魔王の妹「5000年の眠りから覚めた」 (44)

魔王の妹「試しにあたしを封印したお兄ちゃんを焼き殺すか」

魔王「し…しまった!!この戦いで封印が解けてしまったのか!」

魔王(ヤツの戦闘力は凄まじい…だがオレも5000年前と比べてパワーアップしている…勇者と共闘すれば倒せるかも…)

魔王「待て勇者!一時休戦だ!!」

山本「なに言ってんだこの魔王!ユウシャ・ブレード!!」
ザンッ

魔王「マオォォォォッ!!」

魔王 死亡

魔王の妹「おまえが今年度の勇者か 5000年前の勇者のほうがイケメンだったわ」

山本「キミは?」

魔王の妹「あたしは魔王の妹 5000年前に地下牢に封印されていたのよ」

山本「こんな少女を封印するなんて…なんてひどいことを…」

まる子でイメージしちゃった

山本って誰だよ
俺か?

山本「だがもう魔王はオレが倒したから キミは自由だ」

魔王の妹「自由?なにをしてもいいの?」

山本「ああ」

魔王の妹「じゃあ勇者食お」
ガリッ

山本「ぐあああああっ!!」

魔王の妹「ウメーウメー」

山本「ぎゃあああああッ!!」

勇者 死亡

魔王の妹「クンッ」

ドギャーンッ

魔王の城は一瞬で破壊された

魔王の妹「つまらん 5020年ぶりに人間界へ行くか」

魔王の断末魔に突っ込んでいいのか

山本君;;

-ネオトーキョー・聖ホーリー

魔王の妹「よいしょ」
マオンッ

魔王の妹「少し前まではみんなウホウホ言ってたのに ずいぶん成長したな 人間共」

魔王の妹「歩くのめんどくさい」

魔王の妹「ベヒーモス召喚」

ベヒーモス「ブヒィィィィッ」

魔王の妹「よいしょ」

魔王の妹はベヒーモスにまたがった

魔王の妹「やはりベヒーモスの背中は気持ちいいな」

ブーブー

魔王の妹「ん?」

運転手「こらーッ!!こんな公道でベヒーモス 走らせるなー!!」

魔王の妹「うるさいヤツめ」
ザシュッ

運転手「ぐえっ」

魔王の妹「あれはなんだろう」

魔王の妹「ベヒーモス!あっちに進め」

ベヒーモス「モォォォォッ」

-聖ホーリー小学校

妹「ふぇぇ…あんなところに化け物がいるよぉ…」

この娘は妹
上に姉と兄がいる

日影「どうしたの妹??」

この娘は日影
妹の親友 口数が少ない

委員長「あれは魔界に住むベヒーモスじゃありませんか?!なぜこんなところに?!」

こいつが委員長
頭がいい

お嬢様「不気味ですわ」

こいつはお嬢様
妹以外に友だちがいない

-聖ホーリー小学校

魔王の妹「ここは学校か」

妹「ふぇぇ…なんか変な人がベヒーモスに乗って現れたよぉ…」

魔王の妹「人間がいっぱいいる!食べよ!」
ガリガリッ

岩本「ウゲーッ!!」

先生「うわあああああ!!オレ以外のヤツを食ってくれェェェェッ!!」

魔王の妹「うるさい」
パクパク

先生「ちゃぁぁぁぁっ!!」

先生 死亡

妹「ふぇぇ…怖いよぉ…」

日影「おびえないで妹…」

日影(あれは5000年前に封印された魔王の妹…いったいなぜここに…)

先生w

魔王の妹「食ってやる!人間はみんな食ってやる!」

日影「やめて」

妹「日影ちゃん!危ないよ!」

魔王の妹「チビ人間!食ってやる!」

日影「ふんっ」
ドギャス

魔王の妹「おぇぇ…」

魔王の妹「そ…そんな!あたしがパワー負けするなんて!!」

魔王の妹「くらえッ!!」

日影「うるさい…」
ボコッ

魔王の妹「おぇぇ…」

お嬢様「みんなの仇ですわ!家庭科室に持っていって 調理しましょう!!」

『オレは左足!』

『じゃあオレは右腕だ!』

魔王の妹「ひぇぇ…」

なんだこの展開

-家庭科室

グツグツ

魔王の妹(まさか5000年の間にこんなに人間が強くなっていただなんて…)

妹「あの…こっちへ来てください!はやく!」

魔王の妹「あ…」

妹「大丈夫ですか??」

魔王の妹「なぜ私を助けた?」

妹「たしかにあなたは悪い人だけど 殺すことはないと思ったから…」

魔王の妹「ふふふ…」

魔王の妹「甘い!殺してやるわ!!」

妹「調子に乗っちゃあダメだよ!」
ボコッ

魔王の妹「おぇぇ…」

妹「調子に乗っちゃ」

魔王の妹「わ…わかった!!わかったから!もうお腹は殴らないで…!!」

支援

『女が消えたぞ!探せ!』

魔王の妹「ブルブル」

妹「こっちへ来て」

妹たちは学校から抜け出した

妹「あなたはだれ??」

魔王の妹「あたしは魔王の妹だ」

妹「私も妹だよー!よろしくねぇ」

魔王の妹「今からどこに行くんだ??」

妹「私の家 魔王の妹ちゃんもいっしょに行こうよ」

魔王の妹「人間は強いとわかった今 好き勝手はできないしな…」

魔王の妹「わかった 行こう」

魔王の妹「いけっ ベヒーモス」

ベヒーモス「ブヒィィィィッ」

妹「ふぇぇ…この生物臭いよぉ…」

魔王の妹「おまえも特別にベヒーモスに乗せてやるぞ!」

誰かと思ったらてめーかよ
さっき落ちたか

>殺すことはないと思ったから
何をどう見たらそういう結論に至るんだろうか

-家

妹「ただいまぁ」

魔王の妹「おじゃまします」

魔王の妹「誰もいないの?」

妹「働いてないお兄ちゃんがいるけど 気にしないでいいよ」

魔王の妹「お互い兄には苦労するな」

妹「魔王の妹ちゃんのお兄ちゃんはどんな人なの??」

魔王の妹「国を支配するなんてスケールの小さいことをほざいてるザコだ」

妹「おっちょこちょいなんだね」

魔王の妹「ヤツは力のあるあたしに嫉妬した だからあたしは地下牢に封印されたのだ」

魔王の妹「封印に全パワーを使い果たし その後は勇者に負けつづけたそうだがな」

妹「ふぅん」

オレ「いらっしゃい」

魔王の妹「うっ…醜悪な化け物…!!」

妹「あれは私のお兄ちゃんだよ」

魔王の妹「?!」

魔王の妹「魔界でもあんな化け物はめったにいないのに…」

オレ「だれ??」

妹「新しい友だちの魔王の妹ちゃんだよ」

オレ「よ…よろしく…」
フヒッ

魔王の妹「きもっ…」

>こいつはお嬢様
>妹以外に友だちがいない

こういう事か

     お嬢様
    /   \
 友だち    無視
 /         \
妹───親友───日影
 \
 ニュッ友
    \
    魔王の妹

-給食時間

今日は給食ではなく弁当なので
各自好きな人と食べた

委員長「日影さんのからあげおいしい!」

日影「ありがと…妹が途中で帰ってしまって残念だわ…」

委員長「私も…妹さんといっしょにお弁当食べたかったのに…」


お嬢様(妹さん…なぜ早退してしまったの…)

お嬢様(私 一人で食べなきゃいけないじゃない…み…みじめですわ…)
パクパク

お嬢様(黒毛和牛おいしいですわ…)

お嬢様(おいしいですわ…)
モグモグ

お嬢様(妹さんといっしょ食べようと思って入れたキャビア…)

お嬢様(今日 妹さんに届けてあげよう)

-家

妹「そういえば今日 お弁当だったよぉ」

魔王の妹「??」

妹「魔王の妹ちゃんもいっしょに食べよ!はい」

魔王の妹「ふーん 人間界の食べ物は変な味だなぁ」
モグモグ

妹「じゃあこれは?イチゴのあまおうだよ」

魔王の妹「あまおう??」
パクッ

魔王の妹「なんだこれはぁぁーーーーーッ」

魔王の妹「ンマイなあああッ!!」

妹「もう1個食べていいよ」

魔王の妹「なんだこれッ!?ンマイなぁぁあぁぁーーーーッ」

-夜

ピピッ

妹「ドラゴンタイプはフェアリータイプに弱いんだよ」

魔王の妹「へー あたしにもやらせて!」

姉「ただいまぁ」

姉「あれぇ??妹ちゃん新しいお友だち??」

魔王の妹「魔王の妹です おじゃましてます」

姉「もう遅いから家でご飯食べていきなぁ」

妹「魔王の妹ちゃん 間違えて故郷を破壊しちゃったんだって しばらくここに泊めていいでしょ??」

姉「しかたないなぁ…いいよぉ…」

妹「わぁい!」

魔王の妹「よかった…」

姉「今日のご飯はからあげよ」

妹「お姉ちゃん あまおうも出して!」

姉「あまおう?いいよ…」

お前か

さっきは悪かったな
俺が「滅茶苦茶セックスした」って書き込んだらスレが終わっちまって

姉「たかしも早く部屋からでてきなさ~い」

オレ「ほい」

幼女「たべるまえはねー てをあわせて いただきますっていうんだよー」

魔王の妹「こ…こう?」

妹「いただきまーす」

妹「お姉ちゃんが作ったからあげはおいしいなぁ」
パクパク

魔王の妹「本当だ!悪魔クマと同じ味がする!!」

魔王の妹「おいしいよぉ…おいしいよぉ…こんな食事したの5000年ぶりだよぉ…」
パクパク

たかしかよ!

何かと思ったらお前かよ

委員長抜けてた

     お嬢様
    /   \
 友だち    無視
 /         \
妹───親友───日影
|\          /
| 友だち    好きな人
ニュッ友 \     /
|     \  /
魔王の妹 委員長

コンコン

魔王の妹「誰か来たわ 魔界の使いフォックスマンかしら」

妹「私がでるよ」
ガチャ

お嬢様「い…妹さん…」

妹「あーっ!お嬢様!!」

妹(日影ちゃんと委員長にはメール送ったけど お嬢様には送ってなかった…)

お嬢様「キャビアですわ…どうぞ…」
グチャ

妹「あ…ありがと…」

お嬢様「では ごきげんよう」

ガチャ

魔王の妹「なにそれ」

妹「キャビアだよ」

魔王の妹「いただきます」
パクッ

魔王の妹「?!」

魔王の妹「があああああ があああああッ!!」

妹「どうしたの?!魔王の妹ちゃん?!」

魔王の妹「力がみなぎる!!溢れる!!」

妹「えっ?!」

魔王の妹「くらえッ!!」
ボスッ

妹「うっ…」

魔王の妹「ハッハー!!この力で世界を我が手に入れてやるーーーーッ!!」
ドギューンッ

妹「ふぇぇ…キャビアを食べて魔王の妹ちゃんの魔王としての本性が蘇っちゃったよぉ…」

姉「どうしたの??」

妹「グスン…魔王の妹ちゃんが…」
グスン

姉「やはり…」

-聖ホーリー小学校

妹「シクシク」
ラメン

委員長「新しい友だちの魔王の妹さんが悪いヤツになってしまったらしい」

日影「かわいそう…」

日影「大丈夫よ…あたしたちがついているからね…」

妹「日影ちゃん!」
ギュッ

お嬢様「妹さん!!昨日あげたキャビアはおいしかったですか?」

妹「お嬢様…」

妹「お嬢様のバカバカバカァァァァッ!!」
ダッ

お嬢様「い…妹さん?!」

日影「あなたには関係ないわ」

委員長「早く妹さんを探しましょう」

日影「妹…」

日影のツインテールが東の方向をさした!!

日影「向こうにいる…」

委員長「向こうはたしか…」

-家庭科室

妹「初めて魔王の妹ちゃんと出会った場所…」

妹「せっかく友だちになれたのに…」

日影「こんなところにいたのね…」

妹「あ 日影ちゃん…」

日影「心配したのよ…」

委員長「ゲェーッ!!あれは!!」

空が裂け悪魔たちが降ってきた

悪魔S「ケケケ…」

悪魔E「小学生は」

悪魔X「レイプしてやる」

妹「ふぇぇ…魔界から悪魔が3体送り込まれてきたよぉ…」

委員長「あ…あれは!?」

魔王の妹「まずは小学校から侵略だ」

悪魔たち「おー!!」

日影「魔王の妹が魔界から悪魔を連れてきたのね…」

日影「上等よ…全員ブッ殺してあげるわ…」

妹「ま…待って…魔王の妹ちゃんは…」

委員長「彼女はもう正真正銘の魔王…!!なにを言ってもムダです」

妹「グスン…」

レイプ!

悪魔S「ゲヘヘ」

お嬢様「きたな悪魔共」
ガッ

お嬢様が悪魔の胸に手をあてた!!

お嬢様「私の能力は相手を巨乳にする能力ッ!!」

お嬢様「とどのつまりそれは…相手の心臓を破裂させる!!」

ボンッ

悪魔S「ぎゃああああ!!」

悪魔S 死亡

お嬢様「残り2匹の悪魔を逃がしてしまった…心配ですわ」

悪魔E「かわいい!!顔面ペロペロ」
ペロペロ

日影「やめて…」

悪魔E「おいちい おいちい」
ペロペロ

日影「やめなさい…」

悪魔E「あぅ…」

日影を舐めていたら舌が日影の顔に引っ付いてしまった

日影「あたしは氷の能力…あたしの体の温度を下げたのよ…」
ベリッ

悪魔E「べええええッ!!」

日影「あら…?舌がちぎれてしまったみたいね…??」

日影「死になさい…内臓を凍らせてあげるわ」
パキーンッ

悪魔E「」

悪魔E 死亡

悪魔X「ケケケーッ!!」

妹「怖いよぉ…」

委員長「妹さん…下がってください…」

悪魔X「コントロールナイフ!」
グサッ

委員長「うっ…」
ガクッ

妹「うわあああ…ごめんね…私を守るために…」

委員長「私の能力は技をコピーする能力!!コントロールナイフ!!」

グサッ

悪魔X「おふっ」

悪魔X 死亡

日影「これで悪魔は全滅ね」

委員長「魔王の妹を倒しにいきましょう」

妹「う…うん…」

魔王の妹「アハハハハ!!」

日影「破壊はそこまでよ…つらら投げ!」

魔王の妹「ぐあっ」

妹「待って日影ちゃん!」

妹「魔王の妹ちゃんは私が倒す」

日影「なに…?わかったわ…」

妹「魔王の妹ちゃん!私を思い出して!」

魔王の妹「エビルナイト・フレイム!!」

妹「きゃあ」

魔王の妹「ふふっ」

魔王の妹がどこで手に入れたのか
勇者の剣をだした!!

魔王の妹「死ねッ!!」
ザンッ

妹「!!」

妹が真っ二つになってしまった!!

支援

お嬢様「うわああああん 妹ちゃんが死んじゃったぁぁぁ」

日影「違うわ…妹は…」

真っ二つになった妹が砂になり
再生した!!

委員長「妹さんは砂の能力者…剣の攻撃はきかないッ!!」

妹「魔王の妹ちゃん…目を覚まして…サーブルス!!」
グシャッ

魔王の妹「ゲフェッ!!」
ドサッ

魔王の妹「う…あなたは妹…」

魔王の妹「なんだかあたし…とっても悪いことをしていたような気がする…」

妹「ダメだよ死なないで!」

魔王の妹「さようなら…」

霊魂となった魔王「これがオレがおまえに教えてあげられなかった愛だ…」

魔王の妹「お兄ちゃん…」

魔王の妹「今度生まれ変わるなら…またあなたの友だちになりたい…」

魔王の妹 死亡

妹「うっ…うっ…ううっ…さようなら…さようなら…魔王の妹ちゃん…」

あっけないな

-1ヶ月後

お嬢様「今日は転校生が来るらしいですわよ」

委員長「楽しみですね」

日影「…」

妹「ん…あの娘じゃない…?転校生…」

マオ「魔界小学校からきました!闇野マオです!」

マオ「よろしくお願いします!」


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