IKKO「えー!私が伝説の戦士プリキュアってどんだけー!」(119)

 

私IKKO
本名は豊田一幸って言うんだけど男っぽいから一幸を音読みしてみんなにIKKOって呼ばれてるの

これでも一応美容家として芸能活動なんかもしてるんだから

今もとあるバラエティー番組の収録中なの

スタッフ「はい、今日の収録はこれで終わりです。みなさんお疲れ様でしたー」

一同「お疲れ様でしたー」

IKKO「ふぅ。思ったより早く終わったなぁ。これからどうしよう」

IKKO「あっ!KABAちゃーん!これから一緒にご飯食べに行かなーい!」

KABA「あら、ごめんなさい。これからこの前合コンで知り合った子とデートなの」

IKKO「えー!何それー!ずるーい!どんだけー!」

KABA「ごめんなさいねIKKOさん」

IKKO「はぁ、仕方ないか…」

IKKO「特にすることもないしちょっと遠回りして帰ろう…」

IKKO「あら?こんな所にジュエリーショップなんてあったんだ」

IKKO「ちょうどいいわちょっと入ってみましょう」

IKKO「すみませーん!あら?誰もいないのかしら?まぁ、いいか。ちょっと見させてもらいまーす」

IKKO「ん?うわぁー!なにこれー!このブレスレット超可愛いんですけどー!」

IKKO「昔こういうブレスレット持ってたなー。ちょっと嵌めてみようっと」

IKKO「ピッタリー!超似合ってるんですけどー!もー!どんだけー!」

IKKO「さてと、そろそろ帰ろうかな」

IKKO「ってあれ?これ外れないんだけど…」

IKKO「仕方ない買って帰ろう…そんなに高そうな物じゃないし一万円もあれば足りるわよね」

IKKO「一応紙レジの所に書き置きしておこうっと」

IKKO「うふふ。やっぱり可愛いー!買って良かったー!」

プルルルル…

IKKO「あっ、電話だ!知らない番号?」

IKKO「もしかしてさっきのジュエリーショップの方かしら」

IKKO「はい。IKKOです」

店員さん「ちょっとあなた!私のブレスレット持っていったでしょ!」

IKKO「あぁ、その事なんですけど…」

店員「どこにいるの!今から行くからそこで待ってなさい!」

IKKO「わ、わかりました…」

店員「どこ!どこにいるの!」キョロキョロ

IKKO「あ、あの人かな?」

IKKO「すみませんジュエリーショップの方ですか?」

店員「あっ!あなたね!あなた人の物勝手に持って行くってどういう神経してるの!」

IKKO「それがですね」

店員「いいから早く返しなさいよ!」

ドゴーン!

IKKO「な、何!」

店員「まずい…奴等がきたんだわ!」

店員「こうしちゃいられないわ!」ダッ

IKKO「あっ!ちょっとどこ行くの!待ってー!」

敵「フハハハ!ドレダーケよ!男性ホルモンをばら蒔いて世界中の人間を男にしてしまうのだ!」

ドレダーケ「ドレダケー」

IKKO「うわっ!なにあの太ったおじさんと化け物は!どんだけー!」

店員「こらちょっとやめなさい!」

敵「むぅ?」

敵「これはこれは。オカーマ王国の妖精じゃないですか」

IKKO「妖精?あなた妖精なの?あなたあの人と知り合いなの?」

店員「こんなことはやめなさい!」

IKKO「ちょとあなた無視しないでよ!あなた聞いてる?」

店員「うるさいわねっ!さっきからあなたあなたって!私にはクリスって名前があるのよ!」

クリス「それであいつはムサーイ帝国の幹部のアクダーマって言って世の中の人々をむさ苦しい男に変えようとしているのよ!」

IKKO「えっ?それって逆ハーレムじゃないの!いいじゃなーい!」

クリス「何言ってるの!私達まで男にされちゃうのよ!」

IKKO「ふぇぇ~!それは困る~!どんだけー!」

アクダーマ「話しは終わったか?」

IKKO クリス「えっ?」

アクダーマ「ドレダーケ!やつらごと踏み潰してしまえ!」

ドレダーケ「ドレダケー!」

IKKO クリス「いやぁ~!」

ピカー

アクダーマ「な、なんだこの光は!」

IKKO「さ、さっきのブレスレットが光ってる…」

クリス「オカーマ王国の秘宝…オカマのブレスレット…カマスレットが光ってる…」

クリス「あ、あなたが伝説の戦士カマキュアだったの!」

IKKO「えー!私が伝説の戦士プリキュアってどんだけー!」

クリス「プリキュアじゃなくてカマキュアよ!」

クリス「ちょっとあなた!そのブレスレットを天に翳して『カマキュア!カスタマイズビューティーメイクアップ!』って叫ぶのよ!」

IKKO「えーなになになにー!」

クリス「いいから早くしなさい!」

IKKO「カマキュア!カスタマイズビューティーメイクアップ!」

IKKO「醜い小じわはメイクで隠す!」

IKKO「キュアメイク!」

IKKO「って何なのよこれー!まぼろしー!」

アクダーマ「カマキュア…だと…」

アクダーマ「なんだかしらんがドレダーケやってしまえ!」

ドレダーケ「ドレダケー!」

キュアメイク「イヤーン!なんかきたー!」

クリス「あなたが戦うのよ!」

キュアメイク「えー!無理無理無理!」

クリス「いいから早くしなさいよ!」

キュアメイク「もー!えーい!」ドコォ

ドレダーケ「ドレダケー」ドゴーン

アクダーマ「ド、ドレダーケが吹っ飛んだだと!?」

キュアメイク「すごい…これがカマキュアの力…」

クリス「あんたガタイがいいからそれもあるんじゃない?」

キュアメイク「もー!気にしてるのにー!」

クリス「それよりもチャンスよ!早く倒してしまいなさい!」

キュアメイク「倒すってどうするのよ」

クリス「腰の所についてる武器から必殺技を出すのよ」

キュアメイク「わかった!」

キュアメイク「カマキュア!美顔ローラースプラーッシュ!」

ドレダーケ「ドレダケー」プシュゥゥゥ

アクダーマ「カマキュアめっ!覚えてろ!」シュン

IKKO「まさか私がカマキュアだったなんて…」

クリス「ねぇ!あなたのその力でむさ苦しい男に変えられてしまった私達のオカーマ帝国を救ってちょうだい!」

クリス「お願い!」

IKKO「そうね。こうして会ったのも何かの縁だし私で良かったら協力するわ」

クリス「IKKO…」

IKKO「よろしくねクリス!」


第一話 完

次回 シェイプアップのカマキュア『キュアダンス』登場

見ないとかどんだけー!

一話までしか考えてないのです
風呂入りながら考えるのでそれでも良ければ待ってて下さい

OP
愛した男が蒸発ってぶっちゃけ有り得ない
通帳カードが消えてても無茶苦茶タフだし
失恋話で盛り上がるたび強く(強く)近く(近く)なるね!
yourベスト!myベスト!
生きてるんだから失恋なんてメじゃない!
合コン話に食い付くだけで肉食系ってどんだけー!
オネェの花咲かせて思いきり
もっとまぼろしー!

カマキュア!カマキュア!オカマでキュアキュア!私はカマキュア!

スタッフ「お疲れ様でーす!」

IKKO「お疲れ様です」

クリス「お疲れ様です」

スタッフ「あれ?IKKOさん、そちらの方は?」

IKKO「私の付き人です」

クリス「クリス松村って言います!よろしくお願いします!」

スタッフ「よろしくお願いします」

クリス「全く!何で私があなたの付き人なのよ!」

IKKO「その方が常に一緒にいられるから都合がいいでしょ」

クリス「だからってねぇ!」

IKKO「うん?あれは…」

KABA「お疲れ様。ミユキちゃんこの間のトリニティのコンサート良かったわよ」

ミユキ「ありがとうございます」

IKKO「KABAちゃーん!」

KABA「IKKOさん」

KABA「あら?そちらの方は?」

IKKO「私の付き人の」

クリス「クリスです!よろしくお願いします」

KABA「よろしく」

IKKO「そういえばこの間の合コンで出会った子とのデートはどうだったの?」

KABA「それがすっぽかされちゃって…」

IKKO「えー!ひどーい!どんだけー!」

IKKO「あっ!そうだクリス!KABAちゃんにもカマキュアになってもらおうよ!」

KABA「カマ…キュア?」

クリス「あーー!ちょと失礼しますね!それではさようなら!」

クリス「ちょっと来なさいあんた!」

IKKO「ちょっと待ってよクリスー!バイバイKABAちゃーん!」

KABA「な、なんなの…」

クリス「もう!急に何言い出すのよ!カマキュアの事は秘密なのよ!」

IKKO「そんなの聞いてないー」

クリス「考えたら分かるでしょ!」ドン

男「すみません」

クリス「ちょっと気を付けなさいよ!全く!」

クリス「だいたいこの世界の連中は注意力が足りないわ!」

IKKO「はいはいわかったわかった」

IKKO「そういえば私はこのブレスレットで変身したけど変身アイテムって他にもあるの?」

クリス「あるわよ。例えばカマリングっていう指輪の形のものとか」

IKKO「えー!そんなのあるのー!見たーい!」

クリス「うふふ。ものすごくキレイなのよ。ちょっと待ってって」

クリス「…あれ?あれっ?あれっ?あれっ?」

IKKO「どうかしたの?」

クリス「……ない」

IKKO「えっ?」

クリス「ない!ないないのよー!リングがどこにもないのよー!」

IKKO「えー!」

クリス「たぶんさっきぶつかった時だわ!早く探しに行かなきゃ!」ダッ

IKKO「ちょっと待ってよー!もーどんだけー!」

クリス「ない…ここにもない…」

IKKO「どこ行っちゃったんだろうねぇ…」

KABA「あれっ?IKKOさんじゃない何してるの?」

IKKO「あっ、KABAちゃん。実は指輪をなくしちゃって…」

KABA「あらそれは大変ね。私も手伝うわ」

IKKO「ありがとー!」

クリス「ん?あーーー!!」

クリス「あんたその指輪!」

KABA「あぁ、これ?いいでしょさっき露店のお兄さんから買ったの」

クリス「買ったのってそれ私のじゃないのよ!返しなさい!」

KABA「ちょっとこれは私が買ったものなのよ」

クリス「嘘つくんじゃないわよ!この泥棒!」

IKKO「KABAちゃんクリス興奮しちゃってるから今はちょっと離れてて」

KABA「でも…」

IKKO「早く!」

KABA「…わかったわ」ダッ

クリス「ちょっとIKKO離しなさいよ!」

KABA「全く!泥棒だなんて失礼しちゃう!これは確かに露店のお兄さんから買ったものなの!」

KABA「でもクリスが嘘をついてるようには見えなかったしなぁ…」

KABA「はぁ…」

ドゴーン


KABA「何!」

IKKO「どう落ち着いた?」

クリス「少しわね」

IKKO「たぶんさっきぶつかった男の人にスられたのよ。それをKABA.ちゃんが買ってしまったのよ」

IKKO「だからKABA.ちゃんは何も悪くないのよ」

クリス「……そうね反省してるわ」

IKKO「じゃあ今からKABA.ちゃんの所に謝りに行きましょう」ピポパポ


プルルルル

IKKO「あっ!もしもしKABA.ちゃん?」

IKKO「さっきの事でクリスが謝りたいって言ってるんだけど今どこにいる?」

KABA.「今それどころじゃないの!」

クリス「ちょっとあなた!せっかく人が謝ろうとしてるのに!」

KABA.「変な化け物が街を襲ってるの!」

IKKO「化け物…ドレダーケだわ!」

IKKO「クリス!」

クリス「がってんしょうちのすけ!」

敵「ドレダーケよ!世界中の人間をむさ苦しい男に変えてしまうのだ!」

ドレダーケ「ドレダケー」

女「きゃあ!ヒ、ヒゲがー!」

女2「声が低くなってるー!」

敵「ヌハハハハ!実に愉快だ!」

敵「ぬっ?」

KABA.「あーん!ヒゲがー!脛毛がー!」

敵「なんだあの馬面は…醜いなドレダーケ奴を消せ」

ドレダーケ「ドレダケー」

KABA.「ひっ!」

バチィィィン!

キュアメイク「ふぅ。何とか間に合ったみたいね」

敵「貴様がカマキュアか」

キュアメイク「あれ?この間の人と違う?」

敵「俺の名前はワキアーセ!カマキュア尋常に勝負!」

キュアメイク「ワキアーセ…名前の通り鼻をつくような凄い香りね…でも意外と嫌いじゃないかも」

ワキアーセ「くらえ!脇汗ダイナマイト!」

キュアメイク「きゃっ!脇汗が目に!」

ワキアーセ「今だドレダーケ!」

ドレダーケ「ドレダケー」バキ

キュアメイク「あーん!」

クリス「二人でなんて卑怯よ!」

ワキアーセ「何とでも言うがいい!」

KABA.『私を助けてくれた人がやられてる…私に力があれば助けてあげられるのに…』

KABA.『私に力があれば!』


ピカー

ワキアーセ「な、なんだ!」

KABA.「指輪が光ってる…」

クリス「あなたの思いにカマリングが共鳴してるんだわ!」

クリス「KABA.ちゃん!『カマキュア!カスタマイズビューティーメイクアップ』って叫んで!」

KABA.「なんだかよくわからないけどやってみる!」

KABA.「カマキュアカスタマイズビューティーメイクアップ!」

キュアダンス「シェイプアップでメタボ解決」

キュアダンス「キュアダンス!」

ワキアーセ「キュアダンスだと?」

ワキアーセ「1人増えたからってなんだってんだ!くらえ脇汗ダイナマイト!」

キュアダンス「ふん!」

ワキアーセ「なっ!」

キュアメイク「凄い!ブレイクダンスのウィンドミルで風を起こして脇汗を吹き飛ばした!」

ワキアーセ「くっ!目が!目がー!」

クリス「チャンスよ!キュアダンス!」

キュアダンス「わかったわ!」

キュアダンス「カマキュア!ヘアアイロンスチーム!」

ドレダーケ「ドレダケー」プシュゥゥゥ

ワキアーセ「くそっ!次はこうはいかんぞ!」シュン

KABA.「クリスごめんね。指輪返すわ」

クリス「ううん。こちらこそごめんなさい。それとその指輪はもうあなたの物よ。」

KABA.「クリス…」

IKKO「もー!二人とも仲良しじゃなーい!」

KABA.「ねぇクリス。これから戦隊ヒーローの人たちと合コンするんだけど一緒に行かない?」

クリス「えー!いいの!是非お供させていただくわ!」

IKKO「えー!何それ私も行きたーい!」

KABA.「ごめんIKKOさんこの合コン定員二人までなの」

IKKO「えー!もーどんだけー!」

KABA. クリス「うふふ」

第二話 完

この番組は顔を作る企業大塚美容整形外科と
ゴランノスポンサーの提供でお送りしました

すみません
もう頭が働かないので寝ます
三話以降は来週の今頃書けたら書きます

おやすみなさい

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