照「学校の近くに駄菓子屋が出来た」淡「へぇ!」(62)

少々お待ちを…

すみません、携帯がクソで遅れました。

投下しま

照「かなり近くて、裏門から出て道路渡ったら着いた」モグモグ

淡「ねぇねぇ、じゃあ明日の部活前に行って、みんなにおやつ買ってこうよ!」

照「賛成」モグモグ

淡「…ところでテルは何食べてるの?」

照「昨日そこで買ったガブリチュウ」モグモグ


【ガブリチュウ】
→好きな分だけかじって食べられるチューイングキャンディー。


淡「いいなー、一口もらっていい?」

照「食べかけでよければ」スッ

淡「うん、それでもいいよー」パクッ

淡(むしろそれがいい)モグモグ

~月曜日~

ドア「ガチャ」

照「お菓子買ってきた」


淡「あっ!早かったねー」

菫「…お菓子?」

誠子「あれですよね、新しくできた駄菓子屋の」

照「うん、今日はコレ買ってきた」スッ

淡「そっ、それは…!」

尭深「タマゴアイス…」

【タマゴアイス】
→ゴム風船のような容器に入ったアイス。
食べ方を失敗すると大変なことに…

菫「なんだそれは?その水ヨーヨーみたいなのがアイスなのか?」

照淡誠尭「!」

淡(まさか菫先輩はタマゴアイスを知らない…?)

照(あわよくば菫の恥ずかしい姿を拝めるかも。これは…)

照淡誠尭(…ミッション・スタートだっ!)

誠子「せ、先輩!溶けたらもったいないですし、先にちゃちゃっと食べちゃいましょうよ!」

菫「あ、ああ…そうだな」

淡「早く麻雀したいし、急いで食べてね!急いで!」

尭深「…それじゃあみんな取ったところで」

5人「いただきまーす」

~~~

試食シーン早送り>>

菫「い、意外と難しいな。あぁ、手がベタベタ…」ベト…

誠子「わぷっ!いわぁ…顔にかかっちゃったじゃないか…」ドロォ

尭深「美味しい…(アイスの)ミルクが濃厚で…甘い」チュッ

淡「んくっ…ぷぁっ!口の中白いの(アイス)でいっぱいらよぉ…」トローン

照(袋破けない…)ガジガジ

~~~

淡「ふぅ、美味しかった!」

誠子「あ、すみません先輩。ハサミ回すの忘れてました」スッ

照「(´・ω・`)」

~~~

試食シーン早送り>>

菫「い、意外と難しいな。手がベタベタに…」ベト…

誠子「わぷっ!うわぁ…顔にかかっちゃったじゃないか…」ドロォ

尭深「美味しい…(アイスの)ミルクが濃厚で…甘い」チュッ

淡「んくっ…ぷぁっ!口の中白いの(アイス)でいっぱいらよぉ…」トローン

照(袋破けない…)ガジガジ

~~~

淡「ふぅ、美味しかった!」

誠子「あ、すみません先輩。ハサミ回すの忘れてました」スッ

照「(´・ω・`)」

~火曜日~

ドア「バンッ」

淡「買ってきたよー」バサッ


菫「えらい沢山買ってきたな…」

尭深「淡ちゃん、それって…」

淡「そう、神羅万象チョコだよ!」ムフー

【神羅万象チョコ】
→ウエハースにカードがついてくるいわゆる『おまけつきお菓子』。
新しいカードなんてしらない。

誠子「淡はこれ集めてるのか?」

淡「いえ、でもカードのキャラクターくらいは知ってますよ」

照「私も本で少し読んだ」

淡「まあ、とりあえずみんなで開けてみよーよ!」

~~~

淡「あ、私飛天王アレックス当たったー!」

尭深「私は鎧羅王ポラリス…」

照「私は聖龍王サイガ」

誠子「私は獣牙王エドガーだ」

淡「わぁ!みんな仲間だねー!」

菫「お、そうだったのか。なかなか運命的じゃないか」

照「あれ、菫のカードって何だっけ?」

菫「えーと…皇帝マステリオン…だな」

淡照誠尭「………」


ちくわ「説明しよう!菫さんが当てたカードは後に魔王となって敵にまわるやつなのだ。ちなみに他4人の当てたのは、後に打倒魔王を誓う4戦士」

~水曜日~

ドア「無音」

誠子「買ってきました!」


淡「あれ?亦野先輩は大袋なんですか?」

誠子「うん、でも数買ってきたから安く済ませてはいないよ」ジャーン

尭深「それは…」

照「ポテコだね」

【ポテコ】
→ジャガ芋をリング状にして揚げたスナック菓子。
指に嵌めて食べると楽しい。

誠子「これを指に嵌めて…」スポッ

誠子「そのまま食べるっ!」パクッ

誠子「これが醍醐味ですよね」モグモグ

菫「こらこら、食べ物で遊んじゃダメだろう」

淡「えい」スポッ

菫「おいっ、何するん…」

淡「テルー、GO!」

照「ラジャー」パクッ

菫「ひゃっ!」ビクッ

照「ほいひい」ハムハム

菫「照…!人の指を食うなぁっ…!」プルプル


尭深「………」スポッ

尭深「…誠子」クイクイ

誠子「ん、どうしたの?尭深」

尭深「その…私の指に嵌めたのも、食べて…いいよ?」カァッ

誠子「うぇい!?…じ、じゃあ…いただきます」パクッ

尭深「んっ…」ピクッ

尭深(これ、いいかも…)


淡「……もう!みんな私をのけ者にしてイチャイチャして!」

淡「いいもんね!私、沢山食べちゃうから!」バリバリバリッ

~木曜日~

ドア「キィ…」

尭深「買ってきました…」


淡「タカミーは何買ってきたの?」

照(お茶に合うようなやつなのかな…?)

尭深「私のはコレ…」スッ

誠子「あっ、ひもQ!」

【ひもQ】
→長さ126cmの超ロンググミ。
1本を長ーーーく楽しめる。

菫「…で、一体何をしてるんだ?」

尭深「三編みにしてるんです」アミアミ

尭深「…出来ました」シュルッ

淡「あははっ!なんか縄みたいだね」

尭深「淡ちゃん、ちょっと後ろ向いて」

淡「ん?いいけど…」

~~~

淡「タカミー…これ、抜けないよー」グッグッ

誠子「淡がひもQで縛られてる…」ムラッ

照「3本使って編み込まれてるから頑丈だね」

菫「だから食べ物で遊ぶなと…」

尭深「淡ちゃんは昨日仲間外れで寂しかっただろうから、いっぱい可愛がってあげるね」ヒュンッ

淡「何言ってるのタカミー…早く解いて…痛ぁっ!?」 ペチーンッ

照「叩いてる鞭もひもQ…」

淡「痛い痛い!やめてよタカミー!」ヒリヒリ

尭深「そんなこと言って、本当はもっとして欲しいんじゃないの?」ニコッ

淡「嫌ぁ…痛いの嫌だよぉ…」ウルウル

尭深(か…)

尭誠菫照(可愛い!)

~金曜日~

ドア「ワムウ(裏声)」

菫「買ってきたぞ」


照「嘘…菫が自主的にお菓子を買ってきた…!?」

菫「なんだ…その…み、みんな買ってきたのに私だけ何もしないのは協調性がないと思っただけだ」

淡「もー、御託はいいからお菓子くださいよー」ユサユサ

菫「わかった!わかったから揺するな」

菫「…ほら、これだ」ジャジャーン

誠子「これはこれは…」

~~~

尭深「フエラムネですね」ピー

【フエラムネ】
→ドーナツ型のラムネで、口につけて吹くと音が鳴る。
駄菓子屋で買う時はフエガムと間違えないように注意。

誠子「でも意外でしたね。菫先輩のチョイスは」ピーピー

照「菫は元々陽気で遊び心が『マジパネェ』感じの人だから」ピピピピ

淡「へぇ、部長だからって猫被ってるんですか?」ピッピピピッピー

菫「ああもう!買ってきたのは私だが、ピーピーピーピーうるさい!」プスープスー

淡(…なんで菫先輩のだけ鳴らないんだろ?)

さっきから遅いのに申し訳ないんですが、ちょっと腹具合が悪いので席外します

ホントすみません

戻った

再開

~土曜日~

菫「…で、なんだ。いきなり全員集めて」

照「うん。今日は部活もないし、みんなでもんじゃ焼きしに行こうと思って」

淡「もんじゃ焼き!」

誠子「いいですね!」

【もんじゃ焼き】
→コップ一杯のもんじゃ焼きの素を買い、お店にある鉄板で焼いて食べるのだ。
駄菓子屋の定番!

~~~

淡「駄菓子屋着いたー!」

尭深「あ…フルーツ餅のソーダが入荷してる」

【フルーツ餅】
→1cm四方くらいのモチモチした食感のキャンディ(?)。
ソーダも美味しいけど、ミックスなら色々な味を楽しめるぞ。

菫「あまり買い過ぎるともんじゃが買えなくなるぞ」

尭深「あ、そうですね…」シュン

トシ「あんた達、テーブル空いたよ」

照「大丈夫みたい。行こ」

菫「ああ」

トシ「それで、もんじゃの素はどうするんだい?」

照「私は…小で」

淡「私も小!」

尭深「私も…」

誠子「うーん、じゃあ…小で」

菫「私は大カップでお願いします」

照淡尭誠「!?」

【大カップ】
→もんじゃの素はカップに入れてだされる。
大は小カップより量が多く、庶民の憧れである。

尭深(大カップ…!?)

淡(今日の菫先輩…なんだか輝いて見える!)

照(昨日の昼食がざるうどんだったのは、これを読んでのことだったんだ…!)

誠子(ダメだ…まだ笑うな…。一杯目…一杯目が終わった瞬間に勝ちを宣言しよう…)クックッ

~~~

淡「あ~あ。なんだかあっという間に食べ終わっちゃったね」

菫「…だな。まあ待っている人もいないし、少しゆっくりしてから」

誠子「…おばちゃん」


トシ「なんだい?」


誠子「もんじゃ…おかわりで」

菫「なっ…!」

照「おかわり…!?」

【おかわり】
→もう一杯!である。
これがサラッとできるやつは超リッチ。

尭深(大カップは小カップの1.5倍の値段だから…)

淡(亦野先輩の勝ちだ!)

菫「くっ…!今日のヒーローの座を奪われてしまった」ガクッ

淡「菫先輩、ヒーローじゃなくてヒロインですよー」

~日曜日~

淡「今日は駄菓子屋休みだね~」ネルネル

照「…なんで私の家でねるねる作ってるの?」

【ねるねるねるね[ねるねる]】
→謎の粉と水を混ぜるとあら不思議!練れば練るほど色が変わる魔法のお菓子。

淡「まーまー。タカミーは静岡に日帰り旅行だし、亦野先輩は中東に派遣されてるし、菫先輩は寝てるし…」

照「それで余り者の私のところに来たの?」

淡「そうじゃー。美少女と一緒に休日を過ごせることを有り難く思うがいいー」スッ

照「ん」パクッ

淡「おいし?」

照「美味しい…けど」モグモグ

淡「けど?」

照「トレーのそっちは空っぽでいいの?」

淡「あぁっ!トッピング忘れてた!」ガビンッ


―完―

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