御坂「佐天さんはいいこねー」佐天「にゃーん///」(73)

佐天「いやー今日も楽しかったー♪」

御坂「時間が過ぎるのはあっという間ね」

佐天「いい雰囲気のお店も見つけましたし今度は初春と白井さんも一緒に行きましょうね!」

御坂「そうね、でもまだまだ風紀委員忙しいみたいだしいつになったら行けることやら…」

佐天「初春とは毎日会えてるけど白井さんにはしばらく会ってないもんなー…。元気してます?」

御坂「そりゃあもう…今朝も私のベットに潜り込んで来てたわ…」トホホ

佐天「あははっ!相変わらずですねー白井さんは」

御坂「本当にまいっちゃうわよ…。それで初春さんの方は?」

佐天「んーそうですねー…今日は青のストライプでした!」

御坂「いやパンツのことじゃなく。いい加減やめてあげたら?
   前に初春さん涙目で相談してきたことあったわよ?」

佐天「えーでもこれ習慣みたいなものだから止めちゃうといろいろと支障が…」

御坂「佐天さん…(引き気味)」

佐天「まあ初春に彼氏が出来たりしたら流石に止めるかなーなんて…」

ガサガサ

佐天「ん?」

御坂「どうかした?」

佐天「いえ、あそこの植え込みになにか…」

佐天「ちょっと見てきますね」トコトコ

御坂「あっちょっと、佐天さん!」

佐天「たぶんこの辺り…あっ!」

御坂「全くどうしたのよ?」ヒョコ

猫「にゃー」

佐天「猫ちゃんだー!」

御坂「首輪付けてないしノラかしらね」

佐天「ほーらこわくないよー。こっちおいでー」

猫「にゃーん」テトテト

佐天「わぁっ!寄ってきましたよ、御坂さん!
   かわいいなー、いいこいいこ」ナデナデ

御坂「あんまり撫で回しすぎると噛まれちゃうかもよ?」

佐天「人懐っこい子みたいですし大丈夫ですって。御坂さんもどうですか?」

猫「ゴロゴロ」

御坂「あー、私も触りたいのは山々なんだけどね。体質的に動物から嫌われてるからさ……」シュン

佐天「ご、ごめんなさい、あたしうっかり……」

御坂「いいの、いいの。佐天さんが悪いわけじゃないし、それにもう慣れてるから」

佐天「御坂さん……」

佐天「そうだ!なんならあたしが猫の代わりになります!にゃーん♪」

御坂「……」

佐天(やっべ、ツッコミすらしてくれないほど引かれてる!!)アタフタ

佐天「なーんてじょうだ…」

御坂「いいの!?」

佐天「へ?」

御坂「撫でていいの!?」ズイッ

佐天「え、はい、あたしで良ければ」タジタジ

御坂「よーしよしいいこだねー」ナデナデ

佐天「ん……」

佐天(ノリでこんな事言ったけど実際やるとかなり恥ずかしいよ!)

御坂「ほら、佐天さんは猫なんでしょ?」ナデナデ

佐天「あぅ……えーっと、にゃあ?///」

御坂「そうそういい感じよー」ナデナデ

御坂(照れてる佐天さんかわいいな…)ホンワカ

猫(空気になってしまった。そろそろ退散しよう)タタタッ

佐天「うー御坂さぁん…まだやるんですかー?///」

御坂「いいじゃない。もうちょっと、もうちょっと♪」ナデナデ

───────────────────────

──── 完全下校時刻が近づいてきました。学生は速やかに下校してください。────

御坂「もうこんな時間ね、流石に帰らなきゃ」

佐天「もうどんだけ撫で回すんですか…」グッタリ

御坂「佐天さんが言い出しっぺでしょ?」

佐天「そうですけど、まさかこんな事になるとは…」

御坂「それともイヤだった……?」ジーッ

佐天「いえっ!そんなことないですよ!」アタフタ

御坂「ありがとね、私のために」ニコ

佐天「えへへ…そんなたいしたことしてないですよぉ」テレテレ

御坂「それじゃあまたね!」

佐天「はい、またー!」



佐天(御坂さんの手、優しかったなぁ……)

御坂(佐天さんかわいかったなぁ……)

白井「はぁ……」

初春「どうしたんですか、悩み事ですかー?」

白井「聞いてくれるんですの?」

初春「大方察しはつきますけど…。御坂さんのことじゃないですか?」

白井「その通りですの。ああ、お姉様……」

初春(めんどくさいことになりそう)

白井「ここ最近お姉様が憂いを帯びた顔で溜め息をついていますの……」グッタリ

初春「春ですかねー?」

白井「あ゛っ!あ゛っ!お゛ね゛え゛さま゛!!」ダンッ!ダンッ!ダンッ!

白井「あの腐れ類人猿私の居ない間にお姉様をかすめ取るとはいい度胸ですの!じっとしていられませんの!やはり今すぐこの鉄矢をお見舞いしてやりますわ!!」ガタッ

初春「落ち着いてくださいっ白井さん!」ユサユサ

白井「私としたことが少々取り乱しましたわ」コホン

初春「それで、白井さんは上条さんの仕業だと、そう思ってるって事ですか?」

白井「それともまさか私に対して恋煩いを……っ!?」

初春「それはないです」

白井「初春……言って良いことと悪いことがありますのよ」

初春「現実を正しく見つめることも必要ですよ」

初春「まあそれはどうでもいいんですけど、上条さんの線は無いと思いますよ」

白井「どうしてですの?」

初春「最近毎日のように佐天さんと御坂さん遊んでるみたいじゃないですか。その中で上条さんとのイベント発生したら、あの佐天さんが黙ってる訳ないと思いません?」

白井「ああ、確かに……。でしたら、お姉様に一体何が……」

白井「はっ!まさか佐天さんと!?いや゛あ゛あ゛あ゛!!」ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!

初春「いやいやまさか……」

初春「でもそう言われれば佐天さんも最近遠くを見つめてもの思いにふけっていることが多いような……?」

白井「初春ぅ!?どういうことですの!!?」ユッサユッサ

初春「うえっわたしにもっわから、ないですよ!」フラフラ

白井「こうしちゃいられませんの!今すぐお姉様の所へ……!」

初春「何言ってるんですか、まだ仕事中じゃないですよ」

白井「しかし、これは重大な問題ですのよ!?」

初春「ダメですよ。公私混同しちゃ」

白井「ぐっ…!しかたありませんわ、さっさと片づけますわよ!」

初春「さてと、私はそろそろ巡回に…」

白井「初春ぅ!?なに一人だけ抜け出そうとしてますの!?」ガシッ

初春「い、いやだなー。白井さんと同じにしないでくださいよ」

白井「目が泳いでますわよ」ジトー

白井「それにあなた一人で行くよりも私がいた方がなにかと動きやすいのではありませんか?」ニヤリ

初春「しょうがないですねー。あくまで巡回ですからね?」

白井「分かっていますわ。しかしお姉様達は一体どこに…」

初春「それについては心配ご無用です!こんなこともあろうかと佐天さんの髪飾りにGPSを取り付けておきました」カタカタ

白井「えっ?」

初春「勘違いしないでくださいよ?佐天さんは警戒心が薄くてすぐ裏道入って不良に絡まれてるじゃないですか。その危険を察知するために取り付けただけですよ。他意はありませんよ?」

白井「初春あなた……」ドンビキ

初春「あ、特定できました!」

白井「いつものファミレスではありませんの」

初春「わざわざ調べるほどでもありませんでしたねー」

白井「行きますわよ初春!」

初春「はーい」

シュンッ!

初春「どうやら二人でパフェを食べてるみたいですね」

白井「また食べ比べですの!?私もしたことがありませんのに佐天さんばかりずるいですわ!もうっ!もうっ!」ダンッ!ダンッ!

初春「白井さん静かにしてくださいよっ!バレちゃうじゃないですか!」ヒソヒソ

白井「ふーっ!ふーっ!」

初春「はい吸ってー吐いてー」

白井「ふぅ……落ち着きましたわ。それにしてもここからじゃ距離がありすぎて会話が聞き取れませんわね」

初春「それについても心配ご無用です!こんなこともあろうかと佐天さんの髪飾りに盗聴器を仕掛けておきました」

白井(えっ?またですの?)

初春「勘違いしないでくださいよ?佐天さんは警戒心が薄くてはすぐアレな人たちにナンパを…」

白井「……もういいですの」

初春「おーよく聞こえますねー」

白井「私にも聞かせてくださいまし!」

佐天「んー♪このパフェおいしー」

御坂「佐天さんのいちごも美味しそうね」

佐天「あ、一口食べます?はい、あーん」

御坂「あーん。ん、甘酸っぱくておいしいね」

佐天「でしょでしょー!幸せだなー」ニヘー

御坂「んな大げさな。はい佐天さんもどーぞ」

佐天「わーありがとうございますー。ぱくっ……んーおいしー!」

御坂「よしよし」ナデナデ

佐天「ちょっと御坂さん!」

御坂「んーどうかした?」ニヤニヤ

佐天「もう!御坂さんの意地悪///」

白井「どどどどどどどういうことですの!!??」ワナワナ

初春「これはー……ビンゴでしたね」

白井「お姉様……ああ、お姉様……お姉様……」パタリ

初春「あっ気絶した」

御坂「そういえば佐天さんに渡したいものがあったのよ」ガサゴソ

佐天「えっいきなりどうしたんですか?」

御坂「あったあった、はいどーぞ」ニコ

佐天「これって……!いやいやいや、無理です!」

御坂「えー」

佐天「さすがに無理ですっ!恥ずかしいですって猫耳なんて///」

佐天「こういうケモ耳付けて許されるのは夢の国くらいですって!」

御坂「じゃあ今度二人で行く?夢の国」

佐天「えっいいんですか!?やったぁ!って違う!」

御坂「佐天さんなら似合うから大丈夫だって」

佐天「似合う似合わないの問題じゃないですよ!」

御坂「私だけの猫になってくれるっていったのになー…」

佐天「うっ……いや、そこまでは言ってないです!」

御坂「だめ、かな……?」ジーッ

佐天(ズキューン!!)

佐天「わかりました!こうなりゃ自棄だ!猫耳でもなんでもやってやりますよ!///」スチャッ

御坂「やっぱり佐天さんかわいいー!」ナデナデ

佐天「あうあう///」

白井「」

初春「白井さーん?生きてますかー?」

白井「初春……これは夢ですのよね?」

初春「夢じゃありませんよー」ムギュ

白井「痛っ!止めてくださいまし!」

白井「お姉様が黒子の手の届かない所へ………」シクシク

初春「いやーまさか二人っきりであんな事してるとは思いもしませんでしたね」カシャッカシャッ

白井「黒子じゃ駄目なんですの!?ですのお゛お゛お゛お゛!??カムバックお゛姉゛様゛ああああ゛!!」ダンッ!ダンッ!ダンッ!

初春「元々白井さんのものじゃ無いでしょう?」カシャッカシャッ

白井「……どうしてあなたはそんなに冷静で居られますの?あなたも佐天さんのこと…」

初春「いいじゃないですか、これで。あの二人を見てくださいよ」

白井「はぁ…」


御坂「さーてんさんっ」ナデナデ

佐天「みーさっかさん」スリスリ

御坂「さーてんさんっ」ナデナデ

佐天「みーさっかさん」スリスリ


初春「私達が割り込んで関係を崩すよりあの幸せそうな笑顔を見れれば十分だと、そうは思いませんか?」

白井「初春……!」

初春「というか、他の人に佐天さんがとられるのもゾクゾクしてなかなかいいですね」カシャッカシャッ

白井「初春……」

白井「……ですがあなたの言っていることも一理ありますわね。お姉様のあの笑顔、あれだけで黒子の心はいっぱいですわ」

白井「さ、支部に戻りますわよ初春」

初春「えーまだ撮り足りないですよぉ」カシャッカシャッ

白井「お姉様と佐天さんの住むこの街の治安を守る、それが私達の仕事でなくて?」

初春「そうですね!早く仕事を終わらせてまた四人で遊びましょう」

白井「……後で先程の写真、焼き増しを頼みますわ」ボソ

シュンッ

───────────────────────

佐天「いやーまいったまいったー」

佐天「御坂さんまさか猫耳なんて持って来るとはねー」

佐天「何気ない一言でこうなるとは……人生どう転ぶかわからないね!」

佐天(まあでも、まだこのまま続けていたいかな……なんて)

佐天(御坂さんはどう思ってるのかな……?)

ドンッ

佐天「きゃっ!」

不良a「あぁ?なんだぁ?」イライラ

佐天「あの、ボーッとしててっ!ごめんなさい!」アセアセ

不良a「ごめんで済んだらジャッジメントもアンチスキルもいらねぇんだよ。分かってんのか?」

佐天「ひぃ……」ビクッ

不良b「おいおい、あんまり怖がらせんなよー。ごめんなー、こいつ顔つき悪くてよぉ」

佐天「い、いえ、こちらこそすみません!」

不良b「お嬢ちゃんよく見るとめちゃくちゃ可愛いじゃん。ちょっと俺らとお話してかねー?」

佐天「もう、私帰らないとなのでっ」ダッ

不良c「そっちに逃げちゃっていいのかー?すぐ捕まえちゃうぞー!」

佐天(なんでこんなことになっちゃうのよー!!)ウワーン

佐天(とにかく角を曲がって相手の目を眩ませられればっ!)タッタッタッ

不良c「おじょーちゃん!どこ行っちゃったのかなー?」

佐天(まだついて来る……っ!なんとか逃げ切らなきゃ!)ハァハァ

佐天(やばっ!行き止まりぃ!?)

不良b「おっ!いたいた。やっと俺らとお話してくれる気になった?」ニヤニヤ

不良a「ったく、ちょこまか逃げやがってよぉ。めんどくせぇ」

不良c「ねえねえ君名前なんて言うの?」

佐天「いや………っ!」フルフル

不良c「教えてくんないなら勝手に探しちゃうよっと」グイッ

佐天「あっ!」

不良a「そんなんどうでもいいからさっさと始めちまえよなぁ」

不良c「ん?なんだこりゃ?猫耳?折角だから付けてみっか」

佐天「や、やめてください……」バタバタ

不良b「おーおーかわいいねー!俺らのペットにぴったりじゃん!ドストライクだわ、俺もう我慢できねー」カチャカチャ

佐天「誰か、助けて……御坂、さん……」ガタガタ

不良a「みさかだか誰だか知んねぇけどよお、誰もお前のこと助けに来てくれねーの。お前今から俺らのペットだから。喜べよなぁ」ニヤニヤ

バチッ!

御坂「あんたら覚悟は出来てんでしょうね……?」

不良a「なんだぁ?ガキが立派に助太刀かぁ?」

不良c「俺こっちの子の方が好みだなー。もらっていい?」

御坂「私はね、今すっっごく頭にきてんのよ。何が俺らのペットだ、よ。ふざけんな!」バチバチ

不良b「あんま生意気言ってっと痛い目に合わせんぞ?お?」


御坂「涙子は私のペットだアァァァァァ!!!」バリッババリッ!!

不良達「」バタン



佐天「ひぐっ…みさか、さぁん……」エグエグ

御坂「佐天さんもう大丈夫よ、怖かったね」ヨシヨシ

佐天「うえーん!!もうだめかと思ったよぉ!!」ポロポロ

御坂「よしよし、落ち着くまでこうしてていいからね」ナデナデ

佐天「みさかさぁん!みさかさぁん!」ボロボロ

      \、,,)r゙''"''ー弋辷_,,..ィ  〉`ヽ. O 〉 人,人  O  `ヽ}`ヽ  Yヽ
   =、..,,,ニ;ヲ_     ヾ彡r''" _f⌒ o  ⌒Y   .イ__ノ て    ヽf⌒ o⌒ヽ
    ``ミミ,   i'⌒!  ミミ=-人_ノゝ、‐'`‐ァ´ 人  ヽ_ノ弋___ノィr    人
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     ,シ彡、 lト  l!  ,:ミ... f'⌒Yノし':::::::::::::::/::::,:::::::::::::ヾ:::::::::::::::::::レ'⌒ヽj
     / ^'''7  ├''ヾ!  (   う:::::::::/:i!::::/|::::::::::::::::ハ::::トi:::ト:::::::::::|::::(  ?
    /    l   ト、 \. (  ぅ:::::::::〃::i!ィ:|‐_、:i|::i!::::| !:::ィ:ニ=ト:、!::::|::::::::ゝイ
     〃ミ ,r''f!  l! ヽ.  'Y|:::|::::::::||::ィL::j L:_jLiL:/ L::j Lj L:::ヽ:|:::::::i!::::|
   ノ ,   ,イ,: l! , ,j! , ト、 i:| |:::|::::::::|レ ,ォ ≠ミ      ィ ≠ミ、`|::::::,:::::.′
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   /  ヽ        /     `ーハ     {ニニニィ      /:/
   /  r'゙i!     .,_, /        ヾ:ゝ.    ∨    }   ィ::/ 
  /.     l!       イ          )::::>  ゙こ三/ , イ:从
  /   ,:ィ!        ト、       'イ:::::_::_| ` r   <ト、:/

御坂「大分落ち着いた?」ナデナデ

佐天「はい…ごめんなさい、みっともないところ見せちゃって……」

御坂「あんな怖い思いしたんだもの、仕方ないわよ」

佐天「……どうして助けにきてくれたんですか?」

御坂「あー、まあいろいろあってね。それより佐天さんが無事でよかったわ」

佐天「ごめんなさい……あたしの不注意で……」

御坂「佐天さんが謝ること無いよ。私があんなのあげちゃったからあいつらを調子づかせちゃったしさ……」

佐天「御坂さんは悪くないです!あたしがぼーっとしててそれで……」

佐天「最近多いんですよ、ぼーっとしちゃってること。駄目ですよねこんなんじゃ」

御坂「そりゃあ心配だけど……」

佐天「だからはっきりさせようと思います。最近ずっと御坂さんのこと考えちゃうんです。会えないとなんだか寂しくて、会えるとすっごく嬉しいんです」

佐天「御坂さんが好きです。かっこいいところも可愛いところも優しいところもちょっといじわるなところも全部ぜーんぶ!好きです!だから、私と…」

御坂「佐天さん!」ギュッ

佐天「わっ」

御坂「私も佐天さんが好き。可愛いところも明るく元気なところもちょっとおっちょこちょいで危なっかしいところも全部好き」

御坂「だから私のペットになってくれる?佐天さん」

佐天「……もう、ペットじゃなくて彼女でしょ!」ニヘヘ

御坂「だって佐天さん猫っぽいんだもん」ナデナデ

佐天「あとさっきは涙子って言ってくれたのにぃ……。もう言ってくれないんですか……?」ウルウル

御坂「る、涙子」

佐天「ふふ、美琴さん。これからもよろしくお願いしますね!」

────────────────────────

白井「…………盗み聞きは野暮でしてよ、初春」

初春「わかってますよ!私は佐天さんの安全を見届けてただけです!」

白井「じゃあもう切りますわよ」プチッ

初春「それにしても御坂が間に合って良かったですー」

白井「私が助けに行ってもよかったのですが……」

初春「やっぱり姫を助けに行くのは王子様の仕事ですからね!」

おわり

おまけ

御坂「ねぇ涙子、猫耳付けてよ」

佐天「はい」スチャッ

御坂「なんか違う……」

佐天「違うってなにがです?」

御坂「とりあえずにゃーって言ってみて」

佐天「にゃー」スリスリ

御坂「かわいいけどやっぱり違う……。何かが足りない」ウーム

佐天「なに言ってるんですか?美琴さん」

御坂「わかったわ!今の涙子には恥じらいが足りないのよ」

御坂「始めの頃はすっごく照れながらやってたけど今はそれがないのよ」

佐天「そりゃー何度もしてれば慣れますよね」

御坂「んーそうね、じゃあ新しいことに挑戦してみましょうか。例えば……しっぽとか?」ジャーン

佐天「しっぽってそれ……っ///」

佐天「いや、無理ですっ!どこをどうやって……いや無理ですっ!///」

御坂「いい!いいよ、この反応!かわいい!」

御坂「ちょっと付けてみよっか、涙子」ガシッ

佐天「えっ、ちょっ!まってください!それは駄目ぇえ!」

本当の本当に終わり

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