咲「お姉ちゃんと安価で仲直りしたい」(233)

>>5

和に相談する

咲「―――というわけで和ちゃんにお姉ちゃんと仲直りする方法を教えてもらいたいな」

和「どういうわけですか…」

咲「そういうわけだよ」

和「いや、全然分かりませんよ」

咲「察しが悪いね、和ちゃん。わたしはお姉ちゃんと仲直りしたいの」

和「ああ、そういうことですか。それを先に言ってください」

咲「咲だけに?」

和「やかましいです」

咲「それで和ちゃん。どうすればいいと思う?」

和「……全国大会で麻雀を通して対話すればいいんじゃないですか?」

咲「それまで我慢できないからこうして和ちゃんに相談してるんだよ? 真面目に答えて」

和「はぁ、仕方ありませんね。分かりました。でしたら>>10とかどうでしょう」

>>10

お菓子大量に持って突撃

咲「お菓子を持って突撃すれば仲直りできるの?」

和「おそらく仲直りできます。私の得た情報ではお義姉さんの宮永照さんは“お菓子と咲さんが大好きな変態シスコンお姉ちゃん”らしいので」

咲「え、なにそれ」

和「ソースは2ちゃんねるです」

咲(ソース…?)

和「とりあえず咲さんがお菓子を持って行けば、お義姉さんは大喜び間違いなしですよ! 容易に仲直りできると思います」

咲「うん、頑張ってみるね。あ、でもお菓子が」

和「抜かりはありません。安心してくださいね、咲さん。大量の>>15を用意しているので」

プリン

咲「ねぇねぇ、和ちゃん。プリンばかりじゃ飽きないかな?」

和「心配無用です、咲さん。勝手にプリンを食べられたらたとえそれが溺愛してる妹でも許さないで絶縁するほどの無類のプリン好きらしいので、これだけ大量のプリンを差し入れすれば一気に仲直りできますよ」

咲「ちょっと何を言ってるのか、よく分からないけど、とりあえずこの大量のプリンを持ってお姉ちゃんのとこに突撃すればいいんだね!」

和「それでは頑張ってくださいね、咲さん」

咲「うん、頑張るよ。和ちゃん」

白糸台麻雀部員の宿泊するホテル。

咲「―――ここにお姉ちゃんがいるんだね。一応、差し入れの大量のプリンは車に積んであるんだけど、どうやって渡そうかな」

智美「……ワハハ」

咲「うーん…」

咲(流石にこのホテルに車ごと突っ込むわけにはいかないよね)

智美「ワハハ…はやく決めてくれないかー? 衣が待ってるんだ」

咲「そうですね。分かりました」

>>23どうする?

ダンボール被って潜入

ガチャ(扉の開く音)

淡 「おかえり」

照 「…段ボールがある」

尭深 「2ケースあります」

照 「何が入ってるの?」

菫 「ということは、照が持ち込んだんじゃなかったのか」

誠子 「我々が来た時からあったんですよ」

咲 (箱の中って、意外とあったかいね)

和 (そんなことより、お姉さんが帰って来ましたよ)

咲 (どきどきします)

和 (ところで、2ケースってことは、私達のことですよね?)

咲 (そうだね)

和 (プリンを入れた箱は?)

咲 (え?)

和 (咲さんが持ち込むって言ってたじゃないですか)


そのころ、蒲原のお祖母さんの家では

蒲原 「ワハハ、今日はプリン大会だぞー」

衣 「わーい、プリン。衣、プリン大好きー」

衣 「ほら、とーか。このプリン、シールが付いてるよ!」

透華 「『30円引き』」

衣 「こっちも!」

透華 「『半額』。何ですの? これは」

ゆみ 「値引きシールだな」

モモ 「全部に値引きシールついてる。よく こんなに集めたっスね」

蒲原 「清澄の1年に頼まれてさー」

衣 「お姉ちゃんと仲直りしたいって言ってた」

ゆみ 「即物的だな」

透華 「それより、この値引きシールの理由は?」

蒲原 「安価で仲直りしたいって言ってたから」

透華 「で、当人は?」

蒲原 「このプリンを入れてたダンボールを被って、ホテルに入っていった」


再び、白糸台麻雀部員の宿泊するホテル。

照 「…プリンの匂いがする」

誠子 「箱には『温州蜜柑』って書いてありますけど、確かに甘い匂いですね」

尭深 「ミカンはこんなに甘い匂いはしない」

照 「…プリンの匂いと咲の匂いがする!」

おは

あまりの過疎っぷりに寝落ちしてた
続き書いてるひとがいるみたいだから後は任せるお

>>75
書けオラ

>>77
どこから書けばいいの?

>>19から

咲「あ、そうだ。ワハハさん」

智美「ワハハー、わたしの名前はワハハなんかじゃないぞー」

咲「そんなことはどうでもいいんで、何かダンボールありますか?」

智美「……あるぞ」

咲「私は全国大会の出場校の選手なので堂々とプリンを持って中に入ることができません。賄賂と間違えられる可能性があるので」

咲「だから県大会敗退選手のワハハさんがお姉ちゃんにプリンを届けてください。私はダンボールを被り、潜入するので」

智美「………わはは」

白糸台麻雀部員の宿泊するホテルのフロント。

智美「お届けものだぞー」

受付嬢「お届けもの、ですか。そのような話は聞いてないのですが…」

智美「いや白糸台高校の宮永照さんに配達するように頼まれたんだぞ」

受付嬢「白糸台高校団体様の…」





ダンボール咲(今の内に)コソコソ

白糸台麻雀部員の宿泊するホテルのロビー

ダンボール「……」コソコソ

ダンボール(お姉ちゃんの泊まる部屋は…)

淡「あーわーいー♪なぜ泣くのー♪あわいの勝手でしょ♪」テクテク

ダンボール(あっ! あれは確か白糸台の大将の)

淡「あれ? なんでこんなとこにダンボールがあるのかな?」

ダンボール「………」

ダンボール(私はダンボール、私はダンボール、私はダンボール、私はダンボール)

淡(な、なんかこのダンボールから凄い気配がするんだけど)ゾクリ

淡「………」

淡(淡、気になります! このダンボールが何なのか、なんでこんなところに放置されてるのか、気になります!)

>>115 淡は興味深々のようだ。どうする?

淡もダンボールに一緒に入る

淡「そういえば子供の頃によくダンボールに入って遊んでたなー…」

淡「………」

淡「このダンボール、中に何が入ってるのかな?」コンコン

ダンボール「!?」

淡「うーん、た、多分なにも入ってないね」ウズウズ

ダンボール(な、なんだか嫌な予感が)

淡「それじゃー、ご開帳ー」カパァ

咲「…こ、こんにちわ」

淡「…………」

咲「…………」

咲(も、もうバレた。こうなったら)

咲「ごめんね!」

淡「えっ、いや、なにするやめ―――むぐっ」

ダンボールの中。

咲「ごめんね、大星さん」

淡「な、なんで…えっと……」

咲「清澄高校一年生の宮永咲です」

淡「あっ、それは丁寧にどうも。わたしは白糸台高校100年生の……じゃなくて!」

咲「静かに!」

淡「あっ、ごめんなさい」シュン

咲「まったくもう」

淡(あれ、なんでわたしが怒られてるのかなー?)

咲「ああ、そうだ。大星さん、お姉ちゃんの部屋の場所知らないかな?」

淡「お姉ちゃん?」

咲「えっと、宮永照さんの部屋の場所はどこ?」

淡「え、テルの部屋? …………ってサキはテルの妹なの!?」

咲「しっ! もうちょっと静かに」

淡「ご、ごめんね」

淡「テルの部屋はあっちの方だよ」

咲(さっきからお姉ちゃんのことを呼び捨てに)イラッ

咲「…あっち?」

淡「うん、3階の虎姫の宿泊する階の一番奥の部屋だよ」

咲「そう。それじゃあ案内してね」トテ…

淡「あうっ」ゴン

淡(ダンボールの天井に頭ぶつけた…)

淡「い、いきなり歩き出さないでよ」

咲「ごめんね」むにゅ

淡「ひゃう、ちょっ、胸触らないで」

咲「…胸? ああ、なんだ。てっきりお腹かと思ってたよ」

淡「なっ!?」

淡(もう! こうなったら仕返しに>>131をしてやる)

いやらしい手つきで全身をまさぐる

状況説明。ダンボールの中はこうなってる

|咲⇔淡|

向かい合わせで座っている

安価なら下

淡「えいっ」さわさわ

咲「っん……いきな…り…なにを」

淡「さっきから色々と言ってくれた仕返しだよ」さわさわ

咲「あ、大星さっ…ん…やめっ…」

ダンボールの外。

照「ねぇ、菫。さっきからあのダンボール、微妙にカタカタ動いてない?」

菫「そんなオカルトあるわけないだろ」ヤレヤレ

ダンボール「…っ…んっ…」ビクン

照「ほら絶対に動いてるよ」

菫「………」

菫「つ、疲れてるんだ。ダンボールがひとりでに動くなどそんなポルターガイストみたいなオカルト」

ダンボール「…はぁ…っ…や…」ガタガタ

照「やっぱり動いてる」

菫「き、きっと淡が入ってるんだ。そうに違いない」

照「そうだね。でも違うかもしれない」

菫「こ、怖いこと言うなよ」

照「それで、どうする? 開けてみる?」

菫「>>150

いや、やっぱり気のせいだ。放っておこう

照「いや、でも」

ダンボール「んっ…やっ…はぁっ…」

照「なんか変な音も聞こえて」

菫「気のせいだ。ただの幻聴だ。放っておこう」

照「菫、もしかして…」ジトー

菫「な、なんだ。その目は」

照「別に。普段、キリッとしてる菫にも怖いものはあるんだなと思って」

菫「なッ!? べ、別に怖くはない!」

照「ふーん」

菫「なんだ、信じてないな」

照「それじゃあ>>158

はいってみる

菫「入る、ってこの中にか?」

照「うん、菫も入ろうよ」

菫「いや、私は遠慮しておくよ」

照「ダメ。菫も一緒に入る」

菫「嫌だ。私は絶対に入らないからな」

照「……菫。おねがい。一緒に入ろ?」ウルウル

菫「うっ…」

照「ダメ?」

菫「くっ、わ、分かった。入ればいいんだろ、入れば」

照「やったー。菫、ありがと」ニコッ

照(ちょろい)

照「それじゃあ開けるね」

菫「……ああ」

照「ご開帳」カパァ


咲「んっ…はぁ…やぁ…そん…な…とこ…」

淡「ふふ、そんな風に声を出して良いのかなー? 外にはテルたちがいるんだよ? 聞こえちゃうかもね」

咲「やっ、そんなの…や…っ…んあ…」

淡「どう思うかな? 今のサキの姿をテルたちが見たら」クスッ

咲「んっ…はぁ…っ…あっ…ん…」

淡「きっと引かれるだろうね。だって実の妹がこんなに淫乱だなんて、私なら絶縁ものだよ。あはははは、テルの名前を出してからどんどん締め付けが強くなってるよ、サキ」

咲「やっ…そ…んなこと…言わないでぇ…」


照「……」そっ閉じ

菫「………」

照「菫…」

菫「なんだ…?」

照「このダンボールはパンドラの箱みたいだね」

菫「そうだな」

照「きっと今のは幻覚だよね」

菫「ああ、そうだな」

照「妹と後輩が淫らな行為をするなんてそんなオカルトありえないよね」

菫「照、泣いていいぞ」

照「すみれぇ(泣)」



智美「ワハハ、本当にこのプリンを届けにきただけなんだって。信じてほしいぞ」

警察「はいはい。続きは署の方で聞かせてもらうよ」

智美「ころもー」

カン

ご飯いってくる
>>185照は現実を受け入れる?受け入れない?

現実を受け入れるようと開けた所菫さんと一緒にダンボールに引きずり込まれる

菫「とりあえずもう一度開けてみるか」

照「嫌だ」プイッ

菫「何かの見間違いということもありえるだろう」

照「…嫌だ」

菫「それに実際に淡たちが淫らな行為に及んでいたとしても、それは受け入れてやるべきじゃないか? 淡もその覚悟はあるだろう」

照「嫌だ。絶対に開けない」

菫「パンドラの箱は開けたら災いがあるらしいが、災いだけではない。望もあるはずだ。というわけで開けるぞ」カパァ

照「ダメ!」ガシッ

菫「え…」

照「あっ…」

グシャ

咲「キャッ…」

淡「ぐはっ…」

照(あ、ダンボールが潰れた)

菫「い、いきなり押すなよ」

照「ごめんね、菫」

咲「あうっ、ど、どいて」

淡「す、菫せんぱっ……重い」

菫「ああ、失礼。それと淡。誰が重いだって?」ピキピキ

淡「ひぃ」

咲「え、えっと…」

照「………」

咲「お、おおおお姉ちゃん!? こ、これは違くて」

照「菫、大丈夫? 怪我してない?」

咲「お、お姉ちゃん! 話を聞いてよ!」

照「……淡。別に誰と何をしようが勝手だけど虎姫の名に泥を塗るのだけは許さないから…」

淡「えっ、う、うん。ごめんね、テル」

咲「お姉ちゃん…」

咲(また無視を。こうなったら無視するたびに>>195しよう)

目の前でプリンを食べる

咲「ああ、そういえばプリンがあるんだった」

照「……」ピクッ

淡「えっ、プリン! わたしにもちょーだい」

咲「良いよ、大星さん。弘世さんも食べませんか?」

菫「……いただこう」

照「………」グゥー

照(プリン、いいなー)

照(お腹、空いた)

咲「えへへ、プリン美味しいな。ねー、大星さん」

淡「う、うん。美味しいよ」

菫「………照」

咲「…弘世さん」ゴッ

菫「ッ」ビクッ

照「…なに!?」キラキラ

菫「い、いや、なんでもないぞ」

照「そう…」シュン

菫(くっ、あーんで食べさせてやりたいが……)

菫(どうしよう)

>>206どうする?

ぷりんをなげすてる

菫「……あーおなかいっぱいだなー。もうこんなにたべれない。だから捨てちゃおう」ポイッ

咲「…え」

淡「あっ」

照「プリン!」タタタタタ

咲「なっ!」

咲(や、やられた。お姉ちゃんのプリンに対する習性を利用して……わたしの支配の及ばない遥か堰堤からお姉ちゃんにプリンをあげるひと)

照「……」コークスクリューキャッチ

淡(テ、テルが菫先輩の捨てたプリンを空中でキャッチした…)

照「おいしい…」パクッ

菫「ふふふ」ドヤァ

咲(つ、次の作戦を)

>>212

諦めて新しいお姉ちゃんを探す

咲「……もういい。疲れた」

淡「サキ? どうしたの?」


菫「どうだ、照。そのプリン美味しいか」

照「うん、美味しい」ニヘラ

菫「それは良かったな」なでなで

咲「……もうお姉ちゃんと仲直りするの疲れた。もういいや。諦めて他のお姉ちゃんを探すことにするよ」

淡「え?」

咲「というわけで、宮永照さん。私のお姉ちゃんになってください!」

照「!?」

咲「宮永照さんには妹がいないんですよね。だったら私を妹にしてください!」

淡「菫先輩。ちょっと意味が分からないんですけど、これはどういうことですか?」

菫「安心しろ、淡。私にも分からん」

照「……」プイッ

咲「無言は肯定と捉えていいんですね。やったー」

照「!?」

咲「これで新しいお姉ちゃんができたよ。やったよ、淡ちゃん。ありがとう、和ちゃん」

淡「あ、うん」

和「良かったですね、咲さん」

照「…ちょっと待っ」

咲「もう今までのお姉ちゃんのことは忘れるよ。だからこれからよろしくね、お姉ちゃん♪」

照「い、いや。私に妹はいない」

咲「うん、だから私が妹になるんだよ」ニコッ

照「………」

咲「改めて照お姉ちゃん。これからも末永くよろしくね」ニコッ


おわり

のどっちさんはどっから出てきた

>>222
ずっといたよ

ふぅー…疲れました

次は 咲「新しいお姉ちゃんと安価で仲良くなりたい」 にするかwww

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