エレン「なんだこの犬?」(209)

アルミン「うわ~可愛いね…」

エレン「綺麗なブロンド色の毛だな…って舐めるな!」

アルミン「なんでこんなにエレンに懐いてんだろ?」

エレン「知るかよ。初めて見たぞ」

アルミン「じゃあ分からないね…とりあえずどうする?」

エレン「ん?連れてっちゃダメなのか?」

アルミン「いや、教官に見つかったら…」

エレン「あぁそっか…ん。じゃあな」バイバイ

犬「…」

アルミン「すごい見てるね…」

エレン「やっぱ連れて帰る!」

アルミン「いや、バレたらマズイってば」

エレン「バレなきゃ良いんだろ。それにこの目を見ろよ」

犬「…」ジーッ

アルミン「天使だ…」

エレン「な?俺に任せろって」

アルミン(大体僕が君の尻を拭うことになるんだけどね…)

アルミン「はぁ…まぁ仕方ないかな」

エレン「よっしゃ!よし行くぞ犬…」

アルミン「犬って…」

エレン「というか何か同期に似てないかこいつ?」

アルミン「いや…まさかね」

宿舎



アルミン「さてと…まずはこの子をどうするかだね…」

エレン「んー。中には入れちゃダメか?」

アルミン「それはほら…他にもいっぱい人いるしさ」

エレン「…」ヒョイ

犬「…」ジーッ

アルミン「あぁもう入れれば良いだろ!!」

エレン「良かったな。犬っころ」

アルミン(嫌な予感しかしないよ…)

コニー「おっ帰って来たのか?」

エレン「おう、見ろよこいつ可愛いだろ」

アルミン「ちょっ!」

えど……オニイチャ……

コニー「おー犬だな。野良か?」

エレン「だろうな。アルミンと買い出しに行ってたら付いて来た」

コニー「それにしては綺麗な犬だな…」

エレン「だろ?俺が見つけたんだぜ」エッヘン

コニー「おぉ…」

アルミン(バカばっかり…)

エレン「そんなことよりこいつみんなに見せようぜ!!な?アルミン?」ヒョイ

犬「…」ジーッ

アルミン「もう好きにしなよ…」

>>12
やめろ思い出すだろ

コニー「おい、エレン達が犬連れて来たぞ!」

犬「くーん」

ライナー「おぉ…犬だな」

ベルトルト「犬だね…」

アニ「…」

ジャン「ミカサ神伸びてないか?」

ミカサ「うるさい。ねぇその犬何?」

エレン「俺が見つけたんだぜ」エッヘン

ミカサ「そう…何でそんなにエレンにベッタリなの?」

エレン「ん?俺のことが好きなんだよな犬っころ?」

犬「ワン!」ペロペロ

ミカサ「…」

>>18
神→髪

ライナー「ホント何でお前にそんなに懐いてんだ?俺にも貸せよ」ナデn

犬「キャン」ガブッ

ライナー「いってぇぇぇぇぇぇぇ」

アニ「ホモは嫌だってさ」

ライナー「ホモじゃねぇよ…ねぇよな?アルミン?」

アルミン「何で僕に振るかな…それよりその犬雌なのかな?」

エレン「んー?ちんこは付いてないぞ」

ベルトルト「!?女の子もいるんだから…」

ミカサ「私は気にしない…昔見たことある」

アニ「私も別に気にしないかな」

ライナー「ここにいるような奴に女の子はいねぇよ。クリスタを除いてな」

アルミン(ああ…)

ベルトルト(君は昔から何も変わらないね…)

アニ「…気にしないとは言ったけど女を捨てた憶えはないかな…」ドコッ

ライナー「うっ…」

ミカサ「私はエレンがいればそれで」

ジャン「え?ミカサがち、ちん…どこで見たんだよ?エレンか?エレンなのか!?」

エレン「あーそういえば昔はミカサと風呂入ってたな」

ジャン「貴様ぁぁぁぁぁまたかぁぁぁぁぁ」

エレン「ちょっ…やめろよ!服が伸びちゃうだろ」

ミカサ「ジョン」

ジャン「うるせ…み、ミカサ?どうしたんだ?あと名前違う」

ミカサ「ちょっと来て」

ジャン「おっ、おう!告白か?ざまぁみろエレン!」

アルミン(死ぬなよジャン)


それから一週間ジャンは姿を見せなかった

エレン「おーミカサはジャンが好きだったんだな」

アルミン「それミカサに聞かれなくて良かったよ…」

エレン「え?何でだ?」

アルミン「もう良いよ…」

ユミル「おいお前らクリスタ見なかったか?」

犬「ワンワン!!」

ユミル「おっ!なんだこいつ…」

ライナー「ごぼっ…見てないがどうかしたのか?」

ユミル「あいつ朝起きたらいなくなってたんだよ」

ライナー「!?」

ベルトルト「なん……だと……?」

アルミン「緊急事態だね…」

エレン「ほれほれ」ネコジャラシ

犬「きゃんきゃん」

コニー「良いな、俺にもやらせろよ」

エレン「次な」

アルミン(僕は突っ込まない…)

ライナー「待て…何処かに行くってのは聞かなかったのか?」

ユミル「まったく」

ベルトルト「マズイね…ユミルが知らないとなると全く情報がないね」

アニ「あぁだから朝騒いでたんだ」

ライナー「おいアルミン!お前の頭脳を使う時だぞ!」

アルミン「無茶振りだよ…でも、やるしかないね…」

ユミル「頼むよアルミン私の天使が…」

ライナー「俺らの?だろ」

アニ「気持ち悪い」

ライナー「…」

アルミン「じゃあ、今日何か変わった事はある?」

ユミル「特に気にする事は…いや、昨日の夜に相談された…」

ベルトルト「何を相談されたの?」

ユミル「えっと…ミカサの過去?というかエレンとの関係みたいなとこ」

アルミン(あぁ…僕は全て分かってしまったよ…こんな時だけは自分の頭脳を呪うよ)

ライナー「エレン?あいつが関係あるのか?」

ユミル「いや、そこまでは…ミカサ達ってどういう関係かって話しただけ」

ベルトルト「それで何て答えたの?」

ユミル「家族みたいなもんだろって」

ライナー「まぁその通りだな」

ユミル「そしたらそういう関係良いなーってさ。私が家族になってやるのによ」

ライナー「だな」キリッ

アニ「死ね」

アルミン「今のはちょっと気持ち悪いかな」

ライナー「…」

ユミル「あぁそれで何か体調悪いから薬飲んでた」

ベルトルト「それだけ?」

ユミル「あぁそれだけ…というかあいつら何してんだよ」


コニー「ほれほれ回れ回れー」グルグル

エレン「ぐーるぐーる」

犬「きゃんきゃん」ピョンピョン

コニー「うえっ気持ち悪い…」フラフラ


アルミン(僕はほとんど分かってしまった…けど、まだ確実な証拠が…)

アルミン「ねぇ、その薬持って来てくれないかな?」

ユミル「ん?ちょっと待ってろ」タッタッタッ

ライナー「アルミン何か分かったか?」

アルミン「……いや、何も分からないかな」

ベルトルト「アルミンが分からないならどうしようもないね…」

ミカサ「エレンは?」

ライナー「うおっ、びっくりした。お前ジャンはどうした?」

ミカサ「ジョンとは話してただけ」

アルミン「ジャンだよ…」

ミカサ「どっちでも良い」

アルミン「あぁそう…エレンはそこだよ」

ミカサ「アルミンありがと」ダッ

ユミル「ミカサいたんだな。ほれこれだ」ヒョイ

アルミン「あぁありがとう…」

ライナー「何だこれ何書いてるか全然わかんねぇな」

アルミン(やっぱりね…昔エレンなお父さんに薬学について色々と聞いておいて良かった)

アルミン(これは昔作ってたっていう…犬になる薬だね。なんでこんなの作ってたのかは分からないけど…)

アルミン「そうだね、僕も全然わかんないな」

ベルトルト「そうなんだ…それじゃあ僕とライナーは街でクリスタ探してみようか」

ライナー「そうだな」

ユミル「悪いな」

ライナー「いや、気にすんな。じゃあ行くか」

ユミル「私も探すからクリスタ見つけたら教えてくれ」

アルミン「あぁ分かったよ…」

アニ「私も探しとくよ」

ユミル「ありがと」

アルミン(さて、犬になった理由は分かった…でも、解決出来ない問題があるな…)

アルミン(この薬…自分の意思で元に戻れるはずなんだけどな…クリスタが戻りたくない…)

アルミン(ユミルが言うにはクリスタは家族どうこう言ってたわけか…それにエレン…)

アルミン(はぁ、鬱になるな…つまり、クリスタはエレンと家族みたいになりたいと…)

アルミン(…まぁエレンなら幸せにしてくれるかな?一匹変なのが付いてるけど)

アルミン「ねぇ、エレン」

エレン「おっなんだ?遊びたいのか?」

アルミン「あっああうん。その僕も一緒にね」

エレン「おういいぞ。犬っころほれほれ」

犬「きゃんきゃん」

ミカサ「…ねぇ私もやらして」アシバライ

犬「!?」ドン

エレン「?なんだ急に倒れたぞ」

アルミン(ミカサ…僕は見たよ今の…)

エレン「大丈夫か?」ヨシヨシ

犬「くーんくーん」ペロペロ

ミカサ「…」

コニー「うえっ回りすぎた…ちょつくら寝て来るわ」

ミカサ「ねぇアルミンちょっと来て」

アルミン「…後じゃダメかな?」

ミカサ「来て」

アルミン「…分かったよ」

エレン「おっ、もう行くのか?戻って来いよ」

アルミン「うん…戻ってこれたらね」

エレン「?」

ミカサ「はやく」

サシャ「あれ?その犬何ですか?今日の夕飯ですかね?」

アルミン「ちょっとサシャ絶対食べちゃダメだからね!!」

アルミン「えっと何かな?」

ミカサ「あの犬のこと」

アルミン「…可愛い犬だね」

ミカサ「あの犬クリスタだよね」

アルミン「…そんなわけないじゃん。ミカサ疲れてるんじゃないの?」

ミカサ「私の目は誤魔化せない。エレンにまとわり付く女のことは全部調べてる」

アルミン「えっと…」

ミカサ「そのポケットの薬。エレンのお父さんが作ってた奴」

アルミン「!?」

ミカサ「だから私は誤魔化せない」


サシャ「なんかこの犬クリスタと同じ味がしますよ」ペロペロ

エレン「えーそんなわけないだろ」

ミカサ「別にあの女を殺すとかいうわけじゃない」

アルミン「…」

ミカサ「ただ、あいつベッタリなのがエレンが困ってるから助けるだけ」

アルミン「僕は何を…」

ミカサ「本当はエレンにずっと付い行きたいけど、どうしても無理なところがあるでしょ?そこであの女を監視して防いで。エレンを誑かすのを」

アルミン「…分かったよ」

ミカサ「ありがとう。さすがアルミンだね」


エレン「なぁ何でクリスタの味分かるんだ?」

サシャ「たまに舐めてるんですよ」

エレン「へー俺も知りたいなクリスタの味」

犬「!?」

アルミン「…ただいま」

ミカサ「ただいまエレン」

エレン「おーおかえり」

サシャ「そういえば、教官がミカサを呼んでましたよ?」

ミカサ「っ!?」

アルミン(これは…)

エレン「なんだ行かないのか?」

ミカサ「…アルミンよろしく」

アルミン「あぁうん…」

サシャ「そろそろ夕飯ですね」

アルミン(それからはかなり大変だった)

アルミン(夕飯の時にエレンがクリスタにご飯を食べさせようとしたら、ミカサが私も食べされてくれって言い始めたり。ライナーが殴られたり)

アルミン(お風呂にクリスタが入ってきたと思ったら、ミカサも突撃してきたり。ライナーが蹴られたり)

アルミン(エレンがクリスタのお腹さすってたら、ミカサもエレンの横でお腹出したり。ライナーが(ry)

アルミン(クリスタの性別確認するために性器を確認しようとしたエレンに、ミカサが私のもって言ってパンツを脱ぎ始めたり。ライ)

アルミン(というか、あれクリスタだよね…)

就寝前


ミカサ「私もエレンと同じとこで寝る」

アルミン「いや、それは…」

エレン「なんだ?寂しくなったのか?」

ミカサ「そういうことじゃない。ただ…」

エレン「まだまだミカサも子供だなぁ。今度一緒寝るか?」

ミカサ「っ!?うん!」パァッ

アルミン「さすがエレン…」

エレン「?」

犬「…」

寝床



アルミン「ねぇ、エレン」

エレン「ん?どうした?」

アルミン「エレンはさ。ミカサのことどう思ってんの?」

エレン「んー。なんというか家族?」

アルミン「それだけ?」

エレン「いや違うな、そんな言葉では言い表せないって言うのが正しいのかもな」

アルミン「…」

犬「…」

アルミン「もしさ、他の人がエレンと家族になりたいって思ってたらどうする?」

エレン「ん?どういうことだ?」

アルミン「今いる同期でさ、エレンと家族に」

エレン「なに言ってんだよ」

アルミン「?」

エレン「ミカサもアルミンもライナーもベルトルトも、サシャ、ジョン、ユミル、コニー、マルコ、アニ、そしてクリスタも大切な仲間だ。家族だ」

犬「…」

アルミン「…やっぱりエレンなら任せれるや」

エレン「?」

アルミン(一人名前違うけどね)

ライナー「ヤバイな…クリスタ見つからないぞ」

ベルトルト「どこにいるんだろ…」

アルミン「あぁそれなら」

ライナー「?」

アルミン「明日には見つかると思うよ」

ベルトルト「え?そうなの?」

アルミン「エレンのおかげでね」

次の日


アルミン(あれだったら今日の朝にはクリスタも元に戻ってるだろうな…)

アルミン(あれ?あの後クリスタがエレンの布団に潜り込んで行ったけど…)

アルミン(犬の姿ってはだ…)

ライナー「うおっ!?なんでクリスタがエレンの布団に!?って肩が…えっ!?」

エレン「あれ?クリスタ?って裸!?」

アルミン「遅かったみたいだね…」

クリスタ「見た?」

エレン「えっと…その」

クリスタ「もぉ…責任取ってよね、エレン。大好きだよ」



終われ

アニ「猫になる薬?」


アニ「………」


アニ「………」キョロキョロ


アニ「………」


アニ「………」ゴクゴク


アニ「………に…にゃあ」


まで妄想した。乙!

教官「ジャン・キルシュタイン。立体機動はトップクラス。だが抜き身すぎる性格が軋轢を生みやすい」
教官「コニー・スプリンガー。小回りの利く機動が得意。しかし頭の回転がやや鈍い」
教官「サシャ・ブラウス。出身はウォール・ローゼ南区のダウパー村。身のこなしが軽く、また五時間以上ぶっ通しで走り続けるなど、狩猟にて培った潜在的なスタミナは非常に高い模様。
森林エリアでの作戦については群を抜く冴えを発揮し、動物的な「悪い勘」を察知することによって、これから起こりうる凶事を未然に察知し回避する特技を持つ。
世間知らずで天然な面が目立ち、仲間からの評価は総じて「バカ」。もっとも、この評価は「組織的な型にはまらないからこそ、他人とは違う判断を下しどんな過酷な状況下でも生き残ることができる」
という彼女の優れたサバイバル能力を裏返しにした評価でもある。
また、少し臆病な性格であり、3~4m級の巨人にビビって半泣きになって謝る始末。
誰に対しても敬語なのは、生まれ故郷の言葉を恥ずかしがっているから。
礼儀正しいとか繊細で丁寧とか、そんなことはない。
出身が貧しい村であることに加え、狩猟というサバイバル的要素が強い村に生まれ育ったためか「食えるときには食っておく」という価値観が本人の中では徹底されており、食べ物に対して常に並々ならぬ執着心を持つ芋女。 」

はよ

夜まで落ちてなかったらな

マジで残ってるのな
10時すぎると思うから落としても構わんよ

おぉ、>>1が書くのか
楽しみだ保守

アルミン(あの後は大変だった)

アルミン(服を着ていないクリスタとワケが分かっていないエレン)

アルミン(それにライナーが取り乱してエレンに掴みかかり、クリスタのあと少しというとこまで見て鼻血を出して倒れた)

アルミン(その騒ぎを聞きつけたミカサが部屋に入ってきて修羅場に…)

アルミン(ライナーを生贄に事なきを得たけど…)

アルミン(それからミカサとクリスタの間の空気がとんでもなく悪い…ミカサの独占欲もとんでもないことになってるし…)

アルミン(これが1週間前の話)

アルミン(なんだろう嫌な予感がするよ…)

ミカサ「クリスタ、エレンに近いよね」

クリスタ「ん?そんなことないよ、ね?エレン」

エレン「いや、近いだろ」

ミカサ「ほら、エレンも嫌がってる。離れたら?」

クリスタ「ミカサも近いよね?」

エレン「うん、近いな。お前ら二人とも離れろよ」

ミカサ「それは出来ない。私はエレンにとって言葉では言い表せない存在」

アルミン(なんで知ってんだよ…怖い、ミカサ怖い)

クリスタ「私はエレンに責任取ってもらうから」

ミカサ「…」

クリスタ「…」

エレン「仲良いなお前ら」

アルミン(嘘でしょ…)

ミカサ「責任とか言ったってクリスタが勝手に言ってるだけでしょ?」

クリスタ「それは…そうだけど…でも私はしっかりと自分の気持ちを伝えた。ミカサはそんなことしてないでよね?」

ミカサ「エレン好きだよ。これで同じ」

クリスタ「ふっ…私は大好きって言った」

ミカサ「気持ちの問題」

クリスタ「…埒が明かない。エレンに決めてもらうべき。ね?アルミン」

アルミン「えええっと…うん、そうだね」

クリスタ「エレン、私とミカサどっちと家族になりたい?」

エレン「?それはクリスタだろ」

ミカサ「!?」

クリスタ「だよね…」ニコッ

エレン「だってもうミカサとは家族みたいなもんだしな」

ミカサ「…そうだよね。ずっと長い間一緒だったもんね」

クリスタ「…納得いかない」

ミカサ「それじゃあ、私とクリスタ。どっちをお嫁さんにしたい?」

クリスタ「…」

エレン「あーそれは…」

猫「ニャーッ」

エレン「猫?」

ミカサ「良いところで…」

クリスタ「まぁ良いよ。答えはもう分かってるしね。エレン?」

エレン「ん?そうなのか?まぁ二人とも良いお嫁さんになれそうだしな」

クリスタ「エレン…」カァッ

ミカサ「うん!エレンのお嫁さんにね!」

アルミン(あーはやく終わらないかな…)

アルミン(とりあえず話変えないと血が流れるな…)

アルミン「めっ珍しいねこんな所に猫なんてさ!!」

ミカサ「…まぁ良い。次の機会にはっきりさせる」

クリスタ「望むところ」

エレン「おー可愛いな。というより珍しい色の毛だな」

アルミン「確かに…なんだろう嫌な予感しかしない」

猫「にゃー」

ミカサ「またエレンにばっかり変なのが懐く。エレンには私だけで十分」

アルミン「変なのって…」チラッ

クリスタ「…あれって」ジーッ

猫「ニャーッ」ゴロゴロ

エレン「ほれよしよし、可愛いなー」

ミカサ「私のエレンに近づかないで」アシバライ

猫「にゃっ」ピョン

アルミン「避けた!?」

ミカサ「なっ!?」

エレン「おーすげーなお前」キラキラ

クリスタ(私避けれなかったのに…)

猫「にゃっ」ネコパンチ

ミカサ「ふっ…遅い」

アルミン(あぁこの猫絶対アニだ…というよりか猫のパンチ避けるミカサも相当だよ…)

猫「にゃっにゃっ」シュパパパ

ミカサ「ふっ…」シュパパパ

クリスタ「全然見えないよ、あれ…」

アルミン(本気出しすぎだよ…二人とも…いや、一匹と一人かな?)

エレン「ミカサそんなに遊びたいのか?」

ミカサ「違う。それよりこの猫おかしい」

猫「…」

アルミン「そっそうかな?ちょっとヤンチャな猫って感じだけど…」

ミカサ「…この猫はアニ」

エレン「は?んなわけないだろ、頭おかしくなったんじゃないのか?」ゲラゲラ

ミカサ「なっ…違う。そんなのじゃない、本当に…この前の犬だって…」

アルミン「ミカサ!ちょっとこっち来て!」

ミカサ「ここで話して、エレンと離れたくない」

エレン「お?また寂しくなったのか?全くミカサも子供だな」

ミカサ「…そう。だから一緒に寝て?こないだのも残ってるはず…」

クリスタ「ずっズルい!私も!!」

アルミン「そんなことよりも来て!!」

エレン「ミカサ、アルミンも困ってるみたいだし行ってやれよ」

ミカサ「…エレンが言うなら……ただ、その女には気を付けて」

エレン「?ああ分かったよ」

エレン「何言ってんだろうなあいつ?お前はアニみたあに名に考えてるか分からなくないよな?」

猫「…フシャーッ」ガリッ

エレン「いっでぇぇぇ」

クリスタ「!大丈夫?エレン、今包帯持ってくるよ!!」

エレン「いや、そこまででもないから…」

クリスタ「良いから待ってて!」タッタッタッ

エレン「行っちまった…それより何だよいきなり」

猫「…」プイッ

エレン「何かしちまったかな?」

>>147
エレン「何言ってんだろうなあいつ?お前はアニみたいに何考えてるか分からなくないよな?」

ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー



ミカサ「…何?」

アルミン「えっと…あの猫…いや、アニとクリスタのことバラそうとしたよね?」

ミカサ「それが?別に止められた覚えはないよ?」

アルミン「うっ…まぁそうだけど…」

ミカサ「だったら私は言う。これ以上エレンに変なのを付きまとわすことは出来ない」

アルミン「でも、アニにだって事情が…」

ミカサ「アルミン。こないだアルミンに任せて失敗したよね?もし、アルミンじゃなかったら大変なことになってたよ?」

アルミン「えっと…それはゴメン。でも、ほら!!」

ミカサ「なに?」

アルミン「エレンにミカサは変な子だと思われるよ!!」

ミカサ「!!」

ミカサ「変な子…」

アルミン「そう。エレンにそんなこと思われたら嫌でしょ?」

ミカサ「思われたら…嫌われる?」

アルミン「それはもちろん!前エレンは普通の子が良いって言ってたよ!」

アルミン(知らないけどね…)

ミカサ「私のこと……分かった、言わない」

アルミン(どこがだよ…)

アルミン「ミカサはエレンのこと好きなんだよね?」

ミカサ「大好きだよ。でも、エレンが私を必要にしてるから」

アルミン「…あぁ、うん。それで、変な子だと思われない様にするには黙っておくべきなんじゃないかな?普通は人間が猫だなんて信じないし」

ミカサ「分かった、言わない。ゴメンね、アルミン。私勘違いしてたみたい」

アルミン「うっうん…」

ミカサ「それじゃあ、エレンが待ってるから戻るね?」

エレン「遅いなあいつら…ほれほれ」ネコジャラシ

猫「フッ…」プイッ

エレン「…このやろっ。二刀流ならどうだ」フサフサ

猫「…にゃ」ウズウズ

エレン「ほれほれ、楽になれよ」フサフサ

猫「にゃにゃ…」ウズウズ

エレン「ほーれほーれ」フサフサ

猫「フシャーッ」ガリッ

エレン「いでぇぇぇぇ!!またかよ…くそっ」

サシャ「あれ?今度は猫ですか?」

エレン「おっおう…こいつ気難しいんだよ」

猫「フシャーッ」

サシャ「バカにされたのが分かるからじゃないんですか?」

エレン「そうなのか?でも、普通言葉とか分からないだろ」

サシャ「そうですね…実験してみますか?」

エレン「?」

サシャ「ライナーいますか?クリスタが呼んでますよー!」

ライナー「なにっ!?どこだ!?」

エレン「うおっ、速いな」

サシャ「この猫がクリスタですよ」

ライナー「は?バカにしてんのかよ。こんなのが天使のわけないだろ」

猫「…」シュパパパガリガリ

ライナー「いで!いでで!なんだこいつ、やめろ…こらっ!クソ猫!!」

エレン「おーマジだな…」

サシャ「でしょ?」エッヘン

ミカサ「ただいま。エレン」

エレン「おっ、おかえり。何してたんだ?」

ミカサ「エレンとの今後のこと」

エレン「何だそれ?」

ミカサ「エレンは私に任せとけば大丈夫」

エレン「ん?まぁ良いか。じゃあ、頼むわ」

ミカサ(今のってプロポーズだよね?)

ミカサ「はいっ…これからもよろしくお願いしますっ」ニコッ

エレン「?おう、これからも頼むわ」

サシャ「何の話なんですかね?わからないです…」

アルミン(さてと…とりあえずミカサのことは大丈夫かな?それよりも…)

アルミン(エレンのお父さんはわけ分からないもの作りすぎだよ…この際ずっと行方不明になっててよ…)

アルミン(食堂の近くに落ちてたからこの薬で間違いないと思うけど…時間制限で効果が切れる様にしてくれれば良かったのに…)

アルミン(クリスタの時は家族を知りたい…なんか求婚に走ってるけど…)

アルミン(アニは何をエレンに求めてるんだろう?さっぱりわかんないや…)

アルミン(色んな人に聞いてみるしかないのか…)

サシャ「それより気になってたんですけど…この猫、アニと同じような匂いしますね」クンクン

エレン「またそれかよ…アニはもっと良い匂いだぞ」ヤレヤレ

猫「にゃっ!?」

ミカサ「どういうこと!?教えて!!」

エレン「なっなんだよ…びっくりしちゃうだろ……ただ、格闘訓練の時に密着する時があるから」

ミカサ「…次からは私が一緒に」

エレン「でも、ライナーがいるだろお前」

ミカサ「それなら大丈夫、ほら、怪我してて出来ないみたい」

ライナー「」ピクピク

アルミン(戻って来てみたらこれだよ…怖い…)

アルミン「エレン!ちょっと聞きたいことがあるんだ」

エレン「おっ、アルミンか。どうした?」

アルミン「ちょっとここでは聞きにくいんだよね…」

エレン「そうなのか?じゃあ、部屋に戻るか」

ミカサ「ダメ!エレンはここにいなくちゃ」

エレン「でも、アルミン困ってるしな…」

アルミン「ミカサ、さっきのと繋がりがあることだよこれは」

ミカサ「!!エレン、行くべき」

エレン「おっおう…」

クリスタ「お待たせ、持って来たよ…ってすごい人増えたね」

エレン「おっサンキュー、クリスタ。助かったわ」

クリスタ「気にしないで!エレンの為だから」ニコッ

サシャ「おおお?何やら良い雰囲気ですね!」

ミカサ「…」

エレン「んじゃあ、戻るか」

サシャ「では、また後で」

クリスタ「もう、戻っちゃうんだね…また、後でね」

ミカサ「じゃあねエレン」

エレン「おう」

アルミン「ちょっと、ライナー連れてくの手伝ってよ!」

猫「にゃー」トテトテ



ミカサ「!!あの猫は!?」

クリスタ「あっ!」

ミカサ「着いて行きたい。でも、アルミンとの約束が…エレンが私のこと…エレンエレン」ブツブツ

男宿舎



ベルトルト「あれ、また動物連れて来たの?…ってライナー!?」

コニー「毎度のことだな」

ベルトルト「まぁ確かにね…」

アルミン「何気にひどいよね皆」

コニー「それより今度は猫か」つネコジャラシ

猫「フシャーッ」ガリッ

コニー「いってぇぇぇぇぇぇ!!??」

アルミン(コニーにはバカにされたくなかったみたいだね…)

猫「くわぁぁ」

ベルトルト「あれ?なんか眠そうだよ」

アルミン(わざわざエレンの布団で寝てる…まぁ、寝てくれた方が色々と聞いて回りやすいか)

猫「にゃ…zzz…」

アルミン「ねぇみんな…聞きたいことがあるんだけど…」

エレン「おっ、それのことか?」

アルミン「うん、そうなんだけどさ…」

ベルトルト「どうしたの?」

アルミン「みんなはその、アニのことどう思ってるのかな…知りたいなって」

コニー「なんだ?お前あいつのこと気になるのか?」

アルミン「ちっ違うよ、そういうのじゃなくてさ、みんなはどんな風に思ってるのか知りたくて」

ベルトルト「んー、僕はアニのことは尊敬してるかな?それに…切っても切れない仲だしね」

エレン「?みんなそうじゃないのか?」

ベルトルト「まぁそんなんだけどさ」

アルミン「尊敬かぁ…」

ベルトルト「まぁ、もう少しみんなと仲良くした方が良いと思いはするけどね」

アルミン「ありがと、コニーはどう思う?」

コニー「あいつは怖い」

アルミン「直球だね」

コニー「だってよ、格闘訓練の時のあいつの目とかやべぇよ」

エレン「獲物を刈り取る目をしてるよな」

ライナー「でも、お前もアニとの訓練満更でもなさそうだけどな」

エレン「うおっ、びっくりした。まぁな俺も獲物刈り取りそうか?」

アルミン(獲物を刈り取るイェーガー…)

エレン「なんか変なこと考えてないか?」

アルミン「そっ、そんなことないよ!えっと、ライナーはどう思う?」

ライナー「そうだな…俺は…なんだ、何とも言えんな…」

エレン「なんだそれ?」

ライナー「すまんな…けど、言えないんだ」

エレン「?じゃあ、あいつは仲間か?」

ライナー「!当たり前だ、アニもお前らとな」

アルミン(ライナー…)

エレン「そっか…でも、ホモは良くないぞ」

アルミン(ライナー…)

アルミン「えっと…まぁ愛の形は人それぞれだよ?」

ライナー「なんで疑問系だよ…それに違う」

コニー「いや、ホモはダメだろ」

ベルトルト「うん、それはね…」

ライナー「…」

アルミン「えっと、ジャン、ジャンはアニのことどう思う?」

ジャン「なんだよいきなり…ここ一週間の記憶がないんだから、ゆっくりさせろよ…」

アルミン「えっと、どう思ってるかだけ聞かせてくれないかな?」

ジャン「チッ…基本俺はミカサ以外には今日見ないが…仲間だな」

あれ昨日のに戻ったりしてるな

エレン「なんでミカサが出てくんだ?」

ジャン「お前にはわかんねぇよ、一生な」

エレン「なんだそれ、言いたいことあるならはっきり言えよ」

ジャン「羨ましいんだよ!!」

エレン「は?」

ジャン「お前ばっかり良い思いしやがって!!」

猫「フシャーッ」ガリガリ

ジャン「いってぇぇ!!なんだこの猫!?」

猫「ニャーッ!」シュパパパ

ベルトルト「うるさかったのかな?」

ライナー「みたいだな…それよりあの猫なんなんだよ?」

コニー「なんかエレンが連れて来たぞ」

ライナー「お前動物連れて来すぎだろ。動物園じゃあるまいし」

エレン「そういやあの犬いなくなったなぁ…どこ行ったんだろ?」

アルミン「きっと元気してるよ」

アルミン(元気すぎるけどね)

エレン「そっか…そうだと良いな」

ライナー「猫で思ったんだか、アニって猫っぽいな」

ベルトルト「あーそれは分かるな」

コニー「言われてみればそうだな」

アルミン「確かに…一人でいて気高いとことかね」

エレン「そうなのか…?」

猫「ふわぁー」ウトウト

アルミン「それで、エレンは…」

ガチャッ

教官「おい、貴様ら!先ほど騒がしかったが何事だ!?」

アルミン(あ、ヤバい…アニは…隠れたみたいだね)

教官「それになんだ、キルシュタイン訓練兵のこの有様は!?」

アルミン(猫に負けるジャンって…)

ライナー「サシャの放屁であります!」

教官「…」

アルミン(バカじゃないの!?)

教官「奴には仕置きが必要なようだな…以後静かにするように!」

アルミン(バカだったよ…)

ガチャッ

ベルトルト「ちょっと!サシャが可哀想じゃない?」

ライナー「良いんだよ、あいつのせいで俺は要らぬ傷を負ったんだ」

エレン「お前って体はでかいのに小さいのな」

ライナー「…」

アルミン「えっと、話を戻すけどエレンはどう思ってんの?」

エレン「ん?俺か?俺はな…って飯の時間だな、その時で良いか?」

アルミン「あっ、うんその時で良いや」

エレン「ほれ猫、行くぞ飯だ」

猫「にゃぁ」スリスリ

エレン「うおっなんだ?足に寄って来て」

ライナー「猫だな」

ベルトルト「猫だね」

コニー「猫じゃらしじゃダメならマタタビか?」

アルミン「やめときな引っかかれるよ」

夕飯

ミカサ「久しぶりエレン。寂しくなかった?」

エレン「なんだよそれ、お前は俺の母親か」

ミカサ「?違うでしょ」

エレン「いや…もう良いや」

クリスタ「エレン、みんな、こんばんは」

エレン「おう」

愉快な仲間たち「こんばんはー」

サシャ「さっきぶりですね」

エレン「あーそうだな」

ユミル「…」

猫「にゃあ」

ライナー「女性陣にも聞いてみたらどうだ?同じ部屋だろうし」

アルミン「そうだね。みんなはアニのことどう思う?」

ミカサ「化け猫」

クリスタ「んー、もうちょっと仲良くできたらなーって思うな」

ユミル「特には何も…」

サシャ「たまにご飯くれます!」

アルミン「へぇ…人それぞれだね…というか、くれるんだ…」

猫「ふわぁ」ポスッ

エレン「おっ…突然乗ってくるなよ」ナデナデ

ミカサ「…」ギリリ

アルミン(ミカサストップ!!)

猫「…zzz」スピー

クリスタ「何でそんなこと聞くの?」

アルミン「ん、ちょっと気になってね」

エレン「こいつアニのこと好きなんだとさ」

アルミン「たがら違うってば!もう…それでエレンはアニのことどう思ってんのさ?」

エレン「んー俺は…」

エレン「俺はあいつに憧れてるのかもな。自分の親父のことを誇りに思ってて、格闘技を努力してあの形まで持ってきたわけだし。尊敬してるよなこれ?」

猫「…」

エレン「あとは、顔は良いんだからもっと女の子っぽいところがあっても良いかな?まぁそこがアニの良いとこでもあるんだろうけど」

エレン「ははっ、なんか恥ずかしいな」

アルミン「いや、エレンはさすがだよ」

エレン「何がだよ。ってあれ?あの猫どこ行った?」

アルミン「またすぐに会えるよきっと」

エレン「そうなのか?」

アルミン「うん」

アルミン(なるほどね…そういうことだったんだね)

アルミン(アニはエレンにどういう風に思われてるか知りたかったわけか)

アルミン(それに、もう少し女の子として見てもらいたいって気持ちもあったんだろうね)

アルミン(ここ最近、エレンの周りには女の子が増えたから気になったのかな?それとも、まだ自分では気付けてない気持ちなのかな?)

アルミン(はぁ…エレンばっかりだな…まぁ、エレンだからなんだろうけど)

サシャ「そういえばアニを今日見かけませんでした」

ライナー「そういえばそうだな」

サシャ「んー?とりあえず宿舎に戻りましょうか?」

ベルトルト「そうだね。もう、ご飯もないし、就寝の時間だね」

サシャ「それじゃあお休みなさい」

ライナー「おう」

ベルトルト「おやすみ」

コニー「また明日な」

ユミル「…クリスタ行くよ」

クリスタ「はぁ…またライバル増えちゃうな…」

アルミン「えっと、頑張ってよ」

ミカサ「…」

アルミン「ゴメン」

ミカサ「別に良いよ、まだ負けたわけじゃない。おやすみなさい」

アルミン「うん、おやすみ」

エレン「さて、寝るか」

アルミン「そうだね、でもその前にさエレン。ちょっと外寄っていかない?」

エレン「ん?構わないぞ」

アルミン「ありがとう。ほらこっち」

エレン「おう」

エレン「なんか夜の散歩って不思議な気持ちになるよな…ってあれ?アルミン?」

エレン「あいつどこ行ったんだよ…」

アニ「ねぇ、ちょっと」

エレン「ん?お、アニか今日何してたんだ?」

アニ「まぁちょっとね」

エレン「ふーん。で、こんな時間にどうしたんだ?」

アニ「…あんた今一人だよね?」

エレン「まぁそうだな」

アニ「えっとさ…お願いがあるんだけど…」

エレン「おう…」

アニ「散歩付き合ってくれない?」




ニャー



終われ

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