灼「どうだった?この漫画」玄「もうこのオチ飽きたよ……」(333)

代行:ID:eXukd2/q0

灼「最近、趣味で漫画を書き始めたのはいいものの行き詰まってしまった……」

灼「なんかこう、パっとするネタがないかな」

灼「……このままじゃ次の奈良同人即売会の入稿に間に合わない」

灼「……自分の足を使って探しに行こう、ネタ」




灼「ネタ、ネタ……漫画のネタになるもの、っと……」キョロキョロ

灼「しかし……本来は麻雀の息抜きのつもりで漫画を書き始めたのに」

灼「なぜこうも真剣に漫画を書くようになったのだろう、私は」

灼「……楽しいからいいんだけどね」

灼「……おや、あそこにいるのは……」


 灼が見つけた人>>5

すこやん

灼「あの人、どこかで見たことあるような――って!?」



健夜「どうしよう、今日は麻雀のゲストで呼ばれてるのに道に迷っちゃった……」



灼「小鍛治健夜あああああああああああああああぁ!?」

健夜「!?」ビクッ

健夜「あれ、あなたは確か阿知賀の……」

灼「――どうも」ゴゴゴゴゴ

健夜(ええ、なんか敵意を持たれてない? 私)

灼「鷺森灼、です」

健夜「えっと、久しぶり――でいいのかな鷺森さん? 覚えてる? 私が準決勝の解説やってたの」

灼「……ええ」

灼「――忘れるはずがない」ゴゴゴゴ

健夜(ひぃぃぃぃ、やっぱりなんでか怒ってるよぉ……)

灼「今日は、どうして奈良へ?」

健夜「う、うん。とある雀荘にゲストで呼ばれててね。あ、鷺森さん知らないかな、○○って雀荘なんだけど……」

灼(……知ってるけど、どうしようかな)



どうする?>>15

殴る

 ふと、灼は思い出す。

 愛しき想い人、赤土晴絵が敗北し、強がってはいてもどこか寂しそうな姿で凱旋を果たしたことを。

 ふと、灼は思い出す。

 恋しき想い人、赤土晴絵がリーグであまり活躍出来なかったのは、全国でトラウマを抱えてしまったからということを。

灼(……すべては)

 そう、すべては――。

健夜「あ、あの……鷺森さん?」




 目の前の、怨敵こそが元凶――!



灼「うらああああああああああああああああああああぁ!」ポコォ

健夜「痛ぁっ!?」

灼「お前ー! お前がなー! ハルちゃんをなー! 許さなーい!」ポコポコポコ!

健夜「きゃああああああぁ!?」

健夜「えぇ!? なんで!? なんで殴るの!?」

灼「うるさい! おとなしく殴られろ!」ドスドス

健夜「げふん!? ちょ、まっ、鳩尾は止めてー!?」

灼「この魔王! この畜生! 麻雀おばけ! 世界二位止まり! アラフィフ!」ポコポコ

健夜「アラフォーだよ! ってアラフォーじゃないしアラフィフでもなければアラサーだよ!? ってかなんでそんなに罵られなきゃいけないの!?」

灼「このっ! このっ!」

健夜「誰かー! 誰か助けてー!」



すこやんはどうなる>>28

死ぬ

健夜「ヘルプ! ヘルプミイイイイ!」

灼「うらぁ!」ポコォ!

健夜「あうっ!」ヨロヨロ フラフラ

健夜「ふぎゅ」ウシロニタオレルー







 尖った石「ドーモ、イシデス」







              グサッ

灼「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……思い知ったか、ハルちゃんの痛み……」

健夜「」

灼「謝れ、ハルちゃんにあやま……」

健夜「」

灼「……あの、どうしたの……?」

健夜「」チガドクドクドク

灼「――――」











灼「」ガタガタガタガタ

健夜「」

灼「呼吸確認――無し」

灼「心音確認――無し」

灼「脈絡確認――無し」

灼「3月23日、21時47分――小鍛治健夜、死亡確認」

灼「ふぅ――」





灼「殺ってしまった……」


どうする>>48

魔王のライフが一つのはずがない。復活。
恨みついでにあらたその婚期が遅れる

灼「う、うあぁぁ……」ポロポロ

灼「殺すつもりなんて、殺すつもりなんて無かったんだ……」

灼「ハルちゃんの仇だと思ったら、ついかっとなって……」

灼「ごめんなさい、ごめんなさい小鍛治健夜……あああぁ、うああああああああぁ!」




健夜「」 ――…ン――…゙クン――ドクン!

健夜「」カッ!








健夜「――ふぅー、なんとか致命傷で済んだよ」

灼「」

健夜「あーあ、せっかくの一張羅が台無しに……」

灼「え? え……え?」

健夜「もう! 危ないでしょう! 私だったから生き返ったものの普通の人だったらそのまま死んでたよ!」プンスコ

灼「いや、あの、脈とか確認したんだけど……!」

健夜「そんな悪い子にはお仕置き!」

健夜「麻雀究極奥義! 『お雛様仕舞い忘れ!』」ピカー

灼「きゃあああああぁ!」

健夜「お雛様を仕舞い忘れる、そんな恐ろしいことはない……」

健夜「あなたには40を過ぎてからじゃないと結婚どころか恋人も出来ない呪いをかけた」

健夜「アラフォーの明日という日がやってくることに恐怖を感じるように成る地獄のような日常を思い知れ! 私はアラサーだけれども!」

灼「ちょ!? なんてことしてくれたの!? 40までハルちゃんと結婚できないどころか恋人にもなれないの!?」

健夜「まったく、近頃の若い子はこれだから……」プンスカ



灼「いちゃった……呪いって、え、本当に? どどどど、どうしよう……!」


 これからどうする?>>75

呪い返し

灼「冗談じゃない! はるちゃんとは高校を卒業する間際に告白してそのまま結婚して」

灼「共働きしつつお金を貯めて2人でアパートで同棲して温かい家庭を築きつつ毎夜のごとくアンアン!」

灼「23歳くらいまでには私が子供を1人産んでそれから3年以内にはるちゃんにも子供を産んでもらって四人家族」

灼「貯めたお金で広い家を買って、それからそれから、それから――なんだかんだあって心中!」

灼「私の人生計画を台無しになんてさせるものか! 呪いなんて返してみせる!」

灼「とはいっても呪いなんて私は知識がないし……呪いに詳しそうな人、いたっけ?」


呪いに詳しそうな人は?>>86

大沼プロ

 ――とある雀荘

大沼「その呪いは、本物だ」

灼「そ、そんな……」

大沼「麻雀究極奥義『お雛様仕舞い忘れ』」

大沼「現代にその技を使いこなす人間がいるとは、にわかには信じられなんな」

やえ「にわかじゃ相手にならんよ」

大沼「……ただ、本来は40歳以上にならないと使えない呪いのはずなんだが。なぜ使える小鍛治プロ……」

灼「どうすればこの呪いを返せるんですか!?」

大沼「1つだけ、方法がある。それは――」


呪いを解く方法とは>>100

すこやんを結婚させる

大沼「呪いをかけた張本人を幸せにすること――この技は不幸なアラフォーにしか使えぬ技だからな」

灼「小鍛治健夜を、幸せに!? ぐ、具体的には?」

大沼「小鍛治健夜を――結婚させることだ!」クワッ

灼「――――」










灼「終わった……私は40まで独身なんだ……恋人も作れない寂しい人生を送るんだ……」ポロポロ

灼「うあああああぁ! はるちゃあああああん! はるちゃああああああああああああん!」ワーンワーン

やえ「灼……」


 パシーン!


灼「っ!」ヒリヒリ

やえ「……」

灼「やえ、さ」

 パシーン!

やえ「お前は、お前たち阿知賀の雀士は、その程度のにわかだったのか?」

灼「……ちが」

 パシーン!

やえ「仮にもお前たちは王者を倒した者共! いわば新王者! お前たちに出来ないことなんてない!」

灼「わ、わりまひ」ヒリヒリヒリヒリ

 パシーン! パシーン! パシンパシンパシンパシンパシンパシンパシンパシンパシンパシン!

やえ「――目は、覚めたか?」ニコ

灼「……はひ」ヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリ

大沼(叩かれすぎて顔がパンパンに……アラパンマン、か)クチビルペロリ

灼「やえさんのお陰で目が覚めた――! 私は諦めない! 絶対に小鍛治健夜を結婚させて幸せにしてやる!」

灼「待っててはるちゃん! 私、頑張るよ!」

灼「よし、ならさっそく小鍛治健夜と結婚させる相手を決めないと……誰がいいかな」


 すこやんと結婚させる相手>>120

レジェ

灼「うーん、誰がいいだろう……ん、そういえば全国の時、小鍛治健夜が昔の思い出を語っていた気が……」



健夜『高校時代、一度だけ跳満以上を振り込んだことがあるんです――』


灼「そうだ! あの時、小鍛治健夜の目は間違いなく恋する乙女だった!」

灼「間違いなく振りこんだ相手に気があるに違いない!」

灼「その相手とは勿論――はるちゃんだー!」ワーイ





灼「」

灼「どういうことだよおい……」ガタガタ

灼「はるちゃんと結婚する為に、小鍛治健夜を結婚させるのに、その相手がはるちゃん……?」ガタガタ

灼「意味わかんねえええええええええええぇよおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ!」

灼「どんなに歪んだトライアングラーなの……」ポロポロ

灼「はるちゃんが……はるちゃんが私以外と、結婚なんて……しかも、小鍛治健夜となんて……」

灼「寝取られ以外の何物でも――」



晴絵『ごめんな、灼。私はもう、健夜のものになってしまったんだ……』ポロポロ

健夜『こけしには勿体無ねぇんだよぉ! ぐへへ、いい体してんじゃねぇか……』ジュルリ

晴絵『……私、汚されちゃったよぉ……』






灼「///」ゾクゾクゾクゾク

灼「なんだろう、この気持ち……」

灼「想像しただけでも胸糞悪くなるのに、なぜだかゾクゾクする……」

灼「……そうだ、結婚させればいいだけなんだから、小鍛治健夜とはるちゃんを結婚させたあと速攻で寝取ろう!」

灼「そうすれば呪いも解けてはるちゃんも手に入れて尚且つ小鍛治健夜に復讐も出来る!」

灼「なんて完璧な計画なんだ……寝取られて寝取り返してその後ベッドでネッチョネチョ……」

灼「よし、この作戦を3NTLと名付けよう」

灼「ごめんねはるちゃん……けど、最後には絶対にはるちゃんを幸せにするから!」

灼「よーし、まずはどうするかな」



どうやって晴絵とすこやんをくっつける?>>146

エレベーターに閉じ込める

 ――とある高層ビルのエレベーター

健夜「ふぅ、まさか探してた雀荘がビルの中にあったなんて」

健夜「ちょっと怒られちゃったよ」

健夜「なんもかんも私をちょっと殺したあの子が悪い!」プンスカ

 チーン

健夜(あ、止まった。誰か乗ってくるのかな)




晴絵(非通知から電話がかかって来て、凄く怪しいとは思ったけど、来ちゃったなぁ)

晴絵(このビルに来ればトラウマを拭う鍵が見つかるって、一体電話の主は誰なんだ? 何が目的なんだ……)



健夜「あ」

晴絵「あ」

健夜「……う、そ。あ、赤土晴絵――!?」

晴絵「お前、小鍛治健夜――!?」

健夜「」パクパクパク

晴絵「」パクパクパク



晴絵、健夜((なんでこの人がここにいるのおおおおおおおおおぉ!?))




 ――エレベーターの上

灼(作戦の第一段階は成功。第二段階へ移行する――)ボタンポチ

 ――プツン

晴絵「わっ!? 電気が消えた!?」

健夜「エレベーターも止まっちゃった!?」

晴絵(なんで! なんでこんな時に限って!?)

健夜(エレベーターが止まっちゃうのー!?)

晴絵「そ、そうだ! エレベーターには閉じ込められた時に押して外に助けを求められるボタンが――あった!」ポチ

健夜「……」

晴絵「……あれ」ポチポチポチ

健夜「あ、あの……もしかして」

晴絵「う、動かない……」

 ――エレベーターの上

灼(ふっ、無駄だよはるちゃん。妨害電波を流した今外部と連絡を取るのは不可能!)

灼(さぁ! 見せてもらおうか吊り橋効果とやらが本当に実在するのかを!)

晴絵(……ふぅー、やっばいなー)

健夜(どうしよう、気まずすぎる……)

晴絵(挨拶とか、した方が、いいの、かな)

健夜(何か、喋った方が、いいの、かも)

晴絵「あの!」

健夜「あの!」

晴絵「……ど、どうぞ」

健夜「あ、はい……こ、小鍛治健夜です――お久しぶり、です。赤土さん」

晴絵「――ああ。久しぶりだね、小鍛治さん」

健夜「覚えてて、くれたんですね」

晴絵「どうやらお互いに、ね」

健夜「……閉じ込められちゃったみたいですね」

晴絵「うん、あはは、困ったね」

健夜「……」

晴絵「……」


 これから2人はどうなる?>>163

レジェンドがすこやんに襲いかかる

晴絵(あっ、というかこの人年上だった。敬語使わなきゃ)

晴絵「きっと、すぐに助かりますよね。異常には気づいているはずですし」

健夜「あっ……あの、敬語とかいいですから」

晴絵「そ、そう? あはは、私もこっちのほうが喋りやすいからそうさせてもらおうかな」

健夜「……」ブツブツ

晴絵(……な、なんか、呟いてる……? 耳を済ませてみよう――)キキミミ






健夜「ヤットアエタヤットアエタヤットアエタ……ペロペロシタイベロチューシタイマージャンシタイベロチューシタイ」ブツブツブツ

晴絵「」ドンビキ

健夜「……」ジリジリ

晴絵「」ジリジリ

健夜「……」ニタァ

晴絵「」カベヅマリ



健夜「赤土さああああああああああああああああああん!」ガバァ!

晴絵「誰か助けてええええええええええええええええええええええええええええぇ!」

健夜「ずっと、ずっと会いたかった! あなたに! 私に傷を負わせたあなたに会いたかった!」

晴絵「ふざけんなお前!? 傷を負わせたのはそっちだろうがああああぁ!? 近寄るなああああぁ!?」

健夜「あぁ――あの時と変わらず、凛々しい顔つき。あの時からずっと、あなたが欲しかった! あなたを私のものにしたかった!」

晴絵「いやああああああああぁ! 穏乃ぉ! 憧ぉ! 宥ぅ! 玄ぉ!」

晴絵「灼あああああああああああぁ! 助けてよおおおおおおおおおぉ!」



 ――エレベーター上

灼「あ、あぁ……はるちゃんが、はるちゃんが、あんな女に、怪我されちゃう……嫌なのに、嫌なのに……!」ゾクゾクゾク

健夜「――んっ、むっ」チュッチュ

晴絵「んん!? んぁ!?」クチャクチャ

晴絵(こいつ! 舌まで入れて――は、はなせ――このっ!)グググ

健夜「……」グググ

晴絵(な、なんて馬鹿力……!? こんな華奢そうにしているのに、全然力負けしてる……!)

健夜「赤土さん、赤土さん……」

晴絵(こんな、こんな女なんかに……くそぉ、くそぉ……)ポロポロ

健夜(暗くて見えにくいけど、涙ぐんでる赤土さん、可愛いぃよぉ……)ペロペロ


次の展開>>192

酸欠

うわしまった……マジだ
すいません>>163
完全に間違えてた

 ――数十分後

晴絵「ぁ、あんっ、くっ!」ハァハァ

健夜「赤土さん赤土さん赤土さん……」ペロペロ ハァハァ

晴絵(ううううぅっ、うう、ひぐっ、い、いつまで続くんだよぉ……!)ハァハァ

晴絵(それに、なんか、凄く息苦しくなってきたし……!)ハァハァ

晴絵(まさか、これ、酸欠――!?)


 ――エレベーター上

灼「やばっ、エレベーターの中の酸素濃度が下がってる。どうにかしないと」

>>207

st

stってなんでしょうか?
ksk的なものなら安価下に

晴絵(――駄目、だ……空気が薄く……意識、が……)

健夜「         」

晴絵(なんか、いってるけど、もう、何も聞こえない……)

晴絵(私、このまま、しんじゃうの、かな……)

晴絵(因縁の相手に、襲われて、犯されて……)

健夜「                 」

晴絵(なんで、だろ――体が、熱い。心臓が、大きく高鳴って……)

晴絵(……いい、かなぁ……この人となら、このまま…………死んじゃ、って――も――)フッ

健夜「赤土、さ――――」バタッ





灼「今だ」シュタ

灼「いかな小鍛治健夜といえども空気がなければ仮死状態になるしかないようだね」

灼「はるちゃんを連れてっと!」ヨッコラセ

健夜「」

灼「……」ゲシゲシ

健夜「」イラッ

灼「脱出」



 ――後日

晴絵「……」ボー


憧「どうしたのあれ?」

玄「なんだがぼんやりしてるねー」

宥「灼ちゃんは、何かしらない?」

灼「何がなんやら私にはさっぱり」

穏乃「…………あれは、恋してるのかも知れない!」

憧「恋ぃ!? 晴絵が!?」

玄「きゃー! ほんとにほんとに?! 相手は誰かな? 誰なのかなー!」キャッキャ

宥「ま、まだそうと決まったわけじゃ……」チラ

灼「……」


晴絵「……よし、心は決まった」



>>221

10年間抱いてた恐怖心が恋心だったと気づく

健夜「あああああああああああああああああああああああああああああああああぁ」ポロポロ

健夜「私の馬鹿、私の馬鹿! 私の馬鹿! 死ね! 死んでしまえ糞アラフォー!」ポロポロ

健夜「欲望に身を任せて赤土さんにあんな酷いことをしてしまうなんて……」

健夜「これはもう、死んで償うしかない。マグマの中にでもダイブすればさすがに私も死ぬよね」

健夜「ストロンボリ火山があたりがいいかな……」




晴絵「死ぬのは、私の話を聞いてからにしてくれないか。小鍛治さん――いや、健夜」

健夜「―――――」

健夜「ごめんなさい、赤土さん」

健夜「あなたに……あんなにも恋焦がれたあなたに、あんな……」ポロポロ

晴絵「本当にね。人様にあれだけしといて、ほったらかしにして自分だけ死のうなんて」

晴絵「酷い人間だ、あんたは」

健夜「うっ、うぅ……」

晴絵「――これは、生涯をかけて償って貰うしかない」

健夜「なんでも! こんな私に出来ることがあるなら! 一生かけてでも償い続けます!」

晴絵「――なんでもって、いったね?」

 
 
 
 
 
 
 
 
晴絵「なら結婚して、健夜」


健夜「はい!」







健夜「―――――――え?」

健夜「けっ、結婚……結婚!?」

晴絵「一生かけて償ってくれるんでしょ?」

健夜「そ、そうですけど!? え!? えええええええええぇ!?/////」

晴絵「きっかけは、ぶっちゃけてそりゃもう酷いレイプまがいが始まりだったけど」

晴絵「やっと気づけたんだ。あのインターハイからずっと続いていたあんたへの思いが――」

晴絵「恋だった、ってことを」

健夜「なにこれ夢? ドリーム? あの赤土さんが私と同じく恋してた? あははは、ないないこんな都合のいいこと……」

晴絵「――ったく」


  チュ


晴絵「現実、だろ?」

健夜「」カオマッカ

健夜「……いいの……こんな、サラサーで……」ポロポロ

晴絵「私だって似たようなもんさね」

晴絵「で、どうなんだ? 結婚してくれるの、してくれないの?」

健夜「決まってます――ずっと昔から、決まってます!」






健夜「私と結婚して下さい! 赤土晴絵さん!」





灼「うぁぁぁ、はるちゃんがぁ、はるちゃんが他の女となんて、ぁぁぁぁ……///」ゾクゾクゾク

泉「おめでとさん!」パチパチパチ

やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ

睦月「うむ」パチパチパチ

玄「おめでとう!」パチパチパチ

宥「おめでとー」パチパチパチ

穏乃「おめでとうございます! 先生!」パチパチパチ

憧「まさか晴絵に先をこされるなんてね――お幸せに!」パチパチパチ

望「幸せになんなよ! 晴絵ー!」パチパチパチ

咏「なんでそうなってんのかわっかんねーけど幸せになー」パチパチパチ

良子「コングラッチュレーション」パチパチパチ

はやり「クソがっ☆……不幸になったら許さないぞ☆」パチパチパチ

大沼「……」パチパチパチ

トシ「私がいえることは1つ――幸せにおなり」パチパチパチ

 ワーワー
        キャーオメデトー

晴絵「ありがとなーみんなー!」

健夜「幸せに、幸せになるからぁ! 絶対にぃ!」ポロポロ




















恒子「」

 ――結婚式会場の物陰

灼「……おめでとう、はるちゃん」パチパチパチ

呪い「消えるわ」

灼「うん」

 シュゥゥゥゥゥ

灼「――呪いも消えたことだし――」















灼「さて、寝取るとしましょうか」

 どうなる>>268

健夜が火山で死ぬ

すこやんは結婚して究極生物になったから……

いかァんッ! ああ大変なことに! 絶対にまずい!
究極の生命とはあらゆる雀士の全ての能力を身に付け、全ての生命を兼ねる!
そしてあの! 美しい! なんという輝き!今まで見た何よりも美しい。あのモテなさをついに克服したぞ!
や…やつは無敵になった!弱点はもうヤツにはない!アラサーもヤツには効かないッ!不老不死!不死身!
誰も倒せない!“究極の生命体”(アルティメット・シング)すこやんの誕生だッーっ!!

穏乃「先生! 新婚旅行はどこに行くんですか!?」

晴絵「ああ、アメリカだよ」

宥「アメリカかー」

玄「アメリカのどこですか?」

健夜「うん、アメリカの」










健夜「セント・へレンズ火山でも見に行こうかなって」

灼「へぇー、火山を見に行くんですかー」(棒読み)

 ――セント・へレンズ火山

健夜「セント・へレンズ火山に着いたよ!」

晴絵「やったねすこやん!」

晴絵「にしても、これがセント・へレンズ火山かー」

健夜「さすがにこれに落ちたら私も死んじゃうね」

晴絵「おいおい、縁起でもないこというなよ? そんな悪い口は――塞いじゃうぞ」チュ

健夜「ずっと塞いでて///」チュッチュ

ガイド「ハルエサーン。デンワカカテルヨー」

晴絵「ん? 電話? ちょっといってくるよ」

健夜「うん、待ってる」

健夜「セント・へレンズ火山……雄大だなぁ」

健夜「キン肉マンのアトランティスが使ってたから、一度は行ってみたかったんだよねぇ」

健夜「けど、1人で来てたら絶対に楽しくなかっただろうなぁー」

健夜「こんなに楽しいのは、やっぱり――晴絵さんと一緒になって、これたからだろうなぁー」

健夜「ああ、いいのかなぁ――こんなに、とってもとっても――」





健夜「幸せで……」

灼「いいわけ無いよ」




    ドン



健夜「――え?」

 ――浮遊感というのは、空も飛べない人間にはなれないものだ。

 体中の臓器が浮き上がるかのような錯覚、不思議な感覚は実に筆舌にしがたい。



健夜「――――ぁ」



 それを感じながら、彼女は最後に何を思い、最後に何を見たのだろう。

 火山の中へと墜落する彼女。 それを眺める少女。


灼「――――」


 一切の穢れのない、純粋無垢の子供のような笑顔で見送る少女は、何を思ったのだろう――。

晴絵「もう、イタズラ電話なんて誰がかけたんだよ!」プンスカ

晴絵「すこやー? どこいったのー? 電話終わったよー! イタズラ電話だったよー」アハハ

晴絵「健夜……? あれー、おかしいな……」

晴絵「すこやー?」

晴絵「おーい? どこにいるんだよー」












晴絵「私の大切な、お嫁さーん」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
灼「ここにいるよー、はるちゃん」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

健夜「WRYYYYYYYYYYYY!!!」グルンッッ

その瞬間ッ!!! 健夜の身体は羽根を作り出し、大きく羽ばたいたッッ!!!
自分に向けられた"殺意"という波紋、その気配を感じ取った本能のなせるわざだったッッ!!

灼「な、なにぃぃぃ~~~!!」グラッ

そしてそのまま、本能の命ずるままに自らの敵の背中を押したッ!!

玄「……」ペラ

灼「どうだった? この漫画」

灼「今回はネットで“あんか”っていうのを参考に書いてみたんだー」

灼「またもやはるちゃんとのラブラブなラブストーリーでちょっと恥ずかしいな////」

玄「……」ニコ









玄「もうこのオチ飽きたよ……」ポロポロ



カン!

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