しんのすけ「かーちゃん、オラ学園都市で超能力者になるの?」 (160)

みさえ「そうよぉ、パパともママともひまともシロやお友達とも会えなくなるけど」

みさえ「頑張って立派な超能力者になるのよ~?」

しんのすけ「えー、なんかめんどくさーい」

みさえ「頑張って超能力者になれば綺麗なお姉さんはもちろんアイドルや外人の女の子にもモテモテになれるわよ~?」

しんのすけ「うへへぇ~~ しょうがないなぁ~~」

みさえ「じゃあねしんのすけ、ここで独りで頑張るのよ?」

しんのすけ「ほほほーい!」

みさえ「そう、独りでね」

研究者「君がしんのすけ君か」

しんのすけ「はい!オラ野原しんのすけ5歳!」

研究者「うんうん、元気がいいねぇ」

しんのすけ「ねえねえおじさん、オラこれから何をすればいいの?」

研究者「何って色んなことだけどね、とりあえず私達の言うことを聞いてくれればそれでいいんだよ?」

しんのすけ「ほほーい! でもオラその前にオレンジジュースが飲みたい!」

研究者「ああいいとも、じゃあそっちで大人しく待ってるんだよ?」

しんのすけ「ぶらじゃー!」

しんのすけ「ほうほう、さっすが学園都市だゾ。よくわからない機械がいっぱいあるー!」

しんのすけ「おやおやー?このお部屋は何かなー?」ガラッ

さいあい「あっ」

しんのすけ「やっほー、オラしんのすけ!」

さいあい「あ・・・」

しんのすけ「へいへい彼女ー、お名前教えてくれなーい?」

さいあい「・・・きぬはたさいあいです・・・」

しんのすけ「さいあいちゃん、よろしくだゾ☆」

しんのすけ「さいあいちゃんはここで何してるの?」

さいあい「ちょう色んなことしてます」

しんのすけ「例えば?」

さいあい「ちょう苦いお薬飲んだり変な機会頭につけたりです」

しんのすけ「うえぇぇ~~ オラ苦いお薬やだぁ~」

さいあい「でも飲まないと超怒られます。ご飯食べさせてもらえなかったりします」

しんのすけ「ええぇぇ!!! ご飯抜きぃ!? そんなのオラ絶対耐えられないゾ~」

さいあい「だから私もちょう我慢して飲んでます」

しんのすけ「大体ご飯抜きとかオラのかーちゃんよりも鬼畜生だゾ」

さいあい「ちょうひどいと思うけどちゃんとやらないとパパとママが会いにきてくれなくなるんです」

しんのすけ「さいあいちゃんはずっとパパとママに会えてないの?」

さいあい「はい、私一回お薬吐いちゃったから・・・」

しんのすけ「おぉ・・・」

さいあい「だからちょう頑張ってパパとママに会うんです」

しんのすけ「オラも頑張るゾ!」

さいあい「はい、一緒にちょうのうりょくしゃになりましょうね」

しんのすけ「おぉ!約束だゾ!」

うみどり「おい」

しんのすけ「お?」

うみどり「お前見ない顔だな」

しんのすけ「ほほーい!オラ野原しんのすけ!今日初めてここに来たんだゾ」

うみどり「ふーん」ジー

しんのすけ「なあに?オラとデートしたいならそれなりのお店を予約してもらわなきゃ困るなぁ」

うみどり「しねーよ!お前みたいな変な顔のやつ!」

しんのすけ「変な顔? もー、困るなぁお子様は、オラのダンディーで渋いお顔は大人のお姉さんにしかわからないんだゾ」

うみどり「なんだとー!誰がガキだー!」

しんのすけ「うぅ~ん、ムキになるところが お・こ・さ・ま だけど寛大なオラは一緒に仲良く遊ぶことを提案するゾ」

うみどり「なんだとおまえー!なまいきだー!」

しんのすけ「おおっと」ヒョィッ

うみどり「くっ! このこのよけるなー!」

しんのすけ「ほほほーい!ここまでおいでー!」

うみどり「待てこのやろー!」

さいあい「あー、喧嘩はちょうだめですー!怒られちゃいますよー!」

しんのすけ「ほほほーい!ほほほーい!」

うみどり「まてよー!まてったらまてー!」

さいあい「だめですったらー!」

しんのすけ「へいへいへいへいここまでおいで~」ペッチンペッチン

うみどり「うがー!お尻たたきやがって!あったまきたー!」

さいあい「うぅぅ・・・ このままじゃ私までちょう怒られちゃうです・・・」

うみどり「このぉ! これでもくらえー!」ポーン

しんのすけ「あたらないゾ~」ヒョイッ

うみどり「くそっ! はずれたぁっ!」

ひゅーん

研究員「しんのすけ君、ジュースをもって」ガラッ

三人「「「あっ」」」

がっしゃあああああああん!!!

研究員「・・・」

さいあい「あぁ・・・」ジワッ

うみどり「・・・やっべ」

しんのすけ「・・・・」ダラダラ

さいあい「うわあぁぁぁぁぁん! ちょう怒られちゃったじゃないですかあぁぁぁ!」ポロポロ

うみどり「ふん、そいつが悪いんだ」

しんのすけ「えぇっ!? オラが悪いの!?」

うみどり「当たり前だ!お前が全部悪い!」

さいあい「くろよるがボール投げるからですよー!」ポロポロ

うみどり「うるさいっ!」ポカッ

さいあい「あぁぁぁん!ちょう痛いですぅぅ!!」ポロポロ

しんのすけ「くろよるちゃん!ちょっとあんまりだゾ!」

うみどり「うるさいうるさい!お前らなんかもう知るもんか!ふんだ!」

さいあい「えぇぇぇん・・・・ ひぐっ」

しんのすけ「むぅぅ、何でくろよるちゃんはあんなに攻撃的なんだゾ・・・ オラさっぱりわかんないゾ・・・」

「で、どうなんだ?新物は」

「見る限りの健康体、知能レベルは低い部類に入るでしょうがまぁ頑丈そうなので長持ちはするでしょう」

「ふむ」

「あの二人ともどもしばらくは調整を続けさせます」

「そうか」

「しかしもどかしいものですね、ぱぱっとやっちまえれば一番楽だってのに」

「仕方無いだろう。きちんと準備をせねば得られるものも得られなくなるのだ。何事も辛抱だぞ?」

「わかってますけどね・・・ ガキ、嫌いなんですよ」

「ガキ?違うだろう?あれらはモルモットだ」

「・・・でしたね」

「代わりはいくらでもいるさ。馬鹿な親の数だけな」

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