ジャン「合コンしようぜ!」エレン「合コン?」(142)

エレン「なんだよその合コンってのは」

ジャン「男女が仲良くなるための食事会みたいなもんだ…ってオルオさんが言ってた」

エレン「! オルオさんってあのリヴァイ班の!?」

ジャン「そうだ、あのオルオさんが言うんだから間違いない」

ジャン「だからお前はミカサを含めた面子の方を集めてくれ」

エレン「いや、でも、別に俺は行か」

ジャン「てめぇが来ないとミカサが来ないだろッ!全員分の金は俺が出すから!!頼むッ!!」

エレン「あ、あぁ…分かったよ…」

エレン(なんだよコイツ、気持ち悪いな…)

―当日―

ジャン「よし!男子の方は揃ったな!」

ライナー「悪いな、俺達まで誘ってもらって」

ベルトルト「僕なんかで本当にいいのかな…」

アルミン「ベルトルトは背も高くてかっこいいし、何より成績も抜群で人気あるから大丈夫だよ」

ベルトルト「アルミン…」

エレン「お、女子達が来たみたいだぜ」

サシャ「今日はお腹いっぱい食べれるんですよね!」

ユミル「しかもお前達の奢りでな」

ジャン(クソッ、てめぇらはミカサのおまけなのに…!)

クリスタ「そういう事言うのやめようよ!」

クリスタ「今日はみんな楽しく、みんなでお金を出し合って食べよう」

アルミン(神様…)

ジャン(女神…)

ライナー(結婚したい…)

ベルトルト(…)

ミカサ「エレン、今日は誘ってくれてありがとう」

エレン「あぁ。でもまさかアニまで来てくれるとは思わなかったぜ」

アニ「なに?私がいると不満?」

エレン「いや、そういう意味じゃなくて、アニはみんなで集まるのとか嫌いかなって」

アニ「別に嫌いじゃ」

ミカサ「エレン、もうみんな店に入った。私たちも急ごう」

エレン「ん?おう、分かった」スタスタ

アニ「…」

ミカサ「…」

ライナー「俺は天使みたいな子がタイプだな」

エレン「はぁ?ライナーお前何言ってんだ?天使なんてこの世にいるわけないだろ?」

ライナー「何だと!もう一回言ってみろ!!」

アルミン「そうだよエレン!言っていい事と悪い事があるよ!」

ジャン「てめぇ目がちゃんとついてんのか!?」

ベルトルト「もし僕が巨人だったら君の事食べてるところだよ!」

エレン「!?? わ、悪い…」

エレン(なんだこいつら…)

アルミン「僕もライナーと同じかな。ジャンは?」

ジャン「お、俺は…そ、その…」

ジャン(ど、どうする!?今言うべきか?みんなの前で?)

ジャン「ぐ…ぐぐ…」

ジャン(やっぱりやめとくか?もっと雰囲気のいいところの方が…)

ジャン「あ、ぅあ…」

ジャン(い、いや!こんなチャンスは滅多にない!今言わないと後悔することに…!)

ジャン「ミ、ミミ…」

ミカサ「エレンの好きなタイプは?」

ジャン「」

エレン「俺?そうだな…」

ミカサ「…」ジー

エレン「…なんで睨むの?」

ミカサ「睨んでなどいない。それより早く答えて」

アニ「…」

エレン(ミカサだけじゃなく何でアニまで睨むんだよ…訳わかんねぇ…)

エレン「やっぱり母さんみたいな人かな」

ジャン「ブッ!ダハハハハ、エレンちゃんはママのおっぱいがだーい好きなマザコンさんでちゅか~?ww」

エレン「!んだと」

ミカサ「ジャン、うるさい。静かにして」

アニ「黙れ」

ジャン「」

ミカサ「具体的に」

エレン「えっ…?う~ん、叱るときは叱ってくれる人…?」

ミカサ(! これは私の事…つまりプロポーズ!?)

ミカサ「うん、分かったわ」

エレン「?何が?」

ミカサ「大丈夫。エレンは何も心配しなくていい」

エレン「?」

ミカサ「後は全て私に任せて」

エレン「???」

アルミン(なんだろう、急にお腹が痛くなってきた…)

サシャ「私はご飯くれる人がいいです!」

エレン「お前は飯さえ食わせてもらったら誰でもいいのか?」

サシャ「はい!」

ライナー「…キース軍曹(ハゲ教官)でも?」

サシャ「!?」

サシャ「…」

サシャ「やっぱり格好良くて優しい人がいいです…」

ベルトルト(僕の事か…)

ジャン「…サシャすまん。俺にはすでに心に決めた人がいるんだ」

サシャ「は?」

エレン「何言ってんだお前?」

アルミン(マズい、ジャンが考える事を放棄しはじめてる…考えるのが恐いんだ…)

ユミル「私はクリスタが大好きだ!」

ライナー「はいはい、分かったよレズ野郎。んでクリスタは?」

ユミル「ホモの癖に私のクリスタに声かけるんじゃねぇよ」

ライナー「だ、誰がホモだ!誰が!!」

アルミン(本気で怒るって事は…あっ…)

ベルトルト(ライナー…)

エレン「ん?ライナーってホモだったんか?」

アニ「そう。だからあんたも気を付けな」

ミカサ「大丈夫。そんな事は起きない。絶対に起こらない。何があっても起きさせない」

クリスタ「私は守ってくれるような強い人がタイプかな」

ライナー「そうか。んで他には」ムキムキ

クリスタ「え~っと身長は私よりも大きい人で」

ベルトルト「…」セスジピーン

クリスタ「可愛いところもあって」

アルミン「僕、ちょっと眠くなってきちゃった…」ファー

クリスタ「優しい人かな」

ジャン「クリスタってブロッコリー好きだったよな?俺の分食う?」

クリスタ「え?いいの?うん、ありがとう」

アニ「お前らコニーみたいだな」

ライナーはなぜホモ扱いされるのか

>>29
ユミル「お前が女に興味があるようには見えなかったよ(うろ覚え)」

ライナー「ああ、お前も男に興味があるようには見えなかった(うろ覚え)」

ユミル「ははっ(うろ覚え)」

って会話があった

エレン「んじゃアニは?」

アニ「私は…あんまタイプとかないな」

アニ「まぁ弱い奴はイヤだけど」

ミカサ「そっか。なら私たちの中にはアニが好きになりそうな人はいないのね」

アニ「は?なんでそうなるの?」

ミカサ「だってみんな私達より弱いじゃない」

アニ「今は弱くても強くなる奴がいるかもしれないだろ?」

ミカサ「でも現時点では弱いでしょ?」

アニ「…」

ミカサ「…」

男性陣「…」

ジャン「じゃ、じゃあミカサは!?」

ミカサ「私はタイプとか関係ない」

ジャン「うん?どういう事?」

ミカサ「私の将来はもう決まっている」

ミカサ「だからタイプとかない」

エレン「お前、将来は決まってるって…まさかもうプロポーズされたのか?」

ミカサ「今日された。私はそれに対して『うん』と答えた」

ジャン「な…なんだと…」

アニ「アンタの妄想じゃなけりゃいいけどね」

ミカサ「そんなわけない」ギロッ

エレン(そっかーミカサが結婚かー相手は誰だろうなー)

アルミン(…これ絶対すれ違ってるよね!?)

アルミン(いたた…腹痛が酷く…)

エレン「んで次は何すんだ?」

ジャン「お、おう…次はコインゲームでもしよう」

ジャン「まず誰かがみんなにyes、noで答えられる質問をする」

ジャン「それに対してyesなら表側を上に、noなら下にしてこのスカーフの中に入れる」

ジャン「みんなが入れ終わったらスカーフをどかして結果をみる」

ジャン「ちなみに結果に対しての追求はナシだ」

ジャン「以上がコインゲームの説明だ」

エレン(オルオさんすげぇ!こんな遊びを開発していたなんて!)

ジャン「それじゃあ今度はミカサから行こうか」

ミカサ「この中でエレンに対して特別な感情を持っている人」

一同「えっ…」

ミカサ「?どうしたの?早く入れて」

エレン「な、なぁ今の質問、意味が分からないんだが」

ミカサ「? エレンに対して特べ」

エレン「だからなんで俺限定何だよ!しかも特別って何だよ!!」

ミカサ「特別は特別」

ミカサ「友達や仲間とは違う感情」

ミカサ「…」

ミカサ「みんな早くして」

エレン(俺はどっちむきにしてコインを入れればいいんだよ…)

ジャン「じゃあめくるぞ?せーのっ」バッ

表3枚 裏7枚

ミカサ「!!?? 誰!?私の他に後2名!?」

アルミン(ミカサ…自分は表にして入れた事言っちゃってもいいの?)

エレン(俺は裏にして入れた…)

エレン(って事はこの中で3人が俺の事を…?え?)

アニ「おい、これは追求なしのゲームだろ?」

ミカサ「…あなたは表にして入れたの?」

アニ「…答える義務はないね」

ミカサ「…」ギリッ

アニ(としても後一人誰だ?やっぱりライナーか?)

ジャン「つ、次は俺だ!」

ジャン「この中で俺の事が好きな人!」

アルミン(ジャン…)

アルミン(もし誰も表にしなかったらジャンは…)

アルミン(よし!僕は表で入れてあげよう!)

ジャン「いいか?せーのっ!」バッ

表1枚 裏9枚

ジャン「い、いあったああああああああああああああああああ!!」

ジャン(ミカサか!?ミカサは俺の事が好きなのか!?)

アルミン「…」

アニ「次あたし」

アニ「この中ですでに彼氏彼女がいるやつ」


表2枚 裏8枚


ライナー「えっと…追及はナシなんだよな?」

ジャン「あ、ああ、そうだな…」

アルミン(ミカサ…いくらなんでも嘘は酷いよ…)

アニ(こいつためらいもなく嘘つきやがって…)

ミカサ(私とエレンはすでに夫婦)

ミカサ(彼氏彼女なんて脆い関係じゃない)

ミカサ(だから裏でもいいはず)

エレン「…」

―帰り道―

ジャン「…はぁ」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

エレン「みんなどうしたんだ?顔が暗いぞ?」

アルミン「エレン…みんな落ち込んでるんだよ」

エレン「どうして?」

アルミン「あの中に1人、彼氏がいたんだよ?」

エレン「ん?2人じゃないの?」

アルミン「男性陣のこの表情…間違いなくコインを表にして入れたのは女性陣の2人」

アルミン「そのうち一人は…まぁ…アレだから…」

エレン「アレ?」

アルミン「それで、アニはタイプないって言ってたくらいだし可能性は0に近い」

アルミン「ユミルはクリスタにぞっこん、でももし二人が付き合ってるなら表は3枚になるはず」

アルミン「サシャもタイプをころころ変えてるのをみるといなさそう」

アルミン「ってことは…」

エレン「…クリスタか」

アルミン「うん、そうなるね…」

エレン「…」

―女子―

サシャ「ふー!お腹いっぱい、満足です!」

ユミル「あんたねぇ…」

クリスタ「ふふ、でも楽しかったね」

ユミル「あぁ、私の天使!カワイイ!」

サシャ「ところで彼氏彼女がいる人、2人いましたけど誰なんですかね?」

ユミル「あん?どうせライナーとベルトだろ?」

ミカサ「別に誰でもいい」

アニ「アンタ、嘘ついただろ?」

ミカサ「? 言いがかりはやめて」

ミカサ「あなたこそ、もしかしてエレンが自分の彼氏とか思ってない?」

ミカサ「だとしたらとても愚か」

アニ「」イラッ

クリスタ「…」

―次の日の食堂―

エレン「あぁ、昨日の飯はうまかったな!」

アルミン「そう?僕はお腹が痛くてあまり味が分からなかったよ」

ミカサ「エレン、それでいつにしようか?」

エレン「あん?なにが?」

アルミン(イテテ…まただ…)

ミカサ「もちろん結こ」

エレン「あ、まってミカサ、ちょっと用事思い出したわ」

エレン「じゃ!」

ミカサ「あ…エレン…」

アルミン(酷いよエレン!ミカサを僕に押し付けるなんて!イテテ…)

ユミル「―――なんだって!」

クリスタ「ふふふ、そうなんだ」

エレン「二人ともおはよう」

ユミル「チッ、二人の時間を邪魔すんなよ」

クリスタ「もう、ユミルったら!おはようエレン」

エレン「おう!んでちょっとクリスタに言いたいことがあるんだけど」

クリスタ「なに?」

エレン「」チョイチョイ

クリスタ「?」フラフラ

エレン「昨日も可愛かったよクリスタ」ボソッ

クリスタ「!?!? もう、エレンったら!!」///



おわり

    、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,

    _)                                                (_
    _)  ナ ゝ        ナ ゝ  /   ナ_``  -─;ァ              l7 l7   (_
    _)   ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o    (_
    )                                                (
    ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒

 /   , ,ィ ハ i、 、     !   /''⌒ヽ-─‐- 、     、ー'´         \ .イ   , ,ィ ハ i 、 .   |
 /イ  ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 |   ゝ ,、.___,  \  >       ,       !  | ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
  イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│  「 ./       u \  |  ≧  , ,ィ/ハヽ\   |   |/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
  r、H   ┴'rj h ‘┴ }'|ト、  |./        ヽ |  1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry   ┴ 〉   └'‐ :|rリ
  !t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|.   ヾi丶     u レ'
  ヾl.     fニニニヽ  u/‐'  :|r|  ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" }  ` ̄  !リ ヾl u  iニニニヽ   /|
    ト、  ヽ.   ノ u,イl.    ヾ! v  ヾ__ v イ‐' ヾl   ヾ_  v ./'    ト、  、__丿u ,イ ト、
   ,.| : \  `ニ´ / ; ト、    ト.、u L_ フ , ' |.    ト、u ヾー `> /.|.   ,| ::\     / ; / \
-‐''7 {' ::   ` ー '  ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' |    | :\   ̄ /,' ト、_ /〈 ::  ` ー '   ,'/   「
  /  \ ::       , '/  :|     `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ ::  `ー '   /,.イ   \::     /      |
 /     \    /     |        | ヽ-‐'´ _,.ヘ<  _::   _,. イ/ |     ,.へ、 /´\       |

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