京太郎「絶対この手は離さない」【咲×ダブルアーツ】 (311)

注意

・何番煎じか分からない京太郎スレ

・ダブルアーツはうろ覚え、というか設定として似てるだけ

・書き溜めなしのため更新遅し

・カップリングあり

以上の点で苦手な事項があればそっとじでお願いします



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392223218

“この日は”彼らの運命をことごとく変えた---

◇◇◇


咲「カン! ツモ! 嶺上開花!」

まこ「ありゃ、また咲が一位か」

優希「むー、あとちょっとで私が一位だったのにぃ!」

和「おしかったですね優希」

久「はいお疲れ様。さて、じゃあ今日はもう終わり、と言いたいけど須賀君がまだ買い出しから帰ってないのよね」

咲「あれ? そんなに多くの物頼んだんですか?」

久「ううん。頼んだのは大した量じゃないわ。一局もしないうちに帰ってくると思ったんだけど」

一局×→半荘○

◇◇◇


優希「犬の奴どこかでさぼってるのか?」

まこ「何かあったのかの?」

和「携帯に電話してみたらどうでしょう?」

久「さっきそう思って電話してみたんだけどどうやら須賀君携帯忘れて行ったみたいなの」

咲「どうしたのかな。もしかして道に迷ったとか」

久「それはないわね。咲と違って」

まこ「それはないの。咲と違って」

優希「それはないじぇ。咲ちゃんと違って」

和「それはないでしょう。咲さんと違って」

咲「皆ひどい! 私だって流石にこの辺なら迷わないよ。……多分」

まこ「今最後に気になるセリフが聞こえた気がするが」

久「ま、そういうわけで須賀君が帰ってくるまでちょっと待ちましょうか」

ガチャ

京太郎「すいません。只今戻りました」

まこ「お、噂をすればなんとやらじゃな」

優希「遅いじぇ犬!」

京太郎「すまん、ちょっと問題があってな」

咲「問題? 何があったのって、あれ?」

和「貴女は、鶴賀の……」


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               _ .ヾ |:::|:::\::::::::ト、/  ヾ_/ ヽ ィ:::::::::::|::::::}:::|j::トj:l、__
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モモ「ど、どうもっす」

何人かやってく感じ?
それともモモだけ?

咲「あ、こんにちは」ペコリ

モモ「あ、はいこちらこそこんにちは」ペコリ

久「何? 須賀君ったら、おつかい中にナンパでもしたの?」

京太郎「違いますよ! あ、これ頼まれてた備品です」

久「ありがと。まあ須賀君がそんな度胸あるとも思えないから違うとは思うんだけど、それで問題って言うのは、『ソレ』?」ユビサシ

京太郎「ええ、まあ」ポリポリ

咲「ソレって、あ!? な、何してるの京ちゃん!?」

京太郎「何って言われてもなあ」

優希「い、犬! それセクハラだじぇ! さっさと離れろ!」

京太郎「だからそうもいかねえんだって」

和「一体何があったんですか? 」

まこ「何か事情があるんじゃろ。でないとホントにナンパととられてもおかしくないぞ?」

久「そうね。それじゃ説明してくれる? 遅くなった理由と、そんな風に」



          _,〉                       /
       /´  \                    /
\    〃       丶.._                 /^\
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    ヽヘ                \     /          \   /
       ヽ、                >'"´            )_/
         ',             \/                /
          ',              ',            /
          ',              ',     /    /
          ',              ',   _/     |
           ',               ヽ ̄          ,'
           、          ヽ     ヽ   /     /
            \ __  ー-、    \     \/    /
           ノ  >、\  \   丶、  /  /
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                ',  |、_,>'´   / ̄/ / V
              丶-'  丶-‐ '´   {_(/


久「しっかり手を握ってる理由を」

とりあえず投下終わり
このスレを思いついた理由

京ちゃんの髪の色と髪型

モモって透けてるよね

ニセコイの作者がダブルアーツの作者だと最近になって知ったから

>>6
モモ一人です。一通り終えたとき気が乗ったら他のキャラでやる可能性は京ちゃんが活躍するくらいかな?


プロットはあるけど書き溜めないから手をつなぎっぱなしならではのネタ振ってくれると書きやすいっす

2,3日中にまた上げます

バトルって誰とするんですか? 魔王? アラフォー?
その場合
VS魔王時 幼馴染が自分にないおもちをお持ちの少女と仲良く手を握りながら麻雀してるのを見てゴッ倒されるか
VSアラフォー  自分にはなかった甘酸っぱい青春を眼の前の美男美女が仲良く手を握りながら麻雀をしてるのを見てゴッ倒されるか
のどっちかですね

つまりこのスレは年頃の男女が片時も離れられないというラブコメ路線でいきたい所存

時間空く>>1は飽き癖がつくので短くともちょっと投下します

数時間前


モモ「いい天気っすね! まったく絶好の遠出日和っすね!」

モモ「……1人だけど」ボソ

モモ「まあ、しょうがないっすね。先輩達は受験勉強で講習だったりなんだりで忙しかったみたいっすから」

モモ「……はあ。変なもんすね。昔は一人ぼっちなんて当たり前だったのに、なんか寂しいっす」

モモ「……よっし! 折角遠出したんだしなんかお土産でも買って帰るっす!」

モモ「先輩には合格祈願、部長には交通安全の御守り、かおりん先輩にはおみくじ、むっちゃん先輩にはプロ麻雀せんべいでいいっすね」スタスタ

しばらくして……

モモ「お土産も買ったしウインドウショッピングでもしてくっすかね」スタスタ

モモ「この服なんか先輩に似合いそうっすね」ピタ

モモ(あ、ガラスに私の姿が写ってるっす)

モモ(ふふ、なんだかガラス越しだとホントに透明になってるように見えるっすね)

モモ(なーんて、いくらステルスモモなんて名乗っててもホントに透けたりはしないっすけどね)

モモ(ほら、直接見ればちゃんと……)

モモ「え?」


モモ「な、なんで向こう側が見えるんすか?」スウウウ

モモ「なんで体がガラスみたいに透明になっていってるんすか!?」スウウウ

モモ「ちょ、ちょっと、待って、嫌、なんで、なんで透明になるのが止まらないっすか!」スウウウ

モモ「嘘、止まって、止まって、なんで、こんなの、今まで一度もなかったのに!」スウウウ

モモ「お願い! 止まって! このままじゃ私……」スウウウ

モモ(あ)

モモ(なんでか分からないけど唐突に理解したっす)

モモ(このままだと私、消えちゃうっす)


モモ「や、やだ」スウウウ

モモ「消えたくない」スウウウ

モモ「やっと生きてて楽しいと思えるようになったのに」スウウウ

モモ「1人じゃないって思えるようになったのに」スウウウ

モモ「…助けて」スウウウ

モモ「誰か、助けて!」スウウウ

モモ(ああ、誰も気づかないっす)

モモ(こんなに大きな声出しているのに誰も気づいてくれないっす)

モモ(いつもだったら流石にここまですれば誰かは気づいてくれるのに)

モモ(じゃあ、やっぱり消えちゃうっすか?)

モモ(このまま誰にも気づかれずに、1人で勝手に消えちゃうっすか?)


モモ(嫌っす! 先輩に、皆に会えなくなっちゃうなんて絶対嫌っす!)

モモ(なんで!? なんで私ばっかりがこんな目にあうんすか!?)

モモ(まだお土産だって渡してない! 部活だってもっとしたい! 皆とたくさんやりたいことがあったのに!)

モモ(加治木先輩! 部長! かおりん先輩! むっちゃん先輩!)

モモ(……ああ、もう駄目っす。ほとんど透明になって立ってもいられなくなっちゃったっす)ペタン

モモ(私の人生、これで終わりっすか)

モモ(こんなことなら遠出なんかしなきゃよかったっす)

モモ(そうすれば、もしかしたら先輩たちのそばで消えられたかもしれないのに)

モモ(でも、諦めるしかないっすね)

モモ(…………)

モモ「……お願いっす」ゥゥゥ

モモ(……諦めたくない)

モモ「……誰か」ゥゥゥ

モモ(私はまだ生きていたい)

モモ「誰か」ゥゥゥ

モモ(だから、お願い!)















モモ「誰か助けて!!」
















京太郎「おい!」




                                   (´`ゝ;_
                                   ヽ,   `ゝ、
                                     ゝ/  `;:,
                                      `ゝ、 ;;;;\、

                                      /(;;;;;;;:  ;;;;ヽ、
                 r'"::::::::::::::         __,,.:;,:;:;,:;:;.:; :゙´´゙゙\:::::;;;;   ::::;;;;`ヾ;;;;; ̄
               /   }/⌒;       (´ ::::::;; _;;__...,;;;  ::::ヽ;;\;;;;   ;;;;;;;:
             ,,/,,  ,、.,/ 丿       `´´ ̄ .,:;イ ::;  ::;::ゝ;;;;;;;;    :
           /~   ヾ::::ツ,、/        ,,;:;::;:´´`:::::;;;;入;:;;   :::ヽ;;;;;;;\:::::::::::::::  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
         , '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;ツ        ( ....,,,,,;:;;;:;;:;:;::; ̄;;;;;;       ,.,,.,.;:;:;-‐゙´
     ,    ,.'      j゙,,, ´ 7          (  ,,,...:::;-‐゙゙゙゙^> :::;; ;;,:;:;:;-‐~´
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       ,'     '、;;;;;;;;   / ̄              ゝソ
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     V           /
     /         /
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               ⌒ヽ、    ノ⌒`''''-- ,,_
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京太郎「大丈夫か!」

モモ(あの時、彼が掴んでくれた手の暖かさを)



モモ(私はきっと、一生忘れることはないっす)

投下終わり

モモの独白がくどいかもしんないけどエルーと違って覚悟も何もなしにいきなり消えそうになったらまあ混乱するだろうということで

ではまた明日

乙。
これ原作でもある程度触れてたけど、トイレや着替え、風呂も手を繋いでないといけないんだよな…
手錠で繋がれるってネタはたまにあるけど、手繋ぎだと距離が更に近いし。

>>38
手錠:離れることができない状態
本スレ:離れるわけにはいかない状態

手錠は距離あるけど持ちかえたり出来ない分いろいろ大変ですね
なお、昔某特撮で接着剤が二人の握った手にかかって離れられないというネタがありました
面白かったけど問題はなんでそんなおいしいネタを男性とおっさんでやらせようと思ったのか今でも疑問です

今日も夜中にちょっと投下してきます

モモ「……へ?」

モモ(この人、私に気づいてくれた?)

京太郎「おい! しっかりしろ! ええっとこういう時どうすればいいんだっけ」アセアセ

モモ(……あはは、最後の最後で誰かに気づいてもらえたっす)

京太郎「110番? いや117番だったか? と、とにかく救急車を、って携帯がねえ!」

モモ(でも、よく考えたら誰かに気づいてもらえたところで体が透けて消えちゃうのをどうやって治すんすかね)

モモ(さっきまでは必死で気付かなかったっす)チラッ

モモ(金髪の、なんだか軽そうな男の子っすね。欲を言えば先輩の腕の中で最期を迎えたかったっすけど誰かに見てもらえるだけマシっす)

京太郎「あ、おい大丈夫か!? “顔色真っ青だけど”熱中症か!?」









モモ(せめて辞世の句でも……え?)

モモ「顔、色?」

京太郎「あ、反応した! 大丈夫か? 水ならあるけど飲めるか?」

モモ「私が、見えてるっすか?」

京太郎「? 何言ってるんだ?」

モモ「私が分かるんすか?」

京太郎「お、おお」

モモ「……」オソルオソル

モモ(あ、手が見える)

モモ(透けてもいない。ガラスみたいにもなってない)

モモ(いつもの私の手っす)

モモ「た、助かった?」

京太郎「え、えーっと、もしもーし?」

モモ「……ヒ、ヒック」

京太郎「?」

モモ「うわーん!」ダキッ!

京太郎「ぬをお!?」

モモ「怖かったっす! ホントに消えちゃうかと思ったっす!」ギュウウウウ

京太郎「うおお!? 咲や優希では決してあり得ない柔らかな感触うぅぅ!?」


しばらくして



モモ「ごめんなさいっす。感極まっちゃってつい抱きついちゃったっす」ペコリ

京太郎「いえいえ、こちらこそありがとう」ペコリ

モモ「? なんでありがとうっすか?」

京太郎「ああいやこっちの話。それで、本当に大丈夫なのか?」

モモ「はい。さっきはどうなるかと思ってたけどなんとか元に戻ったみたいっす」

京太郎「そっか。そりゃ良かった」

モモ「はい。それで、あの」

京太郎「ん? なんだ?」

モモ「そ、そろそろ手を離してくれたらなー、って」

京太郎「へ? ってあ!?」パッ

京太郎「ご、ごめん! わざとじゃないんだ! 助けるのに夢中で気付かなかっただけで」

モモ「あ、大丈夫っす。分かってるっす」

京太郎「そ、それならいいんだけど。ところでなんであんなとこにうずくまってたんだ? 念のため病院行った方がいいんじゃ?」

モモ「病院っすか。行ってもどうせ意味ないと思うっすけど」

京太郎「それってどういう意、み……」

モモ「どうしたっすか急に?」スウウウ

京太郎「か、体! 体が透けて!?」

モモ「え!? うわ、また!? なんで!? 戻ったんじゃ」スウウウ

モモ「やだ、せっかく助かったと思ったのにまた消えちゃうなんていやっす!」

京太郎「っつ!」バッ





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               ⌒ヽ、    ノ⌒`''''-- ,,_
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                             ヽ-/ /  / /



モモ「な、何を、あれ? 元に戻ってく?」ゥゥウウス

京太郎「な、なんか分かんないけどとりあえず手を離したら不味いのか?」フウ

モモ「ど、どういうことっすか?」

京太郎「いや俺に言われても」

モモ「?」パチクリ

京太郎「?」パチクリ





駄目だ眠い。寝落ちします

明日朝余裕あったら切りのいいとこまで書きます


古本屋でダブルアーツ売ってたので購入
トロイにかかってる関西弁のハイネちゃん助けるシーンが怜に見えてしょうがない>>1です

ゆっくりちょっとずつ投下



京太郎「えーっと、とりあえず場所移すか。なんか注目浴びてるし」

モモ「注目?」キョロキョロ

「なにあれ? 往来で手をつないでて、バカップル?」

「あの子かわいいなあ、金髪の男うらやましい」

「美男美女で付き合ってるとかリア充爆発しろ」

京太郎「な? あっちに公園あったから、そこで詳しく話そう」

京太郎「手つないだままとか嫌かもしんないけどちょっと我慢してくれ」スタスタ

モモ「わ、分かったっす」

モモ(どういうことっすか? いくら誰かと手をつないでるからって私がカメラ越しでもないのに注目を浴びるなんて)




公園



京太郎「ふう。とりあえず落ち着いたな。じゃあえっと、確か鶴賀学園の東横さん、だったよな?」

モモ「そうっすけど、……ってなんで私のこと知ってるっすか? 会った覚えはないっすけど。っは! まさかストーカー!?」

京太郎「ちげーよ!」

モモ「なんだ違うっすか。残念っす」

京太郎「残念!? ストーカーに遭いたいのかよ!?」

モモ「別にそういうわけじゃないっす。ただ単に人に見てもらえてたなんて新鮮だと思っただけっす」

モモ「それで、金髪さんはなんで私のこと知ってるっすか?」

京太郎「いや東横さんって麻雀の県予選副将戦でうちの和と当たってただろ? だから俺が一方的に知ってるだけだな」

モモ「和? ああ、清澄のおっぱいさんっすか。じゃあ金髪さん清澄の生徒さんっすか?」

京太郎「おう。そう言えば自己紹介まだだったか。俺は清澄高校麻雀部1年の須賀京太郎」

モモ「須賀君っすね。知ってるみたいっすけど改めて、鶴賀学園麻雀部1年の東横桃子っす」

京太郎「ああ、よろしく。で、本題に入るけどなんで何があったんだ? なんで手を離したら急に透明になっちゃうんだ?」

モモ(私は須賀君に事情を説明したっす)

モモ(人より存在感が薄い事。中々人に気づいてもらえないこと。最近は麻雀部で楽しく過ごしてたこと。今日は一人で遠出してこのあたりに来た事)

モモ(突然前触れもなく体がガラスみたいに透けていってしまったこと)

モモ(そして、須賀君が来てくれて助かったらしいことを)



京太郎「うーむ。理由は全くわっかんねーけど一つ言えるのは手を離したら東横さんは消えてしまうってことか」

モモ「みたいっすね。……えっと須賀君」

京太郎「ん?」

モモ「あの時、助けてありがとうっす。ホントにもう駄目だと思ってたっすから」

京太郎「へ? あ、いやお礼なんかいいって! そもそも俺じゃなくてもよかったのかもしんないしたまたま俺が気づけただけだしさ」

モモ「そう、そこっす」

京太郎「そこって?」

モモ「なんで須賀君はあの時私が分かったっすか? 他の人は誰ひとり私に気づかなかったのに」

京太郎「なんでって言われても、なんでだろうな? むしろ俺にはなんで他の人が東横さんに気付けなかったのかが分かんないし」

モモ「……おっぱいさんといい清澄の人はなんか特殊な訓練でも受けてるっすか?」

京太郎「いやそんなはずはない」




モモ「まあそれはいいっす。とりあえずこれからどうするっすかね」

京太郎「それなんだけど東横さん、この後時間はあるか?」

モモ「時間っすか。問題ないっすよ。元々暇だったから遠出したわけっすし」

京太郎「なら悪いけど一度清澄に帰っていいか。正直俺達だけじゃどうしたらいいか分からないし部長達ならなんかいい知恵を貸してくれるかもしれないしな」

モモ「OKっすよ。私も先輩達に相談したかったっすけど携帯の充電忘れてて電話も出来ないっすから清澄の部長さんに連絡とってもらいたいっす」

京太郎「よし。じゃあ行くか。途中、手を離さないように気をつけないとな」ギュ

モモ「すいません。よろしくっす」ギュ


久「なるほど。それでこうして仲良く手をつないできたと」

まこ「随分人目につきそうじゃが平気じゃったか」

京太郎「ついさっき嫁田(仮)に見られて『なんだ浮気か須賀?』って聞かれました」

まこ「それは災難じゃったの」

和「それにしても、手を離したら消えてしまうなんて、そんなオカルトありえません!」

咲「まあまあ和ちゃん。でも私も同意見かな。気づけないならともかく透明になるっていうのは流石にちょっと信じられないや」

優希「もしかして京太郎が弱み握ってそういうウソついて手を握ってるだけに思えてくるじぇ」

京太郎「嘘じゃねえって。大体、嘘ならもっとマシな嘘つくぞ」

モモ「……須賀君」クイクイ

京太郎「なんだ? 東横さん?」

モモ「ちょっと手を離してもらえるっすか」

京太郎「え? でもそれって」

モモ「多分、直接見てもらった方が早いっす」

モモ「消えそうになったらまた手を掴んで下さい」

京太郎「……分かった。じゃあ離すぞ」パッ


チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ

咲「……何も起きな!?」

スウウゥゥ

優希「ほ、ホントに体が透けてるじぇ!」

京太郎「っ!」パシッ

ゥゥウウス

まこ「お、戻ってくの」

久「……正直話聞いたときは半信半疑だったんだけど、目の前で見せられちゃ信じないわけにはいかないわね」

和「」

優希「のどちゃん?」

和「SOASOASOASOASOASOASOASOASOASOASOASOASOASOA」

咲「和ちゃん!? 落ち着いて!」

まこ「どうやら脳が理解を拒否してるようじゃの。気持ちは分かるが」




京太郎「とまあ、こういうわけなんですけどどうですか部長?」

久「私にだってさっぱりよ。これはもう私たちだけでどうにか出来る問題を超えてるわ」

久「詳しい事はこの後決めるとして、とりあえずゆみ達にも連絡とった方がいいわね」ピポパ

プルルルガチャ

久「あ、ゆみ? ごめんちょっといいかしら? 実はカクカクシカジカで大変なのよ。ええ、そう、分かったわ。じゃあ清澄についたら連絡して」ピッ

久「モモちゃん、今電話したら丁度講習終わったみたいで浦原さんとこっちにすぐ来てくれるって」

モモ「そうっすか。なんかみなさんや先輩達に迷惑かけて申し訳ないっす」

久「こらこら、今はそんなこと考えてる場合じゃないと思うわよ。それより、彼女達が来るまで時間があるし私達は私達でやれることをやっておきましょ」

京太郎「やれること、ですか?」

久「ええ、分かりやすく言うと」









久「実験よ」


投下終わり

ダブアツ知らない人はwikiみれば詳しく分かるでしょうけど3行で言うと

透明になる接触感染の病気『トロイ(透化病)』が世界で流行っている
ヒロインはその病気を治療できる力があったが限界が来て自分も消えそうになる
主人公の男の子がその子の体に触れることで消滅を免れる
以後、手を離せなくなる

4行だった。とりあえずこのスレは別に人にはうつらないのでご安心を


なんだよー浦原先輩知らないのかよーワハハ言ってる先輩いるだろー
そうだよ蒲原だよー

誰だよ浦原

いつも脳内でワハハと読んでたので本名忘れてた

ミスして悔しいので12時までちょっと投下



京太郎「実験?」

久「そう。今の状況は情報があまりに少ないしね。何がよくて何が駄目かもはっきりさせたいもの」

久「それに、情報が多く集まればそれだけ解決への糸口が見つかるかもしれないでしょ?」

まこ「なるほど。言い分は分かるの」

優希「さっすが部長だじぇ」

モモ「それじゃ、一体何をすればいいっすか?」

久「そうね。まず何よりも大事なことから始めましょうか」

京太郎「大事なことって何です?」

久「簡単よ。須賀君、それにモモちゃん。貴方達がどれだけ離れられるかよ」



咲「どういうことですか?」

久「限界を知るのよ。さっきちょっと離れた時も離した瞬間じゃなくて少し間があいてから透明になっていったでしょ」

久「今後何かあった時のためにもどのくらい離れたら不味いのか、逆にいえば何秒くらいなら離れても大丈夫なのかは知っておくべきよ」

和「確かにそうですね。ですが其れを確かめるには……」

久「……そう、実際に二人に手を離してもらわないといけない」

京太郎「そんな!? それって失敗したら東横さんが消えちゃうかもしれないですよ!」

久「勿論強制はしないわ。下手をすれば命にかかわるし無理にやる必要もないわ」

久「ただ知っておくべきだという事ではあるけど、どうする?」

モモ「……いえ! ただでさえ須賀君にこうして迷惑かけてるっすからどのくらい離れられるか限界は知っておくべきっす!」

モモ「だからやるっす! 須賀君も、お願いっす」

久「そう、それじゃ何かあったらすぐに須賀君が掴めるようにしておいて」

久「まこ。正確な時間を計りたいからお願い」

まこ「そう言うと思ってもう準備しとる」

久「流石ね。モモちゃん、無理だと思ったらすぐに言って。須賀君も同じよ。その時はすぐに掴んで」

モモ「わ、分かったっす!」

京太郎「りょ、了解」

久「じゃあ始めるわよ。合図したら手を離して」

久「3、2、1、ハイ!」


バッ

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ




まこ「10秒経過」

優希「また透けてきたじぇ!」

京太郎「東横さ」

モモ「まだっす。まだ大丈夫っす」スウウウ



チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ



まこ「30秒経過!」

和「信じられません。本当に全身が透けていっています」

京太郎「東横さん、もう」

モモ「まだっす。あの時はもうちょっと大丈夫だったっす」スウウウ


チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ


まこ「1分経過!」

モモ「っぅ」ペタン

咲「東横さん!」

京太郎「くっ!」バシッ

モモ「はあっ、はあっ」ゥゥウウス

京太郎「よかった。元に戻った」


久「ごめんなさい。いくら知るべきとはいえひどいことをさせたわ」

久「見ているこっちもあんなに不安になったのにそれをやれだなんて。モモちゃんにはとても怖い思いをさせてしまったわ」

モモ「……大丈夫っすよ。ちゃんとこうして元に戻ってるっすから問題ないっす」

京太郎「……」ギュ

モモ「? どうしたっすか須賀君?」

京太郎「いや、なんでもないよ」

京太郎(東横さん、手をつかんだ時、すっげー震えてた)

京太郎(それを隠して強がるってんなら俺もそれに付き合うだけだ)

久「……分かったわ。それじゃ今の結果の検証に移りましょう。まこ、時間は?」

まこ「全く、見ててひやひやしたわ。時間じゃが10秒で手先が透明になり始めて30秒でほぼ全身が透明になっとった」

まこ「倒れたのが1分。ここで京太郎が掴んでストップ。リミットは1分と考えるべきじゃろうな」

和「それって、もうほとんど離れられないも同然じゃないですか」

久「そのようね。事態は思った以上に深刻みたい。でもさっきも言ったけどおかげで余裕を見ても30秒は離れても大丈夫と分かった」

久「これを踏まえて次の実験にうつるわ」


優希「次は何をするんだじぇ?」

久「簡単よ。今は須賀君が掴んでいるけどそれは他の人でも有効かどうか、よ」

久「もし須賀君以外でもOKなら須賀君が特別というわけじゃなくなるし同性同士の方が手をつなぐにしても気楽でしょ」

咲「あ、そう言えばそうですね。京ちゃんでなく誰でもいいなら随分変わりますね」

優希「ようし! じゃあまず私と触ってみるじぇ!」

久「まあ近場にいる全員で実験はするけど須賀君は手を離した後もすぐにモモちゃんの手を掴めるようにしておいてね」

京太郎「分かりました」




キングクリムゾン!



久「えー、実験の結果、須賀君以外は誰ひとりモモちゃんの透明化を止める事はできませんでした」

まこ「誰に言っとるんじゃ?」

咲「ごめんね京ちゃん、東横さん。力になれなくて」

京太郎「別に咲が謝ることじゃねえだろ。それに大変なのは東横さんで俺は別に全然苦じゃないぞ」

咲「本当?」

京太郎「ああ。むしろ東横さんみたいな可愛い子と手をつなげてるなんてラッキーだもんな!」

咲「んもう! 京ちゃんったら!」

優希「やっぱり犬は犬だじぇ!」

ギャーギャー!

久「へえ、須賀君ったら重い空気飛ばすために三枚目をやるなんてやるじゃない」

和「ええ、ゆーき達もそれにのっかってるようですし」

まこ「いや、咲はともかく優希は素の気もするが……」

和「い、いえきっとそんなはずは、あれ? 大丈夫ですか東横さん?」

モモ「ふぇ!? あ、だ、大丈夫っす! 問題ないっす!」

久「ごめんね。須賀君が変なこと言って気分悪くしたかもしれないけど冗談だろうから」

モモ「あ、そ、そうっすか。冗談っすか」

モモ(可愛いなんて男の子に初めて言われたけど、そうっすよね。冗談っすよね)



投下終わり

何か書いててキャラの口調に不安を感じる。これであってんだろうか?

次の実験、ちょっと安価したい事有るんですけど問題ないですかね?


SS書いてると他のSSのネタが浮かぶことってよくあるよね?
具体的にはガイトさんと恋人の振りしなきゃいけなくて、でも和菓子屋の娘である穏が気になっててそうしてるうちに素だと熊本弁話す結婚ばっちこいな姫子が押し掛けてくる京太郎の話とか

安価OKみたいなんで大したものじゃないですけどやります

では投下します



一つのSS書いてると他のSSのネタが浮かぶことってあるよね?

具体的にはヤクザの一人娘のガイトさんの恋人の振りしなきゃいけなくて、でも和菓子屋の娘である穏が気になっててそうこうしてるうちに素の時は熊本弁で話す結婚ばっちこいな姫子が押しかけてくる京太郎の話とか

安価OKみたいなんでやります。といっても大したもんじゃないんですけど

では投下します



久「さて、これで須賀君以外じゃモモちゃんの透明化の進行を止められないと分かったわけだけれどこれはまた面白、ゲフン、大変な展開ね」

京太郎「え? 大変なのは分かってたじゃないですか」

久「あら? もしかして気が付いてないの?」

モモ「何をっすか?」

久「モモちゃんまで? これはますます面白、ゴホン、大変ね」

優希「どういうことだじぇ部長?」

久「だって離れたら消えちゃうってことは少なくとも解決策が見つかるまでは須賀君とモモちゃんはずっと一緒にいなきゃいけないってことよ」

久「食事はもちろんトイレもお風呂も寝る時もずっとね」

久以外「……」

モモ「は?」

京太郎「え?」

咲「へ?」

優希「じぇ?」

「「「「えええええええええええええ!!??」」」」


久「あっはっはっは! 予想通りの反応で一周回って面白いわwww」

まこ「笑っとる場合か全く」

久「そう言えばまこと和はあんまり驚いてないわね」

まこ「まあ予測できとったからの」

和「だからこそ同性である私達でも東横さんの透明化を止められたら良かったんですが」

久「そうよねえ。ま、無理なものは仕方ないんだし頑張ってね二人とも」

京太郎「いやいやいや無理ですよ! 咲ならともかくほぼ初対面の男女ですよ! まず理性持ちませんよ!」

咲「ちょっと京ちゃん!? 私ならともかくってどういう意味!?」

モモ「いくらなんでも困るっす! ずっとだなんて、お風呂もトイレも一緒って、他にないんすか!」

久「やあねえそんなに怒鳴らなくてもいいじゃない。別に生きるか死ぬかの問題なわけでもないんだから」

モモ「死ぬっすよ! 手を離したら消えちゃうし話さなかったら悶死するっす!」

京太郎「そうですよ! Dead or Die ですよ!」

久「まあまあ落ち着いて。別に私もからかうために言ってるわけじゃないのよ?」

久「実際他に手があったらそうしていたでしょうけど現状、須賀君と手をつなぐしかない以上二人は離れるわけにはいかないのよ」

久「少なくとも透明化の対処法を見つけるまでわね」

久「だから二人とも。大変だとは思うけど我慢してもらうしかないわ」

京太郎「……わかりました。確かにそれしかなさそうですし」

モモ「私はそもそも原因なんすから文句言える立場でもなかったっす」

まこ「ほれ、当人同士が納得したんじゃ。おんしらも納得せんか」

咲「う~でも~」

優希「なんか、なんか納得いかないじぇ!」



久「決まりね。なら次の実験にうつりましょうか」



京太郎「」

話さなかったら×→離さなかったら○

◇◇◇

京太郎「ま、まだ何かやるんですか?」

久「そんな警戒しないでよ。むしろこのままの二人の生活を少しは楽にできるかもしれない内容なんだから」

モモ「マシになるんすか!」

久「ええ。今までは二人とも手で握り合ってたわけでしょ?」

京太郎「ええ」

久「そこなんだけどもしかしたら手じゃなくても肌ならどこでもいいんじゃないかしら」

京太郎「な、なるほど」

モモ「盲点っす」

久「まあ二人からしてみれば最初の時の印象が強かったからなんでしょうけど他でもいいなら大分行動の幅が広がるわよ」

和「そうですよね。両手使いたい時だって日常じゃ数多くあるわけですから」

久「そ。ついでに服越しのように間接的でも良いか確認しましょう」

京太郎「おお! じゃさっそくやりましょう!」

久「ええ。じゃあ須賀君。モモちゃんの手以外の場所触って頂戴」

京太郎「分かりました」

京太郎(さて、どこを触ろうか?)

◇◇◇

安価です

1.頬かな
2.耳かな
3.唇かな
4.生足だろ
5.自由安価

触る個所で反応と印象変わります

下1で


京太郎(無難に頬でいいか)ソッ

モモ「んっ」

京太郎「あ、悪い。嫌だったか?」

モモ「大丈夫っす。ちょっと慣れてないからくすぐったかっただけっす」

まこ「まあ普通頬を触られ慣れてるやつなんぞいないわな」

優希「でも膝枕とかなら頬が直接触れるじぇ」

和「そんな日常的に膝枕してる人なんていませんよ」


~~~~~~

?「くしゅっ」

??「なんや? 風邪?」

?「かもしれんなあ。倒れたら大変や。というわけでりゅーか膝枕ー」

??「はいはい」

~~~~~~

久「さて、とりあえず問題はなさそうね」

京太郎「ですね」

久「まあ一応モモちゃんの方も試しておきましょう。モモちゃん、お願い」

モモ「分かったっす」


◇◇◇

因みに

耳→性感帯
唇→思わず口を開いて指チュパ
生足→ビンタされるけどグッドな感触

でした


モモ(さて、じゃあ私も頬でいいっすかね)

モモ「って須賀君ちょっと背高いっす。少しかがんでもらえないっすか」

京太郎「ん、OK」マエカガミ

モモ「では」サスッ

モモ(うわ、なんか凄いすべすべっす)ナデナデ

モモ(男の子の頬なんて初めて触ったっすけどこんなに手触りいいんすか?)ナデナデ

モモ(今まであんまりおしゃれとか化粧とか気にしてなかったっすけどこれはちょっと女として悔しいっす)

モモ(手に吸い付くような感じもするっすし、なんか癖になりそうっす)ナデナデ

モモ(……反対側はどうっすかね?)スッ

京太郎「ちょ、ちょっと東横さん?」

モモ(あ、こっちもやっぱりすべすべっす)ナデナデ

モモ(両手で挟んでるから触りやすくなったかんじもするっすし)フニフニ

京太郎「と、東横さん! 東横さんってば!」

モモ「へ? あ、なんすか須賀君?」

京太郎「いや何っていうか、この態勢は色々不味いんでそろそろ離してもらえたらな―、なんて」

モモ「この態勢?」

モモ(あれ? なんで嶺上さんやおっぱいさん顔真っ赤にしてるっすか?)

モモ(清澄の部長さんはニヤニヤ笑ってて東場さんは唸ってるっす)

モモ(……あれ? 私今どんな態勢なんすかね?)

モモ(えーっと背の高い男の子が前かがみになってその顔に近づくように手を伸ばして両頬挟んでるっす)

モモ(態勢上最初の時より須賀君の顔も近くなってるっすね)

モモ(……ああ、なるほど。これ少女マンガとかにある女の子が男の子にキスしようとしてる姿勢っすね)

モモ「ってわああああ!」バッ

モモ「ち、違うっす! 全然そんなつもりじゃなくて!」スウウウ

京太郎「分かってる! 分かってるから! だから手!」バシッ

久「~~~~~っ!!」バンバンバン

まこ「おかしいのは分かるが少しは自重せえよ」プ、ププ

和「な、なんだか見てるだけで凄くドキドキしました///」

咲「あわわわわわわわわわ!」

優希「うううう! 犬の分際で躾なってなさすぎだじぇ!」


投下終わり

なお、頬だからモモこういう行動をとりました

さて、これで実験終了のつもりですが
「普通に考えてこれ確認しとけよ」と思うものあったらどうぞ

髪の毛とか一部分でも大丈夫なのかとか

dead or die
って原作であったね

中継(マジックハンドとか、あるいは第三者を介しての接触)が可能か

久さんがやると言いつつやってない服越しは確認しといた方がいいと思う


ところで頭がフットーしそうだよおっっな展開はまだですか?

エルーかわいい


ようやく復活したみたい。なのになぜかしばらく書き込めなかったorz

>>89>>92>>95
ありがとうございます。さらりとですが実験いたします

>>91
御名答
クロスゆえネタ程度は使いますぜ!

>>97
僕は関西弁のハイネちゃんが可愛いと思います!

ではまたちょいと投下します


久「さて、肌ならどこでもよいと分かったわけだしジャンジャン行くわよ!」

咲「ノリノリですね部長」

まこ「安心せえ。あんま調子乗るようじゃったらどつくわ」

久「失礼ねえ。ちゃんと理にかなってる内容よ。須賀君、今度はモモちゃんを服越しに触ってみて」

京太郎「了解です」※手を離して腕掴み

モモ「……あ、透けてきたっす」スウウウ

京太郎「おっと」パシッ

久「ふんふむ。服越しはダメ、と。じゃあ次は髪を触ってみて」

京太郎「髪ですか? えっと、女子ってそういうの嫌がるって聞いたことあるけど東横さん大丈夫か?」

モモ「あ、問題ないっすよ。そこまで手入れしてるわけでもないっすし」

優希「コラ犬! お前私の頭は確認せずポンポン触ってるじょ!」

咲「そうだよ! 私のも平気で叩くのに何で東横さんには聞くの!?」

京太郎「え? 嫌だったのか? だったら今度から触らないけど」

優希「誰も嫌なんて言ってないじぇ!」

咲「むしろ触らなかったらカンするから」ゴッ

京太郎「意味分かんねえ!」


久「女心の分かってない須賀君、時間は有限なんだからさっさと進めましょう」

京太郎「なんか納得いかない」ブツブツ

京太郎「まあいっか。じゃあ」サスッ

モモ「んっ」

まこ「……ふむ。大丈夫みたいじゃの」

京太郎「……」

和「? どうかしたんですか須賀君?」

京太郎「あ、いや。さっき咲達に言われるまで女の子の髪に触るのって意識したことなかったからさ」

モモ「そうっすか。なんか悪いっすね。こんな質の悪い髪だと触ってても楽しくないと思うっすよ」

京太郎「え? いや全然。サラサラでいつまでも触ってたい手触りだし。俺くせ毛で硬いからこういう女の子らしい綺麗な髪ってうらやましゴフッ!」

優希「何ナチュラルに口説いてんだじぇ!」

和「ゆーき! 女の子がとび蹴りなんかしちゃいけません! 下着が見えちゃいます!」

優希「問題ないじぇ!」

和「どういう意味です!?」

モモ「…………」スウウウ

咲「ちょ、ちょっと東横さん! 手離れちゃってる! 透けちゃってる!」

モモ「え? あ!」パシッ

京太郎「いてて、すまんうっかり離した」

モモ「いえ、私こそぼーっとしてたっす」


久「髪も大丈夫っと。それにしても突っ込みで死にかけるとかシャレにならないわね」

まこ「うっかりじゃすまんしの。本気で簡単には離れん対策を考えんといかんな」

久「ま、それは追い追い決めていきましょ。さて、髪が有効と分かったところで須賀君」

京太郎「今度は何です?」

久「ちょっと拝借」ジャキン

京太郎「」

久「はいモモちゃんこれ。持ったら須賀君から離れてみて」

モモ「は、はあ」パッ

モモ「……あ、駄目っすね」スウウウ

久「うーん、体から離れた一部でも問題なければ良かったんだけどやっぱり駄目か」

京太郎「いややる前に言って下さいよ! いきなり鋏で切られるとか恐怖ですよ!」

久「ごめんごめん。まあ過ぎたことだし、ね?」ウインク&カラダヨセ

京太郎「仕方ないですね」キリッ

咲「うわぁ」

和「仮にも他の女の子と手をつないでるときに他の女性にデレデレするとか割と最低ですね」

京太郎「」







久「んじゃあラスト。たぶん今までの結果から無理だとは思うけど一応。須賀君、モモちゃん。この紐を両側から持ってみて」

まこ「間接的な接触か。でも服越しで無理じゃったんだから」

モモ「駄目みたいっすね」スウウウ

京太郎「えーっと、ってことはまとめると」パシッ

京太郎「東横さんの透明化を止められるのは俺だけ」

京太郎「触れる個所は体ならどこでもいいが直接じゃないと駄目」

京太郎「離れられるのは1分が限界」

京太郎「こんなとこか」

和「結局、須賀君達は解決するまで離れられない事になっちゃいましたね」

モモ「うう、それ考えると既に恥ずかしくて死にそうっす」

久「かといって離れたらそれこそおしまいだしね。なんとか解決の糸口を見つけないと…あら?」

キキイイイイイイ

ギャギャギャガキャン

一同「…………」

久「……あ、ゆみからだわ」ピピピ

久「もしもしゆみ? 着いたみたいね。え? モモちゃんは大丈夫かって? ええ、むしろそっちは大丈夫? ……そう。とりあえず旧校舎まで来てもらえる? 玄関まで迎えに行くから」

久「じゃあちょっと待っててね」ピ


【久が迎えに行ってから数分後】

ドタドタドタ

加治木「モモ! 無事か!?」バン!

モモ「あ! 先輩! はい! 今はなんとか大丈夫っす!」パアア

加治木「そうか。久から話は聞いていたが命の危機とあっては気が気じゃなかったぞ」フウ

加治木「ところで、君が須賀君だったか?」

京太郎「あ、はい! 清澄高校1年の須賀京太郎です!」ピシ

加治木「そんな緊張しなくていい。かしこまるのはこちらのほうだ」

加治木「ありがとう、モモが危ないところを助けてくれて。君がいなかったら私は大切な後輩を失うところだった」スッ

京太郎「ちょ、や、やめてください! そんなお礼なんて」アセアセ

モモ「そ、そうっすよ! 私なんかのために先輩が頭を下げる必要ないっす!」アセアセ

加治木「……ふむ、須賀君、どうやら君は謙遜を出来る人間のようだがそれも過ぎれば毒になるぞ」

加治木「私にとってモモは大切な存在だ。その命を救ってくれたことへのお礼を受け取らないのはモモの命を軽んじてると取られかねない」

京太郎「っ! すみません。では、改めて、俺も助けることができて良かったです」

加治木「モモもだ。私なんか、なんて言うな。モモは一人しかいないのだから」

モモ「! は、はい!」グスッ







智美「イイハナシダナー」


咲「うわ! いつのまに!」

久「ゆみが走って入って行ったあとすぐ私達も戻ってたわよ」

京太郎「えーっと鶴賀の部長さんの、浦原さん?」

智美「ワハハ、蒲原だぞ」

京太郎「す、すみません」

智美「ワハハ、気にしなくていいぞ。モモも無事でよかったな」

モモ「はいっす! 先輩も部長も御心配おかけしたっす」ペコリ

智美「ワハハ、別に問題ないぞ。ユミちんは凄い慌てようだったけどな」

加治木「こ、こら!」カアア

久「ふふ、よかったわねモモちゃん。さて、それじゃ二人にも今の状況を詳しく説明するわ。ついでに一応二人にも手をつなぐ実験をしてもらうわね」






キングクリムゾン!





加治木「そうか。しかしモモが消えるのは見慣れていたから何かの間違いではないかと期待していたんだが」

智美「ワハハ。においすらなくなってたな」

久「で、これからどうすればいいと思う?」



加治木「どうもこうも、治す方法を見つけるまでは二人に傍にいてもらうしかないだろう」

久「それは勿論よ。問題はその間どうやって治す方法を見つけるかよ」

まこ「いくらなんでも人が消えるなんて事にどうすればいいかなんて分からんしな」

和「やはりまずは病院に行ってみてはどうでしょう。私達が知らないだけでもしかしたらそのような病気が有るのかもしれませんし」

久「可能性は限りなく低いとは思うけれど、確かにやれることはやっておくべきね」

久「須賀君、モモちゃんも。今日はもう遅いから明日にでも病院に行ってみて」

久「和の言うとおり他に例があった可能性もなくはないでしょうから」

モモ「分かったっす」

京太郎「何か分かればいいんだけどな」

久「私達も出来る手は打っておきましょう」

久「各自何か手掛かりはないか探してみて。特にオカルト方面は強くね」

和「オカルトなんて、と言いたいですけど治す方法があるならなんでもいいですね」

優希「のどちゃんがオカルトを認めたじぇ!?」

和「認めてません。今回は例外です。父や母にも話をしてみます」

久「ふふ、頼りにしてるわ。私も靖子を通して色々探ってみるわ」

まこ「オカルトというと、鹿児島か岩手じゃな」

優希「インターハイの時の奴らに聞いてみるじぇ!」

加治木「龍門渕にも少し力を貸してもらえるか話してみるか」

モモ「…………」


智美「どうしたモモ? 俯いて」

京太郎「え? あれ、俺掴んでるよな……って泣いてる!? 大丈夫か東横さん

!? どっか痛いのか!?」

モモ「ヒ、ヒック、ち、違うっす、ただ、ヒック、うれしくって」

モモ「あの時、一回諦めて消えちゃおうかなって、もう会えないんだ、って思っ

ちゃって」グス

モモ「でも、こうして先輩たちにまた会えて、エグッ、皆が助けようとしてくれて

て、それがうれしくって、やっぱり消えなくてよかったって、そう思っちゃった

ら、なんか、涙が、止まんなくって」ヒッグ

京太郎「…………」ギュウ

モモ「グスッ……? 須賀君?」

京太郎「俺さ、あの時東横さんが助けてって声出したときなんで他の人たちは何

もしないんだろうって思ったんだ」

京太郎「だってあんなに一生懸命声を出して、頑張って助かろうとしてる子を見

たら普通助けるだろ?」

京太郎「だから走って東横さんの手を掴んで、そして助ける事が出来てすげーほ

っとしたんだ」

京太郎「ああ、助けられてよかった、って」

京太郎「だから、その、なんていうか」

モモ「……?」グスッ















京太郎「東横さんが消えなくて嬉しいのは俺達も同じだよ」



京太郎「そうですよね?」

加治木「当たり前だ」

智美「ワハハ当然だぞ」

久「須賀君にしちゃいいこと言うわね」

まこ「お前は一言多いというに。ま、京太郎の言うとおりじゃな」

和「友達が助かってうれしくない人なんていませんよ」

優希「今度おいしいタコス食べさせてあげるじょ!」

咲「また一緒に麻雀しようね!」




モモ(ああ、もう限界っす)

モモ「ひっく、う、うわああああああああああああん!」



モモ(今日は涙腺の緩い日っす)

モモ(多分人生で一番涙を流している間、優しく抱きしめてくれた先輩の暖かさや)

モモ(ぎゅっとつよく握られた須賀君の手が)

モモ(お前はここにいていいんだと教えてくれた気がしたっす)



投下終了

うん、イケメン書くのとか無理!(確信)
>>1にはこれが限界でした。キリ君はすごいなー憧れちゃうなー

さて明日はいよいよラブコメらしい嬉し恥ずかしのハプニング

両者両親健在だと思うけどとりあえずこっちの都合で今回は須賀家で行きます

ではまた明日

復活したか
しかし書き溜めなどしていない

なぜなら即興の方が筆が進むから!

では始めます



久「さて、モモちゃんも泣きやんだことだしそろそろお開きにしましょうか」

モモ「うう、言わないでほしいっす」

久「ふふ、ごめんなさいね。で、もう分かってるとは思うけど須賀君とモモちゃんは一緒にいなければいけない以上どっちかの家に泊まる事になるのだろうけど、大丈夫かしら?」

京太郎「あー、ウチは多分事情を説明すれば泊まることになろうが誰かを泊める事になろうが大丈夫だと思いますけど」

モモ「ウチですか? ウチはちょっと……」

まこ「まあそうじゃろうな。年頃の娘をよその男の家に泊めるのは流石にの」

モモ「ああ、いえそうじゃなくって」

一同「?」








モモ「私の家、今日両親いないっす」


京太郎「……よし! 東横さんの家に泊まろう!」

咲「駄目に決まってるでしょ!」

優希「この発情犬去勢するじぇ!」

京太郎「しまった! 彼女ができたときに言われたい誘い文句3位だったからつい!」

咲「何考えてんの京ちゃんの変態!」

優希「マジで去勢するじょ! というか1位と2位はなんだじぇ! 教えろ!」

加治木「あちらは放っておいて、どういうことだモモ?」

モモ「いえ、今日両親二人で懸賞の旅行に行っちゃったっす。だから暇だったんで遠出したっすよ」

加治木「そうか。御両親の帰りはいつになる?」

モモ「明後日になるっすね」

蒲原「ワハハ。なら今日はそっちの須賀の家に泊まるしかないのかー」

モモ「今のやりとり見ると不安になったっすけど」

京太郎「あ、今日一日の信頼が地に墜ちてる気がする」

まこ「安心せえ。間違いなく墜ちてるわ」


久「まあ大丈夫でしょ。須賀君の家は御両親もいるみたいだしそんなとこで襲うほど須賀君は度胸ないでしょ?」

咲「確かに、私が中学の時に京ちゃんの部屋でうっかり寝ちゃった時も何もしなかったし」

和「咲さんそれいくらなんでも危機感なさすぎです。須賀君がヘタレというのは同意しますが」

京太郎「なんで俺disられてんの? というか咲は襲わねえよ!」

咲「じゃあ東横さんは?」

京太郎「大変な目に遭ってる人襲うほど下種になったつまりはないぞ」

モモ「……その言葉、信用するっすよ」

京太郎「おう!」

和(それって大変な目に遭ってなければ襲いかねないとも取れますが……黙っておきましょう)


帰り道

京太郎「そういや東横さん、一応電話とかしなくてよかったのか?」テクテク

モモ「メールはしたっすよ。ただ男の子の家に泊まるとは言ってないっす」テクテク

モモ「今のこの状況も説明するの難しいっすし、折角の旅行中なんすから帰ってきてから伝えるっす」

京太郎「そっか。なら当座はウチの両親への説明が問題だな」

モモ「信じてもらえるっすかね?」

京太郎「眼の前で見せれば大丈夫だとは思うけど、普通に見たらただ女の子と手をつないでるだけだもんな」

モモ「そうっすね。普通に見たら……普通に見たら?」

モモ(あれ? 今の私達って)キョロキョロ


「ちっ、なんだよあれ、見せつけやがって」

「美男美女のバカップルとか、爆発しろ」

「世の中には相手どころか出会いすらないアラフォーだっているのに」

「アラサーだよ!」




モモ(部室じゃ意識してなかったすけど)

モモ(今の私達、というより私の姿を他の人も見えてるっすか?)

モモ(消えるのが止まるだけじゃなくて、“普通”に人に見られてる?)


モモ(やっぱり須賀君にはなんかあるっす)

モモ(他の人にはない何らかの原因が)

モモ「あ、あのすg」

京太郎「あ、見えてきたぞ。あそこが俺の家」

モモ「っと、そうっすか」

モモ(まあ詳しいことは後で色々聞いてみるっす)

モモ「……?」

モモ「須賀君須賀君」クイクイ

京太郎「ん? なに?」

モモ「須賀くんちはどこっすか?」

京太郎「へ? いやここだってば」ユビサシ

モモ「……塀しか見えないっすけど」

京太郎「ああここの塀高く作ってあるから。もうちょっと行けば門あるから」

モモ「は? 門?」

京太郎「ほい、ここが門」ギイ

テクテクテクテク

京太郎「で、ここが玄関。裏口もあるからそれは後で見せるよ」

モモ「」


モモ「す、須賀君ってお金持ちだったっすか?」

京太郎「え? いや家は昔からの土地持ちででかいだけで別にお金持ちって程じゃないぞ」

モモ「そ、そうっすか。でも私の周りでこんな大きい家の人はいないっすよ」

京太郎「そうか? 和の家もこのくらいだったと思うし龍門渕さんのお屋敷とかが本物のお金持ちだと思うけど」

モモ「……もういいっす」

モモ(なんか既に須賀君が普通じゃないのが分かった感じがするっす)

京太郎「? まあいいや。ただいまー」ガチャ

???「あーおかえりー」パタパタパタ

???「遅かったねー。 あれ? 誰その子? 何々まさか咲ちゃん以外にガールフレンド出来たの?」

京太郎「人聞きの悪いこと言わないでくれ」

モモ「あ、どうもっす。東横桃子と言います。えっと、須賀君の妹さんっすか?」

京太郎「いや、お袋」

モモ「……は?」





モモ「え? なんかの冗談っすか? どう見ても清澄の東場さんと同じくらいっすよ?」

京太郎「そういやお袋って優希の身長(143cm)と同じくらいか。咲よりちっちゃいもんな」

モモ「ええええ!? 若!? というより幼な!?」

須賀母「あっはっは、この前咲ちゃんと一緒に歩いてたら咲ちゃんの妹とも思われたよ」

京太郎「因みに義理でもなんでもなく間違いなく実母だから」

須賀母「京太郎は父親似だからねー。私に似てたらもっとかわいらしかったんだろうなー」

須賀母「で? その娘は誰なのかな? まさか弱みを握ってあれこれしようだなんて考えてないよね?」

京太郎「息子を何だと思ってんだよ」

須賀母「えー、だってその娘あんたの部屋にあった本に載ってる娘達と似た傾向じゃない。どことは言わないけど」

京太郎「」

モモ「? 私に似た子っすか? 興味あるっすね!」

京太郎「」

貧乳に好かれる遺伝か


京太郎「そ、そういや親父は!? 今日仕事休みだから家にいるはずだよな!?」

須賀母「いるけど、それよりその娘は……」

京太郎「一緒に話すから! あ、親父ただいま!」

ノソッ

須賀父「おお、おかえり」2m越え

モモ「でか!?」

京太郎「ああ、須賀の男は代々背高いらしいから。俺はお袋の関係かこのくらいの身長だけど」(182cm)

モモ「いや十分大きいっすよ須賀君も! あ、東横桃子っす。初対面で失礼な事言ってごめんなさいっす」ペコリ

須賀父「いやいや。こちらこそどうも。京太郎の父です。なんだ京太郎、こんな可愛い彼女がいたのか?」

モモ「か、かのじょ!?」

京太郎「だったらよかったんだけど実は結構大変な事情があってさ。とりあえずお袋にも説明するから居間にでも来てくれ」

須賀父「ふむ。わかった」スタスタ

京太郎「じゃあ俺たちも行くか。って大丈夫か東横さん?」

モモ「え、あ、はい大丈夫っす」

モモ(私は彼女とか言われて恥ずかしかったのに、須賀君ってもしかして結構女慣れしてるっすかね?)





今日は投下終了ー。言うまでもなく須賀両親のモデルはキリの両親でーす!

でも>>124の意見の通り京太郎の貧乳にはモテるイメージとか反動で巨乳好きになってるとか高身長とかなんかぴったりだったので
家がでかいのもカピバラ買える時点で普通じゃねえだろという意見からいっそお金持ちに

ではまた明日

さあようやくお風呂やトイレだー!

あれ、お父さん「どうも、気さくな父さんです」って挨拶しないの?
ダブアツ由来のネタだけど。

やりすぎちゃうとただダブアツなぞるだけで咲ssでやる意味がなくなっちゃうからじゃないか?

>>130>>131
まあそういうわけです。もし完全になぞったら幼馴染の女の子がとんでもなく人間離れした最強の子に……あれ?あってるのか?

すみませんが今日は体調悪くてかけそうにないです。
調子良ければ明日書きます

風邪ってきついね。誰かに手を握っててほしくなる
というわけで今日も脳沸いてて駄目です。

しかしこの京桃で片方インフルになったらやばいな

風邪だと思って寝てても全然治らんからおかしいと思ったらウイルス性胃腸炎でしたwww
受けるwww

久しぶりであまりかけそうにないけどチョイ書きます


京太郎「……というわけで、少なくとも今日のところは東横さんと離れられないわけで」

京太郎「その、彼女を家に泊めたいんだけど、どうかな?」

須賀母「どうって……」

須賀父「そりゃあ……」

モモ「あ、あの、勝手だとは分かってるっすけど」

須賀母「別にいいよね」

須賀父「うむ」

モモ「どうかお願いしま、っていいんすか!?」

須賀母「うん。だって眼の前で消えるとこ見せられちゃあね」

須賀母「というかそれよりも!」ビシッ!

モモ「は、はい!」ビクッ

須賀母「こんな可愛い子が家に泊まってくれるなんて感激じゃない!」

モモ「ふえ?」


須賀母「もーこの子ったら咲ちゃん以外全然女っ気ないからどうしようかと思ってたからうれしいわー!」

須賀母「あ、桃子ちゃんだったわね? もう今日だけじゃなくて何日でも泊まっていっていいわよ!」

須賀母「部屋ならいっぱいあるから好きなとこ使って!」

須賀父「いや、二人は離れられないから同じ部屋で」

須賀母「きゃー! そうだったわね! やだもう年頃の男女が同じ部屋で寝泊まりとか青春だわ!」

須賀母「ちょっと京太郎! いくら桃子ちゃんが可愛いからって合意なしで手出しちゃだめよ! するんならちゃんと口説いてからにしなさい!」

京太郎「しねえよ!」

須賀母「手を出さないの? あんたやっぱ噂の執事さんと出来てる? あ、それともやっぱり咲ちゃん狙いなのかしら?」

須賀母「うーん。私としては咲ちゃんも桃子ちゃんもどっちも可愛いから義娘に来てほしいくらいだけど、どう?」

京太郎「それが親の言うことか」

モモ「へ? へ? へ?」

京太郎「あーごめん東横さん。予想はしてたけど家の両親は基本こんな感じだから」


須賀母「ま、いいわ! とにかく今日は桃子ちゃん歓迎会ね! とりあえず京太郎! あんたは家の中案内しときなさい」

須賀母「お風呂も既に沸いてるから好きに入っていいわよ」

桃子(お、お風呂!?)

須賀父「……京太郎」

京太郎「どうした親父?」

須賀父「……男は時には駄目だと分かっていてもやらればならない時もある」

京太郎「……ああ、分かってる」

モモ「いや何いい雰囲気で覗きの話してんすか! ぶっとばすっすよ!」

京太郎「いや冗談だって」

モモ「ホントっすか? なんか須賀君へのイメージがどんどん変わってくっすよ」

京太郎「まあまだ会って一日も経ってないからな。俺もまだ東横さんのことよく分かってないし」

京太郎「いつまでになるか分かんないけど、一緒にいる以上お互いのことはよく知っときたいよな」

モモ「……そうっすね」

モモ(そういえば、ほとんど初対面に近いのに須賀君と話してても全然緊張とかしないっす)

モモ(……もしかして、話しやすいようにわざと三枚目やってるっすかね?)


案内中

京太郎「で、ここがトイレ。どうやって用を足すかは後で考えよう」

モモ「ほんと良く考えるとずっと一緒ってかなり難しいっすね」

京太郎「だな。明日は休みだからいいけど学校が始まったらそれこそ大変だし」

モモ「あー、私の場合サボっても気づかれてないから大丈夫っす」

京太郎「それはそれでいいのか? っと、ここが最後だな」ガチャ

モモ「? なんすかここ? 中庭に、温泉?」

京太郎「というより温水プールだな」

モモ「……なんでそんなものが?」

京太郎「いや必要だったからさ。おーいカピー!」

モモ「かぴー?」

ガサガサ

カピー「カピ?」ノソノソ

京太郎「お、そこにいたか。東横さん、紹介するよ。俺の最後の家族のカピバラのカピーだ」

カピー「カピピ」

モモ「…………」

京太郎「東横さん?」

モモ「……か」

京太郎「か?」

モモ「かわいいっすー!」




モモ「わあなんすかコレなんすかコレなんすかコレ!」

モモ「めちゃめちゃ可愛いっす! 須賀君須賀君! 触ってもいいっすか!?」

京太郎「お、おう」

モモ「ありがとうっす! わあああったかいっすモフモフするっす抱っこしたいっす!」ナデナデ

カピー「カピー?」

京太郎「あーじゃあする? 俺東横さんの首触ってるから」

モモ「いいんすか! じゃあお願いっす!」

モモ「やあんモフモフでふかふかであったかいっす!」ギュウ

カピー「ピカピ」ジィー

モモ「こっち見てるっす! 私動物と眼があったの初めてっす! こんな可愛いっすね!」ニパアア

京太郎「うん、可愛い」


カピー「カピピ、ピーカー」

京太郎「あ、東横さん。カピーがお湯に入りたがってる。悪いんだけどそのままプールにつからせてあげて」

モモ「プールっすか?」

京太郎「カピバラはお風呂が好きなんだよ」

モモ「ますます可愛いっすね! 分かったっす。うんしょっと」ヒョイ

モモ「ここでいいっすかね。ってきゃあ!」ズルッ

京太郎「!? (足場が濡れて滑って!) 東横さん!」

バッシャーン


京太郎「てて、って東横さん!」バッ

モモ「あ、はい!」パシッ

京太郎「ふう、危ない危ない。ちょっとしたアクシデントで手が離れるのも危険とはな」

モモ「うう、御免なさいっす。ちょっとはしゃぎ過ぎちゃったっす」シュン

京太郎「いやいいって。夢中になるくらいカピーを好きになってくれたんならうれしいもんだし」

京太郎「とにかく上がろ……」

モモ「?」

京太郎「東横さん! 透けてる透けてる!」

モモ「え!? 嘘! 手をつないでるのに!?」キョロキョロ

モモ「……って透けてないじゃないっすか! 脅かさないでください」

京太郎「違うそっちじゃない! “服”!」

モモ「服?」ミオロシ

モモ(あ、そっか。服着たままお湯に入ればそりゃ透けるっすよね)

モモ(しかも夏用で薄着だから……)カアア

モモ「きゃあああああああああああ!」バチーン

京太郎「痛ってー!」

モモ「あ、ご、ごめんなさいっす! つい反射的に……」アセアセ
 
京太郎「い、いやいいよ。こちらこそ綺麗な桃色が見れて幸せだったし」

モモ「そ、そうっすか。……って桃色って」カアア

モモ「いやーーー!」バチーン

京太郎「今のは俺がごめん!」








カピー「カピカピ(何やってるんだか)」スイー


投下終了ー

お風呂の前に濡れてもらいました。
これでお風呂に入る口実ができた!

なおモモが咲世界よろしく下着をつけていないかどうかで桃色の正体は変わります

ではまた明日

乙ー
昼間に和がタコスに女の子がとび蹴り云々言ってたときに下着の存在を仄めかしてたじゃん?

>>147
タコスは言っている。下着が見えるということに対し問題ない、と。つまり下着など必要ない!という可能性が
まあ実際原作のタコスだけは確実につけてたわけだけど

>>148
「ほーれパンツ」といいつつパイパン見せ付けていた可能性は?

>>148
あれは(パイ)パンチラだから
ってかカピの鳴き声が某電気ネズミみたいだwwww

きゅっぷい?(難聴)

>>156

なるほど、
契約して解決するのか

>>149
その道は既にDBのブルマが通っている!!

>>150
むしろなぜ皆思いつかないか不思議でした

>>156>>158
やめーや(迫真)

申し訳ないが最近仕事忙しくて書けそうにない

土日あたりで上げるようにします

土日も出勤なんてそんなん考慮しとらんよ

少しですけど始めます


須賀母「やだ何々どうしたのー? え? 温水プールに落ちた?」

須賀母「あっはっはっは! それじゃあしょうがないわね。さっきも言ったけどお風呂沸いてるからすぐ入ってきなさいな!」

京太郎「と、言われたのが数分前」

モモ「最大の難関が随分早く来ちゃったっすね」

京太郎「冗談抜きでお風呂がこんな凶悪に感じたのは初めてだな」

京太郎「とりあえず東横さんが先でいいぞ。そのままじゃ風邪ひきかねないし」

モモ「そ、それは助かるっすけど、その」

京太郎「?」

モモ「の、覗いちゃ嫌っすよ」

京太郎「………………………………………………いやいや覗かないから」

モモ「今の長い間はなんすか!?」


京太郎「しかし実際どうするか。ホテルみたいにカーテンでもついてりゃよかったんだけどうちの風呂にそんなもんないしな」

モモ「……しかもやっぱりというかかなり広いせいで入口から手を伸ばしてもらうってことも出来ないっす」

京桃「「うーん」」

モモ「あ! いいこと考えたっす!」

京太郎「お? どんなの?」




















モモ「いいっすか? 絶対はずしちゃ駄目っすよ」

京太郎「あー、うん。分かった」

モモ「何すかその返事! 絶対駄目っすからね!」

京太郎「あ、いやそれは分かってるけど」

京太郎(まさか)




            _  ---  _

          , <///////////>、
         イ'/////////////////ヽ
        ///////,iV///////////,∧
       .i'////l.V/! ∨//./ l///l'///,!

          !'/!\'!. ヾ!  V// l/ .l///l
          l'/〉     ヽ ゙' ,.     〈'/,!
       _「 ー-  _____  -‐' }_
      /,. !二ニニニニニニニニニ二l i

      {.' rト、ニニニニ/ニ、ニニニ二/ ! ;
       \. ! ゙<二ニ=-‐-ニ二>'"!ノ./
        }{、 ヽ   / | l    / '}{'     ←京太郎です

        ∧ l  !   ヽ,!    / ,'∧
   _r―  ̄{...} !.、 ! -='' _ ''=- l /.{...}._
-‐'" l.    ∨ |. 、、 ` ̄__ ̄´ ,. /.!.∨_ `ヽ、

   ヽ  ././ .! ヽ     ̄    / l ヽ \  ヽ_
   ,... / ./- ",.! ! ヽ     / /   \l  \-< \
,../,./    .l   '   l  `     ´ /     .l   ゙!、\.._\
 /.!<0>|     l       '      l<0>! ヽ   ̄ ‐
/  .l   . .!       l             l  .  l
   !     .!` ー-  .._      __  /    ./
  .l <0> l       ヽ /     /<0>/    !
  .!  .  l                  /   . /    l




京太郎(目隠しをされただけで一緒に風呂場に入るとは思わなかった)


モモ「えーっと服はここに置いてある籠に入れればいいっすよね?」

京太郎「あ、ああ」

モモ「それじゃあ」シュル

ゴソゴソ、パサ

京太郎(全く見えない状態で横で女の子が服を脱いでいる音だけが聞こえる)

京太郎(しかも視覚を封じられてるから聴覚がやけに研ぎ澄まされてる気がするから余計にきつい)

モモ「よし、オッケーっすよ須賀君。お風呂場に入るっすから転ばないように気を付けてくださいっす」

京太郎(OKということはつまり今俺の手を握っている東横さんは…)


             _,,.. -ー―――- _
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       ,,ィiリ'":::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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       ./:;/:::::〃:://:::/:::::::::::::〃 ';:::';:::::';:::l:::::::::::::::|
       .l:::li:::〃::/ l::::/::::::::::::/l::l  |i::l:::::}::::|:::::::::::::::',
       Y八:::i:l丁リi下::::::/ |:l _i::l:::::|::::l:l:::::::::::::::l
.        /:::リリ| f笊ハ/   ソ|丁リil:::/:::::';}:::::::::::::',
       /::::::/::::| 弋ソ     ィ笊ハ|:/:::::::::',::::::::::::::',
    ../|:::::::l:/l::| :::::::|:::       弋ソ|:::::::::::::l:㍉::::::::::l
     /::l:::::::リ::::|: ゝ | ´   :::::::: |::|:::::::::::::|::::ヽ:::::::::l
    . l::/| /:::::::|:::::::\ `  '  _.イ|:l:|:::::::i::::ハ:::::',::::::::}
   ..|:l l|V::::::::::|::::::::::::::> --‐   | |:| l:::::::|:::l ',::::l::::::::|
     > ¨¨¨ ー--   -、  , -- .リ リ:::::l::ノ l:',:::}:::::::l
    γ  .,                ノ|::::l/\ノ |::ハ:::/
    /  ./                     l/ノ  ヽリ |/
    ..i   .{                       ...}  .i
   ..l   y          、./           \ l     ※イメージです
   .∧>- ――― 、     ..i{     -―‐  ` <-
.   /   二二二二ヽ    .i:    二二二     ヽ
 ./     -、 j :     .八    { r‐       ',

. !      ィ_ ト      ./  \   ィーュ-、 _    ,
. ',   .. イ       /     .\        i     ,
. ..\    .` ┬---‐´          ` ー- t.l !     ',
    \..   . {                : V       .,
.     .\.  .i                / {
        ∧.ノ         .、       i、 .i.ヽ ..    /
     .../           .i}         \    ー
      /                         .ヽ



京太郎「観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄……」ブツブツ

モモ「何すか一体!?」


モモ「っふう。でもあれっすね。学校で実験しておいたおかげで着替えとか体洗うのとか思ったより苦労しなくてよかったっす」チャポン

京太郎「……ああ、そうだな」

京太郎(俺はむしろ手以外でどこに触ってるのか分からなくて死にそうだったけどな)

モモ「……」

京太郎「……」

モモ「えっと須賀君」

京太郎「え? な、何?」

モモ「その、ごめんなさいっす」

京太郎「……それは何に謝ってるんだ?」

モモ「……須賀君の生活を滅茶苦茶にしちゃうかもしんないっすから」


京太郎「どういうこと?」

モモ「だって、冷静になってこういう風にお風呂に入ってみて分かったっすけど、私の透明になる原因が分からない限り須賀君はずっと私の傍から離れられないっすよ?」

モモ「お風呂だけじゃない。トイレも、食事も、寝る時もそう。それだけじゃないっす。今日明日はいいけど学校が始まったらどうするっすか?」

モモ「それだって2、3日ならともかく原因がわからなかったらずっと離れられないんじゃないっすか」

モモ「どこかへ出かけるときは? 何かしたいことがあっても勝手に行動がとれないっすよ? 大学に進みたくても離れられないんじゃ好きな大学もえらべないっすよ?」

モモ「会社への就職とかだって出来ないかもしんないっすよ? 好きな人が出来たって私が傍にいちゃまともに恋愛もできないっすよ?」

モモ「私と関わってしまったせいで、須賀君の生活を、人生を、滅茶苦茶にしちゃうかもしんないっすよ」

モモ「須賀君は何も悪くないのに、何もしてないのに、そんな目に会わなきゃいけないかもしれないっすよ?」

モモ「そう考えたら、消えたくないとか、死にたくないとか、自分のことばかり考えてた自分が凄く嫌な子に思えちゃって」

モモ「だから須賀君」

モモ「やっぱり私も消えたくはないっすから手は握っててほしいっすけど」

モモ「もし、須賀君がつらくなって、耐えられなかったら」

モモ「その時は離してくれてかまわないっすから」

京太郎「……」




京太郎「絶対ヤダ!」


モモ「……は?」

京太郎「黙って聞いてたけどなんだよそれ。つらくなったら手を離していいってそれこそ自分のこと優先して東横さんを見殺しにするってことだろ? そっちの方が気分悪いっての!」

モモ「で、でも絶対大変っすよ! 今はまだあんまり実感がないかもしんないっすけどこれから生活していったら嫌でも感じるっすよ!」

京太郎「何言ってんだよ、そんなの東横さんも同じだろ?」

モモ「え?」

京太郎「むしろ女の子のほうが大変だろうに男の俺が弱音なんか吐かねえよ」

モモ「でも、それは私のせいだから……」

京太郎「東横さんのせいなんかじゃない。病気や体質が誰かの所為のはずがない」

京太郎「だから東横さんが謝る必要も、悪く感じる理由もない」

モモ「そ、そんなこと」

京太郎「あー! もう! だったらはっきり言ってやる!」

京太郎「決めたぞ俺は! 例えこの先どんなつらいことがあっても!」

京太郎「どれだけ大変な目にあっても!」

京太郎「それこそ東横さんが手を離してと頼んできても!」







京太郎「絶対この手は離さない」





モモ「……」

京太郎「……あれ?」

モモ「……」

京太郎「も、もしもーし、東横さん?」

モモ「……」

京太郎「あ、その、ちょっとカッコつけすぎちゃったかもしんないけど、いや勿論本心から言ってるから、だから、えっと」

モモ「……須賀君」ボソ

京太郎「は、はい!」ビクッ

モモ「ちゃんと目隠ししてるっすか?」

京太郎「勿論です!」

モモ「じゃあ今私がどんな顔してるか分かるっすか?」

京太郎「い、いえ全然! も、もしかして怒ってます?」

モモ「別に怒ってないっすよ。見えてないならいいっす」ジャバ

キュイキュイ ジャー

京太郎「ん? シャワー? ってつめた! 東横さん! シャワー水になってる!」

モモ「いいっす。ちょっとほてって冷ましたいっすから」

京太郎(冷ます? あ、しまった! 話してたとき東横さんずっと湯船だった!)

京太郎(湯あたりさせてしまった! うわー今度は気をつけないと)




………

モモ「よいしょっと。うん、もう目隠し外していいっすよ須賀君」


京太郎「ふう、やっとか」シュル

モモ「割となんとかなるものっすね」

京太郎「出来ればカーテンとか用意しときたいけどな。ところでその服は?」

モモ「これっすか? 須賀君のお母さんがこれ着ておきなさいって置いてあったっす。でもサイズ的に須賀君のお母さんの服じゃないっすよね?」

京太郎「ああ、それは咲の服だな。たまに泊まりに来るしお袋は咲のこと気に入ってるから服も置いてあるんだ。他人の服で着心地悪いかもしんないけど我慢してくれ」

モモ「問題ないっすよ。リャンシャンさんとは背同じくらいっすから。ただちょっときついっすね」

京太郎(まあいくら身長が同じくらいでも一部が大違いだからな)

モモ「まあいいっす。それじゃ今度は須賀君の番っすね!」

京太郎「そうそう俺の番……俺の番?」

モモ「そうっすよ。大丈夫っすよ! 須賀君が少しでも楽な生活出来るように私も頑張るっすから!」

京太郎「あーごめん。具体的に今はどうする気?」

モモ「? 勿論須賀君が恥ずかしくないように私が目隠しするっすよ?」

京太郎(目隠しをしている女子高生の前で素っ裸になって体のどこかを触らせてるとかそれなんてエロゲ?)


モモ「ほら! 早く目隠しするっすから首のとこ触ってくださいっす」フンス!

京太郎(何がうれしいのか分からないが笑顔でいる東横さんに先ほどの手を離さない発言をいきなり撤回したくなったのは内緒だ)

京太郎(そして上がるころには早急に風呂場の問題を解決しなければならないとギリギリもった理性で決意した)


投下終了!

2時か。明日からまた残業続きなのでまた来週土日に投稿すると思います。

ではまた今度

ネタが思い浮かばない……

だが書けるとこまで書きます


須賀母「あ、やっとお風呂あがった? 長かったわね? 二人で一緒に入んなかったの?」

京太郎「入るか。あ、いや入ってはいるけどお互い見えないようにしてたら時間食ったんだよ」

須賀母「へえ。まあいいわ。ほら! 立ってないで座って! 京太郎も男なんだからちゃんとリードしなさい」

京太郎「へいへい。東横さん、とりあえずこっちの椅子に座って」スイ

モモ「あ、どもっす」チョコン

須賀父「お、御馳走だな」

須賀母「でしょでしょ? 桃子ちゃんの歓迎会だと思って張り切っちゃったわ」

モモ「わあ、凄いっすね。これ全部須賀君のお母さんが作ったっすか?」

須賀母「そんな須賀君のお母さんだなんて他人行儀に言わなくてもいいのよ?」

須賀母「気軽におばさんでいいし、なんならお義母さんでも構わないわよ?」

京太郎「おい」


須賀母「なによー、咲ちゃん以外女の子の影も形もない息子の応援ぐらいして何が悪いのよ」

京太郎「余計な御世話だ。大体、そういうのは東横さんだって反応に困るだろうからやめてくれ」

京太郎「ただでさえ異性と手をつないでなきゃいけないんだから、あんまり負担かけたくないんだよ」

須賀母「……ふーん」

京太郎「? なんだよ?」

須賀母「ううん。なんでもない。さ、それじゃあ桃子ちゃん歓迎会を始めるわよ!」

京太郎「お、おう」


須賀母「はい! それでは手を合わせて!」

京桃「「無理(っす)」」

須賀母「やーねえ、もう合わせてるじゃない。はい、いただきます!」

須賀母「桃子ちゃん、遠慮なく食べていいよ?」

モモ「あ、ありがとうございます。じゃあ……あ」

京太郎「ん? どうした東横さん? なんか嫌いなのあった?」モグモグ

須賀母「え? 嘘!? しまった先に聞いとくんだった!」

モモ「いえ、そうじゃなくて、えっと須賀君?」

京太郎「何?」モグモグ

モモ「須賀君って右利きっすか?」

京太郎「え? うん、そうだけど?」

モモ「私もっす」

京太郎「へーそっか」

モモ「……」※右手挙げる

京太郎「……」※つないでる左手挙がる

京太郎「あ」


京太郎「そっか。手をつないでるとこういう問題もあるのか」

モモ「地味にきついっすね」

京太郎「どうする? 右手空くように左手同士で手をつなぐか?」

モモ「でもそれだと隣に座るのは難しいっすよ? かといって向かい合うように座っちゃテーブルの上に腕置くことになるっすし」

京太郎「いっそ左手で食う練習でもするかな。よし東横さん、手を持ち替えよう」

モモ「そんな悪いっすよ! それだったら私が左手で食べるっす!」

京太郎「いや、男が女の子に負担負わせるのはなあ、それにこれ東横さんの歓迎会なんだから楽しく食べてもらわないと」

モモ「でも」

須賀母「あ、だったらさ!」

京桃「「ん」」

須賀母「あーんしてあげればいいんじゃない?」


モモ「あ、あーん!?」

須賀母「そうそう。片方しか手が使えないんだったらやっぱり食べさせてあげるのが一番でしょ?」

モモ「そ、そんなこと言ったって、私はそういうこと、先輩としか、したこと、ないっすから」

須賀母(まあー赤くなっちゃって可愛い! やっぱり年頃の女の子は可愛いわね? さて我が不肖の息子はっと)








京太郎「ああ、そっかその手があったか。それじゃ東横さん何食べたい? あ、この唐揚げなんかお袋の得意料理だし間違いなく上手いぞ」ヒョイ

須賀母「待ちなさい不肖の息子」


京太郎「なんだお袋?」

須賀母「なんだじゃないわよ。なんであんたは何の照れもないのよ」

須賀母「桃子ちゃんを見なさい。この『初めて会った年頃の男の子と恋人同士がやるような事をするなんて恥ずかしい。でもちょっと興味あるかも』と言わんばかりの態度を! これを見てあんたも釣られてテンパったりしなさいよ!」

モモ「あ、あうあう///」

京太郎「へ、ああ!すまん東横さん! 咲でやり慣れてるからつい!」

須賀母「再び待ちなさい不肖の息子。咲ちゃんでやり慣れてるってどういうこと?」

京太郎「いや、咲とはよく一緒に学食食うんだけどときどき咲が

咲『あ、京ちゃんそれおいしそう。一口ちょうだい』アーン

ってやってるから慣れちゃって」

須賀母「……息子が鈍感なのかそれとも咲ちゃんの精神年齢が小学生並みなのか悩むわね」

京太郎「何だ一体……ん?」クイクイ







        ′:::::::/:::::/::::::::|::::::::::::::l::::::::::!::!:!::,
       |::::::::::/:::::::|:::::l::::l::::::::l::::ハ:::l:::::!::!:!:::!
       |::::::::;'::|:|::::|:::::i::::i::::::::|:::| !:!::::|::|:|:::|
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       >!::!::::!:!:!} .|!>、--x<}: :|厶イ!:!::ム、
...   x<: : :ヽト、:|:|ハ.|! ィ:.:.:ト  .|: :|!:/://: :!: !
    i: : { : : : : : l从: : V´ ヽ.:.:| ヽ_! : 厶イ: : |: |
    |: : :'; : : : : :!、: : : :.}   !.:.:',  j: : :_/: :l: /: :!
    |: : : '; :.| : : : :>:': :', .|.:.:.:', ./: :<: : |:}!: :.|
.    '; : : :Ⅵ: : : : ヽ: : : :Ⅵ.:.:.:.:V: : : /:_:_:|:! : ;′
    }: : : :l:|: : : : : :\: : : {:.:.:.:./: : :./: : :..|:!: :.}


モモ「し、しないんすか?」


京太郎「するって、何を?」

モモ「だ、だから、その、あ、あーんを」

京太郎「あ、ああ、ごめん。それじゃあ、はい、あーん」

モモ「あ、あーん」オズオズ

京太郎(……あれ? おかしいぞ俺? いつも咲にやってるのになんでこんな緊張してんだ?)

京太郎(お袋に変な事言われたから意識しちゃってんのか? くそ、落ち着け俺)

京太郎(ただこの唐揚げを東横さんの口に運ぶだけだろうが……口に?)

京太郎(今少し上目遣いでこっち見てて顔真っ赤にしている東横さんの瑞々しく感じる張りのある唇に俺の箸を?)

京太郎(あ、あわわわわ! 俺ってば今までなんで平気でやれてたんだ!?)


京太郎(だ、だがまて! ここでやめたら色々と火種が残る!)

京太郎(咲に出来て東横さんには出来ないだなんて事がどっかで漏れた時どう問題になるかわからん!)

京太郎(何より東横さんがしてほしいと言ってきたのに……言ったか? まあ言った(仮定)のに途中でやめたら失礼だ!)

京太郎(だからこれは仕方ない。仕方ないんだ!)

京太郎(例えそれで間接キスになろうともそれは仕方ないんだ!)

京太郎「あ、あーん」ソー
























須賀父「思ったんだがスプーンやフォークを使えばいいんじゃないか?」

京桃「……あ!」

さらにネタにマジレスをすれば手がだめなら足で触れあっていればいいじゃない


須賀母「パパなんで言っちゃうの!? せっかくテーブルの上にわざと箸しかおかなかったのに!?」

須賀父「ああそうだったのかすまん。ただ早くしないと料理が冷めてしまうと思って。ママの料理は熱い方がおいしいから折角だしそっちを食べてもらいたくてな」

須賀母「やだもうパパったら! そうね! じゃあ今用意するから待っててね!」パタパタパタ

モモ「あ、はい」

京太郎「」

モモ「あ、あはは、なんか変な雰囲気になっちゃったっすね! あ、サラダもあるっすね。ドレッシング借りるっす」※左へ

京太郎「……ああ、そうだな。俺もマヨネーズをっと」※右へ

ガッ

モモ「あう!」

京太郎「おっと」

モモ「……ホント地味にやりづらいっすね」

京太郎「だな。まあ単純に食べるだけならスプーンとかでなんとかなりそうだけど」

モモ「そうっすね。…………でも」

京太郎「ん?」



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    {:/::::::八 :: {::::込. ./  /ト ,,__/:::::/::::l :::::::l |:::::.、
    }::/ ./ヽノ\リ ./   { /ニノ}:/}::::::}.\::| {:::::::::ヽ
     ´  ./   、    >  .{.辷彡 ' / ノ_;ノ r=‐- 、::::::リ
      /    ヽ/ /    {ニ/ / ´ヽ  / ノ / /´ V
.     /    ./ /    {ニ/    ./   }< >-レ⌒}
     /    /   }.      レ    /   、 ノ {  /
.    /   ./     、    } O /    { }    ′
            .   ´  ̄ ̄ `   .


モモ「ちょっとしてみたかったっすね」





京太郎「」



京太郎(俺が我に返ったのはお袋自慢の料理が大分冷めた後だった)

投下終了!

ネタ思いついてないのに書いてると勝手に浮かぶ不思議

それにしてもモモはAAがいっぱいあるから色々使ってみたい。R-18以外

>>192
その発想はなかった!
しかし両親の目線に隠れたテーブルの下で離れぬよう絡み合う男女の足か……いいね!

ではまた来週。





もしネタがあったりしたらそっと書いてくれたら書くかも(ボソッ)


京太郎がネトマをやってる最中、後ろで桃が首を触りながら色々言うんだけど、京太郎には伝わりきらず、じれったくなって京太郎にあすなろ抱きしながら操作する桃、とかどうだろう

寝てるとき無意識に離れちゃうとマズいから半袖等の極力薄着&同衾とか(実際にはモモが苦しんで目が覚めるんだろうけど)

4/1 AM11:58

モモ「須賀君なんか大っ嫌いっす」

京太郎「うん」

モモ「この病気がなければ手なんか絶対つなぎたくないっすよ」

京太郎「うん」

モモ「手どころか顔だって見たくないっす。全然好みじゃないし恋人とかあり得ないっす」

京太郎「うん」

モモ「須賀君のことなんて路傍の石以下の価値しかないっす」

京太郎「うん」

モモ「誰と付き合っても須賀君だけはあり得ないっす」

京太郎「うん」

モモ「それに……あ、12時過ぎたっすね! 騙されたっすか須賀君? 全部嘘っすよ~!」

京太郎「へえ。なんで嘘なんかついたんだ?」

モモ「今日はエイプリルフールっすよ。午前中は嘘つく日っす。あ! 仕返しに私に嘘つこうとしても駄目っすよ」

京太郎「どうして?」

モモ「ふっふーん。実はエイプリルフールは午前は嘘ついてもいいっすけど午後はその嘘を明かす時間っす。だから午後はもう嘘つけないっすよ!」ドヤァ

京太郎「そっか。じゃあ午後に言ったことは全部本当なのか……」

モモ「そうっすよ。だから須賀君が私のことどう思ってるかとかも本当のことしか「じゃあさっきのモモの言葉は本当なんだな。あの時計10分遅れてるし」言えな……え?」


京太郎「そっか。モモは俺のこと嫌いだったんだな。ごめんな、治ったらすぐに手を離して二度と近づかないから」

モモ「え? え? う、嘘、ちょ、ちょっと待っ」

京太郎「いいんだ。もうモモ、いや東横さんの気持ちは分かったから。これからは迷惑かけないように最低限の干渉しかしないから」

モモ「ま、待って、違うっす! そんなのやめて!」

京太郎「なんで? 東横さんは俺のこと嫌いなんだろ?」

モモ「嫌いなわけないっす! 病気がなくても絶対須賀君と離れたくないし須賀君以外の人と付き合う方があり得ないっす!」

モモ「さっきのは間違いっすから、ちょっとからかってみたくて、遅れてるなんて知らなかっただけっすから」

モモ「離れるなんて、嫌われるなんて、い、嫌っす」グス

モモ「須賀君のこと、大好きなんすからぁ」

京太郎「うん、俺もモモのこと好きだぞ」

モモ「ぐすっ………ふぇ?」

京太郎「あの時計な、ホントは10分遅れてるんじゃなくて進んでるんだ」ニヤニヤ

モモ「………」

モモ「~~~~~~!!」バシバシバシ!!

京太郎「いた、痛い! ちょっとモモ痛い! 悪かった、悪かったって!」

モモ「ホントに、ホントに嫌われたかと思ったっすよ! 女の子泣かせるなんて信じられないっす!」

京太郎「だって先に言ってきたのモモのほうだろ?」

モモ「私は嘘っぽく言ったっすよ! なのにあんな顔されたら不安になるっす! もう、須賀君なんか!」

京太郎「大っ嫌い?」















        /::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨:::::::::::::::::ヽ
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     i:::::::::::::ハ:| ,,イ行心ヽ ヽ:!ル' ィ行心ヽ!::::::::::::::::::|
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   i::::;イ::::!:::::::::::::::::::::::`::-,.. __ <!:::::::/:::::::::::::::::!:::::i::|
   |::/!::::::!::::::::::::::::::::!:::::::_|      _.ト;::::l::::::::::::::::::/::::ハ!
   |:ハ:::::|:::|::::l:::::::::::ト、イ`''ー 、.rハ´  ヽ!::::::::/:::/::::/  |
   l'  !::::|:::ト、:ト、,ィ´! |  ハ__Y__ハ   /ハ::::/:::/:::/  .j


モモ「大好きっす!」






せっかくなんでエイプリルフールネタ

どっかでありそうな話だけど本編の京桃がこうなるかは知らん

>>199>>203

ネタありがたいです。 もしかしたら今日少し本編進めるかも
とりあえず今から食事してきます

型月の四月バカ企画見てたらこんな時間にorz

土日に多分書きます

上埜さん! もとい、お久!

仕事忙しくて書くモチベもなかった……

ちょっとマシになったのでちょいと投下ー



チュンチュン

モモ「ん、んん」モゾモゾ

モモ「ふわぁ……あれ? ここどこっすか?」

モモ「……ああ、そう言えば須賀君の部屋っす」

モモ「昨日結局離れられないから一緒の部屋に寝るってなってどうなるかと思ってたっすけど疲れてたからすぐ寝ちゃったんすね」



モモ「一応手は布で縛ってたから平気だったみたいっすけどやっぱり不便っすね」

モモ「早くなんとかしないと須賀君に悪いっす」

モモ「……それにしても」

                . - ─ ─ - -- .
             / .:::::::::::::::::::::::::::::::\:::\
          . ' .:::::::/ .:::::|Nト、:\::ヽ.::: :::::ヽ
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        .'.:::::::::::∧::::::l::|!.イ´リル' リリ }ハ :i::: }

        l::::::::::::i:::::〉ノ从 z== .::::::::.=xjリル'
        |::::::::::::l::::::::::::::|   .::::::::::::::::::':ヘ

        |::::::::::::l::::::::::::::|/j/j/j/      ∧
        |::::::::::::l::::::::::::::|、u     ( .フ / ∧
        |::::::::::::l::::::::::::::| >  .__   /::/::::l
        |:::::i::::::l::::::i:::::::|      て/::/:: i: |
.        从ノ : 人::::! ::: |≦ ̄入「Ⅴ∨!:::::l: |ー-- 、
          人厂: : )リ:: 从: : <: : \:::j:リ::::从!: : : : ::i

モモ「男の子の部屋に入るなんて、しかも一晩一緒に寝るなんて、初めてっすね」テレテレ


モモ「いや別に恋人とか好きな人とかじゃないっすけどやっぱ緊張はしちゃうっすよ」

モモ「だからちょっと部屋を観察しちゃうのも仕方ないっすよね」ウンウン

モモ「……とは言っても手が繋がってるからホントに見るだけしかできないっすけど」

モモ「でも改めて見ても結構綺麗な部屋っすね」

モモ「てっきり男の子の部屋ってもっと汚かったり、その、え、えっちなものがおいてあったりするかと思ったっすけど」

モモ「物は片付いてる上に清潔な感じもするっす」

モモ「……そう言えば先輩が『清澄には掃除が得意な男子がいるそうだ』って言ってたけどあれ須賀君だったんすね」


モモ「まあ中には意味のわからないものもあるっすね」

モモ「フルフェイスの黒いヘルメットや何に使うのか分からない六角形の金属の塊」

モモ「『桃の蜂蜜漬けの作り方』って書かれたノートに『ぬるはちっ!』って書かれたゲームソフト」

モモ「須賀君は多趣味何すかね……麻雀の本が埃かぶってるっすけど」

モモ「……ん?」


モモ「机の上に倒されてるのって、写真立て?」

モモ「そう言えば昨日部屋入るとき須賀君があれをすぐに倒していたような「う、うううん」!?」

京太郎「あ、もう朝か。東横さん、おはよう」

モモ「おおおおおはようっす! 早いっすね須賀君!」

京太郎「? いや東横さんの方が先に起きてただろ?」

モモ「いやいや私も今起きたとこっすホントっすちょっとくらいならいいかなとか何も考えてないっすよ?」

京太郎「ちょっとくらい? んー、まーいーか。とりあえず顔洗いに行ってもいいかな」フワア

モモ「あれ? 随分眠そうっすけど、もしかして、私の所為っすか?」オソルオソル

京太郎「へ? ああ、いや俺朝は弱いんだよ。中学の時なんか遅刻多くて迎えに来てもらわないと駄目だったりしたしな」

モモ「へえ意外っすね。須賀君って結構しっかりしてるほうかと思ってたっすけど」

京太郎「んなことはないって。ま、それはともかく、まずは顔洗って着替えたら今日は病院に行ってみるか」

モモ「分かったっす。何か分かればいいんすけど」

京太郎「難しいだろうな。そもそもこれって何科に行けばいいんだ?」

モモ「うーん、化学科みたいなのっすかね?」

京太郎「病院じゃないなそれ」


┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

まこ「キング・クリ(ry





モモ「ようやく病院についたっすね」

京太郎「電車はやっぱり大変だったな。幸い朝で空いてたから助かったけど満員でうっかり離れたらと思うとおいそれと乗れないし」

モモ「でも須賀君のお母さんの書き置きのおかげで病院の目途も立って良かったっす」

京太郎「朝飯も今日は作ってくれてたしな。いつもは二人ともさっさと出かけちゃうから俺が作ってんだけど流石に今は難しいし」

モモ「あ、また、御免なさいっす」

京太郎「あ、別にそういう意味で言ったんじゃないって。というか昨日も言ったけど東横さんが謝る必要も、悪く感じる理由もないから」

モモ「で、でも」

京太郎「デモもツモもない! あーもう、だったらこうしよう。今から一つルールを決める」

モモ「ルール?」

京太郎「そう。お互い手を離してもOKになるまで離れられないことに関しては謝らないこと」

京太郎「愚痴は言ってもいいしお願いしたいことがあったらすればいい。でもいちいち何かあって謝ってたらキリがない」

京太郎「だから細かいことでは謝らない。本当に悪いことをした時のみ謝ること。それでいいか?」



モモ「……それ須賀君は大丈夫なんすか?」

モモ「絶対に迷惑かけるって分かってるのにそんな約束までしちゃって平気なんすか?」

京太郎「全然問題ない。言ったろ?」



          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
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/:.:.:.:.:.:.\:.:.ノ  ----- 、  ∨/   / 、          /   ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:/:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /        ‘,  ‘, ./、 \       /     「絶対この手は離さないって」 /.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:/:.:.:.:.:.{   ---- 、   ‘,  } /:.:.:} ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ /:.{/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-<⌒:.:.:.:.:
:.:./:.:.:.:.:./       ‘,  ‘,「l /⌒^\________/}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´    \:.:.:.:.:
:/:.:.:.:.:.:.{: .    . :    ‘, 人U{:.:.:.:.:.:.:.|:\        /:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.―‐┐:/        \:.:
:.:.:.:.:.:.:.: }: : : :--:/\: . ノ:r/   / .: .:.:.:.:.|:.:.:.:\    ,/:.:.:. |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./







モモ「…………昨日も思ったけど須賀君は恥ずかしいことを平気で言えちゃう人なんすね」

京太郎「へ? あ、いやそんなことは」アセアセ

モモ「……フフッ、分かってるっすよ。昨日の今日の付き合いっすけど須賀君がどんな人なのか段々分かってきたっすから」

京太郎「それはどうも。で? 返事は?」

モモ「ここまで言われちゃったら流石に断るなんてしないっすよ」

京太郎「じゃあいいんだな?」

モモ「ええ」

           ....-―…―-...
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::\
         /:::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::ヽ
      /:::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::ハ

      ,::::::::::::::::::::::::|::::::::::::;  ヽ::::::::'::::::,
      |::::::::::::::::::::::::!::::::|::|:{   }::|:::::|:::::,
       |::::::::::|:::|::::!:::ト、:::|::ト厂 ̄l/l:::/:::::::,
       |::::::::::ト、ト、ト、! ヽ  x=≠ミ!/:::::::::::,
       |:::::::::::',x=≠ミ    :.:.:.:|! |:::::::::::::::,
       |:|::::::∧|.:.:.:.:   ' __  |! .|::::::::::::l::::,
       |:|:::::'::込    v´   ) |! ,:::::::::::ハ:::,
       |::';::::/:::个:.,  ヽ-- ' |!イ:::/::::::/::/:::!
       ヽ:ヽ::::::::|:::::::>  --イ |/ィ::::/::/:::/
      __\ト、:ト|;イ: :| {     /厶イ{メ7彡'
     /: :ヽ: ヽヽ!/: : :! \  ノ   |: : :'; : :` : .、
    /: : : : :',: : /: : : :|  ハレ、  /: : : ',: : :l: : : :ヽ
    }: : : : : :ヽ: ヽ: : :.|/!: : :Yヽハ: : : /: : :!: /: : :}

    /: : : : : : :|: : :.〉': :.!ヽト=={//: : ヽく: : : :!': : : :,′
    ヽ: : : : : /: : 《: : : :', !: : :|/: : : : :/: : : :|: : :./

モモ「こんな私でよければ」


京太郎「そっか、じゃあ改めてよろしく東横さん」

モモ「モモでいいっすよ。遠慮しない関係ならさん付けだと変な感じっすから」

京太郎「なら俺も京太郎でいいよ『モモ』」ニカッ

モモ「分かったっす『京太郎君』」ニコッ

京太郎「よし! じゃあそろそろ……ん?」









ザワザワ

「ねえ、今のって」

「手を離さない発言に対して私でよければってつまり」

「やっぱりプロポーズ?」

「きゃああ!? マジ!? 天下の往来でプロポーズとかヤバすぎ!?」

「あの二人来る時もずっと手を離してなかったぜ」

「マジかよ。どんだけラブラブなんだよ」

「リア爆リア爆リア爆リア爆」

「呪文みたいに呪詛吐くなよ」

「いーなー、あんな風に告白とかされて見たいなあ」

「最近の子は進んでるのねえ」

「まあ20代後半の方が逆にチャンス減ってるしのぉ」

「アラフォーじゃもうダメでしょ」

「アラサーだよ!」










京太郎「」

モモ「」

京太郎「と、とりあえず中に入るか」

モモ「そ、そうっすね」

京太郎(その後、病院の待合室にも玄関での噂が広まっていたのか随分と好奇の目で見られた)

京太郎(俺も東、モモも聞こえないふりして我慢してたけど時折耳に届いた「産婦人科かしら」発言は流石に別の人向けだと信じたい)

投下終了!

久しぶりだからなんか上手くかけてるか心配

しかし『桃の蜂蜜漬けの作り方』のフレーズにエロスを感じた私はたぶんダメな人ですね

そのあと『ぬるはちっ!』にしてるあたり特に

ではまた今度、病院編で

ちょいと投下するでー


京太郎(さて)

京太郎(診察前から色々あった病院だが結論から言おう)











医者「そおぃ!!」ポイ(・・*)ノ ⌒ρ さじ投げ

京太郎(匙を投げられた)


京太郎(どの医者に掛かればいいのか分からず受付で事情を話してみたところ精神科医を進められた)

京太郎(若干腹が立ったがひとまず言われた通りにしてみたところ)




精神科医「どうやら私の頭がやられたようだ。済まないが他の、そうだな外科医に診てもらってくれ」

外科医「体が透けるだなんて専門外だ。内科に行ってくれ」

内科医「体が透明になるとかSOA。きっとこれは全員の眼球がおかしくなってるんです。眼科へどうぞ」

眼科医「そおい!」




京太郎(といったように最後には視力検査用の匙を投げられ今に至る)


病院からの帰り道

モモ「結局何もわかんなかったっすね」

京太郎「いや、そんなことはないだろ」

モモ「? どうしてっすか? お医者さん達皆こんなの分からないって言ってたっすよ?」

京太郎「だからだよ。つまりこれは病気とかの、少なくとも一般的な病気の類じゃないって事が分かった」

京太郎「つまりこれからは他の方面、例えばオカルトとかの方を重視して探してみる方が効率がいいって事になるだろ?」

モモ「な、なるほど! 京太郎君は頭いいっすね!」

京太郎「あ、あはは、そ、そうでもないって」

京太郎(部長からメール来てたことそのまま言っただけとは言えない)


モモ「あれ? でもさっき病院出る前に何か渡されたかったっすか?」

京太郎「ああこれ? ここの病院なら何か分かるかもしれないって紹介状もらった。ってかモモも一緒に聞いてただろ?」

モモ「えへへ、実はちょっと眠くなってたっす」

京太郎「おいおい」

モモ「まあいいじゃないっすか。それで、どんな病院なんすか?」

京太郎「あーえっと大阪の」

モモ「大阪!?」

京太郎「うん。荒川病院だってよ。まあ流石にすぐには行けないしこれはちょっと保留だな」

モモ「そうっすね。明日は学校もあるしまた今度っす」

京太郎「そうだな学校が……」

モモ「学校……」

京モモ「「学校か……」」


京太郎「ええっと、どうしよっか?」

モモ「とりあえず明日は清澄のほうでいいっすよ。そこで清澄の先生さん達に事情話して鶴賀にも伝えてもらうっす」

京太郎「でもそれじゃモモにばっかり負担が」

モモ「大丈夫っす。そもそも出席も私の返事聞き取れてないから自動で出席扱いっす。おかげで皆勤っすよ!」

京太郎「嬉しいんだか悲しいんだか微妙な皆勤だな」

京太郎「ま、それならいいや。その辺の事は先生達に任せよう」

京太郎「今日のところはこの生活に必要そうなもの買って帰ろうと思うんだけどいいか?」

モモ「別にいいっすけど必要なものって?」

京太郎「そりゃ見えないようにするためのカーテンやアイマスクとか聞こえないようにするための耳栓とか他にも色々と」

モモ「あ、そ、そうっすね」

モモ(お、お手洗いの時とかは耳栓ないと恥ずかしいっす)

モモ(今のところは扉の隙間に足入れて触れさせて空いた手で耳ふさいでるけど聞こえてたら最悪っすからね!)

京太郎「他にも女の子用の道具とかお袋のとたまに来る咲用のしかないからモモの分も用意しないと」

モモ「……それちょっとセクハラっぽいっすよ京太郎君」

京太郎「? 何が?」

モモ「な、なんでもないっす! ほら買うならさっさと行くっすよ!」グイ

京太郎「お、おい引っ張るなって転んだらどうすんだよ」

モモ「その時は京太郎君も一緒っすよ!」

京太郎「んだとこのー!」タタタ

モモ「きゃー!」タタタ



京太郎(その後二人で手をつなぎながら薬局まで走った)

投下終了!

女の子用の道具とか櫛とかシャンプーに決まってるじゃないですか!!

そうですよね?

GW中はちょっと投稿できるか分からないんで気長に待って

ではおやすみ

投下したい
しかしIEが今危ないと聞いたけど大丈夫なんかな?

京モモスレができて幸せ

はじめるでー


薬局内

モモ「米ドラッグっすか」

京太郎「ああ、モモは普段どこの薬局使ってるんだ?」

モモ「私は松本○っす」

京太郎「そっか。おいてる場所とか物とか違うだろうからわかんなかったら言ってくれよ」

モモ「分かったっす」




京太郎「耳栓は大量購入。シャンプーとかも買った」

京太郎「歯ブラシとかはモモの言ってたやつなかったから代わりだけどいいか?」

モモ「そうっすね。あ……京太郎君、ちょっと」

京太郎「ん?」

モモ「少しここで待っててもらえないっすか?」

京太郎「? 何かほしいものがあるなら遠慮なく言ってくれていいぞ? どうせ手は離せないんだし」

モモ「ああいや、だからその、手を欲しいんす」

京太郎「今すぐ?」

モモ「はい」

京太郎「……花摘みなら完全個室だから耳栓して目隠ししてれば大丈夫だと思うけど」

モモ「違うっす! ええっと、とにかくすぐ戻るから手を離してほしいっす!」

>>266 ミスった 修正




京太郎「耳栓は大量購入。シャンプーとかも買った」

京太郎「歯ブラシとかはモモの言ってたやつなかったから代わりだけどいいか?」

モモ「そうっすね。あ……京太郎君、ちょっと」

京太郎「ん?」

モモ「少しここで待っててもらえないっすか?」

京太郎「? 何かほしいものがあるなら遠慮なく言ってくれていいぞ? どうせ手は離せないんだし」

モモ「ああいや、だからその、手を離して欲しいんす」

京太郎「今すぐ?」

モモ「はい」

京太郎「……花摘みなら完全個室だから入るとき気をつけて用を足すときは耳栓して目隠ししてれば大丈夫だと思うけど」

モモ「違うっす! ええっと、とにかくすぐ戻るから手を離してほしいっす!」


京太郎「……分かった。でも10秒たったら消えてきちゃうんだから30たっても戻らなかったら追いかけるぞ」

モモ「あ、それは大丈夫っす。そこの棚にある商品取ってくるだけっすから」

京太郎「んん? なら俺が一緒でも問題ないんじゃ」

モモ「駄目っす! 万が一京太郎君が良くても他の人が嫌がるっす!」

京太郎「……分かった。 でも本当に気をつけろよ」

モモ「大丈夫っすよ。ステルスモモにおまかせあれ!」

京太郎「なんか混ざってるような……。じゃあいくぞ」









               ,. ----―ァ⌒)                             _,. ..__
           __∠ ___//                    ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄
         /   ____ノ___                    ー―― _====--ノ
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 \ ー==ニ へ _ /                                           f __/
   ヽ// /
    } / /


京太郎「いーち にーぃ さーん」

モモ「えーっと、どこにあるかなっと!?」ダダダ

京太郎「しーぃ、ごー、ろーく」

モモ「あ! あったっす!」パシ

京太郎「なーな、はーち、きゅーう」

モモ「!」ダダダ

京太郎「じゅー」








                     , -/`ヽ
                        _/,   ー' ⌒>― 、
                  //    ′      人|              _,.  -‐..::::´
                〈_,./     , ――<  `丶、   __  -r へ:::::::::::::::::::::::::
                / |     /_,ノ _       丶.ヘ、  \::::::ヽ  ヽ:::::::::::::::::::
                  `て}   ヽ--‐'´   }ヽ、      `~ヽ、  ヽ:::::::',   ,:::::::::::::::::
                 〈|         八:::\_         ',    ',::::::',  ':::::::::::::::::
                   〉          /               l    ':::::::!  !::::::::::::::::
                 /       / 丶.. _     _,,. --|     |::::::|  |::::::::::::::::
              ,  ´        ノ´         ̄ ̄   V/,|     |::::::| __,ノ_;;::: -‐
    /` 丶、_,,.    ´           /               ヽ.|    ノ_/´
 ̄ ̄´    \           /                   ̄ ̄
`ヽ、       ヽ        /
   \     il   }       /


モモ「どうっすか! 大丈夫だったっすよ!」ドヤァ

京太郎「ギリギリだけどな。姿消えるとことか他の人に見られたりしたら大騒ぎになっちゃうかもしれないしな」

モモ「あ、多分それはないっすよ」

京太郎「なんでだ?」

モモ「透明になるときの私のステルス度は今までの影の薄さよりも強いみたいっすから最初から注意してないと誰も気づかないと思うんす」

京太郎「そっか。部室や病室は皆そこにモモがいると分かってやったから透明になるのも見えたのか」

モモ「多分っすけど。だから消える私を見て騒ぐ人はいないっすよ。見えてないんすから。あの時もそうだったっすから」

モモ「ただ一人」

モモ「京太郎君を除いて」


モモ「……ホントに京太郎君はなんなんすかね?」

京太郎「唐突に駄目だし!?」

モモ「あ、そういう意味じゃないっす! なんで京太郎君だけは私のことが分かった上に触っている間は消えなくてすむんすかね、って意味っす」

京太郎「ああ、そういう意味か。まあ確かにそれが分かればモモの透明化の原因もはっきりするかもしれないな」

京太郎「ま、焦ってもどうしようもないしやれることをやっていこう。」

モモ「ご迷惑とは思いますがよろしくお願いするっす」ペコリ

京太郎「おう。さてととりあえずまずは残りの買い物を済ませちまおう」

モモ「分かったっす」

京太郎「ところで、さっきは結局何買ったんだ?」

モモ「秘密っす。これは京太郎君のためでもあるんすよ」

京太郎「んー、そこまで言うならわかった。もう聞かない」

モモ「それがいいっす。一緒に入ってたら変な目で見られてたっすよ」

京太郎「うへー、それはごめんだな」

モモ「ふふっ。……あ、ちょっとお菓子コーナー見ていいっすか?」

京太郎「ん。じゃあなんか買ってくか」テクテク


















京太郎(俺は知らなかった)

京太郎(俺たちが去った後)















「ねえさっきの若い子たち見た?」

「見たわよ。彼女の子に生理品を買わせるのにカウントダウンして待ってるとかなんなのかしらね?」

「選んでる女の子をかなりじっと見てたわよね」

「しかもあれ女の子の方から提案してたみたいよ」

「戻ってきたとき随分笑顔だったし、マゾなのかしら」

「最近の子はちょっと変わっているわね」


京太郎(十分変な目で見られていたなど)

投下終了ー

薬局編はもうちっとだけ続くんじゃよ

風呂入ってきたら今日また書きます

もし仮に「手をつないだ状態でも、他の人からはモモのことが見えなかったら」とか考えると、どっちがマシなんだろうね

>>275

京太郎「ははは、いやこれでも1年の時よりは上手くなってるって」

京太郎「ホントだって。いっつも凄腕の先生がつきっきりで教えてくれるおかげだな」

京太郎「っと、もうこんな時間か。帰りどっかよってくか」

咲「……ねえ、京ちゃん」

京太郎「ん? おお咲。どうした? 部活に行ったんじゃなかったか」

咲「う、うん。今日はいいの」

京太郎「へー、なら俺達と一緒に帰るか?」

咲「……俺達って?」

京太郎「決まってるだろ。俺とモモとだよ」

咲「……京ちゃん、もう『ソレ』、やめた方がいいよ」

京太郎「……ソレってなんだよ」

咲「だから、誰もいないのに一人でずっと話してたり、何か掴んでるように手を握ったままで変な動きとか」

咲「皆京ちゃんがおかしくなったって、危ない薬でもしてるんじゃないかなんて言われちゃってるんだよ!」

咲「ねえ京ちゃん。今からでも遅くないよ。わけのわからないことやめて。きちんと話せば麻雀部にも戻れるから」

咲「和ちゃんも優希ちゃんも心配してるよ?」

咲「だから」

京太郎「……咲。ありがとな」

咲「い、いいよお礼なんて。私はただ、元の京ちゃんに戻ってほしいだけで」アセアセ

京太郎「でも、俺は約束したんだ」

京太郎「絶対にこの手は離さないって」

京太郎「だからごめんな」

京太郎「モモを元に戻すまで、俺は誰になんて思われてもかまわない」

京太郎「だからもう、あの頃の俺には戻れない」

咲「!?」

咲「きょ、京ちゃんの馬鹿!」

咲「モモ、モモって、モモって誰!? 私知らない! そんな人知らない!」ダッ

京太郎「……咲」

京太郎「ああ、いや、モモが気にすることじゃないって」

京太郎「透明化が進んで皆の記憶からすら消えちゃったモモのほうがずっと辛いだろ?」

京太郎「もう誰もモモを見えない。声を聞こえない。存在を認識できない」

京太郎「でも大丈夫だ」

京太郎「約束したろ。絶対にこの手を離さないって」

京太郎「よし。じゃあ帰るか。帰りにタコスでもおごってやるよ」

>>275

こういう風になります。つまり本編でありえるかもしれないバッドエンド

なんか↑レスした瞬間PCが落ちた。呪いか?

本編始めるでー


京太郎「さてと、そろそろ帰るか」

モモ「そうっすね。……?」

京太郎「お袋達も今日は早く帰ってくるって言ってたし」

京太郎「ってうおっと」トト

モモ「あ、ごめんなさいっす」

京太郎「いや別にいいけど、なんか買い忘れの物あったか?」

モモ「いえ、そうじゃないっすけど、これ何かなって」

京太郎「これって何?」

モモ「これっす」つ[0.03]

京太郎「」


モモ「こんな箱初めてみたっす。なんなんすかねこれ」イジリイジリ

京太郎(う、うおお、美少女が近藤な武蔵さんの箱を躊躇なく触っている!)

モモ「京太郎君はこれが何か分かるっすか?」

京太郎「ええ!? あ、いや、それはだな」

京太郎(どうする!? 正直に言うか? それとも上手くごまかすか?)





唐突な安価

1 ストレートに伝える
2 上手くごまかす
3 ハンサムな京太郎は素晴らしいアイディアを思いつく

↓1

いかんミスった

1 ストレートに伝える
2 上手くごまかす
3 ハンサムな京太郎は素晴らしいアイディアを思いつく (自由安価)

↓1

3、モモが持ってるタイミングで清澄全員集合

何買ってんの!男の責任だけどマジで何買ってんの!?

安価下

>>287 なんてことを……

久「ああいたいた。どう須賀君? 女の子との0距離生活は?」

京太郎「ぶ、部長!? なぜここに!?」

久「今日病院行くってメールくれたでしょ?」

久「時間からして帰りに買い物してるんじゃないかなって思って『手をつないだ男女が見なかったか』と聞き込みをしてたらここに行きついたのよ」

京太郎「探偵ですかあなたは?」

久「因みに皆いるわよ」

優希「おーっす犬! 変なことしてないだろうなー!」

和「もう、ゆーきったら」

まこ「まあ京太郎がそんな不埒な真似をするはずなかろう」

咲「あはは、大丈夫京ちゃん? 東横さんも」



モモ「うーん、0.03って何すかね? 薬の配合度合いっすか?」イジリイジリ

京太郎「」


>>288

まだ買ってない! 持ってるだけ!

すまん、ちょい睡魔が限界。明日続き書きます

京桃もっとふえろー

だめだ。今日はもう書けん

来週には書きたい所存でいきます

PCが壊れるなんて夢にも思わなかった

治り次第投稿するんでちょい待って

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