男「王女助けたらどえらいことになってしまった」 (179)

もう一つの作品の息抜きがてらに書きます。
とりあえずファンタジーっぽい設定だと思います。
場合によったら更新が遅れる場合があるのでご了承くださいませ。。。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392215675

【それはとある休日】

母「今日は新王女の継承式の集会だから支度なさい」

男「ほい!」

母「準備完了……ってんな訳あるか!! ジャージって!! スーツ着なさいはよぅ」

男「仕方ないな……」

母「さて、中央城下町行きが30分後だから早めに出るよ」

男「行ってらっしゃい」

母「死ぬ? 一回」包丁見せ

男「すみませんでした」

母「それにしてもあんたいっつも休日はブラブラしてていつも何してるん?」

男「そりゃあまぁ、社会勉強という奴を」

母「嘘つけ! そんなん言っていっつもどっかで遊んどるんやろ?」

男(まぁ、空賊になるなんて言いたくても言えないしなぁ)

……中央城下町

男「うげぇぇぇ……凄い人だかり……」

母「じゃ、集会終わったらここ集合ね。はぐれるのは当たり前やし」

男「はいはーい(どっかのカフェでのんびりしとこ)」

……裏路地

男「うわぁ……浮浪者とか死骸くせぇ……でもここから行かないと繁華街抜けれないし」

男「ん? なんの騒ぎだ?」

暴徒A「早く新王女を袋に詰めろ!! 上層幹部に見つかる前に」
暴徒B「そんなこと言ったって、王女が魔法で反撃してきやがる」
暴徒A「サイレスパウダー持ってこいってだから言っただろうが……」

男「王女……? AVの企画物……? いや違う」

王女「やめて!! 誰か!」

暴徒C「残念でしたわね。ガーディアンというのは御手洗(トイレ)では無効ですからねぇ。いくら国規模の王女も便所ではただの便器ってことですわ」

暴徒A「いい加減に観念してくれや。まだ手荒なことはしないから。まだね」

王女「くっ……」

……

男「手立てがねぇぇぇぇぇぇぇぇ……どうやって助けろって言うんだよ」

男「こうなりゃ……入門空賊グッズで」

・ダガー
・かわのふく
・やくそう
・世界地図


男「役にたたねぇぇぇぇぇぇ……と、とりあえず近くまで行こう」

王女「きゃああ」

暴徒C「やったわね。リフレクパックに入れば、その中で魔法を放っても自分に帰ってくるだけだわ」

暴徒A「よし軽トラに入れ込むぞ」

男(これはガソリン缶。この中に入り込めば……。てかこっちは空か……よしここは賭けだ)

暴徒B「あと、お。こんなところにガソリン缶がラッキラッキー」

暴徒A「おいおい、そんな古そうなガソリンやめとけよ」

暴徒B「まぁ最悪やばい時に使えばいいんだよ。しばらくは大丈夫だが国境越えてからが大変だしな」

バタン……ブロロロロ……



男(のっちまったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ)

男「とりあえずダガーで缶を壊して……うへぇガソリンくせぇ……」

男「ばれないように……そーっと王女さんだいじょうぶですか~?(小声)」

王女「大丈夫なわけないでしょ……ってあなたは誰!?」

男「えっと道端で見かけて着いてきた野次です」

王女「……助けに来たの……?」

男「いやぁ、無理そうっすけどねぇえへへ……」

王女「通報してくれた!?」

男「残念ながらあいつらが電波をシールドする魔法をかけていたから無理だった」

王女「そう……」

男「一般人だから俺も……だが、メカニックだけはまかしてくれ!」

王女「機械得意なの?」

男「そりゃあ俺は魔法学なんてこれひとつ知らないし、俺の家系は全員機械バカでさ……おっ、おっ、これはMASTUBISHI製のGR400かていうことは」

王女「それでわかるの?」

男「うん。ここのね木の板の部分ぶっ壊せば、ほら空洞になって出れるんだ!」

王女「でもどうやって出るの……この走行中に」

男「信号を待つしか無いね」

王女「でもね……気づかれてない?」

男「……!!? しもうた!!」

暴徒A「てめぇ何者だぁぁぁぁぁぁぁ!!」

男「ちっ……王女体借りるぞ」

王女「え。ちょ…ま」カァァ

男「フハハハ、俺は大航空賊エースの異名を持つものだ! 貴様らごときの暴徒に王女をさらう権利はない」

暴徒B「こいつ……どこから入ってきたんだ……若いのに只者じゃねぇぞ」

暴徒C「くっ、アジトの幹部さえ来ていただければ……」

男「貴様らの様な下劣な集団より、高貴な空賊に攫われる方が王女もそして国家も誇りに思えるだろう」

暴徒A「撃つぞ……貴様」

男「おいおい……王女様という世界一美しい盾を持ってしても撃ち抜ける弾丸が詰まっているとでも言うのか?」

暴徒C「ちっ……私は変身魔法は得意だが……その他魔法には及ばない……」

王女「……」

男「ほいっと」ヒョィ

王女「んなっ!」お嬢様抱っこ

男「さて、そろそろ潮時だな。グッドナイト!」ヒュッ

暴徒A「なっ、消えた!!」

暴徒B「違う、こんな所に人が通れる空間が!!」

暴徒C「どこに消えた!!」

暴徒A「あっちだ、お姫様抱っこしたまま走ってるあの不気味なやつだ」

暴徒B「マテやこらあああああああ」

男「あ、すんません駅前まで」
運ちゃん「あいよ」

バタン ブロロロロロロ……


暴徒ABC「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

暴徒A「早く追え……くそ、対向車線じゃねぇか……そこの交差点で転回して早く回り込め」

暴徒B「だから言ったんだよ。軽トラで前座席に3人乗るとか暴挙に出るのはおかしいってさ」

暴徒C「そうよ! こんな汗臭い男どもと同じクルマの中に乗るなんて……とんでもないわ。あんたたちどっちかが後ろに乗ればいいのよ」

暴徒A「俺MT免許あるし」

暴徒B「俺も」

暴徒C「原付ぐぬぬ……」

【こうして逃亡成功となったわけだが】


男(やべぇぇぇぇぇ死ぬかと思ったぜ……)

王女「……」

男「本当に王女さん?(小声)」

王女「そう……です……」

男「現女王はテレビで見たことはあるんだけど……本物は見たこと無かったから……でも無事でよかった。はい携帯。これで電話するといいよ」

王女「……」ケイタイポイー

男「んなっ!! 俺の携帯電話があああああああ」

王女「ねぇ……あなた空賊のエースって本当?」

男「え、え、え……そんなわけないっての!! あれだよあれ。カッコつけるべき状況だったもんで」

王女「でも車から私を助けだしてくれたし……只者じゃないよね……」

男「タダモンだよ!! もう成績は中の下でむしろ馬鹿だようん」

王女「……そんな事言ったってダマされない。もう貴方の目に誓いを立てるわ」

男「しんじてくれよぉぉぉ……奇跡的に助けれただけなんすからぁぁぁぁ」

王女「私を……拐って」

男「無理」

王女「どうして?」

男「リスクデカすぎぃィィィィィィ!! 俺どころか親戚中全員断罪じゃねぇか!!」

王女「空賊なら……人の一人や二人」

男「駄目ですからね。空賊じゃないしまだ」

王女「そうなんですか?」

男「それにさ、さらうなら空の上じゃないと……ここタクシーだよ」

王女「なるほど……」

男(天然なのかこの子は)

王女「……いつさらってくれるんですか?」

男「……(ここは具体的ではないが、説得力があるようにして……)」

男「国家が総力上げても、ひらりと俺の飛空船で拐いに来るから、夜道には気をつけろよ」

王女「! ありがとうございます!エースさん!」

男「それ、名前じゃないけど……まぁいいやエースでいいよもう。」

男「さて城下表通りから降りれば安全だろう、そこまで行けばいいか?」

王女「はい……あれエースさん携帯は?」

男「あなたがぶっこわしたんだろうがあああああああああ!!」

王女「す。すみませんでした……えっとどうしましょう弁償……わ…わたしを」

男「もういいから、早く行けよ。はいバイバイ」

王女「えっ……あ、はい……じゃあ……また…」

男「ふぅ……」

男「さて、人混みに紛れよう」


…………城内

騎士団A「どういうことなんだ! いつ王女は攫われたというのだ」

騎士団B「どうやら御手洗のところであるらしい」

騎士団J「このままだと国内の治安はボロボロ……なんとかせな(アカン)」

騎士団A「ん? なぜ城内に人が……って王女様だ!!」

騎士団B「直ぐに上層部へ報告せよ! 王女は帰還したと」

騎士団C「王女様ご無事で何より……どのようなことがあったのですか?」

王女「私は、レジスタンスらしき集団に拉致されましたが、エースと名乗る空賊に助けられました。そして今があります」

騎士団B「怪我は…?」

王女「この通り、怪我はありません。エースのお陰です」

騎士団A「空賊エース……聞かぬ名だな。颯爽と助けるあたり、只者の空賊では無さそうだ。とりあえず……国王の元へ向かいましょう」

王女「はい」

【王室】

国王「王女……戻ったのか」

王女「心配させてしまい大変申し訳ございませんでした……」

国王「無事で何よりだ。私達は平和を何よりも望む。それは国民の総意でもある。それを踏み躙る暴君を守った英雄の話を聞きたいものだが…」

旧王女「そろそろ向かいますわよ」

国王「そうだな。その話は式の終わりにしよう」

騎士団A「王女さまはこちらからどうぞ」
王女「はい……」

バタン

国王「びえええええええ!!! よかったよぉぉぉぉぉぉぉ!! もうどうなるかとおもったのねぇぇぇぇぇぇ」
旧王女「キモイ。さっさと行くわよ」

……


男「お、式が始まるみたいだな……」

友「いよっ、男っち! ここで会ったが百年目結婚しよ~」

男「……なにをいってるんだこいつ。お前、男だろ」

友「てへっ! とまぁそれはいいとして、なんでお前ガソリン臭いんだ」

男「ちょっと色々ありましてねぇ」

友「油田にダイブしたのか? いつから億万長者に?」

男「その発想はおかしい。まぁこぼれてたガソリンがついちまっただけだ。頼むから火をつけるなよ?」

友「まかせとけ。チャッカマンは持ってるけど」

男「その報告はいらん」

ワーワーワーワー

男(やっぱり王女は本物だったんだな……)
友「えらいべっぴんさんやなぁ……国の頂点はレベルが高い高い。うちの学校のマドンナですら足元に及ばない」

男(よかったよ助けれて……誰にも自慢出来ないけど、誇れることだよな。携帯壊されたけど)

王女『みなさま! 今日から正式に王女を継承しました……よろしくおねがいします。
   これまでに非常に大変なことが御座いましたが……エースが救ってくれたお陰で私には今があります」

男「ブッ」
友「?」

王女『私は平和を望みます。過去の悲劇は起きてはならない……ですから…ですから…』


王女『エースさん!! 私を守ってください!!』


人々「????」ザワザワ

男「」
友「なにいってるんだろうか王女様は」

【即日。エースの名前で国中が騒ぎになった。】

「エースってなんぞ」
「俺、エースだけど質問ある?」
「エースって何、概念?」
「ワン○ースの死んだ奴? あいつ漫画で今があるの?」
「王女も読んでいる少年ジャ○プを信じろ」



……

男「気安く名乗るものじゃないなぁ……」

母「なにいってんだこいつ」

男「母さん、王女救ったのおれって言ったら信じる?」

母「んなあほな」

男「まぁそういうもんだろうね」

母「アホ言っとらんと、飯手伝え」

男「おいーっす」

【後日】

母「ふーんエースを国が探しているみたいだってさ」

男「そうなん」

母「顔写真をネットで送って王女が見て探すみたい。どうも王女はエースというのを本格的に探したくて税金使ってやっとるみたい」

男「しょうむね(棒読)」

母「前、救ったとか言ってたなぁ。よっしゃ。ここであんたが嘘つきのピノキオか確かめたるわ」

男「いらんて、そんなんせんでええって」

母「なんや自分……」パシャ―

男「あぁぁぁ! 」携帯奪い

母「あっ…」

男「削除ぉ!!」

母「……残念でしたね。iClo○d……」

男「おのれえええええええええ母親!! 」

母「なんも起きひんし、そんな怖がらんでも」

【……3時間後】

トゥルルルル

男「…」ビクッ

母「はいもしもし。あらお隣の…そうようふふ……それでねぇ~そうなの」

男「よかったぁ……」

ピンポーン

男「!」ビクッ

サアガワキュービーンデース

男「…ほっ」

ガチャッ

男「?」

女騎士「貴様がエースか?」

男「え? え? え?」

女騎士「エースなのか?」

男「ち……ちがいます他人の空似じゃないでしょうか?」

女騎士「そうなのですか? 王女様」

王女「いいえ。紛れも無くエースです」

女騎士「そうか。隠しても無駄だ。悪いが来てもらおう」

男「待って……待って。ストップ ママァァァァァ」



母「それでねぇ~うちのバカ息子が俺はエースなんだってww 情けないわよねぇ~」

【……車内】

男「あの…せめて、母親に外出の報告ぐらい」

女騎士「そんなもの、後でいいだろう。電話ぐらい貸してやる」

王女「ふふ……久しぶり。エースくん」

男「なんか俺がさらわれているんですが……」

女騎士「只者じゃないという話だと思ったが念の為にネットを使ったらあっさりと釣れた。案外エースというのは大したものじゃないようだな」

男「いえ、本当ド素人ですから…えぇ」

女騎士「じゃあ何故空賊を名乗った?」

男「いや、空賊が夢だったので……それでへへ……」

女騎士「この平和な地域で空賊なんかしてもすぐに警察に捕まって、一生出れない牢屋に追いやられるだけなんだが」

男「……かっこいいじゃないっすか……というわけなんで……王女様もういいっしょ? 帰っていい?」

王女「……だーめ」ニッコリ

男「えっ」

【……城内】

男「ねぇ俺殺されるの?」

女騎士「本物の空賊だったらそうなっていたかもしれないが、その様子じゃスーパーのガムすら盗んで無さそうだしそれは無い
    善良治安国家は容易く重罪にはしない。それに王女様もそれは望まない」

男「……感謝状くれるの?」

女騎士「感謝状なんて与えるものか。素人で盗人を目指すものに感謝など与えぬ」

男「……あははははは」ニゲル

女騎士「なっ、貴様……」マワリコミ

男「!! はえええ こんな重そうな鎧着てるのに」

女騎士「大人しくしないのであれば、首を落としてもいいんだぞ? 私はお前をエースとは認めたくないんだからな」

男「はびずびばべん(はいすみません)」

【王の間】


王「そこになおれ。女騎士は下がれ」

女騎士「はっ」

王「貴様がエースか?」

男「一応……エースと名乗りました……」

王「ふむ。人は見かけによらぬとは言うが、特技は機械イジリとのことだが」

男「えっと、機械術高等学校に行ってまして……それと家族から機械のスキルは常日頃教わっていまして……」

王「そうか。憧れの人物が日の有名な空賊ではあるが…これは?」

男「えっと、その……その人の生きざまがかっこよくて……とそれと、航空術を大いに発展させた技術者としても尊敬していまして……」
男(あれ? 俺履歴書とか書いてましたっけ?)

王「はい。分かりました。あと数点質問があります。学園経由の交通費は受給出来ますが、自宅への交通費は出ません。
  ですので寮での生活となりますよろしいですか?」

男「へつ?」

王「へつ? はいと捉えますね。次に、寮内では基本自由行動です。また高等学校の学費は国家負担しますが
  もし途中棄権された場合は全額即日徴収になりますのでよろしいですか?」

男「待って待って……学費は母さんが払っているから……そんなこと言ったら……」



母「お願いします。エースの名に恥じぬ様ビシバシと鍛えてやってください」



王「主の母親からは同意はもらったのでこれで全ての質問は終わりです。貴方は今日から守護者の一員だ。
  王女の洗礼を受けた以上、真剣に王女含め、国家の治安を守り給えよ」


男「…えぇぇ」

王「さて、私はここにて失礼するよ。期待しているよエース君」

バタム

男「……そんなぁぁぁぁ」

王女「エース君、はい携帯新品で返すね」

男「おせぇぇぇぇよぉぉぉぉぉぉ……」

女騎士「立て、そこのエースを名乗る者よ」

男「ななな…なんすか」

女騎士「今日から私は貴様の教官だ。平和であり続ける理由は国の強さにあるんだ。それ故にそこいらの軍隊程生ぬるくないからな覚悟しろよ」

男「」

王女「あまり無茶させないでね女騎士さん」

女騎士「…っ。王女さまの頼みとは言え、こいつを一人前にするためには並ならぬ訓練が必要なんです」

王女「……お願い」

女騎士「し……死なない程度にはしますから。ええ」カァー

男「」

【寮室】

男「部屋は……ゲフゲフ……ホコリだらけ… 窓開けよ」

男「……」

男「どうしてこうなった」



コンコン

女騎士「エース、明日は学校だろう。時間を考慮し4時起床で通学時間まで訓練だ。遅れたら死ぬと思え」

男「……はい」

バタム

男「もう12時なんですけどね」

【翌日】


女騎士「起きろォォォォ」

男「うわああああああ」

女騎士「訓練だ」

男「あぁ、そうでしたね……」

女騎士「これが訓練用のアーマーだ」

男「はい……っておもぉぉぉ」

女騎士「情けない。実戦用はそれより5キロ以上重いぞ。着いて来い」

男「えっとどこへ向かうんですか?」

女騎士「敷地内にある訓練場だ。ここには魔物がたくさんいる」

男「やっぱ魔物とか本当にいるんっすね……ってひぃ」

女騎士「この国が平和な理由を も う 一 度 聞 く の か?」

男「ずびばべん」

女騎士「国家には守護者以外にも討伐隊や自衛軍や騎士団が存在する」

男「はい、それは社会で教わりました」

女騎士「ここの城に直結して軍隊を常に配下にしている。そして全国に派遣されている」

男「はい」

女騎士「万が一、市街地に魔物が現れたとすれば瞬時に討伐する必要がある。それが討伐隊の役割だ。
    次に自衛軍。これは他国との戦争になったときの攻防の要だ。基本は討伐隊と同じだが、違いは対人間か魔物かだ」

男「はい(そうなんだ)」

女騎士「そして騎士団。これは守護者とも似たものだが、城下内を警備する役割を持つ」

男「そうなんだ(そうなんだ)」

女騎士「そして守護者。別名ガーディアン。王家を護る為の最後の要だ。守護者の最期は王家の最期だ
    そしてそれはあってはならない……にも関わらず」

男「なんでさらわれたんでしょうね(……)」

女騎士「それを言うなぁァァァ!! それになんで貴様みたいなひ弱な奴が王女を救えたっていうんだよ!!
    おのれエース、もう二度とあんな過ちをおかしてはならぬのだ……」

男(あんまり女騎士さんを怒らさないほうがいいみたいだ)

【……】




男「訓練って……ランニングとか……腕立て伏せとか」

女騎士「そんなものは不要だ。筋肉やスタミナなど後に付いてくる。戦いで必要なのは何より実戦」

男「えっと……うわっこれって?」

女騎士「C級魔物のオーガだ。命果てた人を媒体にした魔物だ。貴様武器は?」

男「あっ、ダガーしか無い」

女騎士「本当に憧れだけはあったみたいだな……ダガーは扱いやすい分イマイチ威力に欠ける。私は好かんな」

男「えっとどうすればぁぁぁ」

女騎士「私の後ろに立ってろ。見せてやる。守護者の力を」

ドシュッ

オーガ「」ドサッ

男「つえぇぇぇ……」

女騎士「C級なんて一撃じゃないと困る。だが貴様だとE級ですら苦戦しそうだな」

男「えぇぇ……」

女騎士「早速来た。E級だ」

ラビットウルフ「?」

男「う……うさぎじゃねぇかただの」

女騎士「ふっ、人参でも与えるのか?」

男「女騎士さん。これ魔物じゃなくてどうb……ぎゃあああ」

ラビットウルフ「グルルルル」

男「えぇぇぇ!? なんすかあれ!?」

女騎士「ラビットウルフは姿はウサギだが正真正銘の魔物だ。見た目に騙された人間や肉食動物等を捕食する特徴がある」

男「先にいええええ!!」

ラビットウルフ「グルルルルル」

男「と、とりあえず構えて……」

女騎士「ダガーの扱い方だが、右脇をしめろ。脇を開けていると、クイックトリック出来ないし威力も劣る。
    左手はいつでも別行動に切り替えれるようにしておけ。もう一つ武器を持つことも出来るのがダガーの強みだがな」

男「ほいっさ……」

女騎士「ラビットウルフはアゴ周りは獣だが足腰は所詮ウサギだ。ギャップに惑わされずに行け」

男「おらぁぁぁ」ザンッ

ラビットウルフ「」

男「一撃……」

女騎士「浮かれるな。しょせん獣に毛が生えたレベルの奴だ。それがE級だ。それじゃあペースを上げていくぞ」

男「あ……ちょっとまって……」


【朝の訓練は終わったもよう】


男「あぁぁぁぁぁ」←声にならない声

女騎士「ひ弱な。それでエースを名乗るのだから大したものだ」

男「もう黒歴史でいいから……エースとは言わないで」

女騎士「ふんっ、そろそろ学校に向かわないと遅れるのではないのか?」

男「あぁぁ!! そうだった準備しないと」

女騎士「……騒がしいやつだ」

【学校】

男(もう学校は寝る場所と取っていいよね)

友「よっ、男。今日はずいぶんと疲れた顔をして。どうしたんだい?」

男「……諸事情。すまん授業始まるまで寝かせてくれ そしてそのまま昼前まで」

友「お、おう」

友「だけど今日から武器工学の実習が始まるんですがそれは」

男「それを早く言ってください……ちくしょおおおお」


友(あいつそんなに武器工学好きだったけなぁ……?)

男(一刻も早くいい武器鍛錬しないと体が持たぬわ!!)

……

Gさん「みなさんようあつまったのう……さっそくじゃが各自製作に入るんじゃ……マニュアルはそこじゃあ」

男(投げやりだなぁ……ん?ガンブレード……どこぞやの魔女の騎士も使っているあの伝説の武器じゃないっすか)

Gさん「男君、きみはダガーをもっとるみたいじゃな」

男「ひぇっ……」

Gさん「しっとるしっとる。事情は職員の一部は知っとるんじゃ。君は戦闘はなよなよだが、手先は器用じゃからのう
    力でねじ伏せるよりかは知識で戦ってほしい」

男「はい……」

Gさん「ちゅーわけでじゃ、さっそくきみのダガーとオートガンと組み合わせ加工しようじゃないか
    市販有り合わせの武器より、自作のオリジナルカスタマイズウエポンで国を守ってくれ」

男「は……はいぃ…」

Gさん「でだ授業でも習ったと思うが、このダガーとオートガンはどう合成する?」

男「基本的には金属製なので、切断後溶接ですよね?」

Gさん「あぁ。だが、それでは切るか、撃つかしかの2択にならないかね?」

男「でもガンブレードってそういうものなんじゃ…」

Gさん「甘い。ガンブレードは火薬の爆発の衝撃に合わせて剣の威力を増幅させる役割を以ってようやくガンブレードじゃ。2択じゃただの銃剣じゃ」

男「なるほど……」

Gさん「だが、その銃口の傾きじゃと剣が衝撃を受け止めすぎて折れてしまうぞ?」

男「難しい」

Gさん「なぁに昼休み返上すればいいもの作れるぞい」

【……】

Gさん「あっぱれじゃ。本来ダガーでガンブーストは安全性の問題で誰も着手しなかったんじゃが
    やればなんでもつくれるもんじゃのう……」

男「えぇぇ!? そんなもの作らせたの?」

Gさん「その調子でどんどん進化していっておくれ」

男「……」

【放課後】

男「……もうだめぽ」

友「帰りにカラオケ行かね?」

男「お、行く。そして寝る」

女騎士「そうはさせんぞ」

男「女騎士さん!!? こんなところに!?」

友「何どういう関係? そして何その騎士装備」

女騎士「放課後に寄り道等されては困るからな失礼」

【学校→ヘリコプター→魔物訓練所】

男「10分で着いてしまった……」

女騎士「さっさと来い」


男「……あぁぁ」
女騎士「その武器は? ダガーにガンが着いているみたいだが」

男「今日実習で作ってきました。まだ実戦では使ってませんが……ガン&ダガーすかねぇ……ブレードじゃないし」

女騎士「ふんっ、魔物の前では結局は己の力が必要になることを覚えておけ」

男「はい。これを踏まえての俺の力だと信じてるので…」

女騎士「……と、とにかく行くぞ」

【……】

女騎士「ほれ試してみろE級だ」

男「ラルド……っすか」

女騎士「あぁ。動きは鈍いし攻撃はへなちょこだが……硬さだけは一級品だから舐めるなよ」

男「は……はい(えっとジョグダイアルを銃から爆発に切り替えて……)」

ラルド「…」

男「振りかざした時点でトリガーを引くぅぅぅぅ」ドォン

ラルド「!?」


男「!!?wwwwwwwwwwwwwwww??wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww??wwww???????」

女騎士「ふむ……並の短剣使いの威力ではないな。だがそれに甘んじていると肝心な剣捌きが下手になるから気をつけろ
    というより何故泣いている?」

男「うでがじびれる……」ヒリヒリ

女騎士「やっぱりお前には基礎体力も必要なようだ」

【夜】


男「死ぬ……くそ……女騎士め おれを放っていきやがって」

魔術師「? のたれじに?」

男「だれだ…? 天使?」

魔術師「ぁぅ!? のんのん…白魔術師だよ」

男「そうかぁ……もううごけなくってさぁ……へへっ、今日は忙しくてさ 飯もろくに食ってないしさ」

魔術師「ふぬー……。!! これたべるー?」

男「シチュー! いいの?」

魔術師「うん~」

男「うめぇうめぇ……これなんの肉?」

魔術師「えへへ~ラビットウルフ」

男「ブフッー」

魔術師「だいじょうぶだよぉ のーぷろぶれ! ちゃんとじょうかしてるから」

男「あ…ありがとおなかいっぱいだよ」

魔術師「いいの? もう」

男「君魔術師なんだね。何歳?」

魔術師「17さいだよー」

男(同い年じゃねぇか……)

魔術師「じゃ、しょことくんれんじょうとまじゅつしついききしているから、またね~」

男(あれはぶりっ子なのか……それとも天然なのか……)

【宿舎】

男「……ここにロープがある」

男「だが、残念ながら天井に紐を引っ掛ける場所はない」

コンコン

王女「こんばんわ。今日はお疲れ様」

男「王女様!?なぜここに!!?」

王女「さりげなく王女様って訂正してる……。むぅ。エース君と添い寝しに来たんだよ?」

男「ちょっとまちなんし。そんな独断、俺が断罪になりますよ!!」

王女「きちーんと王様には許可を取ってますから…ふふん♪」

男「もうしわけないでやんす。ぎゃくに眠れないでやんす」


王女「大丈夫ですよ。ほら電気を消して……あら、こんな所にロープが。さすがエースくん。私をさらう気満々なんですね」

男「違うっすよ。それ単にタンスを運び入れるときに使ったロープっすっから」

王女「添い寝だけ。今日は……もっと頑張ればもっともっとご褒美をあげるから……頑張ってね」

男「お ……お バタン!!

女騎士「王女様ぁぁぁぁ!! なっ、おのれエース、王女様から離れろ!! 王女様と夜を共にするとはなんてうら…けしからん」

王女「ふふっ、女騎士さん。残念ながら許可証は出ているんですよ♪」ピシッ

女騎士「許さん。平和に命の限りを尽くした偉大なる大王が許したとしても、私は絶対に許しはせぬ!!」

男「頼むから夜ぐらい寝かせてくれ」
王女「そうですよ。今からエース君とラブラブタイムなんですから」

女騎士「男、てめぇが出て行けぇ!!」

ポイッ バタン

男「……え?開かない… と……とにかく寝るところ……」


【食堂】

食堂の兄貴「おぉ、新入りのエースだったかな。今仕込み中なんだ、寝るところが無い?」

男「ソファ借りていいっすか? …あと毛布があれば」

食堂の兄貴「構わんが、開店早いから起こすの早いぞ?」

男「構わないっす。ありがとうござい…Zzzzzzzz」

食堂の兄貴「毛布も渡しておらんのに……ほらよっと」

【一方 男の部屋】

王女「えーん出しなさい~女騎士さん!」

女騎士「観念なさい。そこの許可証は男の部屋で寝ることを許可するというんですから。今日はここですよ」

王女「……ぶう」

女騎士「さて私も一眠りします。ちなみに魔法は朝まで解けませんので。悪しからず。おやすみなさい」

王女「……はーあ」ゴテン

王女「エース君の匂いがする~」

女騎士(替えたてのシーツだと思うんですがそれは)


【一方 王の間】

王「王女ちゃんが大人の階段にぃぃぃ…えーんえーん エースごときにぃぃ」

旧王女「まぁ女騎士がいるし問題ないんじゃないですかね。そもそも何故許可をしたのでしょうかねぇ」

王「だって……王女ちゃん睨むと怖いんだもん」

旧王女「はぁ、貴方はプライベートもしっかりできれば立派な国王なんですがね……(呆れ顔)」





今日はここまでです。
よろしければまたみてくださいねー


【翌朝】

食堂の兄貴「おう、おきーや」

男「んみゃ……今何時……?」

食堂の兄貴「そりゃ4時だ」

男「やべっ、訓練始まるんだった。すんません! あ、毛布と寝床ありがとうございました」

食堂の兄貴「かまわんがよ。あ、そうや朝飯食っていかんか?飯は食わんと一日の活力にはならんぞ?」

男「そうっすね……いいっすか頂きます」

食堂の兄貴「まぁそれにひよっことはいえ、守護者は色々手当が出るんだから有効活用せんとな」

男「手当て……っすか」

食堂の兄貴「あぁ。基本この敷地内にある全施設は無料で使えるんだぞ? 知らんかったのか?」

男「ま……まじっすか(嬉しいけど筋肉痛でそこらを歩きまわる余裕は無いや)」

女騎士「いた、おいエース……なぁに呑気に朝食を食べているんだ…!」

男「飯は大事でしょう。お願いします飯だけは……」

女騎士「そんな涙目で言うな。早く食え。食ったら訓練だ。食べ過ぎたら吐くから八分目でな」

食堂の兄貴「女騎士さんは何か頼まないのですかい?」

女騎士「私は不要だ」

男「ハフハフ ズズズ ゴプ… ズバババ パク…」

女騎士(それにしてもよく食うな……)

【訓練場】

男「よーしどっからでもかかってこい」

女騎士「ここからはお前一人で討伐してこい」

男「えっ」

女騎士「もちろん。30匹討伐完了したら森から脱出出来る転送魔法はかけてやった。つまり30匹魔物を倒さないと出れないってことだ」

男「鬼畜じゃないっすか……」

女騎士「こう見えて私も忙しいのでね。あんまり貴様に時間は割けんのだよ」

男「死んじゃったらどうするんすかねぇ」

女騎士「訓練中の事故…で済むがそれがどうした?」

男「あんまりにも素な顔で怖いこと言わないでっ」

女騎士「過酷な状況を脱してこそ守護者の鑑。いいか、これは試練だと思え」

男「…うぃーっす(なんか納得いかんなぁ)」

男(とりあえず……30匹か……群れを攻撃できるアイテムとかあればなぁ……雑魚ならガン&ダガーで蹴散らせれるけど……)

コブリン「ギャオー」

男「コブリン……えっと、人間から派生した魔物……知性は殆どないが、なぜかずる賢い……か」

コブリン「オゥラ」ポイ

男「んなっ! なんだこれ……前が見えねぇ」

コブリン「ニッシッシッシッシ」

男「煙玉か……それで相手を惑わせてぶっ叩くってやつか。でも参考になったっすよ!」

コブリン「!!?」

男「所詮モンスターの脳みそごときではその程度なんすよ」

ザンッ

コブリン「」

男「弾が勿体ない。こんな奴ごときに」

ラビットウルフ「!」

男「出たなぁ……てめぇの肉は外国産ぼ牛肉みたいな感じだったじゃねぇか!!」
ザンッ

男「ふっ…てかまだ二匹なんだよねぇ……終わるのこれ……」


【……】

男「よっしゃぁ! 一攫千金やぁと思っていたときが俺にもありました」

コブリンA~Z「ギャオオオオオ!!」

男「多すぎぃ……」

男(これは逃げるしか無いかと……あれ…なんだか回りこまれてる気分)

男「コブリン……っつったって一発で倒せそうな風貌している奴もいりゃ、3発殴っても死ななそうな奴らばっかなんですが」

男「万事休すか……」

魔術師「おーこまりー?へるぷみー?」

男「い、いつのまに!?」

魔術師「たっくさんごぶりん! おおかせぎのちゃんすだね」

男「でもいくらなんでも多すぎますよ……単体なら余裕ですけど」

魔術師「けんやじゅうだとたくさんのまものをたおすのはたいへーん ベリービジー。だけどね、まほうはすごいんだよ~みてて~」

コブリン達「ギシャアアアアア」ドドドドドド

魔術師「…バーニング」ボソッ


「ふわふわ女の子女の子」していた顔から、女騎士の怒っている時よりも数段怖い冷徹な顔と声で放たれる炎属性の魔法はやはり壮絶だった。

ゴブリン達「ギギギ……」

魔術師「ふにゅー。どう~?かっこよかった? くーる?」

男「は…はは…」

魔術師「さーさー。ゴブリンたちにとどめをさしちゃいな! おーばーきる!」

男「あ、瀕死だったのかこいつら(多分魔術師さんは瞬殺出来たんだろうが、敢えて瀕死になるよう抑えてくれたのかな)」

【…そして】

男「やった…予想より早く外に出れた……」

魔術師「よかったねーベリーナイスな一日だね~」

男「朝からヘトヘトだなぁ……魔法って凄いんだね……」

魔術師「まほうをつかうのはたいへんなんなんだよこうみえてもー。からだのせいしんをかてにしているから~それをつかいきると~」

男「どうなるんっすかね」

魔術師「せいしんほうかい。あげくのはてにはいじんになるよ~」ニッコリ

男「こええええええええ」

魔術師「まほうつかいはー。あんまりかんじょうをおもてにださないのー。かんじょうのきふくは~まほうつかいにとってふりだから~」

男(なるほど……ということはこの人の本性はとても怖いということでいいのであろうか)

魔術師「えへへ~きょうはたのしかったよ~またあそんでね~ばいーばーい」

女騎士「なるほどな。魔術師に助けてもらったって辺りか」

男「な、いつの間に!!?」

女騎士「ふんっ、まぁ人に助けてもらうなとは言ってないから別に構わんが、いつだって自分の力が大事なんだから甘んじるなよ」

男「う…ういっす」

女騎士「魔法使いってのは、神の力と言われていて科学上では解明出来ない力と言われているのは知っているな?」

男「はい」

女騎士「人間や大気中に潜んでいるなんらかの粒子を覚醒させエネルギーへと変換させているのが科学的解釈なのも知っているだろう」

男「はい(へー)」

女騎士「ただ、一般人はだれも使えない。使えるのは神の洗礼を受けた魔術師か、魔物だけ。魔物の存在というのもこれまた謎でな
    人間が伝記を残し始めた時点ですでに魔物は存在していたとされている」

男「為になります」

【……この後もずっと女騎士のうんちくは続く……】

男(この人、話したがりだよな……)

【そして】

女騎士「学校行って来い」

男「そうっすね……」

【学校】


男「今日は通常授業か……つまらんな……昼休憩に工房に行こうっと」

……

男「うっほぉぉぉびっくりするぐらいわくわくするものがいっぱい!」

男「こんだけの材料があれば……あれぐらいは作れるな。よっしゃ。やったれ」


【……放課後】


女騎士「よし戻ってきたな。今日は逃げないんだな」

男「訓練の内容は何ですか?」

女騎士「今回は15匹でいい。ただし、他人の手助けは0カウントだ」

男「なるほどね……」

女騎士「ちなみに午前より午後のほうが魔物は凶暴性が高いから気をつけろよ」

男「へ…へい」

【訓練場】

男「とりあえずレールガンを作ってやったぜ」

男「爆薬はガン&ダガーで使うから温存しないといけないから……電力で衝撃波を放つ」

男(今はWikiで大体の設計図が載っているからなぁいやぁ文明ていうのは素晴らしい)

ラビットウルフ群れ「グルルルル」

男「来たな……4匹。手榴弾!」

チュドーン

男「うっし」

男(本当、工房が無かったら俺どうしてたんだろう……)

【……】

オチュー「シャァァァァ」

男「な……なんだこいつ……」

オチュー「シャァァァ」ブワァァァ

男「なんだこれパウダー? ゴホッゴホッ……眠気が……やめろ寝不足なのに……」

オチュー「…」触手ノバシーノ

ドンドンドンドーン

男「…やべ寝てた。あぁよかった。追尾グレネードを作ってたんだった。エリアに接近してきた魔物を追撃するグレネードを放ってたんだった」

オチュー「?」無傷

男「……えっ、結構火薬込めてたよね……」

オチュー「シャァァァァァ」

男「やべええええ怒らせてしまったぁぁぁぁ! ひぃぃぃぃぃ」

男「あとはあとは手榴弾を手当たり次第…おらぁぁあ」

ドォン ドォン ドォン

男「やったか?」

オチュー「キシャアアアア」マジギレ

男「ギャアアアアアアアアアアア」

男「もうあとはレールガンしかないじゃん。エネルギー充填に時間がかかるのにさぁぁぁ」

オチュー「グフゥー」

男「はなてぇ!心に刻んだ夢をぉぉぉぉぉ!!」

バシューン

オチュー「?」

男「あれ効いてない……?」

オチュー「」チュドーーーーーン

男「」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド……ガラガラガラ……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

男「私の武器威力高すぎ……」

男「森が崩れる逃げろぉォォォォ」

男「てかまだ15匹も倒して無いから出れないんじゃ……あれ? 結界がない脱出できる!! やった!」

【脱出】

ゴゴゴゴゴゴ

男「やった」

女騎士「い……一体どうやったんだ……?」

男「いつのまにか15匹倒してたみたいで……」

女騎士「ザコ敵ばっかみたいだが、C級のオチューを筆頭に、E級の雑魚を114匹討伐……」


男「えっ!!!!?……あっもしかしたらレールガンのときの森崩れの時かなぁ……」

女騎士「なんだそれ……機械の武器か…」

男「あ、はい。ここに電力を貯めこむコンデンサがありましてその電力を一極集中させ……まぁそういう武器です」

女騎士「流石だな。ちっとも自分の力に頼ってないところが」

男「どうなんですかねぇ……」

女騎士「もう今日はこれでお終いだ。自由に過ごせ」

男「やった。久しぶりの自由時間だ」

王女「お疲れ様です」

男「あ…あぁ王女様、お疲れ様です」

王女「私は何もしてないですよ~。お暇でしたら一緒に駆け落ちでもしませんか?」

男「いや、洒落にならないし、そういう関係じゃないでしょう」

王女「ふふっ。あれ、エース君たくさんいろいろ装備している」

男「あぁ、これが名付けてガン&ダガー、そして背中に付けてるユニットが追尾グレネード! でこれがレールガンだ」

王女「すごーいガン○ムみたーい!」

男「いや、それは言わないで」

王女「冗談だよ。でもそれって買って来たの?」

男「違うよ、機械イジリ好きだから全部作ったんだ。今はネットで仕様を公開しているし要資格の高電圧部品も守護者の権限で使えるからね」

王女「凄いね。このまま行けば、立派な飛空船ぐらい作れちゃうねぇ~そしてそのままアバンチュール」

男「船は一人では作れんぞ流石に……自分の船を持つってのはとても大変なことなんだぞ」

王女「へぇ~」

男「空賊もたくさんの財宝という資金と、仲間と技術者をもってして初めて飛空船を造れるんだ。だからこそ空賊ってのは男のロマンなんだよなぁ~」

王女「素敵な夢だね。絶対に私も連れて行ってね」

男「王女という立場だろ?国に残らないと。まぁ2泊ぐらいならいいのかなぁ?」

王女「むー。こんなところにずっといたって退屈だよ!!」

男「アホ。王女様はずっと城で民共を微笑み続けてやがれってんだ」

王女「いじわるエース! べーっだ こんど寝床襲ってやる!!」

男「…はぁ」

今日はここまでですかな。おやすみなさい

【風呂】

男「ひぁぁぁぁぁ……大風呂っていいなぁ……近くの銭湯よりよっぽど広いや」

剣士「あれ、先客がいたか……見ない顔だね」

男「ど、どうもっす。守護者になりました男ともうします」

剣士「そうか。俺も同じく守護者の剣士だよ。よろしく」

男「はい。よろしくおねがいします」

剣士「いつの間にか新入りがいたとは。今日海外視察から帰ってきた所だからね」

男「海外視察……守護者ってずっと城の中で護っているわけではないんですか?」

剣士「まぁ国家危機であればそういった必要はあるけどね。ただ和平を保つ為であれば、外交で国々の情勢を把握する必要があるんだ」

男「守護者って大変なんですね……」

剣士「まぁね。それに僕は外交も勉強しているから、官僚と共に度々出張に行かせてもらっているからね」

男「なるほど……」

剣士「いずれは世界の仕組みも変わる。このままの平和が続くとは思えないからね」

男「世界はまだ戦争とかありますもんねぇ」

剣士「まぁここの国は、戦争をしないと宣言しているものの、西の国と東の国2つの戦いが激化すると言われているからね」

男「あぁー。機械の西と、魔法の東ですよね」

剣士「西の国の恐ろしいところは科学力が軒並み高まっていること、既存の魔法戦法では太刀打ち出来ないと東の国は少々不利との報道が多いね」

男「ちなみに、剣士さんはどこの国に出張されたのですか?」

剣士「北の国だ。北の国の最果ては強力な魔物が住み着いていてね、現在の魔法学や科学をもってしても太刀打ちできないと言われているんだ」

男「北の国かぁ……」

剣士「そして北の国の魔物は、北の国の人々は襲わないように強力な魔法が施されているので、最果てにも人が住んでいると言われているよ」

男「はえーさすが博識っすね」

剣士「そりゃあ、そういうものを目指すなら知識ぐらいはね。もちろん剣技も負けないよ。そういえば君はどういったスタイルで戦うんだい?」

男「えっと……機械?」

剣士「なるほど、それは新しいスタイルだね。守護者は今まで魔法か剣かの2択だったからね。物理で飛び道具を持って戦えるのは貴重な戦力になると思う」

男「とはいっても戦いは素人で……E級魔物でもヘトヘトなんですよねぇ」

剣士「仕方ないよ。そんなすぐに魔物と渡り合えるなんてことはありえない。それに俺も剣を扱っている鍛錬者は魔翌力を秘めて戦っている。君も魔法の使い方を上手く取り入れて戦えば、今よりももっともっと力を付けることが出来ると思う」

男「魔法っすか……剣でも魔法が必要なんですね」

剣士「そうだね。上級魔物は秘めている魔翌力が強すぎるから、とても堅いんだ。それを打ち破るには魔翌力ってのは必須かもしれないね」

男「わかりました! ありがとうございます」

剣士「まぁ、訓練することがあれば是非誘ってね。じゃあ」

男「すげぇ……」


【食堂】

男(なるほど魔法を使って力を高めるのか……そんなん教えてくれなかったぞ女騎士)

食堂の兄貴「ほいよおまたせ、とんかつ定食大盛り」

男「うまそー! いただきます」

魔術師「とんかつ!!!!」

男「うおっ、とつぜん!?」

魔術師「……あのぅ……ひときれ……ほしいかなぁって、ぎぶみーって」

男「た……頼めばいいんじゃないかな?」

魔術師「たのむ? いやぁ、あにきこわい」

食堂の兄貴「怖いってなんだよ! ていうか、魔術師ちゃんはうちの店の食材食べきるからなぁ……基本は注文断っているんだよねぇ」

男「そうなんだ……ってあぁぁぁぁ! 全部食べられた!!」

魔術師「はれ? きがつけばぜんぶたべちゃった……ごめん!!」

男「仕方ない……それは俺の自腹ってことで、すんませんそれ払うんでもう一個ください」

魔術師「えっ…」

男「つーわけでもういいよ。次のは食べないでね」

魔術師「ありがとーあらぶゆー」

男「飯だけで愛を語るな!」

【……】

魔術師「まほーのつかいかたー?」

男「うん。魔法を使うには洗礼が必要なのは知っているんだけど、魔翌力自体を操る方法が知りたいんだけどね」

魔術師「むずかしい~ね~。わたしはせんれいもうけてないんだよ~」

男「洗礼を受けていない……!?」

魔術師「うん~。こうなんか~ふわ~としたらできるようになったんだよね~」

男「へ……へぇ」

魔術師「だからきみも、ふんぬーとちからをいれたらできるよ! ゆーきゃんいっと!」

男(ふんぬーじゃ筋肉しか入らない気がするけど)

魔術師「じゃあいっしょにまほーのれんしゅーしよー!」

男「今から!?」

魔術師「あしたはー?」

男「土曜日だから学校は休み」

魔術師「おーけーれっつごー」ガシッ

男「ちょっとどこいくのー!?」

魔術師「わたしのへやーるーむ」

【魔術師のへやーるーむ】

男(連れ込まれた……不気味なものがちらほら見えるが、それ以外は普通の女の子の部屋)

魔術師「よーし、じゃあこのほんよんで!」

男「それは…何?」

魔術師「だれでも始めれる魔法の使い方」

男「……(そんなの書店で見たことないぞ)」

魔術師「それみおわったらいってね~つぎはまだまだほんがいっぱいあるからー」

男「多っ!?」

【……】

魔術師「やったーあたらしいまほうできたー! れっつとらい!!」

男「ここですんの!? ってまぶし!」パァァァァ

魔術師「あれれ……? しっぱい?」

男「さぶぶぶぶぶ……体が……」

魔術師「あ、まちがえてかけちゃった……どうやらーたいおんがさがるまほうみたいだ」

男「いや分からずにかけちゃだめでしょ……ブルル…」

魔術師「えっと……えっと……と、とりあえずおふとんはいれー」

男「う……うぉ……」

魔術師「お布団かけるね……まだ寒い?」

男「全然関係ないぐらい寒い……」ガクブル

魔術師「……こ…こうなったらわ…わたしも!」パァァァァ

男「えっ?」ガタガタ

魔術師「ひぇぇぇぇぇぇ……さぶびびびいびびびび……」ガタガタ

男「なんで自分にもかけたんだよぉぉ!!」

魔術師「そうしたら、おとこくんといっしょにふとんはいってあたためれるじゃないとおもって」ガクブル

男「その発想があったんなら、魔法をかける必要は無かったんじゃないですかねぇ?」

魔術師「!! あ、……そうだった ときすでにおそし……ごーとぅーべっど」ガクブル

男「うぉ……!?」ガタガタ

魔術師「えへへ……ごめんねぇ……そーりーそーりーさぶびぃ……」ガクブル

男(本当ならこんな可愛い子と布団の中で温め合うとか幸せなことなんだと思うが、そんなことを考える暇がないぐらい寒い寒い寒い)ガクブル

魔術師「ぜんぜんあったかくならないねぇ……どうやらおたがいたいおんさがっているから……いみがないみたいだぁぁ」

男「で……この魔法の効力は?」ガクブル

魔術師「えっとね……朝まで……」ガクブル

男「」ガクブル

魔術師「ごめんねぇ……ゆたんぽとかあればよかったんだけど……」

男「いや……部屋出て暖炉のとこにいけば……てか……もう体力が……」

魔術師「みーとぅー」






王女「……エース君。部屋にいないと思ったら……魔術師ちゃんと……何しているのかなぁ?」

男「!!!!? こ……これにはわけがあって……てかなんでここに」ガクブル

王女「寝込み襲うって言ってたのに……こんな仕打ちひどい」

魔術師「おうじょさまーおふとんのなかにはいろーいっしょに」

男「これはそのな、事情があってだな……助けを呼んでもらっていいか?」

王女「きーっ でも入る」ガバッ

男「あったけー!!!!」
魔術師「ん~~~」

王女「ひっ」ゾッ

男「くそっ……王女……暖かい……助かる……」

王女「さ……さわら……かんじ……んっ……どこさわってんの…つめたいっ…」

魔術師「おうじょさま……あたたかい」

男「すまない…すまない…」

王女「!! き、きゃあぁあぁあぁぁぁぁ……やっぱ布団出る!!」


男「王女……布団に出るのはいいから早く助けを呼んでくれぇぇぇ」ガクブル

王女「…」コクリ

王女は状況を一瞬で悟り、助けを早急に呼び出したとさ。

【翌日】

男「……とんでもない一日だった」クシュン

女騎士「不摂生だからこうなるんだ」

男「すびばべん。明らかに魔術師さんのせいだとおもいますが」

女騎士「風邪を治したら訓練は再開だからな。それまでは英気を養うんだな」

男「ありがとうございます……」

女騎士「ふん…」

バタム

男「風邪になったのは久しぶりだなぁ……まぁ数時間体が冷えたら風邪ぐらいはひきますよねぇ……」ゴホゴホ

王女「大丈夫ですか…?」看病セット持

男「あぁ……大丈夫ですよ、看病とかいいんで……」

王女「駄目ですよ。ほら、頭を冷やさないと……」

男「やめて! もう冷たいのはいやだ!! ゲホゲホ」

王女「流石に冷たいのは駄目ですね……。汗はかいてませんか?」

男「今はまだかいてませんよ。てか大丈夫ですよ……一国の王女が看病とか」

王女「王女として国民の健康を見守ることは立派な責務です。それはもちろんエース君にもです。それにこういった看病したかったんです」

男「そうですか……」

王女「あと、そのおかゆを作ったので食べてください!」

男「本当ですか!?ありがとうございま……おかゆ?」

王女「はい。厨房を借りて作ったんですよ……どうぞ」

男(なんなんだろう。この一族のお粥は黒いのだろうか。焦げではない。このお粥は別の暗黒物質が含まれている気がする)

王女「食べれないですか? 起き上がれないのかな?」

男「え、あ……えーっと…ちょっとまだ食欲ないかなーって(あれを食べたら本格的に現場復帰はでき無さそうだ)」

王女「駄目ですよ。きちんと食べないと……ふーふーしてあげますよ…それともお口で移しましょうか…?」

男「わかった普通に食べるから……あむ」

王女「どうですか?」

男「……………」チーン

王女「わーどうしたんですか? これでもかと漢方とか薬剤を入れたから大丈夫だと思ったのに」

男「」

だが薬のおかげで苦しみから目覚めるときには風邪は治っていた。

【……数日後 食堂】

男「ふーん……飛空士なら誰もが欲しい飛空石、空賊に強奪される……ってか」

魔術師「ひくうせきー?」

男「あぁ飛空石っていうのは魔石の一つで、飛行船の動力になる伝説の石と言われていて世界に限られた数しか無い石で、それを動力にした船は永遠の動力になるとのことらしい」

魔術師「すごーい、ほしいね~」

男「おう、俺もいつかは空賊になるからな! そのためには飛空石を持って、超巨大な機械仕掛けの船を動かすんだ!」

魔術師「でも、まほうできかいはうごかないんじゃないのー?」

男「そうなんだよなぁ……けっきょく動力は魔法に頼ってしまっているんだよなぁ。ガソリンはまだまだ頼りにならないし」

魔術師「でも、くうぞくはこっかはんぎゃくになるよー?」

男「それもそうなんだよなぁ。今の立ち位置だととても大変そうだ」

魔術師「でも、おもしろそーだなー。こきょーにもいってみたいひこーせんでー」

男「そっか。故郷かぁ。魔術師ちゃんはどこが地元なの?」

魔術師「みなみのくにー。かぽぞくが、わたしのうまれそだったばしょだもーん」

男(ということはこれは訛りということでいいのだろうか」


女騎士「エース、そろそろ訓練再開だ。その前に腕立て伏せ500回だ」

男「うぃっす……」

【訓練場】

男「そういえば魔翌力を意識して剣を振る練習もしていたんだったな。そこいらも視野に入れてみるか」

女騎士「なにを言っているんだ?」

男「あ、いえ…。そういえば聞いた話なんですが、剣を振るときに魔翌力を意識した方がいいと言われたんですが剣士さんに」

女騎士「あのやろう……余計なことを。確かにそうだが、まだ剣もろくに操れない素人に魔法を意識しても動きが鈍るだけだ」

男「そうなんですか……」

女騎士「魔翌力を剣に込めることよりも先ず、魔翌力そのものを自分自身の身体から引き出せれるようにしないとな」

男「なるほど」

女騎士「仕方がない。そろそろその辺も教えてやってもいいかな」

男「うっす! 師匠!」

女騎士「師匠って……お前と歳は変わらないんだが」

男「へ……女騎士さん同い年なんすか?」

女騎士「そうだ。なんなら誕生日は私のほうが後だ」

男「……女騎士ちゃん……女騎士さん、練習行きましょう」

女騎士「結局、呼び名は変わらないのかよ……まぁいいが」

【城を出た旧街道】

女騎士「今日はいつもと違うコースで修行だ」

男「ここは旧街道ですか」

女騎士「あぁ。ここはもともと、戦争の跡地だ。たくさんの国々と戦いをしその傷跡が残っている」

男「戦争っすか……通りで棄てられた機械とか色々ありますね」

女騎士「永遠に戦いが起きてはいけないと、国内の内乱全てに終わりを告げさせた旧国王は、この街を最期に力尽きた」

男「通りで、旧国王の名前が付いているんですね」

女騎士「今どきの若者、さるところ私達だが、そんな事実を忘れて今を生きてしまっている。だが、一歩足を踏み出せば至るところで戦いは続いている」

男「怖いものですね」

女騎士「この土地には強い魔翌力はもう残されていない。だから討伐隊の訓練の登竜門場所としても使われている。だが、一番弱い魔物は森の比ではない。大体、D辺りかな」

男「やるしかないっすね!」

女騎士「武器だけは豊富そうだからな。いざという時は力を貸すが、出きるだけ自分の力でやれ。いいな?」

男「了解っす」

女騎士「お前も一応守護者だ。一日も早く使い物になってくれないと困る」

【……】

ズー「ギャオオオオ」

男「……なんかずいぶんとデカイバケモノが出てきたんですが……」

女騎士「ズーか。体力が大きいのと、攻撃翌力が高いが、動きが鈍いから、出来るだけ接近戦でダメージを与える必要があるな」

男「はい……てやぁぁぁ」ザシュ

ズー「…?」

男「かってぇぇぇ……相手にとってかすり傷かよ…」

女騎士「こういった時は生身だけでダガーは厳しいな。ガンブーストしてみたらどうだ?」

男「わっかりやした! その前に、おらっ、スモークボム!」

ドォン

ズー「!」クラヤミ

男「前が見えてないようだな! よっし、このまま翼のところにっ」

ズバン!

男「よっしゃ翼痛めてやった!」

ズー「ギャオオオオオ!!」

男「聴くじゃねぇか!」

女騎士「よくやった。本来は暗闇魔法をかけて、隙を見て翼にサンダー系魔法を落とすのが定番だからな」

男「魔法使いいないじゃないですか…」

女騎士「私ぐらいにまでなれば、一撃で何をしなくとも倒せるがな。いいからさっさとトドメをさせ」

男「ほいよ!」

【……】

男「倒した……疲れた……」

女騎士「まぁ自分の力に頼ったところは評価する」

男「どもっす」

女騎士「ただ、私も魔法の力を頼っているところは多々ある。だが、それ以上に武器の扱い、素材や作り方にも大事な点がある」

男「なるほど」

女騎士「魔翌力も体力と同じく、全てなくなると死んでしまう。だからそこを全て考えて力を付けていくんだ」

男「ういっす」

女騎士「もう少し討伐したら、城に戻るぞ」

男「わかりやっした!」

今日はここまで。

そんなこと言われましても……

何でこんな弱小SSの鳥なんて解析すんだよドアホン!
今艦これで忙しいから、合間になんとか書きます

本物っすよ。まぁ不安でしたらもうひとつのSS確認して下さい
(それでも偽物が勝手に書いてると思われたらそれまでだけど)

すんませんマジで忙しかったもんで。
なんとか書きます

>>52の女騎士「許さん。平和に命の?」で
コイツ何言ってんだ?って思ってたら、
読み方が『ピンフ』じゃなくて『へいわ』
であることに1分かかって気付いた。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月01日 (土) 21:42:15   ID: 0C1LqwGk

早く続き書いてくれ

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