武田信玄「風林火山はもう飽きた!変えるぞ!」山本勘助「えぇ!?」 (48)

戦国時代 戦場

ウォォォォ
上杉謙信「なんという兵の勢いだ!流石は風林火山で名高い甲斐の虎よ!」
武田信玄「どうした謙信!その程度ではなかろう!かかれ!」
武田兵A「謙信を討ち取れ!」
武田兵B「親方様のために!」

上杉兵「これ以上は抑えられません!」
謙信「ふふ、流石は風林火山で名高い甲斐の虎、私の好敵手に相応しい!」ファサ
信玄「……」
謙信「今日は引き下がるが、また戦える時を楽しみにしておるぞ!」パカラッパカラッ

山本勘助「流石は親方様!まさに侵略すること火の如しでした!」
信玄「……飽きた」
勘助「えっ?」
信玄「風林火山はもう飽きた」

武田信玄の城

信玄「風林火山はもう飽きた!」
勘助「いや、親方様。飽きたとかじゃないじゃないですよこういうのは」
信玄「でももう色々キツいんだよ!風林火山!」
勘助「と、おっしゃいますと?」
信玄「戦の時に戦略的にジワジワと攻めたりすると敵兵が」

敵兵「えっ?武田軍なのにじわじわ攻めてきたけど」
敵兵「全然話と違うよな、侵略すること火の如しじゃねーのかよ」
敵兵「正直ガッカリ」

信玄「とか言われるんだよ!なんだよ!ガッカリって!」
勘助「敵兵のいうこと気にしなくていいですよ親方様!」

御館様な

信玄「他にもあるんだよ。こないだ城下に視察にいったろ」
勘助「はい、親方様は領民にも人気で勘助感激いたしました」
信玄「あのときもな、領民に声掛けたんだよ!今の暮らしはどうだ?って!」
勘助「自ら領民の声を聞くとは流石は親方様」
信玄「だろ!でもな?」

領民「えっ?静ざること林の如くの信玄様が?」
領民「ご自分から話しかけなさるとは全然静かではないな」
領民「正直ガッカリ」

信玄「ガッカリって!ガッカリって!何なの!」
勘助「それは、親方様が慕われてるからですよ!」

>>5
やだ、変換ミスに気がついてない!やだー!

信玄「それに上杉謙信!あいつだよ!」
勘助「何かありましたっけ?」
信玄「言うよ?衝撃の事実」
勘助「なにをもったいぶってるんですか、教えてくださいよ」

信玄「あいつ、ワシの名前覚えてません」

勘助「いやいや!そんなことないですよ!自他共に認める好敵手ですよ」
信玄「ワシ、あいつに名前で呼ばれたことないもん」
勘助「その面でないもんとかいってる場合じゃないですよ!気にしすぎですって」
信玄「多分な、風林火山の印象が強すぎて名前忘れられてる」
勘助「えぇー」
信玄「友達をあだ名で呼んでると名前がすぐに出てこないときあるだろ!あれといっしょ!」
勘助「それはありますけど…

信玄「だから風林火山やめます!決めたきーめた!」
勘助「考え直してくださいよ!奥方様が言ってましたよ!まさに殿は風林火山にふさわしいって」
信玄「えっ?本当?」
勘助「本当ですよ」
信玄「だったらまぁ風林火山でもいいんだけどね?」
勘助(意志弱いなー!)
信玄「で、ワシのことなんて言って褒めてた?」ニヤニヤ

勘助「はい、奥方様はため息をつきながら「夜の御館様はまさに早きこと風の如く、動かざること山の如し」だと褒めておられました」
信玄「ちょっと勘助!それ褒められてないからー!」

勘助「えっ?でも風林火山を体現してるじゃないですか」
信玄「駄目だろ!それ床での愚痴だろ!ワシが早漏でマグロだっていう愚痴だろ!ってなんでこんな事公言しないといけないんだよ!」
勘助「落ち着いてください!誰も知りたくありませんよ!」
信玄「ワシも言いたくないわ!」

・・・

信玄「と言うわけで、風林火山に変わる新しいキャッチコピー考えまーす」
勘助「失策だと思いますが、協力しますよ」
信玄「うん、一般公募しようと思ってるんだけどね」
勘助「じゃあ、城下に目安箱設置してきます」

おまえ信長と光秀も書いてなかった?

数日後

勘助「意外とたくさん意見が入ってましたよ!」
信玄「お!一緒にみようか勘助、どれどれ」
勘助「あ、これなんてどうですか?かっこいいですよ、領民が考えたとは思えないセンスです!」
信玄「どれどれ?」

天下布武

信玄「それよその国の奴だろ!パクりは駄目ってちゃんと書いとけよ!」
勘助「すいません。この織田信長と言う名前の領民には厳しくいっておきます」
信玄「本人!本人が書いてるじゃないかー!」
勘助「これはなめられてますね…」
信玄「なんなんだよ!尾張は暇か!まったく!」
勘助(人のこといえないだろ)

安価でいかなイカ?

>>17
光秀「尾張の馬鹿舌を書いたのはこいつですよ」

>>19
採用

勘助「次はこれなんかどうですか?」
信玄「次はまともだよな?」
勘助「……」
信玄「勘助ー!」

>>25

甲斐の山猿、相模の海亀、駿河の何?
東海道の弓取り?

信玄「もう、ちょっと貸せ!読むから!」

甲斐の山猿、相模の海亀、駿河の何?
東海道の弓取り?

信玄「質問コーナーじゃないんだよ!」
勘助「何一つあってませんからね」
信玄「ワシの!キャッチコピー!を考えるんだよ!」
勘助「もういいじゃないですか「相模の山、河、海」で」
信玄「相模の観光ポスターみたいになってるだろ!」
勘助「いいじゃないですか、こんな茶番切り上げて旅行いきましょうよ」
信玄「勘助ー!」

>>30

温泉のために生き、温泉のために死す。

信玄「なんで相模の宣伝するんだよ!」
勘助「あ、これいいですよ!甲斐の宣伝にもなりそうです」
信玄「別に宣伝はいいんだよ!」

勘助「温泉に生き……」

信玄「なるほど!甲斐にはいい温泉があるもんな!」
信玄「戦で傷ついても温泉でほっこりすればまた戦えるもんな!」

勘助「温泉に生き、温泉に死す」

信玄「死んだらだめだろ!温泉好きすぎて頭おかしい奴だろ!」
勘助「でも以前、のぼせるまで温泉入って滑って頭打ってやばかったじゃないですか」
信玄「バラすなよ!しかもそれを旗印に戦にでるとか羞恥プレイか!」
勘助「羞恥プレイであり周知プレイですよね」
信玄「うるさいわ!次!」

>>40

日本最強のホモハゲヒゲデブオヤジ

信玄「なんかこう一言で武田を表すようなのがほしいよな」
勘助「じゃあもう風林火山でいいじゃないですか」
信玄「それはいやなんだよ!次、読んで」

勘助「 日本最強のホモハゲヒゲデブオヤジ」

信玄「勘助ー!」
勘助「待ってください!なんで怒るんですか!」
信玄「なんで怒らないと思ったんだよ!」
勘助「えっ?日本最強ですよ!」
信玄「うん、そうだよね!ただし、モホハゲヒゲデブオヤジだけどな!」
勘助「自覚してるじゃないですか」
信玄「違うわ!大体なんでホモとかいわれるんだよ!」
勘助「だって謙信にやたら固執してますよね、きっと数百年後に御館様と謙信のスケベ本とかでますよ」
信玄「そんな訳ないだろ!もうらちがあかないから次引いた奴で決める!」

>>45

kskst

戦場

プロヴィンチアの挑戦

ざわざわ

兵「なんだあの旗印!」

ざわざわ

勘助「あの、御館様」
信玄「勘助よ。皆まで言うな」
勘助「 プロヴィンチアの挑戦って何なんですか」
信玄「調べたけどよくわからんかった」

謙信「えっと、風林火山じゃなくて?プロなんとかの甲斐の虎!勝負!」

勘助(悪化してる)
信玄「勘助よ」
勘助「はい」

信玄「軽率な言動って後悔しか生まないね」

プロヴィンチアの挑戦こと武田信玄伝説 完

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