QB「僕と契約してプリキュアになってよ」 (381)

???「もう時間がないよ…キュゥべえ」

QB「そんな!?」

???「キュゥべえ…お願いがあるの。地球に行って伝説の戦士プリキュアを探してきてほしいの」

QB「きゅっぷい!?あのプリキュアを!?」

???「うん…プリキュアならこの世界を救える筈だから」

???「お願いね…キュゥべえ」


……
…………

ジリリリリリリリッ

まどか「はっ!!」ガバッ

まどか「もう朝か…ふわぁ~~」ノビー

まどか「……眠い」

詢子「まどかー?早くしないと遅刻するよー」

まどか「遅刻…?」

まどか「うぇ!……ああああっ!?もうこんな時間!?着替えなきゃっ」トテトテ

まどか「行ってきます!!」

まどか「うわぁぁーー遅刻しちゃうよーーーー」トテトテ

まどか(わたしの名前は鹿目まどか。見滝原中学校の二年生!)

まどか(笑顔が大好きなごく普通の女の子!)

さやか「まどかおそ~い」

まどか「おはようさやかちゃん!」

さやか「おはようじゃないわよ…早くしないと学校に遅刻しちゃうよ」

まどか「そうだね!急がないと!!」

まどか(この子は親友の美樹さやかちゃん。少しサバサバしてる元気な女の子!)

仁美「お二人共、よければ御一緒に行きませんか?」ブロロロロ

まどか「相変わらず凄いリムジン…」

さやか「これが金持ちか…」

まどか(この子は志筑仁美ちゃん。私達の親友でとってもお金持ちのお嬢様なんだよ!)

車内

さやか「あーーー疲れたーーー」

仁美「うふふ…朝からお疲れ様です」

まどか「私が寝坊したせいで、ごめんね?さやかちゃん」

さやか「いいっていいって。まどかの寝坊癖は慣れてますから」

まどか「そ、そんなに寝坊してないよ!」

仁美「まぁまぁ…それよりお二人共、ご存じですか?」

さやか「え?なにが?」

仁美「なんでも、今日私達のクラスに転校生がやって来るそうですわよ」

さやか「転校生!?」

仁美「え、えぇ…」ビクッ

さやか「転校生が来るの!?」

仁美「は、はい…」

さやか「ええーーー!凄いじゃん!!」

さやか「まどか転校生だってよ!転校生!!」

まどか「お、落ち着いて…さやかちゃん」

さやか「どんな人なんだろう?かなりのイケメン男子かな…はたまた大和撫子系美人女性とか!!」

仁美「転校生して来る方は、女性のようですわよ」

まどか「へぇ~…女の子かぁ」

まどか「仲良くなれるといいなぁ!」

さやか「あ~早く会ってみたいな~」

まどか「そういえば…まだ学校にはつかないのかな?」

さやか「確かに、少し時間がかかってるような…」

仁美「ご安心をお二人共。ただの渋滞ですわ」

まどか「なんだぁ~…ただの渋滞かぁ~」

まどか「って…渋滞ぃぃぃぃーーーー!?」

さやか「それを早く言えよ!?」

仁美「あらあら…」

さやか「まどか、仁美!車から降りて学校までダッシュだよ!!」

まどか「ま、またぁ~」


……
………
キーンコーンカーンコーン

先生「…という訳で、クラス委員の方は放課後職員室に来てくださいね」

先生「では…皆さんお待ちかねの転校生を紹介します」

さやか「ヨッ!!待ってました!!」

先生「それでは、暁美さん!自己紹介をお願いします!」

ほむら「…暁美ほむらです。よろしくお願いします」

まどか「凄い美人…」

さやか「まさか本当に大和撫子系だったとわ…」

先生「暁美さんは最近まで入院していて、退院と同時にこの学校に転入してきました」

先生「皆さん、仲良くしてくださいねー」

生徒達「ハーイ」

先生「それじゃあ暁美さんの席は…鹿目さんの隣が空いているので、暁美さんはそこへ座ってください」

ほむら「分かりました」スタスタ

まどか「全てを統べる神の力!キュアゴッド!」

ほむら「すべては終焉へ!正義の悪!キュアダーク!」

さやか「全てを守りし青き地球の力!キュアガイア!」

まみ「優しき想いが光を導くキュアサン!」

杏子「なにやってんだ」

ほむら「っ!」ジッ

まどか「……?な、なにかな?わたしの顔なにかついてる?」

ほむら「いえ、ちょっと知り合いに似ていたから。ごめんなさい」

まどか「うぇっ、良いよ謝らなくても!」

まどか「あ、暁美さん…」

ほむら「…なにかしら?」

まどか「私…鹿目まどか!よろしくね!!」

ほむら「こちらこそよろしく…」

まどか「それにしても綺麗な髪の毛だね~」

ほむら「鹿目さんも…独特な髪の毛をしているのね」

まどか「そ、そうかなぁ…ありがとう」ウィヒヒ

さやか「いや褒められてないから」

先生「ちょっと二人共!仲良くなったのはいいけれど、そろそろ席に座ってくれるかしら?」

まどか「す、すいません!!」

ほむら「ごめんなさい…」

ドッ・・・アハハハハハハハッ


……
………

昼休み

さやか「あーーーー…疲れたぁ」グデー

まどか「私も~~」グデー

仁美「お二人共…ほとんど寝ていたような…」

さやか「む!寝ていたとは失礼な!!」

仁美「あら?違うんですの?」

さやか「睡眠学習だよ!睡眠学習!!」

仁美「まぁ!いつの間にそのような事が出来るように…」

さやか「私は常に進化しているのだよ~」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「まぁ、冗談は置いといてと。お昼ご飯食べるかぁ~」

まどか「私もうお腹ペコペコだよ~」

まどか「あ、ほむらちゃんも一緒に食べようよ!」

ほむら「申し訳ないのだけど…体調が優れないの」

さやか「大丈夫?やっぱまだ退院したばっかだから……」

ほむら「ええ、保健室で休んで来るわ」スタスタスタ

まどか「あ、私保健委員だから一緒に行くよ!」

ほむら「結構よ」ガラッ

まどか「あ、まって!ほむらちゃん!」トテトテトテ

まどか「あ……あれ?いない……?」ガラッ・・・キョロキョロ

放課後

さやか「ふぁー終った終った!さ、帰るぞーっ」

仁美「では皆さん、ご機嫌よう」ブロロロロ

まどか「じゃーね、仁美ちゃんっ」

さやか「まどか~」

まどか「上条くんにCD買いに行くんでしょ?」

さやか「ばれてましたか~」

まどか「私も丁度欲しいCDあったから一緒に行くよ!」

さやか「お、では行きますか~」

ーーーーーーーー
CDショップ

さやか「えーと…確かこの辺に…」

まどか「あれ~?ないなぁ…売り切れかな」

『助けて……』

まどか「えっ…」

『誰か…助けて』

まどか「だ、誰…」

まどか「どこにいるの…」

『助けて…誰か!』

まどか「と、とにかく行かなきゃ!!」

さやか「ん?まどかどうしたの?」

まどか「助けなきゃ!」

さやか「は?」

---
某所

まどか「どこなの?誰が私を呼んだの…?」

QB「ハァ…ハァ……」

まどか「だ、大丈夫!?あなたが助けを呼んだの!?」

まどか(見たことない生き物だけど…ひどい傷…お、お医者さんに連れて行かなきゃ……)

さやか「な、何なのその生き物!」

まどか「分からない、でも怪我してる!早く手当してあげないと……」

さやか「それは…そうだね、じゃあ早く……!?」

ほむら「そこまでよ…二人共」

まどか「ほむらちゃん!!」

さやか「よかった…あんたも手伝ってよ!この変な生き物を助けなきゃ」

ほむら「…その必要はないわ」

まどか「え?」

QB「に、逃げて…二人共…」

さやか「喋った!?ていうか逃げてって!?」

ほむら「インキュベーター…今ここで始末する!」

ドォォォン!!

さやか「な、なに!?今あいつ手からビームみたいなの出してきたんですけど!!」

まどか「じ、地面に穴が……」

QB「あいつの狙いは僕だ…君達二人は早く逃げて…」

まどか「でもそしたら貴方が!?」

QB「僕のことはいい!早く!!」

ほむら「さよなら…インキュベーター」スッ

ほむら「これで終わりよ…っ!?」

グニュ~~ン

ほむら「こんな時に限って…」チッ

さやか「なになに!?今度はなによ!?」

まどか「周りの景色が…変わっていく…」

さやか「と、とりあえず逃げるよ!!」ダッ

まどか「う、うん!!」ダッ

ほむら「待ちなさいっ!!」


……
………

さやか「ハァ…ハァ…」

まどか「ここまで来れば平気かな…」

QB「ありがとう…助かったよ」

さやか「それより、あんたは何者なの?」

まどか「そ、そうだよ…それにその傷はどうしたの?」

QB「それは…まだ説明は出来ないね」

まどか「まだ?……ひッ!?」

使い魔's「キャッァァァーーーー」

さやか「な…なにあれ?」

QB「しまった!?あれは使い魔だ!!」

まどか「つ、使い魔?」

ボス使い魔「キャッァァァーーーー」ズシンズシン

QB「しかも…ボス使い魔までいるなんて…」

さやか「ど、どうすんのよ…囲まれたわよ…」

使い魔「キャッァァァァァァ」ブン

まどか「さやかちゃん!!危ないっ!?」

さやか「え…きゃぁぁぁぁ!!」

まどか「駄目ぇぇぇぇ!!」

パアアアァァァァァッーーーー

使い魔「キャァァァ!?」ズザザザッ

まどか「うぇ!?な、なにこの光は…」

QB「これは…まさか!!」

まどか「それにこの卵みたいな物は一体…」

QB「間違いない…あれはソウルジェム!!」

まどか「ソウルジェム?」

QB「まさか君が伝説の戦士プリキュアだったなんて」

まどか「ぷり…プリキュア?」

QB「とにかくそれに力を込めてプリキュアエスポワールって叫ぶんだ!!」

まどか「え、えすぽわーる?」

QB「早く!!」

まどか「よく分からないけど…よーし!プリキュアエスポワール!!」

キュピーンッーーパアアアァァァァァッ

まどか「導くは希望の道!!キュアゴッデス!!」キュピーン

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