ドラクエ勇者「やった、お金ゲット♪」衛兵「スタァァップ!!!」 (43)

勇者「!?」

衛兵「お前はスカイリムとその民に対して罪を犯した」

勇者「ちょっ…待って待って待って!!!」

衛兵「なんだ?」

勇者「いや…え?いやいやいや、意味が、意味が分からないです!」

衛兵「それはこっちの台詞だ!他人の所有物を無断で頂くとは何事か!」

勇者「だってぇ!勇者になれば民家荒らしてもスルーしてくれるって聞いたもん!」

衛兵「…なるほど…」

勇者「あ、分かってくれました?」

衛兵「(こいつ…スクゥーマ中毒者か…)」

衛兵「まあいい、それについては後にしよう」

勇者「あのーもう行っていいですか?」

衛兵「何を言ってる!まだ話が終わってないだろう!」

勇者「分かってくれたんじゃないの!?」

衛兵「馬鹿も休み休み言え。さあどうするんだ?」

衛兵「罰金を払うか、監獄にぶち込まれるか」

勇者「そんなぁ…」

衛兵「お前が望むならその命で支払わせてやってもいいが?」

勇者「……」

勇者「王国の勇者だ。直ちに解放してもらおう」

衛兵「殴るぞ」

勇者「ゴメンナサイ」

勇者「(うぅ…どうしよどうしよ…)」

勇者「(お金は…?)」チラ

3ゴールド

勇者「まずい棒も買えやしないッッッッ!!!!!!!!!」

衛兵「何を叫んでる」

勇者「あの…監獄を選ぶとどうなるんでしょうか…」

衛兵「ボロい服で刑期が終わるまで過ごしてもらう」

勇者「しょ、食事は?」

衛兵「心配するな、ちゃんとある」

勇者「お風呂は!?マッサージは!?おもちゃは!?その他ルームサービスは!?」

衛兵「あると思うか」

勇者「キィイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」

衛兵「さて、これ以上話を長引かせるわけにもいかん。さっさと決めろ」

勇者「ぐぐ…」

勇者「(お金は払えないし監獄もやだし…こうなったら…)」

勇者「あっ!モンスターだ!」

衛兵「なに!?」

勇者「今だルーラ!!!!!!!!!」

衛兵「……」

勇者「……」

衛兵「馬鹿かお前は」

勇者「なんで!!!???」

勇者「はぁ…」スタスタ

衛兵「落ち込むくらいなら最初から窃盗などするな、馬鹿者が」

勇者「(私は勇者の特権を利用してボロ儲けしたいだけなのに…)」

勇者「(こんな見知らぬ大陸になんか来るんじゃなかった…)」

勇者「私どうなっちゃうの…」

衛兵「さっきも言っただろう。刑期が終わるまでぶち込まれるんだ」

勇者「やっぱり!変な触手とか住み着いててアーンな展開になるんでしょ知ってる!」

衛兵「は?」

勇者「……」

囚人A「へへ…」

囚人B「おほ、女だ…」

囚人C「眼福眼福…」

勇者「…これは…」

衛兵「さあ、お前はこっちだ」

勇者「こっちの展開か!」

衛兵「何がだ」

ガシャーン

勇者「勇者から罪人だなんて…略して勇罪…そして有罪…」

勇者「寒い!寒いよ衛兵さん!ギャグも服も寒い!」

衛兵「ええいうるさい!もう少し静かにできんのか!」

勇者「これが静かでいられるかぁ!輝かしい私の経歴に傷がついたわ!」

衛兵「あーそうかそうか、私も暇じゃないんだ。じゃあな」

勇者「ああっ待ってぇ!」

衛兵「」スタスタ

勇者「ドチクショウ…」

勇者「…ん?」

勇者「なんだろ、この棒…」ヒョイ

勇者「爪楊枝…?いやデカ過ぎるか…」

勇者「武器でもないだろうしなあ…」

勇者「……」

勇者「これで鍵開けられるかな…?」

勇者「ん…」カチャ

勇者「む、難しい…」

勇者「ここは違う…あーこっちも違う…」

勇者「おっいけそう!?」

勇者「見切った!ここか!」グイッ

ポキッ

勇者「」

勇者「……」

勇者「…ふむ」

勇者「衛兵さーんちょっと来てー」

衛兵「なんだ」スタスタ

勇者「腹立ったから殴らせて!!!!!!!!!!」

衛兵「」バキッ

勇者「いだい!!」

勇者「女を殴るなんて最低よっ…」プルプル

衛兵「次騒いだらお前だけ今日飯抜きだ」

勇者「その代わり白い液体がお前の食事だとか言うんでしょ知ってる!」

衛兵「だからさっきからお前は何を言ってるんだ!」

勇者「古代の文献に書いてたもん!ドォー・ズィン・スィとかウェロ=マングァとか!」

衛兵「そんなもん知らん」

勇者「ふぅ…暇…」

勇者「あ、そうだ!呪文使えばなんとか脱出できるんじゃ!?」

勇者「派手なのは駄目だから…こう…ばれないように…」

勇者「ってか私何使えたっけ?」

勇者「メラに…ルーラに…あとアレとコレと…ああ、あれも…」

勇者「あっパルプンテも使えるんだった」

勇者「メラは駄目…ルーラはここじゃただのパンチラサービス…」

勇者「一か八か…パルプンテしかないか…!」

勇者「よーし!パルプンテ!」

囚人A「ぐおお!なんだこの触手は!」

勇者「え?」

囚人A「ひぎぃ!ケツ穴らめぇ!そこ弱いのぉ!」

囚人A「ひっ…!く、口にも入れるつもrごぼぉ!」モゴモゴ

勇者「……」

勇者「見なかったことにしよう」

勇者「もう一度!パルプンテェ!!!」

勇者「……」

勇者「あれ…?何も起こらない…」

勇者「おっかしいなあ…」

勇者「あーもー今日は駄目だ、寝よ寝よ」

勇者「どうせこのまま続けても男の喘ぎが増えるだけだろうし…」

その頃


アルドゥイン「……」

アルドゥイン「(むぅ…)」

アルドゥイン「(ヘルゲンに向かっていたはずだが…)」

アルドゥイン「(なぜ見当違いの方向に進んでしまっているのだ…?)」

アルドゥイン「(まあいい。今は別の場所を襲いたくてたまらん)」

帝国軍の隊長「次は、そのボロを着たノルドだ!」

主人公「……」スタスタ

帝国軍の隊長「次の囚人と言ったはz…!あ、来たの?」

ハドバル「斬首台へと進め、囚人。抵抗すr…あ、してないの?」

死刑執行人「っ!!」ザシュッ

主人公「」

レイロフ「恐れを知らず生き、恐れを知らず逝った」

死刑執行人「っ!!」ザシュッ

ウルフリック「」

レイロフ「恐れを知らず生き、恐れを知らず逝った」

死刑執行人「っ!!」ザシュッ

恐れを知らず生き、恐れを知らず逝ったレイロフ「」

テュリウス「あれ、いいのこれ?」

ハドバル「駄目な気がプンプンするぜ!」

勇者「外が騒がしい…なんだろ?」

衛兵「おい、何の騒ぎだ?なにぃ!?ドラゴンが現れただと!?」

勇者「え?ドラゴン?あっ私のせいかも…」

衛兵「なに!?お前一体何をした!」

勇者「いやー運試しを少々…えへへ」

衛兵「またわけの分からんことを…」

衛兵「それにしてもどうなってるんだ。おとぎ話じゃなかったのか!」

勇者「おとぎ話?何言ってんですか、ドラゴンなんて大して珍しくもないでしょう」

衛兵「馬鹿言うな、じゃあお前は見たことがあるのか?」

勇者「それどころかしょっちゅう狩ってますけど」

衛兵「えっ」

勇者「えっ」

衛兵「まっまさか…お前ドラゴンボーンか!?」

勇者「いや違いますけど。なんですかそれ」

衛兵「違うのか…?」

衛兵「まあいい、この話は後だ!お前は本当にドラゴンを倒せるんだな!?」

勇者「油断しなければ大丈夫ですよ」

衛兵「よし…ならこうしよう」

衛兵「一緒に来てドラゴンを倒すのを手伝え。見事倒した暁には窃盗の件はなかったことにしてやる」

勇者「マジですか!?まずい棒も奢ってくれますか!?」

衛兵「それが何だか知らんが奢ってやる」

勇者「よっしゃやります!やらせていただきゃ噛んだ!」

衛兵「はしゃぐな」

アルドゥイン「愚かな定命の者共よ…」

衛兵「いたぞ、奴だ。さあお前の力を見せてみろ!」

勇者「」

衛兵「おい、どうした!」

勇者「(なにこのドラゴン怖っ!!!!!!!!!)」

衛兵「おい!」

アルドゥイン「我が声に屈するがいい!!」

勇者「(しかも喋ってるし!なに!?新種!?)」

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