モバP「残業にて」 (23)



カタカタ・・・

カタカタカタ・・・



P「終わらねえなあ……」カタカタ

ちひろ「よしましょうよ、考えたくもない」カタカタ

P「いやあ、声にでも出さないとやってらんないスよこれじゃあ」カタカタ

ちひろ「まあ気持ちは分かりまンフッ」カタンッ

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P「どうしたんですか気色の悪い」カタカタ

ちひろ「ンフッ夜遅いからって本音剥き出しはやめてくださいよンフッ」

ちひろ「……ふう」

P「何なんですかホントに」カタカタ

ちひろ「いやあ、思い出し笑いです。新年会の」・・・カタカタ

P「もう一月以上前の話じゃあないですか」カタカタ

ちひろ「いやしょうがないですってこれはホントに」カタカタ

P「……はあ、アレですか? アレならしょうがないですけども」

Pちひろ「「にゃんにゃんにゃんのショートコント」」

P「アレは引きずりますよね」カタカタ

ちひろ「アーニャちゃんのポテンシャルをナメてました」カタカタ

P「のあさんとみくなら分かるんですがねえ。何なんでしょう、あの流暢なボケは」カタカタ

ちひろ「いつの間にあんな技術を身に付けたんでしょうね」カタカタ

P「いやあ俺も未熟だなと。見抜けないとはまだまだでした」カタカタ

ちひろ「見抜けたらそれはもうエスパーですよ」カタカタ

P「新年会というと後はアレですね」カタカタ

ちひろ「アレですかね? 当ててみます」カタカタ

Pちひろ「「フレデリカのフランス漫談」」

ちひろ「やっぱり」カタカタ

P「何が凄いってフランス一切関係無いんですよ」カタカタ

ちひろ「最初にボンジュールって言ったきり、フランスのフの字もありゃしませんからね」カタカタ

P「やたら軽快なんですよね、これまた」カタカタ

ちひろ「あのセンスは目を見張りますね」カタカタ

P「ちょっと高田純次入ってますけどね」カタカタ

ちひろ「ちょっと……ですかねえ」カタカタ

P「思い出し笑いと言えばもう一つ」

Pちひろ「「瑛梨華のギャグ百連発」」

ちひろ「ホントに百ありましたからねアレ」カタカタ

P「ぶっちゃけスベってたんですよ。でもねえ……」カタカタ

ちひろ「後々すっごいクるんですよねえ。電話応対中にふっと思い出して……」カタカタ

P「そこはしっかりやりましょうよ」

P「あと鈴帆のノンフィクション漫談とか」カタカタ

ちひろ「クフッやめてくださいよもう」カタン

P「小5の時のあだ名」カタカタ

ちひろ「ンフッやめてくださいってホントにンフフッ」カタンカタン

P「ハロウィンの舞台裏」カタカタ

ちひろ「ンフッやめてくださいってば、ああもう打ち直ンフッ、ンフフッ」

P「森久保とバズーkンフッ、ああダメだ俺までなんかンフッ、ンナハハハハ」



P「――――ふう……」

ちひろ「――――はあ……」

P「あーあー、二行くらいやり直しだコレ」・・・カタカタ

ちひろ「やめにしましょうこの話ホント」カタカタ

P「話題変えましょうか」カタカタ

ちひろ「喋らないって選択肢は無いんですか」カタカタ

P「喋らないとやってられないですよこんなの」カタカタ

P「周子の利きつぶあん凄かったですねえ」カタカタ

ちひろ「結局新年会の話じゃないですか」カタカタ

P「全部当てましたからね」カタカタ

ちひろ「周子ちゃんなら見えない仕込みくらい容易いでしょうに」カタカタ

P「いやあ、あいつは面倒くさくてそんなのやりませんよ」カタカタ

P「ちなみに後日利きこしあんやったら全部外しました」カタカタ

ちひろ「つぶあん限定なんですか」カタカタ

P「中盤の謎のモノマネラッシュ」カタカタ

ちひろ「いつ友紀ちゃんは360°モンキーズに入ったんですかねえ」カタカタ

P「会場の床開くようになってましたからね」カタカタ

ちひろ「何であんなステージがあるんですか」カタカタ

P「毎年モノマネやるもんだからわざわざ探したんですよ」カタカタ

ちひろ「その辺りって私の仕事になるんじゃあ」カタカタ

P「こっちから個人的にアイドルに頼んでおいたんですよ。礼子さんとか」カタカタ

ちひろ「見つけたの礼子さんなんですか」カタカタ

P「知り合いが心当たりがあると」カタカタ

ちひろ「なんですかその人脈」カタカタ

P「あの人割と何でもありなんですよ」カタカタ

ちひろ「肇ちゃんのバスプロシリーズが新しかったですね」カタカタ

P「みんなポカンとしてるんですよ」カタカタ

ちひろ「そりゃそうでしょう。Pさんだけ大爆笑でしたけど」カタカタ

P「アレすっごい似てるんですってホント」カタカタ

ちひろ「だとしても分かりませんよ殆どの場合」カタカタ

P「未央のスタッフシリーズよりは分かると思うんだよなあ」カタカタ

ちひろ「身近な方が、ねえ? あのクオリティもなかなかですよ」カタカタ

P「声は似てないのに指先とかすっごい細かいんですよね」カタカタ

ちひろ「局別の音声さんシリーズは鉄板ですからね」カタカタ

ちひろ「クオリティで言うと、Pさんの大神源太のマネがダントツですね」カタカタ

P「学生時代からの鉄板ですからね」カタカタ

ちひろ「っていうかPさんまだ二十代ですよね? なぜそのチョイス……」カタカタ

P「ちひろさんこそ」カタカタ

ちひろ「私はたまたま知ってたからいいですけど……」カタカタ

P「ちひろさんと菜々さんだけ大爆笑っていうね」カタカタ

ちひろ「まだ飲んでなかったはずなのにボロ出し過ぎだと思うんですよ」カタカタ

P「まあこちら側も自爆系アイドルとして売り出してるフシはありますから」カタカタ

P「小中学生組が帰ってからが凄かったですね」カタカタ

ちひろ「第二部ののびのびっぷりは尋常じゃあなかったですよね」カタカタ

P「礼さんのギリギリストリップね」カタカタ

ちひろ「まだ未成年いたんですがねえ」カタカタ

P「いや、でもね。結構効果が出たもんでして」カタカタ

ちひろ「効果?」カタカタ

P「まゆのアピールがあれ以来大人しいんですよ」カタカタ

ちひろ「思わぬ方面で」カタカタ

P「何かこう、逆に……」カタカタ

ちひろ「身を引いちゃったんですか」カタカタ

P「笑美が本気出し始めましたよね」カタカタ

ちひろ「バースのモノマネシリーズですか」カタカタ

P「全く通じない世代が引いてから始めるっていう」カタカタ

ちひろ「TPOをわきまえるプロっぷり」カタカタ

P「結局笑ってたのはほぼ友紀くらいでしたけど」カタカタ

ちひろ「女性はそんなに野球見ませんからねえ」カタカタ

P「むしろ巴がいる内にやっておくべきだったかも」カタカタ

ちひろ「野球はどうなんでしょう?」カタカタ

P「え、広島県民って皆赤ヘル軍じゃないんですか」カタカタ

ちひろ「実際そうでもないらしいですよ。ついでに言うと大阪と阪神も」カタカタ



――――

――――――


P「っ終わったあああああああああああああ!!」

ちひろ「っちょ、時間時間! 静かに!」

P「手伝いますよ、書類仕事以外」

ちひろ「何もないじゃないですか」

P「ンハハハハハハハハ」

ちひろ「うわうぜえちくしょう」

P「…………」ススッ

ちひろ「うわ急に黙らないで」

P「…………」

ちひろ「ンフッ背後で大神源太の顔マネンフやめて下さいってンフフッ」

P「…………」ジー

ちひろ「ちょ、タイムンフ、ンフ、ンフフフフフ」




――翌朝



ガチャリ



泰葉「……おはようございまーす」

P「どうだ泰葉、速すぎて三人に見えるだろう」シターン シタターン

ちひろ「……zzz……うーん……スタドリ株も……はつば……」zzz

泰葉(この事務所大丈夫かな)


おしまい

この時間帯に酒入った状態で嫁アイプロのエンドレスを楽しみながらPCに向かうとこんなSSができます

オマケ

P(反復横跳び)「ふはは」シターン シタターン

渚「ふッ!」シタッ

P「抜かれた!?」

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