P「みんなの体がゼリー状になって溶けているだって?」 (233)

小鳥「だから事務所に入れるわけにはいかないんです」

P「溶け出したって本当に溶けたんですか?」

小鳥「そうなんです!春香ちゃんのクッキーを一緒に食べてた雪歩ちゃんの体が急にドロドロと溶け出して……異常事態なんです!私にも何が何やらわかりません!」

小鳥「私は必死に逃げて……でも真ちゃんがまだ中に残っています、だから事務所の前から動けなくて」

P「なんだって!?」

P「真はまだ中にいるんですよね!?」

小鳥「はい!まさか入るんですか!?」

P「当たり前です、何分も経ってるんですよね?なのに真が逃げないなんて……すいません!」ガチャ

小鳥「プロデューサーさん待ってください!何か嫌な予感がするんです!」


P「うわぁ!なんだこりゃあ?!」

小鳥「なに、なにかしら、辺りに散乱してるこの白い、液体は」ガクッ

P「音無さん!?」

小鳥「いやあああああ!」

P「音無さん、まだ錯乱してはいけません!真が何処かにいるかも知れないんです!」

真「う‥‥プロデューサー、」

P「真!ほらいるじゃないか、真が……」

真「逃げてください!」

P「なっ?何を言っているんだ!」

真「プロデューサー、もうボクは溶けちゃう運命なんです……わかります……」

小鳥「真ちゃんの下半身が、足が!溶けだしているっ!」

P「黒い染み……まさか、真の血!?」

真「これはきっと酸かなんかで少しでも触ったら溶けだすんです!」

真「雪歩はお茶に仕込んであったそれにやられてしまいました、ボクも溶けた雪歩に触ってしまって」

真「でもなんでだろ、全然痛くないや……へへっ――」

ドロドロ・・・

小鳥「ひ、ぴぃぃぃぃっ!なんで朝一でこんな事件が起きるんですか!?」

P「逃げてください音無さん!ここはもう限界です!雪歩や真の二の舞になる前に!早く!」

小鳥「は、はいぃっ!」

バンッ!…………

P「はぁ……くそぅ、もっと早く知っていれば!」

小鳥「事務所は酸で一杯になっちゃいましたね」

P「逃げましょう、雪歩達には申し訳ないですけど……焼くしかありませんね、もうあれは」

小鳥「……はい」

>>7「何かあったんですか?」

P「はっ!?来るな!」

P「・・・」

小鳥「・・・」

P(腰がすくんで動けない……)

小鳥「プロデューサーさん、逃げましょう……いくら酸が漏れ出ないからって、これ以上は……」


真「そうですよ、何かあったんですか?」┣¨ンッ!

小鳥「ひいっ!?」

真「小鳥さん、そんなオバケでも見た目でボクを見ないでくださいよ」

P「ま、真!?来るな!なんでお前がここに!?」

真「 プロデューサーも、ボクが生きてて嬉しいって感情よりも先になんでボクが」

真「765プロで溶け出したはずのボクがまた事務所の出口に先回りしてるのかって恐怖が産まれてるんですね……へへっ」

真「命拾いしましたね!プロデューサー!」ドロドロ

小鳥「う、うわああああ!真ちゃんがまた溶けたああああ!」

P「音無さん!こっちから行きますよ!」

小鳥「こ、ここ、2階ですよ!?」

P「得体の知れない化け物になるよりましです!さあ、早く!」

小鳥「えーーーぃっ!」ピョーン

P「っつ!……音無さん、怪我は……ないですね」スタッ

小鳥「プロデューサーさん、無茶しますよ……先月交通事故に遭ったってばかりなのに」

P「なあに、ハートが違いますよハートが……とにかく他のみんなや警察にも伝えなければ……いけません!」

小鳥「なんて、ですか?」

P「765プロが閉鎖することと……ゼリー状のドロドロには近付いてはいけないということです!」

P「早速メールを……はっ!」

小鳥「どうしましたか、プロデューサーさん!」

P「貴音のメールアドレスを……知らない……」

小鳥「……いつの間にか来てますものね」

P「なんだかんだで危機が迫る直感には鋭い娘だ、大丈夫だろう」

ドロ・・・

小鳥「ひっ!?」

P「何か流れたか!?」

小鳥「……いえ、さっきみたいな白黒ゼリーは見えません……」

P(そもそもなんなんだ?あの液体は……一瞬真の幻覚が見えたし……)

ドロドロ……

P「水道の穴から流れてるのか?とにかく逃げましょう」

小鳥「ええ……今度こそ」

P(>>20から返事が返ってこないのが気がかりだが……)

やよい

やよい(プロデューサー・・・あのメール、本当ですか?)

やよい(うぅ……みんなは私が守らないと……)

長介「姉ちゃん?」

やよい「ごめんね、長介、何かあったらすぐに叫んで、お姉ちゃんは見回りに行ってくる」

長介「?」

やよい(雪歩さん、真さん、私二人が死んだなんて信じたくないです)

やよい「……水道の確認さえすれば……」

やよい(一回水栓を落としましょう、あれ、なんか硬い……)

やよい「うーん……うぅ!」グググ

パシッ

やよい「はっ!?」

??「やよいちゃん、私も手伝うよ」ガシッ

やよい「あ、あ、あ……」

やよい(後ろを振り向くのが怖いです!プロデューサー!)

雪歩「どうしたのかな?やよいちゃん」

やよい「ゆ、き、ほ、さ、ん」

雪歩「水道を固くしたのは私のせいじゃないよ?だから手伝おうと思ったのに」

やよい「ちょ、長介、長介達には手を出さないください!」

雪歩「優しいなあ、やよいちゃんは、自分より弟や妹の心配するなんて、言われなくても最初からやよいちゃん目当てですよ?」

やよい「う、うぅ、ううぅぅ……!」

雪歩「やよいちゃんはこう思ってます、『雪歩さんは私を仲間にしようと思ってる』って」

雪歩「違うよ、やよいちゃんから私たちの仲間になるんだよ、だって何も苦しまなくて済むんだから!」ドパァ

やよい「う、う、うわああああ!」

雪歩「私は何もしてないよ、やよいちゃんが勝手に溶けてるから」

やよい「長介……かすみ……プロデューサー……!」ドロドロ

雪歩「私は何にも悪くない」

やよいだった液体「」

雪歩「……携帯、ふふ」パカ

雪歩「『プロデューサー、わかりました。でも雪歩さんの仲間になった方がずっとずっといいかなーって!』」

雪歩「プロデューサー……幸せにしてあげますぅ」

真「雪歩、手際が良かったね」

雪歩「仲間を増やしていかないと行けませんから、ね?やよいちゃん」

「うう……なんだかぷるぷるしていい気持ちです……」

雪歩「引き上げてあげるね、今」

――――――
――――
――

P「う、うわあああああ!」

小鳥「そんな、そんなこんなことって……」

P「下水道……下水道を移動していたんだ!そこからやよいの家に……」

P「あいつらには意思がある……素敵って言うくらいなんだから」

小鳥「……」クラッ

P「音無さん!しっかりしてください!まだ9人残ってるんです!諦めては……!」

>>33「そうだよ!」

律子

律子「そうですよ!プロデューサー……まだ諦めてはいけません」

P「律子!」

律子「安心してください、私は人間ですよ、急にドロドロ溶け出す事はないのでご心配なく」

P「そうか……良かった……」

小鳥「待ってください、律子さん……なんで知ってるんですか?」

P「はっ!?」ガバッ

律子「そんな顔をしないでください、私はやよいに会ったからですよ」

P「やよいに?」

律子「はい、自宅から命からがら逃げ出して来ました……いつの間にか後ろにいたんです、おそらく流しの洗面台から……」パッ

P「写真?さすが律子、抜かりがないな……ははっ」

小鳥「これは……オレンジ色の液体?」

律子「まさかと思って逃げる準備を撮ったんです

P「真は黒で雪歩は白……そういうことか」

律子「もし私がやられていたら緑色ですね、プロデューサー、そしてこれは全ては写真にできなかったんですが……」

律子「あのやよいは……3種類姿があります」

P「3種類?」

律子「固体液体気体があるように、彼女達も3つあるんです」

律子「液体状と人型、その中間が彼女達の本当の……うっ」ガクッ

P「律子!?」

律子「……」

小鳥「大丈夫、疲れて寝ただけです」

P「ほっ……」

律子「」タラ…

小鳥(ありがとう、律子さん……あなたの恩は忘れません)

P「律子を置いといて大丈夫なのか?」

小鳥「はい、きっと……律子さんの言うとおりの情報が正しければ雪歩ちゃん達は人型になれるみたいですね」

小鳥「最悪、全員仲間になっても番組には影響がないでしょうね……笑えない話ですが」

P「小鳥さん!?あなたまで?」

小鳥「違いますよ!もしもの話です!もしもの!とにかくすることは3つです!」

小鳥「雪歩ちゃんたちの実態を知ることと!他のみんなの生存を確認すること!そして雪歩ちゃん達を元に戻すこと!です!」

P「もう一つありますよ」

小鳥「え、何ですか?」

P「雪歩をここまで歪ませてしまった犯人を知ることです」

小鳥「……そうですね、雪歩ちゃんはすごく狼狽えて溶けていきました、ですから……」

P「誰か他の人か、内部犯か……」

P「一人ずつ当たりましょう、まずは>>43から」

遠いの……

春香

春香「プロデューサーさん、何があったんですか?」

P「春香、わざわざ遠くからすまないな……大事な話なんだ」

小鳥「今朝、雪歩ちゃんがドロドロに溶けたのは知ってるわよね?」

春香「はい」コクン

小鳥「それ、春香ちゃんのクッキーを食べてすぐのことだったのよ」

春香「えっ!?」

P「何時ものように雪歩がお茶を入れて、春香のクッキーを食べていたらしい、まさかと思ってな」

春香「わ、私は違います!そんなこと雪歩にできるわけ!」

P「本当かー?」ムニー

春香「ほんとうれふっ!ほんとうれふって!」

P「うっさんくせえな?」

小鳥「プロデューサーさん、もし春香ちゃんが黒ならもうプロデューサーさんは手遅れですよ、今溶ければ即死です」

P「それもそうか、すまなかった」

春香「急になにするんれふか……」ジンジン

小鳥「おそらく雪歩ちゃんは自分の淹れたお茶にやられたんだと思います」

P「じゃあなんで一緒にお茶を飲んだ音無さんは平気だったんだ?」ムニー

小鳥「あいたたたたた!たぶんコップ!コップですよ!コップに紛れ込んでたんです!」

P「となると亜美達のいたずらか?よく塩とかいれてたからな、それとも雪歩が自分で飲んで予想外の効果だったとか?うーん……」

一方そのころ

律子「」ドロドロ

やよい「やっぱりちょっと命中してました、どんどん溶けて行きます!」

雪歩「やよいちゃん、ナイスだよ、こんど一緒に混ざろうね」

やよい「えへへ、早くみんなを同じにしてあげたいなーって!」

真「……うーん、真っ黒だとどうしても可愛くなれない……」

雪歩「黒い真ちゃんもカッコ良くて素敵だよ」

真「え、ええ……」

やよい「なんだか私達、カラフルで綺麗ですよね、学校のお祭りでみたスライムみたいです!」

スライム雪歩「スライム……ふふ……そうだね……こんなにぷるぷるしていい気分だもん……」

スライム真「また始まった……やよい、本当にちょっとかかっただけで良かったの?」

スライムやよい「はい!スキマから馴染んでいきました!」

スライム真「うーん、それでいいならプロデューサーにかかった気がするんだけどなぁ……」

スライム真「ま、いっか……雪歩、次行くよ」

スライム雪歩「はいですぅ!」

――――――

P「ちっくしょう!さっぱりわからん!」ガンッ

P「ぐっ」

小鳥「プロデューサーさん!怪我人なんですからものに当たるのはやめてください!」

P「なあに、大したことじゃあないさ……」ピクピク

春香「はぁ……はっ!?」

P「どうした?」

春香「あれは……>>57!」

13:00から夜まで用事が入りましたnano

春香「響ちゃん!」

響「春香!?それにプロデューサーも……あとピヨ子」

小鳥「酷い!」

P「響!ダメじゃないか、外を堂々と歩いてちゃ」

響「えへへ、あいつらは自分達だけを狙ってるんでしょ?だからこの街中にいたらねらえないっておもったんだ」

響「それに自分の家族を安全な場所に避難してたのさー、もし自分に万が一のことがあったらのためにね」

春香「響ちゃん、家に戻っちゃダメだよ、雪歩達は家の水道に潜り込んで入り込んで来るみたいだから」

響「んがっ、家から!?じゃあ家に戻れないぞ……どうしよう」

P「俺たちと一緒に雪歩の手がかりを掴まないか?」

響「そうだね……>>61するぞ」

閣下を囮

響「ま、万が一の事があったら春香を囮にして逃げるぞ!それでもいいなら!」ガシッ

春香「え、ええ~?」

P「響、それ死亡フラグだ」

響「へへん、死亡フラグっていうのはむしろ現実では死なない前兆なんだ!」

小鳥「いや、仲間を囮にするのは自慢できることじゃ……」

律子「ないですね」

小鳥「ぴいぃぃ!」

P「律子、無事だったのか!?」

律子「ええ、おかげさまで」

小鳥(言っておけばよかった言っておけばよかった)

小鳥「プロデューサーさぁぁんっ!後ろに雪歩ちゃんがいますー!」

P「な、なんだって!?音無さん!待ってください!」

春香「ダメですよ!そっちは路地裏!」

響「うぎゃー!逃げるなー!」

律子「……馬鹿なのかしら、あの人達は」

小鳥「あわわわわわ……」

P「後ろに雪歩なんていないじゃないですか……」

春香「はぁ……はぁ……なんで小鳥さんは逃げたんですか?」

響「そうだぞ、何にも説明しないと……」

小鳥「りり、律子さん、さっきやよいちゃんに襲われた時、もう手遅れで……」

P「何っ?!」

律子「……ばれてましたか、何はともあれ自分から袋小路に入ってくれるなんて助かりました」

P「律子、お前にもう良心は残ってないのか……?」

律子「良心、ですか……それは難しい質問ですね」

響(春香を囮に春香を囮に)

春香(響ちゃん!うしろにくっつかないでよ!)

律子「人間の観点でいえば良心は欠片も残っていないでしょうね、でも……」ブジュゥゥ

P「な、なんだこの音は!?」

スライム律子「私の観点では良心たっぷりのつもりですよ!」

スライム律子「さっきは撮り損ねましたけど、今のうちに写真撮っておいてくださいね、後で役に立ちますから」

小鳥「律子さんが全身緑の……あわわ……」

スライム律子「やよいがスライムって名前つけてましたよ、ぷるぷるしますから、だそうです」プルプル

響「く、くるなぁっ!」

スライム律子「酷い言いようですね……スライムにするのは私じゃなくて自分達の意思ですよ?」

P「なん……だと……?」

スライム律子「どこかに今の自分に不満をもってると心に隙間ができてそこから入り込むんです、私もほんの少し、過労気味だったからでしょうか……」

スライム律子「ですが、もう問題はありません……これほど素晴らしい体はないんですから!」ドロドロ

P「律子の体から……>>70が!」

おにぎり

スライム律子「……あむ、消化吸収は口からしなきゃいけないのがめんどくさいわね」

春香「お腹からおにぎりが……」

P「美希に何をやった!」

スライム律子「それがあと少しのところで見失ってしまったんですよね……プロデューサーをスライムにしてからゆっくりと探すことにします!」ドロッ

P「ひっ……みんな、うしろに逃げろ!」

小鳥「後ろは壁ですよ!?どうするんですか!?」

P「いいから逃げるんだ!なんとかなるはず!」

響「……おしまいだ、みんなスライムになっちゃうんだ……!」

春香「う、う、うわあああっ!」


「そこまでなの!」

P「はっ!?」

??「ハニーに手を出す人は律子さんでも……」

美希「こぉんのミキが許さないのー!」ボゥッ

スライム律子「嘘……!?ぎゃああっ!」

響「あれは……松明!?」

春香「どこからあんなものを?!」

P「スライムは……火に弱いのか!」

美希「ドロドロにならないくらい蒸発させるの!」

スライム律子「ぐぅぅっ!命拾いしたわね」ドロォッ

美希「しまったの!壁の割れ目に……」

響「逃がしちゃったか!」

小鳥「美希ちゃん……ありがとう……」

美希「別にいいの、そんなことより!」

P「ひっ!」

美希「ハァァァァァニィィィィィ!」ドヒュン

P「うぎゃあああ!」

美希「良かったのよかったのよかったの!ケガはないよね?」

P「な、無い!無いから!そこまで心配するな!」

美希「……うん、心臓は大丈夫なの」

P「あ、あはは……」

P「美希、お前本当に性格変わりすぎだって……」

美希「命救ってくれた人に恩返しするのは当たり前なの、これはミキなりのケジメなの!」

春香「髪切ったぐらいだしね……」

美希「……」

小鳥「……それよりも!これで火が苦手とわかったなら対処法ができるわね」

美希「ハニー、スライム人間は何人いるの?」

P「多分4人かな、律子とやよいと……雪歩と真だ」

美希「もうそんなにやられちゃったの!?」

春香「うん……どうにかして止めないと……」

P「みんなにもう一度連絡して安全を確かめよう……ん?」

小鳥「どうしました?」

P「あれ……響は?」

P美希春香小鳥「「「「……あっ」」」」

響「はぁ、はぁ……ごめん、プロデューサー……怖すぎて逃げ出しちゃった……」

響「あんなに怖いなんて……ハム蔵達をもっと安全な所に連れてかないと……うわっ!」ドンッ

貴音「響、大丈夫ですか?」

響「誰かと思ったら貴音……貴音!そうだ!みんなが大変なんだ!」

貴音「なんと」

響「みんなドロドロのスライム人間になっちゃって大惨事なんだぞ!貴音に教えて欲しいってプロデューサーが言ってた!」

貴音「すらいむ……水妖の類ですか?」

響「そうそう!ゼリーみたいな生き物なんだ!貴音!なんとかして欲しいんだ!」

貴音「>>84

あれなら一日でもとに戻りますよ

貴音「あれなら1日で元に戻りますよ」

響「本当か?良かったー!」

貴音「……はい、1日で全ての日常が戻ってくるのです」

響「そうだったの?じゃあみんな怖がる必要はないさー、なんでみんな怖がってるんだろね?」

貴音「人と言うものは得体の知れないものに出会った時、意味もなく震え上がってしまうものです……さあ、あなたの家へ」

響「ふんふふーん♪」

貴音「……響には日常を送って欲しいのです、何も変わらぬ日常を……」

貴音「……響に手を出さない事と、響の前では最大限隠し続ける事……本当に守ってくれますか?」

雪歩「……はい」ニコ

貴音「ふふ、その器官は何ですか?わたくしがそれで喜ぶとでも?」

貴音「わたくしが妖を恐れているのは知っているでしょう?……あなたに萩原雪歩の心が残っているのならば……早くやりなさい」

雪歩「大丈夫ですよ、終わる頃には怖くなくなっていますから……」

貴音(……さようなら、響)

P「……響だ、明日には治るということだ」

美希「そんなわけないの、たとえ戻れるとしてもまたスライムになろうとしちゃうの」

小鳥「律子さん、さっきと全然違いましたからね……」

春香「プロデューサーさん、私千早ちゃんの様子が心配です、見に行っていいですか?」

P「うーん……」

>>97
1.いいぞ
2.だめだ

1

P「いいぞ、みんなで行こう……松明はつけるわけにはいかんよなあ……消しとくか」ボッ

小鳥「いつ襲われるかわからないから慎重にいきましょう!」

春香「うん!千早ちゃんのマンションはここから遠くないからもしかしたら律子さんが来てるかもしれません、慎重に……」

P「大丈夫だと思うけどなぁ、千早にスライムになって埋まる隙間なんて元から……」

美希「ハニー」

P「ごめんなさいなんでもないです」

――――――
――――
――

ぴんぽーん

春香「千早ちゃーん!」

春香「……なんにも生活音がしませんね」

P「音楽聴いてるんじゃないのか?千早だし」

小鳥「鍵は空いてるわね……お邪魔していいかしら?」

美希「今は非常時だよ?のんきなこと言ってるんじゃないの」

P「……千早?」

千早「……」ジャンジャン

P「なんだ、音楽聴いてるじゃないか、多分ロックだな」

春香(後ろを向いてて良くわからない……千早ちゃん?)

千早の様子は……>>102

溶けてる

スライム千早「春香……もう手遅れよ」デローン

春香「ひっ!?青い!」

スライム千早「大丈夫、『私』は付いてないわ……プロデューサーもいるのね」ドロッ

P「千早……!」

スライム千早「油断していたわ、コップに入れで飲んだと思った牛乳が萩原さんだったなんて……」

スライム千早「どうりでやけに胸が大きくなったと思ったわ……くっ……」プルーン

P「」

小鳥「千早ちゃんは私を襲わないの?」

スライム千早「お望みとあらば襲いますが……ふふ……ふふふ……」プルプル

美希「巨乳になった喜びでそれどころじゃないみたいなの」

スライム千早「とはいえ何にもしないと萩原さんと高槻さんに怒られてしまうわ、困るわね……」

スライム千早「ノルマの為に襲うことにしましょうか、行きますよ!」

P「そんな理由で襲ってくるな!」

スライム千早「いい事を教えてあげるわ、スライムになったのは6人」

P「6人だって!?」

スライム千早「でもこれで7人目ね!」シュルッ

春香「髪が触手のように!」

スライム千早「髪だってスライムなのよ!受けなさい!」

シュパンッ!

P「ぐうっ!」

美希「危ないの!」ビシッ

P「美希!?」

美希「あう……痛いの……でもダイジョーブだよね?」

スライム千早「な、なんで……体液が美希に染み込んで行かないの!?」

美希「ミキのココロはハニーで一杯だからスキマなんてあるわけないの!千早さん、正気に戻るの!」ポカッ

スライム千早「んあーっ!」

小鳥「そんな理由で攻略されちゃうの!?」

春香「みんな、早く逃げるよ!……千早ちゃん、ごめんね!」

小鳥「無事な人を集めて対策しましょう!」

P「6人だって……一体誰なんだ!?」

美希「誰でもいいの!一人ずつ調べるの!」

スライム千早「……今の感触は……」プルーン

スライム千早「ふふ、ふふふふ……」

――――――
――――
――

765プロ

千早「……ここね」ガチャ

スライム雪歩「真ちゃぁんっ!いいよぉっ!」グチョグチョ

スライム真「雪歩、やめ……うわあああっ!」グチョグチョ

律子「何やってるのよ、二人とも……」

スライム雪歩「さっき四条さんをスライムにするのにこうやって足から混ざり合ったんですけど……それがすごく気持ち良くって……!」

貴音「…………月は美しいですね……」

律子「……貴音はすごく凹んでるし……やよいはどこに行ったのかしら?」

貴音「>>115

真美の家

貴音「真美の家ですよ、気になることがあるそうです」

千早「……真美?」

貴音「雪歩のお茶に悪戯で混ぜたのではないかと、証言を取ろうということです」

千早「なるほどね……ところで四条さん」

貴音「なんでしょうか?」

千早「揉んでみないかしら」タユン

スライム貴音「……」バシィッ

千早「んあー!」

――――――
――――
――

P「諸悪の原因はこいつの気がするんだよなぁ……」

小鳥「双海病院……真美ちゃん達?」

春香「いくら悪戯っ子でも怪しい薬を混ぜるような子じゃ」

美希「……」

P「……すいません、765プロのプロデューサーと申しますが、双海真美と双海亜美は……」

やよい(はうあっ!プロデューサー!?ここに来てたんですか?!)

やよい(どうしよう……やっぱり行くのやめようかな……)チャプン

スライムやよい(ごめんなさい、それでもやらなきゃいけないことがあるんです!)

P「真美!亜美!お前たちはなぁ!」

真美「うああー!?スライムが来たぞー!」

亜美「やっつけろー!」

P「違うわ!……はぁ、二人とも無事みたいだな」

春香「そうだね……もうスライムに襲われるのは疲れちゃった……」

小鳥「そうね……心臓バクバク……」

P「そうか?俺は平気だけど?」

春香「さすがプロデューサーさんです……」

美希「真美、亜美、ちょっと休ませて欲しいな」

P「うちの人に許可はとっている」

真美「いいよー!真美達の悪戯部屋にようこそー!んっふっふっ~!」

真美「ねえ亜美、兄ちゃん達にどんな悪戯しちゃう?」

亜美「んっとね……」

\オレンジジュースヨー/

真美「ありありー!……いようし、まずはこのオレンジジュースを兄ちゃんにぶっかけてやるかんね!」

亜美「お、ナイスアイデアですな!兄ちゃん達の怒り狂う顔が目に見えますなぁ、んっふっふ~!」

真美「…………?」

亜美「どしたの真美」

真美「オレンジジュースってこんな色してたっけ?」

亜美「気にしすぎっしょー」

真美「そっかー!」

ちょっと野暮用で全身麻酔打たれてくる

おはよう、下半身がびりびりする

美希「…………」

春香「……」

小鳥「真美ちゃん、呼ばれてから遅いわね……」

真美「……兄ちゃーん!」バンッ

亜美「オレンジジュース持ってきたよーん!」

P「……ああ、差し出しか」

真美「いよっし、これを……早速開けちゃうよー!」キュルキュル

真美「お?」

>>143
1.真美に噴き出す
2.真美ちゃん、待って!

1

真美「兄ちゃん、オレンジジュースを……」

小鳥「真美ちゃん、待って!」

真美「くr……えっ?」キュポン

ブシュアアア!

真美「う、うあうあーーっ!」

亜美「真美!?」

春香「千早ちゃんもそういえば牛乳かと思って飲んじゃったって……」

美希「ち、ちがうの……炭酸が入っていただけ、だよね……?」

P「そんな、オレンジジュースじゃなくて……」

真美「やよいっち……卑怯なりぃ……」ガタッ

亜美「真美!真美!しっかりして!」

真美「ダイジョーブダイジョーブ、真美は毎日が楽しいかんね!溶けたりはしないっs」

真美「いぎっ!?」

亜美「真美!?」

真美「う、うああああっ!身体が熱いよー!」ドクン ドクン

P「真美!?」

美希「ち、ちがうの!これは千早さんと同じ……」

小鳥「内側で真美ちゃんの体を作り変えてそのままスライムにしようとしてるのよ!」

春香「みんな、真美から離れて!」

亜美「真美、嘘だっていってよ……」

(ごめんね、真美……お詫びにすぐ気持ち良くしてあげるよ)

真美「う、うあーーっ!」

真美はどうなる……?>>152

セーフ

真美「うえっ!うえぇっ!」

P「スライムを吐き出した!」

真美「けほっ!やよいっち……手加減したね……真美は大丈夫……」

亜美「真美!」

真美「……やよいっち、出てきなよ」

ドロ・・・

P「スライムが窓から……!」

小鳥「みんな、逃げて!」

春香「いや……逃げなくていい……もうやよいにやる気はないよ」

スライムやよい「……」

P「……やよい」

スライムやよい「プロデューサー……卑怯な手を使ってごめんなさい……」

スライムやよい「どうしても真美から聞きたいことがあったんです……でも、すごく疲れてて元気が無かった律子さんと違って真美は……」

P「…………やよい」

スライムやよい「……焼いてください……」

スライムやよい「雪歩さんもわざと悪い人のフリをしてるんです……って言っても……信じてくれないですよね」

スライムやよい「でも、私は……」

スライムやよい(真さんを襲ったのは暴走していたせいですけど……)

スライムやよい「……ごめんなさい……ごめんなさい……」

P(やよいを抱きしめてやりたいが、今抱きしめたら俺は……)

>>162
1.それでもやよいを抱きしめる
2.リリース
3.水槽に閉じ込める
4.一思いにやる

スライムやよい「雪歩さんもわざと悪い人のフリをしてるんです……って言っても……信じてくれないですよね」

スライムやよい「雪歩さんは……自分が嫌いな人とか、疲れが限界に溜まってる人しか襲わないんです……」

スライムやよい「でも、私は……真美に無理やり隙間を作って入り込もうと……」

スライムやよい「……ごめんなさい……ごめんなさい……」

P「……やよい」

P(やよいを抱きしめてやりたいが、今抱きしめたら俺は……どうするべきか?)

自分が嫌いな人襲うのか…
安価なら下

P「やよい、もう悪いことはしないな?」

スライムやよい「……はい、私はこの身体になってよかったと思っていますけど……それでも……」

P「どこかに大きな水槽はないか?フタ付きの……」

真美「真美はもってないよー!」

亜美「いおりんなら持ってるんじゃない?」

P「そうか……伊織に電話してないか聞いてくるよ、やよい……いいな」

やよい「はい」

小鳥「やよいちゃんは何をしに来たの?」

やよい「雪歩さんをスライムにした原因を調べにきたんです……真美達が薬を入れたんじゃないかって言うことで」

美希「薬!?」

小鳥「雪歩ちゃんは私の目の前で溶けて行ったのよ……自分のお茶で……」

亜美「お茶……うあー!あれだよ!あれ!」

真美「あっ!あれ?!」

P「……知ってるのか?」

真美「調味料入れの中に見たことがないのがあったから味を確かめようと入れてそのままおきっぱにしちゃってたんだよ!」

亜美「まさかそんなお薬だなんて知らなかったよー!」

やよい「……真美、亜美!」

真美「そんな目で見ないでよ、やよいっちー!」

亜美「スライムになってよかったんじゃないの!?」

やよい「それはそれ!これはこれだよ!」

亜美真美「「うあああああああああぁぁぁ」」

P「」
小鳥「」
美希「」
春香(台詞ほしい)

亜美真美「」ピクピク

やよい「プロデューサー、行きましょう」

P「もういいのか?」

やよい「はい、もう溶けたりはしません、行きましょう」

春香「伊織は大丈夫なのかな」

P「厳重体制で守られているらしい……やよいは伊織に会うことはできないだろうが……」

やよい「それでもいいです」

P「よし、いくぞ」

伊織宅

やよい「……プロデューサー、さようなら」

P「すまないな」

伊織「困った時はお互い様よ、やよいは必ず人間に戻すわ」

伊織「それにしても誰に怒っていいかわからないわね、真美になのか、やよいの家になのか、それとも……」

美希「……そんなに怒るとデコが広くなるの」

伊織「デコ言うな!なんで怠け癖は治ってそこは治らないのよ!」

美希「不治の病なの」

P「はは……他の生存組は……伊織と亜美真美、響、あずささんら、ここの4人か……貴音は」

やよい「貴音さんは響さんを庇って……」

P「そうか、貴重な情報をありがとう」

美希「……ハニー、次はどこに行くの?」

P「生存確認だ、スライムになってもあずささんは見つからないだろう」

春香「って言うことは……」

小鳥「私たちの隠れ場所を見つける事ですよね……」

P「……ああ……いくら疲れ知らずとは言え……少々疲れた、もう夜だしホテルで休もう……」

>>175
1.P達の様子を見る
2.伊織の様子を見る
3.765プロの様子を見る

oi

2

ちょいといれ

すまん、時間がかかるトイレだったのよ

水瀬

伊織「……」パチッ

スライムやよい「……はわっ!?ちょっと待って!今……」

伊織「そのままでいいわ」

スライムやよい「うん……伊織ちゃん、どうやって私に会いに来たの?」

伊織「こっそり抜け出してきてやったのよ、何が厳重警戒よ、人間の私ですら抜け出せたのにあれじゃあスカスカよ」

スライムやよい「……」

伊織「なんで会いにきたのかって顔をしてるわね、そうね……」

伊織「あんたに伝えたいことがあるのよ」

やよい「え?」

伊織「>>185

飯なの

実はわたし長介と付き合ってるの
エッチも済ませたわ

伊織「実はわたし長介と付き合ってるの、エッチも済ませたわ」

やよい「え?」

伊織「ついでにあんたの妹のかすみとやらも引き取って召使いにしようかしら」

やよい「伊織、ちゃん……?」

伊織「なにかしら?何か問題はあるの?ないわよね?だってあいつらは」

伊織「化け物の姉妹なんだから」

やよい「……ぅ……」

伊織「にひひ♪やよいはとろけることは出来てもこのガラスは破れないわよね?少なくともやよいは血まみれになる」

伊織「いくら傷は防げると言っても

伊織「いいストレス発散ができたわ、やよいを連れてくれたあいつに感謝しなくちゃ」

スライムやよい「うぅぅ……」ジワ

伊織「流石に頭に来たかしら?かわいい弟や妹が奴隷同然にこき使われてると知ったらあのやよいですら怒りを覚えるのね」

伊織「面白いわ」

スライムやよい「伊織ちゃん!いい加減にしてよ!」パリィィィン

伊織「……あら、やっぱり強化ガラス製ににしたほうがよかったかしら」

スライムやよい「……伊織ちゃん……」

伊織「あんた、自分がこの伊織ちゃんの策にかかっているのを気付いていないのかしら」

スライムやよい「…………」

伊織(……もうあんたは人間じゃないのね、やよい)

伊織「今私は水槽を破壊されてとっても不機嫌なのよ、その大きさ、いくらすると思っているの?」

伊織「……まあいいわ、やよい、ここにワイングラスがあるわよね?」

伊織「オレンジジュースを貰ってきなさい、今すぐよ」

スライムやよい「……」

伊織「何か言いたいの?化物」

スライムやよい「嘘は良くないよ、伊織ちゃん」スッ

伊織「……何かしら、その手と目は」

スライムやよい「……」

ジョボボボボボ……

伊織「……」

伊織「あんた、いくらオレンジ色だからって目の前でグラスに体液を注ぐなんていい度胸してるじゃない」

スライムやよい「これで本当に最後だよ、伊織ちゃん」

伊織「……私はとても不機嫌なのよ、アイドルとしてようやく道を登りつめたところなのにもう関わるなって」

スライムやよい「……」

伊織「さて、このオレンジジュースは少し危険ね、浴びればそのまま溶けるし、飲み干せばあんたを愛さないといけない身体になるでしょうね」

伊織「さて、どちらがいいかしら?」

1.のませる
2.あびせる

>>211

2

伊織「……普通に浴びましょうか」

スライムやよい「ねえ、なんで伊織ちゃんはこんなこと……」

伊織「なんでって?私も興味を持ったのよ、あんたの体に」

伊織「それに……友達、だからね」スッ

スライムやよい「伊織ちゃん!」

ビチャビチャ…ガシャンッ

伊織「……」ドロッ

――――――
――――
――

小鳥「明日はどうしましょうか?」

P「……どうやら765プロの調味料入れに人をスライムに変える薬があるらしいな」

春香「まさか、ダメですよ!プロデューサーさん!」

美希「zzz……」

P「何が駄目なんだ?もし解毒剤があったとしても名前が分からないと……」

小鳥「765プロは今スライムの巣窟です、入れば雪歩ちゃんたちの誰かに襲われます……表向きは律子さんがいるからなんとかなるとは思いますが……」

P「響はともかくあずささんだよな……、それか亜美真美……」

春香「……また、みんなで笑える日が来るだろうな」

P「俺ら全員でスライムになれば叶うぞ」

春香「やめてください!」

美希「むにゃ……ミキがいくの……」

P「美希、お前もだめだ、いくら平気だからってちょっと隙を見せたら……」

小鳥「じゃあ、やっぱり残ってる子を安全なところに連れて行く方が先決です」

P「そうだな……」

>>218
1.あずささんを見に行く
2.響を見に行く
3.真美達を見に行く

了解、ちょっと私用

翌日

小鳥「真美ちゃん達の護衛ですね」

P「はい、あれからなんともないといいんですけれど」

春香「ごめんくださーい……」

亜美「おー、兄ちゃんだ!」

真美「兄ちゃん、また来たの?」

P「ああ、真美達のことが心配でな、急いで駆けつけたよ」

真美「そっかー、真美あれからオレンジジュースをみるたびにやよいっちの顔を思い出してげろげろだよー」

P「もうあんな不意打ちはしないって言ってただろ?」

真美「そうだけどね、だから真美達、お母さんに頼んで別のものにしてもらったんだー」

P「ん?……それはなんだ?」

亜美「>>233

亜美と真美の…………ゼリーだよ

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