

「いや、実はその人のやる講義って言うのがタイムマシンに関してなんだ」


ドクッ


心臓の音が少し大きくなった

「た・・・タイムマシン・・・?」

封じ込めてきたあの頃の記憶が大きく揺さぶられる単語だった

それはかつての僕の親友だったあいつが初めてやってきた乗り物だった

それから大事な仲間とも何度もそれに乗って冒険を繰り返した

色褪せた記憶に再び色がつくのを感じる


「そうさ、タイムマシンさ。小学生の頃だったかな。君が急にドラなんとかがどうとかよくわからないことを言ってたことがあったよね。

その頃君がタイムマシンがどうとか言ったのを僕がタイムマシンなんて不可能だよって言ったら凄く怒ってたの今でも覚えてるんだ。

それから君は人が変わったようになってさ・・・。

そのことをタイムマシンって聞いて思い出して、もしかしたらのび太くんはタイムマシンに興味があったんじゃないかなって思ったんだ。」

そういえばシュタゲだった

数日後

僕は出来杉とその人の講義を聞きに行くことになった

牧瀬紅莉栖

17歳とは聞いていたがそこには想像していたよりずっと若くそしてずっと綺麗な人が壇上に立っていた

講義では鳳凰院凶真(?)とか名乗る白衣の変人が突っかかっていくことで予想外に盛り上がることになる

期待

講義では鳳凰院凶真(?)とか名乗る白衣の変人が突っかかっていくことで予想外に盛り上がることになる


01.中性子星理論

02.ブラックホール理論

03.光速理論

04.タキオン理論

05.ワームホール理論

06.エキゾチック物質理論

07.宇宙ひも理論

08.量子重力理論

09.セシウムレーザー光理論

10.素粒子リング・レーザー理論

11.ディラック反粒子理論


タイムマシンの11の理論から始まったその講義はこのような内容で締めくくられる

----以上よりタイムマシンは理論上不可能だと

貴様をみているぞ

一緒に来ていた出来杉は牧瀬紅莉栖と少し会話をして

その後あの白衣の男のツレと思われるダルとかいう太めの男と意気投合をしていたようだったが

僕はその姿を尻目に会場を後にすることになった


結局あの頃に繋がるような手がかりは当然得られることもなくガッカリしつつ

そしてどこかこうなることを予期していたかのように家路につく

それから更に数日後の事だった


世間はラジオ会館に落ちた隕石のニュースで持ちきりだった頃

再び出来杉からの連絡があった

「のび太くん、実は君に聞いてもらいたいことがあるんだ。

今から秋葉原のある場所に来てくれないか?」

「今から?急だなぁ。一体どうしたんだい?」

「電話では言いにくいんだけど・・・タイムマシンに関してなんだ」

「え・・・?」


またタイムマシン・・・?


その単語を聞いて僕は無意識の内に出かける準備を始めていた。

途中ですまないが長くなりそうなんでちょっと風呂入ってきます

待ってるぞー

ヤバイwwクッソ楽しみなんだがww

明日の朝まで保守しろよ

出来杉に聞いていた場所は秋葉原にあるとあるブラウン管テレビ屋の2階だった。

ガチャリ

扉を開ける

「誰だ!?どうしてこの場所がわかった・・・まさか貴様、機関の人間か!?

・・・もしもし、俺だ。非常事態だラボの場所が機関に漏れている。あぁ大丈夫だ、ラボの秘密は必ず俺が守り切る。・・・エル・プサイ・コングルゥ」




???


扉を開けると同時に白衣の男が急に飛び出してきて一人で携帯電話に話し始めた。

よく見るとこの男、タイムマシンの講義の時に牧瀬紅莉栖につっかかっていっていた・・・

明日学校いくまでに完結頼む

「はいはい、中二病乙。オカリンのこれは病気みたいなもんだから気にしないでくれだお」

「これだから中二病患者は」

「トゥットゥルー♪オカリンは真性の中二病さんなのです」


部屋の中から更に3人が出てくる

一人はあの時講義に白衣の男と一緒にきていたダルとかいう男だった

そして2人めはなんとその講義を行った牧瀬紅莉栖だった

最後に出てきた美少女は後から話を聞いた所あの白衣の男の友人らしい

あの白衣の男、鳳凰院凶真と名乗った男は岡部倫太郎というのが本名でオカリンと呼ばれているようだ。

続けろ

「やぁのび太君」

「あ、出来杉。電話では話しづらいことって一体なんなんだい?」

「実はこの間の講義で知り合いになったダル君から僕に連絡があってね。

彼らだけでは判断に困る案件で僕の助けが欲しいと」

「判断に困る案件?」

「そう・・・タイムマシンについてのね」

「た、タイムマシンだって!?」


「こらー!俺の話を無視して先に進めるなぁ!」

「岡部の妄想全開中二病話に付き合ってたら日が暮れちゃうでしょうが」

「ぬぁんだとぉ!助手の分際で何様のつもりだ!」

「誰が助手だ!」


出来杉の話は彼らの会話で一旦中断された

すぐに再開できるだろうと思ったがこの痴話喧嘩はこれから20分間たっぷり続いたのだった。

その口喧嘩を横で見ながらふとあの頃の記憶が呼び起こされる。

まだ子供だった僕もよく一緒に住んでいた彼とこんな風に些細なことで喧嘩していたな。

「ドラえもん・・・」

小さな声で無意識の内に発せられた言葉は紅莉栖とオカリンの会話にさえぎられ誰にも届くことはなかった。

「ふはははは。ようこそ我がラボへ!・・・と言いたいところだが本来俺はこれ以上他人を関わらせたくなかったんだ。

それを我がウェストアームズのダルが『ちょっと僕の手だけじゃ足りないから出来杉君も呼ぶお」とか言って勝手に連絡して・・・」

「いや、これマジで僕だけじゃちょっと手に余るし、牧瀬氏もどうなってるかよくわからないって言うし

学生でありながら数々の論文を発表してる出木杉氏にも手伝ってもらおうと思ったんだお。

あとウェストアームズで右腕ってなんで複数形のsついてるんだよってツッコミは無しの方向でおk?」

「話はだいぶ掴めてきたんだけど、その手に余る案件って一体なんなの?

牧瀬さんや出来杉にも手に余る案件じゃ僕に手伝えることなんてなさそうだけど・・・」

「はーっはっはっは!全てはこの狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真が創りだした大発明『電話レンジ(仮)』に関してなのだよ!」

電話レンジ・・・?

あれ・・・

どこかでその単語を・・・

走馬灯のように記憶が駆け巡る

---『「電話レンジ(完成形)~」』

脳天気な声の彼の声がつい先日のことのように見事に再生された

僕は息を飲む

次の言葉が出てこない

心臓の動悸はフルマラソンを走ったかのようにバクバク言う

口をパクパクさせるだけで言葉が出ない僕を不審に思ってかオカリンが声をかけてくる

「ん?どうした?」

「そ、それって・・・時間を超えてメールを送れる・・・?」


違う

そんなわけない

そう思いながらこんな偶然の一致にしてはありえない奇跡的なネーミングの物に期待を寄せずにはいられない

これが全く別のものだとしたら僕はきっともう何にも期待することはできない・・・

「ん?なんだ出来杉、お前もうこいつに我がラボの最高機密を話してたのか?」

「いや、僕はまだ何も言ってないよ」

そんなやり取りを聞きながら僕は目尻に涙が溜まるのを感じる

ドラえもん・・・君へ繋がる可能性にようやく出会えたよ

終わり?

もち続くよな

打ち切られた?

消えるなぁぁ

ごめん、ちょっと終盤付近で重大な矛盾が発生して作り直し中
ちょっと時間かかるかも

>>70
しょうがない、それがシュタインズゲートの選択なら

おk 待ってる
終わるときは「終わり」とかつけてくれるってことでよろしく

それから僕は彼らにあの頃の僕とドラえもんの物語を話した

もちろん全部信じてもらえるなんて思っていなかったけど話さずにはいられなかった

--
---
「なるほど。つまりそのドラえもんとかいう未来のロボットが持ってきたタイム電話なるものが

我がラボの最高機密の電話レンジ(仮)を元に作られたものだと言うことか」

「なんだかとても信じられないんだな。牧瀬氏はどう思う?」

「私もダルに賛成。22世紀ってほんの100年後の話よ?

そんな近い未来で人間のような知能を持ったロボットが生まれタイムマシンで過去へやってくるなんてとても信じられないわ」

「だが、こいつは電話レンジ(仮)が時間を超えてメールを送れる装置だと言うことを知っていたぞ」

「それは・・・」

一瞬、ラボ内に沈黙が生まれる

「うーん、まゆしぃね難しいことはわからないのです。でもね、大切な人と別れるって凄く辛いってことは知ってるよ。

それが人だろうとロボットだろうときっと変わらないとも思うのです」

そして一呼吸置いて言う


「もしもこの電話レンジ(仮)がその大切なドラえもんさんに出会うことに繋がるならまゆしぃはのびたんに協力してあげたいと思うのです」

のびたん頑張れ

のびたん。。。

ほう

私怨だよ私怨!!
はやくはやく!!
俺の就職が決まらなくなるから早く!!

「ふはははは、さすがだまゆり。この電話レンジ(仮)を作った俺とそれの完成形を使ったことがあるのび太

その2人がこうして同じ場所で邂逅したのだ。すべては運命石の扉-シュタインズゲート-の選択である!

電話レンジ(仮)の実験も兼ねて我が総力を持って協力してやろうではないか!」

「ありがと、オカリン♪」

「ふはははは気にするでない。我は狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真であるぞ!」

そんな盛り上がりを見せる中紅莉栖が小さく手を挙げて言う

「で、のび太さんの話が本当だったとして狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真さんはいったいどうやって何を協力してやるつもりなのかしら?」

「それは・・・おっと機関からの連絡が来たようだ後はダル、任せたぞ」

「え?僕?うーん・・・つまりのび太氏が小学生の頃に送ったメールが原因でドラえもんが消えてしまったんだよね?

だったら単純に考えたらそのメールを送らないように警告するメールを過去に送ってみたらいいんじゃないかな?」

Dメール取り消しktkr

そうか!それならあの時僕はメールを送らなくなりドラえもんはそのままいて

あの夢の様な時間が帰ってくる!

そんなダルの提案に出来杉が口を挟む

「それは僕も考えたんだけど「ダメよ!」」

そんな出来杉に紅莉栖が割って入る

「それって過去を改変するってことでしょ?

過去から未来へは1本の道で繋がっているの。

過去を改変なんかしたらきっと今の世界は大変なことになっちゃう。

電話レンジ(仮)を使うのは極力やめたほうがいいと思うわ」

「僕もその意見に賛成だね」

出来杉と紅莉栖は電話レンジを使用した解決策に反対のようだった

やっと見えたゴールへの道筋をあっさり閉ざされそうになって僕は焦る

「でも、ただドラえもんが帰ってくるだけじゃないか・・・

それで変わることなんてせいぜい僕とドラえもんとその周りにいたしずかちゃんやスネオやジャイアンくらいで・・・

それにいい未来になるんだったらいいじゃないか!」

「のび太くん、バタフライ効果って知ってる?」

「バタフライ効果?」

「そう、ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすっていう話なんだけど

カオス力学系において、通常なら無視できると思われるような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す、

カオス理論を端的に表現した思考実験のひとつのことなんだ」

「難しくてよくわからないよ・・・」

「つまり、ドラえもんが戻ってくるただそれだけのことでも全世界の事象が大きく変化されてしまう可能性があるってことさ」

「それって・・・」

澪「タイムマシン」のSS思い出した

「そうよ、何の関係もないかもしれない事象なのにそれが原因でもしかしたら私たちはこの場所にいないかもしれないし

もしかしたら生きてさえいないことになるかもしれないの

ほんの数日、数週間くらい前のことならまだよかったかもしれない。

だけどそのドラえもんが消えてから10年近くもの歳月が経ってる。

その歳月は蝶の羽ばたきがトルネードを引き起こすには十分な時間だと私は思ってるわ」


「まゆりには悪いけど、私はドラえもんがいなくなってからこれまでの全世界の人の運命を変えてしまうかもしれないことには賛成できないし

その人達の運命に責任も持てない。だからそんな風に電話レンジ(仮)を使うのには賛成できない」


ほんの数分前まで見えていたゴールが意図も簡単に崩れ去っていく音が聞こえた。


その日はそれでお開きとなった

協力してくれそうだったオカリンとまゆりさんも紅莉栖の意見を聞いた後ではさすがに僕に無条件で協力するとは言えず

ただ黙って辛そうな顔をしてくれるだけだった

おもしろい
>>20みたいな事はほざくな

>>85
そういう煽る口調で言わんでよろし

感動エンドだよね?

いや、別にいいだろ
>>20みたいな事をほざく奴がVIPでのSSの風当たりを強くしてんだよ
そして“俺みたいな読み手様()”も現れてしまう
おもしろいSSを書く奴ほど人間はカス、これは昔から変わらねーなあ

自虐はよせ

すまん。
今日中に完結させられそうにない・・・
明日朝早くて難しいから多分残ってないだろうけどスレ残ってたら明日の夜に続き投下します。
なくなってたら別にスレ立てて続きやります。

読んでいただいた方には申し訳ない。
本当はすっと完結させる予定だったんですが思ったより難しくて長引いてしまった・・・。
ってことで一応話も終盤に向けてキリのいいところまで来たのでこの辺で止めておきます
読んでくださってた方は今日は多分もう続き書かないんで寝てしまって結構です。

自分の遅筆さ技量の無さを叩いてやってください。
それではすいませんが今日はここまでということで。
一応トリップつけておきます。


絶対完結させろよ


スレタイ変えないで立ててよね

こいつ解ってねーなー
遅筆さ技量の無さ以前の問題なんだよ、
今一度>>20を見てなお「俺、何か変な事書いたか・・・?^^;」
とか思ってたらvipで書くな


必ず完結させてくれよ

あんたを観測しつづけるからな

支援

これは良い!

面白いぞ、是非出直して完結させてくれ
スレ立てるときは話の最初から貼ってけよ~

hosyu



暇潰すからなんかオススメのssおしえろください

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