まる子「『佐々木のじいさんを怒らせよう』の巻」(211)

佐々木「よいしょっと」


はまじ「見ろよ。あのじじい、また苗木の世話してるぜ」

まる子「佐々木のじいさんも飽きないねぇ」

関口「ったく、いつも邪魔なんだよ、あのクソジジイ」

ブー太郎「いつも木にへばり付いてて気味悪いブー」

はまじ「なあ、みんなであのじじいを怒らせないか?」

ブー太郎「それ、いいなブー」

関口「やろうぜ」

まる子「よしなよ。佐々木のじいさん、木のことになると怖いよ」

山田「わーいわーいwwwオイラもやるじょーwwww」

はまじ「いいんだよ。町中の木を壊しまくれば」

はまじ「あのじいさん怒りを通り越してしょぼくれるぜ、きっと」

関口「よし。それじゃ早速やろうぜ」

ブー太郎「まずこの木の枝から折るブー」

バキッ

ブー太郎「ブヒョー、気持ちいいブー」

関口「じゃあ、俺は木に言葉を刻むぜ」

ガリガリガリ

関口「『ささきのクソジジイ、はやくしね』っと」

はまじ「がははは、いつも育ててる木に悪口言われてやがるぜ」

ブー太郎「傑作だブー」

まる子「あはは、何か面白そうだね。あたしも何だかやりたくなってきたよ」

山田「おーいwwwww」

まる子「あれ、山田どこに行ってたの?」

山田「オイラはねwww家から斧を持ってきたんだじょwwwwww」

山田「今からこの木を切るじょwwwwww」

カコーン カコーン

山田「でへへwwwいい音だなぁwwww」

山田「えんやーwwwこらーwwwじょーwwww」

はまじ「いいぞ、いいぞ。やれー!」

山田「あぁ゛wwwづかれた゛ァーwwww」

山田「おいwwwwさくらァwwwwオイラと切るの交代してくれよwwww」

まる子「ええ、あたし?」

山田「いいじゃないかwwww斧で木を切るのきもちいいじょーwwww」

関口「さくらも切りたがってただろ。やっちゃえよ」

まる子「そうだねぇ。それじゃあちょっとだけ!」

カコーン カコーン

まる子「うわ。なにこれ、すごく楽しいー」

まる子「こりゃ気分は童話に出てくる木こりだよ」

まる子「それー、それー」

カコーン カコーン

ブー太郎「もうすぐで切れるブー」

山田「がんばれーwwwwがんばれーwwwww」

佐々木「ふぅ。これで一通り木の世話は終わったぞ」

佐々木「お前たち、明日もまた来るからな」

カコーン カコーン

佐々木「おや、何だか」

佐々木「こちらの方がやけに騒がしいような」

佐々木「お祭りでもやっているのだろうか。どれどれ」

はまじ「さくらー、やれー、あともうちょっとだ」

まる子「任しといてよっ」

カコーン カコーン

佐々木「えっ」

まる子「これでどうだぁ!」

バキバキ バキバキ

山田「わーいわーいwwww切れたじょwwww切れたじょwwww」

関口「切り株のできあがり~」

佐々木「お、おい……これは一体……なんなんだ」

まる子「いやー。木を切るのって思ってたよりすごく気持ちいいもんだねぇ」

ブー太郎「切り株もいい座り心地だブー」

佐々木「き、君たち……これは……」

まる子「あ、佐々木のじいさんだ」

関口「やっぱきやがった。木のことだと敏感なじいさんだな」

佐々木「こ、これは……どういうことなんだ……」

はまじ「見てわからないのかよ?」

山田「 木 を 切 っ て る ん だ じ ょ w w w 」

佐々木「っ!」

まる子「いやー、佐々木のじいさんが手塩にかけた分」

まる子「いい切り心地だったよー。ありがとね、佐々木のじいさん」

ブー太郎「あっちの木は枝を折っておいたブー」

関口「そっちの木は文字を刻んどいたからちゃんと読めよな」

まる子「この切り倒した木はどうしようかねぇ」

はまじ「燃やそうぜ」

ボワァ

山田「わーいwwww永沢くんちみたいだじょーwwwwwww」

佐々木「が、がが……ぐぐぐ……んんんぁ」ワナワナ

佐々木「うんぬああああああああああぁぁっ」

タッタッタッタ…

まる子「あれ、佐々木のじいさん叫びながら自分の家に戻ってったよ」

はまじ「な、言ったろ」

はまじ「怒りを通り越してしょぼくれるだけだって」

関口「きっと今頃家の中でわんわん泣いてるぜ」

ブー太郎「じじいのくせにみっともないブー」

メラメラ

山田「たき火あったかいじょーwwwww」

まる子「この燃えた木の後始末どうする?」

関口「そうだなー。佐々木のじじいもいなくなっちまったし」

ブー太郎「このままにしておく訳にもいかんブー」

はまじ「俺のおしっこで消してやる」

ジョボジョボジョボ

はまじ「木に水をあたえましょ~」

シュボ…

はまじ「はい、みごとチン火しました~」

まる子「あっはっは、はまじおっかしいねえー」

山田「がはははははwwwwwちんかwwwwちんちんかwwwww」

関口「あー、今日はおもしろかったぜ」

はまじ「さて、帰るか」

ブー太郎「ブー」

タッタッタッタッタ

まる子「あれ?」

まる子「佐々木のじいさんまた、家から出てきたよ」

はまじ「本当だ」

ブー太郎「こっちに向かってくるブー」


佐々木「んんんぬああぁ!! 待てええーーー小僧共ぉぉーーー!!」


関口「お、おい、あいつ、手に包丁持ってないか!?」

ブー太郎「ゲッ、本当だブー」

まる子「やばいよ、ありゃ完全に怒ってるよ……!」


佐々木「貴様らァ、殺してやる! 殺してやる!」

佐々木「一人残らず、絶対に、殺してやるからなぁーー!!」


はまじ「うわああぁ、み、みんな逃げるぞ!」

まる子「ヒエエェー!」

山田「うんぎゃあああああwwwwww」

タッタッタッタ

佐々木「待て待てェーーー貴様ら逃げるなアァーーー!」


まる子「ご、ごめんなさぁい!」

はまじ「ひいぃ、もうしません!」

関口「許してくれよー」


佐々木「許すものかァァァ!!」


ブー太郎「ブヒョー、早すぎて追いつかれるブー!!」

山田「みんな待ってくれよwwwwオイラをwwww置いてかないでくれよーwwwwあああwww」

ドテッ

山田「ああああっwwwww」


ブー太郎「あっ、山田が転んだ」


山田「あたたwwwwんあっ!?」

佐々木「……」

山田「あ、あわわわわ……w」

佐々木「キミ転んで、痛いかね?」

山田「やだwwwやめwwwwゆるしてくれよwwwうわああん」

佐々木「でもな」

佐々木「木はもっと痛かったんだぞオオオオォォォ!!」

ザシュ
山田「がああああああぁっぁっ、ごふっ」

山田「い゛いだあぁ゛ーーwwwっwww」

山田「いだぁいじょおぉーー」


佐々木「こいつめエエェ!」

佐々木「木の痛み、その身をもって味わえぇっ!!」


ザシュ ザシュ ザシュ ブシャアアァァ

山田「ああがあ、ぁっ、が、があちゃ゛ん、だすげっ、んがあ」

ザシュ

山田「ぐっ」

山田「」

佐々木「ハァハァ」

佐々木「うんぬぬぬぅーーーーあと四人!!」

ブー太郎「転んだ山田とはぐれちゃったブー」

関口「まさか、山田。あのじじいにやられたんじゃ……」

まる子「そ、そんな……」

はまじ「バ、バカ! 縁起でもないこと言うな」

はまじ「あいつのことだ、ちゃんと逃げきれてるよ」

まる子「そうだといいけど」


佐々木「そこにいたかァァァ!!」


まる子「うぎゃああぁ、もう見つかったー!」

はまじ「逃げろー!!」

関口「うわあああっ!!」

ブー太郎「一体どこに逃げりゃいいんだブー!!」

まる子「とりあえず、この近くだと巴川しかないよー!」

タッタッタッタッタ


佐々木「あきらめろ、小僧共ぉ!」

佐々木「逃げられなどせんーっ!!!!」

>>65
まる子がさりげなくはまじのを見てる件

巴川

川田「あれ、まるちゃんたち」

川田「どうしたんだい。そんなに慌てて」

まる子「川田さん、助けてぇ!」

川田「は?」

はまじ「佐々木のじいさんに追われてるんです」

川田「佐々木さんに? なんでまた」

関口「ちょっと調子に乗ってイタズラしたら怒らせちゃったんだよ」

川田「そうか。それはいけないな。仕方ない、おじさんが佐々木さんをなだめてあげるよ」

ブー太郎「お願いするブー」

タイコ「ノリスケさん、あの一家を潰すわよ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2013/04/14(日) 01:48:18.37 ID:u0Hf1MKN0
ノリスケ「それとおじさん」

波平「何だ?」

ノリスケ「ちんこ」

波平「まんこ」

マスオ「おまんちん」


おしまい

川田「それで、佐々木さんはどこだい?」

まる子「もうすぐ来るよ」

タッタッタッタ

佐々木「もう逃げられんぞオオォ!!」


川田「うわぁっ!」

川田「さ、佐々木さん、どうしたんです!?」

川田「包丁なんか持ち歩いて、し、しかも血まみれじゃないですか」


佐々木「……」

佐々木「川田さん、そんなつまらないことはどうでもいいじゃないですか」

佐々木「それより、そこの後ろにいる小僧たちをこちらへ渡してください」

>>125
期待させておいてのこれだからなんかね
http://hissi.org/read.php/news4vip/20130414/dTBIZjFNS04w.html

関口「あの血、まさか山田の」

はまじ「じゃあ、山田はやっぱりやられたのか……」

ブー太郎「ブ、ブー……」

まる子「か、川田さん、いいから早くなだめて」

川田「わ、わかってる」

川田「さ、佐々木さん、とにかく落ち着きましょう」


佐々木「いいから早くその小僧共を渡すんだァァァ!!」


川田「佐々木さん……」

川田さん逃げて

佐々木「嫌なら、そこをどくだけでもいいのです」

佐々木「なので早く」

川田「待ってください」

川田「なぜ、子供たちのイタズラだけでそんなにお怒りになっていらっしゃるんですか」

佐々木「イタズラではすみませんよ」

佐々木「あれはれっきとした殺しです。そこの小僧たちは生きてる木を殺したんですよ」

佐々木「それも残酷に」

佐々木「だからワシもその子供たちに同じ苦しみを与えている」

佐々木「ただそれだけのことですよ、ほっほっほ」

川田「お気持ちわかりますが、この子たちも十分反省してるので……」

>>1もしかしてローゼンとかまどマギ系SS書いている人?

佐々木「所詮、こんな薄汚いドブ川を愛し続けてるあなたには到底わからないことでしょう」

川田「えっ」

川田「佐々木さん、今何とおっしゃいましたか」

佐々木「おや、聞こえなかったですか」

佐々木「巴川なんぞ、薄汚いドブ川ですよ、ほっほっほ」

川田「……」

川田「あっはっはっはっはっはァァァー!」

川田「いやー、佐々木さん、あなたは実に面白い人のようだ」

まる子「えっ? 川田さん、ちょっと」

川田「殺す」

まるこ「それと佐々木のおじさん」

佐々木さん「何だ?」

川田「ちんこ」

はまじ「まんこ」

ブー太郎「おまんちん」


おしまい

川田「うおらああぁぁ!」

バキ

佐々木「ぬっ」

佐々木「タモなどでワシとやりあうつもりですか」

川田「タモをあんまり舐めない方がいいですよ」

川田「私にかかればあなたのその木よりヤワそうな腰くらい簡単に折ることだって」

川田「できるんですから、なはは」

佐々木「ほっほっほ。やってもらおうじゃないですか」

はまじ「おい、どうすりゃいいんだ」

まる子「丁度いいよ。二人は放っておいて今のうちに逃げようよ」

関口「そうだな。逃げるぞ」

ブー太郎「ブー」


川田「てぁー、とりゃー!」

ブンブンブン


グサ

ブー太郎「うごっ、ブ、ブー、ブハァー……」

はまじ「うわああ、川田さんのタモの柄がブー太郎に刺さったぞ!」

関口「ブー太郎、、大丈夫か!? おい川田さん、ひどいじゃねえかよ」

まる子「川田さん、早く救急車呼んでよ」

川田「うるさい、黙ってろ!!」

ブンブンブン

川田「うおらああぁぁ!」

バキ

ちくわ大明神「ぬっ」

佐々木「タモなどでワシとやりあうつもりですか」

川田「タモをあんまり舐めない方がいいですよ」

川田「私にかかればあなたのその木よりヤワそうな腰くらい簡単に折ることだって」

川田「できるんですから、なはは」

佐々木「ほっほっほ。やってもらおうじゃないですか」

はまじ「おい、どうすりゃいいんだ」

まる子「丁度いいよ。二人は放っておいて今のうちに逃げようよ」

川田「ご老体は早くこの世から退場してください!」

佐々木「うんぬー、負けるもんかァァ!」

カーン カーン カーン


まる子(こうして佐々木のじいさんと川田さんは)

まる子(あたしたちや死んだ山田とブー太郎を忘れて戦い続けた)

まる子(この戦いが終わったのは近所の人が通報して呼んだ)

まる子(パトカーが到着してからすぐのことだった)



公判へ続く

>>174天才現る

既出ネタで喜んでんじゃねえよ糞ガキども

翌日

友蔵「まだここ一体パトカーが止まっておるのう」

まる子「昨日は本当すごかったらね……」

友蔵「いまだに信じられんよ。佐々木さんと川田さんが現行犯で逮捕されたなんて」

まる子「うん」

友蔵「それよりまる子、ここらへんでいいかの」

まる子「えっと、この切り株の近くがいいかな」

友蔵「そうか。じゃあ、さっそくこの苗木をここに植えよう」

まる子「うん」

まる子(佐々木のじいさん、これはまる子のほんの罪滅ぼしです)

まる子(新しく植えたこの苗木、あたしが切っちゃった木と同じくらいに育てるからね)

まる子(佐々木のじいさん、本当にごめんなさい)

まる子(もうあんなことしないよ)

おわり

>>180ぺろぺろ

何かサザエSSも何人か見てくれてたみたいで素直にうれしい

いや川田さんに殺されていた可能性も

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