恭介「変わった猫を拾ってきたぞ」(18)

1.ゲームメンテ中の暇つぶし
2.淡々と雑談してるだけ
3.乗っ取り歓迎
4.そしてクロスオーバー

それで良ければ

鈴「そうか」

恭介「何だよマイシスター、反応が薄いな」

鈴「うっさいしね。もう慣れたわ」

恭介「いやいや、そういうなって。今回は本当に珍しいんだぞ」ゴソゴソ

猫?「きゅう」

恭介「どうだ!」

鈴「今のは鳴き声なのか」

恭介「鳴き声だ!」

鈴「猫なのかコイツは」

恭介「猫だが?」

鈴「猫の鳴き声は『にゃぁ』じゃないのか」

恭介「だから珍しいんだろ!」

鈴「うーみゅ、そういうものなのか」

恭介「鈴、普通の猫の鳴き声は何だ?」

鈴「にゃあ」

恭介「で、この猫の鳴き声を聞いてみろ」

猫?「悪いけど僕は猫じゃないんだけど」

恭介「聞いたかよ!まさに猫と言う条理を覆すような存在じゃないか。ワクワクしてきたぜ!」

鈴「いや今コイツ違うって言ったぞ!?」

恭介「よし、早速だが真人や謙吾に自慢してくる!」

鈴「まてバカ兄貴」

恭介「おっと、そうだな。…すぐに見せちまうのも面白くないよな。鈴、パスだ」ヒョイ

鈴「んん?」ポス

恭介「あいつらが疑いの念を募らせまくった時に颯爽と登場させることにする」

恭介「へっ…驚いた表情が浮かんでくるぜ!」

恭介「そいつの世話頼んだぞ!あと、リトルバスターズメンバーにも見つかんなよ!」

鈴「お前やっぱ究極のバカだろ!?」

鈴「・・・まぁいい。お前も今日から新入りだ」

猫?「よろしくお願いするよ」

鈴「そういえば名前はあるのか」

猫?「言い忘れてたよ。僕の名前はキュウべぇ」

鈴「キュー、ベー?へんな名前だな」

QB「呼び方は任せるよ」

鈴「さぁ皆モンペチだぞー」

QB「凄い数の愛玩動物だね」

鈴「あのバカがいつも拾ってくるからな。それよりお前もモンペチでいいのか?」

QB「何でもいいよ。そもそも僕らは食事なんて必要ないんだ」

鈴「そうなのか。変わった奴だな」

QB(君はその一言で済ませられるんだね)

QB「それより話を聞いて貰えるかな」

鈴「だめだ」

QB「どうして?」

鈴「今はヒョードルの世話で忙しい」

QB「・・・この話は君にとっても重要な事だと思うんだけど」

鈴「順番は守れ」

QB「やれやれ、分かったよ。あとどのくらい掛かりそうだい?」

鈴「まぁ10分ぐらいか」

QB「じゃぁそれまで待たせてもらうよ」

鈴「そうか」

QB「そうすれば話を聞いてもらえるんだよね」

鈴「ファーブルとホクサイとメンデルスゾーンとユウサクとマイルスの後ならな」

QB「どうして人間は自分以外の個体の事を優先できるんだい?」

QB「どうやら全員終わったみたいだね」

鈴「うむ。みんな綺麗になった。・・・最後はおまえだな」

QB「え、僕もかい?」

鈴「当然だろ」

QB「僕の話は?」

鈴「洗った後だ」

QB「洗いながらでも良いから。話を聞いてもらえるかな?」

鈴「なんだ」ワシャワシャ

QB「僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ」

鈴「そうだったのか」ワシャワシャ

QB「魔女と戦う代わりに、どんな願い事でも1つ実現させてあげれるよ!」

鈴「お湯かけるぞ」

QB「どうぞ」

QB「それで棗鈴。君は叶えたい願い事はあるかい?」

鈴「いや、特にないな」

QB「意外だなぁ大抵の子は二つ返事なんだけど」

QB(これはなかなか難しそうだね)

理樹「鈴、やっぱりここに居たんだね。そろそろ夕飯だよ?」

鈴「おー、理樹か。・・・ってしまった!おまえ、隠れろ!」

QB「普通は見つかった後に隠れても無意味なんじゃないかな?」

理樹「隠れろって…僕に言ってるの?」

鈴「?・・・お前、こいつが見えないのか?」

QB「言っただろ?『普通』は無意味だって」

理樹「どうしたの鈴。具合でも悪いの?」

QB「僕の姿は普通の人には見えないんだ。それこそ君のような
   魔法少女としての才能を持つ人にしかね」

鈴「だったらなぜ恭介は見えたんじゃ」ボソボソ

QB「それは僕も不思議に思ってたところさ」

鈴「理樹、本当に見えないのか?」

理樹「うーん、沢山の猫は見えてるけど・・・」

鈴「コイツだ」バッ

理樹「ごめん。僕には鈴が手招きって言うのかな、猫真似をしてるようにしか見えないよ」

QB「両耳を掴まないでくれるかい?」

鈴「おまえ、すっごく眼が悪いぞ。いや、もうくちゃくちゃ悪い」

理樹「え、僕がおかしいの?」

鈴「すぐに眼鏡をかける事をお勧めする」

理樹「アハハ・・・考えておくよ」

QB「どうやら僕の話は信じて貰えてないみたいだね」

理樹「それより早く学食に行こうよ。みんな待ってるよ」

鈴「あぁ、そうだな。よし、お前ら解散だ!」

猫's「にゃー」ゾロゾロ

QB「やれやれ。棗鈴の所には後で行くとして、それまで僕も情報収集に出掛けようかな。」トコトコ

レノン「・・・・・・」

保守

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