一夏「IS乗れなくなった・・・」シャル「えっ?」(77)

一夏「ダメなんだ・・・今まではなにも考えてなくても動いたのに」

一夏「内定出てた企業からもISに乗れないなら意味がないって、内定取り消されたよ・・・」

シャル「そ、そんな」

一夏「卒業したら結婚するって約束だったけど、当分は無理だと思う」

シャル「・・・」

一夏「ISが使えないとなると給料だって下がるだろうしさ・・・」

シャル「・・・そうだね」

一夏「特別な男じゃなくなっちまったけど・・・これからも一緒にいてくれるか?」

シャル「えっと・・・急なことで驚いちゃって」


シャル「考える時間が欲しいな」

一夏「・・・あぁ、わかった」

数日後

シャル「あのね、色々考えたんだけど・・・僕達いったん距離を置くべきだと思うの」

一夏「・・・そうか。じゃあ別れよう」

シャル「うん・・・」



翌日 そこには元気にISを乗りこなす一夏の姿が


シャル「えっ、なんで・・・?乗れなくなったんじゃないの?」

一夏「・・・千冬ねえに卒業したら結婚するって言ったら、じゃあ試しにああ言ってみろって」

一夏「本性がわかるからってさ」

シャル「な、なにそれ!騙したの!?」

一夏「・・・シャルはISに乗れる俺が好きなんだな」

シャル「違うよ!!」

シャル「酷いよ・・・こんな騙すみたいなことして、ぐすっ」

一夏「ごめんな」

シャル「でもよかった。本当に心配したんだよ?」

一夏「・・・」

シャル「えへへ、これで約束通り卒業したら結婚できるね」

一夏「いやもう別れただろ」

シャル「え?」

一夏「流石にこの変わり身を見たらさ・・・もうなに言われても無理だよ」

シャル「あっそう。あーあ、失敗したな」


セシリアの場合

一夏「IS乗れなくなったんだ・・・」

セシリア「えっ?」

一夏「ダメなんだ・・・今まではなにも考えてなくても動いたのに」

一夏「内定出てた企業からもISに乗れないなら意味がないって、内定取り消されたよ・・・」

セシリア「まあ・・・」

一夏「卒業したら結婚するって約束だったけど、当分は無理だと思う」

セシリア「あら、どうしてですの?」

一夏「どうしてって、IS乗れないんじゃ普通の会社に就職しないといけないしさ、そうしたら給料だって安いし」

セシリア「そんなことはまったく問題ありませんわ」

一夏「いやでも」

セシリア「そうですわ!わたくしの会社に就職したらよろしいじゃありませんか♪」

セシリア「そうしたらおうちでも会社でも一緒にいられますわ~♪なんて名案なんでしょう!」

一夏「すまん!嘘なんだ!」

セシリア「うそ?」

一夏「ISは普通に使える。ほら」ジャキッ

セシリア「・・・どうしてそんな嘘をついたんですの」

一夏「うっ、あの・・・どんな反応するかなって思って」

セシリア「本当は?」

一夏「IS乗れる特別な人間じゃなくなっても一緒にいてくれるかためs」

セシリア「・・・っ」ジワッ

一夏「すまんなんでもするから泣かないでくれ!!」

セシリア「ぅっ、もう一夏さんなんて知りません!!」

箒の場合

一夏「IS乗れなくなった・・・」

箒「・・・なに?」

一夏「ダメなんだ・・・今まではなにも考えてなくても動いたのに」

一夏「内定出てた企業からもISに乗れないなら意味がないって、内定取り消されたよ・・・」

箒「そうか・・・」

一夏「卒業したら結婚するって約束だったけど、当分は無理だと思う」

箒「・・・そうだな。ISに乗れないんじゃ大学にいってもいいんじゃないか?」

一夏「んっ?」

箒「結婚するのは大学を出て、しっかり働いて貯金をしてからでもいいじゃないか」

一夏「あの・・・俺がIS乗れなくなってショックじゃないのか?」

箒「わたしはむしろ喜ばしいと思うぞ」

箒「お前はISに乗れるせいでなにかと危険な目にあってきたからな」

箒「これからは二人でゆっくり出来るじゃないか」

一夏「箒・・・結婚しよう!」ギュッ

箒「結婚は先になったんだろう?」

一夏「いやすぐ結婚だ!子供は野球チームが出来るくらい欲しいな!」

テンションが上がりすぎた一夏は翌日普通にISに乗り

箒に殴られた

ラウラの場合

一夏「ISに乗れなくなった・・・」

ラウラ「なに?」

一夏「ダメなんだ・・・今まではなにも考えてなくても動いたのに」

一夏「内定出てた企業からもISに乗れないなら意味がないっt」
ラウラ「見せてみろ」グイッ

一夏「あっ、ちょまっ」

ラウラ「ふむ」シュルッカチッ

ラウラ「・・・データを見るかぎりなんの異常もないようだが、動かしてみろ」

一夏「・・・」グイッ

ラウラ「問題ないじゃないか」

一夏「・・・あ、あれー直ったのかーよかったー」

鈴の場合

一夏「IS乗れなくなった・・・」

鈴「はあ!?」

一夏「ダメなんだ・・・今まではなにも考えてなくても動いたのに」

一夏「内定出てた企業からもISに乗れないなら意味がないって、内定取り消されたよ・・・」

鈴「そんなの漢方飲んで爆竹投げれば治るわよ!ほら飲んで」グイッ

一夏「ぼえっまずっ!!」

鈴「それっ」シュボッ



鈴は爆竹に驚いたカラスの群れに教われて死んだ

一夏は中国産の漢方を飲んで病気になった


終わり

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