エレン「子供ってどうすればできるんだ?」アルミン「」(92)

エレン「ミカサにも聞いてみよう」



オナシャス

エレン「なぁミカサ、子供ってどうすればできるんだ?」

ミカサ「ごめん、私も知らない」

アニ「アルミンなら知ってるんじゃない?」

エレン「それが教えてくれなかったんだよ」

ライナー「アルミンにもわからないことがあったなんてな……」

サシャ「結婚したらそのうちできるんじゃないですか?」

クリスタ「私もそうだと思ってた。特に『作り方』とかはないんじゃないの?」

ジャン「まぁどの道、調査兵団行きのエレンには関係ないだろ?」

エレン「何だと!? 俺だって死ににいくんじゃないぞ!」ガシッ

サシャ「ま~た始まった……」

ライナー「おまえらも好きだなぁ」

ミカサ「あ……」

エレン「なんだ?」

ミカサ「『好き』って関係あるかもしれない」

ジャン「そ、そういうもの… だったのか…?」

ライナー「よかったなぁエレン! そのうちおまえらの子供ができるぞ」

エレン「それは困る……」

ジャン「……ああ、やめようか、こういうの……」スッ

サシャ(おさまった!?)

クリスタ「でも、どっちか片方は女の人じゃないと、産めないんじゃないかな」

ジャン「ミカサはなんでそう思ったんだ?」

ミカサ「シガンシナ区にいた頃、近所に子供のいない夫婦がいて」

ミカサ「どうしてできないのかお父さんに聞いてみたら、仲が悪いからって」

エレン「父さんは知ってたんだな……」

エレン「超大型巨人が襲ってくる前、父さんが言ってたんだ」

エレン「ずっと秘密にしていた地下室を見せてやろうって」

アニ「それが子作りの秘密だったのかもな」

ジャン「エレンももう立派な大人だって認められてたんだな……」

ライナー「よし、なら俺たちでウォールマリアを奪還しようぜ!」

エレン「そうだな、地下室に行けば子作りのことがわかるかもしれないぞ!」

クリスタ「もしわかったら、みんなで作ろうね!」

ジャン「おっし、そういうことなら俺だって手伝うぜ!」

エレン「ジャン… お前まで……!」

アルミン(あれ…?)

アルミン(てっきり大変なことになると思ったけど、意外と盛り上がってるような……?)

アルミン「どうしたの?」

エレン「おうアルミン! お前も勿論知りたいよな? 子作りの秘密!」

ジャン「知らないからって恥ずかしがることはないぜ。皆そうなんだ」

アルミン「えっ……」

サシャ「だから私たちでウォールマリアを奪還して、子供作るんですよ!」

アニ「アルミンも一緒に子供作ろうよ」

アルミン(……どうしよう…… まさかみんな知らないなんて……)

アルミン(いや待て… おかしいぞ……)

アルミン「あのさ、エレンとミカサも知らなかったんだよね?」

エレン「そうだよ。学校でも教わらなかったしな」

アルミン「うん… そうだよね… 本でも読んだことないし……」

アルミン(それなら、僕はどうして知っているんだ……?)

アニ「どうかしたの? 顔色悪いよ」

—— 回想 ——

アルミン「やめてよ! 何するんだよ!」

爺「いいか、これを打つことで今から記憶の混乱が起こる」

アルミン「ウォール・ローゼまで突破されて、爺ちゃんはおかしくなったんだ!」

爺「だが安心しろ。使い方は彼らの記憶が教えてくれる」





アルミン(あれ? なんでこんなこと覚えて……?)

アルミン「ハッ!」

エレン「本当にどうしたんだ、アルミン?」

サシャ「栄養とって休んだ方がいいですよ」

アルミン「そ、そうだね… 今日はもう寝ようっと……」

クリスタ「明日も朝早いし、私たちももう寝ようよ」

エレン「ちゃんと訓練してはやくウォール・マリアを奪還しないとな!」

アニ「待って、歯磨いてくる」

——翌日——

キース「なんだ、今日はやけに気合いが入っているな」

キース「いつも対人格闘術は手を抜いてる連中まで…… どういうことだ」

サシャ「昨夜、みんなでエレンの家の地下室に行こうって約束したんですよ」

キース「そうか、あいつの家はシガンシナ区の……」

ジャン「そこに子作りの秘密が隠されてるらしいんです」

キース「……は?」

クリスタ「穴を塞いで平和になったら、みんなで子作りしようって約束したんです!」

キース「ちょっと待て、おまえら……」

キース「……し、知らないのか///?」

クリスタ「はい」

キース(ううむ… 確かにこいつらは兵士とはいえまだ幼い)

キース(座学の時間に教えておくべきなのか……?)

キース(いや、特に兵士として必要な知識でもないか……)

ジャン(あれ? 教官どうしたんだ?)

キース(かといって放置しておくと、間違った知識を得てしまうかもしれん)

ライナー「何かあったのかい?」

キース(特にお前だ!)

キース(そうなったらある意味で一大事だな。このまま卒業して憲兵団につこうものなら……)

ジャン「昨夜の話をしたんだよ。そしたらこれだ」

キース(ううむ…… 私の一存で決めていいものか)

キース(とりあえず座学の科目に取り入れるよう上申してみよう)

ライナー「ああ、お前とエレンの子供がどうとかってやつか」

キース(!?)

キース「待てライナー・ブラウン。それはどういうことだ?」

ライナー「!? い、いえ、ただ冗談でのつもりで…」

キース「そうか… なら念を推しておこう」

キース「男女のペアでないと子供は作れんのだぞ」

クリスタ(やっぱり…)

ジャン(さすがだなクリスタ)

——夜 女子部屋——

クリスタ「昼間教官に聞いたんだけどね、男女ペアじゃないと子供はできないんだって」

ユミル「……何を聞いたんだ……?」

クリスタ「子供の作り方だよ! どうするのかなって、昨日からみんなで話してたの」

サシャ「そういえば、ユミルはいなかったんですね」

ユミル(本気で知らないのかこいつら……?)

サシャ「じゃあ同期の男の子で選ぶとしたら、誰がいいですか?」

アニ「子供作るってことは、結婚するってことだよね?」

ミカサ「エレン」

サシャ「ダメですよ~」

アニ「うん、ダメだね」

ミカサ「どうして……?」

アニ「あんたとエレンは実質きょうだいみたいなものでしょ」

クリスタ「それじゃ結婚できないよね」

サシャ「アニは誰がいいですか?」

アニ「…誰か選ぶなら、でいいんだよね?」

サシャ「いいですよ~」

クリスタ(誰だろう、やっぱり…)

アニ「『もし選ぶなら』でいいなら……」

ユミル「早く言いなよ。じれったいなぁ」

アニ「…アルミン、かな」

サシャ・ユミル「あ~」

クリスタ「」ホッ

アニ「あ~ってなによ!?」

サシャ「アルミンなら頭いいし」

ユミル「かわいい顔していざって時はやる男だからなぁ」

ミカサ「確かに」

サシャ「私も誰か一人ならアルミンがいいです!」

ユミル「まぁ一番無難かもな」

ミカサ「アニ、エレンのことはどう……?」

アニ「エレンねぇ…」

ユミル「ミカサには悪いけど、エレンはないわ」

サシャ「え、ええと…」

サシャ(どうしよう、そう思うけどいいづらい……)

ミカサ「もしかして、エレンのどこか気に入らないの?」

ユミル「いや、決してそういうわけじゃないんだよね」

アニ「ああ。ただ……」

サシャ「確かにエレンも真面目でいい子だと思いますけど…」

アニ「結婚とか一緒に子供を育てるとか、あいつはたぶん向いてない」

ユミル「いないと寂しいけど、一緒に暮らすとなると生活力とかなさそうだもんな」

ミカサ「ああ、わかる」

ユミル「クリスタはどうなの? さっきから黙ってるけど」

クリスタ「え、私は……」

サシャ「やっぱりアルミンですよね? きっと」

アニ「あんた以外はみんな「選ぶならアルミン」で一致してるよ」

クリスタ「ミカサも!?」

ミカサ「エレンがないなら……」

ユミル「ここに来る前から友達だもんな。互いに気心知れてるだろうし」

クリスタ「みんな、他の人はどうなの?」

サシャ「他に結婚するのに向いてそうな人、ですか……」

ユミル「いてもせいぜいマルコくらいかな」

サシャ「ああ、マルコならいい旦那さんになれそうですね」

アニ「でも他はジャンみたいなのとか、ライナーみたいな暑苦しいのばっかりだよね」

ユミル「あの子らが悪いんじゃないんだよ。みんな巨人のせいなんだよ、巨人の」

ユミル「まぁ、暑苦しい中でもライナーは別格だけどな!」

サシャ「いつもあとちょっとで体から蒸気出そうですもんね」

アニ「そもそもあいつ、女の子に興味あんの?」

ユミル「いや十中八九ないだろ」

クリスタ「……」

ミカサ「残りの一と二は……?」

ユミル「さぁな。そこらの馬かなんかじゃねーの?」

アニ「あいつと同室の男子に同情するわ……」

サシャ「ちょっと待ってください、ライナーのために話がズレすぎですよ!」

ユミル「おっと、そうだったな。クリスタの結婚相手の話だった」

クリスタ「どうして……」プルプル

アニ「ん?」

クリスタ「どうしてみんな、ライナーのことそんなに悪く言うの!」

——翌日——

ライナー「おう、おはよう」

アニ「」クッ

ライナー「? どうした?」

サシャ「…ご、ごめんなさい」プクッ

ミカサ「昨夜ちょっと……」カタカタ

エレン「何か面白いことでもあったのか?」

ミカサ「おはようエレン」(子作りにむいてないエレン……)

アニ(仕組みがわかっても子供ができないエレン……)

サシャ(それはそれでかわいそうな気が)

クリスタ「あら、おはようライナー」

ライナー「お、おう、おはよう」

ライナー(クリスタだけは普通だ…… 結婚したい)

クリスタ「」ニコッ

ライナー「!」ビクッ

クリスタ(小声)「…そのうちね」ササッ

ライナー(あっ…… 行っちまった)

ライナー(そのうち、か…… 俺にもあるのか… 『そのうち』が)

ライナー「なぁエレン、頑張ろうな! ウォール・マリアの奪還をさ!」

エレン「当たり前だろ!」

ライナー(……あるよな)


 おわり

性教育は他のSSスレでやろうと思ってたんだ
というわけで誰か代行でスレ立ててください!
巨人じゃないけど

アクセス規制で立てられないんだ…

私が

>>89
立てられるならお願いします
タイトルは
智恵理「この姿を君に晒す」

>>90

ありがとう

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