キョン「ハルヒをひたすら愛でるスレ」ハルヒ「!?」(99)

~キョン自宅~

ハルヒ「ちょっとキョン!SOS団ミーティングだってのに、誰も来ないじゃないの!」

ハルヒ「あんたちゃんとみんなに連絡したんでしょうね!?」

キョン「すまんハルヒ、忘れてた」

ハルヒ「は?ぶん殴られたいの?」

キョン「まあいいじゃないか」

ハルヒ「よくないわよ!貴重な時間をなんだと思ってんの!?」

ハルヒ「こんな雑用もこなせないなんて、あんた雑用係失格よバカキョン!」

ハルヒ「だいたいあんたはいつもいつも……くどくど」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「何よ!」

キョン「まあ落ち着け」

ぎゅー

ハルヒ「!?」

ハルヒ「ちょっ……な、なにして……離しなさいよ!」

キョン「いいからいいから」

なでなで

ハルヒ「うぇ!?」

キョン「せっかく来たんだし、ゆっくりしていけよ」

なでなで

ハルヒ「や、やめっ……やめなさい!やめなさいってば!」

キョン「暴れるなよ」

ぎゅーっ

ハルヒ「あっ」

ハルヒ「い、いいかげんにしなさいよ……アホキョン」

キョン「やれやれ」

ちゅっ

ハルヒ「ふぁっ!?」

キョン「ほっぺた、やわらかいな」

ハルヒ「ちょっ……え?……いや、いやいや、おかしいおかしい」

キョン「ん?」

ハルヒ「あ、あんた、何してんの?こんなことしてタダで済むと思ってないでしょうね……」

キョン「物騒なヤツだな、その振り上げた右拳をどうするつもりだ」

ハルヒ「決まってるでしょ!目の前の変態の顔面に一発ぶちかましてや……んんっ!?」

キョン「暴力反対だな。平和にいこうぜ」

ハルヒ「うそっ……ちょっ、待って、待って!わかった、わかったか……んふっ」

ちゅっちゅっ

キョン「お前が殴らないって約束するまでやめないからな」

ハルヒ「んんー!?」

~20分後~

ハルヒ「わ、わかったから……とりあえず殴らないから、もうやめ……んっ」

キョン「そうか」

なでなで

ハルヒ「夢だこれ」

キョン「ん?」

ハルヒ「じゃなきゃおかしいもの。そうよ、ぜったい夢ね」

キョン「そうか?」

ハルヒ「だってそうでしょ?いきなり頭撫でてキスされる意味わかんないし」

キョン「じゃあ、これで意味分かるか」

ハルヒ「は?」

キョン「愛してるぞ、ハルヒ」

ぎゅー

ハルヒ「 」

ハルヒ「え?え?」

キョン「なんだよ、まだわからないのか」

ハルヒ「いや、だって、え?」

キョン「じゃあもっとわかりやすく態度でしめすぞ」

ちゅ、ちゅ、ちゅ

ハルヒ「あっ」

~10分後~

ハルヒ「あの」

キョン「ん?」

なでなで

ハルヒ「わ、わかったから」

キョン「何が」

ハルヒ「意味分かったから、あの」

キョン「?」

ハルヒ「も、もう頭撫でないで……」

キョン「やっと少し大人しくなったな」

ハルヒ「何なのよ……あたしが何したって言うのよ……」

キョン「やれやれ、そう拗ねるなよ」

ぎゅー

ハルヒ「だ、だからやめなさいってばぁ……」

~夕方~

ハルヒ「結局あれからずっとハグされっぱなしだったわ……」

キョン「じゃ、気をつけて帰れよ」

ハルヒ「うるさい!」

キョン「やれやれ、ちょっと大人しくなったと思ったらすぐこれだ」

ハルヒ「あんた覚えときなさいよ!明日は軍法会議だからね!」

キョン「明日は日曜日だろ」

ハルヒ「あ」

キョン「暇なら明日も家に来いよ」

ハルヒ「来るわけないでしょ!死ねバカキョン!」

~翌日~

ハルヒ「……」

キョン「よう」

ハルヒ「いや、別に遊びにきたわけじゃなくて」

キョン「はあ」

ハルヒ「えっと、その、あれよ」

ハルヒ「忘れ物!」

キョン「なんかあったか」

ハルヒ「……」

ハルヒ「……ボ、ボールペン」

キョン「そんなもん言えば学校に持って行ったが」

ハルヒ「うるさいわね!今日いるの!貰ったらすぐ帰るんだからね!」

キョン「まあ、何にせよ尋ねてきてくれて嬉しいよ俺は」

ちゅっ

ハルヒ「はふん」

~三日後~

ハルヒ「さて、今日の団活はこれでおしまいね」

古泉「では、また明日」

みくる「さようならぁ」

長門「……また」

バタン

キョン「……」

ハルヒ「……」

キョン「さて、俺も帰るかな」

ハルヒ「……あっそ」

キョン「寄ってくか、うち」

ハルヒ「別に、用事はないけど」

キョン「そうか」

なでなで

ハルヒ「ん……」

~帰り道~

ハルヒ「別に、あんたと付き合う気は毛頭無いからね」

キョン「そうか」

ハルヒ「ただ、あんたの部屋に読みかけの漫画があるから、それ全部読み終わるまでは」

ハルヒ「あんたの家に通うってだけ」

キョン「そうか」

ハルヒ「あんたのこと好きとかじゃないし、その辺は勘違いしないで欲しいわ!」

キョン「そうか」

キョン「でも、俺は好きだからな、お前のこと」

なでなで

ハルヒ「ぐぬぬ……」

~キョンの家~

ハルヒ「……」ゴロゴロ

キョン「なあ、ハルヒ」

ハルヒ「なに?またこないだみたいにキスしようとしたら今度はぶん殴るわよ」

キョン「いや、最近疲れてないか」

ハルヒ「まあ、あんたの家を中継する分、毎日歩く距離は長くなったけど」

キョン「そうだよな」

ハルヒ「おかげで足が筋肉痛よ」

キョン「そうか」

ハルヒ「フン」

キョン「なあ」

ハルヒ「だから何よ」

キョン「マッサージしてやろうか?」

ハルヒ「は?」

ハルヒ「やらしいことしたらぶっ飛ばすって言ったでしょ」

キョン「そうじゃなくて、純粋にお前を労ってるんだよ」

ハルヒ「どの口が言うのよ、どの口が!この変態異常性欲者!」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「な、なによ」

キョン「俺は別にやましい気持ちがあってこんなこと言ってるわけじゃない」

ハルヒ「どうだか」

キョン「別にお前が嫌ならいいんだ、でも、本当にお前のことを思っていってるってことだけわかってくれ」

ハルヒ「あっ……ちょ、か、顔近いってば……」

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「わ、わかった、わかったから。じゃ、じゃあお願いするわ」

ハルヒ「でも変なとこ触ったら本当にぶっとばすからね!」

キョン「ああ」

ハルヒ「(な、なんでこんなことくらいでドキドキしてるのよあたしは……)」

キョン「じゃ、靴下脱いで」

ハルヒ「あー、めんどくさい!」

ハルヒ「(靴下脱いだだけなのにやたらめったら恥ずかしいわ……何なのよもう)」

キョン「じゃ、始めるぞ」

もみもみ

ハルヒ「……んっ」

キョン「まず、足の指からほぐしていくからな」

ハルヒ「膝より上触ったら殺すわよ」

キョン「だからわかってるって」

ハルヒ「フン」

キョン「……」

ぐいぐい

ハルヒ「……」

ハルヒ「(あ、なんかこれ普通に疲れとれるわね)」

ハルヒ「(わりといいかも……?)」

~一週間後~

ハルヒ「ね、ねえ、キョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「このオイルマッサージっての、本当に効くんでしょうね」

キョン「ああ、肩こりとか、冷え性とかにいいんだぞ」

ハルヒ「ならいいけど」

ハルヒ「もしあんたがあたしの体を触りたいってだけなら、死を覚悟しなさいよ」

キョン「いいから早く着替えて来いよ」

ハルヒ「なんでこんな水着着る必要があるのよ!」

キョン「服の上からオイル塗ったって仕方ないだろ!」

ハルヒ「そ、そりゃそうでしょうけど」

ハルヒ「でも」

ハルヒ「(これ……ほとんどヒモみたいな……)」

ハルヒ「ま、まあでも、あのバカキョンも結局本当にマッサージしかしてこないし、考えすぎかしら……」

キョン「じゃあうつ伏せになってくれ、オイル塗っていくからな」

ハルヒ「ん……」

キョン「ちょっと冷たいかもしれないけど、我慢しろよ」

ぬらー

ハルヒ「あっ……」

キョン「肌にもいい成分だから」

ぬりぬり、にゅるにゅる

ハルヒ「(なんか変な感じ……)」

~15分後~
ハルヒ「はー」

ハルヒ「癒されるわね、これ」

キョン「そうか、よかった」

にゅるにゅる、もみもみ

ハルヒ「ふぇっ!?」

キョン「?」

ハルヒ「(あ、あれ……今、おしり触られたような……気のせいかしら)」

ハルヒ「ね、ねえキョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「い、今変なとこ触らなかった?」

キョン「いや」

もみゅもみゅ

ハルヒ「はひっ……♥」

キョン「太ももの筋肉をほぐしてるんだ、ストレッチみたいなもんさ」

ハルヒ「そ、そうなの……?」

キョン「痛かったか?ならもっと優しくするよ」

なでなで、ぬりぬり

ハルヒ「ふぁ♥」

キョン「あと、脇腹の筋をほぐすと、姿勢もよくなるんだ」

ぬめぬめ、にゅるにゅる

ハルヒ「んっ……んんっ♥♥♥」

ハルヒ「し、知らなかったわ……んひっ♥」

~10分後~

ハルヒ「はへ……♥」

キョン「よし、だいたいこんな感じかな」

ハルヒ「はぁ……はぁ……♥」

キョン「じゃあ、次は仰向けになって」

ハルヒ「!?」

キョン「どうかしたか?」

ハルヒ「ね、ねえ。一応念のため確認するけど、これ、えっちなやつじゃないわよね……?」

キョン「ああ、ただのマッサージだとも」

もみもみ

ハルヒ「そ、そうよね……んひっ♥」

ハルヒ「ご、ごめん、変なこと聞いて」

キョン「さ、どうする?続けるか?」

ハルヒ「お、おねがい……します……♥」

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