モバP「木場真奈美、25歳。職業、アイドル」 (46)

みく「フンフンフフーフフフフフフーン」

猫「みゃーん」

トラック「ブロロロロロロロロロ」

みく「にゃっ!?ね、猫ちゃん、トラックだよ!」

猫「みゃ?」

トラック「ブロロロロロロロ」

みく「避けてーーーーーーーーー!!!」

???「危ない!」

みく「で、」

みく「でたー!猫ちゃんのピンチに木場さん登場にゃー!!」

真奈美「はっ!」シュバッ

みく「跳躍からの確保、そして離脱!!」

みく「はやーい!その身のこなし虎のごとし!」

真奈美「フッ、大丈夫か」

みく「木場さんはトラックに轢かれたりしないにゃ!!」

猫「みゃーん」

真奈美「こらこら、くすぐったいだろう」


木場真奈美、25歳。これまでに救った猫、87匹。

チンピラA「お、こいつアイドルの森久保じゃねーの」

乃々「うう、違います……」

チンピラB「この怯えっぷり、間違いねーぜ」

チンピラA「こりゃいいや。おい、アイドルって儲かるんだろ」

チンピラB「金出せよ、金。10万ぽっちでいいからよ」

チンピラA「なんなら金じゃねーもん出してくれてもいいんだぜえ」

チンピラB「わかるよなあ?ああ?」

乃々「も、もうむー……」

???「君たち、そこで何をしているんだい?」

乃々「で、」

乃々「でたー……もりくぼのピンチに木場さん登場……」

チンピラA「なんだこいつ。おい、やっちまおうぜ」

チンピラB「ブッ……」

チンピラA「何っ!?」

真奈美「内ポケットの得物に手をかけていたものでね」

乃々「普段は先制攻撃を良しとしない木場さんもこの時ばかりは速かった……」

真奈美「なに、気絶させただけだ。君、このBを連れて帰ってやるといい」

チンピラA「なめやがって!ぶっ殺してやる!!」

真奈美「やれやれ」


木場真奈美、25歳。女の子が絡まれている現場に遭遇する頻度、週一。

菜々「土鍋もオッケー、白菜オッケー」

菜々「鍋ミン鍋ミン牡蠣鍋ミーン」

菜々「ギネスにエビスにチョーヤにスミノフ」

菜々「休暇休日キュー…フフフン」

鍋「グツグツグツ」

菜々「ふふふ……やっぱり冬は鍋に限ります」

菜々「いただきま……ハッ!」

菜々「ポン酢がないーッ!ちょっとしかない!」

インターホン「ピンポーン」

菜々「あ、はーい」

???「菜々さんかい?近くまで来たから寄ってみたのだが」

菜々「で、」

菜々「でたー!ウサミンのピンチに木場さん登場です!すぐ開けます!」

真奈美「お邪魔するよ」

菜々「木場さん、もしかしてポン酢持ってたりします……?」

真奈美「ポン酢?もしかして切らしているのか?」

菜々「はい!今ちょうど牡蠣鍋がいい具合になった所なのですが……」

真奈美「ははは、いくらなんでもそんな都合良く持っていないよ」

菜々「そうですよね~……」

真奈美「ふむ」

真奈美「醤油とお酢とみりん、それにこたつにみかんがある。上出来だ」

菜々「はい?」

真奈美「ポン酢さ。作ってみよう。煮詰まらないうちにね」


木場真奈美、25歳。趣味、料理。

麗奈「フフフ……できてしまったわ」

麗奈「ついにできてしまったわ!究極のイタズラが!!」

麗奈「名づけて、『レイナ様特性ドアを開けたら黒板消しが落ちてくるマシーン!』」

麗奈「自分の才能に恐怖すら感じるわ……」

麗奈「早く事務所に誰かこないかしら」

麗奈「やっぱりここは光……いえ、最近入った時子さんでもいいわ」

麗奈「格の違いを思い知らせてあげなきゃね!」

???「ただいま。今戻ったよ」

麗奈(で、)

麗奈(でたー!よりによって木場さん!?)

麗奈(あの人の頭に黒板消しがぶつかる所が想像できない……)

麗奈(い、いいえ!レイナ、自分の才能を信じるのよ!)

真奈美(……黒板消しだな。それも律儀にクリーナーにかけてある。麗奈の仕業か)

真奈美(フフ。学生の頃を思い出すな。あの頃はトラップは看破することが全てと思っていたが)

ガラッ バフッ

真奈美「うっ」

麗奈「やっ」

麗奈「やった!レイナ様のイタズラ大成功!!」

麗奈「さすがの木場さんもこのレイナ様の前では型なしね!!」

真奈美「ああ。参ったね。全く気付かなかったよ」

麗奈「アーッハッハッハッハッハ!!!ゲフッ」


木場真奈美、25歳。冗談は、通じる。

紗南「よし!38連勝、あと1勝で新記録達成!」

NEW CHALLENGER!!

紗南「来たね!今のあたしは誰にも止められないよ!」

「sa-na:よろしくね♪」

「machina:よろしくお願いします(^_-)-☆」

紗南「マキナ……!?」

紗南「この名前、見たことある……まさか、伝説のランカー!」ガタッ

???「そう、私だ」

紗南「ま、」

紗南「真奈美さん!?真奈美さんってゲームもやるの!?」

真奈美「何でもやるさ。ただし、このゲームに関しては『かじった程度』ではない」

紗南「……へへ、面白くなってきたね!」

真奈美「フッ。良い顔だ」

紗南「その余裕も今の内だよ!」

真奈美「一度手合わせ願いたいと思っていたんだ、sa-na」

紗南「machinaにそう思われてたなんて光栄だね!」

ROUND1! FIGHT!


木場真奈美、25歳。ハンドルネームに自信あり。

悪の幹部「クックック。さしもの貴様もここまでのようだな」

光「なんて力……」

光「だけど、アタシは負けない!」

光「少しでも希望があるなら、それに賭ける!」

悪の幹部「希望などない!見ろ、我々の軍勢は更に数を増しているぞ!!」

大軍勢「ウオオオオーーーーー」

光「くっ!」

悪の幹部「1000000対1だ。絶望するがいい」

???「いや、1000000対2だ」

光「そ、」

光「その声は!」

真奈美「光をやるのは私だ。手出しはさせん」

光「助けに来てくれたんだな!」

真奈美「勘違いしないでくれ。こいつらを片付けたら、次は君だ」

光「ああ!分かってる!」

悪の幹部「木場か!だが1が2になった所でなんになる!」

悪の幹部「者共、かかれ!」

大軍勢「ウオオオオオオ!!!」

光「背中は任せたぞ!」

真奈美「フッ。準備運動といくか!」


木場真奈美、25歳。敵か、味方か。

仁奈「プロデューサー?プロデューサーはいやがりますか?」

仁奈「いねーですか……」

仁奈「おねーさん方もみんな仕事にいきやがりました……」

仁奈「ひとりきりの事務所は淋しいでごぜーます」

仁奈「……」

電話「prrrrrrprrrrrrr」

仁奈「ちひろおねーさんも買い物にいきやがってますし、仕方ねーですね」

ガチャッ

仁奈「はい、モバプロダクションでごぜーますよ」

???『仁奈か?』

仁奈「あ、」

仁奈「真奈美おねーさんでごぜーますか?どうしやがりましたか?」

真奈美『いや、スケジュールを見たら、仁奈が一人で事務所にいることになっていたからね』

仁奈「そーでごぜーます!プロデューサーはひでー男です!」

真奈美『ははは。そうだな。だけど仁奈のことを忘れている訳じゃなさそうだ』

仁奈「そーなのですか?」

真奈美『ああ。そろそろ着くんじゃないかな』

ガチャッ

P「仁奈、すまん!一人で淋しくなかったか?」

仁奈「プロデューサーのやろーでごぜーますよ!」

真奈美『フフ。私はちょっと寄り道してから帰るよ』


P(木場真奈美、25歳に全速力で走って帰れと怒られました)

楓「コールタール」

美羽「る、る、る~~……」

美羽「ルビー!」

楓「ビール」

美羽「ああ~!るー…る、る……」

楓「ふふっ」

楓「じゅーう、きゅーう」

美羽「えっ、ええ!?時間制限なんてありました!?」

楓「よーん、さーん」

???「ルクセンブルク」

美羽「き、」

美羽「木場さん!?」

真奈美「しりとりだろう?私も混ぜてくれないか」

楓「もちろんです。『ク』、で美羽ちゃんからです」

美羽「ク……クール!クール!楓さん、ルです!」

楓「ルートビール」

真奈美「ル・トレポール」

美羽「……」プルプルプル

楓「ふふっ」

真奈美「フフ」


木場真奈美、25歳。同年代と羽目を外すことも、なくはない。

真尋「ほっほっほっほっほ」タッタッタッタッタッタ

真尋「ほ?」ピタッ

真尋「あれは、真奈美さんと……あいさん?」

真尋「なんかすごい組み合わせ……」

笑美「お、まひろーやん。何しとるん?」

真尋「笑美ちゃん、あれあれ」

笑美「うわっ、なんやあのコンビ。戦争でも始まるん?」

真尋「あはは、そうかも」

笑美「おもろそうや、尾けるで!」

真尋「えー……あの二人を?絶対バレるって」

笑美「うっ。確かにもう気付かれてすらいそうやな」

笑美「お、なんやえらいほっそいビルに入ってったで」

真尋「うーん。二人のイメージとちょっと違うね」

笑美「せやなあ、キレイな建物とも言えへんし……」

真尋「あ、出てきた」

笑美「はやっ。トイレでも借りてたんちゃう?」

真尋「トイレ行くのかな、あの人たち」

笑美「アイドルやし行かんやろな。ってウチらかてアイドルやん」

パープーパープーパープー

笑美「パトカーや」

真尋「さっきのビルの前に停まったね」

笑美「……」

真尋「……」

笑美「帰ろか」

真尋「そうだね」


木場真奈美、25歳。友人と隠れ家的料亭の予約に訪れる。

警官「すみません!トイレ貸して下さい!!」

晴「なあ、真奈美さん」

真奈美「なんだ、晴」

晴「ヘレンってその……本当に世界レベルなのか?」

真奈美「本当に、とは?」

晴「いや、堂々としすぎてて逆にちょっと胡散臭いっつーか……」

真奈美「はは、なるほど」

真奈美「俯瞰して見れば私にも似たような所があるのかもしれないな」

晴「真奈美さんは実際にすげーからさ、ヘレンとはなんか違うんだよ」

真奈美「彼女がハッタリかどうか、か」

真奈美「私も興味がある。本人に確かめてみよう」

晴「え、ちょ。大丈夫なのか?」

真奈美「ヘレン、お手合わせ願いたい」

晴「なんの!?第一声がそれで通じんのかよ!?」

ヘレン「いいわ。真奈美、あなたが世界レベルであることは眼を見れば分かる」

晴「通じてる……」

真奈美「……」スッ

ヘレン「……」フワッ

カッ!

一瞬の閃光の後、オレは気を失っちまった
目が覚めた時には事務所のソファに横になっていた
もしかしたらオレはこの世の触れてはいけない部分に触れようとしたのかもしれない
全ては夢だった。そう思うことで、オレはこの一件を忘れることにしたんだ――

木場真奈美、25歳。世界レベルとの邂逅は夢か、現か。

ギュイイイーーーン キユウッ

夏樹「ふう」

真奈美「良い音が出ているな」

夏樹「真奈美さん」

真奈美「少しだけ借りてもいいかな?」

夏樹「ああ。真奈美さん、ギターもやるのかい?」

真奈美「昔、音取りに使っていた程度でね。ちゃんと習った訳ではないが」ピーン、プーン

真奈美「フッ!」

ギュギュギュギャーララパラララリラパラボーン

夏樹「すっげ……」

真奈美「君ほど器用なことは出来ないさ」

夏樹「なあ、もう一本あるからちょっと付き合ってくれよ!」

真奈美「フッ。ちょっとで済むようにはとても思えないが」

恵磨「なになに、今のすっげー音!」

比奈「ひえ~、防音スタジオなのに凄い音ッスねえ」

李衣菜「みんな集まってどうしたの?」

凛「あ、李衣菜。中の3人、凄いよ」

李衣菜「どれどれ?あ、なつきちだ。うひゃー、3人ともかっこいー」

李衣菜「で、何してるの」

凛「演奏」

李衣菜「ふーん……え!この音、中から聴こえてるの!?」

李衣菜「すっご!ちょっとちょっと、もっと生で聴こうよ!」

比奈「あ、李衣菜ちゃん開けちゃダメッス……」

(爆音)

李衣菜「……あへっ」バタッ

比奈「うわー!凛ちゃん、トレーナーさん呼んでくるッス!」


木場真奈美、25歳。彼女の謙遜はアテにならない。

蘭子「フンスフンス」カキカキカキ

蘭子「荘厳なる……フフッ」

蘭子「音……調べ!調べ……」カキカキ

蘭子「魂の……戦慄!」

蘭子「……旋律?」ハッ

蘭子「センリツ!」カキカキカキカキカキカキ

蘭子「フンスフンス」キラキラ

真奈美「何を書いているんだい、シンデレラガール」

蘭子「くぁwせdrftgyふじこlp」ドタバタバタバタ

蘭子「ちがうましっ……ここっれは、その~~……」

真奈美「……」

真奈美「蘭子、その書はもしや……古アイダラウス3世陛下が遺した聖典では?」

蘭子「!?!?!?」

真奈美「君が所有していたとは……やはり『選ばれし者』なのだな」

蘭子「選ばれし……者」

真奈美「そう。限られた血族にのみ開くことを許された書。天よりのグラツィア《恩寵》さ」

蘭子「グラツィア……」パァァ

真奈美「さあ、導いてくれ。私はグラツィアの血族に使える従者だ」

蘭子「我が……我が従者よ!今、グラツィアの血族は帰還した!」

蘭子「ついて参れ!いざ、偶像の螺旋の先へと昇り征かん!!」

ハーッハッハッハッッハ

飛鳥「……木場さん、一体どういう人なんだ」


木場真奈美、25歳。その病に抗体アリ。

真奈美「大雪で運行休止?」

駅員「はい。誠に申し訳ございませんが……」

真奈美「いや、こればかりは仕方ないだろう」

真奈美「しかし電車が使えないか……ライブに間に合うだろうか」

真奈美「この雪では道路にも期待出来ないな」

真奈美「ひとまず、プロデューサーに連絡を入れておくか」

prrrrrprrrrr

ツー、ツー、ツー

真奈美「繋がらないか……」

真奈美「ともかく、向かわなければな」

真奈美「歩き始めたはいいが」

真奈美「山や森ほどではないにしろ、大雪の中を歩を進めるのは容易ではないな……」

真奈美「時間もこれでは間に合わない」

真奈美「どうしたものか……」

prrrprrrrrr

真奈美「プロデューサーか?」

ピッ

???『あの』

真奈美「ん?」

???『もりくぼです』

真奈美「乃々か。連絡を付けられずすまなかった。今、会場に向かっている所だ」

乃々『電車、止まってますけど……』

真奈美「ああ。歩いてるんだ」

乃々『歩いて……』

乃々『……あの、木場さんは無理しなくても……』

乃々『あ、悪い意味じゃなく……雪、すごいですし』

真奈美「心配するな。なるべく早く着くようにする」

乃々『そうして欲しいですけど……その』

乃々『それまでは、もりくぼたちが……その、がんばりますし』

乃々『木場さんこそあまり心配なさらずというか……』

乃々『ゆっくり来ればいいのではないかと……』

乃々『無理するとよくないですし……』

真奈美「乃々……分かった。ありがとう」

真奈美「近くにプロデューサーがいたら伝えてくれ」

真奈美「木場真奈美は遅刻する、と」

乃々「はいぃ……ではお気をつけて」

ピッ

乃々「プロデューサーさん、そういうことですので……」

P「うん、了解。それじゃあ木場さん抜きのプログラムを組まないとな」

乃々「もりくぼは電話をがんばったのでこれで……」

P「自分から電話したいって言ったんじゃないか」

乃々「使い果たした感がありますし……」

みく「Pチャン、乃々ちゃんのサポートはみくに任せるにゃ!」

P「よし、任せた。但しその猫耳はしまえ。死なせることをサポートとは言わない」

乃々『ではお気をつけて』

ピッ

真奈美「……」

真奈美「確かにすごい雪だ」

真奈美「この中を歩いたら風邪を引いてしまいそうだな」

真奈美「喫茶店にでも入って、電車の復旧を待つとするか」

真奈美「しかし、この私が遅刻か」

真奈美「フフ。任せる、というのも悪くないものだな」


木場真奈美、25歳。職業、アイドル。

彼女もシンデレラガールを目指す『駆けだし』の一人である。

きらり「まーなーみーちゃーん!おっすおっす!」

真奈美「やあ、きらり。今日もばっちし、だな」

きらり「ばっちしばっちしぃ☆」

きらり「ねーえ、真奈美ちゃんは、筋トレが大好きなんだよにぇ?」

真奈美「そうだな。趣味というか、もはや生活の一部と言っていい」

きらり「それでね、お願いがあってね、きらりに、ちょっと筋トレのコツを教えて欲しいにぃ」

真奈美「ほう。その体を更に鍛えるのか……楽しみだ。早速トレーニングルームに行こう」

きらり「やーったにぃ!杏ちゃん!きらりと一緒にムキムキ、ハピハピ、になろうねぇ!」

杏「杏には一番縁のない世界だね。木場さんには悪いけど、今回は見学させて貰うよ~」

真奈美「杏はきらりと一体化でもしているのか?どこから声が聴こえてきているのか全くわからないが」

きらり「むぇー!杏ちゃん!おっきくなれるかもしれないんだよ!」

杏「杏はこのままでいーの」

きらり「にょ、にょ、にょわーーっ!!」

真奈美「おお、きらり。やはり凄い資質だな」

きらり「ふぃー☆たくさんがんばったから、ちょっとつかれたにぃ」

真奈美「よし、今日はここまでとしようか」

きらり「真奈美ちゃん、今日は、ありがとーにぃ!」

真奈美「かまわないさ。私も久々に気持ち良い汗を流せた」

真奈美「ところで、なぜ突然トレーニングに興味を持ったんだい?」

きらり「あのね、きらりは、杏ちゃんだけじゃなくて、みんなみーんな」

きらり「みんなみんなみーんな、高いたかーいってしてあげたいんだにぃ☆」

真奈美「フフ、なるほどな」

真奈美「きらりなら、少し鍛えればすぐにでも世界中の人を高い高いできるようになるさ」

きらり「ほんとほんと!?その時は、真奈美ちゃんも、高いたかーいしてあげるにぇ!」

真奈美「ああ、楽しみにしているよ」


木場真奈美、25歳。そのクールな眼差しは、4メートルの世界を夢見ていた。

P「ふうー」

ちひろ「プロデューサーさん、お疲れ様です」

P「正直、この日が一年で一番疲れるよ」

ちひろ「まったく、贅沢な人ですね!」

ちひろ「人々から寵愛を受けるアイドルたちから山のようにチョコレートを貰っておいて……」

P「はは、気持ちは嬉しいんだけどね」

P「ちょっと本気な子が何人かいるから……気を使う」

ちひろ「やっぱりプロデューサーさんは贅沢です」

ちひろ「はい、お茶ですよ」

P「ありがとう」

ちひろ「あとチョコです」

P「はは……ありがとう」

ちひろ「もっと喜んでくださいよ!」

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