【安価】八幡「やはり俺の青春ラブコメは復讐で満ちている」 (13)

以前書いていたssの完全版です。
八幡が復讐していきます。
良かったら見ていってください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392090046

八幡「ボッチを貫き通していたが、周りの罵りと馬鹿さ加減に堪忍袋の尾が切れた。でも陽乃は、まだ手が出せない。地盤を固めなければ…まずは小町だな」



リビング

八幡「あいつは俺が気付かないふりしているにもかかわらず、鈍感を理由にしてはごみぃちゃんなんてなぁ、普通のやつならまず切れてボコボコだな。だが、俺はあいつの顔はいいと思っているからな。おっとこれは、八幡的にポイント高いか」…フッ

トタトタと階段を下りる音がきて、足音の主がリビングに近づく

小町「あれ?お兄ちゃんが日曜日に早く起きるなんて珍しいね。今日は降水確率40だけど雨降るから洗濯物たたまないと」

八幡「あ、ああ…ってなにちゃっかりけなしてんの?雨降るからって確定事項ですか?そうですか。泣いていいですか?」

小町「あぁ、もうそんな卑屈にならないでよキモいよお兄ちゃん。それにせっかくさっき起こしてあげようと思ったのにいなかったんだもん」

八幡「(ラブコメなら妹可愛い行為上位に入るが、現実で休日にやられるとうざいだけだ)そうか。わざわざ悪いな。」

小町「いやいや。お兄ちゃんのために毎朝起こすなんて簡単だよ。あ!今の小町的にポイント高?い!」ニパー

八幡「(可愛いな畜生)はいはい。…飯、いるか?」ドキッ

小町「うん!」

????朝食後????

小町「ご馳走様!」

八幡「おう」

小町「いや?さすが、将来ヒモになる宣言をしてるお兄ちゃんだね!美味しかったよ!」

朝食に使った皿を洗面台に持っていく

八幡「そうか。美味しいなんて言ってくれるなんて嬉しかったよ、前半のセリフがなければ」カチャカチャ

小町「まぁまぁお兄ちゃん。明日は私が作るからね!楽しみにしててよ!」

八幡「小町の作る飯は美味いからなもうずっと楽しみだ。ん?いまのは八幡的にポイントたか?い!」きゃるん

小町「キモいよお兄ちゃん。後似てないからやめて」

八幡「…悪いどうかしてたんだ」フキフキ

小町「冗談だよ、お兄ちゃん!可愛かったよ目が死んでなければ!それじゃ、お部屋に戻ってるね」スタタ

八幡「あ。ちょっと待ってくれ」ガシッ

小町「え?」チュッ

部屋に戻ろうとした小町の手を掴んで、顔を近づけ一気に唇を奪う

小町「ん…な…」カァァァ

八幡「悪いな引き止めて。もう部屋に戻っていいぞ」

小町「へ?…あっ…え?…そ、そうするよ…」///

八幡(ふむ。いい出だしだな…小町は落としにいくヤリ方で堕とすか…)

逃げ足に顔を真っ赤にして部屋に急ぐ小町の背中を見ながら次の作戦に出る


陽乃「やっはろ?!比企谷クン!暇だからデートしに来たよ?」

八幡(まずいな。いざ復讐と意気込んでみせたが今は相手が悪い。このままDead endにイってもおかしくないくらいだな。何かと理由つけて追い返すか…)

八幡「(まずはこの状況を打開せねば!)すみません。実はこれから、由比ヶ浜とデートに行く約束してるんで、また今度誘ってください」

陽乃「ん??君がそんな積極的なこと言うはずないと思うんだけどなぁ。しかも雪乃ちゃんじゃないなんて、浮気はダメってあれほどいったはずなのになぁ?」

笑顔で固定のまま、一歩、また一歩と近づいて来る陽乃

八幡「ははは…。よくご存知で…っていうか浮気って何ですか浮気って別に雪ノ下とは付き合ってないですよ」

八幡(まずい…。このまま飲み込まれては…あいつは!?)

急接近した陽乃から窮地から脱する人物を汚れ腐った目の端で見かけた

由比ヶ浜「ふんふんふふ?ん♪」

八幡「おおい!『結衣』!こっちだ!」

由比ヶ浜「ほえ?」

陽乃「!!」

事情を知らない結衣がキョトンとした感じでこっちを見てくる

八幡「(くそ。やっぱ馬鹿には適応力はなかったか。)よかった、家に来れるか心配だったんだ。陽乃さんそれじゃ、『結衣』とこれから出かけるので」

迷わず近づいて由比ヶ浜の手を握る

由比ヶ浜「ふえ!?…ヒッキー?…あの…」

八幡「…後で、駅前のクレープおごってやるから話を合わせろ」ヒソヒソ

由比ヶ浜「ホント!ヒッキーが!?どうして…」

陽乃「結衣ちゃんやっはろ?!」

由比ヶ浜「陽乃さん!?(ああ?、ヒッキー苦手だもんねぇ)こ…こんにちはです…」

八幡「(ほっとけ)こうして見てのとおり『結衣』と一緒に今日はデートするんで、残念ですが、いやほんとに残念だけど、またの機会で」

陽乃「ふ?ん?」ジー

由比ヶ浜「ちょ…ちょっとヒッキー私とヒッキーで…で、デートって、しかも、名前で…」///ヒソヒソ

八幡「(ホントわかりやすいなこいつ)だめか?」ヒソヒソ

由比ヶ浜「違う!そういうんじゃなくて…え?と…」

陽乃「まぁいいわ。そりゃ、いきなり友達が来てデート行こうって言っても、一蹴されるわよね。一般常識ね」

八幡「(ふざけるな。それはぼっちへの当てつけかよ)そんな、友達がいない俺でも、それはちょっとどうかと」

陽乃「ふ?ん?友達はいないのに結衣ちゃんはデートに誘うんだ?」

由比ヶ浜「デートってそんな…」///

照れ隠しか、赤くなった顔を、両手で隠している

八幡「(そろそろ、いかないと墓穴を掘りそうだ)それじゃ、二人っきりで行きたいんで、ここでお別れです」

スっと頭を下げて、由比ヶ浜の手を握る動作には一変の滞りもなく水が流れるかのようになめらかな動作で、引っ張ってその場を後にする

由比ヶ浜「あ…手、ちょっとヒッキー待ってよ?」

陽乃「うんうん。またこんどね?」ニコニコ

八幡(…あっさり引いたな。何か裏があるな。あぁ雪ノ下に報告するなあの笑顔は…魔王め)

由比ヶ浜「ちょっとヒッキー、手痛いよ!」

八幡「っと、悪い由比ヶ浜付き合わせしちまって」

由比ヶ浜「…別にいいわよ。その代わり、ちゃんとクレープおごってよね!」

八幡「ああ…。奢ったら俺は…」

八幡(いや、待てよ。ここで由比ヶ浜を落としておくのもいいな、いやだが、まだ慌てる時じゃ…どうする?)


八幡(クレープ口移しにするか…少し大胆だが、今の由比ケ浜ならいけるだろう。その後は、そのあとで考えよう)

八幡「よしまずは、駅前に行こうか」

由比ヶ浜「そ…そうだね…それよりも…あの…手」

八幡「ん?何か問題でもあるか?」ギュッ

由比ヶ浜「あう…なんでもないよ…大丈夫…」

八幡「よし行くか」

由比ヶ浜(手ずっと握ってる、手汗ないよね?にしてもヒッキー今日は…積極的だなぁ)///

八幡(手をつないだら、恥ずかしいが、それほどでもないな。やっぱりラブコメはリアクションが大げさなだけのようだな)

クレープ屋で八幡は、チョコバナナ、由比ケ浜は、ストロベリークリームを買って、公園で一休み中

八幡「それにしても暑いな。そこらへんで元気に走ってる子供はよくあんなに走れるな」モグモグ

由比ヶ浜「だらしないよヒッキー。少しは休日にも外に出たらどうなの?」モグモグ

八幡「フッ。そんな時間、専業主夫は獲得し得ない。なぜなら、家事、洗濯もろもろで忙しくて、団地妻のようにNTRられることもない!」モグモグ

由比ヶ浜「うわ。キモいよヒッキー。」モグモグ

八幡「そんなに俺を罵倒するのが当たり前なんですか?空気を吐くような自然の摂理なんですか?無意識でも言わないと気が済まないんですか?」ジー

由比ヶ浜「あぁもううるさいヒッキー!…なんでそんなに睨んでくるの?気持ち悪いよ」ゾワゾワ

八幡「(じっと見てただけでそこまでいうか!目が死んでるのは仕方ないだろう!…あっ自分で言って悲しくなってきた)え?少し見てただけでそんなこと言われんの?なに?俺の目から腐敗が進むと思ってんの?何その能力」

由比ヶ浜「美味しいなぁ」モグモグ

八幡「無視ですかそうですか…なぁ由比ヶ浜」ジー

由比ヶ浜「何?」

八幡「そっちのクレープ少し食べさせてくれ」

由比ヶ浜「ええ??」

八幡「その次は、俺のやるから」

由比ヶ浜「…はい」スッ

八幡「サンキュー…うんやっぱうめぇな」モグモグ

顔が少し赤くなりながらクレープをくれる様は、不覚にも可愛いと思ってしまった

由比ヶ浜「そう?よかった。ほら、ヒッキーのも頂戴」

八幡「ああ。…よし…あむ…」パクッ

由比ヶ浜「?なんでヒッキーが食べ…んむ!?…」

意を決して、口に含んだクレープを由比ヶ浜の口へと移していく。驚いたのか、ほかの理由からか、由比ヶ浜は何の抵抗もしないで受け入れていく

由比ヶ浜「ん…くちゅ…ふわぁ…うむ…」///

甘い味が口の中へ広がってく。なかなかにハマりそうだと思いながら、名残惜しそうに口を離す。

由比ヶ浜「んちゅ…あ…」///

八幡「どうだ?美味かったか?」

由比ヶ浜「う、うん。美味かった?」///

八幡(少し呂律が回ってないな、意識も少しぼうっとしてるようだ。今のうちに次の行動を決めておくか)


八幡(そういえばさっきの口移しで、公園に誰もいなくなったな。とはいえ、道路じゃ普通に歩いてる奴もいるし、周りにバレない程度で…)

八幡「由比ヶ浜。ヘソ見せてもらうからな」

由比ヶ浜「ふにゃぁ?」///

行っていることを理解していないのか、気が抜けてる返事しか帰ってこない。とはいえ、辞めるつもりも、毛頭ないがな

八幡「うお…なんか…すべすべしてるな」サワサワ

由比ヶ浜「く…くすぐったいよぉヒッキィ」///

八幡(やべっ。見せてもらうだけなのに、気持ちよさそうだから触っちまったな。そろそろ移動しないと、怪しまれる、ていうか逮捕される)


八幡(よし、家に連れ込もう)

八幡「おい。熱中症か?とりあえず俺んちくるか?(棒読み)」

由比ヶ浜「ふにゅ?」///

八幡(まだ抜け出せてない、やはりこいつ馬鹿だ)

???「あれは…」


小町「お、お兄ちゃ?ん…」///

八幡「ん?小町?どうしたんだ?」

八幡(行く手間が省けたな、ナイスだ妹よ!)

小町「いや…家にいなかったから…どこに…いったんだろうかなって」///

八幡(まだ、朝のキスが抜けてないな、当たり前かほんの数十分前だ)

八幡「それでどうしたんだ小町?わざわざ探しに来るなんて用事があるんだろう?」

顔を伏せてる小町へ、わざと顔を近づけてみると明らかに動揺を見せた

小町「ち…近いよお兄ちゃん。あれ?由比ヶ浜さん?どうして由比ヶ浜さんが?お兄ちゃん?」//

八幡「由比ヶ浜のことは気にするな、大丈夫だ。…それより、俺に用事があったんだろ?」ボソボソ

耳元で呟いたからだろうか、小町の体が少し震えた

小町「ひゃ…にいひゃ…耳元で囁くなぁ…」///

八幡「どうした小町?熱でもあるのか?家に一緒に帰るか?」ボソボソ

小町「い…良い!ひ…一人で帰るかりゃ!」////

小町(お兄ちゃんの前で噛んじゃった…恥ずかしい!)///

そういって、走っていってしまった

八幡「まずい。少しやりすぎたか。いやまぁ、今までの俺とギャップで混乱してるだけだろう。次は何しよう」

どこかで見たことあるな

>>9
途中までは以前書いていたssと同じなので。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom