貴音「月の力の効果がなくなりました」(116)

P「それでどうなるの?」

貴音「月の加護を受けれないのです」

P「別に大したことないだろ」

貴音「いえ、これはわたくしにとってはとても重要な事でして」

P「そもそも月の力なんてまたまたご冗談を……」

貴音「とにかく! 回復するまでわたくしを守ってください」

P「大丈夫だろ」

貴音「信じておりませんね?」

P「ああ」

貴音かわいいよ貴音

月に代わっておしおきよ!

貴音「確かにいきなり信じろと言うのは無理もありませんが……ですが、回復するまで守って欲しいのは本当です」

P「大丈夫だろ。俺は普段の貴音にしか見えないし」

貴音「どうすれば信じてもらえるのですか?」

P「いやだって……月の力とかもう厨二病としか……」

春香「おはよーございまーす!」

P「お、おはよう春香」

貴音「おはようございます」

春香「あ、貴音さんに今日は新作のクッキー作ってきたんですよ!」

貴音「本当ですか?」

生理ってこと?

春香「はい! ラーメンクッキーですよ、ラーメンクッキー」

P「不味そう」

春香「ま、まあ味はラーメンの醤油をベースにしてますし……」

貴音「春香! 早くっひゃうっ!」ドンガラガッシャーン

P春香「!?」

貴音「ううう……月の加護がないと……春香の任務を奪ってしまいます」ヨロヨロ

P「ま、まだたまたまだ」

春香「そ、そうですね! たまたまですよ、たまたま!」

貴音「それで……らぁめんくっきぃとは?」

春香「あ、これです」スッ

春香がこけるのは任務だったのか

貴音「ありがとうございます」

P「普通のはあるのか?」

春香「プロデューサーさん達のはこれですね」

貴音「はむっ」パクリ

貴音「う……」

P「ほれみろラーメンクッキーなんてどこの御当地土産だよ」

貴音「うううう」ダダダ

春香「……今日の貴音さんおかしいですね?」

P「そりゃラーメンクッキーなんて食べるからだよ」

春香「いえ、前回は味噌ベースにしたクッキーはあんなに不味そうな感じじゃなかったのに……」パクッ

春香「……」モグモグ

春香「うん、不味い!」

たかね の つきのひかり !

P「どれどれ」パクリ

P「……ジンギスカンキャラメルみたいだ」

春香「でも貴音さんは美味しいと言ってくれたのに……」

貴音「ううう……そちらのくっきぃを貰えますか?」

春香「あ、どうぞ」スッ

P「あれは不味いから大丈夫だったぞ」

貴音「申し訳ありません春香。せっかく作って来ていただいたのに……」

春香「良いですよ。私も不味かったし」

P「しかし、クッキーはともかくさっきのこけただけじゃな……」

亜美「おはー!」

> 春香「うん、不味い!」

いい笑顔で言ってそうだ

P「おはよう亜美。真美は?」

亜美「真美はコンビニで買い物してるよ。新しい鬼軍曹に対抗する悪戯を考えてさ」

貴音「悪戯ですか?」

亜美「お、お姫ちんにはるるんおはー!」

春香「また律子さんにこっぴどく怒られるよ」

亜美「んっふっふ~今日は怒られない作戦があるのだ!」

P「ほう。で、これから準備か?」

亜美「そだよ→」

真美「おはよー!」

亜美「遅いYO!」

真美「ごめんごめん。じゃ準備しますか亜美隊員」

亜美「ですな」

5分後

P「へぇ~コンビニに行った割にはただの古典的なひっかけじゃないか」

亜美「ちょうど転んだところに水入りバケツ」

春香「うわー問題は律子さんが最初に来るかだよね?」

ガチャ

亜美「きた!」

響「はいさいー!ってうわぁっ!」

ドテ バッシャーン!

真美「あ」

P「あちゃー」

貴音「大丈夫ですか響?」

亜真美「ひびきんごめ響「うー酷いぞ貴音! ここまで酷いことするとは思ってなかったさー!」

P「何!?」

貴音「え? あの……」

響「確かに貴音にはよく自分のペットを探してもらってるし特にへび香」

響「貴音の時間を奪って悪いと思ってる。でもこの仕打ちはあんまりだぞ」

貴音「あ、あの響その……これは……」

亜美「ひびきん! お姫ちんは悪くないよ!」

真美「真美達がいつも通りの……」

響「わかってる。どうせ貴音が亜美と真美に頼んだろ」

春香「どうします?」

P「止めるしかないだろ」

響「謝って!」

貴音「……も、申し訳ありませんでした」シュン

P「響ちょっと良いか?」

響さいてー

この響はドブの臭い

事情説明中

響「……ごめん貴音」

貴音「い、良いのですよ」

春香「ですが、本当に今日は貴音さん調子悪いですね」

響「まるで運気がないぞ」

貴音「ですから回復するまで守って欲しいと」

P「そうだな。でも二度あることは三度ある。だからあと一回だと信じざる得ないな」

亜美「ひびきんごめんよー」

真美「ちゃんと次はりっちゃんピンポイントで狙うから」

響「いいさー」

雪歩「おはようございますぅ」

P「おはよう雪歩」

雪歩「プロデューサーおはようございます。すぐにお茶淹れますね」

春香「あ、お構いなく」

貴音「また嫌な予感がします」

P「大丈夫だろ。雪歩がドジなんてするわけない。春香じゃあるまいし」

春香「それどういう意味ですか?」

響「でもさっきみたいになりそう」

亜美「これでよーし!」

真美「ゆきぴょんが来た後仕掛けたから完璧だね→」

P「どうなの?」

亜美「こんどはりっちゃんが椅子に座ったらバケツが落ちてくるように仕掛けたんだー!」

真美「まさにコンビだね!」

P「コントな」

イスに座ったら落ちてくるってどういう仕組?
番組のセットレベルを事務所で再現・・・

雪歩「お茶淹れてきましたぁ」スルッ

春香「え?」

雪歩「ひゃぁぁああっ!」ズテーン

P「貴音危ない!」バッ

ばしゃっ

P「あちいいいいいいいいいいいい!!!」

真美「兄ちゃん!?」

響「あー!! 床がまだ拭き終わってなかったんだ」

亜美「忘れてたー!!」

貴音「あなた様大丈夫ですか!?」

P「お、俺は良いから雪歩の心配を」ヌギヌギ

雪歩「す……すみませ~ん!」

P「………………とにかくなんか貴音が不幸になってるのはわかった」

貴音「あなた様にまで不幸を分かち合わせるつもりはなかったのですが……申し訳ありません」

P「いや、火傷なんてしたら致命傷だからな」

貴音「ですが、これで信じて頂けましたでしょうか?」

P「ああ。ってもどうすればいいんだよ?」

貴音「出来れば今日はあまり出たくないのです」

P「……そうだなっても今日は個人で営業あるんだが……?」

貴音「……断れませんのね」

P「すまん。頑張ってもぎ取ってきた奴だからな……」

貴音「わかりました」

P「よーしというわけで春香達は普段通りレッスン行ってこーい!」

営業先まで移動中

P「……あれ~? おかしいな?」

貴音「渋滞してますね」

P「そうなんだよ。普段ならこの時間は混むはずないのに……」

貴音「時間は大丈夫なのですか?」

P「ヤバいけど貴音1人ここから行かせれるわけないだろ」

貴音「ですが、危ないのなら……」

P「もうちょっと粘ってみよう。ちょっとずつでも動いてるし」

貴音「はい」

20分経過

P「くそったれ!」パパー

貴音「もう良いです。わたくしが先に走って営業先まで行きます」ガチャ

P「あ、おい場所分かるのか」

貴音「ええ。一応住所はわかっております」

バタン

P「…………」

P「……ふぅ」

P「住所だけじゃ厳しいだろ」

営業先

P「え? 来てないんですか?」

P「すみません。すぐ探して連れて来ますんで」ペコペコ

P「……え? そこをなんとか……ですよね」

P「はい。ありがとうございました」ペコリ


P「……やれやれ。追い返されちまった」

P「で、貴音はどこだ?」

貴音『はて? 実はここがどこだか……』

P「周りに何が見えるよ?」

貴音『そうですね……5合目と……』

P「多分だけど富士山登ってんじゃねーよ!!」

事務所

P「疲れた……」

貴音「あの……大丈夫ですか?」

P「いや、俺の事より早く力を取り戻してくれよ」

貴音「申し訳ありません」

P「まあ、いいや飯食い行かない? ラーメン」

貴音「らぁめん!? 是非!」

P「まあらぁめんだけなら大丈夫だよな?」

ラーメン二十郎

貴音「ふふふ。流石にらぁめんは大丈夫な気がしますね」ズルズル

P「……完食してくれよ」ズルズル

貴音「……」ズルズル

P「…………」パクパク

貴音「……」ズル…ズル

P「……」パクパク

貴音「……う」ズル

P「……」ゴクゴク

貴音「……」パク…リ

P「ふぅ。ごそっさん!」ドン

貴音「……あの、あなた様」

P「……うん。いや、なんとなく予想は出来てたよ」

貴音「申し訳ありません。このようならぁめんに対する侮辱も……」グスッ

P「いや、でも大は俺も正直きつい」

貴音「しかし、このままではぎるてぃに……」

P「まあ、今日は体調悪かったって事にすれば許してくれるだろ。多分」

貴音「……せめてもう少しだけでも」パク

貴音「う…」パクパク

P「無理すんな」

事務所

P「じゃあ小鳥さんお願いします」

小鳥「わかりました。貴音ちゃんをちゃんと見守っていればいいんですね?」

P「そうです。貴音は大人しくしていろよ」

貴音「はい」

P「春香達拾ってすぐに帰ってくるから」

貴音「はい」

小鳥「でも今のところ大丈夫みたいですね」

P「ええ。では」

ガチャ

小鳥「……てことは今は不幸が起きてるって事なの?」

貴音「そうです。加護がないと今日の様に悲惨な結果ばかりに」

小鳥「でも、ずっと大人くしているならそんなに被害が出ないんじゃ……」

貴音「今日は家にいた方が良かったみたいですね」

小鳥「でも貴音ちゃん来ないとみんな嬉しくないと思うけど……」

ガチャ

P「…………」

小鳥「随分早かったですねプロデューサーさん」

P「……パンクしてた」

小鳥「え?」

貴音「あなた様に迷惑ばかりを本当に申し訳ありません」

P「いや、早く回復してくれよ。どうなんだ?」

貴音「月の力は年に一度で十分なのですが……」

P「なら夜まで待てば月の力を吸収できるのか?」

貴音「そうなのですが……今日はその……」チラッ

P「ん?」

ごろごろ

P「……あかん」

貴音「やはりろけっとを造らないとだめなのでしょうか?」

P「なんでだよって雲の上行けば見れるもんな」

ピカッ

貴音「ひっ」ダキッ

P「落ち着け! いきなり抱き着かれたら」ガシャーン

P「ぐあっ!」ガクリ

貴音「あなた様! あなた様!!」ユサユサ

ピカッガラガラガシャーン

貴音「ひぃいい!!」ギュー

ガチャ

律子「はぁ~竜宮戻りまし……た」

伊織「きゅっ急な雷でびっくりしちゃ……」

亜美「いおりんきゃあとか言ってかわいかった……」

あずさ「あらあら~(チッ)」

貴音「……」ギュー

貴音「……あ、こっこれはその……」

律子「……邪魔したわ」

バタン

貴音「律子! その違うのですよ!!」

アズササン!

事情説明中

律子「なんだそういうことね」

亜美「そう言えば今日のお姫ちんは運がなかったよねー」

伊織「全く貴音が欲求不満かと思ったじゃない」

あずさ「プロデューサーさん♪」ツンツン

律子「随分頭強くぶつけたのね。しばらくソファーで休ませておいた方が良いわね」

貴音「今日はもうわたくしが帰るべきですね」

律子「そんな事言ったって。今の貴音が家に帰れるかどうかすら怪しいじゃない」

亜美「亜美聞いたよー。山登ったって」

貴音「しかし……現在のわたくしは疫病神同然」

伊織「心配しなくてもいいわ貴音」

亜美「おっ! さっすがいおりん」

伊織「私が貴音を送って行くわ。なんだったら私の家に泊めることだって余裕よ」

貴音「しかし伊織に害を……」

あずさ「貴音ちゃん、好意は素直に受け取っておいた方が良いわよ」

律子「そうね。これ以上プロデューサー殿に迷惑かけたくないなら」

貴音「……ですが伊織は良いのですか?」

伊織「にひひっ。貴音は心配性ね」

伊織「貴音くらいどうってことないわ」

ガチャ

高木「大変だぞ!」

律子「社長。慌ててどうしたんですか?」

高木「水瀬君すぐにテレビを付けるんだ」

伊織「はい?」

亜美「ぽちっとな」ポチ

テレビ『……あ、たった今水瀬財閥に家宅捜索が入りました』

伊織「は?」

高木「どうやら何か問題が発覚してしまったようだね」

伊織「すぐに電話するわ!」

亜美「これはお姫ちんの……」

あずさ「……呪い」

貴音「申し訳ありません伊織」

萩原家も危ういな・・・

伊織「悪いけど貴音無理」

貴音「わかっております」

高木「ふむ。一体どういうことだね?」

律子「実は私も信じられないのですが……」

事情説明中

律子「ということみたいなんです」

高木「どんどん被害が大きくなってるみたいだね」

あずさ「そう言えばプロデューサーさん起きないわね」

亜美「でも最近忙しかったみたいだし……」

貴音「…………」

律子「貴音のせいじゃないわ」

ガチャ

小鳥「ぴえー戻りましたー!」

春香「ううう……おかしいな」

響「自分は完璧だったはずなのに……」

雪歩「ううぅ…」シュン

真美「そんなバナナ~」

律子「どうしたのよ?」

春香「オーディション……全滅しました」

響「春香だけじゃなくて765全滅だぞ…」

高木「ほっほんとかね?」

春香「嘘だったらどれだけ良いか」

真美「こんなの絶対おかしいよ!」

貴音「…………」

律子「貴音のせいじゃないから!!」

貴音「ですが……これ以上わたくしに関わると……」

あずさ「……!」ヴーヴー

あずさ「メール? 誰かしら?」パカッ

友美『新婚旅行はハワイでぇーす☆ セ○クスサイコーv(≧∇≦)v いえぇぇぇぇいっ♪.』

あずさ「」バキッ

亜美「あーあずさお姉ちゃんが携帯ぶっ壊した!」

春香「これって貴音さんの身の回りの人にも被害が出てるの?」

律子「偶然よ偶然」

高木「これは今日オフの如月君、やよい君、菊地君、美希君には事務所に来ない様に連絡しておこう」

響「えっと……今のところ被害受けたのは春香とあずさと亜美真美プロデューサーに貴音だから……」

春香「あと伊織と雪歩」

律子「……ま、まさか私に被害なんかあるわけないじゃん……」

春香「今のところ伊織だけが一番ヤバそうだけど……」

高木「そうだ。そんなことはない。四条君もそんなに落ち込まなくて良いからね」

貴音「…………」

響「そうだぞ! 貴音のせいじゃないんだから!!」

真美「はぁ~でも真美は兄ちゃんに合わせる顔がないよ~」ガラッ

雪歩「身投げしないでね」

社長に何かがあったら本格的に765がやう゛ぁい

真美「そんなんするほど真美は人生楽しんでないよ~」

真美「あーあ。兄ちゃんに何て言えばいいのやら……ん?」

亜美「どうかしましたか? 真美隊員」

真美「あれ? ちっちゃいけど飛行機だよね?」

亜美「おやおや~真美は目まで悪くなっちゃったの~」ニヤニヤ

真美「そうじゃなくてさ……あれ? こっちに向かってきてない?」

亜美「またまた。そんなんシティーハンターだけっしょ」

律子「どうかしたの?」

亜美「あ、りっちゃん」

真美「あれ? こっちに向かってきてない?」

律子「え?」

春香「どうかしたんですか?」

亜美「真美があの飛行機がこっちに突っ込んでくるとか言ってるけどそんなことないっしょ」

響「んー」

あずさ「……向かってきてるようね」

雪歩「綺麗に向かってきてますね」

律子「…………避難!!」

真美「うあうあ~今日は色々災難ばっかりだYO!」

貴音「あなた様!」ダッ

高木「いかん。四条君だめだ」ガッ

貴音「離してください!」

春香「気持ちはわかりますけど身の安全が大事ですよ!!」ズルズル

貴音「あなた様! あなたさまぁあああああああ!!!」

ドゴッガシャーン

律子「……みんな無事?」

響「自分は大丈夫だけど……」

雪歩「私も大丈夫です」

亜美「無事」

真美「無事2!」

春香「はぁ……危なかった」

貴音「ううう……あなた様」シクシク

高木「ああ……事務所が……」

あずさ「社長、今日はとことん飲みに行きましょう」

律子「プロデューサー殿以外なんとか無事のようね」

真美「そう言えばいおりんとピヨちゃんは?」

亜美「いおりんは家がーとかって先に帰ったよ」

響「ピヨ子はそこで泣いてるぞ」

小鳥「私の同人誌が……うう限定版が……」

春香「しっかし、よく飛行機が突っ込んでも崩れませんでしたね」

律子「たるき亭が補強を怠ってないことに感謝ね」

高木「飛行機が……961……また黒井の仕業か」

あずさ「……だから社長。今日はとことん飲みましょう! ね♪」

真美「……あれ? お姫ちんは?」

亜美「あ! 事務所に入ろうとしてる!」

響「まかせるさ! 貴音! まだ入っちゃだめ!」ガシッ

貴音「しかし、中にはあなた様がいるのです!」

最後のあなた様呼びにワロタ

響「自分はここにいるぞ!」

春香「でも運転手が危ない人だったら貴音さんも危ないよ」

雪歩「そうですよぉだから小鳥さんもいかないでくださいぃいいい!!!」

小鳥「私の子達(同人誌等)が危ないのに行かないとだめなのよ!!」

貴音「それだとあなた様がもっと危険な目に合ってしまいます! だから!」

律子「落ち着きなさい!」バシッ

貴音「ッ!」

律子「ほとんどのみんなプロデューサー殿のことが心配なの」

律子「それに……酷な話をすると……プロデューサーには代わりがいるわ」

律子「最悪……」

あずさ「律子さん!!」

律子「……ごめんなさい」

律子「とにかく、ここは警察に頼りましょう」

真美「働いてくれるのかな?」

雪歩「う~ん。あの勢いでよく飛行機炎上しなかったよね」

亜美「ゆきぴょんそんな不謹慎な事言っちゃ」

ドガンッ
ボッ

あずさ「あ、燃えだした」

貴音「やっぱりあなた様が……」

響「だから行っちゃダメだって!!」ガシッ

貴音「これでは助かりません!!」

春香「貴音さんまで死ぬなんて私は嫌です!!」

小鳥「じゃあ私が行ってくるわ!!」

ひらひら

真美「…? 何これ?」

亜美「どったの? んー」

小鳥「だから私が早く行かないとぉおおおお!!」ズルズル

雪歩「小鳥さんまで火傷しちゃいますよぉおおおおお!!」

律子「それに同人誌なんて通販で良いじゃない!」ガシッ

小鳥「あれはコミケ限定なのよ! 馬鹿にしないで!!」クワッ

真美「ピヨちゃんピヨちゃん」

亜美「ピヨちゃんの本ってこれっしょ?」スッ

小鳥「……ぴよぇえええええええええ!!」

真美「上からひらひら~と」

支援

駄鳥終了のお知らせ

小鳥「そんな……」ガクリ

律子「よし!」

小鳥「よしじゃないピヨ!」

高木「もうすぐ警察が来るようだ」

貴音「響に春香! いい加減に離しなさい」

響「だーめーだ!」ググ

春香「貴音さんの火事場力が凄い」ググ

スッ

あずさ「……ごめんね貴音ちゃん」シュッ

貴音「がはっ……あず…さ」ガクリ

あずさ「手荒な方法だけどこれが早いのよね(友美と思えば正拳突きも余裕ね)」

響「あずさ怖い」

春香「恐るべし……」

しえん

雪歩「これから事務所はどうなるんですかぁ?」

律子「さあ? しばらくは事務所ない状態じゃない?」

響「自分、最悪沖縄に帰らないといけないぞ」

高木「事務所は無事でも内部がボロボロだからね」

春香「プロデューサーさん生きてますよね?」

亜美「なんかもう笑っちゃうしかないよね」

真美「あはははってそう簡単に笑えないよ」

あずさ「とりあえず、今日来てない子達に連絡した方がよろしいかと」

律子「それは私がしておくわ」

律子「あと、伊織にも」

すんません
ちと席外します

席は俺が外しておいたからはよ

はよ

わっほい

警察官「ただいま到着しました!」

高木「すぐに中に! まだ1人いるんだ!!」

警察官「わかりました! でも私では無理なので消防隊の到着を待ちましょう」

律子「社長連絡は?」

高木「してないんだ!」

律子「早くしろや!!」

高木「ハハハ。ジョークだよ。実は既に連絡してあるんだ……だが」

律子「だが……なんですか?」

高木「生憎、よそでも謎の火災があるようで……」

律子「……プロデューサー殿…」

亜美「あ! 亜美たちが救急車呼ばないと!」

真美「そ→じゃん! 真美のお父さんに診てもらわないと!」

支援は紳士のつとめ

ぽつぽつ

雪歩「あ、雨降ってきました」

高木「そう言えばさっき雷も落ちてたからね……今日は大雨になるんじゃないか」

律子「避難にも全員だとどこにも避難できない……」

春香「たるき亭が通常運転なのが凄い」

響「そりゃこのご時世、上が大惨事だろうと関係ないんじゃないか」

春香「とにかくこのままじゃみんな肺炎ですよ、肺炎!」

響「肺炎はおおげさじゃないか?」

春香「でも……」チラッ

響「だから貴音は関係ないよ!!」

あずさ「喧嘩はだめよ」

響「う……でも貴音は関係ないさ」

真美「ここはみんな真美のお父さんの病院に避難するべきだね!」

亜美「みんな風邪引いちゃうYO!」

ビュォオオオオオオ
ガンッ

小鳥「……ハッ!」

律子「というか風も強くなってきたわね」

高木「うむ。天気予報を見たらどうやら台風がこっちに向かってきてるようだ」

春香「ええええええ!! この時期にですか!?」

亜美「とにかくもう避難っしょ→」

律子「おいポリス!」

警察官「はい!」

律子「車乗せろ! 行先は病院で」

真美「兄ちゃんは救急車の人達が連れてくるから大丈夫! すぐ診てくれるって!」

律子「そう。ありがとね真美に亜美」

病院

律子「……」ツカツカ

春香「律子さん落ち着いてくださいよ」

律子「こうじっとしてられないのよ。あのゼル・ディンみたいに」

響「こっちは気になって仕方がないぞ」

律子「だってまだプロデューサー殿を乗せた救急車が到着してないんでしょ?」

雪歩「でも私達が着いてからまだ5分だし……」

律子「命掛かってるのにそんなにのんきな事言ってられる訳!」

雪歩「ひぅっ!」ビクッ

律子「ごめんなさいね。雪歩が悪いわけじゃないのに……」

小鳥「はぁ……私の子達は保険効くのでしょうか?」

高木「ふむ。残念だが、小鳥君の子達は法人じゃないからね」

小鳥「ピヨォ」

あずさ「雨……凄いですね」

真美「やよいっちの家大丈夫かな?」

亜美「いおりんも心配だよ→」

高木「ううむ。こういう時こそ団結するべきなのだが……」

あずさ「あ! おそらくプロデューサーさんを乗せた救急車が来ましたよ!」

高木「本当かね! 見てくるよ」

小鳥「私も行きます!」

亜美「亜美もー!」

真美「真美も行くよ」

タタタ

貴音「」

貴音「」パチッ

貴音「…………」

すたすた

手術室・前廊下

律子「プロデューサー殿が運ばれて来たって本当ですか?」

高木「ああ。彼を見たが……」

響「なんで社長しかいないんだ?」

高木「……トイレ」

春香「あ……そういうことですか」

雪歩「どういうこと?」

春香「見るに堪えなかった……ですよね?」

高木「う、うむ。だが、幸いソファーが彼を守ってくれたようでね」

響「良かった」ホッ

高木「ところで君達は家に帰らなくても大丈夫かね?」

春香「帰るにもこの台風じゃ帰れないじゃないですか」

高木「そうだったね。一応親御さんには連絡は入れておいてくれよ」

春香「わかりました」

律子「私もしなくちゃな……あれ? 涼からメールが着てる?」パカッ

響「珍しいのか?」

律子「メールなんてめったにしないのに……」

雪歩「どっどうしたんですか?」

律子「……ファンに男の娘がバレたって」

春香「」

響「」

雪歩「」

高木「……これが律子君への加護がない状態のダメージか」

律子「ま、しーらないっと」

ぎゃおおおん

あんなかわいい子が女の子なわけないんですねわかります

響「……ん? あ、そう言えば貴音は誰が見てるんだ?」

春香「社長達じゃ……」

高木「私は彼が運ばれたから飛んできたのだが……」

響「自分が見てくるぞ!」ダッ

律子「じゃあ私は一応だけど屋上」

雪歩「屋上?」

律子「なんとなくベタな気がするから」

春香「私は待機!」

雪歩「わっ私も!」

高木「その方が良いかもしれないね」

響「たかねぇー!」

シーン

響「いない」

響「やっぱりあずさの正拳突きじゃ朝まではダメだったのか」

響「律子は屋上……」

響「一応行ってみるさー!」


屋上

ザービュォオオオオ

律子「ちっ……いないか」

律子「ベタじゃないのね」

響「律子!」

律子「ダメ」

響「そ、そうか……」

律子「……だからって外はダメよ」

響「なんでさ! 貴音が危ないんだぞ!」

律子「プロデューサーを助けようとしてた時の事を忘れたの!」

律子「これじゃあ差別ね」

響「ぐ……」

律子「私だって止めに行きたいわよ」

律子「こんな台風じゃなきゃ……」

真美「復活したぜ!」

亜美「めんごめんご」

高木「無理しなくてもいいんだ」

小鳥「いや、やっぱり生はきついですね」

あずさ「酒飲んで忘れたい」

春香「お酒はダメですよ」

雪歩「…………」ウトウト

高木「萩原君、無理しなくても良いからね」

雪歩「だ、大丈夫…ですよぉ……ZZZ」カクン

あずさ「あらあら。じゃあ亜美ちゃんと真美ちゃん、ベッド借りれれるかしら?」

亜美「さっきのところ貸してくれるからそこで寝るべきだね!」

真美「……真美も眠たくなって来ちゃった……」

あずさ「じゃあ私と一緒に行きましょうね」

小鳥「お願いします」

高木「しかし、やけに長いな」

春香「そりゃあ緊急手術みたいなものですしね」

小鳥「律子さんと響ちゃんも遅いですね」

律子「いなかったわ」

響「恐らく外だぞ」

春香「外!?」

律子「さっきの部屋と屋上にトイレ食堂にも回ったけどいなかったわ」

響「貴音のいそうなエリアを回ったけどいなかった」

律子「入れ違いはあり得ないわ」

春香「なんでですか?」

律子「確か貴音は怪奇現象が苦手。そしてここは病院……わかる?」

春香「あー」

高木「……あとは私が彼を待つことにして君達は寝た方が良いと思うよ」

響「自分、プロデューサーが心配さー!」

高木「気持ちはわかる。だが、君達はアイドルだ。美容も大事にするべきだと思う」

春香「そうですけど!」

高木「……ダメなら次がある」

律子「わかりました。ではおやすみなさい」

小鳥「律子さん!」

律子「今寝てれば丁度目が覚めるころにはプロデューサーの手術も終わるんじゃないかしら?」

春香「……そうですね」

響「じゃあ社長おやすみ」

高木「ああ」

?????・途中

ビュゥゥウウウウ
ザーザー

貴音「はぁ…はぁ…」

貴音「やはり……今のわたくしは日本の疫病神みたいなものですね」

貴音「ふふふ。ならば今宵が最後の時」

ピカッ

貴音「ひっ!」

貴音「……最後くらいわたくしのわがままを通しても構わないでしょう」

貴音「ねえ……あなた様?」

―――――
――――
―――
――



ガチャ

高木「ZZ……む」

ガラガラ

高木「おお、大丈夫ですか?」

医者「……出来る限りの事はしました。命に別状はありません」

医者「それに回復もすぐできると思います」

医者「ただ」

高木「……ただ?」

医者「…………絶対に安静させる必要があります」

医者「見張っていてください」

うっうー

高木「わかりました」

ガラガラ

高木「…………」

高木「とは言っても私じゃ止められないと思うがね」

高木「四条君を止められるのも彼だけだと思うからね」

高木「……さて、私も安眠を取ろうかな」

高木「さて、寝床はどこだっけな?」キョロキョロ

支援は紳士のつとめ

?????

貴音「わたくしは悪い子です」

貴音「けほっけほっ……」

貴音「頭がぼーっとしてまいりました」

貴音「でも何故でしょう?」

貴音「普段はこのような暗闇を1人では怖がるゲホッゲホッ」

貴音「……迷惑は……ここだけですね」

貴音「ですが、もうこれで最後です」

貴音「最後に勝負です」



「…………わたくしの命を賭けての」

お姫ちん可愛い

看護婦「これでよしと」

看護婦「じゃあPさん。ゆっくり休んでくださいねー」

P「」

看護婦「って言ってもわかんないか」

P「」

看護婦「……」

パタン

P「」

P「よー聞こえましたよ……ご都合主義でごめんな」

P「麻酔とはいえ良く早く起きれたわ」

P「まあ、あれだけ寝てればな。それに多分貴音がここにいるならまだ目が覚めなかった」

P「だけど俺がこんなに早く目が覚めたからおそらくここにはいない」

P「外は」チラッ

P「大雨におそらく暴風か? 台風が来てるのか」

P「服装は……?」

P「だよな。患者衣だよな」

P(だけどそんな事言ってられないよな?)

P(そうだろ)

P(守るって約束したのは俺だけなんだしな)ダッ

病院・外

P「うひーさみー」

P「風邪も強いし声出さないとやっていけれないわ」

P「ぐっ……やっぱり身体がまだダメか……でもそうはいくかよ!」

P「場所はわかる。問題は時間だ」

P「このボロボロの俺が何時間かかるか?」

P「答えは気力次第」

P「やるかやらないか」

P「こんなくだらないこと考えてる間に走れよ俺!」バシッ

P(俺の命よりも貴音の方が大事だろうが!)

病院

律子「ZZZ……」バサッ

律子「…………寝過ぎた」

律子「社長……って」

高木「ZZZ」

律子「……てことはまさか……いや、あり得るのか」

律子「……はぁ。男ってホント馬鹿な生き物なのね」

律子「あんなぼろぼろな身体だと先に倒れるのはわかってるでしょうに」

律子「全く……ツメが甘いんですよ、ツメがって春香か私は」ブツブツ

パタン

お姫ちん支援

????


風が 少し弱くなったようですね

多分 もうすぐ 月が見えるはずです

ふふふ ですが 仮に見えなくとも 安心してください

もうじき 疫病神は いなくなります

わたくしがいなくなれば 悲しむ方はいるでしょう

ですが すぐに忘れるでしょう

時が わたくしのことを 忘れてくれると思うから

だめだねみい

P「ハァ…ハァ…」

ガッ

P「ぶへらぁぁああ」ズザァァ

P「ちくしょう! もう7回こけちまった!」

P「こんなんじゃ春香を笑えねえ!」

パパー

P「ん?」

?「そこの変質者! 早く乗ってください!」

P「律子!どうやってここが」

律子「タクシーでさっき見ましたし。走ってる変態プロデューサー殿」

P「タクシーって……」

律子「お金かけたくないんでわざわざ車取りに戻ってきたんですよ」

睡眠

代行

はよ

P「でもなんで」

律子「もう一人のプロデューサーですから」

P「……律子……すまん恩に着る!」ガチャバタン

律子「これタオル。あと、そっちは貴音の分なんで」

P「流石りっちゃん!」

律子「1週間は昼飯奢ってくださいね!!」

P「今は最高にハイだから夕飯も付けてやる」

律子「その言葉……後悔しても知りませんよ?」

P「もう抜け出した時点で後悔してるわ!!」

律子「そうですよね」クスリ

?????


ガラガラッズシンッ


雨は既に止みました

おそらく 雲も通り過ぎたのでしょう

ですが 月を見ることは出来ません

それは通れないから 違います


最後の不幸が 生命の蝋燭に 火を灯し



「ゲホッゲホゲホ……ハァハァ…」

ごめんねーすなーおじゃなくーてー

貴音は「受けれない」なんて頭悪い言葉使わなさそう

P「雨……止んだな」

律子「まあ台風も過ぎればどうってことないですし」

P「見ろよ律子! 月だぞ!」

律子「あーそうですね」

P「見ないのかよ?」

律子「安全運転第一! それに月を見せる相手が間違ってますよ」

P「こうテンション上げておかないと俺が持たない」

律子「あー……というか本当に貴音に月を見せれば解決なのでしょうか?」

P「どういうことだ?」

律子「だって仮に月を見るだけならわざわざ事務所に来て宣告する必要ないでしょ」

P「……それもそうだけど…なんでだ?」

律子「まあ、ここまでご都合主義は許せませんけど……月が綺麗ですねって事じゃないですか?」

なんか途中からちょくちょく何言ってるか解んなくなってるな

>>98
悪い
語彙力無くて


P「…………いてえ」

律子「は?」

P「手術の跡の部分が痛い」

律子「いやいやそんな事言ってられないでしょ!!」

P「わかってる……けど俺も痛い」

律子「じゃあその分飛ばしましょうか」

P「あ、待って! もうちょっとゆっくりで」

律子「あんたの代わりはいる!」

P「ですよね」

律子「でも貴音にはプロデューサー、貴女にしか代わりが居ないんですよ!」

>>100
ごめん
俺のSSじゃよくあること


765プロダクション


貴音「……あ」

貴音「まだ……いきてる」

貴音「わたくし ……しぶといですね」

貴音「です ……・もうすぐのようですね)

貴音(せめて言いたかった)


貴音「月が……綺麗ですね」

貴音「あなた……さ…ま」

P「いや、ここじゃ月は見えないし」

貴音「……あなた…」

P「何言ってるか聞こえないけど、どうやら体温がヤバいのと足が挟まって動けない」

P「馬鹿だな。俺が守ってやるって言ったじゃないか」

貴音「…………」

P「……火事場力!」ガッ

P「いや、すまんな。べらべらしゃべらないと俺も意識が飛びそうなんでな」ガッ

貴音「な……ぜ…」

P「何故ってそりゃ貴音が朝言ってたじゃないか」


P「守って欲しいって」

貴音「あ…」

P「どうやら真剣にヤバいな。お姫様抱っこだぞー」ヒョイ

P「おととと」ガクッ

P「ははは。一緒に入院だぞ」

貴音「……」パクパク

P「あー足元か? 一応スリッパ穿いてるけどもうびしょびしょ」

P「貴音もこんなびっしょで馬鹿だろ」

P「とりあえず、本当は屋上が良かったけど。こんな状態じゃ道路だな」

P「なんか走ってないのにランナーズハイみたいなことが起こってるかもしれないわ」

P「じゃ行きますか……お嬢様」ヨロリ

律子「プロデューサーに貴音!!」

P「悪い待たせたな」

律子「貴音は私に任せてください」

P「あ、でもほら月見てないし」

律子「貴音! 早く月見て!!」グイ

P「乱暴に見させるなよ」

貴音「……あ」

律子「とにかく謝るのは私なんですから!」

P「すまんな」

律子「はい、見たから回復したと思うわ」

P「一瞬だけだな」

律子「死ぬだろ? はよ乗れ」

P「はい」

―――――
――――
―――
――


2日後・病院


春香「へぇ~それでプロデューサーさんって走って貴音さんを」

響「いいなー自分も助けに来てもらいたいぞ」

P「いや、流石に勘弁してくれ……しばらくこっから出れないんだぞ」

真美「名誉の大賞ですな」

雪歩「代償ね」

亜美「それでお姫ちんはどうなの?」

P「いや~それがまだまだ力が戻ってないみたいだが、前みたいに病院が潰れたりはしてないぜ」

P「ただ、春香みたいな転び癖がついた」

春香「それどういう意味ですか?」ニコッ

P「それはともかく伊織様ありがとうございます」

小鳥「そうそう本当にありがとうございます。私の子達が帰って来るなんて夢にも思ってなかったピヨ」

伊織「いや、結構危なかったわよ。でも、あれも偶然って事にすれば案外しょうがないですむわ」

P「お金持ちの金銭感覚はわかりませんなぁ」

あずさ「そうですね~」

P「まあでも隕石が落ちてこなくて良かった良かった」

響「プロデューサー……」

P「ん?」

真美「フラグ立てちゃってどーするのさ」

亜美「潰れたら弁償してもらかんね!」

P「伊織付けといて」

伊織「どこ殴ればいいのかしら?」

P「……ごめんなさい」

雪歩「お茶どうぞ」

P「ありがとう雪歩。やっぱり雪歩のお茶はうまいなー」

雪歩「えへへ。プロデューサーだけ特別の茶葉なんですぅ」

P「雪歩は優しいなぁ」

スッ

看護婦「検査の時間です」

春香「あ、じゃあ私達はこれで」

あずさ「安静してくださいね」

P「はい」

小鳥「早く戻ってきてくださいね。律子さんが過労死してしまいますから」

P「あ、そうですよね」

伊織「また来てあげるから」

P「やよいたちにもよろしくな。午前中来たけど……」

真美亜美「兄ちゃんバイバーイ」

響「また来るからな。貴音にもよろしく」

P「おうまたな」

特別の茶葉(意味深)

―――――
――――
―――
――


深夜・屋上


P「……たっくさみー」

貴音「お待ちしておりました」

P「よお。もう体調はいいのか?」

貴音「はい。しかし、まだ安静に加えりはびりが必要だと」

P「そりゃそうだろうな。でも、無事でよかったよ」

貴音「あなた様はわたくしの命の恩人です」

P「それは律子な」

貴音「それでもです」

P「じゃあ2人って事で」

貴音「……くすっ。それで構いません」

P「で、呼びだした理由は? 早く戻らないとお化けが出るぞ」

貴音「ひっ! で、ですがどうしてもこういう時ではないと!」

P「はいさいそれで?」

貴音「見てください」スッ

P「……月だな」

貴音「はい。月が綺麗ですね」

P「……ああ」

貴音「月の者は加護を完璧に得るにはもう一つ必要なのですよ」

P「何が?」

貴音「それは……」グイ

P「おわ!」

チュッ

貴音「ふふふ。愛する人にへの接吻が……」

P「……おいおい勘弁してくれよ。パパラッチされたら溜まったもんじゃないよ」

貴音「あなた様はわたくしをどう思ってますか?」

P「俺か?」

貴音「はい」

P「そりゃもちろん」



P「一番守ってやりたくなるほど大好きだよ」


終わり

律子を便利屋にした事
語彙力
意味不明な部分

反省点です


もとはギャグでいこうとしたらこうなってしまった
許してくれ

おやすみ

おやすみ

乙、貴音守ってあげたい

大富と枕ばっかしてっから罰が下ったのさ

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