洋榎「清澄の竹井久・・・か」 (186)

恭子「どないしたんですか主将?」

洋榎「いやぁ清澄の中堅の竹井久のことなんやけど」

恭子「清澄・・・あああの角の・・・」ガタガタ

洋榎「恭子、アレはチャンピョンの妹やろ。しゃーないわ」

洋榎「それは置いといて、どうも気になるんや」

洋榎「なんか頼りになる感じがあったりポンコツ感があったり・・・」

恭子「そんなに気になるなら直で会ってみればええやんか」

洋榎「いやまだそんなに親しくないのに会いに行くんもなぁ」

恭子「(学校やと気になるやつにガンガン話しかけに行くはずなんやけど)」

恭子「ここは学校じゃないんですから、機会を逃すと会えなくなりますよ」

洋榎「でもいきなり話しかけてウザいとか言われたら終わりやん」

恭子「(ちょっと自覚あるんやな・・・)」

恭子「チャンスは限られてるから早く行ってください。思い立ったが吉日です」

洋榎「うーん、どないしよかなー」

洋榎「恭子に言われて清澄の部屋前に来たはええんやけど、いざ入るのは・・・」フラフラ


恭子「はよ入ったらええんに、、何を部屋の前でうろうろしてるんですか主将」

恭子「こうしてこっそについてきてみると案の定入ってないし」

絹恵「あれ先輩何してるんですかこんなところで」

恭子「絹ちゃん!?ちょ、気づかれたくないからそんな声出さんといて」

絹恵「いったい何があったんですか?お姉ちゃんが変な顔して部屋出て行って、そのあとをつけていくから」

絹恵「お姉ちゃんが恋を?」

恭子「そうや、といっても本気で愛してるかはわからんから、まあ会って話でもってことで後を押したんやけどな」

恭子「あの様や。部屋の前を行ったり来たりと」

絹恵「お姉ちゃんあんなヘタレでしたっけ?悪いもんでも食べました?」

恭子「分からんわ。告白しに行くんやないんかやかいつもみたいに堂々と行けばええんに何を」

絹恵「あ、やっと入った」

恭子「そうか、なら耳をすましてできるだけ会話を聞いてみよか」

洋榎「こんにちわー!竹井久はおるかー?」

咲「部長ですか?部長なら」

優希「染谷先輩と飲み物買いに行ってるじぇ」

洋榎「そうかそうか(じゃあ素で行ってもええやろ)」

洋榎「その染谷って誰やったっけ?」

咲「次鋒の緑の人ですよ」

洋榎「あのわかめか(あれと久が付き合ってるとかは流石にないやろな)」

和「また部長目当ての来客ですか。全国のつわものが集まっているのに麻雀以外でこうも客が来るなんて」

洋榎「そこのピンク、その話もっと詳しく聞かせてもらってええか?」

和「部長のことですか?いいですよ」

和「とにかくうちの部長はモテるんです。特に同性から」

和「まずここには清澄以外にも風越の福路美穂子って人がいるんですが、その人は間違いなく好きでしょうね」

和「長野の方を除いても、鹿児島の永水から滝見さん、名前は覚えてませんがほかの高校からもちらほらと」

洋榎「へ、へえ・・・そないにモテるんやなぁ・・・」ガクガク

和「おっかないのは戦う以外にもフラグというか、話すだけでも危ないんですよね部長は」

和「ここへ来てから部屋を出て、なかなか帰ってこないと思ったら他校の方々と談笑してるんですよ」

和「滝見さんの永水に、岩手の宮守に、挙句の果てに戦ってもいない白糸台の方々まで」

恭子「(あれこれってもう撃沈しとるんとちゃう?)」

絹恵「(お姉ちゃん・・・これは)」

洋榎「そ、それで・・・談笑って恋の話やないやろ?何を」ガクガク

和「分かりませんが白糸台、特に咲さんのお姉さんとは真剣な感じで話してましたね。長々と」

咲「お姉ちゃんが?」

和「ええ、それはもう互いの目を見て真剣に。しかも部長はお義姉さんの肩をつかんで。まるで告白するかのように」

洋榎「は、ははは・・・」

洋榎「そうかそうか・・・もうそんな関係に・・・」

和「(くそ、私が咲さんと結婚してもあの人がお義姉さんになるといずれ咲さんまで寝取られる危険性が。忌々しい)」

恭子「(ほうほう清澄の部長はあの白糸台の)」

絹恵「(先輩、もうお姉ちゃんのこと無視ですか)」

久「あらあなたたちは姫松の、何してるのよ?」

恭子絹恵「「あ!」」

洋榎「・・・恭子、絹・・・見とったんか・・・」

恭子「いやぁ・・・その」

洋榎「・・・・・・」ズーン

恭子「・・・・・・」

絹恵「・・・・・・・・・・・・」

恭子「(部屋に戻ったはええが、気まずすぎる)」

恭子「(挑む前とはいえ、人の恋が砕け散った瞬間を見てしもた)」

絹恵「(ダメ、今お姉ちゃんに何を話しかけていいかわからない)」

洋榎「見とったんやろ?」

恭子「いや行く前のテンションがいつもと180度違ってたから心配になって」

洋榎「なんかもう・・・さっきまでいろいろ考えてたのがアホらしくなってきたわ・・・」

絹恵「そんなことないから!失恋をばねにして人は強くなるから!」

恭子「(今心折られたうえそれを見られた人に言うことやないと思うんやけど)」

恭子「(でも直で話してないし、あのピンクの言ったこともなぁ)」

恭子「(あの麻雀マシーンが恋をするとは思えへんし、その恋もはたから見ただけでようわからん)」

恭子「(もしかしたらチャンピョンに変なこと言われて怒鳴ったというのも考えられるし)」

恭子「(といってもじゃあ話してみというのも酷やしなー、どないしよ)」

洋榎「今は一人にされてくれや」

絹恵「ちょっとお姉ちゃん!どこ行くん!?」

洋榎「外でボーっとしとくだけや。しばらくしたら戻るわ・・・」

洋榎「まさか恋をする前にこーなるとは思わんかったわ・・・」

洋榎「お相手はチャンピョンか・・・うちに勝てる相手とは思えんわ。付き合ってんならなおさら」

洋榎「うちの初恋もあっという間に散ったな・・・はは」

洋榎「・・・・・・」

洋榎「お、あれは・・・チャンピョンやん。誰かと歩いとるな」

洋榎「同じ制服であの背の高さやと次鋒のやつか」

洋榎「近づいてみたがなんか話しとるな。どれどれ」



菫「いいのか?私とこう話してるよりすることがあるだろう」

照「ない」

菫「でもなぁ・・・一度面向かって話し合う必要はあるだろう」

照「私がそんなことする必要はないから」

菫「だがな、このままほっといても傷つけるだけだ。早く」

洋榎「おい・・・おい!」

洋榎「おいこらぁ!この二股野郎!」ドス

照「んぐぅ!?」

菫「え?ちょ・・・」

洋榎「あんな愛されてる人間と付き合うといてまだほかの女とも付き合うんかお前は!!!」

照「っ何の話・・・?」

洋榎「とぼけんなやぁ!!清澄の竹井やぁ!!!」

菫「清澄の竹井ってあの」

洋榎「お前も何他人事のようにおもっとるんや!お前二股とか気にせんのか!?」

菫「二股も何も照は竹井と付き合ってないぞ」

洋榎「はぁ?面向かって肩までつかんでそれは通じんやろ!」

菫「あれは妹のことだ。照のやつ、妹と和解しろと言っても聞かないから」

照「私に妹はいない。何度も言わせるな」

菫「お前それ竹井に言って本気で怒らてたくせにまだ言うのか・・・」

洋榎「それってまさか」

菫「肩までつかんで壁に押し付けるくらい怒鳴ったんだぞ。それを見た淡がうるさくてな」

洋榎「ということは」

菫「照と竹井は付き合ってなんかいないからそこんところ誤解するな・・・っあいつどこ行った!?」

恭子「長いなー主将」

絹恵「やっぱりきつかったんですかね」

恭子「へし折れた心は間置かな治らんからな」

ぉぉぉお

恭子絹恵「「?」」

洋榎「終わってへんでーー!!!うちの恋はまだ終わってへんでーー!!!」

恭子「うわちょっと声でかいて」

洋榎「あ、すまん。でもでも恋が終わってなかったんや!」

恭子「(まあ挑む前やったから始まったというべきか)」

絹恵「それであんな誤解が」

洋榎「そうや、違うかったんや!」

恭子「じゃあもう一回清澄のところへ行こうや。いつも通りのテンションで」

洋榎「・・・それは」

恭子「(アカン)」

恭子「もう、そんなんやったら先越されるで」

??「私に任せるのよー」

洋榎「うーん、でもなぁ」

絹恵「・・・ヘタレ」

洋榎「おい絹!今なんて」

絹恵「お姉ちゃんいつもあんなに元気にしてるやん!」

絹恵「落ち込んでもすぐ気ぃ取り直して頑張ってたやんか!」

絹恵「まだ話しかけてもないんに落ち込んでどうするんや!!」

洋榎「!」

絹恵「いつもみたいに突撃したらええやん!ありのままの自分を見せればええやん!」

絹恵「くよくよしててもどうにもならん!さっさと行ってこーい!」

洋榎「ふーっ」

洋榎「(今度はくよくよせん。ありのまま突撃してやる)」

洋榎「竹井、おるかー?」

久「あらどうしたの?

洋榎「あの、今時間あるか?あったらちょっと話したいねんけど」

久「いいわよ、ここは人がいるからちょっと席をはずしましょう」



久「話って何?」

洋榎「(今ここで弱気になったらアカン。一気に行く!)」

洋榎「あの、竹井」

久「久でいいわよ。一回戦ったんだから他人じゃないし」

洋榎「そうか。なら久、その・・・う、うちと付き合うてくれへんか!」

久「へ?そんないきなり」

洋榎「いきなりなんはわかっとる!でも、一緒に麻雀うってからずっと気になってたんや!」

洋榎「もう一回や。ちと付き合うてくれへんか!」

久「うーん、いきなり言われるとちょっとね・・・」

久「大阪の高校だとあんまり会えないわよ」

洋榎「それでも!・・・それでもたまには会いに行ける時間もあるし・・・」

久「話って何?」

洋榎「(今ここで弱気になったらアカン。一気に行く!)」

洋榎「あの、竹井」

久「久でいいわよ。一回戦ったんだから他人じゃないし」

洋榎「そうか。なら久、その・・・う、うちと付き合うてくれへんか!」

久「へ?そんないきなり」

洋榎「いきなりなんはわかっとる!でも、一緒に麻雀うってからずっと気になってたんや!」

洋榎「もう一回や。うちと付き合うてくれへんか!」

久「うーん、いきなり言われるとちょっとね・・・」

久「大阪の高校だとあんまり会えないわよ」

洋榎「それでも!・・・それでもたまには会いに行ける時間もあるし・・・」

久「・・・ちょっと考えさせて」

洋榎「・・・・・・・・・・・・」

久「あ、でもメアドくらいなら」

洋榎「あ、うん」

久「じゃあ、返事は明日にでも。時間と場所はメールで知らせるから」

洋榎「分かった。じゃあ明日な・・・」

恭子「お帰り。どうやった?」

洋榎「わからんわ・・・メアドもらって明日返事するって」

絹恵「(大丈夫やろか)」

洋榎「まあ明日になるまでわからんし、それまで深く考えんと過ごしとくわ」

恭子「そのほうがええ。そろそろあの2人も帰ってくるからいつも通りの感じがええわ。感づかれるとまた面倒なことになるし」

洋榎「けしかけたんは恭子やんか」

洋榎「(ま、明日を待つしかないわな)」

ホテル

洋榎「・・・・・・」

洋榎「あーやっぱ気になるわ!」

漫・由子「「!?」」ビク

恭子「ちょっと主将!いきなり大きな声出すなや!2人ともびっくりしてるやん!」

洋榎「すまん、でも気になるもんは気になるんや」

恭子「深く考えんと過ごすって言ったんは誰やねん」

漫「なんかあったんですか?」

洋榎「いや、気にせんといて。個人的なことやから」

ピピッ

洋榎「おっメールや!」

恭子「(おっ竹井からか?)」

洋榎「・・・・・・」

洋榎「」

恭子「もう場所の指定来たんか?」

洋榎「監督からやったわ」

洋榎「はぁ・・・ホンマに結果が気になるわぁ」

翌日

洋榎「結局昨日はメール来んかった」

恭子「まあ待ちーや。今日中やからそのうち来るやろ」

洋榎「うーん」

恭子「待って待って、それで付き合えたら素敵やんか。恋愛やん」

恭子「昼まで待ち。それまでは麻雀のことだけ考えようや」

うえのさんはちくしょうなんかじゃありません





洋榎「お、メール来とる!」

恭子「それで!?内容は!?」

洋榎「今日の夕方6時に清澄の部屋に来てほしいと。他の人はホテルに行くだろうからって」

恭子「あと5時間くらいか」

洋榎「ああ、早く時間過ぎてくれ・・・いざメールが来ると今まで以上に結果が気になってくる」





洋榎「・・・・・・」ドキドキ

洋榎「(一回しか会ってないし、そこで付き合ってとか言ったけど・・・)」

洋榎「(ああもう、そんなことばっか考えんなや!今考えるのは・・・)」

ピピッ

洋榎「んっと、もうみんな出ていったから入ってええと・・・よし」

洋榎「入るで」

久「どうぞ」

久「洋榎さん、あの返事だけどね・・・」

洋榎「(さあどうなるか)」

久「私、今まで結構な人と話したし、一緒に遊んだりしたんだけど」

久「みんな付き合ってとまでいう人はいないのよね。どうしてかわからないけど」

久「美穂子も一緒に遊んでも、付き合ってくださいとは言わないし」

久「あなたが初めてなのよ。1対1で付き合ってくださいって言ったのは」

洋榎「えーっと、えーっと、それじゃあ・・・」

久「いいわよ。といっても受験があるし、あんまり遊べる時間はないとは思うけど」

洋榎「それでもええ!それでも!!」

久「分かったわ」

洋榎「(これは成功したって受け止めてええんやな?これは成功したと)」

久「うーん、じゃあ今晩どこか行く?」

洋榎「え、もう?」

久「いいじゃない、全国大会ももうすぐ終わるんだし。遊べる時間は少ないわよ」

洋榎「遊びに行くって、その・・・まさか」

久「・・・何を想像したか知らないけど、未成年だから変なところはいかないわよ」

ジャラジャラ

洋榎「遊びに行くって、雀荘か」

久「いいじゃない。私個人戦ぎりぎり出れなかったから打ち足りないのよ」

洋榎「そうか。長野の個人戦というと、あの妹と原村和、それと福路美穂子やったっけ?」

久「ええ、それであってるわよ。うちから1年生で2人出るとは思わなかった」

洋榎「その、福路って人、一緒に来てるんやんな?」

久「そうだけど、何か?」

洋榎「その福路って人のことはどう思っとるんや?」

久「美穂子?うーん、美穂子は友達よ」

洋榎「友達か」

久「恋人とかというと、ちょっと違うのよね。確かによく一緒にいるけど、麻雀関係が多いし」

洋榎「(それは麻雀を口実にして近づいてるだけやと思うけど)」

久「他もいろいろ話しかけられてるけど、本気の恋じゃないというか・・・」

洋榎「(それはあんたが気づいてないだけやと思うわ)」

久「ガツンと告白されたことはなかったし、そこまでの関係は望んでないのかなーって」

洋榎「(そういう考えで周りにあの態度か。こらあのピンクがたらしっていうのもわかるわな)」



ジャラジャラ

久「――っ、来たわ!」

洋榎「来たってことはあれか!」

ピィン ダァン!

久「ツモ!!」





久「話ししながらうってたら遅くなったわね。ありがとう、付き合ってくれて」

洋榎「ええよええよ、また大会中にうちたくなったら呼んでや。終わっても祝日とか行ける日はいくから」

久「うれしいわ。一人で行くのはちょっと危ないし、かといって遅い時間まで咲たちを連れてくるのも悪いから」



洋榎「いざ話してみると、ピンクが言ってるほど女ったらしってわけやないな」

洋榎「相手の恋愛感情に鈍感なだけの、普通の人や」

プルルルル

洋榎「ん、おお絹。予想以上に遅くなってすまんな。麻雀やってて」

洋榎「ああ、絹もうちたかったら混じってや。向こうも1人ならいつでも呼べそうやって」

洋榎「親しい人と楽しく麻雀うつんは楽しいからなー」

ピッ


??「ちょっと聞いてもいいですか?」

洋榎「ん、なんや?」

美穂子「上埜さんと何をしてたんですか?私、気になります」

洋榎「あんたは・・・例の福路か?」

美穂子「そうですよ。まさか上埜さんが他校の人を連れて知らない雀荘に入るなんて」

美穂子「私だって一緒にうてるならうちたいのに、まさか他校、ましてやほかの県の方が」

洋榎「ちょっと待てや。そんなん言われてもな・・・」

美穂子「言われてもじゃないですよ。私だってね、ずっと上埜さんといたいんですよ!」ギロ

洋榎「(やばい・・・目がめっちゃ怖い・・・)」ダラダラ

洋榎「(この展開、ドラマやったらうち刺されたりするんやろ・・・大丈夫か?)」

??「久はワシの嫁なんじゃがのう」

洋榎「一回落ち着け!うちと久はな」

美穂子「・・・・・・」

洋榎「・・・・・・」

美穂子「うちと久は何ですか?」

洋榎「(だ、誰か助けてくれ・・・怖い・・・)」

美穂子「黙ってたらわかりませんよ。答えてください!」

洋榎「(・・・でも久も勇気を出して話せば付き合えた。やったら福路も)」

洋榎「(怖がんな。うまく説得するんや)」

洋榎「よし、ちゃんという。うちと久は付き合ってる」

美穂子「!?」ギリッ

ID変わったけど>>1
もう眠いし上埜さんにも悪いからこのスレは落としてくれないか?
SSは上埜さんと福路美穂子の絡みで今度また立てるわ
それじゃあもう誰も書き込まないでくれ

洋榎「うちはちゃんと1対1で告白した」

洋榎「もちろん返事ももらったわ」

洋榎「うちもあんたと同じ一目ぼれってやつや。ただあんたは確かにそのあとも久と付き合いがある」

洋榎「この全国大会で知り合っただけの女に取られたら悔しいのはわかる。わかるねん」

洋榎「でも久は!久はあんたもほかの人も・・・告白されてないからただの友達やと思ってたんや!」

美穂子「――っ!?そんなはずはありません!そんな・・・そんなはずは」

洋榎「いや、ホンマや。さっき麻雀やってた時にいろいろと話したで」

洋榎「あんたのことどう思ってるか、いろんな人と遊んでんのはなんでかってのもな」

美穂子「・・・・・・」

洋榎「久は、付き合うってちゃんと言ってから付き合うのが恋愛やと思ってたんやろう」

洋榎「やからいろんな人と遊んでも、付き合うてるって感情にはならんかったんや」

洋榎「やから・・・ちゃんと告白して、思いを伝えたうちが久と付き合えたんやと思う」

洋榎「まあ、うちの勝手な想像やけど、今日久と話したことを考えると」

美穂子「・・・・・・」

洋榎「・・・・・・」

美穂子「・・・っ」プルプル

洋榎「?」

美穂子「・・・ぁたしは・・・」プルプル

美穂子「私は・・・告白しなかったから・・・っ告白しなかったから付き合えなかったって言うんですか!?」プルプル

洋榎「え、いや」

美穂子「ちゃんと告白してたら・・・私はちゃんと付き合えたとでも言うんですか!?」プルプル

美穂子「私だって・・・っあの時・・・中学で会った時から・・・」プルプル

洋榎「・・・やったら、なんであんたは告白せんかったんや?」

美穂子「え?」プルプル

洋榎「やったらなんであんたは今の今まで告白せんかったかって聞いとるんじゃあ!!!」

洋榎「あんたは今そう言ってんのはうちが告白に成功したからやろ!!」

洋榎「あんたの高校と久の高校の距離とか知らんけど、全国大会とか限られた時しか会えんうちは今しか告白の機会がなかったんや!!」

洋榎「あんたと久が再開したのは大会出場をかけた予選、今日まで十分時間はあったわ!!」

洋榎「何で告白せんかったんや!?何で!?」

美穂子「あ、あなたは楽観的な性格だから・・・どうせ振られたって笑って過ごせるような人だからそんなことが」

パチン

美穂子「え・・・?」

洋榎「・・・うちやって告白すんの怖かったわ」

洋榎「告白したんは昨日やけどな、それまでは怖かったんやで」

洋榎「最初は気になっても話しかけることもできんかった」

洋榎「今はもう普通にテレビで写ってたようにガンガンしゃべれるけど、しゃべれんかった」

洋榎「いざ話しかけようとしたら先客がおると勘違いしてへこんだし」

洋榎「行動に移すんも、絹にヘタレ言われるほどあれやった」

洋榎「でもうちは勇気だして告白したんや」

洋榎「告白してから、返事は明日って言われてからずっと気になった。ずっと・・・」

洋榎「あんたも3年の時に再開するまで辛かった思うけど、うちも返事待つ時間は結構つらかったや。ホンマに・・・」

美穂子「・・・・・・」

洋榎「やから・・・うちのことを恨むんはやめてほしい・・・」

洋榎「悔しいのはわかるわ・・・でもな・・・」

美穂子「・・・・・・」

美穂子「・・・分かりました。でも、あきらめませんよ」

美穂子「もし、あなたと上埜さんが別れるようなことがあったら、私は絶対に告白しに行きます」

洋榎「付き合うとる本人目の前にして言うなやそんなこと」

美穂子「ごめんなさい。あ、一つだけ約束してください」

洋榎「お、なんや?」

美穂子「付き合うからには、絶対に、上埜さんを泣かせたりしないで下さいよ」

洋榎「当たり前や!うちは人が悲しむことは、絶対にせんから」

洋榎「久と付き合うからには、絶対に久を幸せにしたる!約束するわ!」

上埜さん「愛宕さんごめんなさいね、やっぱりあなたみたいな騒がしい人とはやっていけないわ」

上埜さん「私は美穂子みたいな静かで美しい女の子が好みなの」

美穂子「上埜さん!!!!!!!」

美穂子「美穂子!!!!!」

美穂子「やっぱり私にはあなたしかいないわ」

美穂子「私もです上埜さん!」

ゴミ「そんなぁ…」


おしまい





恭子「主将!朝ですよ!起きてください!」

洋榎「うーん、きぬー。あと5分」

恭子「5分も何もないわ!起きーや」バサ

洋榎「はぁ、もうちょい寝たかったな」

恭子「知らんわ。絹ちゃんから聞いたけど、竹井とその福路ってのと遅うまで麻雀うってたんやから」

洋榎「いやーあの後美穂子が帰ってこんから探しに来た久と会ってな。どうせならもっかいうとかってなってやな」

恭子「言い訳はいいから早く起きて着替えてください。監督に怒鳴られるで。昨日帰り遅かったんもごまかすんしんどかったんやから」

洋榎「わかったわ。起きればええんやろ起きれば」

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洋榎「(あの後、わだかまりもなく楽しく麻雀できた)」

洋榎「(久が美穂子もいるから3人で行こうってなった時はちょっと焦ったな)」

洋榎「(美穂子も、恋こそかなわんかったけど、久ともうちとも楽しく話せたし大丈夫やと思う)」

洋榎「(最初は10時かそんくらいには戻るつもりやったんやけど、いっしょにうってて楽しかったから日跨いでもうたな)」

洋榎「(戻ったら清澄のわかめに蹴り食ろうたが・・・)」

洋榎「・・・全国大会が終わったら、元の県に戻るから会い辛うなるなぁ」

恭子「あれ、最初は会える日があったら会いに行くからって言ってへんかったか?」

洋榎「そらそう言ったけどな、こうして一緒に遊ぶとまあ・・・しばらく会えへんのが寂しいわ」

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洋榎「やから、今遊べる限られた時間だけでも遊びたいんや」

洋榎「戻ったら戻ったで受験や。まあうちは勉強せんでもどっかの特待で入れるとは思うけど、ちゃんと勉強してええとこ入る」

洋榎「将来結婚すんならええとこ出て、ちゃんと食っていけへんかったらアカンし」

プルルルル

洋榎「おっ久からや」

洋榎「・・・うん、うんわかった。じゃあ、大会が終わった後で」

恭子「なんかあったんか?」

洋榎「戻るん遅かったからしばらくわかめに見張られると。大会が終わったらせっかく東京に来たから1日帰るん遅らせるて」

恭子「ええんかいなそんなん」

洋榎「団体戦で結果出したし、久は生徒会長も兼任してるから何とかなると」

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洋榎「今回は東京めぐりか」

久「まあね。麻雀ばかりだとあれだし、たぶん大学はいるまで東京なんて来ないから」

洋榎「せやな・・・大学はどうするんや?」

久「うちはお金ないから、たぶん国立・・・長野だとちょっときついかもね」

洋榎「・・・・・・」

久「私に特待で入れる実力はないから、どうしようか考えてるけど」

洋榎「・・・なあ、大阪に来うへんか?」

久「大阪?」

洋榎「大阪やったら、全国大会で活躍した高校の部長クラスをほしがるところは結構ある」

洋榎「最近は東京の大学やプロにだいぶ人材が流れてるから、ある程度枠は開いてるんや」

洋榎「その・・・うちも大学入ったら一人暮らしすると思うし、下宿とかは大丈夫や」

洋榎「せやから・・・その・・・大阪の大学も、考えてくれへんか///」

久「・・・・・・」

久「流石にそれは告白と違ってすぐには決められないわ」

洋榎「せ・・・せやな・・・」

久「考えとくわ。今からいろいろ考えていくんだし」

久「もし大阪の大学に行くことになったら、その時はお願いね」

洋榎「もちろん、任せてや!」





久「あーあ、楽しい時間ってたつ速いわね。もう戻らないとダメみたい」

洋榎「うちも後から帰るって言ったけど、何日もおるわけにはいかんしなー」

久「短い間だったけど、また会える日に」

洋榎「せやな・・・ほな・・・」

久「あ、ちょっと待って!」

洋榎「どうしたんや?」

久「そうそう、帰る前にこれだけはやっておこうかなって」

洋榎「ん?これだけって――」

チュ

洋榎「――っ///な、なぁああ///」

久「じゃあ、また会うときは電話してね」タタタタ



洋榎「・・・もちろんや。会えそうな日は絶対会いに行くから」

漫「それで、会える日は会いに行ってるんですか?」

絹恵「せやねん。長野までは交通費かかるし、寝床は向こうにあるから大型連休の時に」

漫「一緒に寝てるんですかぁ///うちも末原先輩と一緒に寝れたらなぁ」

絹恵「そっち系の進展状況までは話してくれへんけど、帰ってきたときはホンマに嬉しそうに土産話するし、ええ感じなんやろなぁ」

絹恵「竹井さんはどこの大学に行くかは決めてんけど、どうなるんやろ」

漫「主将はもう特待の話来てるんですよね?同じところに行くんだったらええんになぁ」

洋榎「それで、大学はこっちの」

久『ええ、私もプロとちょっと人脈があるから、大阪の大学のこと話したらいけそうなところあるって』

洋榎「そうか、それはよかったわ」

久『洋榎はもう決めてるの?』

洋榎「いやまあいろんなところから話来てるから、久が目指してるところに近いところで」

久『私に気を遣わなくてもいいわよ』

洋榎「でも特待でいけそうなとこはみんな似たようなもんやから。場所の違いや」

久『そう、なら○○大学はどう?そこなら頑張れば合格できそうだし、麻雀の優遇制度も取れそうな感じなの』

洋榎「○○大やな。そこなら出題傾向とかデータそろっとるから、今度送るわ」





洋榎「いよいよ、明日やな」

久「そうね。ちゃんと勉強したから、受かるはず」

洋榎「絹もいろいろと察してくれたから今日はおらん。やからまあ今日はずっと勉強しても」

久「勉強はもう大丈夫よ。やるだけやったから。あとは」

久「今日が一緒に寝させて。受験前でもこのほうが落ち着くから」

洋榎「分かったわ」

春 入学前

久「二人っきりの家っていうのも悪くないわね」

洋榎「せやろせやろ。親にはいろいろ言われたけど押し切ったわ」

洋榎「さあ、こっから大学で活躍して、プロに入って、それで久を幸せにするで!」

久「あら、私だってプロを目指すわよ。洋榎よりは実力が劣ってるけどね」

洋榎「よし、じゃあ行くか」

久「ええ」

洋榎「(こうして久と同棲できるようになった)」

洋榎「(大学も一緒で、同じく麻雀部に入った)」

洋榎「(あとは、こっから上を目指すのみ)」

洋榎「(久と幸せに過ごすためにも、絶対麻雀で成功して見せる)」


久「そうそうせっかく同棲してるんだから、行く前に」

洋榎「せやな、人の目も気にせんでいいし」

久「じゃ、目を閉じて」

洋榎「うん」

チュ

―槓―

これで終わりです
見ていただいた方々、ありがとうございました

途中でミスを指摘していただいた5VOBtprji様
調べなおした結果チャンピオン表記が正しく、間違えたまま投稿してしまいすみませんでした
今度ssを書くときは気を付けます

もう一度、見ていただいてありがとうございました

それから二年が過ぎた

洋榎「ウチらもう終わりやな」

久「そうね」

洋榎「ほんならさよならやな」

久「合鍵はここに置いて置くから」

洋榎「ああ」

久「楽しい一年間だったわ、さよなら」

バタン

・・・・・・・・・

洋榎「なんでこないな事になってしもたんやろな.......」

洋榎「一週間前までラブラブやったんや」

洋榎「ウチがラーメンの麺のを指摘したら久が切れよったんや」

洋榎「麺は硬め至高やのに何が伸びたのが好きやねん、意味わからへんやろ」

洋榎「それから言い合いになって・・・」

久「信じられない!せっかく私が下手なりに頑張ったのに! 洋榎なんて嫌いよ!」

洋榎「なっ!?うちかてクソ不味い料理食わせられて何時も迷惑や!」

洋榎「手料理言うてもインスタントなんやで?それを不味く作れるってある意味才能やん・・・」

洋榎「・・・・・・グスッ・・・久のアホ・・・おたんこなす」

・・・

久「信じられないわ!ラーメンは伸びる寸前が一番搾り美味しいじゃな!」ズンズン

久「それを不味いとか!不味いとか!」ズンズン

久「インスタント味噌汁を食べ物じゃないと、まこに言わせ私が 洋榎の為に食べられるラーメンを作ったのに!」ズンズン

久「絶対許してやらないんだから!美穂子に電話して遊んでやるんだから!」

美穂子「それで私を呼び出したんですね?」

久「ええ、同じ学校で近所だしいいでしょう?それとも予定あったかしら?」

美穂子「あったら来てませんよ」

久「そうよね!さあ!遊ぶわよー!」

美穂子「まさかこんなに早くチャンスが来るとは予想外でした、同じ大学にした私グッジョブ」

久「何か言った?」

美穂子「いえ、何も言ってませんよ行きましょう上埜さん」サッ

久「そうね、行きましょう」ヒラリ

美穂子「腕組み出来なかった・・・流石です上埜さん」ゴゴゴゴゴゴ

久「今日は楽しむわよー!」

洋榎「うゎぁぁん~!どないしょう絹~!うちやってもうた~!」

絹恵「急に泣きながら電話して来たと思ったら何してるんやお姉ちゃん、よしよし泣き止みや」ポンポン

恭子「まったく何してるんですか主将は、そんなん全面的に主将が悪いですやん」

洋榎「そんなん分かっとる!せやから相談してるんやろ~!うちはどないしたらいいんや~!久~!堪忍や~!」

絹恵「せやから泣き止んでやお姉ちゃん、何時までもうちの膝の上で泣いてたら話も出来へんやろ?」ポンポン

洋榎「グスッ・・・うん」

恭子「これはもう土下座で謝るほかありませんね」

絹恵「せやな正直に非を認めて謝れば許してくれる、久お姉ちゃん優しいし、分かってくれるてお姉ちゃん」

洋榎「い、嫌や!許してくれへんかもしれん!そんなん怖いやん!」ガグガグ

恭子「告白したときの勇気はどうしたんですか情けない」

洋榎「それとは別の怖さがあるねん!」ガグガグ

絹恵「あかん・・・ヘタレお姉ちゃんに戻ってるわ・・・」

恭子「はぁ・・・うち昼からデートやのにごめん漫ちゃん行けそうにないわ」

洋榎「無理やー絶対無理やー」ガグガグ

久「それで洋榎ったらね・・・」

美穂子「そうですか・・・」ゲッソリ

久「洋榎が・・・」

美穂子「(デートを始めてから上埜さんは愛宕さんの話ばかり・・・何の拷問ですかこれ・・・)」

久「洋・・・」

美穂子「上埜さんは愛宕さんが好きで仕方ないんですね」

久「な、何言ってるのよ急に///あ、あんな奴もう好きじゃないわよ///」

美穂子「そうですよね、あんながさつで胸のない女が上埜さんと釣り合うわけないです」

ガタッ!

久「失礼ね! 洋榎はああ見えて繊細でなんだから!胸はないけど感度は最高で、何時も可愛い声で・・・あ」ストンッ

美穂子「本音が聞けたところで私を誘った本当の理由を聞かせてください」

久「・・・ 洋榎と仲直りしたい」

美穂子「すればいいじゃないですか?」

久「大嫌いって言っちゃったから今更・・・」

美穂子「どの面下げて会えばいいか分かってくれるらない・・・ですか?」

久「(こくり)」

美穂子「(しおらしい上埜さん可愛い過ぎる・・・攻め落とすなら今しかない!)」キラーン

美穂子「私なら上埜さんを悲しませない」ギュ

久「え?み、美穂子?」

美穂子「私の事を友達としか見てないのはしってます」

美穂子「こんなことを、今言う私を軽蔑しても構いません」ウルウル

久「美穂子・・・まさかあなた・・・」

美穂子「はい・・・私の右の目を誉めてくれたあの日から、私は上埜さんが好きでした」

チュ

久「!?み、美穂子!あ、あんた・・・」

美穂子「これで嫌われても本望です!」

美穂子「やっと、やっと言えました・・・」ポロポロ

久「美穂子・・・そんなに私の事を・・・」

美穂子「私では・・・駄目ですか?」

久「その、えっと、わ、私は・・・」

洋榎「久・・・?何・・・してるんや?」

久「!?ひ、 洋榎?な、なんで!?」

洋榎「スマホのGPSでな・・・それで久は美穂子抱き締めて何してるんや?」

久「こ、これは違うのよ!誤解なの!」

洋榎「誤解?なんやそれ?うちと久は朝別れたんやから、誰とナニしてても問題ない・・・やけど!」ダンッ!

久「(ビクッ!)」

洋榎「別れたその日に別の女と会うやなんて・・・予想できるかいな・・・グスッ」

洋榎「久の阿呆ー!もう別れたるー!絶好やー!」タタタタ!

久「ま、待って 洋榎!」

美穂子「これで障害は無くなりましたね上埜さん」ギュウウウ

久「離して美穂子! 洋榎! 洋榎ー!」

絹恵「こんの泥棒猫ー!お姉ちゃんの恋人に何してるんや!」

パァン!

美穂子「きゃあ!?」ズデッ

久「き、絹恵ちゃんと・・・たしか」

恭子「話は後です、はよ主将・・・ 洋榎を追いかけてください、ここは何とかします」

久「あ、ありがとう!」

タタタタ・・・

美穂子「痛たた・・・お尻を蹴るなんて酷いです」

絹恵「自業自得や!なんならもう一発やったろか!」

恭子「止めとき絹ちゃん」

絹恵「せやけど!」

恭子「冗談で言ったわけやないやから、せやろ?」

美穂子「ええ・・・本気の告白だったわ、脈があればそのまま上埜さんをゲットするつもりだった」

絹恵「やっぱりお姉ちゃんから奪う気・・・」

美穂子「でも諦めるしかないわよね、あんなに必死に好きな人の名前を呼ぶんですもの」ニコッ

絹恵「やったん・・・やな」ドキッ

恭子「最初から奪う気なかった癖によーゆうわ・・・絹ちゃん?」

絹恵「(ボー)」

美穂子「それじゃあまた蹴られたくくないから行きますね、二人をよろしくお願いします」

絹恵「はい・・・喜んで///」

恭子「これはまた後から一波乱ありそうやな・・・」

久「ハァ、ハァ、 洋榎・・・?そこに居るわよね?」

洋榎「洋榎は留守や・・・グスッ」

久「そのままで良いから聞いて」

久「私・・・正直に言うと美穂子が私を好きだって前から知ってたの」

洋榎「・・・・・・」

久「告白されてちょっと心が揺れたのも否定しない、嬉しかった・・・でもね」

久「私が好きなのはやっぱり洋榎なの」

久「洋榎が今どんな格好か、ドアを挟んでても私には手に取るようにわかる」

久「捨てられた猫みたいに膝を抱えて泣いてるのも」

久「フードをかぶって私に顔を見せないようにしてるのも」

久「立ち上がって深呼吸してるのも」

久「今・・・ドアを開けようとしてるのも・・・好きだから」

ガチャ・・・

久「全部・・・分かるよ」

洋榎「そんなん・・・知ってる」

ギュ・・・

久「・・・なんで?」

洋榎「うちやって久が好きやからや・・・」

チュ

おしまい

久×洋榎好きだからついやってしまった
>>1さん勝手にすんません
後悔はしてない、さらばだ

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