清麿「高峯……のあ?」 (114)

注意点

ガッシュの呪文はザグルゼムまで
モバマスは毟られすぎて結構前にやめた
オリキャラとオリ呪文がでてくる。仕方がなかった

それでは、みなさんごいっしょに!キャッツマーイハーーー!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392288100

あ、もう一つ忘れてた。書き溜めなしよ

TV「ちーちちっちっおっぱーーい、ボインボイーーーン」

TV「以上!パルコ・フォルゴレさんのチチをもげ!でしたー!」

清麿(最近の番組は面白いなぁ)モグモグ

ガッシュ「やはりフォルゴレは面白いのお!清麿ぉ!」

ウマゴン「メルメルメー」モシャモシャ

清麿「そうだなー」モシャモシャ

TV「つづいては、にゃん・にゃん・にゃんの新曲ー!」

清麿(にゃんにゃんにゃん?始めて聞く名前だな……一体どんな)

みく「にゃん!」

アーニャ「ダ、ニャん」

清麿(お、可愛い子が二人……)

のあ「……にゃん」

清麿「」ブッフウゥゥゥゥゥゥゥゥ

ガッシュ「ヌオ!?どうしたのだ清麿ー!」

清麿「な、な、ななななな」

清麿「なんで姉さんが映ってんだよーーーーーーーーーー!!!」

前川みく(15)
http://i.imgur.com/icv3hpX.jpg
http://i.imgur.com/ZyFH8fi.jpg

アナスタシア(15)
http://i.imgur.com/vpGTD3q.jpg
http://i.imgur.com/WlW5zCc.jpg

高峯のあ(24)
http://i.imgur.com/PcC7bUS.jpg
http://i.imgur.com/nYsb4jd.jpg

清麿(高峰、ね……)カタカタ

清麿(調べてみたら、結構前から人気だけど、あのグループを結成してから皿に勢いづいたらしい、それこそ今まで俺が知らなかったのが不思議なくらいに、な)

清麿「ったく、音沙汰なくなったと思ったら、苗字を微妙に変えてまで、なーにやってんだあの人は……」

ガッシュ「清麿、あの、のあという者は、清麿の姉上なのか?」

清麿「あぁ、そうだ。年の離れた、な……大学出てから、たまに近況報告の手紙を送る以外、音沙汰なくなってな……」

ガッシュ「そうか、清麿の姉上……あってみたいのう!」

清麿「あぁ、こっちとしても心配だからな、会いにいくさ、久しぶりの再開に、な」



ガタンゴトン……

清麿(CGプロダクション……いまや業界最大手のアイドル事務所に所属してるらしい。電車を使えば、簡単に行き来できる距離だ)

清麿(俺は、連休を使ってそこを尋ねることにした)

ガッシュ「うぬぅ、楽しみだのぅ、恵以外のあいどるにもあえるとは!」

清麿「まぁ、そうかもな」

>>7おっすおっす☆ありがと☆

清麿「えーと、調べたところ、この辺りに事務所があるらしいけど……」キョロキョロ

ガッシュ「ヌオオオオ!!清麿ーーー!」

清麿「ガッシュどうした!? ……って」

ガッシュ「ヌオオオオオオー!?」

人混み「ウオーーー!!」

清麿「うおおお!?ガッシュが猛烈な人ごみに飲まれた!!」

清麿「いったいなんだってこんな人ごみが……」

??「くっ……とぉ」スッ

清麿(ん?)

??「ふう、抜け出せた、いまのうちに……」タタッ

清麿「今のは……」

ガッシュ「きよまろーーーーー!?」

清麿「ああもう今助けるから待ってろ!!」

清麿「ふぅ、やっと引っ張り出せた」ゼェゼェ

ガッシュ「ぬおおおお、踏みにじられたのだぁぁぁぁ」

清麿「どうやら今の人ごみは、アイドルに群がってたらしいな」

ガッシュ「アイドルに?」

清麿「あぁ、変装してたみたいだけど、何かの拍子にばれちまったんだろ。それでむらがられたけど何とか脱出、そのままどっかいっちまったらしい」

ガッシュ「ウヌ……しかし、なぜそんなことを知っているのだ?」

清麿「それを見たのさ。さ、いくぞ、この辺りに事務所があるなら、その変装したアイドルを追うのが手っ取り早い、なんたってこの辺りはごちゃごちゃしてるからな」



??「ふぅ、裏路地までくればまけたよね?あぶなかったぁー」

??「あー、汗かいた。よいしょ」パサ

美嘉「やっぱり変装ってめんどくさいなぁー、帽子なんてあつくるしいよ」パタパタ

城ヶ崎美嘉(17)
http://i.imgur.com/UIvVdwm.jpg
http://i.imgur.com/Re1NCjX.jpg

美嘉「さてと、遅れないうちに事務所にいかないと……」

コツ

美嘉「?」

美嘉「今なんか、足音が……」

美嘉(まさか、まだ追っかけが?めんどくさー……)

美嘉「さっさとまかないと……走って事務所いけば何とか」

??「ゲスル!!」

美嘉「わっ!?」

ベチャア

美嘉「な、なに!?足に粘っこいのが!!くっ外れない!!」グイグイ

??「クククク……」

美嘉「い、いや……なに、あんた……」

??「おい、」

魔物「」ズン

美嘉「な、ば、ばけもの……」

??「さっさと終わらせるぞ、ギガノゲス……」



清麿「ザケルガァ!!!」

ガッシュ「!!」カッ

??「のわっ!!」

バチバチィ!!!!

??「チッ……」タタッ

清麿「大丈夫か!?」

美嘉「あ、え……」

ガッシュ「清麿、逃げたぞ!」

清麿「ほっとけ、こっちの安全が最優先だ」

美嘉「あ、あんたは……誰?」

清麿「高嶺清麿、ファンの一人だよ、多分」

美嘉「本当にありがとう、助かった……私、城ヶ崎美嘉、CGプロのアイドル……って、ファンなら知ってる?」

清麿「え、あ?いや、その……ももももちろんさ!」

ガッシュ「誰なのだ」

清麿「バカ!しー!」

美嘉「知らないんだ……ところで、今のなんなの?変な化け物が襲ってきたし、その子は雷出したし……」

清麿「あぁ、それは……こいつは、魔物でな」

美嘉「へ?」



美嘉「魔物の王を決める戦い……信じられないけど、その子のツノを見せられちゃ、信じないわけにはいかないか」

清麿「魔物は見境なく力を振るうやつもいる。美嘉さんも、それに狙われちまったんだろ」

美嘉「そっか、この辺りで最近噂になってたの、あいつなんだ……」

清麿「噂?」

美嘉「可愛い子を襲う化け物がいるって、友達から聞いたんだ、結構広まってるって」

清麿「そうか、そんなに騒ぎを……」

ガッシュ「とんでもないやつなのだ!」

美嘉「ところで、清麿はどうしてここに?モチノキ町って、名前も知らないってことは他県だよね?」

清麿「あぁ、じつは美嘉さんの事務所に用事があるんだ」

美嘉「え?まさかアイドル志望?いや、確かにルックスはいいけどうちは女の子しか」

ガッシュ「違うのだ!清麿は姉上に会いにきたのだぞ!」

美嘉「姉?姉……ん?たかみね?」

清麿「おう、高嶺清麿だ」

美嘉「……」

美嘉「ええーーーーー!?のあさんの兄弟ーーーーー!?!?」



美嘉「おはようございまーす!」

みく「お、おはよーだにゃ美嘉ちゃーん」

アーニャ「ドーブロェ・ウートラ。おはようございます」

のあ「おはよう」

美嘉「んふふふー、今日はビッグニュースわもってきたよーーー!!」

みく「ええ?なんだにゃなんだにゃ?」

美嘉「ほら、入っておいでー」

清麿「は、は、はい(いいのか、こんな女の花園に入って)」カチコチ

アーニャ「? 男の人?」

ガッシュ「ヌオオオ!ここがあいどるのじむしょなのだな?!すごいのだ!」

みく「と、小さな子だニャア」

のあ「!!!」

のあ「あなた、清麿?」

清麿「おう、久しぶりだな、姉貴……」

みく「え?え?え?あね?姉貴?清麿?」

アーニャ(清麿……おそらくあの男の人の名前、ということは……)

アーニャ「ダー、つまり、二人は実の肉親なんですね?」

みく「え、ええええぇぇぇ!!?初耳だにゃ!」

のあ「清麿、あなたなぜこんなところまで」

清麿「音沙汰ほとんどない姉貴がいきなりテレビで歌って踊ってりゃ、そりゃあ驚くさ」

のあ「あなた、雰囲気変わったのね、前はもう少し引きこもりっぽかったのに」

清麿「うるせえ!」

ガッシュ「ヌオオオオオ!!お主が清麿の姉上なのだな!?」

のあ「あなたは……」

ガッシュ「ウヌ!私はガッシュベル!清麿のともだちだ!」

のあ「……そう」

清麿「さてと、姉貴、お袋にも言われてるからな、たっぷりと経緯を教えてもらうぜ」

のあ「……わかったわ」

清麿「ふーん、そのPって人にスカウトされて、アイドルを始めた、ね」

のあ「ええ、あの人に会わなかったら、きっと私は今頃もっとつまらない人生を送っていたわ」

みく「この事務所のアイドルはほとんど、そのPちゃんのスカウトした子なんだにゃ」

アーニャ「ダー、そして、全員アイドルとして大成をなしています」

美嘉「私がカリスマギャルやってられるのもプロデューサーのおかげかな」

ガッシュ「すごい人なのだな!Pとやらは!!」

清麿「ま、何にしても姉貴が元気そうで良かった……最後に手が見送ってきたのいつだよ」

のあ「7ヶ月前かしら」

清麿「ったく、お袋も親父も心配してたぞ?もっと連絡いれてやるなりしろよな」

のあ「ごめんなさい」シュン

みく(あんなにしゅんとしたのあにゃんはじめてみたにゃ)

清麿「さてと、姉貴から聞きたい話も聞けたし、帰るかな。アイドル事務所に野郎が長居するわけにもいかないし」

みく「え?もう帰るのかにゃ?」

アーニャ「おもてなししますのでもう少しゆっくりして行っては?」

美嘉「そーそー、さっきの不審者の話もして欲しいし」

のあ「不審者?」ピク

美嘉「うん、危ないところを清麿とガッシュくんが助けてくれたんだよー、ね?」グリグリ

清麿「いててっ、そ、そのとーりです」

ガッシュ「ウヌ!」

アーニャ「ならなおさらお礼をしなければ、プロデューサーももうすぐきます、挨拶だけでも」

「おはよーございまーす」

みく「あ、うわさをすれば、にゃ」

清麿「あ、お邪魔してま……」

清麿「」

ガッシュ「ヌ?」

ガッシュ「」

P「ん、お客さんか?」ドンッ

清麿「」

清麿(なんだこいつ……頭がPの形してやがる)

アーニャ「おはようございますプロデューサー、この二人は」

のあ「私の弟と、その友人だそうよ」

P「おー!のあさんが前々から仄めかしてた弟くんか!始めまして、君のお姉さんのプロデュースをさせて貰ってるPだ」ペコリ

清麿(え?疑問を持ってるのは俺だけなのか?おかしいだろどう考えても、頭の形とか頭の形とか頭の形とか)

ガッシュ「」

清麿(ガッシュも言葉を失ってる、きっと相当驚いて……)

ガッシュ「すごいのだ!かっこいいのだ!」

P「おー、嬉しいこといってくれるなー」

清麿(そうきたか)

美嘉「ねぇそれより聞いてよプロデューサー。さっき路地裏でさ」

P「ん?」

P「なんだって!?怪我はないのか!?」

美嘉「清麿が助けてくれたおかげでねー☆」

P「なんとお礼をいったらいいか……!本当にありがとう!」

清麿「い、いやいや、とうぜんのことをしただけで」

P「お礼と言ってはなんだが、家のアイドルのサインを好きなだけあげよう。うちは業界最大手のプロダクション、清麿君も、うちのアイドルの中に好きな子がいるだろう?」

清麿「え、いや、俺が知ってるアイドルって大海恵さんくらいで」

P「え」

清麿「え?」



P「ねえ、うちのアイドルのファンじゃないの?」ズイッ

清麿「いや、ちょ、そういうわけじゃ」

P「ねえ」ズズイッ

清麿「そ、その」

ドドドド P「ね ぇ」ドドドド

清麿「美嘉さんのファンです」

P「そうだろうそうだろう!さぁ美嘉、サインを書いてあげなさい!」

美嘉「ゴリ押し……」

清麿「あの顔で迫られるとこえぇ……」

ガッシュ「すごい気迫だったのだ……」

美嘉「はい、サイン、大事にしてね」

清麿「あぁ、ありがとうございます……」

P「しかし、不審者、か……俺も噂には聞いてたんだけどな、まさかうちのアイドルにまで危害が」

のあ「黙ってはいられないわね」

P「あぁ、そうだな」

みく「まずは警察かにゃ?」

P「いや、警察沙汰はまずいな。アイドルが襲われたとあっちゃ、マスコミがどう騒ぐかわからない。とりあえず、しばらくの間はアイドルが単独で行動するのを避けるように、送り迎えを徹底するしかないな」

アーニャ「被害はこのモバマス町のあたりでしかありません、そこを抜ければ大丈夫かと」

P「うん、効率は悪くなるけど、アイドルはしばらく俺が車で送迎するよ。身の安全には変えられない」

美嘉「物騒だねー、やだなーほんとー」

P「はやくなんとかなればいいんだが……他の子には俺から通達するとして、と。さて、みんな仕事の時間だぞー」

清麿(こんな見た目だけど、すげー真面目な人なんだな……)

ガッシュ(アイドルたちが、大切なのだな……)

美嘉「さて、他のみんなはいっちゃったねー」

清麿「そ、そうですね」

美嘉「私はレッスンまでまだ時間あるしー、プロデューサー戻ってくるまで暇だな」

清麿「なぁ、あのPさんって……」

美嘉「あ、やっぱ気になる?変な人だもんね」

清麿「あぁ」

美嘉「ほんと、自分の子供みたいに私たちのこと大切にしててさ」

清麿「いやそれより頭が」

美嘉「私は、ある日突然街中でPさんに声をかけられたんだ。ティンときたっ!てね」

清麿「いやあの頭」

美嘉「変なナンパなだなーって思いながら、でも騙された気で渡された名刺の場所に行って見たら、ほんとにあったの。アイドル事務所。いまの事務所よりずっと小さかったけどね」

清麿「いや頭」

美嘉「そこにはまだ、社長と、事務員さんと、Pさんと、そして一人のアイドルしかいなかった。それがのあさん」

清麿「あた」

美嘉「そこから少しずつPさんがアイドル増やして、仕事も増えて、二人三脚が三人四脚、三人四脚が五人五脚って……気がついたら、ここまで大きくなってたんだ」

清麿「あ」

美嘉「恩人なんだ、Pさんは。私の人生をここまで楽しくしてくれた。それだけに、最初からずっとそばにいたのあさんに、ちょーっとやきもちやいちゃうけどね」

清麿「……」



美嘉「あれ?ところでガッシュ君は?」

清麿「え?」



清麿「あれ!?ガッシュ!?ガッシューーーー!?」

清麿「ったく、ガッシュのやつどこ行ったんだか」

美嘉「あのくらいの子は遊びざかりなんだよー☆妹いるから良くわかるよ」

清麿「盛りにもほどがあるっての……」

美嘉「じゃあ、こっちを探してみようか」

清麿「ああ、ありがとう。迷惑かけてごめん、美嘉さん」

美嘉「言ったでしょ?妹いるって。心配する気持ちわかるの」


『そのころのガッシュ』

ガッシュ「ヌオオオオオオーー!!」┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

P「こら!待ちなさい!テレビ局の中を走るな!」

のあ「まったく、撮影が終わったからって、はしゃぎすぎよ」

P「いやいや、俺はともかくこの子が!っと、捕まえた!」ガシィーーーン!

ガッシュ「ヌワッ!!放せ!離すのだー!むこうに、むこうにブリがあったのだー!!」

P「落ち着きなさい!ありゃバングのセットの小道具!!……ん?」ワシャ

ガッシュ「ぬ?」

P「……君、これは……ツノ?」

のあ「やはり……」

P「君は、もしかして……ん?」prrrrr

P「電話が……美嘉?もしもし」

『Pさん!!助けて!!助け!』

『ベチャッ! ゲスーーガ!!』

『やめろぉーーーーー!!』

プツッ



P「……今のは」

ガッシュ「清麿と、ミカの、声?」

清麿「ぐっぅ……」

美嘉「清麿!大丈夫なの!?清麿!」

「おいおい、あんま逃げて手間取らせんなって……ここは俺の庭みたいなもんだ、どんなに抗っても逃げきれねーさ」

「なぁ?ゲスイゾ・ゲスナ・ゲスダモン」

ゲゲゲ「ゲゲゲとよべ、エラオマ」

エラオマ「クケケ、わりぃわりぃ」

清麿「お前ら、今朝の……!」

エラオマ「クケケケ、朝は面倒なことしやがって、でも、頼りの魔物はいねーなぁ?どうやって守る?ガキ」

清麿「くっそ……」

ゲゲゲ「おい、エラオマ、とっとと邪魔者は蹴散らしてうまいモノくいたい」

エラオマ「へへ、そうだな」

清麿「美嘉さん、俺を置いて逃げろ……」

美嘉「そんなことできるわけ!!」

清麿「二人で固まっててもやられるだけだ。それよりも、どちらか片方がここを脱出して、助けを呼んだほうがいい」

清麿「俺は足を怪我してて無理だ、美嘉さん、頼む……」

美嘉「っ……す、すぐ助けを呼んでくるから!」



エラオマ「クケケケ、おいおいいいのかよ、一人にしちまって」

清麿「へ、てめえら二人くらい俺一人で足止めしてやるさ……」

ゲゲゲ「いやいやそーじゃなくて」

エラオマ「俺たちにゃ仲間がいるけど、そっちはいいのかってこと」

清麿「なに!?」



美嘉「はぁっはぁっ……キャッ!?」

魔物「ヒヒ」

持ち主「ゲヘヘヘ……」

清麿「くそっ……」

清麿(だめだ、ここから逃げられない!このままこいつらを連れて逃げて、美嘉さんごと仲間と挟まれたらそれこそ最悪だ!!)

エラオマ「ま、殺しはしねーよ。再起不能の大怪我は負うかもだがな、クケケケ」

清麿「お前ら、なんでこんなことをするんだ!」

エラオマ「あ?」

清麿「なんで美嘉さんを襲ったりする!なにがもくてきでこんなことを!」

エラオマ「そりゃーおまえ」



エラオマ「高く売れるからだよ」

高嶺清麿「なん、だと!?」

ゲゲゲ「俺の呪文でボロボロにしたオンナの写真は高く売れるんだ」

エラオマ「それを売りさばいて、おかげで俺大金持ちよ!?魔物の呪文なら手口もばれやしねー、おまけに痛めつけたオンナはそのあと好き放題できるしよ!マジサイコーだぜ!?」

清麿「クソ……なんて最低な奴らだ!!」

エラオマ「クケケ、自覚はあるって。んじゃおしゃべりはここまで、あとは誰かに見つけてもらえることを祈りな。おいゲゲゲ」

ゲゲゲ「おう」

清麿「クッ……」

エラオマ「ギガノゲスルド!!」

ドカン!!



シュウウウ……

清麿「……へへ、間に合ったか」

清麿「サンキュー、ガッシュ」

ガッシュ「うぬ」

エラオマ「チッ、仲間がきやがったか」

エラオマ「まぁいいや、本の持ち主は足を怪我してほとんど動けねぇ、だったら一方的に攻撃し放題だ」

清麿「くっ」

清麿(こいつらを相手にしてる場合じゃない、ガッシュさえいれば最悪挟まれても抵抗はできる、まずは一刻も早く美嘉さんに合流しないと)

清麿(だが、この足じゃ……ガッシュに抱えて貰ってもこいつらの追撃を逃れるのは難しい、どうする……)

ガッシュ「心配はいらんのだ、清麿」

清麿「なに?」

ガッシュ「ミカの所には、二人が行っている。私と清麿は、こいつらを倒せば良いのだ」

清麿「ふたりって……」

エラオマ「ゲスノドロイド!!」

清麿「くっ!考えてる暇はねえか!ザケルガ!!」

バチン!!

清麿(こいつらの攻撃は様々な性質を持つ液体のようなモノを繰り出す呪文、対抗策を考えろ……)

エラオマ「準備はできたぜ!メタゲスイド!」

ゲゲゲ「」ドバッ

清麿「なっ!水銀!?くそ、狭い路地じゃ逃げ場がない!」

ガッシュ「清麿!」

清麿「ラシルド!」ガシャン



そのころ……

美嘉「」ポカーン

「間に合って良かったわね」

「そのようだな」

「ところで、テレビ局にアーニャとみくをおいてきたけど、いいの?」

「参ったな、メールもしてない」

美嘉「な、なんで……」

本「」メラメラ

魔物「」ボロッ

美嘉「Pさんは……」

美嘉「魔物?」

P「驚かせて悪いな、美嘉」

清麿「くっ」

清麿(足が予想以上にひどい!動けないまま的になって防戦一方だ!このままじゃ!)

清麿「退路を開く!ガッシュ!地面を向け!ザケルガ!」

ドカン!

エラオマ「砂煙で時間稼ぎかあ?」

清麿「ザグルゼム!!」

ガッシュ「」バリッ

ゲゲゲ「ゲッ!?」バチィ

エラオマ「くそ!不意打ちかよ!」

清麿(追撃のザケルガ……!)

エラオマ「だが出どころはわかった!ゲゲゲ!オルガゲスイド!」

ゲゲゲ「」ドプッ

清麿(視界を覆い尽くすほどの上下左右からの毒の液!!)

ガッシュ「ヌウウウ……!」

清麿(くそ、よけられねぇ、ダメか……)



「プロテスト!」

ドチャ

エラオマ「なっ、なんだとぉ!?」

清麿「……光りの壁?」

「無事かい?ふたりとも」

ガッシュ「P!清麿の姉上!」

のあ「美嘉に聞いた通りの場所にいたわね、足も動かないのに無茶して」

P「なかなかのガッツだ」

清麿「今のは、呪文?まさか、Pさんあんた!」

P「その通り、俺は魔物だ…ま、王様とかどうでも良くてプロデュース業に現を抜かしてるけどね」

P「さ、後ろに下がってなさい」

清麿「あ、あぁ」

P「あんたか、近頃現れる不審者、っていうか、犯罪者は」

エラオマ「チッ、今日は邪魔者ばっかでついてねぇなぁ」

P「……貴様ら、俺の大切なアイドルを傷物にしやがって」

のあ「ただで済むと思わないことね……いくわよ、P」

清麿(姉貴が本の持ち主なのか……)

のあ「パッションプロデ!」

P「うおおお!」ゴッ

清麿「あ、頭が黄色に光った!?」

ガッシュ「か、輝いているのだ……」

P「喰らえ!」バッ

エラオマ「ふん!そんなパンチ防御呪文で!ゲシルド!」

P「あまっちょろいわーーーーー!!」ズガン!!

ゲゲゲ「ゲーーーーー!?」

清麿「防御呪文を一発で!つよい!」

エラオマ「く、くそ!ギガノゲスイド!」

ゲゲゲ「」ドパッ

のあ「クールゥプロデ!!」

P「フッ、見え見えだ」キンッ

清麿「今度は青に!」

P「隙があるな、食らえ」ドスッ

ゲゲゲ「ゲゲーッ!?」

エラオマ「こ、こいつ早い!!くそ!なら強化呪文だ!ゲスセルク!」

ムキムキゲゲゲ「ググェー!」

のあ「応戦体制よ!キューテプロデ!」

P「いっくぜーーー!!」

清麿「赤色……!」

のあ「ガンズプロズド!!ギガノプロズ!プロテスト!プロズエッジ!」

ゲゲゲ「ゲゲェー!」

P「うりゃーーー!!」

清麿「赤は連射モードか!連続呪文で強化された敵の攻撃をすべて迎撃している!」

ゲゲゲ「ぐぐ……」

清麿「そして、不可が大きく短時間で効果のきれる肉体強化呪文、その隙をついて」

のあ「エナンザプロデ!!」

P「溢れ出るエナジーーーー!!」ボゴン!!

清麿「一撃を叩き込む!」

清麿(だけど、今の連撃すべてにたいして的確な防御、迎撃を連続で繰り出すなんて)

のあ「……案外、弱いのね」

P「俺たちの前ではみんなそうさ」

清麿(このふたり、強い!とてつもなく!)

清麿(だけど、相手のしぶとさも相当だ、まだまだ余力を残してる……)

清麿(おまけに今の連続呪文は、心の力の消費も多いはず、俺とガッシュも、何か一撃を……)

エラオマ「く、くそ、こいつら……おい!奥の手を!」

ゲゲゲ「うえ、あれやだなー……」

エラオマ「言ってる場合か!!くそ、頼むから俺が無傷です見ますよーに!ゲスガイドバルスルク!!」

清麿(いまのは、デモルトと戦った時と同じタイプの!?こいつらそんなものまで!!)

ゲゲゲ「グググググ……」みきみきっ

ゲゲゲ「ゲゲーーーーー!!」

P「わお、少し手強そうだ」

のあ「仕留めるには少し火力不足かしら」

清麿「姉貴」ボソッ

のあ「?」

清麿「三分時間を稼いでくれ」

のあ「わかったわ」

清麿「ガッシュ、構えておけ、俺の指先をずっと見てろ」

のあ「P、飛ばすわよ、スタンザプロデ!」カッ

P「イベント不眠不休ーーーーー!!」ドンッ

ゲゲゲ「ぐがあーーー!!」

清麿(肉体強化の呪文でもあいつの強化肉体強化に追いつけないか!!)

のあ「体制を崩すわ!足元を狙って!ギガノプロデ!」

P「てやぁ!」┣゛ゴン!!

ゲゲゲ「げっ!?」

清麿「ザグルゼム!!」

ガッシュ「」バリッ

エラオマ「避けろ!!」

ゲゲゲ「」バッ

のあ「……外したじゃない」

清麿「いや、あれでいい。あとはタイミングだけ……」

エラオマ「くそ、邪魔しやがって!ゲゲゲ!先に本の持ち主と金のガキを狙え!!」

ゲゲゲ「グガゲェーーー!!」ドドドドド!

P「なに!?」

のあ「……」

清麿「ガッシュ、もっと引きつけるんだ、あともう少し!」

エラオマ「心の力がほとんどないお前になにができる!」

清麿「最後の渾身の一撃だよーー!バオウザケルガ!!」

バオウ「ガァーーーー!!」バチバチバチッ

ゲゲゲ「ゲッ!」

P「よけられた!」

エマオラ「そのままとどめを!」

清麿「いや、これでいい」

清麿「避けられたバオウの先には!」

清麿「さっき外したザグルゼムが当たった街灯がある!!」

バチッ!

エマオラ「な!?連鎖して再びゲゲゲに!?」

バオウ「BAOOOOOOOO!!!」バキャバキャバキャ!!

ゲゲゲ「ゲーーーーー!!!」



P「美嘉ー、もう出てきていいぞー」

美嘉「う、うぅ」ピョコ

清麿「美嘉さん、良かった、無事だったんだな」

美嘉「き、清麿、あんた足は」

清麿「はは、この程度、魔物との戦いじゃ日常茶飯事だ」

ガッシュ「うぬ!清麿は強いから、この程度かすり傷なのだ!」

美嘉「その……おいてってごめん。守ってくれて、ありがと」

清麿「いやなに、美嘉さんが無事で良かったよ」

美嘉「///」

P「」イラッ☆

のあ「抑えなさい、P」

P(いやだって、手塩にかけたアイドルが目の前でたぶらかされてんだよ?)ヒソヒソ

のあ(……私に免じて)ヒソヒソ

P(ならしゃーないか)ヒソヒソ

P「いや、清麿君、俺からもありがとう。君がいなかったらどうなっていたか」

P「いや、それよりまずは病院にいそごう。足の具合が心配だ」

ごめん、ここまで。続きは明日。正直な話のあPとあんきらの対決でも良かった気がする

清麿「ふぅ、たいしたことなくて良かったぜ」

P「見た目よりは浅かったようだね、だけど、大事をとって今日明日はゆっくりしてた方がいい」

のあ「その間は、私の家に泊まっていけばいいわ……母さんにも、電話いれておくわね」

P「さて、俺は美嘉を家まで送るよ、あんなことがあったんだからな。本当、怪我がなくて良かったよ」

美嘉「本当だよもー。あんなの一生に一度でいいな」

P「すまん。じゃあいくか。すぐ戻るから三人は事務所で待っててくれ」

バタン……

清麿「……姉貴」

のあ「聞きたいことはわかってるわ。彼、Pのことでしょ」

ガッシュ「うぬ。なぜあの者は、お主らのぷろでゅーすに尽力しておるのだ」

のあ「王様よりもそっちの方が魅力的だったのよ」

ガッシュ「そんな理由なのか!?」

のあ「ええ、あった時からずうっとそうよ……あった時から、ずっと……」

のあ(退屈な日々、退屈な世界)

のあ(家族に頼りも出さず、ただただ独りでこの日々を生きて、そして枯れてゆく、そんな凡庸な人生を私も送ることになるなんて、ね……)

のあ(……この路地を歩いてゆけば、何かあるかも……)



のあ(なんて、こんな浅い所に非日常なことがあるわけ)

P「」ゴゴゴゴゴ

のあ「」

P「ん?あなたは……」

のあ「……貴方、この路地裏で、変な被り物して、変態?」

P「違う!断じて変態ではない!俺は……うん、名刺どうぞ」

のあ「名刺?この分厚い本が?」

P「読んで見てくれ」

のあ「……なにかしら、この文字……ラガルケル」

P「」ドゴン!!

のあ「」

P「……あなたがが、本の持ち主のようだな」

のあ「一体なにを」

P「頼みがある」

のあ(これはまた、面倒なことに……)

P「俺にあなたを、アイドルとしてプロデュースさせて欲しい」

のあ「え」

のあ「信じられるかしら?変な本渡してきて、よくわからない文字を読ませて、Pの形したビーム飛ばして、そのあと言った言葉がアイドルになってくれよ?」

清麿「いきなり場面転換したのかと思った……」

ガッシュ「ヌオオオ……P、面白い者なのだ!」

のあ「ええ、そうね。枯葉とてと面白いのよ、この乾いた世界の中で……ゆえにひときわ輝いてる」

のあ「そして、その輝きを周りにも与えてるの」

清麿「……立派な人だな」

のあ「そうね……」




P「……」ブロロロ

美嘉「ねぇ、その、Pさん」

P「ん、どうした?」

美嘉「また、今日みたいに、戦ったりするのかな?」

P「できれば、いやだな。不要な争いは嫌いだ」

P「だけどお前たちを守るためならいくらでも戦うだろうな」

美嘉「そっか……」


美嘉「うん、送ってくれてありがと」

P「あぁ、親御さんによろしくな」

美嘉「うん……その、あのさ」

P「?」

美嘉「い、一週間後、にさ、私たちのライブがあるよね」

P「そうだな」

美嘉「その時、にさ」



美嘉「絶対見ててよね?」

P「……当たり前だろ?俺はお前たちのプロデューサーなんだからな」

美嘉「うん……」

幸子「さちこー♪さちこー♪かわいいさーちーこー♪」

幸子「ふんすっ!今日はなんだか調子がいいですね!これなら普段よりさらに可愛さがまします!まぁ、元からカンストですけど!」

幸子「それでは、元気良く挨拶!皆さんおはようございます!可愛い僕がやってきましーーー」

清麿「ザケル!!」

幸子「ノオーーーーーー?!!」ピッシャーーン

清麿「!? ちょ!Pさんあんた、今日くるアイドルはさっきのデコボコンハビでラストじゃなかったのか!?」

P「あるぇーおっかしーな。幸子には今日はなんの予定も入ってないのに」

ガッシュ「ヌオオ!!いま入ってきたおなごの頭がアフロなのだ!!」

幸子「グ、グフッ……アフロでも……かわいぃ」がくっ

P「さちこぉーーーーー!!!」



幸子「う、うぅ、一体何が起きたんですか、頭がクラクラして思い出せません」

P「入り口において置いた不審者撃退10万Vトラップを踏んじゃったんだよ、ハハハ、幸子はドジだなぁ」

幸子「む、むー!なんですかそれ!」

P「頭ボサボサにしやがってこのー」

幸子「わ、わわわ、撫で方が乱暴ですプロデューサーさん!」

清麿(ごまかしやがった……)

幸子「ところで、そちらのふたりは?」

P「あぁ、この二人はのあさんの弟とその友達だ。高嶺清麿くんとガッシュくん」

幸子「へー……ええ!?のあさんに弟がいたんですか!?」

清麿「ど、どーも、お噂はかねがね聞いております」

清麿(昨日、姉さんから散々聞かされた我のつよいやつナンバーワンだからな……)

ガッシュ「ウヌ!よろしくなのだアフロ!」

幸子「アフロじゃ無いです!」

P「彼らは、昨日暴漢に襲われた美嘉を助けてくれたんだ。のあさんににて、勇敢でカッコイイ子たちだよ」

幸子「へぇー!さすが、のあさんの弟さんですね!まぁ僕の方が断然可愛いですけど!」

清麿「いや、まぁカワイイのはあんただろうよ……」

ガッシュ「ウヌ!アフロはカワイイのだ!」

幸子「だからアフロじゃない!」

P「ハッハッハ」

幸子「もう!今日はわざわざ僕が自主レッスンにきてあげたんだから、感謝して欲しいです!」

P「それだけのためにきたのか?」

幸子「それと、今日は新入りさんの初仕事でしたね。この僕がアドバイスをして、自信をつけてあげようと思ったんですよ!」

P「幸子は優しいなぁ」ナデナデ

幸子「ふへへへぇ……」

清麿(……確かに、かなり我は強いけど、人を思いやる、優しい人なんだな……)

P「そんな優しい幸子に朗報だ!お前に新しい大きな仕事が入ってる!」

幸子「え!ほんとうですか!?」

P「あぁ!このまえ山よりもはるかに大きい謎の建築物が撮影されてな、それを発見するために企画が立てられたんだが、そのメンバーにお前が抜擢された!」

幸子「」

清麿(ただ、なんとなく弄られ体質なんだな)

ガッシュ「頑張るのだぞ!アフこ!」

幸子「幸子!!」

せっかくアイドルの話だから名前だけじゃなく惠本人も出てほしいな

>>87
番外編で恵もティオも出番あるからまっててほしいのだ!
あと四コマでヴィクトリームも



清麿「足の怪我、だいぶ良くなったな。これなら明日には帰れそうだ」

P「あははは!若いと怪我の治りが早いな!」

清麿「魔物のPさんに言われてもな……」

P「ハッハッハッ!確かにそうだね!さて、事務所についたよ、今日もゆっくりしてってくれ」

清麿「すいません、お邪魔します」ガチャ

きらり「あ、Pちゃーーーーーーん!!!」ドゴンッ!!

清麿「ゴブホォッ!?」

P「清麿くーーーん!!」

きらり「あり?間違っちゃったにぃ☆ゴメンゴメンゴ!」

清麿「ま、魔物のタックルか……?」

P「いや、この子は諸星きらり、うちの超ド級のパッションアイドルだ」

きらり「よろしくにぃ☆」

清麿「(ウォンレイよりでかい……)あれ?ガッシュはどこに行った?」

P「おや?一緒に車から降りたはず……」

ガッシュ「ヌァアアアァァアーー!!」

清麿「ガッシュ!?」

ガッシュ「助けて欲しいのだーーーー!!」ドドドドドド

杏「懐の飴をよこせーーー!!」

ガッシュ「これは私のおやつなのだーーーー!!」

清麿「……」

P「さ、きらり、清麿くんから離れなさい」

きらり「わかったにぃ☆」

きらり「諸星きらりと双葉杏ちゃんだにぃ☆よろしくぅ☆」

清麿(すごいサイズ差だ…まさにデコボコンビ。デモルトよりも存在感がある)

ガッシュ(まるで魔物と主のようなのだ……)

P「さて、清麿くんには教えておいてもいいだろうが、このふたり実は王を決める戦いの参加者なんだ」

清麿「なんだって!?」

杏「え?ばらしちゃっていいの?」

P「問題ないよ、彼らは優しいからね」

ガッシュ「ウヌ!優しい王様になるためにむやみな戦いは決してしないのだ!」

きらり「うきゃー☆カッコイー!」

P「ま、きらり達も見てわかっただろうけど、彼等も戦いの参加者だ。ただ、ては出すなよ?」

杏「わかってるよ……めんどくさいし」ジュパジュパ

ガッシュ「ヌオオ!?おのれぇー!私の飴をいつ奪ったのだぁーーー!!?」ガバ

清麿「あ!よせガッシュ!!」

きらり「ギガ・ラ・ニョワシルド!!」ピカッ

杏「おりゃ」バリン

ガッシュ「ヌアァァァァァァァァァァァァァーーー!?」ベターン!!

清麿「」

P「……彼女ら、俺より強いし、手を出すのは懸命じゃないよ」

清麿(ていうか杏の方が魔物だったのか……)

清麿「しかし、アイドルの仕事を間近で見学させてもらえるって、豪華だなぁ」

P「清麿くんも、テレビ越しじゃない生のふたりをみればきっとファンになるさ」

きらり「これがきらり達のファンサービスだにぃ☆」

杏「ダル、帰りたい……」

ガッシュ「うぬ、楽しみだのう……ヌ?なにやら道が混んでおるぞ?」

P「ん?あちゃ、交差点で事故だ……まいったな、交通整理が始まるまで足止めか?」

きらり「任せて欲しいにぃ☆」ガチャ

清麿「あ、ちょ、なにを?」

きらり「おっすおっすばっちし☆(物理」ずずずず

清麿「」

ガッシュ「事故の車を、押してどかしてるのだ……」



スタッフ「あ!機材が倒れた!あぶなーい!」

杏「え?」

きらり「あぶないにぃ!」ガシャン!!

清麿「」



司会「握力測定、結果はー!?」

きらり「157キロだにぃ☆」

司会「カメラ止めろ」

ガッシュ「」



P「どうだい?ファンになったろう」

清麿「不安になりました」

ガッシュ「あのモノ本当に人間なのか……」

輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/4INI09n.jpg
http://i.imgur.com/4hPigaS.jpg

諸星きらり(17)
http://i.imgur.com/Uj3QuhI.jpg
http://i.imgur.com/AgILfSK.jpg

双葉杏(17)
http://i.imgur.com/WumjMTv.jpg
http://i.imgur.com/tieYAv0.jpg

今更だけど自分で出した安価取り間違えてた。あんきらじゃなくて小梅ちゃんだった。罰としてウンコティンティンとタイマンしてくる。あとss速報復帰に今日気がついた



フォルゴレ『チーッチチッチッオッパーイ』

愛海『ボインボイーン』

ガッシュ「ボインボイーン!」

清麿「」

のあ「朝から渋い顔をしてどうしたの」

清麿「いや、アイドルはすごいんだなって」

のあ「ええ、彼女ほど精力的に活動してるアイドルはうちにも少ないわ」

のあ「己が望むものが、間近にあるのでしょうね……ある意味」

清麿「そうか……」

のあ「ごちそうさま……さ、事務所にいくわよ」

清麿「え?俺も?」

のあ「家に一人にしておくわけにもいかないわ」

清麿「ガッシュもいるけど」

ガッシュ「ウヌ?」ガブガブ

のあ「……尚更ね」

清麿「てめーなに勝手に鰤齧ってんだ!!」ゴツン

ガッシュ「オフ!?」

ガッシュ「ヌオオオオオォ……頭が長くなったのだ……」プルプル

清麿「頭そのものは縮んでるだろ、たんこぶできただけだ」

のあ「ブリをそのままかじるなんて……独占欲と加虐欲が強いのかしら」

清麿「なにいってんだ!?」

のあ「さて、事務所にいくわよ」

清麿「え?いや、今日は現場に直行ってモバPさん言ってたぜ?」

のあ「モバP……!」ギリ

のあ「少し忘れ物を取りに行くだけよ」

清麿「そっか、なら早くした方がいいんじゃないか」

のあ「……わかってるわよ」

ガッシュ(ウヌ?機嫌が悪そうなのだ)



清麿「お邪魔しまーす」

ガッシュ「お邪魔しますのだ!」

のあ「おはよう」

小梅「お、おはよう、ございます……」

のあ「!!」ガタッ

清麿「うわ!姉貴どうした!?」

のあ「な、なぜここに、現場にいるはず」

小梅「あの子が、教えてくれましたから……」

のあ「」

清麿「あの子?」

ガッシュ「ま、まさかユーレイか!?」

清麿「ははは、いやそんなわけ」

小梅「あ、あたりです……えへへ」

清麿「!?」

ガッシュ「ヌアアアアアアア!!!怖いのだァァァァァ!!」

清麿「落ち着けガッシュ!」

のあ「いやぁぁぁぁ……」ガタガタ

清麿「姉貴も!?」

棟方愛海(14)
http://i.imgur.com/0fshOXh.jpg
http://i.imgur.com/gbtbASp.jpg

白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/q8tVBv7.jpg
http://i.imgur.com/CqU947O.jpg

単行本全部持ってんのに文庫本も買っちゃった。てへ☆



清麿「な、なぁ、幽霊で当たりっていうのは」

小梅「あの子は……そこにいるから……」

のあ「……いや……わからないわ」

ガッシュ「怖いのだーーーーー!!」

清麿「お、おぅ……」

清麿(なんか……この事務所はおかしいなぁ)

小梅「さ、さぁ……のあさん、現場、いこ?あの子たち……まってる」

のあ「いや、いやよ……心霊スポットは嫌……」

ガッシュ「の、のあをつれていくななのだーー!!」

小梅「おしごと、だから……」

清麿(この事務所のアイドルって、個性が強すぎるだろ……)

P「迎えにきたよ」

のあ「」

小梅「あ、P……ありがと……」

P「さぁのあさん、アラサー手前がお化け怖がってないで、ほら、行きましょう」

のあ「いやぁぁぁぁぁぁぁ……」

清麿(いや、プロデューサーの時点でおかしいか……)

清麿「よし、足もすっかり良くなった。明日には帰れそうだな」

のあ「……帰りの電車は?」

清麿「早いのに乗って、午後からは学校行くつもりだけど」

ガッシュ「ウヌ!ウマゴン達にも会いたいのだ!」

のあ「……できれば、午後のバスにしなさい。正午から……美嘉のライブがあるわ……真近で見られるチャンスなんて、少ないわよ……」

清麿「え?いいのかよ」

のあ「それに……頼みたいこともあるしね」

ガッシュ「ウヌ?なんなのだ?」

のあ「明日、話すわ……」

清麿「……」



AM11:30
ライブ会場裏

P「やぁ、きてくれたね」

清麿「Pさん?あんた、美嘉さんのライブの準備は?」

P「俺ができることは全部したさ。激励もした、チェックもすんだ。あとは成功を祈るくらいかな?」

清麿「イヤイヤ、舞台脇で見ててやればいいんじゃないですか?」

ガッシュ「ウヌ!美嘉どのもその方が喜ぶのだ!」

のあ「……それが、無理なのよ」スッ

清麿「なんでだよ」

P「……」スッ

清麿「!?」

のあ「ギガノプロセン!!」

P「ぉああっ!!」ゼァオン!!

ガッシュ「清麿!!」ガバッ

清麿「くっ!!」



清麿「……なんのつもりだ、姉貴、Pさん」

P「おかしなことかい?最後にはかならず一人しか残れない戦い、いずれ俺たちも潰し合うだろう」

P「それが早いか、遅いか、それだけのことだよ」スッ

ガッシュ「お主……!」

のあ「そういうことよ……この前の下衆を相手にした時のように、手は抜かないわ……本気の呪文で、相手をするから本気できなさい……」

清麿「姉貴……!」

のあ「ガンズ・プロズド!!」カッ

P「ふんっ!」ドギャギャギャギャ!!

清麿「ラシルド!!」

ガッシュ「」ガシャッ

清麿(弾いた!けど……跳ね返した弾を、よけない……?)

P「属性チェンジだ!!」

のあ「パッション・プロデ!!」カッ

P「ぬんっ!」ゴッ

ガッシュ「頭が黄色になったのだ!!」

P「その壁盾にロケットパーーーーンチ!!」ズォコドン!!

清麿「バカな!!?どう見てもそんな技できそうには!!」

ドゴン!!

清麿「ぐおおお!!」

ガッシュ「ヌアアアァ!!」

清麿「くっ……」

P「躊躇してるのかい?遠慮はいらない、お菓子の仇のつもりできたまえ」

のあ「それじゃ……釣れないわよ」

P「え?かな子は余裕なのに」

清麿(くそ、跳ね返した弾を全部かき消して突き進んできた、あれは危険だ。威力が違いすぎる)

清麿「ガッシュ、とにかく迎撃だ!戦闘不能にさせる!」

ガッシュ「わ、わかったのだ!」

清麿「ラウザルク!!」カッ

ガッシュ「ヌオオオオ!!」

P「迎撃!」

のあ「クールゥ・プロデ!」

清麿(青色に!確かあの色は……)

清麿「ガッシュ!むやみに突っ込むな!ダメージが小さくてもいいから一発一発確実に攻撃だ!」

ガッシュ「ヌオオオオオ!!」ババババッ

P「見抜かれているか!こうも細かいパンチだと迎撃もきついな……だが!」

のあ「レッスンを終えて、力量は上がる……プログル・クルウシア!!」

P「おおおおぉ!!」ガガガッ

ガッシュ「ヌァ!?」バシッ

清麿「バカな!!全部にカウンターを合わせた!?」

P「守備力が自慢でね」

清麿(ラウザルクの効果がきれる……だが、以前の戦闘のことも思い出せば……)

清麿「ガッシュ距離を取れ!」

P「ん?」

ガッシュ「ヌゥッ」ババッ

清麿「ザグルゼム!!」

P「当たらないさ!」

清麿(俺の予想が正しければ、恐らく……)

清麿「ガッシュ、俺の十歩前で戦うんだ、その距離を必ず保て」

ガッシュ「わかったのだ……」

のあ「相談は終わり?キューテ・プロデ!」

清麿「いくぞ!」ダダッ!

P「な、なに?術者ごと前に!!」

のあ「く……プロイス!」

P「せぁ!」バシュ

ガッシュ「ヌオオ!」ズザッ

P(滑り込んで下を!!)

清麿「ザケルガ!」

ガッシュ「」バチィ!!

P「ぐぉっ!!」

のあ「ガンズ・プロズド!!」

清麿「ザケル!!」

P「」ガガガガガ

ガッシュ「」バリリッ!

のあ(連射呪文じゃ広範囲に拡散する雷でまとめて打ち消される……ほんと火力不足ね)

清麿「ザグルゼム!」

ガッシュ「」ズギャン

P「ぐっ!」バシュン

のあ「あの呪文は……!P、距離をとって仕切り直しよ……アケルド!!」

P「ふんっ!」ドフンッ!

清麿「ぬぉ、これは……カードの目くらまし?」

のあ「アイドルカードを大量に撒き散らすめくらましよ」

ガッシュ「ヌオ!のあや美嘉のもあるぞ!……SR?」

P「これあんまりやりたくないんだ、SRの価値下がるから」

清麿(なんの話だよ)

のあ「P、もう性質に気がつかれてるわ」

P「あぁ……それぞれ三つの属性、近距離戦のPA、迎撃のCO、射撃のCU……まさかこれほど早く見抜くとは」

清麿「敵の苦手な戦法に合わせて戦闘方法を変えられるのか……」

のあ「リズムを……あげていくわ」スッ

P「やれやれ、俺がプロデュースされてるみたいだ」スッ

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