モバP「もう過ぎたけど、やりたいならいいか」(60)

P「……本当にいいのか?」

柳瀬美由紀「うん!」

P「わかった、明日皆オフだし連絡しておくわ」

美由紀「本当は誕生日終わっちゃったけど……でもいいの!」

P「うん……そっか」

美由紀「えへへ……ケーキ注文しようよ!」

P「よっしゃ、3段くらいあるのにするか?」

美由紀「わーい!」

P「でも食べ切れなかったら勿体無いな」

美由紀「あ……そっか、どうしよう?」

P「ケーキは用意するから安心してくれ」

美由紀「うん!」

P「さあ! 誕生日パーティーの準備をしようか!」

トエエエイ

Pって何?

アルファベット

双葉杏「……うるさい……」

P「……まだ早朝だったな、すまんすまん」

杏「……ねる……」

美由紀「えー、杏さん寝ちゃうの?」

杏「だって今日何も無いでしょ? だったら寝なおすよ」

美由紀「だめだよ! 今日はみゆきの誕生日会やるって決まったんだよ」

杏「……パーティーまで寝てる」

P「だめだ」

杏「……なんで?」

P「千秋に連絡入れておいてくれ」

杏「めんどい、自分でやれば」

P「……飴やるって言っても?」

杏「……うーん……」

美由紀「……悩むの?」

杏「しょうがないなー、電話しておいてあげる」

P「3時にウチに集合な、適当に飲み物も頼んでおいてくれ」

杏「あい」

アナスタシア「Доброе утро……えと、おはようございます」

P「ん、アーニャもおはよう」

アナスタシア「Да、それで……今日は何か?」

P「ちょっと過ぎちゃったけど、美由紀の誕生日パーティーをするぞ」

アナスタシア「パーティー……好き、です」

P「俺とアーニャで台所を担当するから、片付けと掃除を頼むな二人とも」

美由紀「はーい!」

杏「やだよ」

美由紀「杏さん、わがまま言ってごめんね……」

杏「…………やる」

P「あれでやらないって徹したらすごいよな」

アナスタシア「нет……それは人でなし、ですね」

P「案外難しい言葉知ってるんだな」

アナスタシア「家では……ママが日本語で、パパがロシア語でしたから」

P「ほへー、完璧なバイリンガルじゃん」

アナスタシア「нет……混ざっちゃいます」

P「心配いらないさ、誰でも完璧じゃないんだ」

アナスタシア「Да」

P「個性だし、そういうところも可愛いと思うぞ?」

アナスタシア「……そう、でしょうか?」

P「少なくとも、俺はそう思う」

アナスタシア「だったら……イイです」

P「イイって何が?」

アナスタシア「……резиновая」

北へ帰れの人?
支援

杏「……どうして急にやる気になったの?」

美由紀「んーと……みんなに言いたい事があるから、かな?」

杏「言いたいこと?」

美由紀「えへへ……内緒!」

杏「……ふーん?」

美由紀「~♪ お誕生会楽しみだなぁ」

杏「掃除は終わったし、どうしよっかな」

美由紀「ゴミ投げてきちゃおうよ」

杏「そうしようか」

美由紀「お兄ちゃん! みゆき達ゴミ投げてくるねー!」

P「悪い人に攫われないようになー」

美由紀「はーい!」

アナスタシア「……悪い人?」

P「冗談みたいなもんだよ」

画像先輩はまだか

3時

ぴんぽーん

P「千秋達か? 美由紀ー、ちょっと見てきてくれ」

美由紀「はーい! どなたですかー?」

黒川千秋『黒川よ』

美由紀「千秋さんだったよ!」

P「じゃあ入れてくれ」

美由紀「いらっしゃい! 千秋さん、音葉さん、千夏さん!」

相川千夏「お邪魔するわね、遅れた誕生日会ですって?」

美由紀「うん! パーティーするよ!」

梅木音葉「こんにちは……美由紀ちゃん」

美由紀「えへへー、どうぞどうぞ!」

千秋「お邪魔します……あら、二人で料理?」

P「よう、お前がロクな料理が出来てたらお前に頼むんだけどな」

千秋「あら、出来るわよ?」

アナスタシア「プロデューサーは……千秋さんが料理が出来ない、と」

P「え、出来るの?」

千秋「貴方は私を何だと思ってるのかしら?」

P「……じゃあ頼むわ」

千秋「ちょっと、貴方はどうするのよ」

P「見学してる、アーニャと頑張ってくれ」

千夏「あら、それなら私も見学してようかしら」

千秋「千夏さんまで……Pさん、エプロンは?」

P「ほれ」

千秋「……アナタが今まで使ってたやつじゃないの」

P「別に気にすることでもないだろ?」

千秋「ええ」

P「じゃあちょっとケーキ買ってくる、杏ー」

杏「何?」

P「ケーキ買いに行くぞ」

杏「行ってらっしゃい」

P「だから行くぞって、おデートだぞおデート」

杏「……飴くれ」

P「はいよ」

杏「うまー♪」

P「じゃあ行くぞ」

杏「行ってらっしゃい」

P「……次やったら怒るぞー」

杏「あい、行ってきます」

美由紀「はーい!」

ばたん

音葉「美由紀ちゃん……私は何をすれば……」

美由紀「……なんだろ?」

音葉「……え……?」

お外

杏「みゆきちさ、急にどうしたんだろ」

P「言ってたじゃないか、言いたいことがあるって」

杏「……何だろ」

P「さあな?」

杏「兄貴は知ってるんでしょ?」

P「まあな、でも俺が言うのは筋じゃない」

杏「大体わかったからいいや」

P「お、ケーキ屋発見」

杏「ネームプレートに書いて貰うの?」

P「そのつもり」

杏「……そっか、だから杏なんだ」

P「そういうことだ」

杏「千秋は料理してるしね」

みんな道民か

P「お前が料理してもいいんだぞ?」

杏「そんな面倒なことする訳無いじゃん」

P「なんもやる気ねーな」

杏「Даже если вы выучили русский удачи?」

P「……流石だな」

杏「まあね」

P「……天才、か……」

杏「ケーキ出来たって」

P「そうか、じゃあ貰っていこう」

杏「あのミルク飴美味しそう、買ってよ」

P「ついでだから買うか」

杏「兄貴のそういうところ好きだよ」

P「へーへー」

杏が天才という風潮
大いにあり

P「ただいま」

杏「ただー」

千秋「お帰りなさい、料理も下ごしらえ終わったわ」

P「OK、二人とも助かった」

千秋「この位ワケないわ」

アナスタシア「Да、余裕、です」

P「さてと……時間が空いたな、ゆっくりしててくれ」

千夏「もうくつろいでるわよ」

音葉「……はい……」

P「……何で音葉落ち込んでるの?」

美由紀「えーと……あはは……」

杏「飴うまー」

P「何勝手に開けてるんだよ」

杏「いいひゃん」

P「いっか、皆杏の持ってる飴でも食っててくれ」

杏「ちょっと、これは杏のだよ」

P「誰の金で買ったんだよ」

杏「……兄貴の」

P「財布持ってくればよかったのにな」

杏「ちぇー」

千秋「いただくわね……あら、甘いわね」

音葉「……~♪」

千夏「ミルク飴だったのね、懐かしいわ」

美由紀「あまー♪」

アナスタシア「……おいしい、ですね」

P「皆飴食ってるから平和だな」

杏「ケチ! ケチ! ケチ!」

P「……約一名を除いて」

音葉「あら……キーボードがホコリを被ってますよ?」

P「使ってないからな、仕方ないといえば仕方ないか」

音葉「1曲弾きましょう……リクエストはありますか?」

千秋「G線上のアリアをお願いできるかしら」

美由紀「アリアさん?」

千秋「そういうタイトルの曲なのよ、何かアレンジしてくれると嬉しいわ」

音葉「わかりました……鍵盤が足りるといいのですが」

P「所詮キーボードだからな」

音葉「では、参ります」

~~~♪

P「いいね、安らぐ」

千夏「ライブの時にも聞いたけど……アレンジも上手なのね」

千秋「流石演奏家一家ね」

美由紀「音葉さんすごい!」

アナスタシア「聞いたこと……あります」

P「良くアレンジされたり原曲のまま流れてるからな」

杏「……Zzzz」

美由紀「杏さん寝ちゃったよ?」

千夏「いつからそこにいたのかしら」

P「いつなんだろう? 気にして無かったから」

千秋「いつの間にPさんの脚を枕にしてたのかしら……」

音葉(……ピアノは楽しい……な……)

アナスタシア「прекрасный……」

杏「Zzzz……」

―――――

―――

書き溜めないの?

P「起きろ、バカタレ」

杏「痛ぁ……ん? あにき……?」

P「もう6時だぞ」

杏「あにき……おはよ……」

P「皆いるんだけど、そのモードで平気か?」

杏「……顔洗ってくる」

とたとたとた

千秋「……お子様モードかしら?」

P「何と言っていいやら」

千夏「……変わった子ね」

千秋「今更かしら」

千夏「そうね」

杏「変な子扱いされた気がした」

P「したよ」

スレ立てたIDなら大丈夫と聞いたけど支援

杏「最低だね、慰謝料を請求するよ。 そのお金で一生暮らすからさ」

P「やってみろよ」

杏「……ち」

P「さて、料理を終わらせるか」

千夏「前半サボってたし、後半は私がやるわ」

P「んじゃやっちゃおう」

千夏「ええ」

かたかた ことこと

杏「……シチュー?」

美由紀「えへへ、リクエストしちゃった」

千秋「後は、サラダと……唐揚げ?」

美由紀「うん! 全部みゆきのリクエストだよ!」

千夏「揚げちゃうわね、音葉……お皿の上にクッキングシート敷いておいて頂戴」

音葉「はい……これですね」

千秋「……それはホイルね」

音葉「では……これですね」

千秋「……ラップね、細いわ」

音葉「……これです」

千秋「そうね、これで合ってるわ」

音葉「……勉強します……」

千夏「じゃあそのお皿渡してもらえる?」

音葉「はい……」

千夏「……ザンギ風ね」

P「ああ、衣多めだ」

千夏「じゃあコレをテーブルまでお願い」

音葉「……わかりました……」

そういえばお茶いれようとして味噌汁作ってたな音葉

支援

P「千秋、ご飯人数分よそって置いてくれ」

千秋「ええ」

P「美由紀とアーニャは食器の用意な、勿論人数分だぞ」

美由紀「はーい!」

アナスタシア「Да」

P「よし、終わり……さあ皆座ってくれ!」

杏「お腹すいたよ」

P「だから料理してたんだっつの……」

美由紀「えへへ、早く早く!」

P「よし、全員揃ったな」

千夏「ええ、そうね」

P「それでは、遅くなったけど……美由紀の誕生日祝って、乾杯!」

「「「「乾杯」」」」

美由紀「かんぱーい!」

千秋「……シチュー美味しいわね……」

アナスタシア「うちの、味です」

千秋「そうなの?」

アナスタシア「我が家流に、アレンジしてみました」

美由紀「とってもおいしいよ! アーニャさん!」

アナスタシア「Да、美由紀が喜んでくれるのが、嬉しい」

美由紀「えへへ……すごい嬉しいよ!」

音葉「私も……これくらい……」

千夏「ええ、家で練習しましょう」

千秋「付き合うわよ」

音葉「ありがとうございます……」

杏「……」

P「どうした? 黙って」

杏「……ううん」

P「……気にしすぎだ」

杏「……そだね」

P「ほら、食え食え欠食児童体型め」

杏「むがががごごご!」

アナスタシア「……?」

美由紀「お兄ちゃん危ないよ!」

P「ほれー食えー」

杏「……ぶはっ! このアホ兄貴! 何するんだ!」

P「さてケーキの登場だ!」

杏「無視すんなぁ!」

千秋「あら、ケーキね」

千夏「誕生日会だもの、当然よ」

美由紀「ケーキ♪ ケーキ♪」

P「そりゃ!」

>>35-38
おいそれ・・・・おい

ぱかっ

美由紀「わーい!」

千秋「可愛いケーキね」

P「流石に3段は無理だけど、許してくれな」

美由紀「ううん! 嬉しいよ!」

千夏「あら、このチョコプレートの名前、間違ってないかしら?」

音葉「……本当ですね……SUNAKAWA……MIYUKI……?」

千秋「……貴方……!」

杏「…………」

アナスタシア「あの……これ、は……?」

P「美由紀……自分のタイミングでいいぞ?」

美由紀「うん、大丈夫だよ。 今日はね、みゆきからお話したいことがあるの」

千秋「そう……美由紀からなの……」

美由紀「みんなに今まで嘘を付いててごめんなさい!!」

千夏「嘘……?」

千秋「……ふう……」

音葉「美由紀ちゃん……?」

アナスタシア「……?」

杏「……言っちゃうんだ」

P「美由紀の判断だよ」

美由紀「柳瀬美由紀はね、本名じゃないの……」

P「落ち着け、ちゃんと聞いてるから」

美由紀「……うん!」

P「みんなも、ジュースでも飲んで」

千秋「……はぁ、強いわね」

杏「……そうだね」

美由紀「話していいかな……みゆきの本当の名前はね、砂川深雪。 柳瀬はおじちゃんの苗字なの」

音葉「伯父……ですか」

美由紀「うん、みゆきのお父さんとお母さんね、どこにいるかわからないの」

杏「……蒸発、だよね」

美由紀「……うん、みゆきがまだちっちゃい時に……」

P「……大丈夫か?」

美由紀「最後までちゃんと話すよ、大丈夫……えへへ」

P「わかった、ちゃんと聞いてるから」

美由紀「じゃあお膝の上に座っていい?」

P「うん、おいで」

美由紀「えへへ♪」

P「さあ、続きだ」

美由紀「うん……それでね、柳瀬のおじちゃんにお世話になってたんだけど……」

美由紀「一昨年、病気で入院しちゃったんだ」

杏「…………」

重いよぉ……

美由紀「それで、おじさんのお家にしばらく居たんだけど……偶然テレビでCMを見たの」

アナスタシア「何の、CM、ですか?」

美由紀「アイドルが司会をやってた、『牡丹色の人生』っていう番組だよ」

千夏「……大体読めたわ」

美由紀「わかっちゃったかな、えへへ……それでね、アイドルになろうって思ったの」

美由紀「そうしたら、テレビにいっぱい出て、有名になって、あの番組に出て……」

美由紀「そしたら、そしたらね? おとうさんとおかあさんも見つかるかなって……」

美由紀「東京に来たのは良かったんだけど……誰も知り合いなんていないし……」

P「そこで偶然俺が見つけて声をかけたのが始まり、だな」

千秋「……大変だったわ」

杏「……うん」

千夏「その口ぶりから察するに、美由紀が入る前に貴方達はいたのね」

杏「そだよ」

千夏「……言ってくれても良かったんじゃないの?」

P「前に言ったろ、美由紀が言うことだからなこれは」

千秋「美由紀が話すまでは話せなかったのよ、ごめんなさい」

千夏「そういう事情があるなら仕方ないけど……」

アナスタシア「или……мыは、信頼できる、と?」

美由紀「うん、皆になら話してもいいかなって……だって……皆大好きだもん」

杏「……まだ、話す?」

美由紀「うん、全部話すんだもん」

P「所々のフォローは入れていく」

美由紀「ありがと、お兄ちゃん」

P「わけないよ」

美由紀「杏さん、手……握ってくれる?」

杏「……いいよ」

美由紀「えへへ……やっぱりちょっと恐かった……」

音葉「……落ち着いてからで……いいから……」

美由紀「お兄ちゃんに声を掛けられた時ね、みゆきは3日くらい何も食べてなかったんだ」

杏「……びっくりしたよ、女の子が倒れてたって事務所に突っ込んでくるんだから」

P「先に病院に行けばよかったんだけどな……動揺してたんだよ」

美由紀「だれにおんぶされてるのかわからかなったけど……温かかったな」

P「その後病院に連れて行って……残金8円じゃ何も食えんわな」

美由紀「すぐお金も無くなっちゃって……電車だけでいっぱいお金かかっちゃったんだもん」

美由紀「お兄ちゃんに事情を話したら、千秋さんと杏さんがアイドルやってるから一緒にどうかって」

千秋「私達はその後で事情を聞いたわ……未成年の子が一人で上京してきてどうにかなるわけないし」

美由紀「……ごめんなさい……」

千秋「いいのよ、その代わり私達を頼って……約束したわよね?」

美由紀「……うん!」

P「で、アイドルとして知名度も上がれば親戚の苗字は嫌でも目に入るだろ?」

音葉「……気に留めますね……」

P「まずは親戚の苗字として柳瀬で売り出す、気に留めてもらう所からだ」

美由紀「おじちゃんに元気だよ! って知って欲しかったし……何も言わないで来ちゃったから……」

P「ちゃんと俺のほうから事情も説明してある、身元引受人も俺にしてあるよ」

美由紀「それでお兄ちゃんのおうちでお世話になって……」

千夏「今に至る、ってわけね」

P「ああ、牡丹色の人生レベルの全国区の番組に出られるようになったら知名度は相当上がってるはずだからな」

千秋「絶対に目には留まるはず、そして私達も目的は別であれど共に高みを目指せるわ」

杏「トップアイドルになればそれこそ、誰でも知ってるってくらいだから」

美由紀「……本当にごめんなさい……」

千夏「謝らないで頂戴」

音葉「……騙された、なんて……思ってませんから……」

アナスタシア「Да……大変、でしたね」

なで  なで

美由紀「ふあ……」

アナスタシア「……いいコ、いいコ……」

美由紀「えへへ……」

千夏「でも、ご両親が見つかったら……どうするのかしら」

美由紀「……どうしようかな……?」

千秋「あら、ご両親のところへ行くと思ったのだけど」

美由紀「だって、ここもみゆきのおうちだもん」

P「……そっか」

美由紀「みゆきは、みゆきだよ。 砂川でも柳瀬でもみゆきなの、だから……」

音葉「……嫌いになんて……なりません……」

美由紀「……ありがとう! 皆大好き!」

杏「…………」

美由紀「あー! 杏さんなんでニヤニヤしてるのー!」

杏「し、してないよ」

P「いいやニヤついてたね」

杏「兄貴まで……!」

千秋「あら、ニヤついてどうしたのかしら?」

杏「にやついてないってば」

音葉「……嬉しい……?」

杏「何が」

アナスタシア「сестра……?」

杏「アーニャ!」

アナスタシア「ふふっ……」

千夏「ケーキ、切るわね」

美由紀「はーい! みゆきがやるー!」

千夏「包丁だから気をつけてね?」

美由紀「えい……えい……はい!」

杏「……ねえ」

美由紀「杏さん? どうしたの?」

杏「なんでネームプレートが兄貴やみゆきちじゃなくて杏なのさ」

美由紀「だって……美由紀にとって杏さんはお姉ちゃん同然だもん!」

杏「ぐ……」

P「ほれ、おねーちゃんだぞおねーちゃん」

千秋「小さいお姉さんね」

アナスタシア「……ヤー……の方が……大きい、です」

杏「茶化すなぁ!」

P「っと忘れてた……美由紀」

美由紀「なぁに?」

P「誕生日おめでとう、美由紀は俺の大事な家族だよ」

美由紀「ありがと、えへへ……」

千秋「貴女は笑顔が本当によく似合うわ」

千夏「誰かさんもこれ位素直だといいのだけど」

千秋「ポーカーフェイスな貴女にいわれたくないわ……!」

P「人んちで喧嘩はやめれ」

千秋「美由紀、本当に誕生日おめでとう……心から祝福するわ」

千夏「おめでとう……見つかるといいわね」

音葉「おめでとうございます……一緒にこれからも頑張りましょう……」

アナスタシア「Поздравляю……おめでとう、ございます」

美由紀「皆ありがとう!! えへへ……とっても嬉しいよ!」

P「さて、あと一人……折角だからお前ら二人で風呂入ってこい」

杏「……なんと?」

美由紀「お片づけは?」

千秋「今日の主役にそんなことさせられないわ」

千夏「私達がやっておくから気にしないで」

音葉「片づけくらいなら……平気です……」

アナスタシア「フォロー……しますから」

P「ほらほら、着替え持って行った行った」

杏「え、兄貴が持ってきてくれるんじゃないの?」

P「この期に及んでアホな事言うな」

無人称述語がもっと多いほうが常用ロシア語としては自然な気がする

美由紀「杏さん行くよー!」

杏「着替えお願いね」

アナスタシア「ヤー……持って、行きます」

P「おう、そうしてくれ」

杏「あ、アーニャいるんだった」

とたとたとた

P「さ、片付けよう」

千夏「ええ」

音葉「洗剤を……スポンジにつけて……」

アナスタシア「Да……落とさないで、くださいね」

千秋「音葉に家事を教えないといけないわね」

P「料理関連だけなんじゃないか?」

千夏「多分そうね……さて、あの姉妹はどんな話をしてるんでしょうね」

P「さあな、お湯でもかけ合ってるんじゃないか?」

かぽーん

杏「ふぃー……」

美由紀「えへへ、お背中流してあげる」

杏「別にいいよ」

美由紀「そういわないでよー」

杏「湯船の中からでいいからね」

美由紀「んしょ、んしょ」

ごし   ごし

杏「あー、そこそこ」

美由紀「おじちゃんじゃないんだからさー」

杏「だって気持ちいいんだもん」

美由紀「ふーん? えいっ!」

にゅる

杏「ぎゃあ!? 何何何!?」

美由紀「杏さん相変わらずぺったんこ……あれ?」

杏「ちょっと!? あ、こら!」

美由紀「……もしかして、無いフリしてたの?」

杏「何がぁあ!?」

美由紀「ちょっと、あるね」

杏「やめ、ちょ……ひゃん!」

美由紀「えへへー、じゃれっこ♪」

杏「もう、ひどい妹だよ」

美由紀「……だめ?」

杏「いいけどね……ねえ、みゆきち」

美由紀「んー?」

杏「………おめでと」

美由紀「ありがと! お姉ちゃん!」


おわり


黒川さんもSレア化したし幸せ

支援ありがとうね
北海道組の美由紀だよ

オリジナル設定嫌いな人はごめん

柳瀬美由紀(14)
ttp://s-up.info/view/201201/081668.jpg
双葉杏(17)
ttp://s-up.info/view/201201/081669.jpg
黒川千秋(20)
ttp://s-up.info/view/201201/081670.jpg
相川千夏(23)
ttp://s-up.info/view/201201/081671.jpg
梅木音葉(19)
ttp://s-up.info/view/201201/081672.jpg
アナスタシア(15)
ttp://s-up.info/view/201201/081673.jpg

おっつん
美由紀の昇格が待ち遠しいね

後ね、ロシア語はグーグル先生頼みだから正直文法とかわからん

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