モバP「超強力惚れ薬?」ちひろ「はい!」(143)

P「ってアンタなんてもんつくってんですか!?」

ちひろ「いやぁ、なんかLPドリンクを作ってたら副産物として」

P「(それで生計立てられるんじゃないか?)」

P「とにかく、それはさっさと捨ててくださいよ?間違ってアイドルが飲みでもしたら」

ちひろ「え?」

トポトポ

P「なにやってんですか!?」

ちひろ「え?飲みやすいようにジュースに混ぜて……」

P「ふざけんなよ緑色。ちょっとお前マジで」

ガチャー

千枝「おはようございまーす」

P「おう千枝おはよう」


佐々木千枝

千川ちひろ

ちひろ「おはよう千枝ちゃん!はい!」

千枝「あ、ジュースですか?ありがとうございます」

P「ってオォォーイッ!なにやってんだちひろォ!
ストップ千枝!それを飲むな!」

千枝「え?」ゴクゴク

P「ゴクゴク飲んでるーっ!?」

ちひろ「効能は最強。飲んで五秒。一番最初に見た人にぞっこんLOVE!ただし3時間で切れますけどね!」

P「な、なんてことを……」

千枝「え、えっと、飲んじゃだめでしたか?」

P「あー、いや……もう遅いというか……」

千枝「このジュース、プロデューサーさんのですか?」

P「いやそういうわけじゃないんだけど……ん?」

千枝「はい?」

P「……ちひろさん?これ飲んで五秒で発動するんじゃ」ボソボソ

ちひろ「その通りですよ。飲んで五秒、一番最初に見た人が愛しくてたまらなくなる薬ですから」ボソボソ

P「五秒……以内?」ボソボソ

ちひろ「いえ、発動するのに五秒かかるというだけで、別にそんな制限は……」ボソボソ

千枝「……?」

P「千枝が……いつも通りなんですけど?」ボソボソ

ちひろ「えっ」

千枝「あ、あの……?」

P「ち、千枝?大丈夫か?何かおかしな事はないか?」

千枝「は、はい……別に、いつも通りですけど……やっぱりあのジュース、賞味期限切れてたんですか?」

P「いや……あ、あーいやそうなんだよ。あれ賞味期限切れてたんだよ」

千枝「なるほど……だからちょっぴりふつうのジュースと味が違ったんですね」

P「……うんそうなんだ」

ちひろ「(……まさか)」

P「(なんだ、不発か……びっくりしたが、まぁ、惚れ薬なんて素っ頓狂なもん、成功しなくてふつうだろ)」

千枝「どうしたんですか、ほっとした顔してますけど」

P「ああいやなんでもないんだ。さ、ミーティングにいこうか」

千枝「はーい♪」

スタスタ

ガチャ

バタム

ちひろ「……」

スッ

クンクン

ちひろ「(やっぱり……千枝ちゃんが飲んだジュースには間違いなく薬が入っていた)」

ちひろ「(そしてこの惚れ薬……失敗なんかじゃない。間違いなく効果がある)」

ちひろ「……ということは」

チラッ

ちひろ「……あー、やっぱりかぁ」

―――――――

P「まぁこのへんでいいか。よし打ち合わせするか。
しっかし今日は暑いな……最近は寒かったり暑かったりややこしい」

ヌギッ

千枝「(……プロデューサーさんが上着を脱ぎました)」

P「今回はイタリアツアーということで、かなり遠方に出てもらうことになるが……親御さんは大丈夫か?」

千枝「はい!プロデューサーさんに全面的に任せる、だそうです!」

P「信頼してくれるのはありがたいがなぁ……海外ではトラブルも多いしな。千枝の身に何かあったらと思うと」

千枝「大丈夫です!いざという時は……」

P「いざという時は?」

千枝「プロデューサーさんが……守ってくれますよね?」ニコッ

P「(破壊力満点のスマイルだなぁ)」ゴフッ

千枝「ぷ、プロデューサーさん!大丈夫ですか!?」

P「大丈夫大丈夫、ちょっと萌えダメージ入っただけ」

千枝「も、もえ……?」

P「……む」

千枝「どうしました?」

P「いや……上着を脱ぐと寒いな。ちょっとトイレ行ってくるわ」

千枝「はーい♪」

スタスタ

ガチャバタム

千枝「……」

千枝「……」

キョロキョロ

スッ

千枝「プロデューサーさんの上着……」

クンクン

千枝「ほふぅ……」

スーハークンカクンカ スーーーーーハーーーーー

千枝「ほふっ…ほぁっふ……」

スーハースーハー

千枝「(早くお仕事終わらないかなぁ)」

千枝「(早く事務所に仕掛けたカメラを回収して」

千枝「(今日のプロデューサーさんダイジェストを制作して……)」

スーーーーハーーーッ

ピクッ

千枝「……」

スッ

ガチャ

バタム

P「いやー悪い悪い、さ、再開するか」

千枝「はーい♪」

P「まず海外ツアーだからパスポートと通訳が……」

千枝「(……あああ生プロデューサーさんすごい良い臭いする!はふっ……ふぁっ!)」

――――――――

ちひろ「千枝ちゃん、どうでした?」

P「どうもこうも、いつも通りでしたよ。特に変な様子もなく」

ちひろ「そうですか……」

P「まったく。ああいう薬を作ってくるのはやめてくださいよ?
今回は不発だったから良かったものの、もし本当に俺にベタ惚れになんてなったらどうなるか」

ちひろ「あはは……そうですね」

P「なんですかその目は、またなんか変な薬を作ってるんじゃないでしょうね?」

ちひろ「いや、そういうことじゃあないんですけど」

ガチャ

凛「おはようございます」

P「……お、凛、おはよう」

凛「おはよう。今日も元気そうでなによりだよ」

P「それはオレのセリフだぞ」


渋谷凛

ちひろ「凛ちゃんおはよう!のど乾いてない?」

凛「確かに乾いてますけど……」

ちひろ「どうぞ!」

凛「スポーツドリンク?」

ちひろ「この前ローソンのお仕事あったでしょ?あそこでたくさんもらったの」

凛「なるほど」ゴクゴク

P「……また変な薬入れてないでしょうね?」ボソボソ

ちひろ「あー……まぁ、見てくれればわかります」

P「えっ!?」

凛「どうしたの?急に大声だして」

P「凛、俺を見てくれ」

凛「……な、何?」

P「……なんだ、いつも通りだな」

凛「何か変なもの飲ませたの?」

P「いや、またちひろさんが薬を盛ったんじゃないかと思ったんだが……杞憂だったようだ」

凛「なんだ。それはプロデューサーが警戒しすぎだよ」

P「すみませんちひろさん」

ちひろ「い、いえ……」

ちひろ「(……)」

ちひろ「(……私はね?)」

ちひろ「(……確かに今、『二本』入れたはずなんだけどね?)」

ちひろ「(一本で激甘ベタ惚れになる薬を二本も入れたんだけどね!?)」

P「まぁいい、凛、打ち合わせするぞ」

凛「はーい」

――――――――

P「で、今回お前には、『トライアドプリムズ』でツアーに出てもらおうと思っているが……」

凛「私は予定通り問題ないよ。他の二人は大丈夫なの?」

P「うむ、二人とも予定はばっちりだ。加蓮が心配だが……」

凛「イタリアだっけ?」

P「そうだ。海外の食べ物が合わないとか、気候の変化とかなぁ……」

凛「そういう話は良く聞くけど、加蓮なら大丈夫じゃないかな」

P「……お前がそういうなら、大丈夫なのかもな」

凛「しっかりしなよ。プロデューサーでしょ?」

P「う、うむ……」

凛「……」

P「どうした?」

凛「あ、いや、別に。それよりほかの事は?」

P「あ、ああ……他にもイベントのお誘いが色々着ていてな」

凛「(今のプロデューサーの表情やばい。あやうく妊娠するところだった)」

――――――――

P「という感じだな……日程調整は大丈夫か?」

凛「問題ないよ。むしろもうちょっと仕事増やしてもいいくらい」

P「はは、言ってくれるな。まぁそっちも検討しておくよ」

凛「うん。今日の打ち合わせは以上?」

P「おう。あ、何か用事でもあったか?」

凛「んー……まぁ用事っちゃ用事かな」

P「引き止めてすまなかったな。じゃあ」

凛「ううん。大丈夫。じゃあ。お疲れ様」

P「おう、お疲れ」

タッタッタ

ガチャバタン

P「凛ってそんなに早く帰る用事なんてあったっけ……?まぁいいか」

―――――――

ガチャガチッ ガキッ ピンッ

ガチャ

凛「ただいまー!」

シンッ……

凛「ふふ……」

凛「……」

スーーーーハーーー

凛「(プロデューサーの部屋……プロデューサーの匂いで包まれてる)」

凛「(幸せ……)」

凛「……」

ゴソゴソ

凛「……!!」

凛「……このトランクス、まだ洗ってない!!」

凛「……」ゴクリ

凛「……」 モグモグ

凛「……」 モグモグ

凛「……」 モグモグ

凛「……」 モグモグ

凛「(プロデューサーのパンツおいしい……)」モグモグ

凛「……」

ゴソゴソ

凛「……こ、このティッシュは!!」

凛「……」ゴクリ

凛「そ、その前にオカズを確認しないと……」

カチッ  ブゥーン……

凛「年上なんて使ってたら許さないからね……」

凛「……」 カチカチ

凛「……」 カチカチ

凛「……」 カチカチ

凛「……」 カチカチ

凛「……まぁ、及第点かな」

凛「巨乳ものは……許してあげよう」

凛「よし……ちゃんとJKも使ってるね」

凛「……履歴削除して、指紋拭いてっと」

凛「えーっと……動かす前の写真と比較して」

凛「大丈夫。完璧」

凛「おじゃましましたー」

ガチャ  バタン

――――――

ちひろ「で、凛ちゃんどうでしたか」

P「どうって……やっぱり何か!?」

ちひろ「い、いやぁそんなわけないじゃないですかほら!?えっと!?なんかこう疲れてないかなとか!?」

P「まぁそうでしょうね……凛もいつも通りでしたし。すみません疑って。
大丈夫そうでしたよ。本当に普通で、体調も血行も良さそうでした」

ちひろ「そうですか……」

P「今回はこっちの間違いですけど……普段から怪しまれるような事をするのはやめてくださいね?」

ちひろ「あ、アハハ……」

ちひろ「(いやぁ今回も完全に盛ってるんですけどねぇ……)」

ちひろ「(あは……)」

P「まぁ、特に今回が不発でよかったですよ……。本当。
超強力惚れ薬なんて、実際に発動してたらシャレになりませんからね……最悪辞職ですよ」

ちひろ「(おーい辞職の危機がせまってますよー)」

ガチャ

幸子「おはようございます!ボクですよ!」

P「おはよう輿水」

幸子「……下の名前で呼んでもいいんですよ」

P「嘘だおはよう幸子」

幸子「ふふん!おはようございますプロデューサーさん!」

ちひろ「幸子ちゃん、紅茶でもどう?」

幸子「紅茶ですか?いただきます」

P「いつのまに」

ちひろ「いやぁなんか手持無沙汰で……」

P「まぁ別にかまわないんですが……」

輿水幸子

幸子「……」ゴクゴク

幸子「あ、おいしいですねこれ」

P「そうなのか?」

幸子「ふふん!ボクの飲みかけが欲しいですか?あげませんよ!」

P「いやいいよ」

幸子「……そうですか、まぁボクはカワイイので気にしませんが」

P「そんなことより打ち合わせするぞ、打ち合わせ」

幸子「ああ、CDでしたっけ」

P「そうそう。今回も5人同時デビューだからな……」

幸子「うちの事務所本当お金ありますねぇ……」


スタスタ


ちひろ「……」

P「今回のCDデビューで本格的に個人としての仕事が増えていくことになるが……」

幸子「ふふん!ボクはカワイイですからね!個人の仕事がいくら増えても大丈夫ですよ!」

P「そうか?よかった……実はさっそくゴールデンから仕事が着ててな」

幸子「えっ!?ちょ、流石にそれは早くないですか?」

P「俺もそう思ったんだが、本人がやる気なら大丈夫かなって」

幸子「ま、まぁボク……カワイイですし」

P「そうだな」

幸子「!?」

P「お前は可愛い、それに、努力家だ。大丈夫だ。自信を持て。
お前なら大丈夫だ」

幸子「……プロデューサーさん」

P「なんだ?感動して泣くのか?」

幸子「……いえ!やっとボクの可愛さに気付いたんだと思っただけです」

P「こいつめ」

幸子「あははっ」

――――――――

ちひろ「……幸子ちゃん、どうでしたか?」

P「今日は本当いちいち聞いてきますね……別にいつも通りですよ?」

ちひろ「そうですか……」

P「本当に何もしてないんですよね?」

ちひろ「うーん……」

P「ちょっと!?」

ちひろ「あ、いえ!?わ、私は何もしてませんよ!?」

P「ならいいんですけど……」

プルルルー

P「お、電話……もしかしたらテレビ局さんか?」

P「もしもし」

ちひろ「(……あ、幸子ちゃんのカバン、置きっぱなしでレッスン行ったのかな?)」

ちひろ「(漁っちゃえ)」

ゴソゴソ

ちひろ「(うわー……鞄の中綺麗……あ、ノート)」

ちひろ「(そういえば幸子ちゃん、ノートの清書が趣味なんでしたっけ)」

ちひろ「(きっとすごく綺麗なんでしょうねぇ……ちょっと見ちゃえ)」

パサッ

3月21日 木曜日 天候晴れ
今日はプロデューサーさんと1時間35分24秒も会話できた。
プロデューサーさんが三回カワイイと言ってくれた。嬉しい。
プロデューサーさんと44回目が合って、一回頭を撫でてくれた。


ちひろ「……ん?」


4月12日 火曜日 天候曇り
今日は打ち合わせが早々に終わって、プロデューサーさんとごはんに行くことができた。
記念日にしよう。
結果として今日はプロデューサーさんと4時間32分22秒会話し、5時間44分10秒同じ空間にいた。
そのうち133回目が合い、12回カワイイと言ってもらった


ちひろ「……えっ?えっ?」


P「はい、そうですそうです!ありがとうございます!」

ちひろ「……」

スッ

パタム

ちひろ「(見なかったことにしよう……)」

ゴソゴソ

ちひろ「(戻しておこう……)」

ちひろ「……」

ちひろ「……(えーっと)」


P「はい!はい!わかりました!言っておきます!ありがとうございます!」

ガチャ

幸子「ふー!いい汗をかきました」

P「おう幸子お疲れ!仕事の詳細が決まったぞ!」

幸子「え、なんですか?」

P「アマゾンでワニと戯れるだけのほのぼの動物ものだ!」

幸子「!?」

―――――――

ちひろ「(なにこの事務所……)」

ちひろ「(なにこの事務所……マジこわい……私が言うのもなんですけど)」

ガチャ

ありす「おはようございます」

P「お、ありすおはよう」

ちひろ「(うわああああああああ一番ガチっぽいの来たぁあぁぁぁあ!)」



橘ありす

ちひろ「(一応飲ませておこう)」

ちひろ「ありすちゃん?今飲料会社からアンケート貰っててね。
このドリンクを飲んで感想くれないかしら?」

ありす「構いませんが」ゴクゴク

P「え?そんなの貰ってましたっけ?」

ありす「プロデューサーが貰ってきたんじゃないんですか?」

P「いや、俺は初耳ですが……」

ちひろ「すみません。私が事務所で一人の時に連絡が来て。言うの忘れてましたね」

P「いや、まぁ構いませんよ。これは俺も飲んだ方がいいんですか?」

ちひろ「いえいえ。これ女性用なんで。貴方が女性だったら飲んでください」

P「あ、はい……そうですか」

ちひろ「(いちおう発動条件は満たしたし……最初にプロデューサーさんを見たけど……)」

ありす「今日は打ち合わせですか?」

P「そうだな。前回のフェスが評判良くてな。色々仕事が来てるんだ。どれ受けるか決めていくぞ」

ありす「選り好みするほど仕事が来てるんですか?」

P「ああ、贅沢な悩みだな」

――――――――

P「教育番組……キャンペーンガール。あとグラビアまで来てるな。
流石ありすというか」

ありす「……私がこういうのも変かもしれませんが、私のグラビアに需要があるんですか?」

P「そりゃあるだろ。ありす可愛いし」

ありす「……プロデューサーも見たいんですか?」

P「個人的な感情で言えばそりゃ見たいが……もちろん俺は公私混同なんてしないからな。
お前の意思と、親御さんと相談だな」

ありす「受けます」

P「やけに決断が速いな」

ありす「アイドルとしてやっていくからには、多少の露出くらい慣れておかなければなりません。
与えられた仕事は確実にこなします」

P「流石だな」

ありす「いえ。私はまだまだ新人です。仕事は貪欲にこなしていかないと」

P「前よりもすごくまじめになったな……でもたまには子供らしく、わがまま言ってもいいんだぞ?」

ナデ

ありす「……!」

P「おっとすまん、子ども扱いされるのは嫌いだったか」

ありす「いえ。私が子供なのは事実ですから……」

ガタッ

P「お、どうした?」

ありす「少し席を外しても構いませんか?」

P「お、おう……」

ありす「すみません。10分ほどで戻ります」

スタスタ  ガチャ バタン

P「まずいな……怒らせちゃったか?最近素直になったと思ったんだけどな」

――― 防音スタジオ

ガチャ

バタン

ガチッ

ありす「……鍵はしまってる」

ありす「……よし」

スゥッ

ありす「んにゃあああああああああああぷろでゅーさーしゃんかっこいいよおおおおおお!!」

ビクンビクンッ!!

ありす「あ、あんにゃ大きな手で撫でられたら……もおぉぁぁっ!!ふしゅっ!んひゃあああ!!」

ありす「あーーーーー!!!Pさんあにゃーーーーーーー!!」

ゴロゴロー!!!

ありす「Pさんだいしゅきぃいいいいいいいい!!だいしゅきぃぃいぃ!!!結婚ちたぃぃぃぃ!!!」

ありす「あっ、あっ……」ビクン ビクン

ありす「……ふぅ」

――――――

ガチャ

ありす「すみません、お待たせしました」

P「ああいや、気にするな。それで他の仕事だが、基本定期ライブとは被らないようにしているせいで……
どうしても連チャンの仕事が出てきてな……」

ありす「大丈夫です。多少なら連続でも問題ありません」

P「そうは言ってもお前は小学生だし、いざ何かあったら責任もてないぞ?」

ありす「小学生と言っても私はすでにアイドルなんです。
多少の無理は承知の上です。あと、貴方の担当アイドルなんですから、何かあったら貴方が責任をとってください」

P「むっ……言うようになったな。わかった。じゃあ無理のない程度に連続で組むぞ?」

ありす「もちろん。私はプロデューサーを信頼しているので好きに組んでください」

P「それはありがたいが……」

ありす「(いざとなったら責任を取ってもらいますよ。あなた?)」

―――――――

ちひろ「……」

ちひろ「……」

ちひろ「……」

ちひろ「使われてないはずのスタジオに人影がと思ったら」

ちひろ「……」

ちひろ「マジですかい……」

ガチャ

P「ふー、こりゃ忙しくなるなー」

ちひろ「あっ」

ありす「お疲れ様です」

ちひろ「!?」

P「?」

ちひろ「あ、お、お疲れ様です……」

P「ちひろさんどうかしたんですか……」

ちひろ「(……)」

ちひろ「(これ惚れ薬意味あるのかなぁ……)」

P「?」

ありす「どうかしたんですか?」

ちひろ「いーえ……」

ガチャ

智絵里「おはようございます……」

ちひろ「あ、智絵里ちゃんおはよう」

P「む、智絵里大丈夫か?あまり体調がすぐれないみたいだぞ」

智絵里「なんか、コホッ。風邪気味みたいで……」

P「そうか、じゃあもう今日は帰って……打ち合わせは明日」

智絵里「いえ、打ち合わせくらいなら、今日、やります……」

P「む、そうか……まぁ、無理しないようにな」

ちひろ「智絵里ちゃん、お薬どうぞ」

智絵里「ありがとうございます……」

緒方智絵里

P「さ、いくぞ智絵里……大丈夫か?」

智絵里「あの……割と辛そうに見えますが、別に熱もないので……」

P「馬鹿野郎!そういうことを言ってるとまたひどいことになるんだぞ!?」

ちひろ「プロデューサーさん、少し過保護なような……」

智絵里「確かに……」

P「そんなことないですよ!?」

ちひろ「(とりあえず盛ったけど……)」

ちひろ「(体調如何にかかわらず……関係ないのね)」

ちひろ「(ていうかそろそろプロデューサーLOVEじゃない子がきてくれないと……本当に効いてるのかわかんないじゃないですか)」


―――――――


P「今回の仕事は総選挙に向けてのファンサービスイベントだな……しかし、その体調で大丈夫なのか」

智絵里「あの……これは2、3日寝てればすぐ治ると」

P「そそそ、そんなことをして智絵里が入院したらどうするんだ!?」

智絵里「流石に大丈夫ですよ……?」

P「そうか……本当に大丈夫か?」

智絵里「はい……心配してくれてるんですか?」

P「当たり前だろ!?辛そうな智絵里を見てるとこっちも辛い!」

智絵里「そうですか……ふふ」

P「マジで大丈夫か!?急に笑うなんて!」

智絵里「あ、えーと……はい」

――――――

智絵里「おつかれさまでーす……」フラ

P「お疲れ!!家帰ったらゆっくり寝ろよ!ちゃんと精のつくもの食べろよ!?」

智絵里「ありがとうございます……」ニコ

ガチャバタン

ちひろ「……もうそこまで言うんだったらプロデューサーさんが看病に行ったらいいんじゃないですかね」

P「できるわけないじゃないですか。プロデューサーとはいえアイドルの個人宅とか、写真にとられたら一発アウトですよ」

ちひろ「はぁ……そうですか」

P「あ、しまった」

ちひろ「どうしたんですか?」

P「智絵里に集中しすぎて今日中の書類忘れてました。ちょっとメールしてきます」

ちひろ「はいはい。早くしてくださいね」

ちひろ「本当にアイドルの事になると頭からっぽになりますねぇ……」

ちひろ「この分だと使った会議室の施錠もしてませんね。あとでやっておいてあげましょうか……」

―――――――

ちひろ「まったくもー。やっぱり施錠もしてな……ん?」

ちひろ「このケータイ……」

スッ

ちひろ「四葉のクローバーのストラップ。ということはこれ……智絵里ちゃんのですねぇ」

――――――

ちひろ「プロデューサーさん、智絵里ちゃん、携帯忘れていっちゃったみたいです」

P「ええ!?それは今すぐ届けないと!」

ちひろ「はい、そうですね」

P「お願いしますね」

ちひろ「え!?私なんですか!?」

P「さっきも言ったじゃないですか……男がアイドルの個人宅になんていけませんよ」

ちひろ「はぁ……仕方ないですねぇ……」

――――――――

ピンポーン

ちひろ「……」

ちひろ「返事がない」

ちひろ「やっぱり寝てるんでしょうねぇ……諦めて明日返すしかないんですかねー」

ガチャ

ちひろ「あれ?開いてる……」

ちひろ「……智絵里ちゃーん!千川ですー!入りますよー?」

ちひろ「……まぁいいか、寝てたら枕元にそっと置いて帰りましょう」

ガチャ

バタム

ちひろ「流石智絵里ちゃん、綺麗に整頓してますね……あ、ここかな?」

コンコン

ガチャ

ちひろ「はいりますよ……」

ちひろ「ちえりちゃ……ヒッ!?」

智絵里「……」

智絵里「……ちひろさん、ですか?」

ちひろ「ち、ち、智絵里ちゃん!?」

智絵里「ちひろさん」

ちひろ「違っ……わ、私、な、何も見てないから!!」

智絵里「……携帯、届けにきてくれたんですか?」

ちひろ「そ、そう……!そうなの!だ、だから!」

智絵里「ありがとうございます」ニコ

ちひろ「じゃ、じゃあね!ま、また事務所で――ッ」

ガシッ

ちひろ「ヒッ!!」

智絵里「……あの」

ちひろ「は、はひ……?」

智絵里「ここで見たことは……誰にも言いませんよね?」

ちひろ「は、はい!!はい!!」

智絵里「良かった……じゃあ、携帯、ありがとうございます」

ちひろ「じゃあ、じゃあね!お、お邪魔しました!!」

ダッ

ガチャ

バタンッ!

―――――

ちひろ「……!!……!」ガタガタ

ちひろ「(プロデューサーさんの写真が……プリクラサイズの写真が……部屋一面にびっちり!!)」

―――――――

智絵里「……コホッ」

智絵里「……えへへ」

智絵里「Pさんは今日もずっと私を見てくれた……心配してくれた……」

智絵里「えへへ……」

智絵里「……Pさんは私を見捨てない」

智絵里「ずっと見ていてくれる」

智絵里「ずっと、ずっと……」

智絵里「Pさんは私を見捨てない……」

智絵里「Pさんは私を見捨てない、Pさんは私を見捨てない、Pさんは私を見捨てない」

智絵里「見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない
見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない見捨てない……」

智絵里「えへへ……幸せ」

P「いやぁ今日みたいな平和な日もたまにはいいですよね」

ちひろ「……」

P「ちひろさん?」

ちひろ「罰だわ……」

P「ちひろさん……?」

ちひろ「普段プロデューサーさんやアイドルに変なことばっかりするから……罰が当たったんですね……」

P「ちょ、大丈夫ですか!?」

ちひろ「あ、はい……今は」

P「今は!?」

ちひろ「も、もう今日はこれ以上アイドルは来ませんよね……?」

P「今日の予定ですか?えーっと……ちょっとスケジュール帳確認しますね?」

ちひろ「(これ以上はヤバい……これ以上はヤバい……)」

P「えーっと、今日は」

こまった、ネタ切れだ。どうしようか?安価でもしようか

どうしても思いつかないので安価>>90で、すまんな

美優さん

P「この後、美優さんと打ち合わせがありますね」

ちひろ「(美優さん……?よかった。まゆちゃんとかだったらどうしようかと)」

ちひろ「そうですか。いつぐらいに来るんですかね?」

P「打ち合わせが20分後なので、10分か15分くらいしたら来るんじゃないですかね?」

ガチャ

美優「おはようございます」

ちひろ「早い!?」

P「おはようございます。早かったですね」

美優「あ、はい……家にいても特にすることもなかったですし」

P「そうですか。じゃあ時間は少し早いですけど、打ち合わせしますか」

ちひろ「あ、美優さんコーヒー飲みます?」

美優「いただきます。ありがとうございます……」コク

三船美優

ちひろ「(まぁ一応盛ってみましたけど……)」

P「じゃあ行きますか。今回の打ち合わせは今後の方針についてです。ちょうど新人も入ってきたので、
ここらで整理しておこうと思いまして……」

美優「なるほど……」

ちひろ「(本当、微塵も変わりないんですねぇ……)」

―――――――

P「正直な話、美優さんの売り出し方についてはこちらも悩む部分が多くて」

美優「そうなんですか?」

P「はい。本当は清純、静か、落ち着きのある大人の女性という形で売り出すつもりだったんですが」

美優「はぁ……」

P「アニマルパークや、水遊びの写真のチラシが凄い反響を生みまして」

美優「え、えっと……」

P「次は体操服を着てみるかという案も出ていて……」

美優「ええ!?それはちょっと、無茶振りにもほどがあるような……」

P「ですよねぇ……いやでも、もし成功すれば、今後の売り上げが倍増するのはまちがいないんですよ……
顧客層が多めにとれますから」

美優「うーん……恥ずかしいですけど、Pさんがやってほしいと言うのであれば」

P「本当ですか」

美優「ま、任せてください……」ニコッ

P「(天使や)」

美優「ということは、今後お仕事は増えるんですか?」

P「そうですね。前回よりも多方面のお仕事になりますので」

美優「そうですか……」

P「あ、何か問題でも……」

美優「いえ、最近親が心配しているんです。あまり実家に帰ってこないと」

P「む、それは確かに問題ですね……広告などは持っていきましたか?」

美優「いえ、私あまりそういうの持ってなくて……」

P「え?撮影の時にサンプル渡したと思うんですけど」

美優「えーと、捨てちゃって」

P「!?」

美優「ということなので、Pさん、今度うちの実家に来てくれませんか?」

P「えっ?」

美優「正直、私じゃお仕事の事ちゃんと話せる自信がないんですよ。
でもPさんならどういうお仕事をしてるからどうで、といった風で、理論的じゃないですか」

P「あ、はぁ……」

美優「来週の日曜日とか大丈夫ですか?あ、交通費は私が出しますので」

P「え、えっと……はぁ……」

美優「決まりですね。では来週……」

P「えーと、来週の予定次第によっては……」

美優「大丈夫です、来週が無理なら再来週で構いません」

P「お、おう……?」

美優「来てくれますよね?」

P「……そうですね。親族の方々への説明もプロデューサーの務めですね」

美優「(……よし)」

P「それで、今後の方針は両方のパターンを同時にやっていくことになると思いますが、大丈夫ですか?
結構違うキャラクターになるとは思いますが」

美優「(これで両親への紹介も済む……あとは既成事実を作って)」

美優「あ、はい?」

P「ボーっとしてました?」

美優「は、はひ……すみません」

P「あはは、構いませんよ。今後の方針が両方ということなので、仕事の幅が広がるということを確認していただけです」

美優「そうですか……ところでPさんのご両親ってどんな方なんですか?」

P「え?結構普通ですよ。どこにでもいるような一般的な……」

美優「今度お会いしたいんですけど……」

P「え?」

美優「あ、いや、その……なんとなく、気になって」

P「そんな、会って面白いような人じゃないですよ?二人とも真面目ですし」

美優「いやそんなことないですよ!」

P「!?」

美優「あ、いえ……その……色んな人を知っておいた方が、自分の役に広がりがでるかなと!」

P「あ、ああ……そうかもしれませんね。まぁでもうちの両親は」

美優「いえきっと素晴らしい人です!是非会いたいんです!」

P「え、ええ……?」

美優「(とりあえずお義母様に認めてもらわないと……)」

P「えーと……あの、また今度で構いませんか?」

美優「具体的にいつごろでしょうか……」

P「えっ」

美優「五月ですか?六月ですか?
式の日程もあるのでなるべく早めだとありがたいんですが……」

P「式?」

美優「あーえーっとうちでお葬式があるので、その日とかぶらないようにと」

P「あぁ……お悔み申し上げます。まぁ、ちょ、ちょっと待ってください。
うちの親も何分忙しいそうで」

美優「あ、じゃあお義母様だけで構いませんよ?」

P「え?」

美優「はい?」

P「まぁ、その話はまた今度しましょうか……」

美優「あ、はい……また明日……」

―――――――――

ちひろ「美優さんはどうでしたか?」

P「まぁいつも通りでしたけど……何か今日はやけに私の親に会いたがってましたね。
そんなに親の顔が見たくなるものなんでしょうか」

ちひろ「あー(察し)」

P「別に普通の親なんですけどねぇ……」

ちひろ「この後はだれか来るんですか?」

P「この後ですか?えーっと、>>115ですね」

DMJ

ゴンッ

……

ガチャ

歌鈴「ふ、ふえぇ……おはようございます」

P「おはよう歌鈴……どうしたそのたんこぶ」

歌鈴「さっき足を滑らせてドアにぶつかりました……」

ちひろ「本当ドジッ娘ねぇ……はい、お茶でも飲んで落ち着いて?」

歌鈴「あ、ありがとうございます……」ゴクゴク

P「まぁ今日は軽い打ち合わせだけだから。
その傷はアレだ……氷嚢で冷やしとけ。ほら。」

歌鈴「ふええ……ありがとうございます」

道明寺歌鈴

ちひろ「(今回もちゃんと盛りました)」

ちひろ「……」

歌鈴「いたひぃ……」

P「まったく……アイドルの顔は売り物なんだからな?気をつけろよ?」

歌鈴「き、気を付けましゅ!(噛んだ……)」

ちひろ「(かわらねぇ……なんだよこの事務所)」

P「とりあえずお前は売る方針も決まってるし、単純に今回の打ち合わせはお仕事の整理だな。
色々来すぎて仕分けが大変なんだ」

歌鈴「そんなに着てるんですか?」

P「ああ、前々からどんどん知名度があがってるみたいでな。小さい仕事が多いが、結構数着てるな。
ただ、地方の仕事が結構多いのがなぁ……」

歌鈴「え、地方の仕事って何か問題なんですか?」

P「とにかく時間とられるんだよ。三日か四日。東京での仕事はパっと行ってすぐもどってこれるんだがなー。
地方の仕事は入りも含めると一週間も行かなきゃならなかったり」

歌鈴「Pしゃんは、(噛んだ……)P、Pさんは一緒に着てくれるんですか?」

P「いや、俺はたくさんのアイドルをプロデュースしているという都合上、つきっきりはムリだな。
入りくらいならついていけるが、3日以上はキツい」

歌鈴「そうですか。じゃあ私東京のお仕事がいいです」

P「まぁ東京のほうが間違いはないよな……(ん?あれ?今なんか違和感を)」

歌鈴「あの、なるべくPさんと一緒になれるお仕事はどれですか?」

P「え?俺と一緒になれる仕事?」

歌鈴「……」

P「歌鈴?どうした?」

歌鈴「くっ……」

P「く?」

歌鈴「口に出てました!?」

P「何がだ!?」

歌鈴「ふ、ふぇえっ……わ、私のドジィ……!」

P「おいどうした?大丈夫か?」

歌鈴「だ、大丈夫でふ!(また噛んだ……!)」

P「まぁそれならいいが……東京での仕事も結構神社がらみが多いな。
ナレーションとかもあるが」

歌鈴「(それはPさんと一緒になれるのかな?)」

歌鈴「今度は口に出してませんよ!」

P「何がだ」

歌鈴「えーととにかく」

P「とにかく?」

歌鈴「(しまった……Pさんとずっと一緒のお仕事ってなんて言えばいいんだろう!?
素直に言うのが恥ずかしい!)」

P「……おい?歌鈴?」

歌鈴「う、うぅ~……」

P「!?」

歌鈴「あの、伝えたいことが、うまく伝わらなくて……」

P「ああそういうことか、ゆっくりでいいぞ?ムリしなくていいから。
仕事がきつかったらしばらく休んでもいいぞ」

歌鈴「それはPさんとずっと一緒ですか?」

P「ん?」

歌鈴「はうっ!?」

P「さっきからどうしたんだ歌鈴……やけに奇声を上げるが」

歌鈴「な、なんでもないんです……なんでも」

P「まぁ、俺がつきっきりの仕事といえば、テレビ局の仕事で一つ……」

歌鈴「それがいいです」

P「え?」

歌鈴「それがいいです。お願いします」

P「その仕事の内容は」

歌鈴「わかりました。ではそれで」

P「(か、噛まない……!?」

歌鈴「他に、Pさんと長くいられるお仕事は……」

P「えっとな……まぁ、一応このリストが俺はいなきゃならない時間と仕事だ」

歌鈴「なるほど。じゃあこのPさんがいるお仕事だけ受けていいですか?」

P「えっ」

歌鈴「これがやりたいです。これがいいです。お願いします」

P「お、おう……」

歌鈴「やったぁ!」

P「(なーんか違うような……?)」

――――――――

P「なんか歌鈴はいつもより少しだけ真剣だったというか」

ちひろ「ほうほう」

P「もしかして何か……?」

ちひろ「いえそんなことは……ってあれ?」

P「どうか?」

ちひろ「私の特製ドリンクが……」

P「また作ってたんですか」

ちひろ「いえ、急にどっかに……」

P「倉庫じゃないですか?どうせ?」

ちひろ「ああ、そうかもしれませんね」

ちひろ「ちょっと倉庫みてきてくれませんか?」

P「俺がですか」

ちひろ「なんとなーく、不吉な予感がして……」

P「まったく。なんですかそれ……わかりましたよ」

――――――

ガチャ

P「おーい、誰かいるのか?」

まゆ「……プロデューサーさぁん」

P「ま、まゆ!?」

まゆ「いやぁ……このドリンク、美味しいですよね」

P「おま、それ全部飲んだのか!?」

まゆ「まゆはぁ」

P「お?」

まゆ「いらないものって、どんどん処理していくべきだと思うんですよね」

ゴクゴク

カラン

P「ま、まゆ?大丈夫か?」

まゆ「えーと……何がですか?」

P「ほっ……よかったぁ……この薬が効いていたらどうしようかと」

ちひろ「(……)」ダラダラ

まゆ「ちひろさぁん?」

ちひろ「は、はい!?」

まゆ「こんなものを作って……もしプロデューサーさんの心が他の女に靡いたらどうするつもりだったんですか?」

ちひろ「か、返す言葉もございません…・」

まゆ「……ちひろさん」

ちひろ「(すみません!プロデューサーさん!!)」

バタンッ


ガチャ


ちひろ「……」

ちひろ「お幸せに」



その後、ちひろは怪しい薬を使ってこなくなったが、
Pは……



P「おはようまゆ!今日も愛しいぜ」
まゆ「おはようございます」


ちひろ「(……あの日)」

ちひろ「(私がついまゆちゃんが怖くて)」

ちひろ「(まゆちゃんとプロデューサーさんを一緒に閉じ込めた結果……」

P「あーまゆ可愛い。まゆ可愛いー!まままままー!!」

まゆ「うふふぅ」

ちひろ「なんか変な生き物になってる……」

まゆ「うふ」

ちひろ「これは一体どういう」

まゆ「ちひろさぁん?」

ちひろ「はい?」

まゆ「世の中には、知るべき事、知っていい事の他」

ちひろ「……」

まゆ「『知るべきではない』ことの三つがあるんですよぉ」

P「?」

まゆ「……ね?ちひろさん。わかってれますよね?」

ちひろ「え、えーっと……」

まゆ「……もしかしてわかってくれないんですかぁ?」

ちひろ「いやー!わかる!すっごいわかるよ!よくわかるなぁー!!!」

まゆ「それならいいんです。私とPさんの中、進展しましたしねぇ……」

ちひろ「あ、あははー……」

まゆ「感謝、してるんですよぉ……?」

ちひろ「……ん?」

ちひろ「(この匂い)」

クンッ

ちひろ「まさか」

まゆ「……うふ♪」

ちひろ「(間違いない。まゆちゃんの汗、惚れ薬が混入している。
何故か惚れ薬のような効果を発揮している……!)」

ちひろ「(これでプロデューサーさんを……」

P「まゆ~」


……その後、Pとままゆは、二人で、延々と、
幸せに暮らし続けましたとさ。めでたしめでたし


ちひろ「あ、あはは……」




                              終。

終わりー。どうしてもこういうのはネタ切れが早いんだよな。
またどっかで

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