ヨヨ「誠ー」

たまき「まーこーとー」

誠「こいつらが付きまとうせいで全くもてない…」

誠「全ての女は俺のモノなのに…糞！」

柴門たまき「帰りながらデートするわよ」

ヨヨ「私クレープ食べたいんだけど」

たまき「誠が奢ってくれるわよ」

ヨヨ「じゃあたい焼きとアイスも食べたい」

たまき「私はケーキ。一番この辺で高いヤツ」

誠「…うぜー」

フレデリカ「ビュウさん！いっしょに帰りましょう」

高遠七瀬「…別にあんたのこと、好きじゃないし…」


伊藤誠「…ああいう子らがいいわー」

伊藤誠「このままじゃリア充にすらなれない」

ヨヨ「でさー、前の元彼が馬鹿でねー」

たまき「私の前の前の元彼もっとちょろいしー」

誠「ちっ…」

フレデリカ「ビュウさんはケーキ好きですか？」

フレデリカ「私はモンブランが好きです」

フレデリカ「はい、帰りに寄って行きましょうね」

ヨヨ「ケーキ屋いいなー」

ヨヨ「私はケーキなら…」

誠「貴様には聞いていない！」

たまき「ミルフィーユ奢ってよ」

誠「やだ！」

パルパレオス「…ハァ」

誠「…」ｼﾞｯ

パルパレオス「」ﾆﾔ
誠「…引き取れよ」

パルパレオス「」ﾌﾟｲ

誠「ゴミ捨てんなよ…ヨヨの元カレその5…」

ヨヨ「私ゴミじゃないし！」

たまき「煮ても焼いても食えないけどねぇ」

パルパレオス「」ｸｽ
ヨヨ「はぁ！？」

誠「うまいな」

誠（俺は校内で有名なビッチ達に気に入られている）

誠（中高一貫で中学からこいつらに付きまとわれたせいで全ての異性フラグを失った）

誠（俺は性欲が人一倍強いからこれは地獄以外の何者でもない）

誠（四六時中、どっちかがいるから俺には女子が寄り付かず超イケメンなのに童貞のままだ）

誠（ヤリたいヤリたいヤリたいモテたいモテたいモテたい！）

誠（なのにこいつらは不特定多数とヤリまくりで、しかも俺を混ぜようとしやがる）

誠（さすがに俺もこいつらはやだ。バッチいもん）

誠（俺はすっかりヤサグれた……だが負けないぞ）

誠（頑張れ俺）

誠（誠生きろ！）

高遠七瀬「そういえば甘いものって好き？」
七瀬「他意はないのよ」

七瀬「バレンタイン!?あげないわよ」

七瀬「…欲しいの、チョコ？」

七瀬「うん」


誠「…バレンタインか」

ヨヨ「バレンタインねー」

たまき「倍返しが楽しみね」

ヨヨ「十倍返しじゃない？」

たまき「百倍返しさせましょう」

誠「糞！」


フレデリカ「ビュウさんはバレンタイン何が欲しいですか？」

フレデリカ「ええと、いつもと違うチョコ作ろうかなって…」

フレデリカ「私が作った物ならなんでもいい、ですか…」

フレデリカ「もう！ビュウさんたら…」

誠「ちっ」

※この誠はとても綺麗な誠です

誠「甘酸っぱいな」

誠「カップルはみんな破裂しろ」

たまき「ほら、チョコならやるわよ」

誠「チロルチョコなんていらないよ糞ビッチ」

たまき「百倍返し頼むわね。高いやつで。現金も可」

誠「いらないから便器」

ヨヨ「私もあげる。ホワイトデイよろしく。ブランド品がいいな」

誠「厚かましいぞオナホ女」

ヨヨ「明日どうする？暇なんだけど」

たまき「また童貞集めて筆下ろししようよ。気に入っちゃった童貞」

ヨヨ「あれいいよね。初々しくて」

たまき「金持ちのオッサンとか大学生はどう？」

ヨヨ「いいね。明日やろっか」

たまき「リッチマンは下も凄いからね。楽しみだわー」

誠「すげー会話だな」

パルパレオス「」ｺｸ

ヨヨ「ありゃ、明日の予定かぶったわー」

たまき「両方やろうよ。時間分けて」

ヨヨ「おっけー」

誠「ここ教室なんだがな」

需要が無い話はじめてスマン

伊藤誠「つまんね」

フレデリカ「えへへ、ビュウさん」

伊藤誠「ダメ元で口説いてみるか…」

伊藤誠「フレデリカちゃん、ちょっといい？」

フレデリカ「…はい？」

伊藤誠「もし良かったらいっしょに帰らない？」

フレデリカ「ええと…」

伊藤誠「前から可愛いなって思ってたんだよね」

ビュウ「」ｽｯ

伊藤誠「なに？邪魔する気？」

伊藤誠「俺は通信教育でカポエラをしてるんだよ？」

伊藤誠「どきなよ！」ﾌﾞﾝ

ビュウ「」ｻｯ

伊藤誠「はっ！」ﾌﾞﾝ ﾌﾞﾝ

ビュウ「」ｻｯ ｻｯ

伊藤誠「こいつ…!?意外と強い!?」

伊藤誠「くそ！」ﾌﾞﾝ

ビュウ「」ｹﾞｼｯ

伊藤誠「…ひでぶぅっっ！！！」ﾊﾞｷ

伊藤誠「グハッ…なんて重い蹴りだよ…」ﾖﾛ

伊藤誠「こんな奴に負けるなんて…」