春香「プロデューサーさんのコート」(66)

春香(プロデューサーさんが置いていったコート……)

春香(温かいなぁ……)

春香(プロデューサーさんの匂い……)スンスン

春香(………)

春香(これってプロデューサーさんに抱きしめられてるのと同じだったり……)

春香(わー!わー!)ジタバタ

P「誰か俺のコート知らないかー?」ガチャ

春香「わっほい!」ドンガラガッシャーン

P「!?」


春香を慌てさせてはいけない、なんやかんやでボロボロになったコートを見てプロデューサーはそう思った

千早「………」ジー

飴玉「………」

千早(プロデューサーがよく舐めている飴玉……)

千早(どこのメーカーのかしら……)

P「何やってんだ千早」

千早「あ、プロデューサー」

P「ん?何見てると思ったら飴か?」

千早「ええ、見たことのないモノだったので」

P「まあ、そりゃそうだろうな」

千早「?」

P「実はな、それ俺の手作りなんだよ」

千早「プロデューサーの……意外です」

P「失礼な、今回は喉にもいいように作ってみたんだが食べてみるか?」

千早「いいんですか?」

P「おう、今から別の仕事いくから後で感想聞かせてくれよ」ガチャ

バタン

千早「プロデューサーの……」

千早「ハムッ」


これ以降レコーディングがあるたびPに飴玉をねだるようになったとか

湯のみ「………」

雪歩(プロデューサーの飲みかけのお茶……湯のみ……)

雪歩(………)

雪歩(………)キョロキョロ

雪歩(間接キス……)

雪歩(……だ、ダメ!)ブンブン

雪歩(でも……)チラッ

雪歩(………)

チュッ

雪歩(や、やっちゃっいました……)カァッ


小鳥「好きな子のリコーダー前にした男子か!」ガタッ

雪歩「ひうっ!」ビクゥ

P「ただいまー……何騒いでんですか音無さん」

カップ麺「………」

貴音(………)ジー

貴音(……いけません、いくららぁめんが目の前にあろうともプロデューサーの食べかけに手を出しては……)ジー

貴音(………)ジー

貴音(少しだけ……)


貴音(………)ズルズル

P「あー……貴音?俺の食べかけ処理してくれるのはまあいいんだけど」

貴音「?」ズルズル

P「今お前使ってんの俺が使った割り箸だぞ?汚くないか?」

貴音「………」

P「貴音?」

貴音「………」

貴音「………」カァッ

小鳥「ほいきた」パシャッ

ほんのりと顔を赤らめた貴音の写真はしばらく事務所内を駆け回ったとかなかったとか

P「はぁっ…はぁっ……あ゙ーただいまー」ガチャ

真「わ、どうしたんですかプロデューサー汗びっしょりですよ?」

P「はぁっ…実は……春香が台本忘れた……らしくてさ……」

真「あー、なんとなく分かりました」

真「とりあえず、これで汗拭いてください」サッ

P「お、サンキュ」



P「じゃあ行ってくる!」ガチャ

真「はーい!」

バタン

真「………」

タオル「………」

真(……流石に嗅がないよ?そんなことしたら変態じゃないか)

タオル「………」

真(………)ジッ

真(………)

真(………)スン

真(あ……)スンスン

真(プロデューサーの汗……の匂い)スンスン

真(きらいじゃ……ないかも……)スンスン

P「真!悪い、さっきの洗濯しとい…て……」ガチャ

真「わー!わー!」



P「しばらく口を聞いてもらえなかたったよ……」

小鳥「ケッ」

おにぎり「………」

美希「ハニーのおにぎり……」

P「食ってる最中だからな」モグモグ

美希「ほしいの……」

P「だめなの」

美希「ハニーのケチ……」

美希「………」

美希「!」ティン

P(諦めたかな?)モグモグ

美希「ねえハニー、ちょっとおにぎりから手を離してくわえててほしいの」

P「?」パッ

美希「ニヤリ」

パクッ

P「んぐぉ!?」

美希「ポッキーゲームならぬおにぎりゲームなの!」モグモグ

P「ちょ、ちょっと待て!待てってば!」モグモグ

美希「止めてほしかったら大人しくおにぎりを渡すの!」モグモグ

P「分かった分かった!今離す!」モゴモゴ



美希「何故か損した気分なの」モグモグ

P「俺のおにぎり……」

美希がそのままいけばキスできたことに気付くのはしばらく後の話

P「痛っ!唇切った……」

あずさ「あらあら、大丈夫ですか?」

P「ちょっと痛いです……うわ、唇カッサカサ……」


あずさ「……あ、そうだわ!」ティン

P「?」

あずさ「たしかここに……」ガサゴソ

あずさ「ありました~」

P「リップクリーム?」

あずさ「はい、これ良かったら使ってください」

P「ありがとうございます、助かります」キャポッ

ヌリヌリ

P「うん、OK」

P「ありがとうございました、お返ししますねこれ」

あずさ「は~い」

その時は二人とも意識しなかったのですが

その後
P(だだだ大丈夫だったのか!?間接キスじゃん!今思い返せば間接キスじゃん!)

一方あずささんは

あずさ(私→プロデューサーさん→私……)

リップクリーム「………」

あずさ(コレじゃ間接キスに……)

あずさ「………」

あずさ「………」キャポッ

あずさ「………」ジー

あずさ「……………………」


次の日ちょっとクマのできたあずささんが事務所にて見られたらとかないとか

スーツ「………」

響「プロデューサーのスーツ……」

響「えいっ」ファサ

響(春香は上着だったらしいけど……)

響(……スーツだから、春香より近いよね)

響「温かいさー……」

ハム蔵「ヂュイ」ニヤニヤ


伊織「………」チラッ

ワイシャツ「………」

ワイシャツ「………」

伊織(あいつのワイシャツ……)ジー

伊織(流石にないわよ……)プイッ

伊織(………)チラッ

ファサッ


P「誰かここにあったワイシャツとスーツ知らないかー?」

響・伊織「「知らなーい」」ニヘラ


この後春香、響、伊織が会合を開いたそうです

ペットボトル「………」
真美「兄ちゃんの飲みかけのペットボトル……」

亜美「兄ちゃんは外出中……」

亜美真美「「んっふっふ→」」ニヤリ


亜美「なんか取ってくるねー、タバスコ辺りあるかなー」タタタ

真美「はいはーい」


真美「………」

真美(兄ちゃんの飲みかけ……)ジー

真美(………そんなことしたら、変態さんになっちゃうよね)

真美(………)

しばらく後
亜美「デスソースしかなかったー」タタタ

真美「えふんっえふっ……」

亜美「ちょ、どったの」

真美「だ、大丈夫……むせただけ……」


ペットボトルの中身は少しばかし減っていたとかないとか

やよい「ヘクチッ」

P「さっむいなー……もう4月だってのに」

やよい「そうですねー……」

P「手袋とかないみたいだがどうした?」

やよい「えへへ……実はもう春だなぁと思ってしまっちゃって」

P「あー……使うか?」

やよい「え、そんな、悪いです」

P「いいさいいさ、やよいが風邪ひいちゃいけないし」

P「ほい」

やよい「あ、ありがとうございます」

その夜
長介「いつまで手袋つけてんの?」

やよい「え?」

実に10時間は付けてたそうです

眼鏡「………」

律子「プロデューサーの眼鏡……」

律子「眼鏡置いてって何やってるんだか……」

律子「………」

律子「………」カチャ

律子「………」スチャ

律子「わ、度ピッタシだ」

律子「……何かしらねこの背徳感」

P「やばいな眼鏡忘れてた、ぼけたかもな……」


律子「あ」

P「あ」

P「あー……似合ってるぞ?」

律子「っ~~!」カァッ

律子「う、打ち合わせ行ってきます!」バタン

P「あ、ちょっとおい律子!」

P「行っちゃったよ律子のやつ……」

P「………」チラッ

P「律子の眼鏡か……」

スチャ

P「わ、度ピッタシじゃないか」


その日は「眼鏡変えた?」とよく言われる二人だった
それを言われる度律子は顔真っ赤にしてたとか

小鳥「みんないいなー……」

小鳥「私も何かないかな?」

P「あ、音無さん。夜遅くまでお疲れ様です」

小鳥「あ、プロデューサーさん。プロデューサーさんもお疲れ様です」

P「この後時間ありますか?」

小鳥「ふぇ?」

P「よかったらたるき亭に行きませんか?」

小鳥「ぜ、ぜひ!」


本体が一番、そう思う小鳥でした
END

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